JPH0715421A - 通信網内の時計同期装置 - Google Patents

通信網内の時計同期装置

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Publication number
JPH0715421A
JPH0715421A JP5180833A JP18083393A JPH0715421A JP H0715421 A JPH0715421 A JP H0715421A JP 5180833 A JP5180833 A JP 5180833A JP 18083393 A JP18083393 A JP 18083393A JP H0715421 A JPH0715421 A JP H0715421A
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JP
Japan
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time
clock
clock synchronization
start signal
communication network
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Application number
JP5180833A
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English (en)
Inventor
Takeshi Inoue
毅 井上
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Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 時計を内臓した装置へ同期信号が送信される
際に要した伝送制御待ち時間により同期する時刻を補正
して、精度を向上する。 【構成】 時刻管理装置11のCPU1がマスタ時計2
から現在時刻T0を読み取り、通信制御装置3に対して
現在時刻T0を含む時計同期開始信号S1を端末装置1
2へ送信することを要求する。同時に、仮時計14は経
過時間t1の計測を開始する。伝送制御処理待ちをした
後に時計同期開始信号S1の送信が可能な状態になると
仮時計14の計測を停止する。次に、時刻算出手段15
により、時計6を更新するための時刻T1を算出して時
計同期開始信号S1として端末装置12へ送信する。端
末装置12は通信制御装置5が時計同期開始信号S1を
受信すると、時刻更新手段7により時計6の時刻を時刻
1に更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信網内の装置(例え
ば端末装置、ホスト計算機等)に内蔵されている時計を
同期させる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通信網に接続されている装置を被
管理装置として装置の内蔵時計を通信網を介して同期さ
せようとする場合、時刻管理装置から対象の被管理装置
へ同期のための時間情報を送信し、その際の伝送時間を
無視しそのままの時間情報を用いて被管理装置の内蔵時
計を補正する方法と、同様にして時刻管理装置から対象
の被管理装置へ同期のための時間情報を送信し、被管理
装置が時間情報を受け取ると予め見込んでおいた伝送時
間を送信された時刻に加算して内蔵時計を更新する方法
とがある。さらに、別な方法として、被管理装置間に高
精度の同期が要求される場合は、通信網を用いて時刻合
わせをすることなく各被管理装置に高精度の時計を備え
ておくこともある。
【0003】一般に、通信網を使用して被管理装置の時
刻を同期させる場合は、時間情報の伝送の際に、伝送路
による遅延、伝送制御のための処理待ち時間(他の端末
装置との信号送信権の調停による待ち時間や信号送信動
作の開始から終了までの遅延時間)、被管理装置内部の
処理待ち時間等の時間遅れが発生する。そのため、送信
側から送った時間情報が受信側に伝達された時点で、時
間情報に既に遅れが生じていることになる。つまり、時
間情報に限らず、通信網を介した情報の送り手と受け手
の間では、本来同時性が確保されることはない。
【0004】この時間遅れ要因のうち伝送路による遅延
は、中間に中継装置が設置されない限り、線路長、接続
被管理装置数、伝送方式により一義的に求めることがで
きる。また、被管理装置内の処理待ち時間は、予め時刻
同期のための優先度を高く設定しておくことにより、無
視できる範囲内に抑えることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、伝送制御の
ための処理時間は、時刻同期を行う処理装置からの送信
要求が他の被管理装置からの送信要求との衝突を回避し
て送信権を獲得するまでにかかる待ち時間であるため、
変動の幅が大きく、実用上十分な精度で時計を同期する
ことができないという問題があった。本発明は上記問題
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、伝送制御のための処理待ち時間に変動があって
も正確に被管理装置の同期をとることができる通信網内
の時計同期装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、マスタ時計および通信制御装置を有
して通信網に接続される時刻管理装置と、起動指令に基
づき通信制御装置に対して被管理装置への時計同期開始
信号の送信を要求する手段と、時計同期開始信号の送信
が要求されたタイミングでマスタ時計の現在時刻を読み
取り時刻管理装置内に記憶する手段と、時計同期開始信
号の送信が要求されてから送信が開始されるまでの経過
