JPH0626271U - 高温超伝導ヘリカルウィグラー - Google Patents
高温超伝導ヘリカルウィグラーInfo
- Publication number
- JPH0626271U JPH0626271U JP067599U JP6759992U JPH0626271U JP H0626271 U JPH0626271 U JP H0626271U JP 067599 U JP067599 U JP 067599U JP 6759992 U JP6759992 U JP 6759992U JP H0626271 U JPH0626271 U JP H0626271U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- superconducting
- bobbin
- helical wiggler
- high temperature
- wiggler
- Prior art date
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- Pending
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- Lasers (AREA)
- Particle Accelerators (AREA)
- Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の超伝導ヘリカルウィグラーは液体He
を使用して冷却する関係上、構造複雑かつ高価である。
そこで、高価な液体ヘリウムを使用せず、断熱層を不要
とする構造簡単かつコスト低廉な超伝導ヘリカルウィグ
ラーを提供する。 【構成】 外周面に二重らせん溝1−1,1−2が形成
されたボビン2aの各らせん溝にY系,Bi系等のセラ
ミックス系超伝導ペースト1ー1a,1ー2aを充填
し、不活性ガスによって加圧しながら焼結させたこと。
を使用して冷却する関係上、構造複雑かつ高価である。
そこで、高価な液体ヘリウムを使用せず、断熱層を不要
とする構造簡単かつコスト低廉な超伝導ヘリカルウィグ
ラーを提供する。 【構成】 外周面に二重らせん溝1−1,1−2が形成
されたボビン2aの各らせん溝にY系,Bi系等のセラ
ミックス系超伝導ペースト1ー1a,1ー2aを充填
し、不活性ガスによって加圧しながら焼結させたこと。
Description
【0001】
本考案は、自由電子レーザー用等の超伝導ヘリカルウィグラーに関する。
【0002】
自由電子レーザー用の周期的磁場発生装置の一つとして、従来、ヘリカルウィ グラーが知られており、これは、図2に示すように、電子ビーム通路の外部にピ ッチλで二重にらせん状コイルを施工した構造であり、二重らせんコイル1−1 c,1−2cには互いに逆方向に電流Iが通電される。 ここで、コイル自体は一般に超伝導導線であり、これをボビンのらせん溝1− 1,1−2に沿って巻き付け、LHe温度に冷却して、通電することにより周期 的磁場を発生させるのである。
【0003】
このように、この種の超伝導ヘリカルウィグラーは、従来、金属系の超伝導線 材により構成されており、金属系超伝導線は転移温度が低く、LHeを用いて冷 却しなければならない。 ところで、LHeは高価であり、しかもLHeの気化を少なくするためには、 図3全体縦断面図に示すように、多層の断熱層6を用いねばならず、容器自体も 複雑となり高価なものとなってしまうのである。
【0004】 本考案はこのような事情に鑑みて提案されたもので、高価な液体ヘリウムを使 用せず、断熱層を不要とする構造簡単かつコスト低廉な超伝導ヘリカルウィグラ ーを提供することを目的とする。
【0005】
そのために本考案は、外周面に二重らせん溝が形成されたボビンにY系,Bi 系等のセラミックス系超伝導ペーストを充填し、不活性ガスによって加圧しなが ら焼結させたことを特徴とする。
【0006】
このような構成によれば、下記の作用が行われる。 (1)超伝導ペーストを用いることにより、ボビンに高温超伝導体を施工する ことができる。 (2)焼結時、効果的に不活性ガスで圧力を加えることにより、臨界電流密度 を高くでき、より高い中心磁場を発生できるヘリカルウィグラーを実現できる。
【0007】
本考案の一実施例を図面について説明すると、図1はその全体縦断面図及びそ のボビンを示す部分縦断面図である。
【0008】 上図において、図3と同一の符号はそれぞれ同図と同一の部材を示し、本考案 構造が図3のそれと大きく相異するところは、熱シールドを省略したこと、非金 属超伝導線材を使用したことにある。 すなわち、2aはTi等よりなる耐熱性の円筒状ボビンであり、その外周面に は、二重らせん溝1−1,1−2が成形されている。 ここで、1−1a,1−2aはY系,Bi系等のペースト状高温超伝導セラミ ックスであり、このセラミックスペーストをボビン2aのらせん溝1−1,1− 2に埋め込んで焼結する。 焼結の際に、外部から、例えば、熱間静水圧プレス(HIP)等にて不活性ガ スで圧力を加える。そうすると、ボビンから受ける反作用応力により結晶はC軸 垂直方向に広がり、この方向での電流密度は向上し、高磁場まで発生でる汎用性 超伝導ヘリカルウィグラーができる。
【0009】
このような構造によれば、下記の効果が奏せられる。 (1)超伝導ペーストを使用することにより、ボビンに高温超伝導体を施工す ることができる。 (2)焼結時に、効果的に圧力を加えることにより、磁界電流密度を高くでき 、より高い中心磁場を発生するヘリカルウィグラーを得る。 (3)従来、必要としていた熱シールド板は不要となるとともに、全体構造が 簡単となる。
【0010】 要するに本考案によれば、外周面に二重らせん溝が形成されたボビンにY系, Bi系等のセラミックス系超伝導ペーストを充填し、不活性ガスによって加圧し ながら焼結させたことにより、高価な液体ヘリウムを使用せず、断熱層を不要と する構造簡単かつコスト低廉な超伝導ヘリカルウィグラーを得るから、本考案は 産業上極めて有益なものである。
【図1】本発明の一実施例を示す全体縦断面図及びその
ヘリカルウィグラーボビンを示す部分縦断面図である。
ヘリカルウィグラーボビンを示す部分縦断面図である。
【図2】超伝導ヘリカルウィグラーの原理説明図であ
る。
る。
【図3】図2の超伝導ヘリカルウィグラーボビンを内蔵
する冷凍容器を示す全体縦断面図である。
する冷凍容器を示す全体縦断面図である。
1−1,1−2 二重らせん溝 1−1a,1−2a ペースト状高温超伝導セラミック
スペースト 2a ボビン 3 LN2 槽 4 真空槽
スペースト 2a ボビン 3 LN2 槽 4 真空槽
Claims (1)
- 【請求項1】 外周面に二重らせん溝が形成されたボビ
ンにY系,Bi系等のセラミックス系超伝導ペーストを
充填し、不活性ガスによって加圧しながら焼結させたこ
とを特徴とする高温超伝導ヘリカルウィグラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP067599U JPH0626271U (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 高温超伝導ヘリカルウィグラー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP067599U JPH0626271U (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 高温超伝導ヘリカルウィグラー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0626271U true JPH0626271U (ja) | 1994-04-08 |
Family
ID=13349552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP067599U Pending JPH0626271U (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 高温超伝導ヘリカルウィグラー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0626271U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02152207A (ja) * | 1988-12-05 | 1990-06-12 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 超電導コイルの製造方法 |
-
1992
- 1992-09-02 JP JP067599U patent/JPH0626271U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02152207A (ja) * | 1988-12-05 | 1990-06-12 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 超電導コイルの製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19981216 |