JPH06262995A - インフレータブルシートベルト装置 - Google Patents

インフレータブルシートベルト装置

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JPH06262995A
JPH06262995A JP5078624A JP7862493A JPH06262995A JP H06262995 A JPH06262995 A JP H06262995A JP 5078624 A JP5078624 A JP 5078624A JP 7862493 A JP7862493 A JP 7862493A JP H06262995 A JPH06262995 A JP H06262995A
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tongue
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Yoshihiko Tanaka
良彦 田中
Yoshinori Oishi
義徳 大石
Tsuneo Chikaraishi
恒雄 力石
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベルト部分に膨張体を備えたシートベルト装
置の膨張体を高温の燃焼反応ガスにより安全に適正な形
状に膨張展開させる。 【構成】 膨張構造体25内の袋状部にシリコーンゴム
チューブ22を挿入し、さらにシリコーンゴムチューブ
22内にバッグフィルタ26を配置し、このバッグフィ
ルタ26を通過させてガス発生手段により発生したガス
をシリコーンゴムチューブ22内に導入して膨張展開さ
せる。これにより、前記ガス発生手段での燃焼反応によ
り発生した高温高圧のガスの温度を下げるとともに、高
温の燃え滓をバッグフィルタ26により捕捉する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインフレータブルシート
ベルト装置に係り、特に乗員を拘束するように装着され
たシートベルト装置のウェビングの一部が袋状の膨張構
造体で形成され、該膨張構造体は通常装着時においては
帯状に保形され、車両衝突時等に接続されたガス発生手
段から噴出する高温ガスに対する安全性を確保して所定
形状に膨張するようなインフレータブルシートベルト装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、シートベルト装置は衝突時に生じ
る加速度や衝撃力による乗員の急激な移動を拘束し、乗
員の身体の安全を図る装置として、自動車等において不
可欠な装置となっている。この種のシートベルト装置
は、通常ウェビング(以下、本明細書では日本工業規格
に規定されているような幅50mm程度の通常の繊維材
料からなる織りベルトをウェビングと呼ぶ。)と、この
ウェビングをバネ力により巻回して内部に引き込むとと
もに、衝撃が作用した時にのみウェビングの引き出しを
ロックして乗員を拘束するリトラクタ(以下、ELR:
Emergency Locking Retractorと記す。)と、乗員の身
体にフィットするように装着させるためにウェビングを
適正な位置に設置されたバックル装置、タング、アンカ
ー等により構成されている。
【0003】従来、前述のシートベルト装置では、衝突
時にウェビングの引き出しがELRの動作によりロック
され、乗員の移動が拘束されるようになっている。ま
た、最近ではこの乗員拘束性能を向上させるために、ウ
ェビングの一部を織布により袋状に形成し、通常装着時
はこの袋状部分を扇状等に折り畳んで弱い接着を施し帯
状に保形したり(ファンホールドタイプ)、折り返し部
分をファスナー等の係止手段により帯状に保形してお
き、衝撃作用時にはウェビングに連結されたガス発生手
段からの噴出ガスにより袋状部分を膨張展開させるよう
にしたシートベルト装置も提案されている(米国特許第
3,865,398号公報等参照)。
【0004】この種の膨張可能な袋状部を備えたシート
ベルト装置(以下、インフレータブルシートベルト装置
と記す。)によれば、乗員に作用する荷重を従来のウェ
ビングより広い面積に分散させることができるので、乗
員の受ける荷重を低減させることができ、安全性をより
高めることができる。
【0005】また、インフレータブルシートベルト装置
はリヤシートにおいても、その効果が期待できる。すな