時間を計測する手段と、時計同期開始信号の送信が可能
となった時点で記憶されているマスタ時計の現在時刻値
をその時点までの経過時間に基づき修正しその修正値を
含む時計同期開始信号を作成して通信制御装置から通信
網を介し被管理装置へ送信する手段と、被管理装置に受
信された時計同期開始信号に含まれるマスタ時計の現在
時刻値により被管理装置の内蔵時計の時刻を更新する手
段とを備えたことを特徴とする。
【0007】第2の発明は、マスタ時計および通信制御
装置を有して通信網に接続される時刻管理装置と、起動
指令に基づき通信制御装置に対して被管理装置への時計
同期開始信号の送信を要求する手段と、時計同期開始信
号の送信が要求されたタイミングでマスタ時計の現在時
刻を読み取り時刻管理装置内に記憶する手段と、時計同
期開始信号の送信が要求されてから送信が開始されるま
での経過時間を計測する手段と、時計同期開始信号の送
信が可能となった時点でそれまでの経過時間および記憶
されているマスタ時計の現在時刻値を含む時計同期開始
信号を作成して通信制御装置から通信網を介して被管理
装置へ送信する手段と、被管理装置に受信された時計同
期開始信号に含まれるマスタ時計の現在時刻値を受信し
た経過時間に基づき修正するとともに、修正された現在
時刻値により被管理装置の内蔵時計の時刻を更新する手
段とを備えたことを特徴とする。
【0008】第3の発明は、マスタ時計および通信制御
装置を有して通信網に接続される時刻管理装置と、起動
指令に基づき通信制御装置に対して被管理装置への時計
同期開始信号の送信を要求する手段と、時計同期開始信
号が送信されたタイミングでマスタ時計の現在時刻を読
み取り時刻管理装置内に記憶する手段と、時計同期開始
信号が送信された後に時刻管理装置内に記憶されている
マスタ時計の現在時刻値を含む時計同期信号を作成し通
信制御装置から通信網を介して被管理装置へ送信する手
段と、被管理装置に時計同期開始信号が受信されてから
次に時計同期信号が受信されるまでの経過時間を計測す
る手段と、時計同期信号が被管理装置に受信されると、
その中に含まれるマスタ時計の現在時刻値をその時点ま
での経過時間に基づき修正するとともに修正された現在
時刻値により被管理装置の内蔵時計の時刻を更新する手
段とを備えたことを特徴とする。
【0009】第4の発明は、マスタ時計および通信制御
装置を有して通信網に接続される時刻管理装置と、起動
指令に基づき通信制御装置に対して被管理装置への時計
同期開始信号の送信を要求する手段と、時計同期開始信
号の送信が要求されたタイミングでマスタ時計の現在時
刻を読み取り時刻管理装置内に記憶する手段と、時計同
期開始信号の送信を要求してから送信が可能になるまで
の経過時間を計測する手段と、時計同期開始信号の送信
が可能になった時点で時刻管理装置内に記憶されている
マスタ時計の現在時刻値を時刻管理装置内の経過時間計
測手段の計測時間に基づき修正してその値を含む時計同
期開始信号を作成し通信制御装置から通信網を介して被
管理装置へ送信する手段と、時計同期開始信号の送信後
に時計同期信号を作成して通信制御装置から通信網を介
して被管理装置へ送信する手段と、被管理装置に時計同
期開始信号が受信されてから次に時計同期信号が受信さ
れるまでの経過時間を計測する手段と、被管理装置に時
計同期信号が受信されると、時計同期開始信号に含まれ
るマスタ時計の現在時刻値をその時点までの被管理装置
内の経過時間に基づき修正するとともに修正された現在
時刻値により被管理装置の内蔵時計の時刻を更新する手
段とを備えたことを特徴とする。
【0010】第5の発明は、マスタ時計および通信制御
装置を有して通信網に接続される時刻管理装置と、起動
指令に基づき通信制御装置に対して被管理装置への時計
同期開始信号の送信を要求する手段と、時計同期開始信
号の送信が要求されたタイミングでマスタ時計の現在時
刻を読み取り時刻管理装置内に記憶する手段と、時計同
期開始信号の送信を要求してから送信が開始されて終了
するまでの経過時間を計測する手段と、時計同期開始信
号の送信が終了した後に時刻管理装置内に記憶されてい
るマスタ時計の現在時刻値を時刻管理装置内の経過時間
計測手段の計測時間に基づき修正してその値を含む時計
同期信号を作成し通信制御装置から通信網を介して被管
理装置へ送信する手段と、被管理装置に時計同期開始信
号が受信されてから次に時計同期信号が受信されるまで
の経過時間を計測する手段と、被管理装置に時計同期信
号が受信されると、時計同期信号に含まれるマスタ時計
の現在時刻値をその時点までの被管理装置内の経過時間
に基づき修正するとともに修正された現在時刻値により
被管理装置の内蔵時計の時刻を更新する手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0011】第6の発明は、第3の発明または第4の発
明または第5の発明において、時計同期開始信号が被管
理装置に受信された後に被管理装置内の経過時間計測手
段が動作したか否かを判別し、動作した場合に時刻管理
装置に対して通信網を介し応答信号を送信する手段と、
応答信号が時刻管理装置に受信された後に時計同期信号
を通信制御装置から通信網を介して被管理装置へ送信す
る手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】第7の発明は、第3の発明から第6の発明
のいずれかにおいて、被管理装置内の経過時間計測手段
の計測時間を監視し、計測時間が所定値を越えた場合に
被管理装置内の同期のための動作を停止する手段と、被
管理装置内の同期のための動作が停止した場合に被管理
装置から通信網を介して時刻管理装置へ再起動を要求す
る信号を送信する手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】第8の発明は、第1の発明から第7の発明
