JPH0626493Y2 - シ−トフィ−ダ装置 - Google Patents

シ−トフィ−ダ装置

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JPH0626493Y2
JPH0626493Y2 JP1987086670U JP8667087U JPH0626493Y2 JP H0626493 Y2 JPH0626493 Y2 JP H0626493Y2 JP 1987086670 U JP1987086670 U JP 1987086670U JP 8667087 U JP8667087 U JP 8667087U JP H0626493 Y2 JPH0626493 Y2 JP H0626493Y2
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JP
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sheet material
suction
sheet
foot
support
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誠 野副
久夫 縄田
敦 中村
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株式会社新潟鐵工所
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、パレット上に積層載置した複数のシート材を
一枚ずつ吸引保持して搬送し該吸引を解除することによ
って所定位置に落下供給するシートフィーダ装置に関
し、特に、シート材が余分に吸引されるのを防止し、か
つパレット上のシート材を吸引動作に最適となる任意位
置に自由に、正確にかつ簡単に移動して固定保持するよ
うにしたシートフィーダ装置に関する。
〈従来の技術〉 シート材を複数積み重ねて載置するパレットの支持部
と、シート材の吸引部を備えた吸引装置と、該吸引部を
所定位置に移動する移動手段と、を備え、積層した複数
のシート材を一枚ずつ略水平に吸引保持して搬送し該吸
引を解除することによって所定位置に落下供給するシー
トフィーダ装置が従来より知られている。
かかるシートフィーダ装置の一例を概略的に示した第7
図に基づいて簡単に説明すると、シート材8を複数積み
重ねて載置するパレット7の支持部としてのパレットテ
ーブル6が設けられている。
このパレットテーブル6は、固定式のX−Yテーブルが
用いられ、前記シート材8を載置したパレット7の位置
決めを行う。吸引部としてのバキュームパッド1は一対
一組で複数組整列されてヘッド2により垂下状態に支持
されている。ヘッド2は、これを上下動させるエアシリ
ンダ3の作動ロッド3aが連結され、該エアシリンダ3
はこれを側方に移動させるための移動体4に連結されて
いる。この移動体4は架台5に設けたレール部5aに沿
って移動される。前記バキュームパッド1には、空気の
供給配管に介装したベンチュリのスロート部に発生する
負圧力等を利用したバキューム力が作用するようになっ
ている。
そして、前記パレットテーブル6上には、パレット7が
載置支持され、このパレット7上に2列にわたってシー
ト材8が積み重ねられている。9はシート材8を目的の
場所に搬送するローラコンベアである。
かかる構成において、ヘッド2を原点位置であるパレッ
ト7上のシート材8積み重ね部の上方位置に位置させ、
バキュームパッド1にバキューム力を作用させる(第7
図(a)参照)。この後、エアシリンダ3の作動ロッド3
aを下方に作動してヘッド2を下降させ、該バキューム
パッド1をシート材8に圧着すると、該バキュームパッ
ド1に作用するバキューム力によってシート材8が吸着
される(第7図(b)参照)。そして、エアシリンダ3の
作動によって、バキュームパッド1を上昇させた後、ヘ
ッド2を横行させ、バキュームパッド1をローラコンベ
ア9上方に位置させる(第7図(c)参照)。ここで、バ
キュームパッド1へのバキューム力付与を解除し、シー
ト材8をローラコンベア8上に落下させる。この後、ヘ
ッド2を横行して、最初の原点位置に復帰させる。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところで、このような従来のシートフィーダ装置にあっ
