JP3569759B2 - 可変容量型斜板式液圧機械 - Google Patents

可変容量型斜板式液圧機械 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は可変容量型斜板式液圧機械に係り、特に、高圧、高回転条件下で運転可能な可変容量型斜板式液圧機械におけるスリッパの斜板に対する押圧構造及びシリンダブロックの弁板に対する押圧構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
作動流体を動力伝達の媒体とする液圧システムではより一層の高性能化、省エネ化、高機能化及び高信頼性化のために、システムの高動力密度化(重量あたりの出力の増加)及び電子化が図られつつある。特に、システム構成機器の心臓部となる油圧ポンプ・モ−タの高動力密度化のためには、高圧化及び高速化が必要不可欠となる。
【0003】
例えば作動流体として油を用いるシステムで、油圧ポンプ・モ−タの高圧、高回転化により高動力密度化を実現するためには、各摺動部における漏れと摩擦に基づく損失動力の低減が必須となる。
【0004】
一方、本願で発明の対象としている、スリッパの斜板に対する押圧構造及びシリンダブロックの弁板に対する押圧構造を備えた可変容量型斜板式液圧機械の従来技術としては、図8に示すような特開平3−15673号公報に開示されたものがある。特開平3−15673号公報に開示されたポンプでは、シリンダブロック5及びリテーナガイド11を、リテーナガイド11がシリンダブロック5より斜板12側に位置する状態で回転軸2に対してその軸方向に沿って摺動可能かつ一体回転可能に支持し、前記リテーナガイド11の斜板12側に形成された球面座11bにスリッパリテ−ナ10を支承してある。そして、シリンダブロック5の中心部に収納室14を設け、シリンダブロック5のボス部を貫通するとともに一端が前記収納室14内に収容された環状の係止部材25に当接し他端が前記リテーナガイド11の前記球面座11bと反対側の面に当接する状態で複数本の押しピン13を設け、前記収納室14内に、一端を前記係止部材25に当接させ、他端を前記収納室14の斜板12と反対側の端部に配置された止め輪18に当接させたコイルばね26が配設されている。係止部材25は収納室14内を前記駆動軸3方向に移動可能としてあり、止め輪18はシリンダブロック5に固定されているから、コイルばね26は、係止部材25を斜板12側に付勢する。
【0005】
すなわち、止め輪18に係止され係止部材25との間に介装されたコイルばね26の作用により押しピン13は係止部材25を介して常に斜板12側に押圧付勢されている。この結果、コイルばね26の押圧力がピン13を介して前記リテーナガイド11に伝達され、リテーナガイド11の球面座11bに支承されたスリッパリテ−ナ10を介してピストンスリッパ8が斜板12の摺動部12aに押圧される(押圧力をFpとする)。
【0006】
又、コイルばね26の反力によりシリンダブロック5が弁板19側へ押圧付勢される。ピストンスリッパ8の斜板12に接する面には油溝が形成され、この油溝はシリンダボア6の内部と連通していてシリンダボア6から作動油の一部が摺動面潤滑用に供給されるようになっている。
【0007】
このような構成とすることにより、スリッパリテーナ10はピストンスリッパ8がピストン7の吸入行程において、作動油の吸入側での管路抵抗により摺動部12aから引き離される方向への力(Fs)を受けた時、ピストンスリッパ8が摺動部12aから引き離されるのを抑える機能を有する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
斜板式液圧機械を代表する斜板式アキシァルピストンポンプの高動力密度化に当り、前記ポンプを高速回転した場合でも、ピストンスリッパ(以下、単にスリッパという)8の斜板からの浮き上がりを防止し、スリッパ・斜板間に特定の押し付け比(Fp/Fs)を保持した状態でスリッパが斜板上を回転摺動するには、前記コイルばね26のばね力を駆動軸3の回転速度の2乗に比例して大きくする必要がある。
【0009】