のいずれかにおいて、被管理装置内における内蔵時計の
更新を監視し、更新が正常に行われたか否かを判別する
手段と、判別結果を被管理装置から通信網を介して時刻
管理装置へ送信する手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】第9の発明は、第1の発明から第8の発明
のいずれかにおいて、時刻管理装置に同報通知機能を備
えことを特徴とする。
【0015】第10の発明は、第1の発明から第9の発
明のいずれかにおいて、時刻管理装置から被管理装置に
対しての同期動作を一定周期で起動させる手段を備えた
ことを特徴とする
【0016】
【作用】第1の発明においては、マスタ時計および通信
制御装置を有する時刻管理装置が通信網に接続される。
起動指令に基づき通信制御装置に対して被管理装置への
時計同期開始信号の送信が要求されると、時計同期開始
信号の送信が要求されたタイミングでマスタ時計の現在
時刻が読み取られて時刻管理装置内に記憶される。
【0017】時計同期開始信号の送信が要求されてから
送信が開始されるまでの経過時間が計測され、通信制御
装置からの時計同期開始信号の送信が可能となった時点
で記憶されているマスタ時計の現在時刻値がその時点ま
での経過時間に基づき修正されて時計同期開始信号が作
成され、さらに通信網を介して時刻管理装置から被管理
装置へ送信されて時計同期開始信号に含まれるマスタ時
計の現在時刻値により被管理装置の内蔵時計の時刻が更
新される。
【0018】第2の発明においては、マスタ時計および
通信制御装置を有する時刻管理装置が通信網に接続され
る。起動指令に基づき通信制御装置に対して被管理装置
への時計同期開始信号の送信が要求されると、時計同期
開始信号の送信が要求されたタイミングでマスタ時計の
現在時刻が読み取られて時刻管理装置内に記憶される。
【0019】時計同期開始信号の送信が要求されてから
送信が開始されるまでの経過時間が計測され、通信制御
装置からの時計同期開始信号の送信が可能になると、そ
の時点までの経過時間および記憶されているマスタ時計
の現在時刻値が時計同期開始信号として通信網を介して
通信制御装置から被管理装置へ送信される。被管理装置
に送られた時計同期開始信号に含まれるマスタ時計の現
在時刻値が受信された経過時間に基づき修正され、修正
された現在時刻値により被管理装置の内蔵時計の時刻が
更新される。
【0020】第3の発明においては、マスタ時計および
通信制御装置を有する時刻管理装置が通信網に接続され
る。起動指令に基づき通信制御装置に対して被管理装置
への時計同期開始信号の送信が要求されると、時計同期
開始信号が送信されたタイミングでマスタ時計の現在時
刻が読み取られて時刻管理装置内に記憶される。
【0021】時計同期開始信号が送信された後に時刻管
理装置内に記憶されているマスタ時計の現在時刻を含む
時計同期信号が作成されて通信制御装置から通信網を介
し被管理装置へ送信される。一方、被管理装置では時計
同期開始信号が受信されてから次に時計同期信号が受信
されるまでの経過時間が計測され、時計同期信号が被管
理装置に受信されると、その中に含まれるマスタ時計の
現在時刻値がその時点までの経過時間に基づき修正され
るとともに、修正された現在時刻値により被管理装置の
内蔵時計の時刻が更新される。
【0022】第4の発明においては、マスタ時計および
通信制御装置を有する時刻管理装置が通信網に接続され
る。起動指令に基づき通信制御装置に対して被管理装置
への時計同期開始信号の送信が要求されると、時計同期
開始信号が要求されたタイミングでマスタ時計の現在時
刻が読み取られて時刻管理装置内に記憶される。時計同
期開始信号の送信が要求されてから送信が可能になるま
での経過時間が計測される。
【0023】時計同期開始信号の送信が可能になった時
点で時刻管理装置内に記憶されているマスタ時計の現在
時刻値が時刻管理装置内の経過時間計測手段の計測時間
に基づき修正されてその値を含む時計同期開始信号が作
成され、通信制御装置から通信網を介して被管理装置へ
送信される。時計同期開始信号の送信後に時計同期信号
が作成されて通信制御装置から通信網を介して被管理装
置へ送信される。一方、被管理装置では時計同期開始信
号が受信されてから次に時計同期信号が受信されるまで
の経過時間が計測される。被管理装置に時計同期信号が
受信されると、時計同期開始信号に含まれるマスタ時計
の現在時刻値がその時点までの被管理装置内の経過時間
に基づき修正され、修正された現在時刻値により被管理
装置の内蔵時計の時刻が更新される。
【0024】第5の発明においては、マスタ時計および
通信制御装置を有する時刻管理装置が通信網に接続され
る。起動指令に基づき通信制御装置に対して被管理装置
への時計同期開始信号の送信が要求されると、時計同期
開始信号の送信が要求されたタイミングでマスタ時計の
現在時刻が読み取られて時刻管理装置内に記憶される。
時計同期開始信号の送信が要求されてから送信が開始さ
れて終了するまでの経過時間が計測される。
【0025】時計同期開始信号の送信が終了した後に時
刻管理装置内に記憶されているマスタ時計の現在時刻が
時刻管理装置内の経過時間計測手段の計測時間に基づき
修正されその値を含む時計同期信号が作成されて通信制
御装置から通信網を介して被管理装置へ送信される。一
方、被管理装置では時計同期開始信号が受信されてから
次に時計同期信号が受信されるまでの経過時間が計測さ
れる。被管理装置に時計同期信号が受信されると、時計
同期信号に含まれるマスタ時計の現在時刻値がその時点
までの被管理装置内の経過時間に基づき修正され、修正
された現在時刻により被管理装置の内蔵時計の時刻が更
新される。
【0026】第6の発明においては、時計同期開始信号
