JP2001500167A - 結晶性ポリオールを低モノールポリオキシプロピレンポリオールとともに基材とする、性質の改良されたエラストマーポリウレタン - Google Patents

結晶性ポリオールを低モノールポリオキシプロピレンポリオールとともに基材とする、性質の改良されたエラストマーポリウレタン

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Abstract

(57)【要約】 伸び、引張強さ、およびその他の物理的性質の改良されたポリウレタンエラストマーが、ワンショット法、擬プレポリマー法、及び好ましくは、脂肪族ジオールまたは芳香族アミンによる連鎖延長を含むプレポリマー法によって、結晶性ポリオールと5〜35当量%の低モノールポリオキシプロピレンポリオールとを含むポリオール成分から製造される。

Description

【発明の詳細な説明】発明の名称 結晶性ポリオールを低モノールポリオキシプロピレンポリオールとともに基材 とする、性質の改良されたエラストマーポリウレタン技術分野 本発明はポリウレタンエラストマーに関する。より詳しくは、本発明は改良さ れた物理的性質を有するポリウレタンエラストマーに関する。好ましくは、これ らのエラストマーは、結晶性ポリオールと低モノールポリオキシプロピレンポリ オールとの混合物から製造される、連鎖延長イソシアネート末端基プレポリマー によって製造される。背景技術 ポリウレタンエラストマーは、少しあげただけでも、ガスケットおよびシール 材料、医療用機器、スキー靴、揺れ緩衝器、ならびにコンベヤーローラーのよう な多様な用途に広く使用されている。ポリテトラメチレンエーテルグリコール( PTMEG)とポリエステルポリオールを含むイソシアネート末端基プレポリマ ーから製造されるエラストマーは、強度、硬さ、およびその他の性質により、要 求の厳しい用途において最有力なものとなっている。PTMEGおよびポリエス テルポリオール成分は、結晶構造に似た配置への応力誘起の分子整列のため、“ 結晶性”ポリオールと呼ばれている。ポリオキシエチレングリコールは結晶性ポ リオールの別の例である。“結晶的”整列はこの整列を引起す分子間の力、たと えば極間引力およびファン・デア・ワールス引力とともに、前記エラストマーが 示す好ましい物理的性質の原因であると考えられる。たとえば「“Compar ison of the Dynamic Properties of Po lyurethane Elastomers Based on Low U nsaturation Polyoxypropylene Glycols and Poly(tetramethylene oxide)Glyco ls,”A.T.Chen et al.,POLYURETHANE WOR LD CONGRESS 1993,pp.388−399」を参照されたい。 しかし、PTMEG、ポリエステルポリオール、および“結晶性”ポリオール (ポリオキシエチレングリコールを除く)は、高価な出発原料となりがちである 。そのため、これらの成分から製造されるポリウレタンエラストマーも高価な製 品となる。さらに、結晶性ポリオールから製造されるエラストマーの伸びは一般 に400〜600%の範囲に限られている。伸びは、例えば可塑剤のような材料 、または連鎖停止剤として作用する1官能価の反応性の種のような材料を加える ことによって、増大させることができる。しかし、伸びの増大はいつでも引張強 さの著しい低下という犠牲を払ってのみ得られるものであり、また通常硬さの減 少をも伴う。結晶性ポリオールから製造されるエラストマーの伸びと引張強さを ともに増大させることは望ましいことであろう。 エラストマープレポリマー配合物において、低不飽和率のポリオキシプロピレ ンジオールでPTMEGを完全に置換えるという提案がなされたが、得られるエ ラストマーの性質は少ししか改善されない。すなわち、やや改善された引裂強さ を示すが、引裂強さと伸びは同程度である。前記のA.T.Chenの論文を参 照されたい。しかし、多くの用途において、結晶性ポリオールを基材とするエラ ストマーの公知の利点を維持する一方で引張強さや伸びのような性質を改良する ことができるということは望ましいことであろう。発明の概要 ここでの意外な発見によれば、引張強さ、伸び、またはこれらの両方の性質の 改良されたポリウレタンエラストマーを、結晶性ポリオールを約5〜約35当量 %(equivalent percent)の低モノールポリオキシプロピレ ンポリオールとともに含むポリオール成分を用いて、製造することができる。こ のエラストマーは、もっとも好ましくは、化学量論的に過剰なーつ以上のジイソ シアネートまたはポリイソシアネートを前記ポリオール成分と反応させることに よって製造されるイソシアネート末端基プレポリマーの連鎖延長によって合成さ れる。このイソシアネート末端基プレポリマーは、従来のエラストマーが必要な 伸びおよび/または引張強さを欠く用途に対して適したジオールおよび芳香族ア ミン延長ポリウレタンエラストマーを製造するのに使用できる。また、引裂強さ にも同様に有意の改良がなされる。本発明のポリオール成分を使用するエラスト マー製造には、擬プレポリマー(quasiprepolymer)法およびワ ンショット法も有効である。好ましい実施態様の説明 本発明のポリウレタンエラストマーは、好ましくは、通常のジオール連鎖延長 剤の一つまたは混合物によりイソシアネート末端基プレポリマーを連鎖延長する ことによって製造する。イソシアネート末端基プレポリマーは、一つ以上のジイ ソシアネートまたはポリイソシアネートを、結晶性ポリオールと約5〜約35当 量%の低モノール含有率ポリオキシプロピレンポリオールとを含むポリオール成 分と反応させることによって製造する。