JPH0626528A - 変位吸収継手 - Google Patents
変位吸収継手Info
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- JPH0626528A JPH0626528A JP4180106A JP18010692A JPH0626528A JP H0626528 A JPH0626528 A JP H0626528A JP 4180106 A JP4180106 A JP 4180106A JP 18010692 A JP18010692 A JP 18010692A JP H0626528 A JPH0626528 A JP H0626528A
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Abstract
能にし、しかも両継手体間の偏心や偏角を弾性的に吸収
し得る変位吸収継手を提供する。 【構成】 第1継手体2の第1伝達フィン2fと中間体
4の第1中間フィン4f 1 との対向面間を第1弾性部材
5を介して連結し、上記フィン2f,4f1 と直角に配
置される第2継手体3の第2伝達フィン3fと中間体4
の第2中間フィン4f2 との対向面間を第2弾性部材6
を介して連結し、回転トルクにより各弾性部材5,6に
圧縮変形を与え、両継手体2,3相互の偏心または偏角
時には各弾性部材5,6に剪断または捩り方向の変形を
与える。
Description
第1伝達フィンを突設してなる第1継手体と、前記第1
伝達フィンと略直交する方向に延びる第2伝達フィンを
第2ハブに突設してなる第2継手体と、前記第1及び第
2伝達フィンにそれぞれ変位可能に係合する中間体とを
備えた変位吸収継手の改良に関する。
ダム継手が知られている。このオルダム継手は、第1継
手体及び中間体の係合部、並びに第2継手体及び中間体
の係合部がそれぞれ摺動自在に嵌合する凹溝及び凸条か
らなっていて、それぞれの摺動方向が互いに90°ずれ
るように両係合部が配置されている。
継手では、係合部を構成する凹溝及び凸条間に摺動間隙
が存在するため、回転トルクの伝達中、トルク変動が起
こると、ガタつきによる騒音を発生する欠点がある。ま
た各継手体と中間体との間には緩衝部が存在しないた
め、係合部に叩き摩耗が生じ易いという欠点もある。
ので、第1,第2継手体間のトルク変動及び偏心、偏角
を効果的に吸収し得るようにして、騒音や叩き摩耗を伴
うことなく回転トルクの伝達を行い得る前記変位吸収継
手を提供することを目的とする。
に、本発明は、回転方向に沿って第1及び第2伝達フィ
ンにそれぞれ対向する複数の中間フィンを中間体に形成
し、その中間フィンと第1及び第2伝達フィンとの各対
向面間を弾性部材を介して連結したことを第1の特徴と
する。上記弾性部材としては、ゴム、金属ばね等が用い
られる。
ハブの外周面に第1伝達フィンを突設する一方、第1ハ
ブを囲繞するように第2ハブを配置し、この第2ハブに
は、第1伝達フィンが貫通する切欠と、該第2ハブ外周
面から突出する第2伝達フィンとを設け、円周方向で相
隣る第1及び第2伝達フィン間に中間体の中間フィンを
配置したことを第2の特徴とする。
1及び第2伝達フィンを囲繞するリムと、このリム内周
面から突出して第1及び第2伝達フィン間に介入する中
間フィンとから中間体を構成したことを第3の特徴とす
る。
て、第1及び第2伝達フィンの一側に隣接して配置され
る環状ディスクと、この環状ディスクの一端面から突出
して第1及び第2伝達フィン間に介入する中間フィンと
から中間体を構成したことを第4の特徴とする。
第1,第2継手体の少なくとも一方と中間体との間に、
両者相互の軸方向変位を拘束する拘束手段を設けたこと
を第5の特徴とする。
明する。
すもので、図1は一部を分解した斜視図、図2は図1の
2矢視図、図3は図2の3−3線断面図である。これら
の図において、変位吸収継手1は、第1継手体2、第2
継手体3、中間体4、及びこれらを弾性的に連結する各
複数の第1,第2弾性部材5,6を構成要素としてお
り、各弾性部材はゴムから成形される。
面に一直径線に沿って突設された一対の第1伝達フィン
2fからなっており、その第1ハブ2hに入力軸7が連
結される。
ハブ3hと、一対の第1伝達フィン3fとからなってお
り、その第1ハブ3hに出力軸8が連結される。第1,
第2ハブ2h,3hは略同軸線上に配置されるが、第
1,第2伝達フィン2f,3fは回転方向に関し90°
の位相差を持つように配置される。
ク4dの、第1継手体2側端面に一定の間隔を置いて平
行に突設された一対の第1中間フィン4f1 と、同ディ
スク4dの、第2継手体3側端面に一定の間隔を置いて
平行に突設された一対の第2中間フィン4f2 とからな
っており、第1,第2中間フィン4f1 ,4f2 は、回
転方向に関し90°の位相差を持つように配置される。
中間フィン4f1 間に配置されると共に、これらフィン
2f,4f1 の各対向面間が第1弾性部材5を介して連
結される。また第2伝達フィン3fは一対の第2中間フ
ィン4f2 間に配置されると共に、これらフィン3f,
4f2 の対向面間が第2弾性部材6を介して連結され
る。その際、各弾性部材5,6と対向するフィン2f,
3f,4f1 ,4f2 との接合には、焼付け又は接着が
用いられる。
方向の回転トルクが入力されると、その回転トルクは第
1継手体2から第1弾性部材5、中間体4、第2弾性部
材6、第2継手体3を順次経て出力軸8へ伝達し、これ
を回転駆動する。
伝達フィン2fに対し回転方向R前方に隣接するものは