が端末装置に受信された後に被管理装置内の経過時間計
測手段が動作したか否かが判別され、動作が確認される
と時刻管理装置に対して通信網を介し応答信号が送信さ
れる。応答信号が時刻管理装置に受信された後に時計同
期信号が通信制御装置から通信網を介し被管理装置へ送
信される。
【0027】第7の発明においては、被管理装置内の経
過時間計測手段の計測時間が監視され、計測時間が所定
値を越えた場合に被管理装置内の同期のための動作が停
止されるとともに、被管理装置から通信網を介して時刻
管理装置へ再起動を要求する信号が送信されて再起動さ
れる。
【0028】第8の発明においては、被管理装置内にお
ける内蔵時計の更新が監視されて更新が正常に行われた
か否かが判別されるとともに、その判別結果が被管理装
置から通信網を介して時刻管理装置へ送信される。それ
により、信号の送信に異常があれば再起動することが可
能になる。
【0029】第9の発明においては、時刻管理装置に同
報通知機能が備えられたことにより、一度の操作で複数
の被管理装置が一斉に同期される。
【0030】第10の発明においては、時刻管理装置か
ら被管理装置に対しての同期動作が一定周期で実行され
る。
【0031】
【実施例】以下、図に沿って本発明の実施例を説明す
る。なお、以下の実施例では端末装置内の時計の同期を
とる場合について説明する。図1は第1の発明に係る実
施例のブロック図である。図において、11は時刻管理
装置であり、通信網であるネットワーク回線4を介し
て、端末装置12,13に接続されている。時刻管理装
置11は、CPU1、マスタ時計2、通信制御装置3、
仮時計14、時刻算出手段15、記憶手段16により構
成されている。
【0032】通信制御装置3は、通信網内の他の端末装
置との回線使用権の調停および任意の端末装置との信号
の送受信を制御する。経過時間計測手段であるところの
仮時計14は、CPU1が通信制御装置3に信号の送信
を要求してから送信が開始されるまでの時間を計測す
る。記憶手段16には、予め時刻管理装置11と端末装
置12,13との間の伝送時間が格納されている。端末
装置12,13は、それぞれ通信制御装置5、時計6、
時刻更新手段7により構成されている。通信制御装置5
は、通信網内の他の装置との回線使用権の調停および任
意の装置との信号の送受信を制御する。
【0033】時刻管理装置11内のマスタ時計2は、端
末装置12,13内の時計6の親時計であるとともに、
各時計2,6は予め定められた範囲内で互いに同期して
いることが必要である。また、時刻管理装置11内また
は端末装置12,13内における信号の処理および伝送
にともなう遅延は、無視できる程度に短縮できるもの
の、ネットワーク回線4を介して他の装置に信号を伝送
する場合は、一定の遅延時間tnが発生する。
【0034】さらに、ネットワーク回線4上には複数の
装置が一度に信号を送出することができないため、送信
をしようとした通信制御装置はネットワーク回線4へ信
号を送出する権利を獲得するまで送信を待たなければな
らない。このように通信制御装置が信号送信の要求を受
け取ってから実際に信号をネットワーク回線4へ送信す
るまでには処理待ち時間を必要とし、その時間もネット
ワーク回線4の状況により大きく変動する。
【0035】図2は、第1の発明の実施例の動作を示す
シーケンス図である。以下、図2に基づき図1を参照し
ながら、実施例の動作を説明する。起動指令が入力され
たことにより、時刻管理装置11のCPU1がマスタ時
計2から現在時刻T0を読み取り、通信制御装置3に対
して現在時刻T0を含む時計同期開始信号S1をネット
ワーク回線4を介して端末装置12へ送信することを要
求する。同時に、仮時計14は経過時間t1の計測を開
始する。ここで伝送制御処理待ちをした後に時計同期開
始信号S1の送信が可能な状態になると仮時計14の計
測を停止する。
【0036】次いで、時刻算出手段15により、時計6
を更新するための時刻T1を次式により算出し、得られ
た時刻T1を含む時計同期開始信号S1を端末装置12
へ送信する。 T1=T0+t1+tn・・・・・・・(1) なお、式中のtnは、予め記憶手段16に格納されてい
る、時刻管理装置11と端末装置12との間の伝送遅延
時間である。端末装置12は通信制御装置5が時計同期
開始信号S1を受信すると、時刻更新手段7により時計
6の時刻を時刻T1に更新する。
【0037】同じく、端末装置13に内蔵されている時
計6についても同様な手順で時刻を更新することで、ネ
ットワーク回線4に接続されている全ての端末装置に内
蔵されている時計6がマスタ時計2に同期することにな
る。このように、この実施例では、時計同期開始信号S
1の送信を要求してから伝送制御処理待ちをして実際に
送信が開始されるまでの時間に変動があっても、その経
過時間に応じてマスタ時計2の現在時間が補正されるた
め、端末装置12,13内の時計を常に一定の精度で同
期させることが可能になる。
【0038】次に、第2の発明の実施例について説明す
る。第2の発明の実施例は、図1における時刻管理装置
11内の時刻算出手段15を端末装置12,13内に移
設し、図2に示した実施例における更新時刻T1の算出
を、端末装置12,13側で行うようにしたものであ
る。つまり、時刻管理装置11から端末装置12,13
へは、マスタ時計2の現在時刻T0、仮時計14の経過
時間t1、伝送遅延時間tnがそれぞれ単独で送られる。
それにより、時刻管理装置11は更新時刻T1を算出す
る処理がなくなって、第1の発明の実施例にくらべ全体
の同期処理時間がその分、短縮される。
【0039】図3は第3の発明に係る実施例のブロック
図である。図において、21は時刻管理装置であり、通
信網であるネットワーク回線4を介して、端末装置2
