JPH06263683A - α−メチレンアルデヒド化合物の製造法 - Google Patents
α−メチレンアルデヒド化合物の製造法Info
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- JPH06263683A JPH06263683A JP5052485A JP5248593A JPH06263683A JP H06263683 A JPH06263683 A JP H06263683A JP 5052485 A JP5052485 A JP 5052485A JP 5248593 A JP5248593 A JP 5248593A JP H06263683 A JPH06263683 A JP H06263683A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C45/00—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
- C07C45/61—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups
- C07C45/67—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton
- C07C45/68—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton by increase in the number of carbon atoms
- C07C45/72—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton by increase in the number of carbon atoms by reaction of compounds containing >C = O groups with the same or other compounds containing >C = O groups
- C07C45/75—Reactions with formaldehyde
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】
(Rは水素原子または炭化水素基を表す)のアルデヒド
化合物とホルムアルデヒドとを、水性媒体中で炭素原子
数6〜8の第二級アミンおよび炭素原子数6〜12の脂
肪族カルボン酸の存在下に反応させることによって (Rは前記定義のとおりである)のα−メチレンアルデ
ヒド化合物を生成させる。得られた反応混合物からα−
メチレンアルデヒド化合物を分離することによって第二
級アミンおよび脂肪族カルボン酸を含有する水溶液
(A)を得る。次いで該水溶液(A)にアルカリ金属ま
たはアルカリ土類金属の塩基性化合物および無機酸を逐
次添加し、各添加工程後に第二級アミンおよび脂肪族カ
ルボン酸をそれぞれ分離取得する。 【効果】 第二級アミンと脂肪族カルボン酸を高い純度
および回収率で回収できるので、これらを効率的に循環
再使用してα−メチレンアルデヒド化合物を工業的に有
利に製造できる。
化合物とホルムアルデヒドとを、水性媒体中で炭素原子
数6〜8の第二級アミンおよび炭素原子数6〜12の脂
肪族カルボン酸の存在下に反応させることによって (Rは前記定義のとおりである)のα−メチレンアルデ
ヒド化合物を生成させる。得られた反応混合物からα−
メチレンアルデヒド化合物を分離することによって第二
級アミンおよび脂肪族カルボン酸を含有する水溶液
(A)を得る。次いで該水溶液(A)にアルカリ金属ま
たはアルカリ土類金属の塩基性化合物および無機酸を逐
次添加し、各添加工程後に第二級アミンおよび脂肪族カ
ルボン酸をそれぞれ分離取得する。 【効果】 第二級アミンと脂肪族カルボン酸を高い純度
および回収率で回収できるので、これらを効率的に循環
再使用してα−メチレンアルデヒド化合物を工業的に有
利に製造できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルデヒド化合物とホ
ルムアルデヒドとを縮合反応させてα−メチレンアルデ
ヒド化合物を製造するための改良された製造法に関す
る。α−メチレンアルデヒド化合物は各種化合物の原料
などとして有用であり、例えばメタクロレインはメチル
メタクリレートの原料として工業的に重要な化合物であ
る。
ルムアルデヒドとを縮合反応させてα−メチレンアルデ
ヒド化合物を製造するための改良された製造法に関す
る。α−メチレンアルデヒド化合物は各種化合物の原料
などとして有用であり、例えばメタクロレインはメチル
メタクリレートの原料として工業的に重要な化合物であ
る。
【0002】
【従来の技術】アルデヒド化合物とホルムアルデヒドと
を液相中で第二級アミンの存在下に縮合反応させてα−
メチレンアルデヒド化合物を生成させる反応は、マンニ
ッヒ反応として知られている。通常この反応では、触媒
として第二級アミンがカルボン酸または鉱酸の塩の形で
使用される。この反応を利用してα−メチレンアルデヒ
ド化合物を工業的に製造する場合、触媒成分自体のコス
トおよび環境汚染を防止し得る触媒廃棄設備における投
資が製造コストに少なからぬ影響を及ぼすことから、触
媒成分を回収利用するα−メチレンアルデヒド化合物の
製造法が種々提案されている。その例として、次のよう
な製造法がある。
を液相中で第二級アミンの存在下に縮合反応させてα−
メチレンアルデヒド化合物を生成させる反応は、マンニ
ッヒ反応として知られている。通常この反応では、触媒
として第二級アミンがカルボン酸または鉱酸の塩の形で
使用される。この反応を利用してα−メチレンアルデヒ
ド化合物を工業的に製造する場合、触媒成分自体のコス
トおよび環境汚染を防止し得る触媒廃棄設備における投
資が製造コストに少なからぬ影響を及ぼすことから、触
媒成分を回収利用するα−メチレンアルデヒド化合物の
製造法が種々提案されている。その例として、次のよう
な製造法がある。
【0003】米国特許第2,848,499号明細書に
は、アルデヒド化合物とホルムアルデヒドとを、水性媒
体中で、原料アルデヒド化合物に対して2〜5倍のモル
数の第二級アミン塩の存在下に反応させて反応混合物を
得、該反応混合物を蒸留することにより水の一部と生成
したα−メチレンアルデヒド化合物を留出させて、蒸留
残留液として第二級アミン塩を含有する触媒液を得、次
いで得られた触媒液をアルデヒド化合物とホルムアルデ
ヒドとの反応に循環使用する方法が記載されている。特
開昭57−150628号公報には、アルデヒド化合物
とホルムアルデヒドとを、水性媒体中で、原料アルデヒ
ド化合物に対して0.05〜1.5倍のモル数のカルボ
ン酸および該カルボン酸に対して0.5〜1倍のモル数