イソシアネートが全ポリオール成分の小 さな部分すなわち10当量%とだけ反応し、本発明のポリオール成分の残りの部 分はエラストマー配合物樹脂側(B側)に存在する、擬プレポリマー法も有効で ある。本発明のポリオール成分の全部がB側に存在するワンショットエラストマ ーも有効である。 本発明のイソシアネート末端基プレポリマーの製造に有効なイソシアネートは 、芳香族、脂肪族、または脂環式のジイソシアネートまたはポリイソシアネート である。適当なものの例としては、2,4−および2,6−トルエンジイソシア ネートならびにこれらの混合物特に2,4−および2,6−異性体の約80:2 0混合物、2,2’−、2,4’−および特に4,4’−メチレンジフェニレン ジイソシアネートおよびこれらの混合物、ポリフェニレンポリメチレンポリイソ シアネート(ポリ−MDI,PMDI)、以上のものの飽和脂環式類似物たとえ ば2,4−、および2,6−メチルシクロヘキサンジイソシアネートならびに2 ,2’−、2,4’−、および4,4’−メチレンジシクロヘキシレンジイソシ アネート、およびこれらの他の異性体、イソホロンジイソシアネート、1,4− ジイソシアナトブタン、1,5−ジイソシアナトペンタン、1,6−ジイソシア ナトヘキサン、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、その他がある。改質 されたジイソシアネートおよびポリイソシアネートも有効である。そのような改 質イソシアネートの例としては、ウレア改質イソシアネート、ビウレット改質イ ソシアネート、ウレタン改質イソシアネート、イソシアヌレート改質イソシアネ ート、アロファネート改質イソシアネート、カルボジイミド改質イソシアネート 、ウレトジオン(uretdione)改質イソシアネート、ウレトンイミン改 質イソシアネート、その他がある。このような改質イソシアネートは市販されて おり、イソシアネートを化学量論量よりも少ない量のイソシアネート反応性化合 物またはイソシアネート自身と反応させることによって製造される。たとえば、 ウレア改質イソシアネートおよびウレタン改質イソシアネートは、ジイソシアネ ートまたはポリイソシアネートを、少量の水もしくはジアミンと反応させるかま たはグリコールと反応させることによってそれぞれ製造できる。また、カルボジ イミド改質、ウレトンイミン改質、およびイソシアヌレート改質イソシアネート は、適当な触媒の存在下でのイソシアネートの自分自身との相互反応によって製 造される。 前記のイソシアネートのうち、好ましいのは、トルエンジイソシアネート(T DI)、メチレンジフェニレンジイソシアネート、好ましくは“純粋の”4,4 ’−MDI、カルボジイミド改質MDI、ならびに脂肪族および脂環式イソシア ネート、特に1,6−ジイソシアナトヘキサン、イソホロンジイソシアネート、 各種のメチルシクロヘキシレンジイソシアネート、および各種のメチレンジシク ロヘキシレンジイソシアネートである。イソシアネートの混合物、特にTDIと MDIの混合物、およびMDIとカルボジイミド改質MDIの混合物も適当であ る。 本発明で有効な結晶性ポリオールの例としては、エラストマー中での応力誘起 結晶化を示す、適当な分子量の任意のポリオールがある。この結晶性ポリオール は好ましくは2官能価のものであるが、少量の3官能価以上の結晶性ポリオール も使用でき、たとえば結晶性ポリオール全体の約20Wt%よりも小、好ましく は10Wt%よりも小、もっとも好ましくは5Wt%よりも小の量が使用できる 。ここで使用する“結晶性ポリオール”という言葉は、最大で約20Wt%の3 官能価以上の種を含む2官能価結晶性ポリオールを含む。結晶性ポリオール成分 の当量は、500〜6000Da、好ましくは800〜5000Da、特に10 00〜4000Daとすることができる。本明細書において(Dalton)D a単位で示す分子量と当量は特に明記しないかぎり数平均当量のことである。 本発明の実施に適した結晶性ポリオールの好ましい例としては、ポリオキシエ チレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、およびポリエステ ルポリオールがある。500〜4000Daの当量を有するポリテトラメチレン エーテルグリコールが好ましい。 ポリオキシエチレングリコールは周知であり、一般に、2ヒドロキシル基の開 始剤分子の、エチレンオキシドによる塩基触媒オキシエチル化によって製造され る。任意の適当な2ヒドロキシル基開始剤が使用でき、非限定例として、水、エ チレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ネオペンチ ルグリコール、その他がある。しかし、大部分の立体規則ポリオキシエチレング リコールは、エチレングリコールまたは低分子量のオキシエチル化オリゴマーた とえばジエチレングリコール、トリエチレングリコール、その他から製造される 。約800〜4000Daの当量を有するポリオキシエチレングリコールが好ま しく、1000〜3000Daの範囲の当量がさらに好ましい。 ポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTMEG)は商品であり、容易に 入手できる。PTMEGは、一般にルイス酸触媒の存在下で、テトラヒドロフラ ンの開環重合によって製造される。PTMEGポリオールは割合に大きなメチレ ン:酸素比を有し、事実上線状で、また規則的かつ非立体障害(sterica lly unhindered)構造により、小さな吸水度、大きな加水分解安 定度、および良好な応力誘起結晶化度を与える。