2,23に接続されている。時刻管理装置21は、CP
U1、マスタ時計2、通信制御装置3により構成されて
いる。端末装置22,23は、それぞれ通信制御装置
5、時計6、時刻更新手段7、仮時計24、時刻算出手
段25、記憶手段26により構成されている。
【0040】経過時間計測手段であるところの仮時計2
4は、時刻管理装置21の通信制御装置3から通信制御
装置5へ信号が送信される際に通信制御装置5が受信を
開始してから終了するまでの時間を計測する。時刻算出
手段25は、仮時計24の計測時間と時刻管理装置21
から送られたマスタ時計2の現在時刻の値とから時計6
の更新時刻を算出する。記憶手段26には、予め時刻管
理装置21との間の伝送時間が格納されている。
【0041】図4は、第3の発明の実施例の動作を示す
シーケンス図である。以下、図4に基づき図3を参照し
ながら、実施例の動作を説明する。起動指令が入力され
たことにより、時刻管理装置21のCPU1が通信制御
装置3に対し時計同期開始信号S2の送信を要求する。
通信制御装置3は伝送制御処理待ちをした後に送信可能
な状態になると、CPU1にその旨の送信通知を行うと
ともに、時計同期開始信号S2をネットワーク回線4を
介して端末装置22の通信制御装置5へ送信する。CP
U1は送信通知を受け取ると、マスタ時計2から現在時
刻T0を読み取る。
【0042】端末装置22は、通信制御装置5が時計同
期開始信号S2を受信すると、仮時計24を起動させて
経過時間t1の計測を開始し、次いで、応答信号S4を
通信制御装置3へ送信する。応答信号S4を受信した通
信制御装置3は、受信通知をCPU1へ送る。次いでC
PU1は、通信制御装置3へ時計同期信号S3の送信を
要求する。それにより、通信制御装置3は伝送制御処理
待ちをした後に端末装置22の通信制御装置5へマスタ
時計2の現在時刻T0を含む時計同期信号S3を送信す
る。
【0043】通信制御装置5が時計同期信号S3を受信
すると、仮時計24の計測が停止され、計測された経過
時間t1を用いて、時刻算出手段25が時計6を更新す
るための時刻T1を(1)式により算出する。次いで、
算出された時刻T1を用いて、時刻更新手段7が時計6
を更新する。なお、この場合、(1)式中のtnは、予
め記憶手段26に格納されている時刻管理装置21と端
末装置22との間の伝送遅延時間である。
【0044】同じく、端末装置23に内蔵されている時
計6についても同様な手順で時刻が更新される。それに
より、ネットワーク回線4に接続されている全ての端末
装置に内蔵されている時計6がマスタ時計2に同期する
ことになる。この実施例では、CPU1が送信を要求し
てから伝送制御処理待ちをして実際に信号が回線4に全
て送出され終わるまでの待ち時間についても、伝送制御
処理待ち時間として補正される。そのため、信号の送信
開始から終了までの待ち時間が一定しない通信網におい
ても一定の精度で端末装置の内蔵時計の同期をとること
ができる。
【0045】図5は第4の発明に係る実施例のブロック
図である。図において、31は時刻管理装置であり、通
信網であるネットワーク回線4を介して、端末装置3
2,33に接続されている。時刻管理装置31は、CP
U1、マスタ時計2、通信制御装置3、仮時計34によ
り構成されている。経過時間計測手段であるところの仮
時計34は、CPU1が通信制御装置3に信号の送信を
要求してから送信が開始されるまでの時間を計測する。
【0046】端末装置32,33は、それぞれ通信制御
装置5、時計6、時刻更新手段7、仮時計35、時刻算
出手段36、記憶手段37により構成されている。経過
時間計測手段であるところの仮時計35は、時刻管理装
置31の通信制御装置3から通信制御装置5へ信号を送
信する際に通信制御装置5が受信を開始してから終了す
るまでの時間を計測する。
【0047】時刻算出手段36は、時刻管理装置31か
ら送られたマスタ時計2の現在時刻および仮時計34の
計測時間と、仮時計35の計測時間とから時計6の更新
時刻を算出する。記憶手段37には、予め時刻管理装置
31との間の伝送時間が格納されている。
【0048】図6は、第4の発明の実施例の動作を示す
シーケンス図である。以下、図6に基づき図5を参照し
ながら、実施例の動作を説明する。起動指令が入力され
たことにより、時刻管理装置31のCPU1がマスタ時
計2から現在時刻T0を読み取り、通信制御装置3に対
して現在時刻T0を含む時計同期開始信号S5を端末装
置32の通信制御装置5へ送信することを要求する。同
時に、仮時計34が経過時間t1の計測を開始し、送信
可能な状態になると仮時計34の計測を停止する。次い
で、伝送制御処理待ちをした後に通信制御装置3から通
信制御装置5へ時計同期開始信号S5が送信される。
【0049】端末装置32は、通信制御装置5が時計同
期開始信号S5を受信すると、仮時計35を起動させて
経過時間t2の計測を開始し、次いで、応答信号S7を
通信制御装置3へ送信する。応答信号S7を受信した通
信制御装置3は、受信通知をCPU1へ送る。次いでC
PU1は、通信制御装置3へ時計同期信号S6の送信を
要求する。通信制御装置3は伝送制御処理待ちの後に端
末装置32の通信制御装置5へ現在時刻T0および経過
時間t1を含む時計同期信号S6を送信する。
【0050】通信制御装置5が時計同期信号S6を受信
すると、仮時計35の計測が停止されて経過時間t2
得られる。次いで、時刻算出手段36が時計6を更新す
るための時刻T1を次式により算出する。 T1=T0+t1+tn+t2・・(2) なお、式中のtnは、予め記憶手段37に格納されてい
る時刻管理装置31と端末装置32との間の伝送遅延時
間である。
【0051】次いで、算出された時刻T1を用いて、時
刻更新手段7が時計6を更新する。同じく、端末装置3
3に内蔵されている時計6についても同様な手順で時刻
