JPH06263836A - 新規なプレポリマーの製造方法 - Google Patents

新規なプレポリマーの製造方法

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JPH06263836A
JPH06263836A JP5078907A JP7890793A JPH06263836A JP H06263836 A JPH06263836 A JP H06263836A JP 5078907 A JP5078907 A JP 5078907A JP 7890793 A JP7890793 A JP 7890793A JP H06263836 A JPH06263836 A JP H06263836A
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JP
Japan
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compound
active hydrogen
isocyanate
reacting
groups
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Pending
Application number
JP5078907A
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English (en)
Inventor
Joichi Saito
譲一 斎藤
Yukio Matsumoto
幸夫 松本
Yutaka Higashijima
裕 東島
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】分子量6000のポリオキシアルキレントリオ
ールとTDIを反応させた後、MDIを反応させて、N
CO含有量1.95重量%のプレポリマーを得た。 【効果】低粘度であり、硬化特性のよいプレポリマーが
得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なプレポリマーの製
造方法および樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】イソシアネート末端プレポリマーは通常
過剰のイソシアネート成分中にポリオール成分を仕込み
反応させることにより合成する。イソシアネート成分は
単独の種類あるいは複数の種類の混合物である。また、
複数の種類の官能基を有するプレポリマーの合成は、ポ
リオール末端の修飾をそれぞれ個別に行って製造された
プレポリマーを混合することにより行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】反応性のほぼ等しい2
以上のイソシアネート基を有するポリイソシアネート化
合物A、たとえば4,4’−ジフェニルメタンイソシア
ネート(MDI)またはヘキサメチレンジイソシアネー
ト(HDI)を使用して製造したイソシアネート末端プ
レポリマーは、反応性の異なる2以上のイソシアネート
基を有するポリイソシアネート化合物B、たとえば、ト
リレンジイソシアネート(TDI)またはイソホロンジ
イソシアネート(IPDI)を使用して製造したイソシ
アネート末端プレポリマーと比較して非常に高粘度にな
ることが知られている。
【0004】これは、ポリイソシアネート化合物Aを使
用して製造したプレポリマー分子の分子量分布がポリイ
ソシアネート化合物Bを使用して製造したプレポリマー
分子の分子量分布よりも広くなるためと考えられる。こ
れを低粘度化するためには、ポリイソシアネート化合物
Aとポリイソシアネート化合物Bの混合物を使用して、
すなわち反応性の傾向の異なる2種類のイソシアネート
化合物を併用してプレポリマーを合成すると効果的であ
る。
【0005】しかし、この場合得られるプレポリマーの
末端は反応性の遅いポリイソシアネート化合物B末端が
多くなるために、ポリイソシアネート化合物Aの特徴で
ある反応性の速さ、高硬度性などの物性の良さが活かさ
れず、ポリイソシアネート化合物Bの特徴である反応性
の遅さ、低硬度性などの性質が強くなることが知られて
いる。このため、ポリイソシアネート化合物Aの特徴に
影響を与えずに低粘度で加工性の良いイソシアネート末
端プレポリマーを得る合成方法が強く求められていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決すべくなされたものであり、2個以上の活性水素含
有基を有する活性水素化合物とポリイソシアネート化合
物からイソシアネート末端プレポリマーを製造する方法
において、活性水素化合物中の活性水素含有基の一部を
反応性の異なる2個以上のイソシアネート基を有するポ
リイソシアネート化合物Bおよび/または活性水素含有
基と反応しうるイソシアネート基以外の官能基を2個以
上有する化合物Cと反応させることにより変性した後、
反応性のほぼ等しい2個以上のイソシアネート基を有す
るポリイソシアネート化合物Aと反応させることによ