ては、シート材8の吸着並びに該シート材8の位置決め
に際して次のような問題点があった。
即ち、例えば、シート材8として、例えば暑さ0.4mm
程度の薄板をバキュームパッド1によって吸着させる場
合、二枚のシート材8を一緒に吸着してしまう状態が生
じる。
この結果、シート材8を一枚ずつフィードすることを目
的とするシートフィーダ装置の信頼性を欠き、安定した
動作が行えないという問題点があった。
また、従来の支持部としての固定式X−Yテーブル型の
パレットテーブル6上にシート材8を載置したパレット
7の位置決めを行う場合、一旦パレットテーブル6上に
載置してしまうと、その位置が吸引装置の動作に不適切
な水平位置であっても、シート材8を吸引動作に最適と
なる任意位置に自由に、しかも、正確にかつ簡単に移動
して固定保持することが困難となり、シート材8の吸引
移動作業を確実に素早くかつ効率良く行えないという問
題点があった。
そこで、本考案はかかる従来の実情に鑑み、余分にシー
ト材を吸着してしまった場合に、この余分なシート材を
除去する構成とすると共に、シート材を複数積み重ねて
載置する支持部の構成の改良により、上記従来の問題点
を解消したシートフィーダ装置を提供することを目的と
する。
〈問題点を解決するための手段〉 このため、本考案は、シート材を複数積み重ねて載置す
るパレットの支持部と、該シート材の吸引部を備えた吸
引装置と、該吸引部を所定位置に移動する移動手段と、
を備え、前記パレット上に積層した複数のシート材を一
枚ずつ吸引保持して搬送し該吸引を解除することによっ
て所定搬送位置に供給するシートフィーダ装置におい
て、前記吸引部にて吸引保持中のシート材上面に押し付
け力を付与して該シート材を変形させる押し付け装置を
設け、前記シート材の変形により余分に吸引されたシー
ト材を落下除去するようにし、かつ前記支持部は、固定
台および固定台上に固定され転動可能に支承されたボー
ルベアリングからなる支持装置と、前記固定台上方にて
前記支持装置のボールベアリング上に移動自在に載置さ
れた可動台と、該可動台を任意の位置にて移動が不能な
状態に固定する足踏み式のフロアロックと、を備え、前
記足踏み式のフロアロックは、前記可動台の上端側部に
横方向に張り出して固定取付された部材と、該部材の下
面に垂直下方に延びて固定取付された筒状のガイド部材
と、該ガイド部材がスライド自由に組み付けられた支持
足と、略コ字形状に屈曲形成され、一端部は長さが短
く、他端部は長く形成され、前記支持足に回動自由に連
結されたレバー部材と、を含んで構成され、前記レバー
部材の短い端部を前記部材を動かす作動部として該部材
の下面に当接し、長い端部を足踏み操作部として部材よ
りも外側に張り出して足踏み操作時にロックされる構成
とした。
〈作用〉 そして、かかる構成では、パレット上にシート材を複数
積み重ねて載置し、可動台を固定台上で、回転部材とし
てのボールベアリングの転動により移動し、可動台を所
定位置に移動したならば、該可動台を足踏み式のフロア
ロックにより移動が不能な状態に固定して、シート材の
位置決めを行う。
この場合、足踏み式のフロアロックのレバー部材の足踏
み操作部を踏み付けることにより、該レバー部材の作動
部が回動移動して支持足を下降させると共に、部材を上
動させる。これにより、可動台が浮き上がり、ボールベ
アリングから離れてロックされ、固定台上の該ボールベ
アリングによる移動自由な載置状態が解除されるため、
可動台が移動が不能な状態に固定される。
前記レバー部材の足踏み操作部を上方に戻すと、ロック
が解除されると共に、該レバー部材の作動部が逆向きに
回動移動して部材が下動し、これにより、可動台が下が
って、前記ボールベアリングに当接し、固定台上のボー
ルベアリングによる移動自由な載置状態となる。
このように、シート材の位置決めを行うことにより、シ
ート材を吸引動作に最適となる任意位置に自由に、しか
も、正確にかつ簡単に移動して固定保持することができ
る。そして、正しい位置に載置されたシート材を吸引部
にて吸引保持したならば、シート材上面に押し付け装置
により押し付け力を付与すると、しごかれて吸引保持さ
れているシート材が変形して、シート材が余分に吸引さ