の第二級アミンの存在下に、150℃以下の温度および
2.5〜7のpH価の条件下に反応させて反応混合物を
得、該反応混合物を蒸留することにより水の一部と生成
したα−メチレンアルデヒド化合物を留出させて、蒸留
残留液として第二級アミン塩を含有する触媒液を得、次
いで得られた触媒液をアルデヒド化合物とホルムアルデ
ヒドとの反応に循環使用する方法が記載されている。ま
た特開昭58−188831号公報には、アルデヒド化
合物とホルムアルデヒドとを、水性媒体中、第二級アミ
ン塩の存在下に、160〜220℃の温度で反応させて
反応混合物を得、該反応混合物を蒸留することにより水
の一部と生成したα−メチレンアルデヒド化合物を留出
させて、蒸留残留液として第二級アミン塩を含有する触
媒液を得、次いで得られた触媒液を必要に応じてアルデ
ヒド化合物とホルムアルデヒドとの反応に循環使用する
方法が記載されている。
は、アルデヒド化合物とホルムアルデヒドとを、水性媒
体中で、原料アルデヒド化合物に対して2〜5倍のモル
数の第二級アミン塩の存在下に反応させて反応混合物を
得、該反応混合物を蒸留することにより水の一部と生成
したα−メチレンアルデヒド化合物を留出させて、蒸留
残留液として第二級アミン塩を含有する触媒液を得、次
いで得られた触媒液をアルデヒド化合物とホルムアルデ
ヒドとの反応に循環使用する方法が記載されている。特
開昭57−150628号公報には、アルデヒド化合物
とホルムアルデヒドとを、水性媒体中で、原料アルデヒ
ド化合物に対して0.05〜1.5倍のモル数のカルボ
ン酸および該カルボン酸に対して0.5〜1倍のモル数
の第二級アミンの存在下に、150℃以下の温度および
2.5〜7のpH価の条件下に反応させて反応混合物を
得、該反応混合物を蒸留することにより水の一部と生成
したα−メチレンアルデヒド化合物を留出させて、蒸留
残留液として第二級アミン塩を含有する触媒液を得、次
いで得られた触媒液をアルデヒド化合物とホルムアルデ
ヒドとの反応に循環使用する方法が記載されている。ま
た特開昭58−188831号公報には、アルデヒド化
合物とホルムアルデヒドとを、水性媒体中、第二級アミ
ン塩の存在下に、160〜220℃の温度で反応させて
反応混合物を得、該反応混合物を蒸留することにより水
の一部と生成したα−メチレンアルデヒド化合物を留出
させて、蒸留残留液として第二級アミン塩を含有する触
媒液を得、次いで得られた触媒液を必要に応じてアルデ
ヒド化合物とホルムアルデヒドとの反応に循環使用する
方法が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の米国特許第2,
848,499号明細書、特開昭57−150628号
公報および特開昭58−188831号公報に記載され
ているような触媒液を循環使用するα−メチレンアルデ
ヒドの製造法では、アルデヒド化合物とホルムアルデヒ
ドとの反応によって得られた反応混合物の蒸留におい
て、蒸留残留液として十分濃縮された触媒液を取得する
必要性があることから、該反応混合物から生成したα−
メチレンアルデヒド化合物を留出させるだけでは不十分
であり、さらに大量の水を留出させることが必要であ
る。したがって、この製造法においては蒸留工程におけ
る多大のユーティリティーに伴うコスト上の不利益は免
れ得ない。またこの方法では、触媒液の循環使用に伴い
触媒液中に触媒活性を低下させる高沸成分が蓄積される
ため、該高沸成分の除去の目的で失活していない触媒成
分を含む触媒液のうちの少なからぬ部分を廃棄せざるを
得ない。さらに、蒸留において第二級アミンがα−メチ
レンアルデヒド化合物に混入することもある。
848,499号明細書、特開昭57−150628号
公報および特開昭58−188831号公報に記載され
ているような触媒液を循環使用するα−メチレンアルデ
ヒドの製造法では、アルデヒド化合物とホルムアルデヒ
ドとの反応によって得られた反応混合物の蒸留におい
て、蒸留残留液として十分濃縮された触媒液を取得する
必要性があることから、該反応混合物から生成したα−
メチレンアルデヒド化合物を留出させるだけでは不十分
であり、さらに大量の水を留出させることが必要であ
る。したがって、この製造法においては蒸留工程におけ
る多大のユーティリティーに伴うコスト上の不利益は免
れ得ない。またこの方法では、触媒液の循環使用に伴い
触媒液中に触媒活性を低下させる高沸成分が蓄積される
ため、該高沸成分の除去の目的で失活していない触媒成
分を含む触媒液のうちの少なからぬ部分を廃棄せざるを
得ない。さらに、蒸留において第二級アミンがα−メチ
レンアルデヒド化合物に混入することもある。
【0005】本発明の目的は従来の触媒回収に伴う問題
を解決して、触媒を多大のユーティリティーを必要とす
ることなく高い回収率で回収することが可能なα−メチ
レンアルデヒド化合物の工業的に有利な製造法を提供す
ることにある。
を解決して、触媒を多大のユーティリティーを必要とす
ることなく高い回収率で回収することが可能なα−メチ
レンアルデヒド化合物の工業的に有利な製造法を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
目的は、一般式(I)
目的は、一般式(I)
【0007】
【化3】
【0008】(式中、Rは水素原子または炭化水素基を
表す)
表す)
【0009】で示されるアルデヒド化合物とホルムアル
デヒドとを、水性媒体中で炭素原子数6〜8の第二級ア
ミンおよび炭素原子数6〜12の脂肪族カルボン酸の存
在下に反応させることによって一般式(II)
デヒドとを、水性媒体中で炭素原子数6〜8の第二級ア
ミンおよび炭素原子数6〜12の脂肪族カルボン酸の存
在下に反応させることによって一般式(II)
【0010】
【化4】
【0011】(式中、Rは前記定義のとおりである)
【0012】で示されるα−メチレンアルデヒド化合物
を生成させ、得られた反応混合物から該α−メチレンア
ルデヒド化合物を分離することによって該第二級アミン
および該脂肪族カルボン酸を含有する水溶液(A)を
得、該水溶液(A)から該第二級アミンおよび該脂肪族
カルボン酸を方法(1)または方法(2): 方法(1):該水溶液(A)にアルカリ金属またはアル
カリ土類金属の塩基性化合物を添加することにより該脂
肪族カルボン酸の金属塩を生成させ、得られた反応混合
物から該第二級アミンを水との共沸混合物として留出さ
せることにより該脂肪族カルボン酸の金属塩を含有する
残留液を得、該蒸留残留液に無機酸を添加することによ
り該脂肪族カルボン酸の金属塩を該脂肪族カルボン酸に
変換し、次いで得られた反応混合物から該脂肪族カルボ
ン酸を分離する方法; 方法(2):該水溶液(A)に無機酸を添加することに
より該第二級アミンの無機酸との塩を生成させ、得られ