さらに、前記ポンプの高圧・高回転時のピストン切り替え本数(吸入行程にあるピストンの本数と吐出行程にあるピストンの本数)の変化に伴い、ピストン油圧反力が変動する。しかも、前記ピストン油圧反力の合力のスリッパリテ−ナ10への着力点は駆動軸心から偏心した位置で、かつ数字の8の字を描くような軌跡を辿りながら変化することが知られている。これにより、スリッパを押圧しているスリッパリテ−ナには、前記ピストン油圧反力の変動成分が軸方向に作用するとともに、本変動成分が駆動軸に対して偏心して作用することによるモ−メント成分も同様に作用する。
【0010】
この結果、前記スリッパリテ−ナにはこのような外乱が振動成分として常時作用するため、斜板に対するスリッパの保持精度が低下すること、言い替えると押し付け比の変動幅が大きくなることが懸念される。特に、スリッパの保持精度に及ぼす前記変動成分の影響度が顕著となる。すなわち、高圧、高速条件下では前記外乱振動成分が前記コイルばねを介してスリッパリテ−ナに伝播する。これにより、斜板・スリッパ間摺動面に形成される油膜厚さが変動する。
【0011】
この結果、斜板に対するスリッパの保持精度が低下し、シリンダボア7から潤滑用に供給される油の斜板・スリッパ間からの漏れ流量が増大し、容積効率が低下することがある。さらに、スリッパには軸方向の変動荷重成分のみならず、前記モ−メント荷重も重畳して加わるため、斜板に対してスリッパが傾斜し、スリッパの外周部で片当りが生じる。これによりスリッパの外周部が偏摩耗するとともに、焼け付き等の致命的なトラブルを誘発することが懸念される。
【0012】
これに対して、従来技術ではスリッパの斜板に対する押し付け力はコイルばね26のばね力によって一義的に決定される。さらにシリンダブロック・回転軸間に形成される限られたスペ−ス的な理由によってコイルばねによる押し付け力にはおのずから限界がある。特に、前記ポンプを高動力密度化し、ポンプ摺動部の代表寸法であるシリンダブロックのピッチ円直径を小径化した場合には、この傾向が顕著となる。これにより高速回転時にはスリッパの浮き上がりを防止できないこともありうる。
【0013】
さらに、スリッパリテ−ナに外乱振動が作用した場合にスリッパの斜板に対する押圧の保持精度を確保することに対する配慮がなされていなかった。
【0014】
本発明の課題は、可変容量型斜板式液圧機械において、スリッパの斜板に対する保持精度を向上させることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の可変容量型斜板式液圧機械は、ピストンが摺動可能に挿入された複数のシリンダボアが円周上に配置されたシリンダブロックと、ピストンの一端にすう着されたピストンスリッパと、シリンダブロックを回転させる回転軸と、回転軸に対して傾斜させて固定されピストンのストローク量を決める斜板と、ピストンスリッパを斜板に押圧する押圧付与機構を備えてなる可変容量型斜板式液圧機械において、押圧付与機構は、中間部材を介してピストンスリッパを押圧する皿ばねを備え、この中間部材の押圧力伝達方向の中間に制振材を有してなることを特徴とする。
【0016】
また、押圧付与機構は、シリンダブロックに形成された収納室内に収納され、皿ばねのピストンスリッパの反対側に位置させて後部係止部材を設けて構成することができる。
【0017】
さらに、前記後部係止部材と前記止め輪を一体にした調節部材とし、且つ前記調節部材の外周部にねじ部を形成し、シリンダブロックの収納室内周面の前記ボス部と遠い側にねじ部を形成し、前記調節部材の外径部の前記ねじ部とシリンダブロックの収納室内周面の前記ねじ部とをねじ結合し、前記調節部材の回転軸方向位置を調節可能に構成できる。
【0018】
また、前記中間部材、複数個の皿ばね及び後部係止部材とからなるスリッパの押圧付与構造を一体型に形成した複合部材で構成することができる
【0019】
