JPH06261125A - Lcr機能を備えた構内交換機 - Google Patents

Lcr機能を備えた構内交換機

Info

Publication number
JPH06261125A
JPH06261125A JP4283793A JP4283793A JPH06261125A JP H06261125 A JPH06261125 A JP H06261125A JP 4283793 A JP4283793 A JP 4283793A JP 4283793 A JP4283793 A JP 4283793A JP H06261125 A JPH06261125 A JP H06261125A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication network
communication
period
lcr
discount service
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4283793A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Aoki
隆司 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4283793A priority Critical patent/JPH06261125A/ja
Publication of JPH06261125A publication Critical patent/JPH06261125A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Meter Arrangements (AREA)
  • Sub-Exchange Stations And Push- Button Telephones (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 LCR機能と通信網の定額割引きサービスと
を、ユーザが特に度数管理等を行なうことなく効果的に
使い分けることができるようにする。 【構成】 ボタン電話機DKT1〜DKTnから発信が
発生した場合に、ボタン電話主装置EXの中央制御ユニ
ット51において、定額割引きサービスの契約が行なわ
れた通信網NW1について、単位課金期間の期末までの
残り期間が一定期間以下になったか否かと、課金値が一
定値に達したか否かとをそれぞれ判定する。そして、こ
れらの判定により、単位課金期間の期末までの残り期間
が一定期間以下になり、しかも課金値が一定値に達して
いなかった場合には、上記定額割引きサービスの契約を
結んだ通信網NW1に対し発信処理を行ない、その他の
場合にはLCR発信制御手段51aにより最廉価の通信
網を選択してこの通信網に対し発信処理を行なうように
したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、構内交換機やボタン電
話装置に係わり、特にLCR機能を備えた構内交換機に
関する。
【0002】
【従来の技術】オフィスや事業所などでは、構内交換機
やボタン電話装置が多く使用されている。この種のシス
テムは一般に種々のサービス機能を有しており、その一
つとして最廉価ルート選択(LCR)機能が知られてい
る。LCR機能とは、システムが複数の通信網提供会社
が提供する異なる通信網にそれぞれ接続可能な場合に、
内線発信端末から送られた通信相手先のダイヤル情報と
予め記憶してある各通信網の料金体系データとに基づい
て最廉価ルートを選択し、この選択した最廉価ルートに
対応する通信網に対し発信処理を行なうものである。こ
の種の機能を用いれば、通信相手ごとに常に最も安価な
通信網を介して通信を行なうことができ、これにより通
信費を節約することができる。
【0003】一方、最近一部の通信網提供会社におい
て、予め定められた一定額以上の通信料金を支払うこと
により通信料金の割引きを受けることができるサービス
が提供されている。この定額割引きサービスは、例えば
一月当り200度数の契約をした場合に、210度数ま
で200度数に相当する料金で通信を行なえるものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記LCR
機能を備えた構内交換機において上記定額割引きサービ
スを受けようとすると、次のような不具合を生じること
があった。すなわち、LCR機能を備えた従来の構内交
換機は、LCR機能を使用するか否かを例えばユーザが
自己の内線端末あるいは構内交換機に付属する保守用端
