JPH06263064A - 自動車の側部車体構造 - Google Patents

自動車の側部車体構造

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Publication number
JPH06263064A
JPH06263064A JP7896793A JP7896793A JPH06263064A JP H06263064 A JPH06263064 A JP H06263064A JP 7896793 A JP7896793 A JP 7896793A JP 7896793 A JP7896793 A JP 7896793A JP H06263064 A JPH06263064 A JP H06263064A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor panel
panel
side sill
box structure
automobile
Prior art date
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Pending
Application number
JP7896793A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Nishiyama
篤 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP7896793A priority Critical patent/JPH06263064A/ja
Publication of JPH06263064A publication Critical patent/JPH06263064A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロアパネルに段上げ部を設けて、この段上
げ部の下方に燃料タンクを取り付ける自動車において、
該段上げ部の車体側部の剛性をアップさせる。 【構成】 段上げ部4が設けられている後部フロアパネ
ル2Bと、サイドシル10のリヤホイールハウス立ち上
がり部11との間にわたって、フロアの一部を形成する
補助フロアパネル12を接合すると共に、該補助フロア
パネル12の下面とサイドシル10とにわたってにブラ
ケット13を取り付け、かつ補助フロアパネル12とブ
ラケット13の後端部にわたってシール板14を取り付
けることにより、後部フロアパネル2Bとサイドシル1
0との間にボックス構造を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料タンクをフロアパ
ネルの下方に備える自動車の側部車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車においては、フロアパネルの下方
に燃料タンクを装備することが行われるが、その場合、
たとえば実開昭63−126125号公報には、フロア
パネルの一部を上方に突出させて該フロアパネルの下面
にトンネル部を形成し、このトンネル部内に燃料タンク
を収納させる技術が開示されている。
【0003】これによれば、フロアパネル下面から下方
へのタンク突出量が少なくなって、大容量の燃料タンク
を搭載しても車体の適切な地上高を確保できる等のメリ
ットが得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記トンネ
ル部のような段部の形成は、通常フロアパネルに対する
絞り成形によって行われるが、この絞り成形では該絞り
部分におけるパネル材料の伸びが生じてパネル厚が薄く
なる傾向にあるから、上記のような大容量燃料タンクの
収容のために絞りを大きくすると、フロアパネルの強度
が低下し、特に上記燃料タンクに近い車体側面に働く荷
重に対して適切な車体剛性が得られにくくなる虞れがあ
る。
【0005】そこで本発明は、フロアパネルを大容量の
燃料タンクの収納に適した形状とするものにおいて、適
切な車体剛性を確保することができる自動車の側部車体
構造の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の請求項1
に記載の発明(以下、第1発明と称す)は、フロアパネ
ルに段上げ部が形成され、この段上げ部の下方に燃料タ
ンクを配置される自動車の側部車体構造であって、上記
フロアパネルにおける段上げ部の側面起立部と、車体側
部下方に前後方向に配設されているサイドシルとが、こ
れらの隙間を埋めてフロアの一部を形成するボックス構
造を介して連結されていることを特徴とする。
【0007】さらに、請求項2に記載の発明(以下、第
2発明と称す)は、ボックス構造は、サイドシルに設け
たリヤホイールハウスの立ち上がり部分に接合されてい
ることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記の第1発明によれば、フロアパネルとサイ
ドシルとの間にボックス構造が設けられるので、この部
分の強度が増大して車体剛性をアップすることが可能と
なる。
【0009】さらに、第2発明によれば、上記ボックス
構造がサイドシルにおけるリヤホイール立ち上がり部分
に接合されているので、ボックス構造形状とリヤホイー
ル立ち上がり部分の閉断面形状との2重構造により、一
層車体剛性がアップする。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0011】図1に示すように自動車1のフロアパネル
2に後輪3の近傍において段上げ部4が絞り成形によっ
て形成され、この段上げ部4の下方に燃料タンク5が取
り付けられる。その場合、上記のフロアパネル2は図2
および図3に示すように車室の前部側に知り付けられる
前部フロアパネル2Aと、車室の後部側に取り付けられ
る後部フロアパネル2Bとから構成され、前部フロアパ
ネル2Aに、エンジンの動力を後輪側に伝達する動力伝
達機構を通すためのトンネル部6が形成され、かつ後部
フロアパネル2Bに上記の段上げ部4が設けられると共
に、該段上げ部4の前端に、下方に開口する凹部7が形
成されて、図3に示すように前部フロアパネル2Aに後
部フロアパネル2Bを重ねたときに、前部フロアパネル
2Aにおけるトンネル部6の後端部に後部フロアパネル
2Bの上記凹部7が嵌合されるようになされている。
【0012】また、後部フロアパネル2Bは、上記の凹
部7が形成されている横片部8と、この横片部8から前
述の段上げ部4にむけて起立された起立部9とを有し、
この起立部9が段上げ部4の前部側の両側コーナ部aま
でまわりこんで設けられる。
【0013】一方、自動車1においては車体両側部の下
方に車体前後方向に延びるサイドシル10が配設され、
これらのサイドシル10の間に上記のフロアパネル2が
取り付けられ、かつ該フロアパネル2が車体前後方向に
延びるサイドフレームや車体幅方向に延びるクロスメン
バ(いずれも図示せず)等に接合されることになるが、
その場合、上記段上げ部4はその前端がサイドシル10