さらに、前記ピストンスリッパをスリッパリテーナを介して前記斜板に押しつけ保持する球面座を備えたリテーナガイドを設け、前記シリンダブロックの前記回転軸が挿通されているボス部を貫通し、一端が前記収納室に軸方向に移動可能に配設された中間部材に当接し、他端が前記リテーナガイドの反球面座端面と当接するように複数本の押しピンを設けるとともに、前記後部係止部材の前記皿ばねに接する面と反対側の面に接して後部係止部材の収納室からの抜け出しを防止する止め輪を収納室内壁面に回転軸方向に移動しないように装着し、前記複合部材を、前記押しピン側の非開口部、ばね部及び該止め輪側の非開口部とからなる3つの部分で構成し、且つ前記押しピン側の非開口部を拘束材と制振材をサンドウィッチ構造に形成するとともに、しかも前記非開口部を延在してなる筒状金属体に連続的な螺旋状の開口溝を形成して該ばね部を形成し、さらに前記止め輪側の非開口部を前記ばね部に連続して一体的に形成し、さらに前記止め輪側の非開口部端面を前記止め輪と当接するように構成できる。この場合においてさらに、前記複合部材の前記止め輪側の非開口部の外径部にねじ部を形成し、シリンダブロックの収納室内周面の前記ボス部と遠い側にねじ部を形成し、前記止め輪側の非開口部の外径部の前記ねじ部とシリンダブロックの収納室内周面の前記ねじ部とをねじ結合し、前記止め輪側の非開口部の回転軸方向位置を調節可能に構成することができる。
【0020】
また、上述した可変容量型斜板式液圧機械を用いてポンプ及びモータのうちの少なくとも一方を構成し、ポンプとモータで閉回路が構成されている静油圧伝導装置を構成することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した第1の実施例を図1に従って説明する。図1は本発明の第1の実施例の可変容量型斜板式アキシャルピストンポンプの回転部縦断面図を示す。図示の実施例の可変容量型斜板式アキシャルピストンポンプは、一端が開放された円筒状のケーシング1Aとケーシング1Aの開放端に結合されてポンプ後端部を形成するケーシング1Bとから構成される中空のケーシング本体1と、前記ケーシング1A内に突出して設けられ途中にスプライン部3が形成された回転軸2と、ケーシング1A内に配置され中央部の穴を前記回転軸2に挿通させた斜板12と、ケーシング1Aとケーシング1Bとにそれぞれ配設され回転軸2を回転自在に支持する転がり軸受4a,4bと、ケーシング1内に設けられ前記回転軸2のスプライン部3で支持され、且つ該回転軸2と一体回転するシリンダブロック5と、ケーシング1Bの前面、図上左側の面に接して該ケーシング1Bに固定して配置され、シリンダブロック5の後端面に接して摺動する弁板19と、シリンダブロック5の前側、図上左側に前記斜板12との間に配置され前記スプライン部3に嵌装支持されたリテーナガイド11と、シリンダブロック5の中央部に回転軸2と同心に形成された円筒状の収納室14と、収納室14の後部内周面に固定された止め輪18と、収納室14の前方側内部に軸方向に移動可能に配置された前部系止部材としての円筒状の中間部材15と、後部内周面に且つ前記シリンダブロック5のボス部5aを貫通し、一端が前記収納室14に配設された中間部材15の前端面に当接し、他端が前記リテーナガイド11の反球面座端面11aと当接するように軸線を回転軸2の中心線に平行させて配置された複数本の押しピン13と、前記止め輪18の前方側に接してかつ外周面を収納室14の内周面に接して配置された環状の後部係止部材17と、中間部材15の後端と後部係止部材17の間に配置された複数の皿ばね16と、シリンダブロック5に軸方向に穿設した複数のシリンダボア6と、複数のシリンダボア6にそれぞれ往復動可能に設けられ前方側先端部に球形部を備えたピストン7と、各ピストン7それぞれの先端球形部に回転自在に嵌合されその底面(前側の面)を前記斜板12に当接させて配置されたピストンスリッパ8と、中央部の穴を前記リテーナガイド11の球面座に係合させ円周上に配置された穴に前記ピストンスリッパ8を係合させたスリッパリテーナ10と、を含んで構成されている。
【0022】
後部係止部材17は止め輪18に曲げが作用したときの止め輪の抜け出し防止の役目をしており、前記複数個の皿ばね16は前記中間部材15をボス部5a側に押圧付勢する。後部係止部材17、前記複数個の皿ばね16、及び前記中間部材15は前記収納室14内で前記回転軸2の軸方向に前後方向に移動自在に、且つタンデムに配置するとともに、これらの構成部品が互いに当接するように構成されている。
【0023】