た反応混合物から該脂肪族カルボン酸を分離することに
より該第二級アミンの無機酸との塩を含有する水溶液を
得、該第二級アミンの無機酸との塩を含有する水溶液に
アルカリ金属またはアルカリ土類金属の塩基性化合物を
添加することにより該第二級アミンの無機酸との塩を該
第二級アミンに変換し、次いで得られた反応混合物から
第二級アミンを水との共沸混合物として留出させる方
法;により分離することを特徴とするα−メチレンアル
デヒド化合物の製造法を提供することによって達成され
る。
を生成させ、得られた反応混合物から該α−メチレンア
ルデヒド化合物を分離することによって該第二級アミン
および該脂肪族カルボン酸を含有する水溶液(A)を
得、該水溶液(A)から該第二級アミンおよび該脂肪族
カルボン酸を方法(1)または方法(2): 方法(1):該水溶液(A)にアルカリ金属またはアル
カリ土類金属の塩基性化合物を添加することにより該脂
肪族カルボン酸の金属塩を生成させ、得られた反応混合
物から該第二級アミンを水との共沸混合物として留出さ
せることにより該脂肪族カルボン酸の金属塩を含有する
残留液を得、該蒸留残留液に無機酸を添加することによ
り該脂肪族カルボン酸の金属塩を該脂肪族カルボン酸に
変換し、次いで得られた反応混合物から該脂肪族カルボ
ン酸を分離する方法; 方法(2):該水溶液(A)に無機酸を添加することに
より該第二級アミンの無機酸との塩を生成させ、得られ
た反応混合物から該脂肪族カルボン酸を分離することに
より該第二級アミンの無機酸との塩を含有する水溶液を
得、該第二級アミンの無機酸との塩を含有する水溶液に
アルカリ金属またはアルカリ土類金属の塩基性化合物を
添加することにより該第二級アミンの無機酸との塩を該
第二級アミンに変換し、次いで得られた反応混合物から
第二級アミンを水との共沸混合物として留出させる方
法;により分離することを特徴とするα−メチレンアル
デヒド化合物の製造法を提供することによって達成され
る。
【0013】上記一般式(I)および(II)において、
Rが表すことがある炭化水素基は飽和炭化水素基、不飽
和炭化水素基または芳香族炭化水素基のいずれでも良
く、炭素原子数1〜20のものが好ましい。炭素水素基
は反応に対して不活性な置換基を有していても良い。特
に好ましい飽和炭化水素基の例としては、メチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、n−ペ
ンチル、n−ヘキシル、イソヘプチル、n−ノニルなど
の炭素原子数1〜10のアルキル基;シクロヘキシルな
どの炭素原子数5〜10のシクロアルキル基などが挙げ
られ、特に好ましい不飽和炭化水素基の例としては、ビ
ニル、5−ヘキセニルなどの炭素原子数2〜10のアル
ケニル基などが挙げられ、特に好ましい芳香族炭化水素
基の例としてはフェニル基などの炭素数6〜10のアリ
ール基などが挙げられる。
Rが表すことがある炭化水素基は飽和炭化水素基、不飽
和炭化水素基または芳香族炭化水素基のいずれでも良
く、炭素原子数1〜20のものが好ましい。炭素水素基
は反応に対して不活性な置換基を有していても良い。特
に好ましい飽和炭化水素基の例としては、メチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、n−ペ
ンチル、n−ヘキシル、イソヘプチル、n−ノニルなど
の炭素原子数1〜10のアルキル基;シクロヘキシルな
どの炭素原子数5〜10のシクロアルキル基などが挙げ
られ、特に好ましい不飽和炭化水素基の例としては、ビ
ニル、5−ヘキセニルなどの炭素原子数2〜10のアル
ケニル基などが挙げられ、特に好ましい芳香族炭化水素
基の例としてはフェニル基などの炭素数6〜10のアリ
ール基などが挙げられる。
【0014】一般式(I)で示されるアルデヒド化合物
[以下、これをアルデヒド化合物(I)ということがあ
る]としては、例えば、アセトアルデヒド、プロピオン
アルデヒド、n−ブチルアルデヒド、バレルアルデヒ
ド、イソバレルアルデヒド、ヘキサナール、ヘプタナー
ル、オクタナール、7−メチルオクタナール、ウンデカ
ナール、オクタデカナール、3−ブテナール、7−オク
テナール、シクロヘキシルアセトアルデヒド、フェニル
アセトアルデヒド、メトキシアセトアルデヒド、p−ク
ロロフェニルアセトアルデヒドなどを使用することがで
きる。
[以下、これをアルデヒド化合物(I)ということがあ
る]としては、例えば、アセトアルデヒド、プロピオン
アルデヒド、n−ブチルアルデヒド、バレルアルデヒ
ド、イソバレルアルデヒド、ヘキサナール、ヘプタナー
ル、オクタナール、7−メチルオクタナール、ウンデカ
ナール、オクタデカナール、3−ブテナール、7−オク
テナール、シクロヘキシルアセトアルデヒド、フェニル
アセトアルデヒド、メトキシアセトアルデヒド、p−ク
ロロフェニルアセトアルデヒドなどを使用することがで
きる。
【0015】ホルムアルデヒドとしては取扱い上、濃度
10〜70%の水溶液を使用することが好ましく、30
〜70%のものがより好ましい。濃度の高いホルムアル
デヒド水溶液を使用するのが反応器の効率、反応後の排
水処理の点で有利である。ホルムアルデヒドの使用量
は、アルデヒド化合物(I)1モルに対し、0.5〜
2.0モルの範囲が好ましく、0.8〜1.2モルの範
囲がより好ましく、1.0モル近辺が特に好ましい。
10〜70%の水溶液を使用することが好ましく、30
〜70%のものがより好ましい。濃度の高いホルムアル
デヒド水溶液を使用するのが反応器の効率、反応後の排
水処理の点で有利である。ホルムアルデヒドの使用量
は、アルデヒド化合物(I)1モルに対し、0.5〜
2.0モルの範囲が好ましく、0.8〜1.2モルの範
囲がより好ましく、1.0モル近辺が特に好ましい。
【0016】本発明における縮合反応は、炭素原子数の
総和が6〜8の第二級アミンと炭素原子数が6〜12の
脂肪族カルボン酸との塩からなる触媒の存在下に行う。
かかる触媒を使用することが、反応後での生成物の分離
取得工程における触媒の損失量を少くし触媒を効果的に
回収する上で重要である。第二級アミンまたは脂肪族カ
ルボン酸は、炭素原子数が5以下である場合に、水への
溶解性が高くなり、水溶液から効率的に回収することが
困難になり、その損失量が多くなる。炭素原子数が9以
上の第二級アミンまたは炭素原子数13以上の脂肪族カ
ルボン酸を使用する場合には、反応速度が遅くなり、一
般式(II)で示されるα−メチレンアルデヒド化合物
[以下、これをα−メチレンアルデヒド化合物(II)と
いうことがある]の選択率を低下する傾向にあり好まし
くない。本発明における触媒を構成する第二級アミンと
しては、炭素原子数の総和が6〜8となるような組合せ
で2個の炭化水素基を分子中に有しているものが好まし
く、その炭化水素基は飽和または不飽和のいずれでもよ