れた場合、余分な下側シート材が落下除去される。
従って、シート材を一枚ずつフィードすることを目的と
するシートフィーダ装置の信頼性が向上し、安定した動
作が行える。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第4図において、三角をなす地点に配設された
3つの縦桟部材10,11,12と、該縦桟部材10,
11,12のうち相対向する一対の縦桟部材10,11
の上端同士を連結する横桟部材13と該横桟部材13の
中間点と他方の縦桟部材12上端を連結する平行に延び
る一対のレール部材14とからなる架台15には、シー
ト材16の吸引部としてのバキュームパッド17を支持
するヘッド18が装備されている。このヘッド18につ
いて説明すると、上端側には、前記レール部材14の上
面にレール部19に支持される走行車輪20を装備し、
バキュームパッド17を所定位置に移動する移動手段と
しての移動台21が設けられている。移動台21の下面
にはブラケット22を介して一対の浮き上がり防止用の
ローラ23が取り付けられ、該ローラ23はレール部材
14の下面に当接している。移動台21の中央部上面に
は、レール部材14の延びる方向に延びて設けられたロ
ッドレスシリンダ24の作動部によって作動される連係
部材25が係合取付されている。
又、移動台21の中央部下面にはバキュームパッド17
を所定位置に移動する移動手段としてのエアシリンダ2
6が垂直下方に延びて取り付けられている。このエアシ
リンダ26本体の先端部は移動台21の下方において該
移動台21と平行に位置する連結体33に結合され、こ
のエアシリンダ26の作動ロッド26aは該連結体33
下部で前記バキュームパッド17を装備する支持体27
の中央部に連結される。又、支持体27の上部には、垂
直上方に延びるガイドロッド28が連結されており、該
ガイドロッド28は前記移動台21と連結体33を連結
するように設けられたガイド筒29内に摺動自由に挿入
され、移動台21を貫通して上方に延びている。
前記支持体27は、前記レール部材14の延びる方向に
沿って夫々平行に延びる3本の支持部材30,31,3
2と該3本の支持部材30,31,32の両端部同士を
連結する2本の支持部材34,36とからなり、支持部
材31の長手方向中間部に前記エアシリンダ26の作動
ロッド26a先端が連結されている。バキュームパッド
17は、第4図に示すように、基端から先端に行くに従
って拡がる円錐形状に形成された筒状のパッド本体17
aと該パッド本体17a上端に連結されて該パッド本体
17a内部と連通するパイプ17bとから構成される。
このパイプ17bは前記支持体27の両側の支持部材3
0,32に形成された貫通孔37に貫通取付されたパイ
プ支持部材38にスライド自由に支持され、該パイプ1
7bのパイプ支持部材38からの突出端部は、後述する
エアの供給管に介装したベンチュリに発生する負圧力を
該バキュームパッド17にバキューム力として作用させ
る配管の接続口40となり、その外周には、パイプ支持
部材38下端とパッド本体17a上端との間に介在され
るスプリング41が挿通取付されており、該スプリング
41によって常時はパイプ17bを下方に付勢してい
る。尚、バキュームパッド17は支持部材30,32に
対して夫々4つずつ装備されている。ここで、各バキュ
ームパッド17は、前後左右方向に位置が変更できるよ
うに、次のように構成されている。
まず、前記支持部材30,32は夫々支持部材34,3
6に対してスライド自由に組み付けられる。即ち、支持
部材30,32の両端部には貫通孔30a,32aが形
成され、該貫通孔30a,32aに支持部材34,36
が該支持部材34,36両端部に図示しない抜け防止部
材を取り付けて嵌合している。支持部材34,36外周
の支持部材30,32と中央の支持部材31との間に
は、夫々スプリング42が介装され、支持部材30,3
2を常時外方向に付勢している。支持部材31の略中央
両側には、夫々ねじ軸35,35の一端が回転可能に取
り付けられている。このねじ軸35,35は支持部材3
4,36と平行であり、夫々支持部材30,32のナッ
ト(図示せず)に螺合していると共に、該ねじ軸35の
他端は支持部材30,32を貫通して位置調整用のハン
ドル43が取り付けられており、該ハンドル43の回転