わち、リヤシートの乗員のためにエアバッグ装置を設置
するためには通常フロントシートの後部にエアバッグ装
置を装備する。このリヤシートのためのエアバッグ装置
を適正に作動させ、乗員を効果的に拘束し保護するため
にはフロントシート構造が高い剛性を有する必要があ
る。このためエアバッグ装置を備えると、可動部のある
リクライニング機能をフロントシートにもたせることが
難しい等の制約が生じる。したがってシートに単独で装
備でき、前述のような制約のないインフレータブルシー
トベルト装置がリヤシートにおいて大変有効となる。
【0006】ところで、前述のようにインフレータブル
シートベルト装置では、衝突が起こった場合にその衝突
を検知した加速度センサ等の検知部からの作動信号によ
り前述のガス発生手段が作動してほとんど瞬間的に前述
の膨張可能な袋状部を所定形状に膨張展開させることが
できる。このガス発生手段としては、エアバッグ装置と
同様に瞬間的に膨張部分にガスを噴出させる必要性があ
るため、ボンベなどの圧力容器に充填された圧縮不活性
ガスや圧縮空気を供給するタイプの装置が利用されてい
る。不活性ガスとしては窒素、二酸化炭素等が利用さ
れ、圧縮空気の場合には小型コンプレッサを併せて搭載
する場合が多い。
【0007】この場合インフレータブルシートベルト装
置の膨張体の容積はエアバッグ装置に比べて1/6〜7
程度と小さく、ボンベ等もエアバッグ装置それほど大き
なものは必要としない。しかしながら、小型であっても
ボンベの着脱を確実に行うための装置やガス漏れ防止装
置等を併せて備えなければならない上、ボンベ内のガス
充填圧力を定期的に点検する必要もある。そこで、最近
のエアバッグ装置ではガス発生手段(以下、インフレー
タと記す。)として充填化合物の急激な燃焼反応を利用
してガスを瞬間的に発生させるタイプの装置が主流を占
めてきている。
【0008】この種のインフレータの代表的なガス発生
メカニズムとしては、まず衝突時に得られる加速度セン
サからの作動信号を電気的発火装置にトリガーとして作
用させ、電気的点火装置(イグナイタ)で着火剤を発火
させ、推進薬を燃焼させ、これにより急激にガスが発生
するようになっている。推進薬としては窒化ナトリウム
(アジ化ナトリウム:NaN3)が良く知られており、
燃焼により窒素ガスが発生する。なお、従来の厚手の織
布生地を折り畳んだタイプのインフレータブルシートベ
ルト装置の場合は、膨張する袋状部の気密性を高めるた
めに織布内面にシリコーンコーティングを施し、さらに
導入ガス温度を下げるためにインフレータ内に簡単な冷
却用フィルタを設けてインフレータからの高温ガスを直
接袋内に導入するようになっている。
【0009】ところで、出願人はすでに前述のインフレ
ータブルシートベルト装置として前記袋状部分を編布構
造で構成し、内部にゴムチューブの膨張体を挿入した発
明と、前記袋状部分を緯糸(よこ糸)が十分伸長する構
造の織布構造で構成し、内部にゴムチューブの膨張体を
挿入した発明とを開示している。これらの発明によれ
ば、シートベルト装置は通常の装着時において、厚手の
生地からなる織布構造を折り畳んだタイプに比べ、比較
的薄い形状の帯状に保形され、しかも緊急時には袋状部
分を確実かつ迅速に膨張展開させることができるという
効果が得られる。
【0010】図12(a)は、肩ベルトの一部分を筒状
の編布構造とし、その内部に袋状のゴムチューブを挿入
させたインフレータブルシートベルト装置の一例を模式
的に示したものである。図中符号51はタングを示して
おり、このタング51は、ベルト52内のゴムチューブ
53へのガス導入口となるガス流通孔54を内部に有し
ている。このガス流通孔54はベルト端部52aを車体
に固定するためにタング51がバックル装置55に係合
締結された際に、バックル装置55内に連結されたガス
発生手段(インフレータ)56のガス噴出口56aと連
通するようになっている。
【0011】図12(b)は、前述の構成のインフレー
タ56内の推進薬を燃焼させて反応ガスを発生させ、こ
のガスをガス流通孔54を介してベルト52部分のゴム
チューブ53内に導入し、ベルト52を所定の形状に膨
張展開させた状態を模式的に示したものである。同図に
示したようにゴムチューブ53にガスが急激に導入され
膨張すると、ベルト全体の形状はチューブを包む袋状の
編布構造57により整えられ、細長い紡錘形状になる。
このように乗員の胸部等に接するベルト部分の面積が増