末を操作することにより手動で設定するように構成され
ている。このため、一旦LCR機能を設定してしまうと
構内交換機では常に最廉価のルートが選択されて通信が
行なわれることになる。したがって、上記定額割引きサ
ービスの契約を行なった通信網の使用度数が、例えば連
休のために契約度数に達していない場合でも、この通信
網よりも安価な通信網があればこの通信網が選択されて
通信が行なわれてしまう。この場合ユーザは、定額割引
きサービスの契約を行なった通信網に対し、使用通信度
数が契約度数に達していなくても契約度数に相当する通
信料金を支払うことになり、定額割引きサービスを有効
に利用できなかった。
【0005】また、定額割引きサービスを有効に利用す
るためには、ユーザが定額割引きサービスを契約した通
信網の使用状況を自身で監視し、使用状況に応じて手動
操作によりLCR機能を解除する必要があり、その操作
が極めて煩わしかった。
【0006】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、LCR機能と通信網の定
額割引きサービスとを、ユーザが特に度数管理等を行な
うことなく効果的に使い分けることができるようにし、
これにより通信料金のより一層の節約を図ることができ
るLCR機能を備えた構内交換機を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、各々通信端末が接続された複数の内線と、
料金体系が異なる複数の通信網に接続可能な局線とをそ
れぞれ収容し、発着信に応じてこれらの内線と局線との
間を選択的に交換接続する構内交換機において、上記複
数の通信網の中から最廉価の通信ルートを選択して発信
処理を行なうLCR発信制御手段と、上記複数の通信網
の各々について単位課金期間ごとに課金処理を行なう課
金処理手段とに加えて、上記複数の通信網のうち所望の
通信網についての単位課金期間の残り期間を監視するた
めの残り期間監視手段と、上記課金処理手段により算出
される上記所望の通信網についての課金値を監視するた
めの課金状況監視手段と、発信制御選択手段とを備えて
いる。そして、この発信制御選択手段により、上記残り
期間監視手段で上記所望の通信網についての課金残り期
間が予め定めた所定期間以下になったと判定され、かつ
上記課金状況監視手段で上記所望の通信網についての課
金値が予め定めた所定の課金値に達していないと判定さ
れた場合には、上記所望の通信網への発信処理を優先的
に行なわせ、その他の場合には上記LCR発信制御手段
により最廉価の通信ルートに対応する通信網に対し発信
処理を行なわせるようにしたものである。
【0008】
【作用】この結果本発明の構内交換機によれば、定額割
引きサービスの契約を行なっている通信網についての単
位課金期間の残り期間が所定期間以下になるまではLC
R機能を用いた発信処理が行なわれ、一方上記残り期間
が所定期間以下になった場合には、上記定額割引きサー
ビスの契約を行なっている通信網についての課金値が監
視されて、この課金値が一定値に達していない場合には
上記定額割引きサービスの契約を行なっている通信網に
対し優先的に発信処理が行なわれることになる。
【0009】すなわち、定額割引きサービスの契約を行
なっている通信網の課金値が契約度数に達しそうもない
と推測される場合には、LCR機能が自動的に解除され
て上記定額割引きサービスの契約を行なっている通信網
に対する発信処理が行なわれることになる。
【0010】したがって、例えば連休により通信度数が
減少したような場合でも、定額割引きサービスの契約度
数を余すことなく使い切ることが可能となる。また定額
割引きサービスを使い切りそうな場合もしく使い切って
いる場合には、LCR機能により最廉価ルートが選択さ
れて通信が行なわれる。このため、LCR機能と定額割
引きサービスとの双方を効果的に利用することが可能と
なり、これにより通信料金は節約される。
【0011】また本発明では、先に述べたようにLCR
機能優先と割引きサービス優先との切り替えが自動的に
行なわれる。このため、ユーザは課金残り期間および課
金値の管理を行なう必要が全くなくなり、またLCR機
能の設定/解除操作を行なう必要もなくなるので、運用
上の取扱いは簡単となる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例につき図面を参照して
説明する。図1は、本発明の一実施例に係わる電子ボタ
ン電話装置の構成を示す機能ブロック図であり、EXは
ボタン電話主装置、DTK1〜DKTnはボタン電話機
をそれぞれ示している。
【0013】ボタン電話主装置EXは、各々信号線11
〜1nを介して上記ボタン電話機DKT1〜DKTnが