約800〜1500Daの当量 を有するPTMEGが特に有効である。 ポリエステルポリオールも市販されている。これらのポリエステルポリオール は大まかにホモポリマーならびにコポリマーおよびターポリマーのものに分ける ことができるが、これらの言葉の一部は交換使用が可能である。ホモポリマーポ リエステルは、ヒドロキシルおよびカルボン酸官能基の両方またはこれらの化学 的等価物を含むモノマーを重合させることによって製造される。もっとも普通の ホモポリマーポリエステルはポリカプロラクトンであり、ε−カプロラクトンの エステル交換(inter−transesterification)開環重 合によって製造される。ポリカプロラクトンポリエステルは結晶化を容易にする 均一なヘッド/テール構造を有する。ヒドロキシルおよにカルボキシル官能基の 両方を有する他のラクトンおよび分子がポリカプロラクトンポリオールの製造に 適当である。その他の2以上の官能価のヒドロキシル官能基またはカルボン酸官 能基分子の添加を、ポリカプロラクトンポリオールの官能価または構造の変更の ために使用することができる。 コポリエステルおよびターポリエステルポリオールも市販されている。これら は、化学量論的に過剰なジオールとジカルボン酸またはそのエステル化可能誘導 体との反応生成物である。一つのジオールと一つのジカルボン酸を使用した場合 、得られる生成物はコポリエステルであり、しばしば単に“ポリエステル”と呼 ばれる。例としては、ポリエチレンアジペート(エチレングリコールとアジピン 酸とから作られるポリエステル)、ポリブチレンアジペート(1,4−ブタンジ オールとアジピン酸とから作られるポリエステル)、ポリエチレンテレフタレー ト(エチレングリコールとテレフタル酸またはエステル化可能もしくはエステル 交換可能な誘導体たとえばジメチルテレフタレートとから作られるポリエステル )、その他がある。二つ以上のグリコールおよび/または二つ以上のジカルボン 酸をポリエステル化反応で使用すると、ターポリエステルが生成される。その一 例は、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、およびアジピン酸の混合 物から製造されるポリエチレンブチレンアジペートである。3以上の官能価のポ リオールおよび3以上の官能価のカルボン酸を、一般に少量、添加して、2より も大きな平均官能価のポリエステルポリオールを製造することができる。 ホモポリマーポリエステルポリオールたとえばポリカプロラクトン、および一 つのジオールと一つのジカルボン酸だけから製造されるコポリエステルポリオー ルは、応力誘起結晶化が容易なために好ましく、また後者は線状で規則的な反復 構造のために好ましい。特に好ましいのは、500〜4000Da、好ましくは 800〜2000Da、もっとも好ましくは約1000Daの当量を有するポリ カプロラクトンジオールおよびポリブチレンアジペートジオールである。 結晶性ポリオールと混合して使用する低モノールポリオキシプロピレンポリオ ールは、本発明のポリオール成分組成物の臨界的な要素である。従来、ポリオキ シプロピレンポリオールは、オキシプロピル化塩基触媒たとえば水酸化ナトリウ ムもしくはカリウムまたは対応するアルコキシドの存在下で、適当数のヒドロキ シル基を有するオキシアルキル化可能な開始剤分子を塩基触媒オキシプロピル化 することによって製造されていた。塩基性のオキシアルキル化条件下では、Ce resa編「BLOCK AND GRAFT POLYMERIZATION,VOl.2,John Wile y & Sons,pp,17−21」に述べられているように、装入されるプロ ピレンオキシドの一部は転位してアリルアルコールを生じる。アリルアルコール は不飽和の1ヒドロキシル官能価化合物であり、生成後、追加されたオキシアル キル化開始剤分子として作用する。この転位はオキシアルキル化の進行中持続す るので、オキシプロピル化中、測定される生成物の官能価と分子量分布との両方 が変化する。 1官能価種の持続的導入により全体的官能価が低下し、たとえば2000Da 当量のジオール開始ポリオールは40〜50mol%以上の1官能価種を含みう る。その結果、ジオール開始剤の2官能価にもとずく“公称”または“理論”官 能価2が約1.6〜1.7またはそれ以下に低下しうる。同時に、低分子量モノ ールの連続的導入とこの1官能価種のオキシアルキル化とにより、ポリオール生 成物の幅の広い分子量分布または大きな多分散度(polydispersit y)が生じる。存在するモノールの相対量は、一般にポリオールの不飽和率を測 定することによって決定される。不飽和率はポリオール1gあたりのmg当量不 飽和(以下meq/gで示す)で表される。不飽和率は、ASTM D−284 9−69“Testing Urethane Foam Polyol Ra w Materials”に従って測定する。通常の、塩基触媒による2000 Da当量領域のポリオキシプロピレンジオールは、一般に、0.07〜0.12 meq/gの範囲の測定不飽和率を有する。 不飽和率が大きく、また不飽和率に反映される、1官能価種の含有率が大きい ため、ポリオキシプロピレンジオールの実際の当量は約2000Daに制限され る。そのため、不飽和率を小さくし、付随する1官能価種を少なくするために、 いろいろな方法が導入された。米国特許第3,393,243号明細書に示され ているように、ずっと安価な水酸化ナトリウムおよびカリウムの代りに水酸化セ シウムおよびルビジウムを使用することにより、不飽和率がやや小さくなり、ま た米国特許第5,010,187号および5,114,619号明細書に示され ているように、水酸化バリウムまたはストロンチウムの使用によっても、同様の ことが起る。