JPH062648A - アキシャルピストンポンプ装置 - Google Patents

アキシャルピストンポンプ装置

Info

Publication number
JPH062648A
JPH062648A JP4162556A JP16255692A JPH062648A JP H062648 A JPH062648 A JP H062648A JP 4162556 A JP4162556 A JP 4162556A JP 16255692 A JP16255692 A JP 16255692A JP H062648 A JPH062648 A JP H062648A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder block
vibration
plate
casing
shoe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4162556A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouji Totate
浩二 渡立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP4162556A priority Critical patent/JPH062648A/ja
Publication of JPH062648A publication Critical patent/JPH062648A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アキシャルピストンポンプ装置において、ス
ラストプレート及びバルブプレートの防振性及び摺動性
を向上させる。 【構成】 スラストプレート50及びバルブプレート1
2は防振合金製の部材51,61に摺動性の良い部材5
2,62を溶着して構成する。摺動性の良い部材52,
62はシュー17側とシリンダブロック11側に配置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アキシャルピストンポ
ンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アキシャルピストンポンプ装置と
しては、ケーシング内にピストンのストロークを規制す
る斜板を回動自在に取付け、上記斜板を貫通する駆動軸
を軸受を介して上記ケーシングに回転自在に支持し、こ
の駆動軸で回転駆動されるシリンダブロックの一端側
に、上記斜板に設けたスラストプレートに接触するシュ
ーを有するピストンを出没自在に設け、上記シリンダブ
ロックの他端と上記ケーシングとの間にバルブプレート
を設けたものがある(特開平2−305377号公報参
照)。
【0003】上記スラストプレートにはピストンのシュ
ーが接触して摺動し、上記バルブプレートにはシリンダ
ブロックの他端が接触して摺動するから、スラストプレ
ートおよびバルブプレートの箇所からの騒音が非常に大
きいものである。そこで、振動,騒音を低減するため、
上記スラストプレート及びバルブプレートを防振合金で
製造することが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、防振合
金は、振動を抑えて騒音を低減できるが、耐摩耗性や耐
焼付き性等の摺動性が悪いために、上記スラストプレー
ト及びバルブプレートに用いることができなかった。
【0005】そこで、本発明の目的は、防振合金を部分
的に使用し、摺接部に摺動性の良い部材を使用すること
によって、スラストプレートやバルブプレートの防振性
と摺動性を向上させたアキシャルピストンポンプ装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、ケーシング2に軸受により支持
された駆動軸6にシリンダブロック11を連結し、上記
シリンダブロック11に複数のピストン15を上記駆動
軸6の方向に沿って摺動自在に嵌合し、上記シリンダブ
ロック11の一端とケーシング2との間にバルブプレー
ト12を設け、上記シリンダブロック11の他端に面す
る斜板5に、上記ピストン15の頭部に取り付けたシュ
ー17が摺接するスラストプレート50を取り付けたア
キシャルピストンポンプ装置において、上記スラストプ
レート50は、上記斜板5側の防振合金製の部材51と
上記シュー17側の摺動性の良い部材52とからなるこ
とを特徴としている。
【0007】また、請求項2の発明は、上記バルブプレ
ート12は、上記ケーシング2側の防振合金製の部材6
1と、上記シリンダブロック11側の摺動性の良い部材
62とからなることを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1の発明によれば、スラストプレート5
0の斜板5側は、防振合金製の部材51からなるから、
シュー17の振動が吸収されて騒音が低減する。また、
スラストプレート50のシュー17との接触面側は摺動
性の良い部材52からなるから、摩耗,焼付きの恐れが
ない。また、請求項2の発明によれば、バルブプレート
12のケーシング2側は防振合金製の部材61からなる
から、振動が吸収されて騒音が低減する。また、シリン
ダブロック11との接触面側は摺動性の良い部材62か
らなるから、摩耗,焼付きの恐れがない。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により詳細に説
明する。図1に示すように、このアキシャルピストンポ
ンプ装置は、ケーシング本体3とエンドキャップ4とで
構成されたケーシング2を備えている。
【0010】上記ケーシング2内には、斜板5が回動自
在に配置され、この斜板5を貫通する駆動軸6が、上記
ケーシング本体及びエンドキャップ4の軸受9,10に
より回転自在に支持されている。
【0011】上記駆動軸6にはシリンダブロック11を
スプライン嵌合して、この駆動軸6と共に回転するよう
している。このシリンダブロック11には、上記斜板5
側の一端11aに開口し、バルブプレート12を介して
吸入口及び吐出口(図示せず)に通じる複数のシリンダ室
14が円周方向に所定の間隔で設けられている。
【0012】この各シリンダ室14にはピストン15が
軸方向へ摺動自在に嵌合され、この各ピストン15の頭
部15aには、上記斜板5に設けたスラストプレート5
0に接触して摺動するシュー17がそれぞれ取付けられ
ている。この各シュー17は、ボールリテーナ18に外嵌
したシューリテーナ20で保持されている。
【0013】上記ボールリテーナ18は、上記駆動軸6
に軸方向へ移動可能に嵌合され、上記シリンダブロック
11内に取付けたスプリング21により、ピン22を介
して上記斜板5側に付勢され、上記シューリテーナ20
を介して上記シュー17を上記スラストプレート50に
押付けるようになっている。
【0014】上記斜板5にはコンタクトピース25,2
6が取付けられ、このコンタクトピース25,26がサ
ーボシリンダ27とバイアスシリンダ28にそれぞれ当
接する。
【0015】上記サーボシリンダ27は、上記エンドキ
ャップ4に固定したサーボロッド30に軸方向へ摺動自