接続される端末インタフェース回路21〜2nと、各々
局線31〜3mが接続される局線インタフェース回路4
1〜4mと、タイムスイッチ50とをそれぞれ有し、さ
らに制御カードからなる中央制御ユニット51と、主記
憶部52と、タイマ53とをそれぞれ備えている。
【0014】このうち先ずタイムスイッチ50は、上記
中央制御ユニット51の指示に従って上記端末インタフ
ェース回路21〜2n相互間および端末インタフェース
回路21〜2nと局線インタフェース回路41〜4mと
の間を交換接続する。主記憶部71はROMおよびRA
Mを有する半導体メモリを備え、これらのメモリには中
央制御ユニット51の制御プログラムや制御に必要な種
々の制御データが記憶されている。この制御データの中
には、LCR発信制御に使用する各通信網の料金体系デ
ータが含まれる。また主記憶部のRAMには、各通信網
の課金処理に使用する度数記憶エリアが設けられてい
る。タイマ53は、年、月、日時からなる時刻情報を計
時してその情報を中央制御ユニット51に供給する。
【0015】中央制御ユニット51は例えばマイクロプ
ロセッサを主制御部として備えたもので、その制御機能
として、ボタン電話機DKT1〜DKTnから送られた
ダイヤルデータに応じて発信処理を行なう通常の発信制
御手段、着信制御手段、および通話料金管理手段などの
一般的な種々制御手段に加えて、LCR発信制御手段5
1aと、通信網の使用状況監視手段51bと、発信制御
選択手段51cとを新たに有している。
【0016】このうち先ずLCR発信制御手段51a
は、LCR機能が設定されている状態において、ボタン
電話機DKT1〜DKTnから送られたダイヤルデータ
および主制御部52に記憶されている料金体系データに
基づいて最廉価の通信網を選択し、この選択された通信
網に対し発信処理を行なうものである。
【0017】使用状況監視手段51bは、定額割引きサ
ービスの契約を行なった通信網について、単位課金期間
(例えば1か月)ごとにその期末までの残り期間が一定
期間(例えば3日)以下になったか否かを監視してい
る。また、それとともに上記定額割引きサービスの契約
を行なった通信網について、課金値が一定値(例えば定
額割引き契約度数の80%)に達したか否かを監視して
いる。
【0018】発信制御選択手段51cは、通常時には上
記LCR発信制御手段51aに発信処理を行なわせる。
一方、上記使用状況監視手段51bにより定額割引きサ
ービスの契約を行なった通信網についての期末までの課
金残り期間が一定期間を切ったことが検出された場合
で、かつ上記課金値が一定値に達していない場合には、
LCR発信制御に代わって上記定額割引きサービスの契
約を行なった通信網に対する通常の発信制御を行なわせ
る。
【0019】次に、以上のように構成されたボタン電話
装置の動作を説明する。なおここでは、例えば局線31
〜3mが2つの通信網NW1,NW2に対し接続可能で
あり、かつ通信網NW1についてのみ定額割引きサービ
スの契約が結ばれてるものとして説明する。
【0020】定常状態において、ボタン電話主装置EX
では、中央制御ユニット51によりボタン電話機DKT
1〜DKTnからの発信要求の到来監視と、局線31〜
3mからの着信の到来監視とがそれぞれ行なわれてい
る。この状態で、いま例えばボタン電話機DKT1がオ
フフックし、続いて通信相手先のダイヤルデータを送出
したとする。そうすると、ボタン電話主装置EXは中央
制御ユニット51により発信制御を開始する。図2は、
その制御手順および制御内容を示すフローチャートであ
る。
【0021】すなわち、上記ボタン電話機DKT1のオ
フフックが端末インタフェース回路21から通知される
と、中央制御ユニット51は先ずステップ2aで通信網
NW1との間で定額割引きサービスの契約が行なわれて
いるか否かを判定し、いまは定額割引きサービスの契約
が行なわれているのでステップ2bおよびステップ2c
に移行する。このうちステップ2bにおいては、上記通
信網NW1について単位課金期間の期末までの残り期間
が一定期間以下になったか否かが判定される。一方ステ
ップ2cにおいては、上記定額割引きサービスの契約を
行なった通信網について、課金値が一定値に達している
か否かが判定される。そして、上記ステップ2bおよび
ステップ2cによる判定において、単位課金期間の期末
までの残り期間が一定期間以下になり、かつ課金値が一
定値に達していないと判定されると、中央制御ユニット
51はステップ2dに移行してここでタイマ53により
計時された現在時刻が定額割引きサービスの対象時間帯
内に入っているか否かを判定する。
【0022】さらに中央制御ユニット51は、上記ステ