が更新される。それにより、ネットワーク回線4に接続
されている全ての端末装置に内蔵されている時計6がマ
スタ時計2に同期することになる。この実施例では、C
PU1が送信を要求してから伝送制御処理待ちをして実
際に信号が回線4に全て送出されるまでの待ち時間につ
いても、伝送制御処理待ち時間として補正される。その
ため、信号の送信開始から終了までの待ち時間が一定し
ない通信網においても一定の精度で端末装置の内蔵時計
の同期をとることができる。
【0052】次に、第5の発明の実施例について説明す
る。第5の発明の実施例は、図5に示されたブロック図
と同一に構成されており、異なる点は図6における仮時
計34の停止タイミングである。すなわち、この実施例
では通信制御装置3から通信制御装置5へ時計同期開始
信号S5の送信を要求するとともに、仮時計34が経過
時間t1の計測を開始し、時計同期開始信号S5の送信
が開始されさらに送信が終了した時点で仮時計34の計
測を停止するようにしたものである。この実施例の場合
は、第4の発明の実施例に比較し、時計同期開始信号S
5が送信されている間に経過した時間についても補正さ
れるため、より高精度の同期が可能になる。
【0053】次に、第6の発明の実施例について説明す
る。第6の発明は、第3、第4および第5の発明の実施
例において、時計同期開始信号S2,S5が端末装置2
2,32内の通信制御装置5に受信されると、仮時計2
4,35の計測が開始される。この仮時計24,35の
起動を確認してから応答信号S4,S7を端末装置2
2,32から通信制御装置3へ送信するようにしたもの
である。それにより、時刻管理装置21,31は端末装
置22,32内の動作が正常であることを確認してか
ら、次の時計同期信号S3,S6を送信することができ
る。その結果、端末装置の誤動作を防止して信頼性を向
上することができる。
【0054】次に、第7の発明の実施例について説明す
る。第7の発明は、第3、第4および第5の発明の実施
例において、端末装置22,32内の仮時計24,35
の計測が開始されると、その計測値を監視し、計測値が
所定の値を越えた場合に、仮時計24,35の計測を停
止し、端末装置22,32から時刻管理装置21,31
に対して再起動を要求する信号を送信して、再起動する
ようにしたものである。この場合も端末装置の誤動作を
防止して信頼性を向上することができる。
【0055】次に、第8の発明の実施例について説明す
る。第8の発明は、第1から第5の発明の実施例におい
て、端末装置12,22,32内の更新動作ごとに時計
6の更新結果を監視し時刻管理装置11,21,31へ
送信するようにしたものである。それにより、時刻管理
装置11,21,31は実行した同期動作に関し、端末
装置11,22,32の状況を把握できるようになり、
さらに信頼性が向上する。
【0056】次に、第9の発明の実施例について説明す
る。第9の発明は、第1から第5の発明の実施例におい
て、時刻管理装置11,21,31に同報通知機能を備
え、複数の端末装置12,13,22,23,32,3
3に対して一度の操作で同期することを可能にしたもの
である。それにより、操作時間が短縮され、省力化が可
能になる。
【0057】次に、第10の発明の実施例について説明
する。第10の発明は、第1から第5の発明の実施例に
おいて、時刻管理装置11,21,31の同期動作を、
予め定めた周期で繰り返して行うようにしたものであ
る。そのため、動作の周期を短くする程、端末装置の時
計を高精度に同期することが可能になり、端末装置の時
計6として、誤差の大きい安価な時計やソフトウェアに
よる時計を使用することが可能となり、装置の低コスト
化が可能になる。
【0058】これらの各実施例を、中継装置を介して複
数の通信網が接続される大規模なネットワークシステム
に適用することも可能である。それには先ず、中継装置
が有する時計を同期し、さらにその時計を次の通信網の
マスタ時計として順次時計の同期動作を行うことによ
り、ネットワークに接続されている全ての端末装置の内
蔵時計が同期される。なお、各実施例における端末装置
には図示されてないが、端末装置固有の機能を実現する
ためにデータ入出力装置やデータ処理装置が備えられて
いる。
【0059】
【発明の効果】以上述べたように第1の発明によれば、
被管理装置への時計同期開始信号の送信を要求してから
送信が開始されるまでの経過時間を計測し、送信される
マスタ時計の現在時刻を経過時間により修正してから被
管理装置へ送信することにより、送信を要求してから送
信が開始されるまでの待ち時間の長短に関係なく被管理
装置の内蔵時計を正確に更新することができる。
【0060】第2の発明によれば、被管理装置への時計
同期開始信号の送信を要求してから送信が開始されるま
での経過時間を計測し、その計測時間をマスタ時計の現
在時刻とともに被管理装置へ送信し、被管理装置におい
てマスタ時計の現在時刻を経過時間により修正すること
により、送信を要求してから送信が開始されるまでの待
ち時間が長くなった場合でも被管理装置の内蔵時計をよ
り正確に更新することができる。
【0061】第3の発明によれば、時計同期開始信号が
被管理装置に受信されてから時計同期信号が受信される
までの経過時間を計測し、その計測時間により時計同期
信号として送信されてきたマスタ時計の現在時刻を修正
することにより、時計同期開始信号が被管理装置に受信
されてから時計同期信号が受信されるまでの待ち時間が
長くなった場合でも被管理装置の内蔵時計をより正確に
更新することができる。
【0062】第4の発明によれば、時刻管理装置内で時
計同期開始信号の送信が要求されてから送信が可能にな
るまでの経過時間と、被管理装置内で時計同期開始信号
が受信されてから時計同期信号が受信されるまでの経過