さらに、スリッパ8の底面9は、皿ばね16に付勢された中間部材15により押しピン13、リテーナガイド11及びスリッパリテーナ10を介して斜板12に押し付けられる。斜板12は図示されていない周知の方法(例えばクレードル方式)で支持され、スリッパ8の底面9により押し付け力が加えられてもその回転軸2に対する傾き角や軸方向の位置が変化することはない。
【0024】
一方、シリンダブロック5は、前記皿ばね16による中間部材15付勢の反力により、後部係止部材17及び止め輪18を介して弁板19側に押圧付勢され、シリンダブロック5は、弁板19と摺動しつつ回転する。
【0025】
前記弁板19には、シリンダブロック5の回転によって各シリンダボア6と間歇的に連通する一対の吸排ポート20A、20Bが穿設されており、該吸排ポート20A、20Bはケーシング1Bに設けた一対の吸排通路21A、21Bと連通するようになっている。ポンプからの吐出量を可変に制御するためのレギュレータ22は、結合部23で斜板12と結合され、斜板12が回転軸2となす角を制御している。
【0026】
本実施例はこのように構成されるが、次に油圧ポンプとして用いた場合の作動について説明する。
【0027】
エンジン、電動機等の駆動源(図示せず)によって回転軸2を回転すると、該回転軸2とシリンダブロック5とはスプライン部3によって周方向の相対運動を拘束するように一体的に連結されているので、回転軸2とシリンダブロック5が一体になって回転する。各ピストンの先端球形部はスリッパ8に嵌合され、スリッパ8は斜板12に押し付けられているから、各ピストンは前記シリンダブロック5の回転に伴い、シリンダボア6内を往復動する。
【0028】
このとき、斜板12は予め、レギュレータ22によって回転軸2に対して垂直な面から任意の傾き角を持つように傾けられているため、シリンダブロック5が一回転する間に、前述の各ピストン7のストロークに差が生じ、各ピストン7がシリンダボア6から退行する間(図上左側に向かって動く間)は、ケーシング1Bの吸排通路21Bから弁板19の吸排ポート20Bを介してシリンダボア6内に作動油を吸い込む吸い込み行程となり、各ピストン7がシリンダボア6内に進入する間(図上右側に向かって動く間)は、該各シリンダボア6内の作動油を加圧し、弁板19の吸排ポート20A、ケーシング1Bの吸排通路21Aを介して吐出させる吐出行程となる。
【0029】
シリンダブロック5は、前述のように、皿ばね16により弁板19側に押し付けられているから、吐出行程でシリンダボア6内の作動油が弁板19の吸排ポート20Aを通して排出される際に、作動油が弁板19とシリンダブロック5の後端面の間から漏れ出るのが抑制される。
【0030】
吸い込み行程中は、作動油の吸入側管路での抵抗により当該ピストン7に装着されたスリッパ8は斜板摺動面12aから引き離される方向への力を受ける。スリッパリテーナ10はこの力に抗してスリッパ8を斜板摺動面12a側に付勢する働きをする。この付勢力は前述のように押しピン13を介してリテーナガイド11に加わる皿ばね16のばね力に基づいている。
【0031】
一方、スリッパに作用する慣性力は次式で与えられる。
【0032】
Fi=Ms・Xs・ω .......(1)
ここに、
Ms:ピストンスリッパの質量
Xs:ピストンスリッパの変位
ω :ピストンスリッパの角速度
前記の慣性力算出式からも分かるように、回転軸が高速回転になる程回転速度の2乗に比例して、スリッパに作用する慣性力が増大する。従って、高速回転時にスリッパの斜板摺動面からの浮き上がりを防止するためには、スリッパを押圧しているばねのばね力を前記の慣性力よりも大きくすることが不可欠となる。
【0033】
これに対して、該ポンプを高動力密度化し、小型、軽量化することにより、該ポンプサイズの代表寸法となるシリンダブロックのシリンダポートのピッチ円直径寸法を小径化できる。
【0034】
反面、該ポンプを高動力密度化のために高速回転駆動すると、前述のようにスリッパを押圧するために必要なばね力、したがってバネの大きさすなわちバネを収容するために必要なスペースも増大する。
【0035】
したがって、該ポンプの高動力密度化による小型化と、高圧、高速回転時にスリッパを斜板に押圧するために必要なばね力を有するばねを収容する構造のサイズとは互いに相反関係にある。