ップ2a〜2dの判定において一つでも「NO」と判定
されると、ステップ2e〜2hに移行してここで通信網
NW2について上記ステップ2a〜2dと同様の判定を
行なう。
【0023】さて、いま例えば定額割引きサービスの契
約が結ばれた通信網NW1について、単位課金期間の期
末までの残り期間が一定期間(例えば3日)以下になっ
ていないか、もしくは残り期間が一定期間以下であって
も課金値が既に一定値に達しているものとする。この場
合中央制御ユニット51は、LCR発信制御を実行す
る。図3は、その制御手順および制御内容を示すフロー
チャートである。
【0024】すなわち、中央制御ユニット51は、発信
元のボタン電話機DKT1から送出されたダイヤルデー
タをステップ3aで取り込み、ステップ3bでこのダイ
ヤルデータが判定可能か否かを判定する。そして、判定
可能であればステップ3cに移行し、ここで上記ダイヤ
ルデータと主制御部52から読み出した各通信網NW
1,NW2の料金体系データとに基づいて通信相手先と
の間の距離を算出する。この判定の結果、例えば通信網
NW2の方が距離が短かく通信料金が安価だったとする
と、中央制御ユニット51はステップ3dでこの通信網
NW2を発信すべき通信網として選択する。そして、ス
テップ3eからステップ3fに移行し、ここで上記ボタ
ン電話機DKT1から送られたダイヤルデータに、上記
通信網NW2をアクセスするための識別番号を付加し、
この新たなダイヤルデータをステップ3gにより空きの
局線インタフェース回路(例えば31)に転送する。そ
して、ステップ3hにおいて、局線インタフェース回路
31から図示しない局交換機へ上記ダイヤルデータに対
応するダイヤル信号を送出させる。例えば、いま通信網
NW2が日本テレコム(JT)であったとすれば、図6
に示すようにボタン電話機DKT1から送られたダイヤ
ルデータの頭部に「0088」を付加し、このダイヤル
データに対応するダイヤル信号を局インタフェース回路
41〜4mから局交換機へ送出する。
【0025】これに対し、いま仮に通信網NW1につい
て、単位課金期間の期末までの残り期間が一定期間(例
えば3日)以下になり、しかも課金値が一定値に達して
いなかったとする。そうすると中央制御ユニット51
は、上記通信網NW1に対し設定された定額割引きサー
ビスの契約度数を使用し切れないと判断し、ステップ2
dにて契約時間帯内であることを確認したのちステップ
2jに移行する。そして、このステップ2jにおいて、
通信網NW1を選択してボタン電話機DKT1から送ら
れたダイヤルデータに対応するダイヤル信号をそのまま
図示しない局交換機へ送出するための制御を実行する。
例えば、いま通信網NW1が日本電信電話株式会社(N
TT)であったとすれば、図7に示すようにボタン電話
機DKT1から送られたダイヤルデータに対応するダイ
ヤル信号をそのまま局線インタフェース回路41〜4m
から局交換機へ送出する。
【0026】一方、通信網NW2について定額割引きサ
ービスの契約を行なっている場合には、ステップ2fお
よびステップ2gにより上記通信網NW2について単位
課金期間の期末までの残り期間が一定期間以下になった
か否かの判定と、課金値が一定値に達したか否かの判定
とが行なわれる。そして、これらの判定により、単位課
金期間の期末までの残り期間が一定期間以下になり、し
かも課金値が一定値に達していなかったとすると、中央
制御ユニット51は上記通信網NW2に対し設定された
定額割引きサービスの契約度数を使用し切れないと判断
し、ステップ2hにて契約時間帯内であることを確認し
たのちステップ2kに移行する。そして、このステップ
2kにおいて通信網NW2を選択し、ボタン電話機DK
T1〜DKTnから送られたダイヤルデータに上記通信
網NW2をアクセスするための識別番号を付加し、この
新たなダイヤルデータに対応するダイヤル信号を局線イ
ンタフェース回路41〜4mから図示しない局交換機へ
送出するための制御を実行する。
【0027】なお、通話が終了すると中央制御ユニット
51は、通話路を切断するための処理に加えて、通話料
金を算出するための度数管理制御を行なう。すなわち、
図4に示すごとく、先ずステップ4aで通話に使用した
通信網がNW1であるかNW2であるかを判定する。そ
して、通信網NW1を使用した場合にはステップ4bに
移行し、ここで主記憶部52に設けられている通信網N
W1用の度数エリアに記憶されている度数値に上記通話
に要した度数値を加算して、この加算後の度数値を上記
度数エリアに記憶する。また、通信網NW2を使用した
場合にはステップ4cに移行し、ここで主記憶部52に
設けられている通信網NW2用の度数エリアに記憶され