り、イソシアネート末端プレポリマーを製造することを
特徴とするプレポリマーの製造方法である。
【0007】本発明におけるポリイソシアネート化合物
は、2個以上のイソシアネート基を有する芳香族、脂環
族、脂肪族、その他のポリイソシアネート化合物および
その変性体である。特に2個のイソシアネート基を有す
るジイソシアネート化合物が好ましい。
【0008】ポリイソシアネート化合物において、複数
個のイソシアネート基の反応性は必ずしも等しいとは限
らない。その構造により、反応性のほぼ等しい2以上の
イソシアネート基を有するポリイソシアネート化合物A
と反応性の異なる2以上のイソシアネート基を有する化
合物Bに大別できる。ポリイソシアネート化合物Aとし
ては、たとえば、MDI、HDI、ポリメチレンポリフ
ェニルイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、
メチレン−ビス(シクロヘキシルイソシアネート)など
がある。
【0009】また、ポリイソシアネート化合物Bとして
は、2,4−トリレンジイソシアネート(2,4−TD
I)、2,6−トリレンジイソシアネート(2,6−T
DI)、IPDI、パラフェニレンジイソシアネート、
2,4−ジフェニルメタンジイソシアネート、などがあ
る。
【0010】上記ポリイソシアネート化合物は変性体で
あってもよい。変性体としては、二量体、三量体、プレ
ポリマー型変性体、カルボジイミド変性体、尿素変性
体、その他のものがある。
【0011】本発明における2個以上の活性水素含有基
を有する活性水素化合物としては高分子量活性水素化合
物が好ましく、特に2個以上の水酸基を有する高分子量
ポリオールが適当である。
【0012】高分子量ポリオールとしてはポリエーテル
ポリオールあるいはポリエーテルポリオールを主成分と
する他の高分子量ポリオールとの混合物やポリエーテル
ポリオールをベースとするポリマーポリオールが好まし
い。
【0013】ポリエーテルポリオールとしては多価のイ
ニシエーターにアルキレンオキシドなどのモノエポキシ
ドやテトラヒドロフランなどを付加して得られるポリエ
ーテルポリオールが適当で、特に多価のイニシエーター
にプロピレンオキシドおよび/またはブチレンオキシド
をエチレンオキシドとともに付加して得られるポリエー
テルポリオールが好ましい。
【0014】ポリマーポリオールは上記のようなポリエ
ーテルポリオールをベースとするポリマーポリオールが
好ましい。特にポリエーテルポリオール中でアクリロニ
トリル、スチレン、その他のビニルモノマーの少なくと
も1種を重合して得られるポリマーポリオールが好まし
い。
【0015】その他、不飽和基を含むポリエーテルポリ
オール中でビニルモノマーを重合して得られるポリマー
ポリオールやポリエーテルポリオール中で縮重合を行っ
て得られる縮重合体含有ポリオール、その他の重合体成
分含有ポリオールも使用しうる。
【0016】さらに2以上の水酸基を有するブタジエン
のホモポリマーやコポリマーなどの水酸基含有炭化水素
系ポリマーやポリエステルポリオールなどが好ましい。
特に、ポリカルボン酸および、低分子量グリコールまた
はトリオールの脱水縮合物であるポリエステルポリオー
ルが好ましい。
【0017】ポリカルボン酸としてはアジピン酸、琥珀
酸、などの飽和脂肪酸、あるいはマレイン酸、フマル
酸、イタコン酸、などの不飽和脂肪酸、あるいはフタル
酸などの芳香族カルボン酸などが好ましい。
【0018】高分子量ポリオールの他に、2個以上のア
ミノ基またはアミノ基と水酸基とを有する高分子量活性
水素化合物の使用も公知であり、たとえば特開昭58−
103521号公報に記載されているような末端にアミ
ノ基を有するポリオキシアルキレン化合物(以下アミノ
化ポリエーテルという)も使用できる。
【0019】高分子量活性水素化合物の活性水素含有基
(すなわち、水酸基および/またはアミノ基)あたりの
平均分子量は約200〜10000、特に約300〜6
000であることが好ましい。また、1分子あたりの活
性水素含有基の数は平均約2〜5、特に2.0〜3.5
が適当である。
【0020】本発明における化合物Cとしてはトリアル
キルクロルシランが好ましい。具体的にはトリメチルク
ロルシラン、トリエチルクロルシラン、トリヘニルクロ
ルシランなどが挙げられる。
【0021】
【実施例】
実施例1 ポリオールとして分子量6000、平均官能基数f=3
のポリオキシアルキレンポリオール100gと2,4−
TDI/2,6−TDI=80/20で混合した混合物
(商品名T−80 日本ポリウレタン工業社製)3.1
gを窒素気流中、100℃で2時間反応させ80℃に温
度を下げて、pureMDI9gを仕込み、NCO含有
量1.95重量%のプレポリマーを得た。
【0022】実施例2 ポリオールとして分子量6000、平均官能基数f=3
のポリオキシアルキレンポリオール100gとトリメチ
ルクロルシラン1.9gを窒素気流中で滴下混合し、5
0℃で5時間反応させ、発生した塩酸を中和除去した後