たとえば米国特許第4,282,387号明細書に開示されている ように、金属カルボキシレート触媒たとえばナフテン酸カルシウムを助触媒とし ての第三アミンありまたはなしで使用することにより、不飽和率が0.04me q/gの程度にまで低下した。しかし、この種の触媒は高価であり、また不飽和 率の改善の程度が限られているため、この種の触媒から製造されるポリオールの 商業化はまったくではないにしてもほとんどがなされなかった。 1960年代の10年間にはじめて導入され、それ以来改良されている二金属 (double metal)シアン化物錯体触媒は、本件の譲受人が米国特許 第5,158,922号明細書で示しているように、不飽和率が0.015〜0 .018meq/gの範囲にあるポリエーテルポリオールの製造を可能にした。 これはかなりの改良である。しかし、この触媒が高価であること、および工程時 間が長くなること、ならびにポリオール生成物からの触媒除去に伴う出費のため 、最近まで、二金属シアン化物錯体触媒による低不飽和率ポリオールの商業化が 妨げられていた。 しかし、ごく最近、本件の譲受人は新しい二金属シアン化物触媒を開発した。 この触媒は、きわめて大きな触媒活性を示し、またきわめて低い不飽和率たとえ ば0.002〜0.007meq/gの範囲の不飽和率のポリオール生成物を生 じ、さらに、簡単なろ過によってポリオール生成物から容易に除去できる。測定 可能な不飽和率は少くともモノール分がある程度存在するということを意味する が、存在が予想される低分子量の種は通常のゲル透過クロマトグラフィーによる 検出が困難である。また、この生成物の多分散度はきわめて小さく、このポリオ ールは事実上単分散である。 本発明で有効なポリオキシプロピレンポリオールは、低モノール含有率のもの に限られる。このモノール含有率は、ポリオール不飽和率で示すと、約0.02 meq/gよりも小、好ましくは0.010meq/gよりも小、もっとも好ま しくは約0.007meq/g以下である。このポリオキシアルキレンポリオー ルは好ましくは2官能価のものであるが、少量のもっと大きな官能価のポリオー ルも使用できる。ここで使用する“ポリオキシプロピレンポリオール”という言 葉は、約20Wt%までの3以上の官能価のポリオキシプロピレン種を含むポリ オキシプロピレンジオールを含む。このポリオキシプロピレンジオールは好まし くはホモポリオキシプロピレンジオールである。しかし、30Wt%までのオキ シエチレン成分好ましくは20Wt%以下のオキシエチレン成分を含むランダム 、ブロック、またはブロック/ランダムコポリマージオールも使用でき、また少 量の高級アルキレンオキシド誘導成分、特に1,2−および2,3−ブチレンオ キシドから誘導されるものを含むポリオキシプロピレンポリオールも使用できる 。“ポリオキシプロピレンポリオール”という言葉は、このような主としてプロ ピレンオキシドから誘導されるポリオキシアルキレンコポリマーをも含む。好ま しくはこのポリオキシプロピレンポリオールは事実上、総プロピレンオキシド誘 導のものであり、もっとも好ましくは事実上2官能価のものである。この低モノ ールポリオキシプロピレンポリオールの当量は、約1000〜約6000Da、 好ましくは1250〜4000Da、もっとも好ましくは1500〜3000D aの範囲とすることができる。約2000Daの当量が本発明の実施に特に良く 適することがわかっている。 前記低モノールポリオキシプロピレンポリオールを結晶性ポリオールとともに 使用して、好ましくはイソシアネート末端基プレポリマー(あとで連鎖延長され る)の使用により、ポリウレタンエラストマーを製造する場合、ここでの意外な 発見によれば、約5当量%という少量のポリオキシプロピレンポリオールが、生 成エラストマーの伸びを著しく増大させる一方引張強さを維持または増大させる のに有効である。これを、結晶性ポリオールのみを含む、その他の点では類似の エラストマーと比較されたい。PTMEGポリオール、たとえば5当量%の20 00Da当量ポリオキシプロピレンジオールを、結晶性の1000Da当量PT MEGジオールとともに使用した場合、総PTMEG誘導のエラストマーに比し て、103%の伸びの増大を示し、一方引張強さはわずかではあるが有意の増大 を示す。引裂強さも有意の改善を示す。20mol%のポリオキシプロピレンジ オールの場合、結果はさらに驚くべきものであり、伸びが149%増大し、一方 引張強さは13%増大する。引裂強さも大きいまま維持される。これらの物理的 性質は、低モノールポリオキシプロピレンジオールの量が全ポリオールの約35 当量%に達するまで、改善されたままに保たれるが、この量よりも大きくなると 、引張強さと伸びは著しく低下し、総ポリオキシプロピレンジオール誘導エラス トマーのそれらに近づき、あるいはそれらを下回る。これらの効果は、通常の不 飽和率範囲を有する従来の塩基触媒ポリオキシプロピレンジオールが、濃度25 当量%に達するまでほとんど伸びと引張強さの増大を示さず、25当量%におい て、引張強さの34%減少という犠牲のもとに伸びが47%だけ増大する、とい う事実を考えると、特に驚くべきことである。従来の高不飽和率ポリオキシプロ ピレンジオールを使用した場合、適当な引張強さを保ったまま、約800%以上 の伸びを達成することはまったくできない。 本発明のイソシアネート末端基プレポリマーは、Wt%(%NCO)で表した 場合、3〜14%NCO、好ましくは4〜10%NCO、特に4〜8%NCOの イソシアネート基含有率を有する。