回転トルクにより圧縮され、回転方向後方に隣接するも
のは引張られる。また複数の第2弾性部材6において
は、第2伝達フィン3fに対し回転方向R後方に隣接す
るものが圧縮され、回転方向R前方に隣接するものが引
張られる。こうして、第1,第2弾性部材5,6は圧縮
と伸びの変形を伴いつゝトルク伝達を行うので、トルク
変動を吸収することができる。しかも、各弾性部材5,
6は、特に圧縮荷重に対しては比較的高いばね定数特性
を発揮するので、高トルクの伝達にも耐えることができ
る。
7,8間に偏心荷重または偏角荷重が加わると、第1,
第2弾性部材5,6に交互に剪断または捩り荷重が作用
するが、剪断や捩り荷重に対し各弾性部材5,6は比較
的低いばね定数特性を発揮するので、第1,第2継手体
2,3間の偏心及び偏角をスムーズに吸収することがで
きる。
もので、第1,第2継手体2,3相互の軸方向変位を拘
束するようにしたものである。即ち、一対の第1中間フ
ィン4f1 間に拘束板101 が橋渡して固定され、この
拘束板101 とディスク4dとで第1伝達フィン2fが
摺動自在に挟持される。また一対の第2中間フィン4f
2 間にも拘束板102 が橋渡して固定され、この拘束板
102 とディスク4dとで第2伝達フィン3fが摺動自
在に挟持される。その他の構成は前実施例と同様である
ので、図中、前実施例と対応する部分には同一の符号を
付す。
軸方向の引張荷重が加わっても、第1,第2伝達フィン
2f,3fと拘束板101 ,102 との当接により、両
継手体2,3相互の離間を防止することができる。
すもので、両継手体2,3及び中間体4を同心配置し
て、変位吸収継手1全体のコンパクト化を図ったもので
ある。
周に一直線上に並ぶ一対の第1伝達フィン2fを突出さ
せており、第2継手体3の第2ハブ3hは、第1伝達フ
ィン2fが貫通する切欠11を有して第1ハブ2hを囲
繞するように配置される。この第2ハブ3hの外周に一
対の第2伝達フィン3fが第1伝達フィン2fと直交す
る方向へ突設される。中間体4は、さらに第2継手体3
を囲繞するリム4rと、このリム4rの内周面に突設さ
れて第1,第2伝達フィン2f,3f間に介入する4個
の中間フィン4fとからなっており、第1伝達フィン2
f及び中間フィン4fの対向面間が第1弾性部材5を介
して連結され、また第2伝達フィン3f及び中間フィン
4fの対向面間が第2弾性部材6を介して連結される。
のトルク伝達は、第1,第2弾性部材5,6に圧縮荷重
及び引張荷重を与えながら行われ、また両継手体2,3
間に生じる偏心または偏角も第1,第2弾性部材5,6
の剪断や捩り方向の変形により吸収される。しかも両継
手体2,3及び中間体4の同心配置により変位吸収継手
1の軸方向寸法を最小に短縮して継手全体のコンパクト
化が達成される。
すもので、上記第3実施例における中間体4のリム4r
に代えて、第1,第2伝達フィン2f,3fの一側に並
んで第1ハブ2hまたは第2ハブ3hを囲繞する環状デ
ィスク4rdが設けられ、この環状ディスク4rdの一
端面に4個の中間フィン4fが突設される。その他の構
成は第3実施例と同様であるので、図中、第3実施例と
対応する部分には同一の符号を付す。
径化を抑えることができる。
ば、回転方向に沿って第1及び第2伝達フィンにそれぞ
れ対向する複数の中間フィンを中間体に形成し、その中
間フィンと第1及び第2伝達フィンとの各対向面間を弾
性部材を介して連結したので、第1,第2弾性部材に圧
縮荷重を加えて高トルクの伝達を可能にし、しかも第
1,第2弾性部材の圧縮変形によりトルク変動を吸収す
ることができる。さらに第1,第2弾性部材の剪断や捩
り変形により両継手体の間の偏心や偏角をスムーズに吸
収することができる。さらにまたガタの発生部も存在し
ないから、作動騒音の問題も解消され、また耐久性の向
上も図られる。
ブの外周面に第1伝達フィンを突設する一方、第1ハブ
を囲繞するように第2ハブを配置し、この第2ハブに
は、第1伝達フィンが貫通する切欠と、該第2ハブ外周
面から突出する第2伝達フィンとを設け、円周方向で相
隣る第1及び第2伝達フィン間に中間体の中間フィンを
配置したので、両継手体の同心配置が可能となり、継手
のコンパクト化に寄与することができる。
及び第2伝達フィンを囲繞するリムと、このリム内周面
から突出して第1及び第2伝達フィン間に介入する中間
フィンとから中間体を構成したので、両継手体及び中間
体の三者の同心配置が可能となり、継手の軸方向寸法を
最小にすることができる。
第1及び第2伝達フィンの一側に隣接して配置される環
状ディスクと、この環状ディスクの一端面から突出して
第1及び第2伝達フィン間に介入する中間フィンとから
中間体を構成したので、継手の大径化を抑えることがで
きる。
第1,第2継手体の少なくとも一方と中間体との間に、
両者相互の軸方向変位を拘束する拘束手段を設けたの
で、継手体及び中間体間に軸方向荷重が加わっても、拘
束手段がその荷重を受けて弾性部材に剪断荷重の加わる
ことを防止し、その耐久性を図ることができる。
を分解した斜視図
図
図
図
Claims (5)
- 【請求項1】 第1ハブ(2h)に半径方向の第1伝達
フィン(2f)を突設してなる第1継手体(2)と、前
記第1伝達フィン(2f)と略直交する方向に延びる第
2伝達フィン(3f)を第2ハブ(3h)に突設してな
る第2継手体(3)と、前記第1及び第2伝達フィン
(2f,3f)にそれぞれ変位可能に係合する中間体
(4)とを備えた変位吸収継手において、 回転方向に沿って第1及び第2伝達フィン(2f,3
f)にそれぞれ対向する複数の中間フィン(4f1 ,4