加するので、人体に加わる衝撃が緩和される。また、袋
状の膨張部分が半径方向に膨張することによりベルト長
手方向の長さがΔLだけ短くなる。これにより乗員をさ
らに有効に保護するプリテンション効果を期待できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】この種のインフレータ
ブルシートベルト装置では、インフレータから噴出する
ガスは燃焼と同時に高温高圧の状態でチューブ内に導入
される。図13はこのときのチューブ内での温度分布を
測定した結果を模式的に示した温度分布図である。な
お、同図の位置を示すためにグラフの下側に膨張状態の
ベルト部分を併せて示してある。このときのチューブ内
温度は図13に示したようにタング部分のガス導入口近
傍が最も温度が高くなる。またチューブ内では破線で示
したように長手方向Lにおいてガス導入に伴い、各点で
最高温度を示し、その最高温度位置がごく短い時間にチ
ューブ先端に向けて移動すると考えられている。実線は
各点での最高温度の包絡線を示したものである。このよ
うにインフレータ内での燃焼反応により発生するガスは
非常に高温であるが、長手方向にある程度の温度勾配が
あるので、ごく短時間に発生する最高温度状態に耐えら
れるチューブであれば、その機能を果たせる。そこで、
この高温ガスの導入されるチューブには耐熱性のあるシ
リコーンゴムを用いて、内部の高温状態に耐えられるよ
うにしていた。
【0013】ところが、インフレータの推進薬の燃焼反
応では多量の燃え滓(かす)が発生する。この燃え滓は
主に細かい炭素粉であるが、この燃え滓が反応ガスとと
もにチューブ内に噴出する。この燃え滓はそれ自体が高
温であるためチューブ内に噴出し、チューブの内面に衝
突した際にチューブのゴムの表面を劣化させ、劣化が著
しい場合にはチューブに孔があいてしまうおそれがあ
る。
【0014】そこで、本発明の目的は前述した従来の技
術が有する問題点を解消し、膨張展開時にベルト膨張部
分のチューブが高温ガスに曝されて破損したりしない安
全性の高いインフレータブルシートベルト装置を提供す
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、通常装着時は帯状に保形されるととも
に、所定のしきい値を越えた際に作動するガス発生手段
により発生したガスを内部に導入し、略紡錘形状に膨張
展開する袋状部を有する膨張構造体と、該膨張構造体が
少なくとも乗員に当接する範囲にわたり付設されたウェ
ビングと、前記膨張構造体の端部に固着され内部に前記
ガス発生手段からのガス導入路を有するタングと、該タ
ングが着脱自在に嵌合係止されるバックル装置とを備え
たインフレータブルシートベルト装置において、前記膨
張構造体は、前記袋状部に弾性膨張体が挿入され、該弾
性膨張体に前記ガス発生手段により発生したガスがフィ
ルタを通過して導入され膨張展開することを特徴とする
ものである。
【0016】この場合、前記フィルタは前記弾性膨張体
内に挿入された筒状バッグフィルタとすることが好まし
い。また前記バッグフィルタは耐熱性繊維の織布とする
ことが好ましい。さらに、前記弾性膨張体はシリコーン
ゴムチューブとすることが好ましい。
【0017】
【作用】本発明によれば、前記膨張構造体内の袋状部に
弾性膨張体を挿入し、さらに該弾性膨張体にフィルタを
通過させて前記ガス発生手段により発生したガスを導入
して膨張展開させるようにしたので、前記ガス発生手段
での燃焼反応により発生した高温高圧のガスの温度を下
げるとともに、高温の燃え滓を前記フィルタにより捕捉
できるので、前記弾性膨張体内に導入されるガスに混じ
って排出される燃え滓が前記弾性膨張体の内面に付着し
て該弾性膨張体が溶融、破損するのを防止することがで
きる。
【0018】また、前記フィルタを筒状バッグフィルタ
としたことにより前記弾性膨張体の長手方向にわたって
温度を下げることができるとともに、広い面積で前記燃
え滓を捕捉することができ、フィルタの目詰まりがない
ので前記弾性膨張体は確実に膨張展開動作を行える。
【0019】
【実施例】以下、本発明によるインフレータブルシート
ベルト装置の一実施例を添付図面を参照して説明する。
図1はインフレータブルシートベルト装置1の全体構成
を示した概略斜視図である。なお、同図はフロントシー
トに組み込まれるインフレータブルシートベルト装置1
の各構成部品の関係が明確になるように示している。