プレポリマーは、結晶性ポリオールと低モノ ールポリオキシプロピレンポリオールとの混合物を所望のイソシアネート基含有 率を与えるのに十分な化学量論的に過剰なイソシアネートと反応させることによ る通常の方法で製造される。プレポリマー反応性成分は好ましくは、室温〜約1 00℃好ましくは40〜70℃の範囲の温度において、窒素ガスシール下で適当 に反応させる。必要であれば、ウレタン基促進触媒たとえばスズ触媒が添加でき るが、通常は不要である。プレポリマー製造法は周知であり、たとえば「POLYUR ETHANE HANDBOOK,G.Oertel,Ed.,Hanser Public よびK.C.Frischによる専門書「POLYURETHANES:CHEMISTRY AND TEC HNOLOGY,Interscience Publishers,New Yor k,1963」に記載されている。 本発明のエラストマーの製造に有効な連鎖延長剤の例としては、特に、通常の ジオール連鎖延長剤があり、その非限定例として、エチレングリコール、ジエチ レングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレ ングリコール、トリプロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6− ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、0,0’−ビス(2−ヒドロキシ エチル)−ヒドロキノン、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,4−ジヒ ドロキシシクロヘキサン、その他がある。エチレングリコール、プロピレングリ コール、1,4−ブタンジオール、および1,6−ヘキサンジオールが好ましく 、1,4−ブタンジオールが特に好ましい。少量の橋かけ剤、たとえばグリセリ ン、ジエタノールアミン、およびトリエタノールアミンを、ジオール連鎖延長剤 とともに使用できるが、好ましくない。 芳香族アミン連鎖延長剤も有効である。特に好ましいアミン連鎖延長剤は、芳 香族アミンたとえば各種のトルエンジアミンおよびメチレンジアニリン、ならび に特に電子または立体効果により遅い反応を生じる置換芳香族アミン、たとえば 、MOCA(4,4’−メチレン−ビス−0−クロロアニリン)、M−CDEA (4,4’−メチレンビス(3−クロロ−2,6−ジエチルアニリン))、なら びに各種のアラルキル化(ar−alkylated)トルエンジアミンおよび メチレンジアニリンである。その他の連鎖延長剤、および各種の連鎖延長剤の混 合物も有効である。 イソシアネート末端基プレポリマーは、イソシアネート指数70〜130好ま しくは90〜110もっとも好ましくは95〜105で、連鎖延長剤および随意 の橋かけ剤と反応させる。エラストマーは好ましくはショアA30〜95さらに 好ましくはショアA70〜90の範囲の硬さを有する。硬質および軟質エラスト マーを両方とも製造することができる。このプレポリマーの硬化は、触媒、たと えばジブチルスズジアセテート、オクタン酸第一スズ、もしくはジブチルスズジ ラウレート、アミン触媒、またはこれらの混合物の助けにより、加熱によって行 うことができる。微孔質エラストマーが必要な場合、少量の物理または化学発泡 剤特に水を加えることができ、または硬化性エラストマーを空気、窒素、もしく はCO2で強力に攪拌することにより泡立てることができ、または液体CO2を硬 化性エラストマー反応性混合物中にとりこ込ませることができる。水は好ましい 発泡剤であり、0.15〜0.8g/cm3好ましくは0.2〜0.5g/cm3 の範囲の微孔質エラストマー密度を得るのに有効な量を使用する。 イソシアネート末端基プレポリマー、連鎖延長剤、随意の発泡剤、顔料、熱お よび紫外線安定剤、充填剤、強化剤、橋かけ剤、ならびにその他の添加剤および 助剤から成る反応性混合物を強力に攪拌し、適当な型に注入、押出し、または移 動ベルト上に付着させることができる。事実上すべての反応性成分が2官能価で ある場合、押出しまたはベルト付着エラストマーは次に粗砕して再融解させるこ とができる。言い換えると、このエラストマーは熱可塑性ポリウレタン(TPU )である。TPUは、押出し機、その他の装置に装入し、再融解させて、射出成 形、吹込み成形などを行い、多種多様な製品を作ることができる。 擬プレポリマー法の場合、イソシアネート末端基プレポリマーに関して前述し たのと同じやり方で、過剰のイソシアネートとポリオール成分のごく小部分とか ら、擬プレポリマーを製造する。しかし、イソシアネートに対するポリオール成 分の量が小さいため、擬プレポリマーの%NCO含有率はプレポリマーの%NC Oよりも大きい。たとえば、14〜20Wt%NCOのイソシアネート基含有率 が適当である。擬プレポリマーを使用する場合、ポリオール成分の残りは、ジオ ール連鎖延長剤とともに、ブレンドの形、または別々の流れの形で混合ヘッドに 送る。 特に有効な擬プレポリマー法では、擬プレポリマーの製造時に、すべてまたは 事実上すべての低モノールポリオキシアルキレンジオールを使用し、結晶性ポリ オールをまったくまたは事実上まったく使用しない。このようにして製造した擬 プレポリマーを、次に、結晶性ポリオール成分と連鎖延長剤をともに配合物のB 側に供給することによって、結晶性ポリオール成分と連鎖延長剤により連鎖延長 する。結晶性ポリオールと低モノールポリオキシアルキレンジオールとの相対量 を、擬ポリマーに含まれる量とB側に含まれる量との間で調節し、エラストマー 生成物が65〜約95当量%の結晶性ポリオールに対して5〜35当量%の低モ ノールポリオキシアルキレンポリオールを含むようにする。 ワンショット法も有効である。