により、支持部材30,32位置を移動してバキューム
パッド17の左右方向位置の調整を行うようになってい
る。又、支持体27の両側支持部材30,32に形成さ
れた上記貫通孔37は該部材30,32方向の長穴に形
成され、この貫通孔37に沿って前記パイプ支持部材3
8を水平移動できるようになっている。即ち、パイプ支
持部材38の両側部にはガイド部材90が取り付けら
れ、このガイド部材90の支持部材30,32内側部に
設けられた案内溝91が摺動すると共に、該案内溝91
の中央に沿って形成された長穴92を貫通してガイド部
材90から固定ハンドル44が設けられ、パイプ支持部
材38は所定スライド位置でロックできるようになって
いる。
これによって、バキュームパッド17の前後方向位置の
調整を行えるようになっている。
一方、バキュームパッド17の下方には、フィードすべ
きシート材16を多数積み重ねて配置したパレット45
が設置されている。このパレット45は、本考案の支持
部としてのテーブル46上に載置支持されている。
このテーブル46は、固定台46aおよび固定台46a
上に固定され転動可能に支承された回転部材としてのボ
ールベアリング47からなる支持装置と、前記固定台4
6a上方にて前記支持装置のボールベアリング47上に
移動自在に載置された可動台46bと、該可動台46b
を任意の位置にてボールベアリング47から浮かせて移
動が不能な状態に固定する固定手段としての足踏み式の
フロアロック48と、を備えた構成である。
前記固定台46aは、扁平な箱型形状に形成され、その
上面に前記ボールベアリング47が複数個固定取付され
ている。前記可動台46bは、底面が開放された扁平で
前記固定台46aよりも四方の巾が大きい箱型形状に形
成され、固定台46a上に該固定台46aの上端部側の
周囲を取り囲むように配設され、ボールベアリング47
上に移動自在に載置される。
前記足踏み式のフロアロック48の構成を第3図を参照
して説明すると、前記可動台46bの上端側部には横方
向に張り出す部材46cが固定取付されている。この部
材46cの下面には垂直下方に延びる筒状のガイド部材
46dが固定取付され、該ガイド部材46dは、後述す
るレバー部材48aを回動自由に支持する支持足48b
にスライド自由に組み付けられている。前記支持足48
bには、略コ字形状に屈曲形成され、その一端部は長さ
が短く形成され、他端部は長く形成されたレバー部材4
8aが回動自由に連結される。このレバー部材48aの
短い端部は前記部材46cを動かす作動部として該部材
46cの下面に当接され、長い端部は足踏み操作部とし
て部材46cよりも外側に張り出されており、足踏み操
作時にはロックされる構造となっている。
かかる足踏み式のフロアロック48においては、前記レ
バー部材48aの足踏み操作部を踏み付けることによ
り、該レバー部材48aの作動部が回動移動して支持足
48bを下降させ基盤上に当接させると共に、部材46
cを上動させる。これにより、可動台46bが浮き上が
り、前記ボールベアリング47から離れてロックされ、
固定台46a上の該ボールベアリング47による移動自
由な載置状態が解除されるため、可動台46bが移動が
不能な状態に固定される。
前記レバー部材48aの足踏み操作部を上方に戻すと、
ロックが解除されると共に、該レバー部材48aの作動
部が逆向きに回動移動して部材46cが下動し、これに
より、可動台46bが下がって、前記ボールベアリング
47に当接し、固定台46a上のボールベアリング47
による移動自由な載置状態となる。
尚、本実施例では、前記シート材16は、支持体27の
左右方向に分かれて位置する2グループのバキュームパ
ッド17夫々に対応して2列にパレット45に配置され
ている。
更に、シート材フィード場所であるローラコンベア76
が前記パレット45の側方に設置されている。このロー
ラコンベア76は、フィードされてくる2列のシート材
16に対して2列のシート材供給部が用意されている。
即ち、ローラコンベア76の上面には長手方向と直交す
る方向の中間部に位置して長手方向に延びる着脱式ガイ
ド50が設けられ、長手方向と直交する方向の両サイド
部に位置して長手方向に延びるスライド式ガイド51が
設けられている。52はローラコンベア駆動用モータで
ある。