pureMDI9gを仕込み、NCO含有量1.97重
量%のプレポリマーを得た。
【0023】比較例1 ポリオールとして分子量6000、平均官能基数f=3
のポリオキシアルキレンポリオール100gを80℃に
温調し、pureMDI13gを仕込み、窒素気流中で
5時間反応させてプレポリマーを得た。
【0024】比較例2 ポリオールとして分子量6000、平均官能基数f=3
のポリオキシアルキレンポリオール100gを80℃に
温調し、2,4−TDI/2,6−TDI=80/20
で混合した混合物9.5gを仕込み、窒素気流中で10
時間反応させてプレポリマーを得た。
【0025】比較例3 ポリオールとして分子量6000、平均官能基数f=3
のポリオキシアルキレンポリオール100gと2,4−
TDI/2,6−TDI=80/20で混合した混合物
(商品名T−80 日本ポリウレタン工業社製)3.1
g、pureMDI9gを仕込み、窒素気流中80℃で
8時間反応させNCO含有量2.0重量%のプレポリマ
ーを得た。
【0026】上記プレポリマーを25℃、湿度70%の
条件下で、50時間キュアしたときの硬化特性を比較す
ると表1のようになった。
【0027】
【表1】
【0028】
【発明の効果】低粘度であり、硬化特性のよい新規のプ
レポリマーが得られる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2個以上の活性水素含有基を有する活性水
    素化合物とポリイソシアネート化合物からイソシアネー
    ト末端プレポリマーを製造する方法において、活性水素
    化合物中の活性水素含有基の一部を反応性の異なる2個
    以上のイソシアネート基を有するポリイソシアネート化
    合物Bおよび/または活性水素含有基と反応しうるイソ
    シアネート基以外の官能基を2個以上有する化合物Cと
    反応させることにより変性した後、反応性のほぼ等しい
    2個以上のイソシアネート基を有するポリイソシアネー
    ト化合物Aと反応させることにより、イソシアネート末
    端プレポリマーを製造することを特徴とするプレポリマ
    ーの製造方法。
  2. 【請求項2】ポリイソシアネート化合物Aが4,4’−
    ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジ
    イソシアネート、ポリメチレンポリフェニルイソシアネ
    ート、キシリレンジイソシアネートおよびメチレン−ビ
    ス(シクロヘキシルイソシアネート)から選ばれる少な
    くとも1である、請求項1の製造方法。
  3. 【請求項3】ポリイソシアネート化合物Bが2,4−ト
    リレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシア
    ネート、パラフェニレンジイソシアネート、2,4−ジ
    フェニルメタンジイソシアネートおよびイソホロンジイ
    ソシアネートから選ばれる少なくとも1である、請求項
    1の製造方法。
  4. 【請求項4】化合物Cがトリアルキルクロルシランであ
    る、請求項1の製造方法。
  5. 【請求項5】活性水素化合物が、3個の活性水素含有基
    を有する活性水素化合物である、請求項1の製造方法。
  6. 【請求項6】活性水素化合物中の全活性水素含有基数の
    50%以下を、ポリイソシアネート化合物Bおよび/ま
    たは化合物Cと反応させることにより変性することを特
    徴とする、請求項1の製造方法。
  7. 【請求項7】活性水素化合物中の全活性水素含有基数の
    20〜40%を、ポリイソシアネート化合物Bおよび/
    または化合物C反応させることにより変性することを特
    徴とする、請求項1の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996020919A1 (en) * 1994-12-30 1996-07-11 Novartis Ag Functionalised photoinitiators, derivatives and macromers therefrom and their use

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996020919A1 (en) * 1994-12-30 1996-07-11 Novartis Ag Functionalised photoinitiators, derivatives and macromers therefrom and their use
US6204306B1 (en) 1994-12-30 2001-03-20 Novartis Ag Functionalized photoinitiators, derivatives and macromers therefrom and their use

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