在に嵌合され、このサーボロッド30は、制御装置(図
示せず)から供給された作動油をその先端部から吐出さ
せて、上記サーボシリンダ27を斜板5のコンタクトピ
ース25に押付けるようになっている。
【0016】上記バイアスシリンダ28は、上記エンド
キャップ4に固定したバイアスロッド34に軸方向へ摺
動自在に嵌合され、エンドキャップ4から供給されるポ
ンプの吐出油をバイアスロッド34の先端部から吐出さ
せて、バイアスシリンダ28をコンタクトピース26に
当接させ、バイアスシリンダ28の押圧力とバイアスス
プリング35の力の合力で上記斜板5を最大傾斜方向に
付勢する。
【0017】したがって、上記サーボシリンダ27にか
かる作動油圧とバイアスシリンダ28にかかる作動油圧
及び上記バイアススプリング35の力の合力との均衡が
とれた状態で、上記斜板5の傾き状態が保持される。そ
して、上記制御装置からサーボロッド30に供給された
作動油の圧力を変えることにより、上記斜板5の傾斜角
を変えて、ポンプの流量の制御を行うことができる。
【0018】一方、上記斜板5に設けたスラストプレー
ト50は、図2に示すように、防振合金製の部材51
に、摺動性の良い部材52を溶着で張り付けて構成して
いる。上記摺動性の良い部材52はシュー17側に位置
する。また、上記バルブプレート12も、防振合金製の
部材61に摺動性の良い部材62を溶着で張り付けて構
成している。上記摺動性の良い部材62はシリンダブロ
ック11側に位置している。
【0019】上記防振合金としては、 複合型 Al−Zn(商品名Cosmal−Z) 強磁性型 Ni(同TDニッケル) Fe−Cr(同13クロム鋼) Fe−Cr−Al(同サイレンタロイ) Fe−Cr−Al−Mn(同トランカロイ) Fe−Cr−Mo(同ジェンタロイ) Co−Ni(同NIVCO10) Mg,Mg−Zr(同KIXI合金) Mg−Mg2 Ni 転位型 Mn−Cu(同ソノストン) Cu−Mn−Al(同インクラミュート) 双晶型 Cu−Al−Ni Cu−Zn−Al Ni−Ti(同チタノール) がある。
【0020】また、耐摩耗性及び耐焼付け性等の摺動性
が良い部材52,62の材料としては、鋳鉄、黄銅、砲
金、青銅、リン青銅、鉛青銅、ケルメット、銀、ホワイ
トメタル、銅鉛、カーボングラファイト、硬質ゴム、フ
ェノール樹脂がある。
【0021】上記構成によれば、スラストプレート50
及びバルブプレート12は、一部が防振合金製部材5
1,61であるから、振動が吸収され、騒音が低減され
る。また、スラストプレート50のシュー接触面及びバ
ルブプレート12のシリンダブロック接触面は、摺動性
の良い部材52,62からなっているから、耐摩耗性や
耐焼付き性が向上する。
【0022】図3は、本実施例のアキシャルピストンポ
ンプ装置の振動レベルを測定したグラフ、図4は、従来
のアキシャルピストンポンプ装置の振動レベルを測定し
たグラフである。両図からも明らかなように、従来の振
動レベルは、最大で2〜−3×100G/devの範囲
であったものが、本実施例の振動レベルは、最大で1.5〜
−2×100G/devの範囲まで低減しているのがわ
かる。
【0023】上記実施例では、防振合金性の部材と、摺
動性の良い部材とをある境で区別できるものであるが、
防振合金と摺動性の良い部材の割合が徐々に変化するも
のであってもよい。
【0024】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、スラストプレートあるいはバルブプレートを
防振合金製部材と摺動性の良い部材で構成したから、シ
ューやシリンダブロックの振動が吸収されて騒音が低減
する。また、シューの接触面あるいはシリンダブロック
の接触面側に、摺動性の良い部材を配置したから、耐摩
耗性や耐焼付き性等の摺動性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のアキシャルピストンポンプ装置の断
面図
【図2】 スラストプレートの断面図
【図3】 本発明の装置の振動レベル測定グラフ
【図4】 従来の装置の振動レベル測定グラフ
【符号の説明】
2…ケーシング、3…ケーシング本体、4…エンドキャ
ップ、5…斜板、50…スラストプレート、6…駆動
軸、11…シリンダブロック、12…バルブプレート、
15…ピストン、17…シュー、防振合金製の部材…5
1,61、摺動性の良い部材…32,62。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(2)に軸受により支持され
    た駆動軸(6)にシリンダブロック(11)を連結し、
    上記シリンダブロック(11)に複数のピストン(1
    5)を上記駆動軸(6)の方向に沿って摺動自在に嵌合
    し、上記シリンダブロック(11)の一端とケーシング
    (2)との間にバルブプレート(12)を設け、上記シ
    リンダブロック(11)の他端に面する斜板(5)に、
    上記ピストン(15)の頭部に取り付けたシュー(1
    7)が摺接するスラストプレート(50)を取り付けた
    アキシャルピストンポンプ装置において、 上記スラストプレート(50)は、上記斜板(5)側の防
    振合金製の部材(51)と上記シュー(17)側の摺動性
    の良い部材(52)とからなることを特徴とするアキシ
    ャルピストンポンプ装置。
  2. 【請求項2】 ケーシング(2)に軸受により支持され
    た駆動軸(6)にシリンダブロック(11)を連結し、
    上記シリンダブロック(11)に複数のピストン(1
    5)を上記駆動軸(6)の方向に沿って摺動自在に嵌合
    し、上記シリンダブロック(11)の一端とケーシング
    (2)との間にバルブプレート(12)を設け、上記シ
    リンダブロック(11)の他端に面する斜板(5)に、
    上記ピストン(15)の頭部に取り付けたシュー(17)が
    摺接するスラストプレート(50)を取り付けたアキシャ
    ルピストンポンプ装置において、 上記バルブプレート(12)は、上記ケーシング(2)
    側の防振合金製の部材(61)と、上記シリンダブロッ
    ク(11)側の摺動性の良い部材(62)とからなるこ
    とを特徴とするアキシャルピストンポンプ装置。
JP4162556A 1992-06-22 1992-06-22 アキシャルピストンポンプ装置 Pending JPH062648A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4162556A JPH062648A (ja) 1992-06-22 1992-06-22 アキシャルピストンポンプ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4162556A JPH062648A (ja) 1992-06-22 1992-06-22 アキシャルピストンポンプ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH062648A true JPH062648A (ja) 1994-01-11