【0020】同図中、符号2は肩ベルトを示しており、
この肩ベルト2は一端2aにタング3が固着されてお
り、左右のフロントシート間の床部近くの所定位置に固
定されたバックル装置4にタング3を介して係合固定さ
れ、他端2bが図示しないピラー(中間柱)に上下方向
に位置調整可能に取り付けられたピラーアンカーのスリ
ップガイド5により下方に向け案内され、ピラー内の床
近くに設置されたELR6に巻回されるように掛け渡さ
れている。また、ラップベルト(腰ベルト)7は、一端
7aがタング3の口金部分に固着されたアンカープレー
ト8に定着され、他端7bがシート座面を越えてドア側
の床近くに設置されたELR9に巻回されている。
【0021】以下において、肩ベルト、タング回り、バ
ックル装置の各構成の詳細について説明する。肩ベルト
2は、図1に示したように一端2bがELR6内に巻回
収容され、他端2aにタング3が連結された1本のウェ
ビング10を通し材として構成されている。本実施例で
は、ウェビング10としてポリエステル加工糸を密に綾
織、平織等により織り上げた幅約50mm、厚さ1.6
mm程度の帯状ベルトが使用されているが、このウェビ
ング10は通常のシートベルト装置に使用されているも
のと同等品である。また乗員の身体に当接する腹部から
右肩部にかけての部分には、筒状の布製カバー20で被
覆されたやや肉厚な部分が形成されている。この肉厚部
分の内部には図2に示したような各種の袋状構造体が重
層的に収容されている。
【0022】図2において、符号10aは前述のウェビ
ング10がカバー20の内部に位置した状態を示してい
る。以下、機能上の区別からこの部分のベルトをインナ
ーベルト21と呼び、外部に露出してELR6に巻回さ
れる部分のベルトをウェビング10と呼び、それぞれに
異なった符号10、21を付して説明する。インナーベ
ルト21は図2に示したようにシリコーンゴム製の薄膜
状のチューブ22内に偏平な状態のまま挿入されてい
る。このシリコーンゴム製のチューブ22は筒状をな
し、その端部22aは図6(a)に示したようにインナ
ーベルト21の所定位置に気密性を保持するように固着
されている。このためチューブ22内にガスが導入され
ると、細長い筒状に膨張するようになっている。
【0023】また、このチューブ22は、これより僅か
に大きな寸法に編まれた筒状で偏平な編布23内に収容
されている。この編布23は本実施例ではポリエステル
加工糸(1500d)を使用した丸編ニットにより構成されて
おり、この丸編ニットの編布23はベルト長手方向(編
地の経方向:たて方向)に伸びにくく、筒形状の円周が
大きくなるような方向(編地の緯方向:よこ方向)に伸
びやすい性質をもっている。
【0024】さらにこの筒状の編布23全体を覆うよう
に前述の布製カバー20が取り付けられ、図6(a)に
示したように編布23とカバー20とは型縫いによって
インナーベルト21に堅固に縫着されている。なお、カ
バー20は乗員が直に手にし、また乗員の衣服に直接接
する部分であるため、その材質としては皺が目だちにく
く、手触りの良い生地が好ましく、本実施例ではポリエ
ステル加工糸を経編みしたトリコットが使用されてい
る。
【0025】以上述べたように、この肉厚部分はインナ
ーベルト21を芯として膨張可能なチューブ22を有す
るが、その一端はタング3を介してガス発生手段に連結
されており、衝突時に導入されるガスにより膨張展開
し、乗員の移動を有効に拘束することができる。以下、
本明細書ではこの膨張部位全体をさす場合、「膨張構造
体」と呼ぶ。
【0026】また、この膨張構造体の構成要素につい
て、前述の実施例に加えて以下の変形例を挙げることが
できる。まずチューブ22としては、肉厚が比較的薄く
でき、内部に高温ガスが充満することから耐熱性があ
り、急激な膨張に対しても十分な弾性を示すゴム質材料
が適している。たとえばゴム弾性の顕著な種々の熱可塑
性エラストマーの他、ウレタンゴム、フッ素ゴム、ゴム
/ゴムブレンド品等が使用できる。
【0027】前述の編布23の実施例では、筒状とする
ための縫い目の無い緯編み(よこ編み)の丸編ニットが
用いられているが、その基本組織としては平編み、ゴム
編み(リブ編み)、パール編み、インターロック(両面
編み)等の種々の編みにより構成できる。このときよこ
編みループのコース(C)の密度をたて方向に変化させ
ることにより編布23のよこ方向の伸びを変えることも
できる。平編みでは平らな編地が作られるが、2枚の細