【0036】
一方、高動力密度化による該ポンプの小型化で、シリンダポートのピッチ円直径寸法を小径化すると、スリッパの押圧構造、すなわちばねを収納するための収納スペースも制約を受けることになる。
【0037】
これにより、限られたスペース内でスリッパに適正な押圧を付与するためのばねのばね力の大きさも当然のことながら、制限を受けることになる。
【0038】
例えば、ばね力がスリッパリテーナ10に効果的に伝達されないと、スリッパ8の斜板12への押圧力が不足して、スリッパ8が斜板12の摺動面12aから離れ、作動油の漏れ流量を増大させる。この結果、ポンプの容積効率が低下する。したがって、ポンプの高動力密度化の実現には前述の相反する課題を同時に解決できるスリッパ押圧構造の適正化が、必要不可欠となる。
【0039】
本発明はこのような課題を解決するために案出されたものであり、図1に示すように、シリンダブロック5内の中心部の限られたスペースの収納室14内に中間部材15、複数個の皿ばね16、後部係止部材17及び止め輪18とからなるスリッパ8の押圧構造を配設する構成としている。
【0040】
同一内径の中空部にコイルばねを内装した場合と皿ばねを内装した場合を比較すると、皿ばねを内装した場合の方がばね軸の方向に発生するばね力を大きくとることができる。さらに、皿ばねはコイルばねに比べ、利用範囲の広い非線形特性が容易に得られる。これにより、高速回転時にスリッパの斜板に対する押圧構造、さらにシリンダブロックの弁板に対する押圧構造の小型化を実現している。この結果、限られたスペース内で、スリッパリテーナ10に対してスリッパを斜板に付勢するためのばね力を効果的に伝達でき、スリッパの斜板に対する保持精度が向上する。
【0041】
したがって、斜板・スリッパ間摺動面からの漏れ流量を低減できることにより、ポンプの容積効率の低下を抑制でき、これらによる損失動力の低減を図れる。
【0042】
これにより小型、軽量且つ高性能な斜板式アキシァルピストンポンプを実現できる。
【0043】
一方、本発明による構成によれば、複数個の皿ばね16でスリッパリテーナ10の押圧作用を効果的に行うことが出来るため、スリッパの斜板に対する保持精度が向上するとともに、シリンダブロック5の弁板19側への押圧も斜板・スリッパ間の場合と同様に、弁板・シリンダブロック間摺動面からの漏れ流量を低減し、損失動力の低減を効果的に行うことが出来る。
【0044】
なお、本発明の前記実施例ではピストン7の数は、一般に採用されている7本又は9本以外でもよく、さらに押しピン13の数は3本以上が望ましいが、最大でもピストン7の本数分程度あればよい。さらに、皿ばね16の数は、皿ばね16単体における個体差が荷重−変位特性に及ぼす影響を緩和するため、少なくとも2個とするのが望ましい。
【0045】
図2は本発明の第2の実施例を示す斜板式アキシァルピストンポンプ・モータの回転要部縦断面図である。本実施例が前記第1の実施例と異なるのは、図において、前記第1の実施例における中間部材15を、拘束材30a、30cと制振材30bとで形成するサンドウィッチ構造の中間部材30とした点である。他の構成は前記第1の実施例と同一であるので、同一の符号を付して説明を省略してある。
【0046】
スリッパの押圧構造を前述のように構成することにより、高圧・高速回転時に限られたスペースの収納室14に収納されたスリッパの押圧構造で、スリッパ8及びシリンダブロック5に対するばね力を適正化できる。さらに、ピストン切り替え本数の変化に起因するピストン油圧反力の変動成分がスリッパリテーナ10に外乱振動として作用した場合でも、中間部材30における制振材30bの粘弾性特性により振動減衰効果があるため、これらの外乱振動が皿ばね16に伝達するのを抑制出来る。
【0047】
前記制振材30bを粘弾性体高分子材料(例えば、エンジニアリングプラスチック等)、高減衰能鋳鉄、又は制振合金等で形成することにより効果的に振動減衰効果を得ることができる。
【0048】
この結果、本実施例によれば、前記第1の実施例による効果に加え、スリッパリテーナ10に外乱振動が付加された場合でも、皿ばね16によるスリッパに対する押圧を効果的に行うことが出来る。
【0049】