ている度数値に上記通話に要した度数値を加算して、こ
の加算後の度数値を上記度数エリアに記憶する。
【0028】また、上記各度数エリアに記憶された度数
値は、それぞれ単位課金期間(例えば1か月)ごとにク
リアされる。すなわち、図5に示すごとく中央制御ユニ
ット51は例えば定期的にステップ5aでタイマ53か
らカレンダデータを読み込み、このカレンダデータによ
り表わされる現在時刻が予め定めた時刻に、つまり各月
の1日午前0時になったか否かをステップ5bで判定す
る。そして、この各月の1日午前0時になった時点でス
テップ5cに移行してここで該当する通信網の度数エリ
アをクリアする。
【0029】以上のように本実施例では、ボタン電話機
DKT1〜DKTnから発信が発生した場合に、ボタン
電話主装置EXの中央制御ユニット51において、定額
割引きサービスの契約が行なわれた通信網NW1につい
て、単位課金期間の期末までの残り期間が一定期間以下
になったか否かと、課金値が一定値に達したか否かとを
それぞれ判定している。そして、これらの判定により、
単位課金期間の期末までの残り期間が一定期間以下にな
り、しかも課金値が一定値に達していなかった場合に
は、上記定額割引きサービスの契約を結んだ通信網NW
1に対し発信処理を行ない、その他の場合にはLCR発
信制御手段51aにより最廉価の通信網を選択してこの
通信網に対し発信処理を行なうようにしている。
【0030】したがって本実施例であれば、定額割引き
サービスの契約を行なっている通信網NW1の課金値が
期末までに契約度数に達しそうもない場合には、LCR
発信処理が選択されずに、上記定額割引きサービスの契
約を行なっている通信網NW1に対する通常の発信処理
が行なわれることになる。このため、例えば連休により
通信度数が減少したような場合でも、定額割引きサービ
スの契約度数を余すことなく使い切ることが可能とな
る。また、定額割引きサービスを期末までに使い切りそ
うな場合もしく使い切っている場合には、LCR発信制
御手段51aにより最廉価の通信網が選択されて発信処
理が行なわれる。したがって、LCR発信制御機能と定
額割引きサービスとの双方を効果的に利用することが可
能となり、これにより総体として通信料金を大幅に節約
することができる。また、話者は定額割引きサービスの
契約をした通信網の度数管理を行なう必要がなくなり、
またLCR機能の設定/解除操作も不要となる。このた
め、話者による装置の取扱い性を極めて簡単となる。
【0031】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施例では定額割引きサービ
スの契約を行なっている通信網NW1の課金値が期末ま
でに契約度数に達しそうもない場合に、LCR発信制御
を停止して上記通信網NW1に対してのみ発信処理を行
なうようにした。しかし、このようにすると、例えば上
記通信網NW1のトラヒックが高くつながり難い場合に
は長時間に渡って話中になることがある。そこで、通信
網のトラヒックの増加が原因で話中になった場合には、
LCR発信制御機能を働かせて他の通信網に対し発信で
きるようにしてもよい。
【0032】また、前記実施例では2社の通信網NW
1,NW2に対しLCR発信制御を実行する場合を例に
とって説明したが、3社以上の通信網に対しLCR発信
制御を実行する場合でも同様に実施可能である。また、
前記実施例ではボタン電話装置を例にとって説明した
が、構内交換システムに適用してもよく、さらには通信
端末についても電話機以外にファクシミリ装置等の他の
通信端末装置を使用してもよい。その他、構内交換機の
回路構成、発信制御選択手段やLCR発信制御手段、使
用状況監視手段の制御手順および制御内容、割引きサー
ビスの種類などについても、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々変形して実施できる。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、各々通信
端末が接続された複数の内線と、料金体系が異なる複数
の通信網に接続可能な局線とをそれぞれ収容し、発着信
に応じてこれらの内線と局線との間を選択的に交換接続
する構内交換機において、上記複数の通信網の中から最
廉価の通信ルートを選択して発信処理を行なうLCR発
信制御手段と、上記複数の通信網の各々について単位課
金期間ごとに課金処理を行なう課金処理手段とに加え
て、上記複数の通信網のうち所望の通信網についての単
位課金期間の残り期間を監視するための残り期間監視手
段と、上記課金処理手段により算出される上記所望の通
信網についての課金値を監視するための課金状況監視手