に設けられているリヤホイールハウス立ち上がり部11
の近傍に位置するようになされる。そして、この状態に
おいて、上記リヤホイールハウス立ち上がり部11と、
後部フロアパネル2Bにおける起立部9とが、これらの
隙間を埋めてフロアの一部を形成するボックス構造を介
して連結される。
【0014】上記ボックス構造は図7に示す補助フロア
パネル12と、ブラケット13と、シール板14とを用
いて形成される。即ち補助フロアパネル12は、後部フ
ロアパネル2Bの前述のコーナ部aにおいて起立部9と
サイドシル10のサイドシルインナパネル15とにわた
って接合されるもので、前端側の下部パネル部分16と
後端側の上部パネル部分17とが傾斜パネル部分18で
連結されている一体構造を有し、該補助フロアパネル1
2の後部フロアパネル側の縁部とサイドシル側の縁部と
にそれぞれフランジ部19,20が形成されて、一方の
フランジ部19が後部フロアパネル側面における起立部
9に接合され、他方のフランジ部20がリヤホイール立
ち上がり部11におけるサイドシルインナパネル15に
接合される(図4ないし図6参照)。
【0015】また、ブラケット13は横片部21と縦片
部22とからなる断面が略L字状の部材であって、横片
部21を上記補助フロアパネル12の下部パネル部分1
6に下側から接合し、かつ縦片部22をサイドシルイン
ナパネル15に接合して取り付けられると共に、この取
り付け状態で、横片部21の一部が補助フロアパネル1
2の上部パネル部分17の直下に位置するようになされ
ている。
【0016】さらに、上記のシール板14は、リヤホイ
ールハウス立ち上がり部11において補助フロアパネル
12とブラケット13の後端に位置されて、上述のブラ
ケット13の後端部とサイドシルインナパネル15とに
接合されると共に、該シール板14の上端がリヤタイヤ
ハウスパネル23を挟んで補助フロアパネル12におけ
る上部パネル部分17の後端部に接合される。
【0017】そして、これらの接合構造により、補助フ
ロアパネル12の上部パネル部分17および傾斜パネル
部分18、ブラケット13の横片部21、シール板1
4、サイドシルインナパネル15によって囲まれた中空
室24が形成されて、これによるボックス構造がリアホ
イールハウス立ち上がり部11と後部フロアパネル2A
との間に構成される。
【0018】このような構成によれば、上記ボックス構
造によってサイドシル10と後部フロアパネル2Bとの
連結部分の強度が増大することになって、車体剛性がア
ップする。その場合、上記ボックス構造が、サイドシル
インナパネル15とサイドシルアウタパネル25とによ
って閉断面が形成されているリヤホイールハウス立ち上
がり部11の内側に形成されているので、この部分では
閉断面構造とボックス構造との2重ボックス構造が得ら
れることになって、より一層車体剛性がアップする。
【0019】
【発明の効果】以上の記載によって明かなように、本発
明によれば、フロアパネルとサイドシルとの間にボック
ス構造が設けられるので、この部分の強度が増大して車
体剛性をアップすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例にかかる自動車の一部破断
側面図。
【図2】 上記自動車のフロア部分の斜視図。
【図3】 上記フロアの分解図。
【図4】 図2のボックス構造部分の拡大図。
【図5】 ボックス構造部分の側面図。
【図6】 ボックス構造部分の平面図。
【図7】 ボックス構造の分解図。
【符号の説明】
1 自動車 2B 後部フロアパネル 4 段上げ部 5 燃料タンク 9 起立部 10 サイドシル 11 リヤホイールハウス立ち上がり部 12 補助フロアパネル 13 ブラケット 14 シール板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロアパネルに段上げ部が形成され、こ
    の段上げ部の下方に燃料タンクを配置される自動車の側
    部車体構造であって、上記フロアパネルにおける段上げ
    部の側面起立部と、車体側部下方に前後方向に配設され
    ているサイドシルとが、これらの隙間を埋めてフロアの
    一部を形成するボックス構造を介して連結されているこ
    とを特徴とする自動車の側部車体構造。
  2. 【請求項2】 ボックス構造は、サイドシルに設けたリ
    ヤホイールハウスの立ち上がり部分に接合されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の自動車の側部車体構
    造。
JP7896793A 1993-03-12 1993-03-12 自動車の側部車体構造 Pending JPH06263064A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7896793A JPH06263064A (ja) 1993-03-12 1993-03-12 自動車の側部車体構造

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JP7896793A JPH06263064A (ja) 1993-03-12 1993-03-12 自動車の側部車体構造

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JPH06263064A true JPH06263064A (ja) 1994-09-20

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ID=13676680

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JP7896793A Pending JPH06263064A (ja) 1993-03-12 1993-03-12 自動車の側部車体構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011255747A (ja) * 2010-06-08 2011-12-22 Nissan Motor Co Ltd 電動車両のバッテリパック収納構造

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011255747A (ja) * 2010-06-08 2011-12-22 Nissan Motor Co Ltd 電動車両のバッテリパック収納構造
CN102892666A (zh) * 2010-06-08 2013-01-23 日产自动车株式会社 车辆电池组收纳结构
US8776927B2 (en) 2010-06-08 2014-07-15 Nissan Motor Co., Ltd. Vehicle battery pack housing structure
CN102892666B (zh) * 2010-06-08 2015-04-08 日产自动车株式会社 车辆电池组收纳结构

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