図3は、図2に示した本発明の第2の実施例に対してスリッパ押圧力調節機能を付与した、本発明の第3の実施例である斜板式アキシァルピストンポンプ・モータの回転要部縦断面図である。
【0050】
本実施例と前記第2の実施例の相違点は、図2に示した後部係止部材17と止め輪18を一体型の調節部材40とし、且つ該調節部材40の外径部にネジ部40aを形成し、シリンダブロック5の収納室14後端部内周にねじ部を形成し、ネジ部40aをシリンダブロック5の前記ねじ部に螺合させる構成とした点である。他の構成は前記第2の実施例と同一であるので、同一の符号を付して説明を省略してある。
【0051】
このような構成とすることにより、前記第1の実施例と同様、限られたスペース内に形成した押圧機能でスリッパ及びシリンダブロックに対する押圧を効果的に付与できるとともに、前記調節部材40の軸方向位置を、調節部材40を回転させて微調整することにより、スリッパ8の斜板12の摺動面12aに対する初期押し付け力を適正値に調節出来る。
【0052】
これにより、斜板・スリッパ間からの漏れ流量の適正化を図れるとともに、前記両者隙間での摩擦トルクの最小化を図れる。この結果、漏れ流量と摩擦トルクによる損失動力の最小化を図れる。さらに、複数個の皿ばね16相互間の特性のバラツキを調節することも可能となる。したがって、高圧、高回転条件下においても該ポンプの高性能化を実現出来る。
【0053】
図4と図5は本発明の第4の実施例を示すもので、図4は第4の実施例を示す斜板式アキシァルピストンポンプ・モータの回転要部縦断面図、図5は図4の複合部材50を示す正面図である。
【0054】
本実施例と前記第2の実施例の相違点は、前記第2の実施例における振動減衰効果を有する中間部材30、複数個の皿ばね16及び後部係止部材17とからなるスリッパ8の押圧付与機構を、一体型に形成した円筒状の複合部材50で構成し、シリンダブロック5の収納室14の軸方向に前後動自在に嵌挿配設した点である。他の構成は前記第2の実施例と同様であるので、同一の符号を付して説明を省略してある。
【0055】
前記一体円筒状の複合部材50は、押しピン13側の非開口部と、螺旋状の開口部を備えたばね部と、止め輪18側の非開口部50dと、の3つの部分で構成されている。前記押しピン13側の非開口部は、拘束材50a、50cと制振材50bを軸方向に重ねてサンドウィッチ構造に形成してなり、制振機能を有するとともにばね力を押しピンに伝達する。螺旋状の開口部を備えたばね部は、前記押しピン側の非開口部に一体に延長された筒状金属体に連続的な螺旋状の開口溝を形成してばね部を形成してばね力を発生する。止め輪18側の非開口部50dは、前記ばね部に連続して一体型に環状に構成され、ばね力を止め輪18を介してシリンダブロック5に伝達する。
【0056】
スリッパ8の押圧構造を前述の一体型構成とすることにより、限られたスペースにおいてもスリッパ8に対する押圧力を適正に付与できるとともに、外乱振動に対しても減衰効果を発揮できる。さらに、前記押しピン側の非開口部が前記ばね部の座巻部分を兼ねる構造としているため、荷重−変位特性が良好な線形性を示す。
【0057】
これにより、前述の第2実施例の場合と同様な効果、すなわち、斜板・スリッパ間における損失動力の低減を図ることができ、結果としてポンプの小型、軽量かつ高性能化を図れる。さらに、本実施例によれば、前述の各実施例特有の効果とは別に、スリッパの押圧構造自体を簡単化できるとともに、組付けを容易に出来る等の付帯的な効果がある。
【0058】
図6に示す第5の実施例は、図4に示した第4の実施例の一変形例であり、図6は第5の実施例である斜板式アキシァルピストンポンプ・モータの回転要部縦断面図である。本実施例と図4に示す第4の実施例の相違点は、スリッパの押圧調整機能を付加した点である。すなわち、複合部材60の止め輪18側の非開口部の外周部にネジ部60dを形成し、シリンダブロック5の収納室14後端部内周にねじ部を形成し、ネジ部60dをシリンダブロック5の前記ねじ部に螺合させる構成とした点である。他の構成は前記第4の実施例と同一であるので、同一の符号を付して説明を省略してある。
【0059】