53及び54はレール部材41に設けられた移動台の走
行位置検出用のリミットスイッチで、一方のリミットス
イッチ53は移動台21がパレット45上方の適正位置
即ち、原位置にきたことを検出し、他方のリミットスイ
ッチ54は移動台21がローラコンベア76上方の適正
位置にきたことを検出する。そして、リミットスイッチ
54がオンとなり、ローラコンベア76に設けたシート
材通過確認用光電管55が先にフィードされたシート材
16の通過を確認した信号を出力した時に、バキューム
パッド17によるシート材吸引を停止するようになって
いる。
56及び57は前記支持部材32のバキュームパッド1
7のパイプ17bのヘッド部に取り付けた検出用部材5
8に近接可能な位置に、ブラケット59によって支持し
て備えた着荷確認近接スイッチで、下側のスイッチ57
は、バキュームパッド17が着荷(シート材16に圧
着)して検出用部材58が接近すると、シート材16の
吸引を開始する信号を後述するバキューム供給手段に出
力し、上側のスイッチ56は、エアシリンダ26にシー
ト材16を上昇させる信号を出力する。
60はエアシリンダ用及び後述するシート材押付シリン
ダ用のエアチューブ並びに電磁弁等の電線用のメッセン
ジャーワイヤーである。
以上の構成のシートフィーダ装置において、本考案で
は、バキュームパッド17にて吸引保持中のシート材1
6上面に押し付け力を付与して該シート材16を変形さ
せる押し付け装置を設け、前記シート材16の変形によ
り余分に吸引されたシート材16を落下除去するように
した構成とする。
即ち、支持部材30,32中央の2つのバキュームパッ
ド17間には、夫々押し付け装置としてのペンシルシリ
ンダ61が装備されている。このペンシルシリンダ61
は垂直下方に向けて作動ロッド61aが延びるように配
設されており、該作動ロッド61a先端には押し付け用
部材62が取り付けられている。そして、常時は押し付
け用部材62がバキュームパッド17の下面より上方位
置に位置し、押し付け力を付与する際には押し付け用部
材62がバキュームパッド17の下面より下方位置に位
置するようにセットされている。かかるペンシルシリン
ダ61は、前記着荷確認近接スイッチ56,57による
着荷確認後にタイマにより作動するようになっている。
ここで、移動台作動用のロッドレスシリンダ24,バキ
ュームパッド支持体27作動用のエアシリンダ26,バ
キュームパッド17へのバキューム供給手段及びペンシ
ルシリンダ61夫々の駆動ラインを、第5図に示す。
図示しないエアの供給源から供給されるエアはフィルタ
F,レギュレータR及びラブリケータL(オイラー)を
介して前記エアシリンダ24等の各手段へと供給され
る。
即ち、移動台作動用のロッドレスシリンダ24の駆動ラ
インは、切換弁63からの供給管64がスピードコント
ローラSCを介して夫々シリンダ24の両側作動室に接
続された構成である。バキュームパッド支持体作動用の
エアシリンダ26の駆動ラインは、切換弁65からの供
給管66が圧力調整弁PCV及びスピードコントローラ
SCを介して夫々エアシリンダ26の両側作動室に接続
された構成である。
バキュームパッド17へのバキューム供給手段の駆動ラ
インは、止め弁67、電磁弁68,69及び止め弁70
を順に介装した供給管71をベンチュリ72に接続した
構成であり、該ベンチュリ72のスロート部にバキュー
ムパッド17のパイプ17bの接続口40が連通接続さ
れる。ペンシルシリンダ61の駆動ラインは、切換弁7
3からの供給管74が絞り弁75を介して夫々ペンシル
シリンダ61の両側作動室に接続された構成である。第
6図は上記駆動ラインの他の実施例を示すもので、この
ものでは、単一のベンチュリ87を使用してバキューム
パッド17へのバキューム供給を行うようにしている。
この場合、止め弁77、電磁弁78、ベンチュリ87及
び消音器79を介装した空気の供給管80を設け、該ベ
ンチュリ87のスロート部にフィルタ81を介して接続
される供給管82を二股に分岐させ、夫々電磁弁83を
介装した分岐管82a,82bをバキュームパッド17
の接続口40に夫々止め弁84を介して接続してある。
又、これとは別にバキュームパッド17に発生している
バキューム力を解除するラインとして、レギュレータR
を介装した空気の供給管86から分岐し、電磁弁85を
