JP3004048B2 - ファクシミリ蓄積交換通信システム - Google Patents

ファクシミリ蓄積交換通信システム

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JP3004048B2
JP3004048B2 JP2338816A JP33881690A JP3004048B2 JP 3004048 B2 JP3004048 B2 JP 3004048B2 JP 2338816 A JP2338816 A JP 2338816A JP 33881690 A JP33881690 A JP 33881690A JP 3004048 B2 JP3004048 B2 JP 3004048B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は複数台のファクシミリ装置を画像情報の入出
力端末として使用するファクシミリ蓄積交換装置を複数
台有して成るファクシミリ蓄積交換通信システムに関す
る。
(従来の技術) 従来この種のファクシミリ蓄積交換通信システムで
は、例えば、発信元のファクシミリ装置(以降単に端末
と称する)が2次アドレス(宛先情報)を指定して最寄
りのファクシミリ蓄積交換装置に原稿(画像情報)を送
信すると、このファクシミリ蓄積交換装置は前記端末か
ら入力される宛先情報と画像情報を受信し後、これを磁
気ディスクに格納する。
その後、このファクシミリ蓄積交換装置のCPUは前記
磁気ディスクに格納した宛先情報の内容を解析し、宛先
となっている端末が自ら管理している端末であるか、或
いは他のファクシミリ蓄積交換装置が管理している端末
であるかを判定する。その結果前記CPUは宛先が自ら管
理している端末であった場合、この端末からのサービス
依頼に基づいて磁気ディスクに格納されている該当の画
像情報の指定端末への配信を行うが、宛先の端末が他の
ファクシミリ蓄積交換装置が管理するものであった場
合、中継依頼と共に前記磁気ディスク内の該当の原稿を
別のファクシミリ蓄積交換装置に送信する。
前記別のファクシミリ蓄積交換装置のCPUは受信した
中継依頼情報と原稿を磁気ディスクに格納した後、前記
中継情報によって指定されたファクシミリ端末に前記磁
気ディスクに格納した該当の原稿を読み出して配信す
る。
このように従来この種のファクシミリ蓄積交換通信シ
ステムにおいて、自己が管理していない端末への原稿送
信依頼を受けたファクシミリ蓄積交換装置は前記端末を
管理している別のファクシミリ蓄積交換装置に前記端末
への原稿中継依頼を行っているが、この中継依頼に伴う
中継通信は上記したように原稿を中継する必要性が生じ
たときのみ行われるようになっている。
従って、従来この種のファクシミリ蓄積交換通信シス
テムの端末からの原稿配信サービスのピークを過ぎた閑
散時においては、ファクシミリ蓄積交換装置から他のフ
ァクシミリ蓄積交換装置への中継通信が発生しないこと
になるため、特に上記のような閑散時には他のファクシ
ミリ蓄積交換装置の状態(障害が発生している状態また
は正常動作する状態等)が不明となる。このような場合
次に中継通信の必要が生じた時に、初めて中継依頼する
ファクシミリ蓄積交換装置の状態が確認できることにな
るため、例えばこの時、前記中継依頼先の蓄積交換装置
に障害が発生していた場合には、この障害が発生したフ
ァクシミリ蓄積交換装置が管理する端末全体への配信が
不可能になって、システム全体に対して重大な影響が生
じる。
従って、どの様な場合にも他のファクシミリ蓄積交換
装置の状態を事前に把握して、特に前記他のファクシミ
リ蓄積交換装置に障害が生じた場合には、前記障害が発
生したファクシミリ蓄積交換装置が管理する端末を自己
又は別のファクシミリ蓄積交換装置の管理下におく等の
措置を行って、システムに対する重大な影響を除去でき
るようにすることが要請されている。
(発明が解決しようとする課題) 上記の如く従来この種のファクシミリ蓄積交換通信シ
ステムにおけるファクシミリ蓄積交換装置間の中継通信
は中継通信を行う必要性が発生したときのみ実施されて
いたため、端末からの原稿配信サービス要求等のピーク
が過ぎてしまった閑散時においては、前記ファクシミリ
蓄積交換装置間に中継通信が発生せず、相手ファクシミ
リ蓄積交換装置の状態が不明となる。従って、次に中継
通信の必要が生じた時に、初めて中継依頼を行う相手の
ファクシミリ蓄積交換装置の状態が確認できることにな
