JPH0626229U - 分数調波抑制リアクトル - Google Patents

分数調波抑制リアクトル

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JPH0626229U
JPH0626229U JP6748392U JP6748392U JPH0626229U JP H0626229 U JPH0626229 U JP H0626229U JP 6748392 U JP6748392 U JP 6748392U JP 6748392 U JP6748392 U JP 6748392U JP H0626229 U JPH0626229 U JP H0626229U
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JP
Japan
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saturable reactor
reactor
subharmonic
wire
resistance wire
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Application number
JP6748392U
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English (en)
Inventor
修 松井
利昭 水本
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 分数調波による振動を抑制する抵抗要素の簡
便化を図ることを目的とする。 【構成】 分数調波抑制用の可飽和リアクトルを構成す
る巻線の一部または全部を、抵抗線によって構成する。
この抵抗線によって、減衰抵抗器としての機能を兼ね備
えるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、分数調波抑制リアクトルに関する。
【0002】
【従来の技術】
無負荷または軽負荷の変圧器が直列コンデンサを通して投入された場合、線路 電流が定格励磁電流を遥かに越え、しかもその波形が著しくひずんで、分数調波 をもって持続して流れる非直線振動現象が発生することがある。このような分数 調波振動を抑制するのに、直列コンデンサに並列に、可飽和リアクトルと、減衰 抵抗とを直列に接続した分数調波抑制リアクトルを接続することが行なわれてい る。
【0003】 図2は従来の分数調波抑制リアクトルを示し、1は分数調波に対して飽和する 可飽和リアクトル、2はその巻線、3は鉄心、4は減衰用の抵抗器である。そし て図に示すように、可飽和リアクトル1および抵抗器4をリード線5によって直 列に接続して、同じタンク6に収納し、その直列回路の両端のリード7をブッシ ング8を介して外部に導出するようにしていた。
【0004】 このような分数調波抑制リアクトルに使用される抵抗器4は、薄い板に丸線状 の高抵抗線を巻き付けて構成した抵抗素子の複数を、要求される抵抗値に応じて 直並列に接続した集合体として構成するのを普通としている。しかし分数調波振 動が発生した場合、抵抗器4にも電磁力が発生するため、それに耐え得る機械的 強度を具備していることが必要であるが、前記した従来構成では、十分な機械的 強度が容易には得られない欠点がある。
【0005】 また従来構成のように可飽和リアクトル1と抵抗器4とが分離してある場合、 そのそれぞれの絶縁を検証するためには、例えばリード線5の中間から試験用リ ード線9を引き出し、試験用ブッシング10とブッシング8との間でそれぞれ耐 電圧試験を行なわなければならないなどの不便がある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、減衰抵抗器として独立したものを使用することなく、これによって 抵抗器部としての機械的強度を考慮する必要がないようにするとともに、絶縁検 証に際しての簡便性を可能とすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、可飽和リアクトルを構成する巻線の一部または全部を、抵抗線によ って構成し、その抵抗線によって、所定の抵抗値を得るようにしたことを特徴と する。
【0008】
【作用】
可飽和リアクトルを構成する巻線の一部または全部をもって、所定の抵抗値を 維持することにより、従来のような独立した減衰抵抗器は不用となる。この抵抗 線は可飽和リアクトルの鉄心に巻き込まれるため、電磁力に対する機械的強度は 容易に維持できるようになる。
【0009】 また絶縁の検証に際しては、可飽和リアクトルの絶縁検証を行なえば足りる。 従来のように可飽和リアクトルと減衰抵抗器とをそれぞれ分離して検証する必要 はなくなる。
【0010】
【実施例】
本考案の実施例を図1によって説明する。なお図2と同じ符号を付した部分は 同一または対応する部分を示す。本考案にしたがい、可飽和リアクトル1を構成 する巻線2、すなわち鉄心3に巻き込まれる巻線2として、その一部または全部 を、抵抗線によって構成し、リアクトル要素と、抵抗要素を複合一体化する。
【0011】 そしてこの抵抗線によって、所定の抵抗値を得るようにし、その抵抗値の調整 は、抵抗線と電線の巻付長を調整して行なう。したがって本考案では図2に示す ような独立した抵抗器4の設置は不用となる。
【0012】 ここに使用できる抵抗線としては、固有抵抗の大きい電線、たとえばキュープ ロニッケルなどの銅・ニッケル合金、あるいはアルミニウム青銅などの銅・アル ミニウム合金などが利用できる。巻線2の一部に前記のような抵抗線を使用した 場合は、他の巻線部分は通常の電線、たとえば銅線などの電線を利用する。
【0013】 このように構成すると、抵抗線は鉄心3に巻き込まれているため、電磁力に対 する機械的強度は簡単に維持されるようになる。また絶縁検証のためには、単に 可飽和リアクトル1のみを検証すれば足り、従来のように可飽和リアクトル1と 抵抗器4のみをそれぞれ別個に検証する必要はなくなる。
【0014】 なおこのような構成を採用した場合、従来構成に比較して設置面積を縮少する ことができ、また抵抗値の調整も単に抵抗線、電線の巻付長を変更するだけであ り、その調整は極めて容易となるし、また可飽和リアクトルと抵抗器との接続作 業は不用となるなど、幾多の利点が得られる。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、分数調波抑制のための可飽和リアクトル の巻線の一部または全部に抵抗線を使用し、この抵抗線の抵抗値をもって減衰抵 抗器としての機能を兼ね備えるようにしたので、従来のように独立した減衰抵抗 器を設置する必要はなくなり、電磁力に対する機械的強度を十分に維持すること ができ、かつ絶縁検証も単に可飽和リアクトルについてのみ行なえばよく、その 作業は簡便となる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 可飽和リアクトル 2 巻線 3 鉄心

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分数調波に対して飽和する可飽和リアク
    トルからなり、前記可飽和リアクトルを構成する巻線の
    一部または全部を、所定の抵抗値を備えた抵抗線によっ
    て構成してなる分数調波抑制リアクトル。
JP6748392U 1992-08-14 1992-08-14 分数調波抑制リアクトル Pending JPH0626229U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012248870A (ja) * 2006-09-27 2012-12-13 Vishay Dale Electronics Inc 熱的に安定な抵抗をもつインダクター

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