有する分岐管86a,86bが、上記分岐管82a,8
2b夫々の止め弁84と電磁弁83との間に接続されて
いる。
次に、かかる構成の作用について説明する。
可動台46b上には、シート材16を複数積み重ねて載
置したパレット45が載置されており、足踏み式のフロ
アロック48におけるレバー部材48aの足踏み操作部
を上方に戻した状態にして、可動台46bをボールベア
リング47による移動自由な載置状態とし、可動台46
bをシート材の吸引操作に最適な位置に移動する。可動
台46bを所定位置に移動して位置決めが終わったなら
ば、レバー部材48aの足踏み操作部を踏み付けること
により、可動台46bを浮き上がらせ、可動台46bを
移動が不能な状態に固定する。次に、装置を駆動するメ
インスイッチをONすると、走行位置検出用リミットス
イッチ53がONとなって移動台21がパレット45上
方の所定位置即ち、原点位置にあることが確認される
と、駆動信号がエアシリンダ26の駆動ラインに出力さ
れ、該エアシリンダ26の作動ロッド26aが下降す
る。
これによって、支持体27が下降し、バキュームパッド
17が下降して該バキュームパッド17のパッド本体1
7a下面がパレット45上のシート材16上面に圧着
(着荷)される。この時、支持体27は、バキュームパ
ッド17のスプリング41に抗して更に下降するので該
スプリング41の圧縮反発力によりパッド本体17a下
面が適正な圧力でシート材16に密着すると共に、バキ
ュームパッド17のパイプ17bのヘッド部は相対的に
支持部材32から突出しているバキュームパッド17の
パイプ17bの検出用部材58が着荷確認近接スイッチ
57に近接し、バキュームパッド17にバキュームを発
生させる信号がバキュームパッド17へのバキューム供
給手段の駆動ラインに出力される。これによって、シー
ト材16がバキュームパッド17によって吸引保持さ
れ、次いで、バキュームパッド17の検出用部材58が
着荷確認近接スイッチ56に近接すると、駆動信号がエ
アシリンダ26の駆動ラインに出力され、今度はエアシ
リンダ26の作動ロッド26aが上昇し、支持体27が
上昇して、バキュームパッド17が上昇される。そし
て、この後、タイマの作用によって所定時間後に、駆動
信号がペンシルシリンダ61の駆動ラインに出力され、
該ペンシルシリンダ61の作動ロッド61aが下降し、
該作動ロッド61a先端の押し付け部材62がシート材
16上面に押し付けられる。これによって、バキューム
パッド17に吸引保持されているシート材16が変形し
て、シート材16が余分に吸引されている場合(通常は
複数枚吸引される)、余分な下側シート材16が落下除
去される。支持体27が上昇して、原位置に復帰する
と、今度は駆動信号が移動台作動用のロッドレスシリン
ダ24の駆動ラインに出力され、該シリンダ24によっ
て移動台21がレール部19に沿って移動される。そし
て、移動台21がローラコンベア76上方位置にきて、
走行位置検出用リミットスイッチ54がONとなり、か
つローラコンベア76上に設けたシート材通過確認光電
管55が前回供給したシート材16の通過を確認する
と、バキュームパッド17に発生しているバキュームの
停止信号がバキューム供給手段の駆動ラインに出力され
る。これによって、シート材16がバキュームパッド1
7によって吸引保持されている状態が解除され、シート
材16が自重で落下する。この後、駆動信号が移動台作
動用のロッドレスシリンダ24の駆動ラインに出力さ
れ、該シリンダ24によって移動台21がレール部19
に沿ってパレット45上方の原位置まで移動される。
かかる構成によると、上述のように、シート材16が余
分に吸引されている場合、余分な下側シート材16が落
下除去されるので、常時シート材16を一枚ずつフィー
ドすることでき、従って、シート材16を一枚ずつフィ
ードすることを目的とするシートフィーダ装置の信頼性
が向上し、安定した作動が行える。
又、かかる構成によると、シート材16を複数積み重ね
て載置するパレット45の支持部であるテーブル46
を、固定台46aおよび固定台46a上に固定され転動
可能に支承されたボールベアリング47からなる支持装
置と、前記固定台46a上方にて前記支持装置のボール
ベアリング47上に移動自在に載置された可動台46b