長い編地を重ね合わせて端部を縫着して筒状を形成した
り、1枚の編地の両端を輪状に縫着してもよい。また、
カバー20に使用される布地としてはナイロン糸、ポリ
エステル糸を使用した平織り生地も使用することができ
る。なお、実施例、変形例にあるような布地以外でも、
手触り、強度、耐久性等の要件を満足すれば、樹脂フィ
ルム、人工皮革等の材質のものをカバーとして使用する
こともできる。
【0028】図3は図2に示した膨張構造体の内部が分
かるように膨張展開時の状態を示した分解斜視図であ
る。同図に示したようにチューブ22が導入ガスにより
膨張すると丸編ニットからなる編布23がよこ方向に伸
び、筒状に膨らむ。そして所定の内圧が作用した段階で
カバー20の生地を縫い合わせた部分の縫糸の一部が破
断する。そしてカバー20の縫い目20aが口をあける
ように広がり、丸編ニットの編布23に包まれたチュー
ブ22がその部分からはみ出すように紡錘形状に膨張す
る。一方、ピラーアンカー側の膨張構造体25の所定範
囲と、タング3側の所定範囲ではカバー20の縫い目2
0bが堅固に縫着されているので、チューブ22の膨張
がカバー20部分20cで拘束され、このカバー部分2
0cは細い円筒形状(本実施例では直径約3.6cm程
度である。)にしか膨張しない。また、膨張構造体25
が紡錘形状に膨張展開することによりベルトの長手方向
の長さが短くなる。このとき膨張構造体25の丸編ニッ
トの編布23がベルトの長手方向の張力を負担するの
で、インナーベルト21には張力は作用せず、インナー
ベルト21は緩んだ状態になる。
【0029】次に、本実施例における膨張構造体25と
ガス導入口を備えたタング3との取り合いの構造の詳細
及びバッグフィルタの構成について図4と図5を参照し
て説明する。図4はタング3と膨張構造体25との接合
部を示した斜視図である。図4、10において膨張構造
体25の端部25aは偏平四角形状断面をなす金属製の
端部金具31を覆うように定着され、その外周をさらに
覆うようにかしめ金具32により堅固に固定されてお
り、膨張構造体25が端部金具31から容易に離脱しな
いようになっている。
【0030】端部金具31の先端部には図示しないバッ
クル装置4のバックル本体に挿入係合されるタングパイ
プ33が固定されている。このタングパイプ33は内部
にガス流通孔34が形成されており、このガス流通孔3
4と端部金具31の内部を介して膨張構造体25内に図
示しないインフレータからのガスが導入される。このよ
うに本実施例によるタング3は、端部金具31とかしめ
金具32とタングパイプ33とを組み合わせることによ
り一体的に構成されている。またタングパイプ33の根
元部にはラップベルトアンカープレート8が嵌着されて
おり、通常のウェビングからなるラップベルト7の端部
7aが定着できるようになっている。
【0031】図5は膨張構造体25の各構成要素の配置
状態を示した縦断面図である。同図に示したように膨張
構造体25の各部(インナーベルト21、バッグフィル
タ26、チューブ22、編布23、カバー20)はゴム
被覆31aされた端部金具31の外周部分に互いが密着
するように重層的に被着され、その外周部分には内面が
ゴム被覆32aされたかしめ金具32が嵌着されてい
る。(図5ではかしめ金具32は分離した状態で示され
ている。)このような構成をとることにより膨張構造体
25は、その端部25aにおいて気密性が保持されると
ともに、高圧の反応ガスが膨張構造体25内に急激に導
入されても、端部金具31が離脱、破損することがな
い。
【0032】ここで、バッグフィルタ26の構成につい
て詳細に説明する。このバッグフィルタ26はインナー
ベルト21とほぼ等しい幅で筒先が閉塞された封筒状に
縫製された通気性の高い布製フィルタであり、チューブ
22内に挿入され、その一端がタング3に定着されてい
る。さらにバッグフィルタ26の長さの1/3程度の長
さのスカート27がその内部に挿入されている。このス
カート部27は筒先が開放された筒状をなし、本実施例
ではバッグフィルタ26と同じ材質の布が使用されてい
る。
【0033】本実施例のバッグフィルタ26とスカート
27には耐熱性繊維が使用されている。この耐熱性繊維
の一例としてアラミド繊維がある。このアラミド繊維は
商品名ケブラー(登録商標)で知られている高強度、高
弾性を示す繊維であるが、耐熱性、防炎性にも優れ、炭
化開始温度が500℃程度で、高温においても自己溶