るため、例えばこの時、相手の蓄積交換装置に障害が発
生していた場合には、この障害が発生したファクシミリ
蓄積交換装置を管理する端末全体への配信が不可能にな
るため、システム全体に対して重大な影響が生じる欠点
があった。
そこで本発明は上記の欠点を除去するもので、常に、
他のファクシミリ蓄積交換装置の状態を把握して前記他
のファクシミリ蓄積交換装置の障害を迅速に検出してこ
れに対応する措置を行うことができるファクシミリ蓄積
交換通信システムを提供することを目的としている。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は複数のファクシミリ装置を管理するファクシ
ミリ蓄積交換装置を複数台有するファクシミリ蓄積交換
通信システムにおいて、他のファクシミリ蓄積交換装置
への画像情報の送信終了時点から所定時間を計時する計
時手段と、この計時手段により前記所定時間が計時され
ると監視用の画像情報を前記他のファクシミリ蓄積交換
装置に送信する監視送信手段と、他のファクシミリ蓄積
交換装置に対する画像情報の送信結果から前記他のファ
クシミリ蓄積交換装置の状態を判定する判定手段と、こ
の判定手段の判定効果を報知する報知手段とをファクシ
ミリ蓄積交換装置に具備した構成を有する。
(作用) 本発明のファクシミリ蓄積交換通信システムにおい
て、ファクシミリ蓄積交換装置の計時手段は他のファク
シミリ蓄積交換装置への画像情報の送信終了時点から所
定時間を計時する。監視送信手段は前記計時手段により
前記所定時間が計時されると、監視用の画像情報を前記
他のファクシミリ蓄積交換装置に送信する。判定手段は
他のファクシミリ蓄積交換装置に対する画像情報の送信
結果から前記他のファクシミリ蓄積交換装置の状態を判
定する。報知手段は前記判定手段の判定結果を報知す
る。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明のファクシミリ蓄積交換通信シスッテム
の一実施例を示したブロック図である。1a〜1nはファク
シミリ蓄積交換装置で、各ファクシミリ蓄積交換装置は
中央処理装置(CPU)11、通信制御装置12、磁気ディス
ク13及び表示部14を有している。2はファクシミリ蓄積
交換装置1a〜1nとファクシミリ端末装置3a〜3nとを相互
に接続する回線網、3a〜3nはファクシミリ蓄積交換装置
1a〜1nの原稿入出力端末となるファクシミリ装置であ
る。
ここで、CPU11は計時手段、監視送信手段及び判定手
段を構成し、表示部14は報知手段を構成している。
次に本実施例の動作について説明する。例えば端末3a
からファクシミリ蓄積交換装置1aの通信制御装置12に接
続されている回線にダイヤルして回線が接続されたなら
ば、端末3aは2次アドレス(宛先情報)をファクシミリ
蓄積交換装置1aに通知した後、原稿(画像情報)を送信
する。ファクシミリ蓄積交換装置1aのCPU11は通信制御
装置12で受信した2次アドレス及び原稿を磁気ディスク
13に格納した後、前記2次アドレスを解析して配信用の
管理情報を作成し、これを前記画像情報に関連付けて磁
気ディスク13に蓄積する。
ファクシミリ蓄積交換装置1aのCPU11は磁気ディスク1
3に格納された前記配信用の管理情報を解析して、他の
ファクシミリ蓄積交換装置(例えばファクシミリ蓄積交
換装置1n)が管理している端末(例えば端末3n)への配
信があれば、この端末を管理しているファクシミリ蓄積
交換装置1nに対する該当原稿の中継通信を行う。
第2図は本例のファクシミリ蓄積交換装置のCPUにお
ける前記中継通信に係る処理を示したフローチャートで
ある。まず、ステップ201にて磁気ディスク13内の配信
用の管理情報を解析して、他のファクシミリ蓄積交換装
置へ中継依頼しなければならない原稿があるかないかを
判定し、ない場合はステップ205に進み、ある場合はス
テップ202に進む。ステップ202では通信制御装置12を介
して中継依頼先のファクシミリ蓄積交換装置の通信制御
装置12が接続されている回線にダイヤルし、回線が接続
されたならば中継依頼情報と該当の原稿を前記中継先の
ファクシミリ蓄積交換装置に送信する。この時、相手の
ファクシミリ蓄積交換装置が正常であれば、前記相手の
ファクシミリ蓄積交換装置から送信結果が送られてくる
ため、ステップ203にて中継送信が正常に行われたか、
或いは異常終了したかを判定し、正常終了した場合には
ステップ201に戻り、異常終了した場合は相手のファク