と、該可動台46bを任意の位置にて移動が不能な状態
に固定する足踏み式のフロアロック48と、を備えた構
成としたから、シート材16の位置決めを行う場合に、
足踏み式のフロアロック48の操作と可動台46bの動
作により、シート材16を吸引動作に最適となる任意位
置に自由に、しかも、正確にかつ簡単に移動して固定保
持することができる。
ところで、従来、シート材を複数積み重ねて載置する支
持部として、パレットを左・右に転動可能な支持ころで
左・右位置調整可能に支持し、その調整位置でパレット
を固定する機構として、マグネットを励磁してその磁気
吸引力によりパレットを吸引固定し、該マグネットを消
磁してこの固定を解除する従来技術が知られているが
(特開昭61−145045号公報参照)、このもので
は、パレットを水平面内の左・右一方向のみにしか位置
調整できず、水平面内の360度全方向に自在に位置調
整することが不可能である。
又、このものでは、マグネットの励磁、消磁を行うため
の電磁コイルの設備を要し、更に、パレットの材料とし
て鉄等の磁性材料を採用することが必須であり、パレッ
トの材料に制約を受けて自由度が低く、鉄等のパレット
では、重量が嵩むと共に、コスト的にも不利で、実用性
に欠ける。
この点、本考案の構成によると、可動台46bを、固定
台46a上に固定され転動可能に支承されたボールベア
リング47上に移動自在に載置した構成にすると共に、
可動台46bの固定機構として足踏み式のフロアロック
48を採用したから、上記従来技術の問題点を解消する
次のような格別な利点がある。
即ち、可動台46b(前記従来技術のパレットに相当)
をボールベアリング47により支持したため、可動台4
6bを前・後、左・右を問わず、水平面内の360度全
方向に自在に一度で位置調整が可能である。又、この位
置調整も極めて迅速かつ簡単な操作で行える。
又、マグネットによる固定機構を採用せず、足踏み式の
フロアロック48を採用したから、電磁コイルの設備が
不要となり、又、可動台46b及びパレットの材料とし
て鉄等の磁性材料を採用することが必須ではなく、前記
材料に何等の制約も受けず、目的に応じて樹脂や木材等
でも自由に選択して製作が可能で、自由度が高く、重量
の低減を図れると共に、コスト的にも有利で、実用性に
優れている。
尚、シート材16のフィード先であるローラコンベア
は、従来、1列或いは2列というように、搬送列が一定
していたが、本実施例によると、ローラコンベア76に
は、着脱式のガイド50並びにスライド式のガイド51
が設けられており、これらのガイド50,51の着脱や
スライドによって、フィードされてくる1列ないし2列
のシート材16に対して1列ないし2列のシート材供給
部に適宜設定可能である。
更に、従来では、バキュームパッド17位置は固定され
ていたが、本実施例では、バキュームパッド17は、支
持体27に対して左右前後方向に位置調整可能に装備さ
れており、シート材16の板巾,長さに合わせて、バキ
ュームパッド17位置調整を簡単に行うことができる。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案によれば、支持部により支
持したパレットに複数積み重ねて載置したシート材を一
枚ずつ略水平に吸引保持して搬送し該吸引を解除するこ
とによって所定位置に落下供給するシートフィーダ装置
において、吸引部にて吸引保持中のシート材上面に押し
付け力を付与して該シート材を変形させることにより、
余分に吸引されたシート材を落下供給する構成としたか
ら、シート材を一枚ずつフィードすることを目的とする
シートフィーダ装置の信頼性が向上し、安定した作動が
行える。
又、シート材を複数積み重ねて載置する前記パレットの
支持部を、固定台およびボールベアリングからなる支持
装置と、固定台上方にて支持装置のボールベアリング上
に移動自在に載置された可動台と、該可動台を任意の位
置にて移動が不能な状態に固定する足踏み式のフロアロ
ックと、を備えて構成して、シート材の位置決めを行う
ようにしたから、シート材を吸引動作に最適となる任意
位置に自由に、しかも、正確にかつ簡単に移動して固定
保持することができ、ひいては、シート材の吸引移動作
業を確実に素早くかつ効率良く行えるという利点がある
と共に、可動台を前・後、左・右を問わず、水平面内の