融、自己燃焼しない。なお、本実施例で使用したケブラ
ーはパラ結合アラミド繊維であるが、耐熱性の観点から
はメタ結合アラミド繊維を使用することも当然可能であ
り、繊維形態も、織物としてだけでなく不織布を使用
し、フィルタを構成することも可能である。
【0034】このバッグフィルタ26はインフレータか
ら噴出するガスで膨張するとともに、通気性があるため
その内面にある程度以上の大きさの燃え滓を付着させる
ことができる。そしてバッグフィルタ26を通過したガ
スがチューブを膨らます。このときガス温度も十分低下
するのでフィルタとしての効果とディフューザとしての
効果を発揮する。また、スカート27は図13に示した
温度分布を考慮してタング近傍を二重にして十分耐熱効
果が発揮できるように配置されている。
【0035】以上のように本実施例ではアラミド繊維を
使用したが、アラミド繊維以外の繊維としては耐熱性の
高い繊維として炭素繊維、アルミナ繊維、炭化ケイ素繊
維、ガラス繊維等が使用できる。このうち、炭素繊維は
有機繊維を焼成炭化したものであるため、耐熱性は抜群
であり、本発明のように強度負担のないディフューザと
して使用する場合には2000℃程度までの耐熱性を期
待できる。また酸化物系無機材料であるアルミナ繊維も
極めて耐熱性が高く、織布としての使い勝手も良い。
【0036】図6(a)は膨張構造体25とウェビング
10(前述のように膨張構造体25内にある場合はイン
ナーベルト21と呼ぶ)とのスリップガイド5側の端末
処理の状態を示した断面図である。ここで再度その構成
をまとめて説明すると、丸編ニットの編布23の端部は
カバー20の端部20dとともに一体的に接着剤で接着
された上に型縫いによりウェビング10に堅固に縫着さ
れる。そしてその型縫い部分の内側の編布23内のイン
ナーベルト21にシリコーンゴム製のチューブ22の端
部22aが溶着あるいは接着されている。さらにチュー
ブ22の内部には前述のバッグフィルタ26の筒先が延
びている。
【0037】図6(b)は同図(a)の変形例を示した
もので、丸編ニットの端部は、同図(a)と同様にカバ
ー20の端部20dとともに一体的に接着剤で接着さ
れ、型縫いによりウェビング10の所定位置に堅固に縫
着され、インナーベルト21にはチューブ22の端部が
溶着あるいは接着され、インナーベルト21はこのチュ
ーブ22が固着された端部22aで切断されており、チ
ューブ22内には前述と同様の機能を果たす筒状のバッ
グフィルタ26のみが収容されている。
【0038】本変形例では、ガス発生手段が動作しない
ような軽微な衝突等に対しては、膨張構造体25自体が
『ウェビング』として機能する。すなわち、膨張構造体
25は使用されている編布23の伸び性状から長手方向
にほとんど伸びないので、通常のウェビング10と同様
にベルトの作用張力を負担でき、乗員を適正に拘束する
ことが可能である。また、衝突時には、同図(a)に示
した実施例と同様に膨張構造体25が適正な形状で膨張
するので、乗員を膨張構造体の広い面積部分で拘束保護
することができる。
【0039】図7〜図9はバックル装置の実施例を示し
た説明図である。このバックル装置4はタングパイプ3
3を固定支持するとともに、ガス発生手段を内蔵し、こ
のガス発生手段からの噴出ガスをタングパイプ33内の
ガス流通孔34を介して膨張構造体25に導入する役割
を果たす。なお、このバックル装置4とタング3との連
結は、タングパイプ33の先端部33aの外周面に形成
された環状溝33bと、バックル装置4に形成された連
結孔44a内面に一部が突出するように埋設された金属
球47との係止により行われる。
【0040】図7において、符号41はハウジングを示
しており、バックル装置4はこのハウジング41内にそ
の一部が固着されたフランジプレート42により図示し
ない車体の床面近くに固定されるようになっている。ま
たハウジング41内においてフランジプレート42には
ガス発生手段であるガスジェネレータ43が固定されて
おり、このガスジェネレータ43にはガス流通パイプを
兼ねるバックル本体44が堅固に連結されている。
【0041】同図には前述のタングパイプ33が係合さ
れた状態が示されている。図示したようにタングパイプ
33がバックル本体44の連結孔44aに嵌合係止され
た状態では、タングパイプ解放リング45がスプリング
46の付勢力に抗してタングパイプ先端33aに押圧さ
れ矢印A方向に押し込まれる。一方、バックル本体44