シミリ蓄積交換装置に異常が発生したものと見なして、
ステップ204に進む。ステップ204では表示部14へ前記相
手のファクシミリ蓄積交換装置に障害が発生したことを
告げるメッセージを表示した後、ステップ201に戻る。
一方、ステップ205に進んだ場合は監視用タイマ(CPU
11に内蔵されているソフトウェアタイマ等)をリセット
してからセットしてカウントを開始させた後、ステップ
206に進む。ステップ206では前記タイマが所定時間計時
して監視時刻が来るのを待ち、監視時刻が到来した場合
はステップ207に進む。ステップ207では当面中継通信を
行わないファクシミリ蓄積交換装置の通信制御装置12が
接続されている回線にダイヤルし、回線が接続される
と、磁気デイスク13から監視用データを読み出して、こ
れを通信制御装置12から該当のファクシミリ蓄積交換装
置に送信した後、ステップ203に進む。従って、この時
監視用データの送信が失敗した場合、表示部14に前記フ
ァクシミリ蓄積交換装置の障害発生が表示される。
尚、上記ファクシミリ蓄積交換装置1a〜1nの各々は第
2図で示した処理を行うことにより、互いに他のファク
シミリ蓄積交換装置の状態を監視している。従って、ス
テップ201にて中継依頼する原稿があるかないかの判断
は、状態を監視しなければならない他のファクシミリ蓄
積交換装置毎に行われるものであり、このため、ステッ
プ205にてセットする監視用タイマは前記状態を監視フ
ァクシミリ蓄積交換装置に一対一で対応する分だけあ
り、前記ファクシミリ蓄積交換装置毎にステップ205か
ら207及びステップ203からステップ204の処理が行われ
るものとする。
本実施例によれば、他のファクシミリ蓄積交換装置に
対する原稿の中継通信が発生しない場合は、定期的(例
えば10分おき)に監視用データを前記他のファクシミリ
蓄積交換装置に送信して、このファクシミリ蓄積交換装
置の状態を監視することにより、常に、他のファクシミ
リ蓄積交換装置の状態を知ることができ、特に他のファ
クシミリ蓄積交換装置の障害発生を事前に知って、前記
障害発生ファクシミリ蓄積交換装置の切り離し、又は復
旧のための手配等を迅速に行うことができるため、前記
障害のシステムへの影響を最小限として、依頼性の高い
通信を行うことができる。
尚、他のファクシミリ蓄積交換装置の状態を知るため
に前記実施例では監視用のデータを送ったが、これは必
ずしも送る必要がなく、回線を接続した相手のファクシ
ミリ蓄積交換装置から所定のプロトコル通信がなされた
時点で相手を正常と判断して回線を切断するという確認
方法を採っても同様の効果がある。
〔発明の効果〕
以上記述した如く本発明のファクシミリ蓄積交換装置
によれば、常に、他のファクシミリ蓄積交換装置の状態
を把握して前記他のファクシミリ蓄積交換装置の障害を
迅速に検出してこれに対応する措置を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のファクシミリ蓄積交換通信システムの
一実施例を示したブロック図、第2図は第1図に示した
CPUの動作を示したフローチャートである。 1a〜1n……ファクシミリ蓄積交換装置 2……回線網 3a〜3n……ファクシミリ装置 11……CPU 12……通信制御装置 13……磁気ディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 H04L 11/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数ファクシミリ装置を管理するファクシ
    ミリ蓄積交換装置を複数台有するファクシミリ蓄積交換
    通信システムにおいて、他のファクシミリ蓄積交換装置
    への画像情報の送信終了時点から所定時間を計時する計
    時手段と、この計時手段により前記所定時間が計時され
    ると監視用の画像情報を前記他のファクシミリ蓄積交換
    装置に送信する監視送信手段と、他のファクシミリ蓄積
    交換装置に対する画像情報の送信結果から前記他のファ
    クシミリ蓄積交換装置の状態を判定する判定手段と、こ
    の判定手段の判定結果を報知する報知手段とをファクシ
    ミリ蓄積交換装置に具備したことを特徴とするファクシ
    ミリ蓄積交換通信システム。
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