スリッパの押圧機構をこのような構成にすることにより、構造の簡単化と組み付けの容易性の向上を図れ、しかも図3に示した実施例の場合と同様な効果が得られる。
【0060】
図7は本発明の第6の実施例を示し、本発明を静油圧伝動装置に応用した場合の例である。本静油圧伝動装置の基本構成には種々の実施形態が考えられるが、図示の例は最も一般的な場合、すなわち、可変容量ポンプと定容量モータとからなる閉回路システムを構成したものである。図示の静油圧伝動装置は、可変容量ポンプ72と、該可変容量ポンプ72を駆動する駆動源の電動機又はエンジン70と、定容量モータ74と、前記変容量ポンプ72と前記定容量モータ74とを流体動力的に結合する主回路76と、を含んで構成されている。
【0061】
変容量ポンプ72、定容量モータ74に、本発明になるスリッパの押圧構造を採用したポンプ/モータを用いてある。
【0062】
このような構成とすることにより、静油圧伝動装置が高圧、高回転で運転されても該ポンプ、モータにおける摺動部、特に斜板・スリッパ間及びシリンダブロック・弁板間からの漏れ流量及び摩擦トルクを低減できるため、これらの摺動部における潤滑状態を良好に維持出来る。
【0063】
この結果、小型、軽量で高効率の静油圧伝動装置を提供出来る。本発明は斜板式アキシァルピストンポンプ・モータのみならず、斜軸式のアキシァルピストンポンプ・モータの押圧構造としても適用出来る。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、可変容量型斜板式アキシァルピストンポンプ・モータが高圧、高回転条件下で運転されても、スリッパの斜板に対する押圧機構を前述のように構成し、さらに、これらの構成要素をシリンダブロック中央部内の限られた収納室にタンデムに配設しているため、小さいスペースで効果的にバネ力を発生できるとともに、スリッパ及びシリンダブロックに対するばね力を効果的に伝達することが出来る。
【0065】
さらに、前記中間部材に粘弾性特性による減衰機能を付与しているので、スリッパリテーナに外乱振動が作用してもスリッパに対する押圧を適正に維持でき、斜板・スリッパ間及びシリンダブロック・弁板間からの漏れ流量と摩擦トルクに基づく損失動力を最小に出来る。
【0066】
これにより、小型、軽量で高効率の可変量型斜板式アキシァルピストンポンプ・モータを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す可変容量型斜板式アキシァルピストンポンプ・モータの回転部縦断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す可変容量型斜板式アキシァルピストンポンプ・モータの回転部縦断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示す可変容量型斜板式アキシァルピストンポンプ・モータの回転部縦断面図である。
【図4】本発明の第4の実施例を示す可変容量型斜板式アキシァルピストンポンプ・モータの回転部縦断面図である。
【図5】図4の複合部材を示す正面図である。
【図6】本発明の第5の実施例を示す可変容量型斜板式アキシァルピストンポンプ・モータの回転部縦断面図である。
【図7】本発明の第6の実施例である静油圧伝動装置を示す系統図である。
【図8】従来技術の例を示す斜板式アキシァルピストンポンプ・モータの回転要部縦断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング本体 1A,1B ケーシング
2 回転軸 3 スプライン部
4a,4b 転がり軸受 5 シリンダブロック
5a ボス部 6 シリンダボア
7 ピストン 8 ピストンスリッパ
9 スリッパの底面 10 スリッパリテーナ
11 リテーナガイド 11a リテーナガイドの反球面座端面
11b 球面座 12 斜板
12a 斜板の摺動面 13 押しピン
14 収納室 15 中間部材
16 皿ばね 17 後部係止部材
18 止め輪 19 弁板
20a,20b 吸排ポート 21a,21b 吸排通路
22 レギュレータ 23 結合部
25 係止部材 26 コイルばね
30 中間部材 30a,30c 拘束材
30b 制振材 40 一体型の調節部材