360度全方向に自在に一度で位置調整が可能であり、
又、可動台およびパレットの材料に何等の制約も受け
ず、目的に応じて樹脂や木材等によっても自由に選択し
て製作が可能で、自由度が高く、重量の低減を図れると
共に、コスト的にも有利である等実用的効果大なるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るシートフィーダ装置の一実施例を
示す正面図、第2図は同上実施例の平面図、第3図は同
上実施例の側面図、第4図は同上実施例におけるバキュ
ームパッドの詳細構造を示す側面図、第5図は同上実施
例における各装置の駆動ラインを示すエア回路図、第6
図は駆動ラインの他の実施例を示すエア回路図、第7図
(a)〜(c)は夫々従来のシートフィーダ装置の一例を示す
概略図である。 16……シート材、17……バキュームパッド、18…
…ヘッド、19……レール部、20……走行車輪、21
……移動台、24……ロッドレスシリンダ、26……エ
アシリンダ、27……支持体、45……パレット、46
……テーブル、46a……固定台、46b……可動台、
46c……部材、46d……ガイド部材、48……フロ
アロック、48a……レバー部材、48b……支持足、
47……ボールベアリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−145045(JP,A) 特開 昭59−223637(JP,A) 実開 昭60−16443(JP,U) 実開 昭55−82235(JP,U) 実開 昭61−171740(JP,U) 特公 昭53−18793(JP,B2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート材を複数積み重ねて載置するパレッ
    トの支持部と、該シート材の吸引部を備えた吸引装置
    と、該吸引部を所定位置に移動する移動手段と、を備
    え、前記パレット上に積層した複数のシート材を一枚ず
    つ吸引保持して搬送し該吸引を解除することによって所
    定搬送位置に供給するシートフィーダ装置において、前
    記吸引部にて吸引保持中のシート材上面に押し付け力を
    付与して該シート材を変形させる押し付け装置を設け、
    前記シート材の変形により余分に吸引されたシート材を
    落下除去するようにし、かつ前記支持部は、固定台およ
    び固定台上に固定され転動可能に支承されたボールベア
    リングからなる支持装置と、前記固定台上方にて前記支
    持装置のボールベアリング上に移動自在に載置された可
    動台と、該可動台を任意の位置にて移動が不能な状態に
    固定する足踏み式のフロアロックと、を備え、前記足踏
    み式のフロアロックは、前記可動台の上端側部に横方向
    に張り出して固定取付された部材と、該部材の下面に垂
    直下方に延びて固定取付された筒状のガイド部材と、該
    ガイド部材がスライド自由に組み付けられた支持足と、
    略コ字形状に屈曲形成され、一端部は長さが短く、他端
    部は長く形成され、前記支持足に回動自由に連結された
    レバー部材と、を含んで構成され、前記レバー部材の短
    い端部を前記部材を動かす作動部として該部材の下面に
    当接し、長い端部を足踏み操作部として部材よりも外側
    に張り出して足踏み操作時にロックされる構成としたこ
    とを特徴とするシートフィーダ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS626040Y2 (ja) * 1978-12-02 1987-02-12
JPS59223637A (ja) * 1983-05-27 1984-12-15 Fujitsu Ltd 重層した薄板の分離方法
JPS6016443U (ja) * 1983-07-12 1985-02-04 井上産業株式会社 板状素材の剥離装置
JPS61145045A (ja) * 1984-12-19 1986-07-02 Komori Printing Mach Co Ltd 枚葉印刷機の給紙用紙積装置

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