く、また2個の炭化水素基は同一でも、また異なってい
てもよい。第二級アミンとしては、ジ−n−プロピルア
ミン、ジイソプロピルアミン、ジ−n−ブチルアミン、
ジイソブチルアミン、N−メチル−N−ヘキシルアミ
ン、N−エチル−N−ヘキシルアミンなどの炭素原子数
6〜8のジアルキルアミンなどを例示することができる
が、これらに限定されるものではない。また触媒を構成
する脂肪族カルボン酸としては、分子中に6〜12個の
炭素原子を有するものであれば飽和または不飽和のいず
れでもよい。脂肪族カルボン酸としては、カプロン酸、
ヘプタン酸、カプリル酸、2−エチルヘキサン酸などの
炭素原子数6〜12のアルカン酸などを例示することが
できるが、これらに限定されるものでない。
総和が6〜8の第二級アミンと炭素原子数が6〜12の
脂肪族カルボン酸との塩からなる触媒の存在下に行う。
かかる触媒を使用することが、反応後での生成物の分離
取得工程における触媒の損失量を少くし触媒を効果的に
回収する上で重要である。第二級アミンまたは脂肪族カ
ルボン酸は、炭素原子数が5以下である場合に、水への
溶解性が高くなり、水溶液から効率的に回収することが
困難になり、その損失量が多くなる。炭素原子数が9以
上の第二級アミンまたは炭素原子数13以上の脂肪族カ
ルボン酸を使用する場合には、反応速度が遅くなり、一
般式(II)で示されるα−メチレンアルデヒド化合物
[以下、これをα−メチレンアルデヒド化合物(II)と
いうことがある]の選択率を低下する傾向にあり好まし
くない。本発明における触媒を構成する第二級アミンと
しては、炭素原子数の総和が6〜8となるような組合せ
で2個の炭化水素基を分子中に有しているものが好まし
く、その炭化水素基は飽和または不飽和のいずれでもよ
く、また2個の炭化水素基は同一でも、また異なってい
てもよい。第二級アミンとしては、ジ−n−プロピルア
ミン、ジイソプロピルアミン、ジ−n−ブチルアミン、
ジイソブチルアミン、N−メチル−N−ヘキシルアミ
ン、N−エチル−N−ヘキシルアミンなどの炭素原子数
6〜8のジアルキルアミンなどを例示することができる
が、これらに限定されるものではない。また触媒を構成
する脂肪族カルボン酸としては、分子中に6〜12個の
炭素原子を有するものであれば飽和または不飽和のいず
れでもよい。脂肪族カルボン酸としては、カプロン酸、
ヘプタン酸、カプリル酸、2−エチルヘキサン酸などの
炭素原子数6〜12のアルカン酸などを例示することが
できるが、これらに限定されるものでない。
【0017】本発明における上記の第二級アミンと脂肪
族カルボン酸の反応系への仕込み方法としては特に制限
されることなく、両者から予め塩を形成させたのち、該
塩を反応系に加えてもよいし、また上記の第二級アミン
と有機カルボン酸とをそれぞれ別々に反応系に加えるこ
とによって該塩を反応系で形成させてもよい。第二級ア
ミンおよび脂肪族カルボン酸の使用量は、それぞれアル
デヒド化合物(I)1モルに対して0.05モル以下が
好ましく、0.001〜0.05モルの範囲がより好ま
しく、0.01〜0.05モルの範囲が特に好ましい。
第二級アミンと脂肪族カルボン酸との相対的使用量につ
いては、反応系における水溶液相のpHが7以上になる
ように調整することが反応速度を高めうえで好ましい。
このpH条件下において、第二級アミンを脂肪族カルボ
ン酸1モルに対し0.5〜2.0モル使用するのがより
好ましく、1.0〜2.0モル使用するのが特に好まし
い。
族カルボン酸の反応系への仕込み方法としては特に制限
されることなく、両者から予め塩を形成させたのち、該
塩を反応系に加えてもよいし、また上記の第二級アミン
と有機カルボン酸とをそれぞれ別々に反応系に加えるこ
とによって該塩を反応系で形成させてもよい。第二級ア
ミンおよび脂肪族カルボン酸の使用量は、それぞれアル
デヒド化合物(I)1モルに対して0.05モル以下が
好ましく、0.001〜0.05モルの範囲がより好ま
しく、0.01〜0.05モルの範囲が特に好ましい。
第二級アミンと脂肪族カルボン酸との相対的使用量につ
いては、反応系における水溶液相のpHが7以上になる
ように調整することが反応速度を高めうえで好ましい。
このpH条件下において、第二級アミンを脂肪族カルボ
ン酸1モルに対し0.5〜2.0モル使用するのがより
好ましく、1.0〜2.0モル使用するのが特に好まし
い。
【0018】本発明における縮合反応は、100〜15
0℃の範囲の温度で行うことが好ましい。反応温度が1
00℃以上であると、反応速度が速く、しかもアルドー
ル縮合反応などの副反応が抑制される。また150℃以
下であると、二量化反応、重合反応などの副反応が抑制
される。反応圧力は反応が液相で進行するように適宜決
定され、必要に応じて窒素等の不活性ガスで加圧しても
かまわない。反応はバッチ式または流通式のいずれの方
法によっても実施される。反応時間としては30分間以
内が好ましく、0.05〜5分間がより好ましい。反応
時間が長くなれば、生成物であるα−メチレンアルデヒ
ド化合物(II)の分解による収率の低下を招くため、反
応が完結するのに必要な最短の時間を選択するのが望ま
しい。
0℃の範囲の温度で行うことが好ましい。反応温度が1
00℃以上であると、反応速度が速く、しかもアルドー
ル縮合反応などの副反応が抑制される。また150℃以
下であると、二量化反応、重合反応などの副反応が抑制
される。反応圧力は反応が液相で進行するように適宜決
定され、必要に応じて窒素等の不活性ガスで加圧しても
かまわない。反応はバッチ式または流通式のいずれの方
法によっても実施される。反応時間としては30分間以
内が好ましく、0.05〜5分間がより好ましい。反応
時間が長くなれば、生成物であるα−メチレンアルデヒ
ド化合物(II)の分解による収率の低下を招くため、反
応が完結するのに必要な最短の時間を選択するのが望ま
しい。
【0019】本発明における縮合反応は、必要に応じて
ハイドロキノン、メトキノン、フェノチアジンなどの重
合禁止剤を添加して行うことが推奨される。添加方法と
しては、反応器に直接加えてもよく、原料のアルデヒド
化合物(I)に溶解し溶液として添加してもよい。その
使用量は、アルデヒド化合物(I)に対し、通常10〜
5000ppmの範囲であり、好ましくは100〜20
00ppmの範囲である。
ハイドロキノン、メトキノン、フェノチアジンなどの重
合禁止剤を添加して行うことが推奨される。添加方法と
しては、反応器に直接加えてもよく、原料のアルデヒド
化合物(I)に溶解し溶液として添加してもよい。その
使用量は、アルデヒド化合物(I)に対し、通常10〜
5000ppmの範囲であり、好ましくは100〜20
00ppmの範囲である。
【0020】上記の縮合反応によって得られた反応混合
物は、次に、α−メチレンアルデヒド化合物(II)の分