時間とをそれぞれ計測し、両計測時間を用いて送信され
てきたマスタ時計の現在時刻を修正することにより、時
計同期開始信号の送信を要求してから時計同期信号が被
管理装置に受信されるまでの経過時間が長くなった場合
でも被管理装置の内蔵時計をより正確に更新することが
できる。
【0063】第5の発明によれば、時刻管理装置内で時
計同期開始信号の送信が要求されてから送信が開始され
て終了するまでの経過時間と、被管理装置内で時計同期
開始信号が受信されてから時計同期信号が受信されるま
での経過時間とをそれぞれ計測し、両計測時間を用いて
送信されてきたマスタ時計の現在時刻を修正することに
より、時計同期開始信号の送信を要求してから時計同期
信号が被管理装置に受信されるまでの経過時間が長くな
った場合でも被管理装置の内蔵時計をより正確に更新す
ることができる。
【0064】第6の発明によれば、時計同期開始信号が
被管理装置に受信された後に被管理装置内の経過時間計
測手段が動作したことを確認してから時刻管理装置から
被管理装置に時計同期信号を送信することにより、誤っ
た信号による動作が防止され、信頼性が向上する。
【0065】第7の発明によれば、端末装置内の経過時
間計測手段の計測時間が所定値を越えた場合に被管理装
置内の同期のための動作を停止するとともに、被管理装
置から時刻管理装置へ再起動を要求する信号が送信され
て再起動することにより、被管理装置が誤って他の不正
な信号を受信して誤動作することが防止され、信頼性が
向上する。
【0066】第8の発明によれば、被管理装置内におけ
る内蔵時計の更新を監視し更新が正常に行われたか否か
を判別するとともに、その判別結果情報を被管理装置か
ら時刻管理装置へ送信することにより、異常の場合は再
起動することを可能として信頼性が向上する。
【0067】第9の発明によれば、時刻管理装置に同報
通知機能を有することにより、複数の被管理装置を一度
の操作で一斉に同期することが可能となり、操作性が向
上する。
【0068】第10の発明によれば、時刻管理装置から
被管理装置に対しての同期動作が一定周期で実行される
ことにより、周期を短くする程、被管理装置の時計を高
精度に同期することが可能になる。それにより、端末装
置の時計6に誤差の大きい安価な時計やソフトウェアに
よる時計を使用することが可能となり、装置の低コスト
化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明に係る実施例のブロック図である。
【図2】第1の発明の実施例の動作を示すシーケンス図
である。
【図3】第3の発明に係る実施例のブロック図である。
【図4】第3の発明の実施例の動作を示すシーケンス図
である。
【図5】第4の発明に係る実施例のブロック図である。
【図6】第4の発明の実施例の動作を示すシーケンス図
である。
【符号の説明】
1 CPU 2 マスタ時計 3 通信制御装置 4 ネットワーク回線 5 通信制御装置 6 時計 7 時刻更新手段 11 時刻管理装置 12,13 端末装置 14 仮時計 15 時刻算出手段 16 記憶手段 21 時刻管理装置 22,23 端末装置 24 仮時計 25 時刻算出手段 26 記憶手段 31 時刻管理装置 32,33 端末装置 34,35 仮時計 36 時刻算出手段 37 記憶手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタ時計および通信制御装置を有して
    通信網に接続される時刻管理装置と、 起動指令に基づき通信制御装置に対して被管理装置への
    時計同期開始信号の送信を要求する手段と、 時計同期開始信号の送信が要求されたタイミングでマス
    タ時計の現在時刻を読み取り時刻管理装置内に記憶する
    手段と、 時計同期開始信号の送信が要求されてから送信が開始さ
    れるまでの経過時間を計測する手段と、 時計同期開始信号の送信が可能となった時点で記憶され
    ているマスタ時計の現在時刻値をその時点までの経過時
    間に基づき修正しその修正値を含む時計同期開始信号を
    作成して通信制御装置から通信網を介し被管理装置へ送
    信する手段と、 被管理装置に受信された時計同期開始信号に含まれるマ
    スタ時計の現在時刻値により被管理装置の内蔵時計の時
    刻を更新する手段と、 を備えたことを特徴とする通信網内の時計同期装置。
  2. 【請求項2】 マスタ時計および通信制御装置を有して
    通信網に接続される時刻管理装置と、 起動指令に基づき通信制御装置に対して被管理装置への
    時計同期開始信号の送信を要求する手段と、 時計同期開始信号の送信が要求されたタイミングでマス
    タ時計の現在時刻を読み取り時刻管理装置内に記憶する
    手段と、 時計同期開始信号の送信が要求されてから送信が開始さ
    れるまでの経過時間を計測する手段と、 時計同期開始信号の送信が可能となった時点でそれまで
    の経過時間および記憶されているマスタ時計の現在時刻
    値を含む時計同期開始信号を作成して通信制御装置から
    通信網を介して被管理装置へ送信する手段と、 被管理装置に受信された時計同期開始信号に含まれるマ
    スタ時計の現在時刻値を受信した経過時間に基づき修正
    するとともに、修正された現在時刻値により被管理装置
    の内蔵時計の時刻を更新する手段と、 を備えたことを特徴とする通信網内の時計同期装置。
  3. 【請求項3】 マスタ時計および通信制御装置を有して
    通信網に接続される時刻管理装置と、 起動指令に基づき通信制御装置に対して被管理装置への
    時計同期開始信号の送信を要求する手段と、 時計同期開始信号が送信されたタイミングでマスタ時計
    の現在時刻を読み取り時刻管理装置内に記憶する手段