f2 ,4f)を中間体(4)に形成し、その中間フィン
(4f1 ,4f2 ,4f)と第1及び第2伝達フィン
(2f,3f)との各対向面間を弾性部材(5,6)を
介して連結したことを特徴とする変位吸収継手。 - 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、 第1ハブ(2h)の外周面に第1伝達フィン(2f)を
突設する一方、第1ハブ(2h)を囲繞するように第2
ハブ(3h)を配置し、この第2ハブ(3h)には、第
1伝達フィン(2f)が貫通する切欠(11)と、該第
2ハブ(3h)外周面から突出する第2伝達フィン(3
f)とを設け、円周方向で相隣る第1及び第2伝達フィ
ン(2f,3f)間に中間体(4)の中間フィン(4
f)を配置したことを特徴とする変位吸収継手。 - 【請求項3】 請求項2記載のものにおいて、 第1及び第2伝達フィン(2f,3f)を囲繞するリム
(4r)と、このリム(4r)内周面から突出して第1
及び第2伝達フィン(2f,3f)間に介入する中間フ
ィン(4f)とから中間体(4)を構成したことを特徴
とする変位吸収継手。 - 【請求項4】 請求項2記載のものにおいて、 第1及び第2伝達フィン(2f,3f)の一側に隣接し
て配置される環状ディスク(4rd)と、この環状ディ
スク(4rd)の一端面から突出して第1及び第2伝達
フィン(2f,3f)間に介入する中間フィン(4f)
とから中間体(4)を構成したことを特徴とする変位吸
収継手。 - 【請求項5】 請求項1記載のものにおいて、 第1,第2継手体(2,3)の少なくとも一方と中間体
(4)との間に、両者相互の軸方向変位を拘束する拘束
手段(101 ,102 )を設けたことを特徴とする変位
吸収継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04180106A JP3127319B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 変位吸収継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04180106A JP3127319B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 変位吸収継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0626528A true JPH0626528A (ja) | 1994-02-01 |
JP3127319B2 JP3127319B2 (ja) | 2001-01-22 |
Family
ID=16077532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04180106A Expired - Fee Related JP3127319B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 変位吸収継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3127319B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5700198A (en) * | 1994-02-07 | 1997-12-23 | Bridgestone Corporation | Elastic coupling with shaped elastic members for setting a circumferential/axial elasticity ratio |
JP2016526646A (ja) * | 2013-07-09 | 2016-09-05 | クボティックス インコーポレイテッド | 被駆動連結器との軸不整合を示す横方向に係合した駆動連結器におけるトルク伝達 |
-
1992
- 1992-07-07 JP JP04180106A patent/JP3127319B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5700198A (en) * | 1994-02-07 | 1997-12-23 | Bridgestone Corporation | Elastic coupling with shaped elastic members for setting a circumferential/axial elasticity ratio |
JP2016526646A (ja) * | 2013-07-09 | 2016-09-05 | クボティックス インコーポレイテッド | 被駆動連結器との軸不整合を示す横方向に係合した駆動連結器におけるトルク伝達 |
US9982722B2 (en) | 2013-07-09 | 2018-05-29 | Solarcity Corporation | Torque transfer in laterally engaging drive couplers exhibiting axial misalignment with driven couplers |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3127319B2 (ja) | 2001-01-22 |
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