離操作に付される。α−メチレンアルデヒド化合物(I
I)はアミン成分等の副反応等を起こし易いため、反応
終了後、得られる反応混合液は直ちに蒸留操作を行い、
α−メチレンアルデヒド化合物(II)と触媒成分を含有
する水溶液(A)とに分離することが推奨される。蒸留
においてα−メチレンアルデヒド化合物(II)は通常、
水との共沸混合物として留出するが、水と相分離して凝
縮するので容易に取得することができる。
物は、次に、α−メチレンアルデヒド化合物(II)の分
離操作に付される。α−メチレンアルデヒド化合物(I
I)はアミン成分等の副反応等を起こし易いため、反応
終了後、得られる反応混合液は直ちに蒸留操作を行い、
α−メチレンアルデヒド化合物(II)と触媒成分を含有
する水溶液(A)とに分離することが推奨される。蒸留
においてα−メチレンアルデヒド化合物(II)は通常、
水との共沸混合物として留出するが、水と相分離して凝
縮するので容易に取得することができる。
【0021】水溶液(A)中の第二級アミンおよびカル
ボン酸は、以下の方法(1)または(2)により分離回
収される。 (1)水溶液(A)にアルカリ金属またはアルカリ土類
金属の塩基性化合物を添加して、脂肪族カルボン酸を該
脂肪族カルボン酸の金属塩に変換し、脂肪族カルボン酸
との塩を形成していた第二級アミンを遊離の第二級アミ
ンにした後、該遊離の第二級アミンを水との共沸混合物
として留出させ、蒸留残留液への無機酸の添加により脂
肪族カルボン酸の金属塩を遊離の脂肪族カルボン酸に変
換し、次いで得られた反応混合物から脂肪族カルボン酸
を分離することにより回収する。 (2)水溶液(A)に無機酸を添加して第二級アミンを
無機酸との塩に変換し、第二級アミンとの塩を形成して
いた脂肪族カルボン酸を遊離の脂肪族カルボン酸にした
後、得られた反応混合物から該遊離の脂肪族カルボン酸
を分離し、得られた第二級アミンの無機酸との塩を含有
する水溶液にアルカリ金属またはアルカリ土類金属の塩
基性化合物を添加することにより第二級アミンの無機塩
を遊離の第二級アミンに変換した後、該遊離の第二級ア
ミンを水との共沸混合物として留出させる。添加するア
ルカリ金属またはアルカリ土類金属の塩基性化合物とし
ては、NaOH、KOH、Ca(OH)2などのアルカ
リ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物を水溶液で用
いることが好ましいが、アルカリ金属またはアルカリ土
類金属の酸化物、塩基性を示すその塩等を使用すること
もできる。添加する無機酸は、使用する脂肪族カルボン
酸よりも酸性度の高い鉱酸ならばどのよう物でも良い
が、価格の点から特に塩酸、硫酸などが好ましい。これ
ら塩基性化合物および無機酸の使用量はそれぞれ第二級
アミンおよびカルボン酸に対し、等モル量以上が望まし
く、等モル量程度の必要最小量の添加がとくに好まし
い。
ボン酸は、以下の方法(1)または(2)により分離回
収される。 (1)水溶液(A)にアルカリ金属またはアルカリ土類
金属の塩基性化合物を添加して、脂肪族カルボン酸を該
脂肪族カルボン酸の金属塩に変換し、脂肪族カルボン酸
との塩を形成していた第二級アミンを遊離の第二級アミ
ンにした後、該遊離の第二級アミンを水との共沸混合物
として留出させ、蒸留残留液への無機酸の添加により脂
肪族カルボン酸の金属塩を遊離の脂肪族カルボン酸に変
換し、次いで得られた反応混合物から脂肪族カルボン酸
を分離することにより回収する。 (2)水溶液(A)に無機酸を添加して第二級アミンを
無機酸との塩に変換し、第二級アミンとの塩を形成して
いた脂肪族カルボン酸を遊離の脂肪族カルボン酸にした
後、得られた反応混合物から該遊離の脂肪族カルボン酸
を分離し、得られた第二級アミンの無機酸との塩を含有
する水溶液にアルカリ金属またはアルカリ土類金属の塩
基性化合物を添加することにより第二級アミンの無機塩
を遊離の第二級アミンに変換した後、該遊離の第二級ア
ミンを水との共沸混合物として留出させる。添加するア
ルカリ金属またはアルカリ土類金属の塩基性化合物とし
ては、NaOH、KOH、Ca(OH)2などのアルカ
リ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物を水溶液で用
いることが好ましいが、アルカリ金属またはアルカリ土
類金属の酸化物、塩基性を示すその塩等を使用すること
もできる。添加する無機酸は、使用する脂肪族カルボン
酸よりも酸性度の高い鉱酸ならばどのよう物でも良い
が、価格の点から特に塩酸、硫酸などが好ましい。これ
ら塩基性化合物および無機酸の使用量はそれぞれ第二級
アミンおよびカルボン酸に対し、等モル量以上が望まし
く、等モル量程度の必要最小量の添加がとくに好まし
い。
【0022】方法(1)および(2)において、無機酸
を添加して得られた反応混合物は、通常、水相と脂肪族
カルボン酸の相とに相分離するので、脂肪族カルボン酸
の相を分離取得することにより、脂肪族カルボン酸が容
易に回収される。また該反応混合物からの脂肪族カルボ
ン酸の分離取得は、必要に応じて、酸および塩基に対し
て安定で水に不溶性の有機溶剤、例えばヘキサン、ベン
ゼン、トルエン、ジブチルエーテル、を用いて抽出法に
よって行うこともできる。その抽出溶剤の使用量は脂肪
族カルボン酸の分配比に応じて適宜決定され、一般に抽
出前の混合液100重量部に対し1〜300重量部使用
されるが連続式の抽出においてはこの限りではない。ま
た、抽剤溶剤を用いた場合には、抽出液の蒸留により、
カルボン酸と溶剤を分離すれば該カルボン酸は容易に回
収することができる。
を添加して得られた反応混合物は、通常、水相と脂肪族
カルボン酸の相とに相分離するので、脂肪族カルボン酸
の相を分離取得することにより、脂肪族カルボン酸が容
易に回収される。また該反応混合物からの脂肪族カルボ
ン酸の分離取得は、必要に応じて、酸および塩基に対し
て安定で水に不溶性の有機溶剤、例えばヘキサン、ベン
ゼン、トルエン、ジブチルエーテル、を用いて抽出法に
よって行うこともできる。その抽出溶剤の使用量は脂肪
族カルボン酸の分配比に応じて適宜決定され、一般に抽
出前の混合液100重量部に対し1〜300重量部使用
されるが連続式の抽出においてはこの限りではない。ま
た、抽剤溶剤を用いた場合には、抽出液の蒸留により、
カルボン酸と溶剤を分離すれば該カルボン酸は容易に回
収することができる。
【0023】また方法(1)および(2)において、水
との共沸混合物として留出させた第二級アミンは水と相
分離して凝縮するので、容易に回収することができる。
なおこの場合、水相中に微量の第二級アミンが混入して
いることがあるので、必要に応じて水相を共沸蒸留の缶
液に戻しながら蒸留を行うことによって第二級アミンの
回収率を向上させることができる。
との共沸混合物として留出させた第二級アミンは水と相