40a ネジ部 50 一体型に形成した複合部材
50a,50c 拘束材 50b 制振材
50d 止め輪18側の非開口部 60 一体型に形成した複合部材
60a,60c 拘束材 60b 制振材
60d ねじ部 70 電動機又はエンジン
72 可変容量ポンプ 74 定容量モータ
76 主回路

Claims (6)

  1. ピストンが摺動可能に挿入され複数のシリンダボアが円周上に配置されたシリンダブロックと、前記ピストンの一端にすう着されたピストンスリッパと、前記シリンダブロックを回転させる回転軸と、該回転軸に対して傾斜させて固定され前記ピストンのストローク量を決める斜板と、前記ピストンスリッパを前記斜板に押圧する押圧付与機構を備えてなる可変容量型斜板式液圧機械において、
    前記押圧付与機構は、中間部材を介して前記ピストンスリッパを押圧する皿ばねを備え、前記中間部材の押圧力伝達方向の中間に制振材を有してなることを特徴とする可変容量型斜板式液圧機械。
  2. 請求項に記載の可変容量型斜板式液圧機械において、前記押圧付与機構は、前記シリンダブロックに形成された収納室内に収納され、前記皿ばねの前記ピストンスリッパの反対側に位置させて後部係止部材を設けて構成され、該後部係止部材の前記皿ばねに接する面と反対側の面に接して後部係止部材の収納室からの抜け出しを防止する止め輪を前記後部係止部材と一体に形成して調節部材とし、且つ前記調節部材の外径部にねじ部を形成し、シリンダブロックの収納室内周面の前記ボス部と遠い側にねじ部を形成し、前記調節部材の外径部の前記ねじ部とシリンダブロックの収納室内周面の前記ねじ部とをねじ結合し、前記調節部材の回転軸方向位置を調節可能に構成したことを特徴とする可変容量型斜板式液圧機械。
  3. 請求項2に記載の可変容量型斜板式液圧機械において、前記中間部材と前記皿ばねと前記後部係止部材を一体型に形成した複合部材で構成したことを特徴とする可変容量型斜板式液圧機械。
  4. 請求項に記載の可変容量型斜板式液圧機械において、前記ピストンスリッパをスリッパリテーナを介して前記斜板に押しつけ保持する球面座を備えたリテーナガイドを設け、前記シリンダブロックの前記回転軸が挿通されているボス部を貫通し、一端が前記収納室に軸方向に移動可能に配設された中間部材に当接し、他端が前記リテーナガイドの反球面座端面と当接するように複数本の押しピンを設けるとともに、前記後部係止部材の前記皿ばねに接する面と反対側の面に接して後部係止部材の収納室からの抜け出しを防止する止め輪を収納室内壁面に回転軸方向に移動しないように装着し、前記複合部材を、前記押しピン側の非開口部と、この押しピン側の非開口部に接続して形成されたばね部と、このバネ部に接続して形成された止め輪側の非開口部とからなる3つの部分で構成し、且つ前記押しピン側の非開口部を拘束材と制振材を回転軸方向に重ねてサンドウィッチ構造に形成するとともに、前記非開口部を延在してなる筒状金属体の外周面に連続的な螺旋状の開口溝を形成して前記ばね部を形成し、さらに前記止め輪側の非開口部を前記ばね部に連続して一体的に環状に形成し、さらに前記止め輪側の非開口部端面を前記止め輪と当接するように構成したことを特徴とする可変容量型斜板式液圧機械。
  5. 請求項に記載の可変容量型斜板式液圧機械において、前記複合部材の前記止め輪側の非開口部の外径部にねじ部を形成し、シリンダブロックの収納室内周面の前記ボス部と遠い側にねじ部を形成し、前記止め輪側の非開口部の外径部の前記ねじ部とシリンダブロックの収納室内周面の前記ねじ部とをねじ結合し、前記止め輪側の非開口部の回転軸方向位置を調節可能に構成したことを特徴とする可変容量型斜板式液圧機械。
  6. エンジンもしくはモータで駆動されて作動流体を加圧するポンプと、該ポンプで加圧された作動流体を動力源として駆動される液圧モータと、前記ポンプと前記液圧モータを接続して閉回路を構成する管路と、を含んでなる静油圧伝動装置において、前記ポンプと前記液圧モータのうち少なくとも一方を請求項1乃至のいずれかに記載の可変容量型斜板式液圧機械で構成したことを特徴とする静油圧伝動装置。
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