    と、 時計同期開始信号が送信された後に時刻管理装置内に記
    憶されているマスタ時計の現在時刻値を含む時計同期信
    号を作成し通信制御装置から通信網を介して被管理装置
    へ送信する手段と、 被管理装置に時計同期開始信号が受信されてから次に時
    計同期信号が受信されるまでの経過時間を計測する手段
    と、 時計同期信号が被管理装置に受信されると、その中に含
    まれるマスタ時計の現在時刻値をその時点までの経過時
    間に基づき修正するとともに修正された現在時刻値によ
    り被管理装置の内蔵時計の時刻を更新する手段と、 を備えたことを特徴とする通信網内の時計同期装置。
  4. 【請求項4】 マスタ時計および通信制御装置を有して
    通信網に接続される時刻管理装置と、 起動指令に基づき通信制御装置に対して被管理装置への
    時計同期開始信号の送信を要求する手段と、 時計同期開始信号の送信が要求されたタイミングでマス
    タ時計の現在時刻を読み取り時刻管理装置内に記憶する
    手段と、 時計同期開始信号の送信を要求してから送信が可能にな
    るまでの経過時間を計測する手段と、 時計同期開始信号の送信が可能になった時点で時刻管理
    装置内に記憶されているマスタ時計の現在時刻値を時刻
    管理装置内の経過時間計測手段の計測時間に基づき修正
    してその値を含む時計同期開始信号を作成し通信制御装
    置から通信網を介して被管理装置へ送信する手段と、 時計同期開始信号の送信後に時計同期信号を作成して通
    信制御装置から通信網を介して被管理装置へ送信する手
    段と、 被管理装置に時計同期開始信号が受信されてから次に時
    計同期信号が受信されるまでの経過時間を計測する手段
    と、 被管理装置に時計同期信号が受信されると、時計同期開
    始信号に含まれるマスタ時計の現在時刻値をその時点ま
    での被管理装置内の経過時間に基づき修正するとともに
    修正された現在時刻値により被管理装置の内蔵時計の時
    刻を更新する手段と、 を備えたことを特徴とする通信網内の時計同期装置。
  5. 【請求項5】 マスタ時計および通信制御装置を有して
    通信網に接続される時刻管理装置と、 起動指令に基づき通信制御装置に対して被管理装置への
    時計同期開始信号の送信を要求する手段と、 時計同期開始信号の送信が要求されたタイミングでマス
    タ時計の現在時刻を読み取り時刻管理装置内に記憶する
    手段と、 時計同期開始信号の送信を要求してから送信が開始され
    て終了するまでの経過時間を計測する手段と、 時計同期開始信号の送信が終了した後に時刻管理装置内
    に記憶されているマスタ時計の現在時刻値を時刻管理装
    置内の経過時間計測手段の計測時間に基づき修正してそ
    の値を含む時計同期信号を作成し通信制御装置から通信
    網を介して被管理装置へ送信する手段と、 被管理装置に時計同期開始信号が受信されてから次に時
    計同期信号が受信されるまでの経過時間を計測する手段
    と、 被管理装置に時計同期信号が受信されると、時計同期信
    号に含まれるマスタ時計の現在時刻値をその時点までの
    被管理装置内の経過時間に基づき修正するとともに修正
    された現在時刻値により被管理装置の内蔵時計の時刻を
    更新する手段と、 を備えたことを特徴とする通信網内の時計同期装置。
  6. 【請求項6】 請求項3または請求項4または請求項5
    記載の通信網内の時計同期装置において、 時計同期開始信号が被管理装置に受信された後に被管理
    装置内の経過時間計測手段が動作したか否かを判別し、
    動作した場合に時刻管理装置に対して通信網を介し応答
    信号を送信する手段と、 応答信号が時刻管理装置に受信された後に時計同期信号
    を通信制御装置から通信網を介して被管理装置へ送信す
    る手段と、 を備えたことを特徴とする通信網内の時計同期装置。
  7. 【請求項7】 請求項3から請求項6のいずれか1項に
    記載の通信網内の時計同期装置において、 被管理装置内の経過時間計測手段の計測時間を監視し、
    計測時間が所定値を越えた場合に被管理装置内の同期の
    ための動作を停止する手段と、 被管理装置内の同期のための動作が停止した場合に被管
    理装置から通信網を介して時刻管理装置へ再起動を要求
    する信号を送信する手段と、 を備えたことを特徴とする通信網内の時計同期装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7のいずれか1項に
    記載の通信網内の時計同期装置において、 被管理装置内における内蔵時計の更新を監視し、更新が
    正常に行われたか否かを判別する手段と、 判別結果を被管理装置から通信網を介して時刻管理装置
    へ送信する手段と、 を備えたことを特徴とする通信網内の時計同期装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8のいずれか1項に
    記載の通信網内の時計同期装置において、 時刻管理装置に同報通知機能を備えたことを特徴とする
    通信網内の時計同期装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項9のいずれか1項
    に記載の通信網内の時計同期装置において、 時刻管理装置から被管理装置に対しての同期動作を一定
    周期で起動させる手段を備えたことを特徴とする通信網
    内の時計同期装置。
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