分離して凝縮するので、容易に回収することができる。
なおこの場合、水相中に微量の第二級アミンが混入して
いることがあるので、必要に応じて水相を共沸蒸留の缶
液に戻しながら蒸留を行うことによって第二級アミンの
回収率を向上させることができる。
【0024】こうして回収された第二級アミンおよび脂
肪族カルボン酸は、そのまま反応系に供給することによ
り再使用することができる。
肪族カルボン酸は、そのまま反応系に供給することによ
り再使用することができる。
【0025】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらによって何等限定されるものでは
ない。
るが、本発明はこれらによって何等限定されるものでは
ない。
【0026】実施例1 温度計、電磁撹拌装置、原料フィード口、ガス吹き込み
口およびサンプリング口を備えた内容量100ml(反
応容積20ml)のステンレス製オートクレーブに、窒
素雰囲気中40kg/cm2の加圧下に、115℃に予
備加熱した200ppmのハイドロキノンを溶解させた
プロピオンアルデヒドを460.9g/hrで、37%
ホルマリンを624.6g/hr(ホルムアルデヒド換
算で231g/hr)で、ジ−n−ブチルアミンを3
9.0g/hrで、カプリル酸を48.1g/hrでそ
れぞれ連続的にフィードし、130℃で反応を実施し
た。滞留時間は1.0分間であり、反応系の水溶液相の
pHは8.2であった。反応混合液を1173g/hr
で氷冷下に回収し、ガスクロマトグラフィーにより反応
混合液中の生成物の分析を行った。分析の結果、未反応
のプロピオンアルデヒドは0.5g/hr、メタクロレ
インは527.3g/hrでそれぞれ流出していること
が判明した。仕込みプロピオンアルデヒドに対するメタ
クロレインの収率は94.8%、選択率は94.9%で
あり、プロピオンアルデヒドの転化率は99.9%であ
った。
口およびサンプリング口を備えた内容量100ml(反
応容積20ml)のステンレス製オートクレーブに、窒
素雰囲気中40kg/cm2の加圧下に、115℃に予
備加熱した200ppmのハイドロキノンを溶解させた
プロピオンアルデヒドを460.9g/hrで、37%
ホルマリンを624.6g/hr(ホルムアルデヒド換
算で231g/hr)で、ジ−n−ブチルアミンを3
9.0g/hrで、カプリル酸を48.1g/hrでそ
れぞれ連続的にフィードし、130℃で反応を実施し
た。滞留時間は1.0分間であり、反応系の水溶液相の
pHは8.2であった。反応混合液を1173g/hr
で氷冷下に回収し、ガスクロマトグラフィーにより反応
混合液中の生成物の分析を行った。分析の結果、未反応
のプロピオンアルデヒドは0.5g/hr、メタクロレ
インは527.3g/hrでそれぞれ流出していること
が判明した。仕込みプロピオンアルデヒドに対するメタ
クロレインの収率は94.8%、選択率は94.9%で
あり、プロピオンアルデヒドの転化率は99.9%であ
った。
【0027】塔頂部に還流分配器、SUS316製マク
マホン充填物を装填した内径17mmφ、高さ300m
mの蒸留塔、温度計を取り付けた三つ口フラスコ(容積
300ml)に100mlの水を加え、上記の回収した
反応混合液を三つ口フラスコに5.0m1/分の速度で
連続的にフィードし蒸留したところ、メタクロレインは
水と共沸し、63.5℃の沸点で留出した。反応混合液
500gを蒸留した結果、留出成分は、メタクロレイン
224.0gおよび水16.9gの混合物(水を除いた
メタクロレインの純度は100%)であり、蒸留残留液
中には、ジ−n−ブチルアミン13.3g、カプリル酸
20.5g、水211.9gおよびその他の高沸成分1
3.5gが含有されていた。
マホン充填物を装填した内径17mmφ、高さ300m
mの蒸留塔、温度計を取り付けた三つ口フラスコ(容積
300ml)に100mlの水を加え、上記の回収した
反応混合液を三つ口フラスコに5.0m1/分の速度で
連続的にフィードし蒸留したところ、メタクロレインは
水と共沸し、63.5℃の沸点で留出した。反応混合液
500gを蒸留した結果、留出成分は、メタクロレイン
224.0gおよび水16.9gの混合物(水を除いた
メタクロレインの純度は100%)であり、蒸留残留液
中には、ジ−n−ブチルアミン13.3g、カプリル酸
20.5g、水211.9gおよびその他の高沸成分1
3.5gが含有されていた。
【0028】蒸留残留液のうちの200gに、40%水
酸化ナトリウム水溶液11.9gを加えた後に、常圧蒸
留を行ったところ、ジ−n−ブチルアミンは沸点97℃
で水と共沸した。留出液中には、ジ−n−ブチルアミン
9.2g、水9.3g、その他の成分0.4gが含まれ
ていた。蒸留によるジ−n−ブチルアミンの回収率は、
仕込アミン量に対し72%になっていた。相分離により
水を除去したところ、ジ−n−ブチルアミン8.7gを
含む有機成分が9.3g回収された。ジ−n−ブチルア
ミンの共沸蒸留において得られた蒸留残留液に20%硫
酸38.9gとヘキサン44.9gを加え混合後、相分
離させたところ、カプリル酸はヘキサンを含む有機層に
15.5g溶解しており、水相には溶解していなかっ
た。さらに分離取得した抽出液(有機層)からヘキサン
を留去することにより、純度99%のカプリル酸が1
5.6g回収された(カプリル酸の回収率:仕込みカプ
リル酸基準で98%)。
酸化ナトリウム水溶液11.9gを加えた後に、常圧蒸
留を行ったところ、ジ−n−ブチルアミンは沸点97℃
で水と共沸した。留出液中には、ジ−n−ブチルアミン
9.2g、水9.3g、その他の成分0.4gが含まれ
ていた。蒸留によるジ−n−ブチルアミンの回収率は、
仕込アミン量に対し72%になっていた。相分離により
水を除去したところ、ジ−n−ブチルアミン8.7gを
含む有機成分が9.3g回収された。ジ−n−ブチルア
ミンの共沸蒸留において得られた蒸留残留液に20%硫
酸38.9gとヘキサン44.9gを加え混合後、相分
離させたところ、カプリル酸はヘキサンを含む有機層に
15.5g溶解しており、水相には溶解していなかっ
た。さらに分離取得した抽出液(有機層)からヘキサン
を留去することにより、純度99%のカプリル酸が1
5.6g回収された(カプリル酸の回収率:仕込みカプ
リル酸基準で98%)。
【0029】参考例1 実施例1で用いたと同じオートクレーブに、窒素雰囲気
中40kg/cm2の加圧下に、130℃に予備加熱し
た200ppmのハイドロキノンを溶解させたプロピオ
ンアルデヒドを460.9g/hrで、37%ホルマリ
ンを624.6g/hr(ホルムアルデヒド換算で23
1g/hr)で、実施例1で回収したジ−n−ブチルア
ミンを含む有機成分9.0g、ジ−n−ブチルアミン
2.93gおよび実施例1で回収したカプリル酸14.