段と、発信制御選択手段とを備えている。そして、この
発信制御選択手段により、上記残り期間監視手段で上記
所望の通信網についての課金残り期間が予め定めた所定
期間以下になったと判定され、かつ上記課金状況監視手
段で上記所望の通信網についての課金値が予め定めた所
定の課金値に達していないと判定された場合には、上記
所望の通信網への発信処理を優先的に行なわせ、その他
の場合には上記LCR発信制御手段により最廉価の通信
ルートに対応する通信網に対し発信処理を行なわせるよ
うにしたものである。
【0034】したがって本発明によれば、LCR機能と
通信網の定額割引きサービスとを、ユーザが特に度数管
理等を行なうことなく効果的に使い分けることができ、
これにより通信料金のより一層の節約を図ることができ
るLCR機能を備えた構内交換機を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるボタン電話装置の構
成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した装置の中央制御ユニットによる発
信制御の制御手順および制御内容を示すフローチャー
ト。
【図3】図1に示した装置の中央制御ユニットによるL
CR発信制御の制御手順および制御内容を示すフローチ
ャート。
【図4】図1に示した装置の中央制御ユニットによる通
話終了処理の手順およびその内容を示すフローチャー
ト。
【図5】図1に示した装置の中央制御ユニットによる度
数管理処理の手順およびその内容を示すフローチャー
ト。
【図6】LCR発信処理が行なわれた場合の発信シーケ
ンスを示す図。
【図7】定額割引きサービスの契約がなされた通信網に
対する発信処理が行なわれた場合の発信シーケンスを示
す図。
【符号の説明】
EX…ボタン電話主装置 DKT1〜DKT
n…ボタン電話機 11〜1n…端末線 21〜2n…端末
インタフェース回路 31〜3m…局線 41〜4m…局線
インタフェース回路 50…タイムスイッチ 51…中央制御ユ
ニット 51a…LCR発信制御手段 51b…使用状況
監視手段 51c…発信制御選択手段 52…主制御部 53…タイマ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々通信端末が接続された複数の内線
    と、料金体系が異なる複数の通信網に接続可能な局線と
    をそれぞれ収容し、発着信に応じてこれらの内線と局線
    との間を選択的に交換接続する構内交換機において、 前記通信端末から発信要求に続いて通信相手先のダイヤ
    ル情報が到来した場合に、このダイヤル情報と予め記憶
    してある前記複数の通信網の料金体系データとに基づい
    て最廉価の通信ルートを選択し、この選択した通信ルー
    トに対応する通信網に対し発信処理を行なうためのLC
    R発信制御手段と、 前記複数の通信網の各々について所定の単位課金期間ご
    とに課金処理を行なうための課金処理手段と、 前記複数の通信網のうち所望の通信網についての単位課
    金期間の残り期間を監視するための残り期間監視手段
    と、 前記課金処理手段により算出される前記所望の通信網に
    ついての課金値を監視するための課金状況監視手段と、 前記残り期間監視手段により前記所望の通信網について
    の課金残り期間が予め定めた所定期間以下になったと判
    定され、かつ前記課金状況監視手段により前記所望の通
    信網についての課金値が予め定めた所定の課金値に達し
    ていないと判定された場合には、前記所望の通信網への
    発信処理を優先的に行なわせ、その他の場合には前記L
    CR発信制御手段により最廉価の通信ルートに対応する
    通信網に対し発信処理を行なわせる発信制御選択手段と
    を具備したことを特徴とするLCR機能を備えた構内交
    換機。
JP4283793A 1993-03-03 1993-03-03 Lcr機能を備えた構内交換機 Pending JPH06261125A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4283793A JPH06261125A (ja) 1993-03-03 1993-03-03 Lcr機能を備えた構内交換機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4283793A JPH06261125A (ja) 1993-03-03 1993-03-03 Lcr機能を備えた構内交換機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06261125A true JPH06261125A (ja) 1994-09-16