の外周面の先端にはテーパ孔44bが所定間隔で形成さ
れており、各テーパ孔44bには連結孔44aの内周面
にその一部が突出するように、バックル本体44の外周
面側から金属球47が遊嵌されている。この金属球47
はタングパイプ33係止時はスプリング48により矢印
B方向に付勢された脱着操作リング49によりバックル
本体44の外周面側から押圧され、これにより金属球4
7の一部がタングパイプ33の外周面に形成された環状
溝33b内に突出し、タングパイプ33の環状溝33b
を押圧挟持し、タングパイプ33が連結孔44a内に固
定係止される。
【0042】一方、このタングパイプ33を解放するに
は図8に示したようにハウジングの一部に設けられたプ
レスボタン50を矢印C方向に押せば良い。このプレス
ボタン50は非包囲タイプの操作ボタンで、図9に示し
たようにハウジングの上部前面位置に押面50aが向い
ており、乗員がワンタッチで操作できるようになってい
る。
【0043】以下、簡単にタング3をバックル装置4か
ら解放する機構を説明する。図8に示したようにプレス
ボタン50が矢印C方向に押されると、プレスボタンに
突設された操作アーム50bにより脱着操作リング49
の突起部49aがスプリング48の付勢力に抗して矢印
C方向にスライドし、脱着操作リング49からの押さえ
がなくなり、金属球47がフリーになり、金属球47の
タングパイプ33の環状溝33bでの押圧挟持が解かれ
る。この結果、バックル本体44内のタングパイプ解放
リング45がスプリング46により矢印D方向に付勢さ
れ、タングパイプ33をバックル本体44内から矢印D
方向に押し出し、タング3はバックル装置4から解放さ
れる。
【0044】図10は前述のバッグフィルタ26の変形
例を示した説明図である。前述の実施例では図5に示し
たように噴出ガス温度の高いタング3近傍の耐熱性を高
めるためにスカート27をバッグフィルタ26の内側に
設けたが、ベルトを装着する際にベルトの一部が二重構
造になって厚くなっていると、ベルトの手触りや装着感
が悪くなることが考えられる。そこで、バッグフィルタ
を1枚で構成したのが図10に示した変形例である。同
図(a)のバッグフィルタ26はアラミド繊維からなる
異なる生地厚の織布を使用し、耐熱性能を長手方向に変
化させた例を示しており、タング近傍にはデフューザと
して温度低下を目的として厚手の生地26Aを使用し、
筒先にかけては主としてフィルタ効果が得られるような
薄手の生地26Bを使用している。なお、異種の耐熱性
繊維を組み合わせて縫製することも可能である。すなわ
ちタング側には耐熱性がより高い繊維を使用し、筒先側
では薄手のアラミド繊維織布を使用したりすれば良い。
【0045】同図(b)はバッグフィルタ26の内面の
スカート位置に相当する範囲にアルミニウム等の金属膜
コーティングを施した例を示したものである。同図に示
したようにコーティング部分では通気性はなくなるが、
タング部分での遮熱性が向上するのでチューブ内の温度
が平均化し、タング近傍での最高温度を下げることがで
きる。
【0046】また、そのコーティング範囲としては図1
1に示したようなガス流の範囲を考慮して設定すること
が好ましい。すなわち肩ベルト(同図ではチューブ2
2、インナーベルト21、バッグフィルタ26のみを部
分的に示してある。)は、乗員Dの体型になじむように
タング近くで大きく湾曲させて装着される。この状態で
図示しないインフレータからガスが噴出するとその熱流
がバッグフィルタ26のエルボー状部分26aを集中的
に直撃する。このためエルボー状部分26aの温度が部
分的に相当温度まで上昇する。本実施例ではバッグフィ
ルタ26自身は直接輻射熱を受けないものとして採用さ
れているので、このような部分的でかつ継続的な加熱に
対しても対応する必要がある。そのため前述のコーティ
ングをこのエルボー状部分26aに施したり、この部分
では織布を2枚重ねにするような対策をとることが好ま
しい。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、通常の装着時には従来のウェビングが備えた
拘束性能を発揮するとともに、衝突時等にはインフレー
タから発生する高温ガスを安全に膨張構造体内に導入で
き、この膨張構造体を適正な形状に膨せられるので、燃
焼による発生ガスを利用した場合にも高い安全性を示し
て、前記膨張構造体により乗員を有効に拘束保護するこ
とができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明によるインフレータブルシートベル
ト装置の一実施例を示した概略構成図。
【図2】図1に示したインフレータブルシートベルト装
置の部分を拡大し、通常装着時の膨張構造体の内部を模
式的に示した部分分解斜視図。
【図3】図2に示したインフレータブルシートベルト装
置の膨張展開時の膨張構造体の内部を模式的に示した部
分分解斜視図。
【図4】タング及び膨張構造体端部の取り合い構造を示
した斜視図。
【図5】膨張構造体の各構成要素を配置状態を示した縦
断面図。
【図6】膨張構造体のスリップガイド側の端末処理の構
造を示した部分縦断面図。
【図7】バックル装置の係止部の概略構造を示した平断
面図。
【図8】バックル装置のプレスボタンによるタング解放
動作を示した縦断面図。
【図9】バックル装置を正面から見た端面図。
【図10】本発明によるバッグフィルタの変形例を示し
た概略斜視図。
【図11】バッグフィルタ内のガス流の流れを模式的に
示した説明図。
【図12】従来の編布構造の膨張体を有するインフレー
タブルシートベルト装置の膨張形状の一例を示した説明
図。
【図13】図12に示したインフレータブルシートベル
ト装置の膨張構造体内のガス温度分布を示した概略温度
分布図。
【符号の説明】
1 インフレータブルシートベルト装置 2 肩ベルト 3 タング 4 バックル装置 5 スリップガイド 6、9 リトラクタ(ELR) 7 ラップベルト 10 ウェビング 20 カバー 21 インナーベルト 22 チューブ 23 編布 25 膨張構造体 26 バッグフィルタ 27 スカート 31 端部金具 32 かしめ金具 33 タングパイプ 41 ハウジング 43 ガスジェネレータ 44 バックル本体 50 プレスボタン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通常装着時は帯状に保形されるとともに、
    所定のしきい値を越えた際に作動するガス発生手段によ
    り発生したガスを内部に導入し、略紡錘形状に膨張展開
    する袋状部を有する膨張構造体と、該膨張構造体が少な
    くとも乗員に当接する範囲にわたり付設されたウェビン
    グと、前記膨張構造体の端部に固着され内部に前記ガス
    発生手段からのガス導入路を有するタングと、該タング
    が着脱自在に嵌合係止されるバックル装置とを備えたイ
    ンフレータブルシートベルト装置において、 前記膨張構造体は、前記袋状部に弾性膨張体が挿入さ
    れ、該弾性膨張体に前記ガス発生手段により発生したガ
    スがフィルタを通過して導入され膨張展開することを特
    徴とするインフレータブルシートベルト装置。
  2. 【請求項2】前記フィルタは前記弾性膨張体内に挿入さ
    れた筒状バッグフィルタであることを特徴とする請求項
    1記載のインフレータブルシートベルト装置。
  3. 【請求項3】前記バッグフィルタは耐熱性繊維の織布で
    あることを特徴とする請求項2記載のインフレータブル
    シートベルト装置。
  4. 【請求項4】前記弾性膨張体はシリコーンゴムチューブ
    であることを特徴とする請求項1記載のインフレータブ
    ルシートベルト装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE36587E (en) * 1994-06-30 2000-02-29 Takata Corporation Inflatable seat belt having bag filter
USRE36661E (en) * 1994-06-30 2000-04-18 Takata Corporation Inflatable seat belt with leak detection device
USRE37280E1 (en) 1994-06-30 2001-07-17 Takata Coporation Inflatable seat belt having defined shape
JP2016135661A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 株式会社東海理化電機製作所 エアベルト装置

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