“ワンショット”法の場合、イソシアネート成 分をポリオール成分のどんな実質的部分とも予備反応させることなく、全部また は事実上全部のポリオール成分と連鎖延長剤を、イソシアネート成分とは別の一 つまたは複数の流れによって混合ヘッドに供給する。ワンショット法を使用する 場合、好ましくは、ポリオール成分の一部を低モノールポリオキシエチレンキャ ップポリオキシプロピレンジオールとするか、または、長いとり出しおよび硬化 時間を許容しえない場合には、小さな割合の高第一ヒドロキシルの通常のポリオ キシプロピレンジオールが配合物に含まれるようにする。 低モノールポリオキシエチレンキャップポリオキシプロピレンジオールを二金 属シアン化物錯体触媒によって製造する場合、最終オキシアルキル化は約70〜 約90Wt%のエチレンオキシドを含む、プロピレンオキシドとエチレンオキシ ドとの混合物を用いて実施し、主としてオキシエチレン成分を含むキャップを有 するポリオールが製造されるようにすることができる。この方法によれば、35 〜約50mol%の第一ヒドロキシル含有率が実現できる。もっと大きな第一ヒ ドロキシル含有率すなわち70〜90mol%が必要な場合、二金属シアン化物 錯体触媒オキシアルキル化を、強塩基たとえば水酸化ナトリウムまたはカリウム の添加によって終了させることができ、そのあと強塩基がポリオキシエチル化触 媒として作用する。この方法の場合、最終オキシアルキル化はすべてエチレンオ キシドによって実施することができ、大きな第一ヒドロキシル含有率が得られる 。しかし、低モノール含有率は維持される。塩基触媒オキシエチル化は、塩基触 媒オキシプロピル化と異なり、どんな実質的な量の不飽和種も導入しないからで ある。もっとも好ましくは、B側に含まれるすべての第一ヒドロキシルポリオキ シプロピレンポリオールは低モノール(<0.02meq/g)含有率のもので ある。 以上、本発明を一般的に説明した。以下のいくつかの特定例を参照することに よりさらなる理解が得られるであろう。これらの例は説明のためだけのものであ り、特に明記しないかぎり、限定を意図するものではない。例1〜4および比較例C1〜C7 一連のポリウレタンエラストマーを、イソシアネート指数105で、6%NC Oのイソシアネート末端基プレポリマーを、1,4−ブタンジオールで連鎖延長 することによって製造した。いろいろな配合物の間の比較が容易になるように、 イソシアネート指数は一定にした。配合物中のプレポリマーはすべて、化学量論 的に過剰の4,4’−MDIを、測定不飽和率約0.007meq/gの200 0Daポリオキシプロピレンジオールを0〜75当量%含む1000Da当量の PTMEGジオールと反応させることによって製造した。さらにもう一つの比較 例を、PTMEGなしでポリオキシプロピレンジオールのみを使用して製造した 。これらのエラストマーを100℃での硬化のあと、とり出して、2週間平衡さ せた。それから物理的性質を測定した。結果を表1に示す。 表1によれば、エラストマーの製造にPTMEGプレポリマーを使用すると、 低モノールポリオキシプロピレンジオールの添加は、わずか1〜2.5当量%の 量の場合にはエラストマーの物理的性質に認めうる影響をおよぼさないが、5当 量%以上の添加の場合には、伸びに非常に大きな増加が生じ、一方、引張強さは 維持されるかまたは増大する。大きな低モノールポリオキシプロピレンジオール 含有率たとえば10〜25当量%の範囲の含有率により、伸びはさらに向上し、 引張強さもそうである。物理的性質のこれらの向上は約35当量%まで維持され 、この当量%のとき、引張強さは大きいままであり、伸びはやや減少するが、そ れでも約800%である。この値は、総PTMEGプレポリマー誘導エラストマ ーの伸びに比して50%以上大きい。これよりも大きな低モノールポリオキシプ ロピレンジオール含有率の場合、引張強さは急激に減少し、また伸びは実際に、 低モノールポリオキシプロピレンジオールのみから誘導されたプレポリマーから 製造されたエラストマーのそれよりも小さくなる。75%以上のポリオキシプロ ピレンジオール含有率の場合、引裂強さも総PTMEG誘導エラストマーのそれ よりも小さくなる。例5〜7および比較例C8〜C10 例1〜4および比較例C1〜C7の場合と同様に、低モノールポリオキシプロ ピレンジオールまたはPPG−4025(不飽和率0.070meq/gの通常 の塩基触媒ポリオキシプロピレンジオール)を含むPTMEG基材のプレポリマ ーから誘導される一連のエラストマーを製造した。これらのエラストマーの物理 的性質を表2に示す。 表2によれば、結晶性ポリオールと大きな不飽和率の通常のポリオキシプロピ レンジオールとの混合物は、低モノールポリオキシプロピレンジオールを含む混 合物に比してはるかに劣っている。類似配合物の伸びは低モノールジオールの場 合の方が通常のジオールの場合に比して平均71%大きく、一方引張強さも平均 14%大きい。例8 例1〜4およびC1〜C7と同様にしてエラストマーを製造した。ただし、2 000Da当量PTMEG90当量%、不飽和率0.005meq/gの100 0Da当量低モノールポリオキシプロピレンジオールを10当量%含む。総PT MEG誘導対照試料に比して、例8のエラストマーは、伸びの16%の増大、引 張強さの13%の増大、および引裂強さの12%の増大を示した。例9および10ならびに比較例C11およびC12 例1〜4およびC1〜C7と同様にしてイソシアネート末端基プレポリマーを 製造し、連鎖延長してエラストマーを作った。しかし、PTMEGの代りに結晶 性ポリエステルポリオールを使用し、10当量%の2000Da当量の低モノー ルポリオキシプロピレンジオールの添加ありまたはなしとした。硬化エラストマ ーの物理的性質の測定結果を表3に示す。