0gを合わせて調製した触媒液を90.3g/hrで、
それぞれ連続的にフィードし、130℃で反応を実施し
た。反応系の水溶液相のpHは8.3であった。滞留時
間は1.0分間であった。反応混合液を1175.8g
/hrで氷冷下に回収し、ガスクロマトグラフィーによ
り反応混合液中の生成物の分析を行った。仕込みプロピ
オンアルデヒドに対するメタクロレインの収率は93.
6%、選択率は94.2%であり、プロピオンアルデヒ
ドの転化率は99.4%であった。
中40kg/cm2の加圧下に、130℃に予備加熱し
た200ppmのハイドロキノンを溶解させたプロピオ
ンアルデヒドを460.9g/hrで、37%ホルマリ
ンを624.6g/hr(ホルムアルデヒド換算で23
1g/hr)で、実施例1で回収したジ−n−ブチルア
ミンを含む有機成分9.0g、ジ−n−ブチルアミン
2.93gおよび実施例1で回収したカプリル酸14.
0gを合わせて調製した触媒液を90.3g/hrで、
それぞれ連続的にフィードし、130℃で反応を実施し
た。反応系の水溶液相のpHは8.3であった。滞留時
間は1.0分間であった。反応混合液を1175.8g
/hrで氷冷下に回収し、ガスクロマトグラフィーによ
り反応混合液中の生成物の分析を行った。仕込みプロピ
オンアルデヒドに対するメタクロレインの収率は93.
6%、選択率は94.2%であり、プロピオンアルデヒ
ドの転化率は99.4%であった。
【0030】実施例3 実施例1で得られた反応混合液からメタクロレインを蒸
留分離した蒸留残留液200gに、20%希硫酸26.
7gとヘキサン45gを加え混合後、相分離させ、各相
を分離取得した。ヘキサンを含む有機層61.7gにカ
プリル酸は15.7g溶解しており、水相210gには
0.1gのカプリル酸が溶解していた。有機層からヘキ
サンを留去することにより純度94%のカプリル酸1
6.7gが回収された(カプリル酸の回収率:仕込みカ
プリル酸基準で99%)。一方、水相210gに40%
水酸化ナトリウム水溶液12.0gを加えた後、常圧蒸
留を行ったところ、ジ−n−ブチルアミンは沸点97℃
で水と共沸した。留出液中には、ジ−n−ブチルアミン
9.0g、水9.1gおよびその他の成分1.2gが含
まれていた。蒸留によるジ−n−ブチルアミンの回収率
は、仕込みアミン量に対し70%になっていた。相分離
により水を除去したところ、ジ−n−ブチルアミン8.
6gを含む有機成分が9.8g回収された。
留分離した蒸留残留液200gに、20%希硫酸26.
7gとヘキサン45gを加え混合後、相分離させ、各相
を分離取得した。ヘキサンを含む有機層61.7gにカ
プリル酸は15.7g溶解しており、水相210gには
0.1gのカプリル酸が溶解していた。有機層からヘキ
サンを留去することにより純度94%のカプリル酸1
6.7gが回収された(カプリル酸の回収率:仕込みカ
プリル酸基準で99%)。一方、水相210gに40%
水酸化ナトリウム水溶液12.0gを加えた後、常圧蒸
留を行ったところ、ジ−n−ブチルアミンは沸点97℃
で水と共沸した。留出液中には、ジ−n−ブチルアミン
9.0g、水9.1gおよびその他の成分1.2gが含
まれていた。蒸留によるジ−n−ブチルアミンの回収率
は、仕込みアミン量に対し70%になっていた。相分離
により水を除去したところ、ジ−n−ブチルアミン8.
6gを含む有機成分が9.8g回収された。
【0031】実施例3〜9 実施例1におけると同じオートクレーブ中で実施例1と
同様な方法で連続反応を行った。アルデヒド化合物
(I)、37%ホルマリン、第二級アミンおよび脂肪族
カルボン酸のフィード量を表1に示し、反応温度、反応
時間、反応系の水溶液相のpH値および反応成績を表2
に示す。また実施例1と同様な方法で、得られた反応混
合液から第二級アミンおよび脂肪族アミンの回収を行っ
た。水との共沸蒸留による第二級アミンの回収率および
抽出液から抽出溶剤を留去したのちの脂肪族カルボン酸
の回収率を表2に示す。
同様な方法で連続反応を行った。アルデヒド化合物
(I)、37%ホルマリン、第二級アミンおよび脂肪族
カルボン酸のフィード量を表1に示し、反応温度、反応
時間、反応系の水溶液相のpH値および反応成績を表2
に示す。また実施例1と同様な方法で、得られた反応混
合液から第二級アミンおよび脂肪族アミンの回収を行っ
た。水との共沸蒸留による第二級アミンの回収率および
抽出液から抽出溶剤を留去したのちの脂肪族カルボン酸
の回収率を表2に示す。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】比較例1 実施例1におけると同じオートクレーブに、窒素雰囲気
中40kg/cm2の加圧下に、200ppmのハイド
ロキノンを溶解させたプロピオンアルデヒドを469.