Family

ID=12647092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4283793A Pending JPH06261125A (ja) 1993-03-03 1993-03-03 Lcr機能を備えた構内交換機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06261125A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT642U3 (de) * 1995-11-13 1996-08-26 Megasoft Datenverarbeitung Gmb Gebührensparer für telekommunikation
EP0873027A2 (de) * 1997-04-14 1998-10-21 Holger Adelmeier Vorrichtung zur Herstellung von Telekommunikationsverbindungen

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT642U3 (de) * 1995-11-13 1996-08-26 Megasoft Datenverarbeitung Gmb Gebührensparer für telekommunikation
EP0873027A2 (de) * 1997-04-14 1998-10-21 Holger Adelmeier Vorrichtung zur Herstellung von Telekommunikationsverbindungen
EP0873027A3 (de) * 1997-04-14 1999-09-15 Holger Adelmeier Vorrichtung zur Herstellung von Telekommunikationsverbindungen

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5715304A (en) Private branch exchange
US5633911A (en) Method and apparatus for reserving a telephone line in a telepoint communication system
EP1062822B1 (en) Call back method
JPH08116565A (ja) 構内電子交換機の移動通信網接続システム
CA2066393C (en) Portable telephone system having selectable bypass line
AU743988B2 (en) Procedure for obtaining instructions regarding a destination subscriber
JPH06261125A (ja) Lcr機能を備えた構内交換機
US6269156B1 (en) Method, server and communications node for setting up fee-optimized communications connections
JPH01183950A (ja) 電話交換システムにおける通話ルート指定方法
JP3313302B2 (ja) ネットワークサービス制御のアクセス方式及び方法
JPH0730667A (ja) 通信回線の代行接続方式
JP3408274B2 (ja) 構内交換機
KR100445557B1 (ko) 디오디용 중계과금 장치, 시스템 및 방법
JP2933571B2 (ja) 電話交換システムの課金制御方法
JPH10215480A (ja) 移動通信システムの制御装置
JP3106022B2 (ja) Isdn課金制御方式
JP2885922B2 (ja) 宅内端末間における内線通信方式およびその網終端装置
JP2757362B2 (ja) 加入者線切換制御方式
JP4530453B2 (ja) データ通信方式
JPH10304103A (ja) 移動体通信網への接続時の課金方式
JP2004282629A (ja) 通信システム
JP2003046642A (ja) 回線接続制御装置
JPH0472850A (ja) 改番加入者選択接続方式
JPH07226798A (ja) 通話時間制限サービス方式
JPH11234412A (ja) 構内交換システム