低モノールポリオキシプロピレンジオ ールがプレポリマー配合物に含まれている二つのケースでは、伸びと引裂強さの 有意の増大が記録された。 例11および比較例C13 トルエンジイソシアネートとポリオール成分を当量比2:1で反応させ、M− CDEA(4,4’−メチレンビス(3−クロロ−2,6−ジエチルアニリン) 、アミンタイプの連鎖延長剤)で連鎖延長することによって製造したイソシアネ ート末端基プレポリマーから、エラストマーを製造した。どちらのプレポリマー においても、ポリオール成分は、結晶性ポリオールとして、公称2900Da分 子量のPTMEGジオールであるPTMEG2900を含む。本発明の例11の ポリオール成分は、このPTMEGのほかに、ポリオール成分の重量に対して2 0当量%の濃度の3000Da分子量のポリオキシプロピレンジオールを含む。 このジオールは10Wt%のランダムオキシエチレン成分を含み、また約0.0 06meq/gの不飽和率を有する。硬化エラストマーの物理的性質を表4に示 す。 表4によれば、本発明に従って低モノールポリオキシプロピレンジオールを 結晶性ポリオールとともにプレポリマーポリオール成分に導入することにより製 造したエラストマーの物理的性質は、芳香族ジアミン延長ポリウレタンの場合に も向上する。20当量%の3000Da低不飽和率低モノールジオールをその他 の点では類似のPTMEGプレポリマーに導入することにより、エラストマーの 伸びは約82%増大し、同時に引張強さは124%増大して2倍以上にもなる。 引裂強さも有意の増大を示す。 以上、本発明を詳しく説明した。当業者には明らかなように、ここに示す本発 明の意図と範囲を逸脱することなく、本発明に多くの変形と変更を加えることが できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 バークスビー ニゲル アメリカ合衆国 ウエストバージニア州 25064 ダンバー ドッグウッドレーン 100 (72)発明者 ローレイ ブルース ディー アメリカ合衆国 ウエストバージニア州 25311 チャールスタウン バージニア ストリート イースト 1621 アパートメ ント 15

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [請求項1]ポリウレタンエラストマーの製造に適したイソシアネート末端基プ レポリマーまたは擬プレポリマーであって、 前記プレポリマーまたは擬プレポリマーが化学量論的に過剰の一つ以上のジイ ソシアネートまたはポリイソシアネートとポリオール成分との反応生成物から成 り、 前記ポリオール成分が前記ポリオール成分の重量に対して65〜約95当量% の結晶性ポリオールと前記ポリオール成分の重量に対して約5〜約35当量%の 低モノールポリオキシアルキレンジオールとから成り、 前記結晶性ポリオールが約500〜6000Daの数平均当量を有し、 前記低モノールポリオキシアルキレンジオールが70Wt%を越えるオキシプ ロピレン成分を含み、かつ約1000〜約6000Daの数平均当量と約0.0 2meq/gよりも小さな不飽和率とを有し、 前記プレポリマーが前記プレポリマーまたは擬プレポリマーの重量に対して約 3〜約20Wt%のNCO基含有率を有することを特徴とするイソシアネート末 端基プレポリマーまたは擬プレポリマー。 [請求項2]前記結晶性ポリオールが、ポリオキシエチレングリコール、ポリテ トラメチレンエーテルグリコール、ポリエステルジオール、またはこれらの混合 物から成る請求項1のイソシアネート末端基プレポリマーまたは擬プレポリマー 。 [請求項3]前記結晶性ポリオールが、約800〜約2000Daの当量を有す るポリテトラメチレンエーテルグリコールから成る請求項2のイソシアネート末 端基プレポリマーまたは擬プレポリマー。 [請求項4]前記低モノールポリオキシプロピレンポリオールの主要部分が約2 0Wt%以下のオキシエチレン成分を含む一つ以上のポリオキシプロピレンジオ ールから成り、該ポリオキシプロピレンジオールが約1250〜約4000Da の当量と約0.010meq/g以下の不飽和率とを有する請求項3のイソシア ネート末端基プレポリマーまたは擬プレポリマー。 [請求項5]前記結晶性ポリオールがポリテトラメチレンエーテルグリコールか ら成り、前記エラストマーが約800%よりも大きな伸びを有する請求項2〜4 のいずれか1項のイソシアネート末端基プレポリマーまたは擬プレポリマー。 [請求項6]前記ポリエステルジオールがポリカプロラクトンジオールである請 求項2のイソシアネート末端基プレポリマーまたは擬プレポリマー。 [請求項7]前記低モノールポリオキシプロピレンポリオールがさらに、0.0 2meq/gよりも大きな不飽和率を有するポリオキシプロピレンジオールを含 み、前記ポリオール成分の平均不飽和率が0.02meq/gよりも小であるよ うになっている請求項1〜6のいずれか1項のイソシアネート末端基プレポリマ ーまたは擬プレポリマー。 [請求項8]前記低モノールポリオキシプロピレンジオールが0.010meq /gよりも小さな不飽和率を有する請求項1〜7のいずれか1項のイソシアネー ト末端基プレポリマーまたは擬プレポリマー。 [請求項9]前記低モノールポリオキシプロピレンジオールが前記ポリオール成 分の約5〜約25当量%を構成する請求項1〜8のいずれか1項のイソシアネー ト末端基プレポリマーまたは擬プレポリマー。 [請求項10] 前記プレポリマーの重量に対して約3Wt%から14Wt%よ りも小のNCO基含有率を有する、請求項1〜9のいずれか1項のイソシアネー ト末端基プレポリマーと連鎖延長剤との、イソシアネート指数約70〜130で の反応生成物から成ることを特徴とするポリウレタンエラストマー。 [請求項11]前記連鎖延長剤がジオール連鎖延長剤から成る請求項10のエラ ストマー。 [請求項12]前記連鎖延長剤が芳香族ジアミン連鎖延長剤から成る請求項10 のエラストマー。 [請求項13]前記擬プレポリマーの重量に対して約14Wt%から20Wt% よりも小のNCO基含有率を有する、請求項1〜9のいずれか1項のイソシアネ ート末端基擬プレポリマーと連鎖延長剤との、イソシアネート指数約70〜13 0での反応生成物から成ることを特徴とするポリウレタンエラストマー。 [請求項14]前記ポリオキシアルキレンポリオールが、約500〜約600 0Daの数平均当量を有する結晶性ポリオールと約5〜約35当量%の低モノー ルポリオキシアルキレンジオールとから成なる混合物であり、前記低モノールポ リオキシアルキレンジオールが70Wt%を越えるオキシプロピレン成分を含み 、約1000〜約6000Daの数平均分子量と約0.02meq/gよりも小 さな不飽和率とを有する請求項13のエラストマー。 [請求項15]前記結晶性ポリオールがポリテトラメチレンエーテルグリコール であり、前記連鎖延長剤が、300Daよりも小の分子量の脂肪族ジオール、お よび芳香族ジアミン、およびこれらの混合物から選択される請求項13または1 4のエラストマー。 [請求項16]前記芳香族ジアミン連鎖延長剤が4,4’−メチレンビス(3− クロロ−2,6−ジエチルアニリン)から成る請求項12または15のエラスト マー。 [請求項17]一つ以上のジイソシアネートまたはポリイソシアネートを、イソ シアネート指数約70〜130で、イソシアネート反応性成分と反応させること によって製造されるワンショットポリウレタンエラストマーであって、 前記イソシアネート反応性成分が実質的重量部のポリオール成分を含み、 前記ポリオール成分が前記ポリオール成分の重量に対して65〜約95当量% の結晶性ポリオールと前記ポリオール成分の重量に対して約5〜約35当量%の 低モノールポリオキシアルキレンジオールとから成り、 前記結晶性ポリオールが約500〜6000Daの数平均当量を有し、前記低 モノールポリオキシアルキレンジオールが70Wt%を越えるオキシプロピレン 成分を含み、約1000〜約6000Daの数平均当量と約0.02meq/g よりも小さな不飽和率とを有すること、 を特徴とするエラストマー。 [請求項18]前記低モノールポリオキシアルキレンジオールの少なくとも一部 がオキシエチレンキャップポリオキシアルキレンジオールから成る請求項17の エラストマー。 [請求項19]前記オキシエチレンキャップポリオキシアルキレンジオールが3 5〜90mol%の第一ヒドロキシル含有率を有する請求項18のエラストマ ー。 [請求項20]前記オキシエチレンキャップポリオキシアルキレンジオールが7 0〜90mof%の第一ヒドロキシル含有率を有する請求項18のエラストマー 。 [請求項21]前記結晶性ポリオールがポリテトラメチレンエーテルグリコール から成る請求項17〜20のいずれか1項のエラストマー。 [請求項22]前記イソシアネート反応性成分が、さらに、300Daよりも小 さな分子量の脂肪族ジオール、および芳香族ジアミン、およびこれらの混合物か ら成るグループから選択される連鎖延長剤を含む請求項17〜21のいずれか1 項のエラストマー。 [請求項23]約0.15〜0.8g/cm3の密度を有する微孔質エラストマ ーの形の、請求項10〜22のいずれか1項のエラストマー。 [請求項24]連鎖延長剤と、数平均分子量500〜6000Daを有する結晶 性ポリオールとから成るB側と、イソシアネート末端基擬プレポリマーであって 該擬プレポリマーの重量に対して約14〜約20Wt%のNCO基含有率を有す るイソシアネート末端基擬プレポリマーとからなるA側との反応生成物から成る ポリウレタンエラストマーであって、 前記擬プレポリマーが、化学量論的に過剰の一つ以上のジイソシアネートまた はポリイソシアネートと、70mol%を越えるオキシプロピレン成分、約10 00〜6000Daの数平均当量及び約0.02meq/gよりも小の不飽和率 とを有する低モノールポリオキシアルキレンジオール、ならびに随意の、ある量 の前記結晶性ポリオールとの反応によって製造され、 前記エラストマーが約5〜約35当量%の低モノールポリオキシアルキレンジ オール誘導成分と約65〜約95当量%の結晶性ポリオール誘導成分とを含み、 前記当量%が前記低モノールポリオキシアルキレンジオール誘導成分と前記結晶 性ポリオール誘導成分との和に対するものであること、 を特徴とするエラストマー。 [請求項25]前記結晶性ポリオールがポリテトラメチレンエーテルグリコール から成る請求項24のエラストマー。 [請求項26]前記結晶性ポリオールがすべて前記B側に含まれる請求項24ま たは25のエラストマー。 [請求項27]イソシアネートと、結晶性ポリオールとから成るポリオール成分 との反応によって製造される連鎖延長ポリウレタンエラストマーの物理的性質を 向上させる方法であって、 前記ポリオール成分に、前記ポリオール成分の重量に対して5〜約35当量% の、約0.02meq/gよりも小の不飽和率のポリオキシプロピレンポリオー ルを加えること、 から成ることを特徴とする方法。 [請求項28]前記結晶性ポリオールがポリテトラメチレンエーテルグリコール から成る請求項27の方法。 [請求項29]前記ポリテトラメチレンエーテルグリコールが約800〜200 0Daの当量を有し、前記不飽和率が約0.010meq/gよりも小さい請求 項28の方法。
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