3g/hrで、37%ホルマリンを636.1g/hr
(ホルムアルデヒド換算で235g/hr)で、ジエチ
ルアミンを22.5g/hrで、酢酸を20.4g/h
rで、それぞれ連続的にフィードし、反応を130℃で
1分間実施した。反応混合液を1148g/hrで氷冷
下に回収し、ガスクロマトグラフィーにより反応混合液
中の生成物の分析を行った。仕込みプロピオンアルデヒ
ドに対するメタクロレインの収率は96.8%であり、
プロピオンアルデヒドの転化率は99.2%であった。
中40kg/cm2の加圧下に、200ppmのハイド
ロキノンを溶解させたプロピオンアルデヒドを469.
3g/hrで、37%ホルマリンを636.1g/hr
(ホルムアルデヒド換算で235g/hr)で、ジエチ
ルアミンを22.5g/hrで、酢酸を20.4g/h
rで、それぞれ連続的にフィードし、反応を130℃で
1分間実施した。反応混合液を1148g/hrで氷冷
下に回収し、ガスクロマトグラフィーにより反応混合液
中の生成物の分析を行った。仕込みプロピオンアルデヒ
ドに対するメタクロレインの収率は96.8%であり、
プロピオンアルデヒドの転化率は99.2%であった。
【0035】上記反応混合液のうち300gを蒸留した
ところ、沸点55〜64℃でメタクロレインを主とする
留分が156g留出した。得られた留分をガスクロマト
グラフィーにより分析したところ、留分中には、メタク
ロレイン137.2g、水12.1g、ジエチルアミン
0.7g、およびその他の成分1.8gが含まれてお
り、水を除いたメタクロレインの純度は98.2%であ
った。
ところ、沸点55〜64℃でメタクロレインを主とする
留分が156g留出した。得られた留分をガスクロマト
グラフィーにより分析したところ、留分中には、メタク
ロレイン137.2g、水12.1g、ジエチルアミン
0.7g、およびその他の成分1.8gが含まれてお
り、水を除いたメタクロレインの純度は98.2%であ
った。
【0036】蒸留残留液のうち130gに10%水酸化
ナトリウム水溶液35.2gを加え、蒸留したところ、
沸点55℃でジエチルアミンが2.4g留出した(ジエ
チルアミンの回収率:収込みアミン基準で45%)。次
に、ジエチルアミンを留出させたのちの蒸留残留液に1
0%硫酸43.1gを加えたが、相分離しないため、水
116gを留去した後、酢酸を蒸留により分離した。酢
酸は4.1g回収できたが、その酢酸の純度は91.2
%であり、仕込に対する回収率は、85.4%であっ
た。
ナトリウム水溶液35.2gを加え、蒸留したところ、
沸点55℃でジエチルアミンが2.4g留出した(ジエ
チルアミンの回収率:収込みアミン基準で45%)。次
に、ジエチルアミンを留出させたのちの蒸留残留液に1
0%硫酸43.1gを加えたが、相分離しないため、水
116gを留去した後、酢酸を蒸留により分離した。酢
酸は4.1g回収できたが、その酢酸の純度は91.2
%であり、仕込に対する回収率は、85.4%であっ
た。
【0037】
【発明の効果】本発明に従えば、従来の触媒回収に伴う
問題を解決して触媒成分を高い純度および回収率で回収
できるので、効率的に循環再使用することができる。そ
れゆえに、本発明によればα−メチレンアルデヒド化合
物の工業的に有利な製造方法が提供される。
問題を解決して触媒成分を高い純度および回収率で回収
できるので、効率的に循環再使用することができる。そ
れゆえに、本発明によればα−メチレンアルデヒド化合
物の工業的に有利な製造方法が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 47/22 K 7188−4H // C07B 61/00 300
Claims (3)
- 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、Rは水素原子または炭化水素基を表す)で示さ
れるアルデヒド化合物とホルムアルデヒドとを、水性媒
体中で炭素原子数6〜8の第二級アミンおよび炭素原子
数6〜12の脂肪族カルボン酸の存在下に反応させるこ
とによって一般式(II) 【化2】 (式中、Rは前記定義のとおりである)で示されるα−
メチレンアルデヒド化合物を生成させ、得られた反応混
合物から該α−メチレンアルデヒド化合物を分離するこ
とによって該第二級アミンおよび該脂肪族カルボン酸を
含有する水溶液(A)を得、該水溶液(A)から該第二
級アミンおよび該脂肪族カルボン酸を方法(1)または
方法(2): 方法(1):該水溶液(A)にアルカリ金属またはアル
カリ土類金属の塩基性化合物を添加することにより該脂
肪族カルボン酸の金属塩を生成させ、得られた反応混合
物から該第二級アミンを水との共沸混合物として留出さ
せることにより該脂肪族カルボン酸の金属塩を含有する
残留液を得、該蒸留残留液に無機酸を添加することによ
り該脂肪族カルボン酸の金属塩を該脂肪族カルボン酸に
変換し、次いで得られた反応混合物から該脂肪族カルボ
ン酸を分離する方法; 方法(2):該水溶液(A)に無機酸を添加することに
より該第二級アミンの無機酸との塩を生成させ、得られ
た反応混合物から該脂肪族カルボン酸を分離することに
より該第二級アミンの無機酸との塩を含有する水溶液を
得、該第二級アミンの無機酸との塩を含有する水溶液に
アルカリ金属またはアルカリ土類金属の塩基性化合物を
添加することにより該第二級アミンの無機酸との塩を該
第二級アミンに変換し、次いで得られた反応混合物から
第二級アミンを水との共沸混合物として留出させる方
法;により分離することを特徴とするα−メチレンアル
デヒド化合物の製造法。 - 【請求項2】 一般式(I)で示されるアルデヒド化合
物とホルムアルデヒドとの反応を、温度が100〜15
0℃の範囲内であり、かつpHが7以上である条件下で
行う請求項1記載の製造法。 - 【請求項3】 一般式(I)で示されるアルデヒド化合
物の1モルに対して0.05モル以下の第二級アミンお
よび0.05モル以下の脂肪族カルボン酸を使用する請
求項1または請求項2に記載の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05248593A JP3324820B2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | α−メチレンアルデヒド化合物の製造法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JPH06263683A true JPH06263683A (ja) | 1994-09-20 |
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-
1993
- 1993-03-12 JP JP05248593A patent/JP3324820B2/ja not_active Expired - Lifetime
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