Family

ID=15756838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4162556A Pending JPH062648A (ja) 1992-06-22 1992-06-22 アキシャルピストンポンプ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH062648A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0363227A (ja) * 1989-08-01 1991-03-19 Higeta Shoyu Kk 抗皮膚真菌症剤
JP2005256860A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Taiho Kogyo Co Ltd 摺動機構
US6979182B2 (en) 2001-07-31 2005-12-27 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Vibration damping mechanism for piston type compressor
CN101451524A (zh) * 2007-12-04 2009-06-10 东京计器株式会社 双容量泵
WO2021182862A1 (ko) * 2020-03-13 2021-09-16 한온시스템 주식회사 압축기 및 이에 포함되는 스러스트 플레이트 제조방법

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0363227A (ja) * 1989-08-01 1991-03-19 Higeta Shoyu Kk 抗皮膚真菌症剤
US6979182B2 (en) 2001-07-31 2005-12-27 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Vibration damping mechanism for piston type compressor
JP2005256860A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Taiho Kogyo Co Ltd 摺動機構
JP4506211B2 (ja) * 2004-03-09 2010-07-21 大豊工業株式会社 摺動機構
CN101451524A (zh) * 2007-12-04 2009-06-10 东京计器株式会社 双容量泵
WO2021182862A1 (ko) * 2020-03-13 2021-09-16 한온시스템 주식회사 압축기 및 이에 포함되는 스러스트 플레이트 제조방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100493218B1 (ko) 슬라이딩재 및 슬라이딩 장치
DE60220218T2 (de) Schwingungsdämpfungsmechanismus für einen Kompressor
US20010054352A1 (en) Swash plate type compressor with improved sliding portions
JPH062648A (ja) アキシャルピストンポンプ装置
US5660097A (en) Hinge ball for variable capacity wobble plate compressors and hardening coil for hinge ball
KR20020088348A (ko) 사판식 압축기
JPH07167041A (ja) 液圧回転機
JP3569759B2 (ja) 可変容量型斜板式液圧機械
JP3631344B2 (ja) 斜板式コンプレッサ
JP3778715B2 (ja) 斜板式ピストンポンプ・モータ
JP2989814B1 (ja) 斜板式油圧ポンプ
US20020157533A1 (en) Component having slide contact area of compressor
US6829980B2 (en) Component having slide contact area of compressor
JP2005201175A (ja) 可変容量型斜板式液圧回転機
JP3335744B2 (ja) 摺動部材の組合せ
KR100196246B1 (ko) 용량 가변형 경사판식 압축기
EP1211416B1 (en) Swash plate type compressor
JP2559510Y2 (ja) クレイドル型可変容量アキシャルピストンポンプ
JP2555812Y2 (ja) ピストンポンプのピストン組立体
JP2021148064A (ja) アキシャルピストン型液圧回転機の斜板およびその製造方法
WO2019176724A1 (ja) 斜板式圧縮機
JPH0248710Y2 (ja)
JPH0560058A (ja) 斜板型液圧回転機
EP0947696A1 (en) Swash plate compressor in which pressure in a crank chamber can be readily and rapidly adjusted
JP2020118090A (ja) ピストン型液圧装置及びその製造方法