JPH0626041U - 記録媒体収納箱搬送装置 - Google Patents

記録媒体収納箱搬送装置

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JPH0626041U
JPH0626041U JP6469392U JP6469392U JPH0626041U JP H0626041 U JPH0626041 U JP H0626041U JP 6469392 U JP6469392 U JP 6469392U JP 6469392 U JP6469392 U JP 6469392U JP H0626041 U JPH0626041 U JP H0626041U
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Japan
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storage box
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rack
timing
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義典 鈴木
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録媒体を収納した記録媒体収納箱をラック
と記録媒体駆動装置との間で搬送する。 【構成】 記録媒体2を収納した記録媒体収納箱1をラ
ック12に複数積層し、このラック12から所望の記録
媒体収納箱1を選択的に取り出して、記録媒体駆動装置
14まで搬送する際、ラック12と記録媒体駆動装置1
4間で所望の記録媒体収納箱1を授受する基台31〜3
3を移動自在に設け、この基台31〜33上に挿入され
て搬送される所望の記録媒体収納箱1の搬送方向に対し
てほぼ平行で、所望の記録媒体収納箱1の左右両側と対
応しながら基台31〜33上に離間して一対のタイミン
グベルト47,47を設け、これら一対のタイミングベ
ルト47,47の外側一周に亘って記録媒体収納箱1の
左右両側を把持しながら搬送する凹凸部47b,47b
を形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、記録媒体を収納した記録媒体収納箱をラックに複数積層し、このラ ックから所望の記録媒体収納箱を選択的に取り出して、記録媒体駆動装置まで搬 送する記録媒体収納箱搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
磁気テープとかディスクなどの記録媒体を記録媒体収納箱に収納し、この記録 媒体収納箱をラックに複数積層した状態で、ラックから所望の記録媒体収納箱を 選択的に取り出して記録媒体駆動装置まで搬送し、記録媒体駆動装置により所望 の記録媒体を記録及び/又は再生する多装填カセット記録・再生装置が多用され ている。 一般的に、この種の多装填カセット記録・再生装置は、放送局などの自動情報送 出装置として用いられたり、あるいは、業務用のカラオケ装置として用いられら れたり、その他の分野でも適宜使用されている。
【0003】 ここで、図8は従来の記録媒体収納箱搬送装置を採用した多装填カセット記録 ・再生装置を示した斜視図である。 図8に示した多装填カセット記録・再生装置100において、ラック101内に は磁気テープとかディスクなどの記録媒体102を収納した記録媒体収納箱10 3が垂直方向に複数積層されている。
【0004】 また、ラック101と対向する奥方には、記録媒体収納箱103に収納した記 録媒体102を駆動する記録媒体駆動装置104が設置されている。
【0005】 また、ラック101と記録媒体駆動装置104との間には、記録媒体収納箱搬 送装置105が垂直方向(矢印Z,Z方向)に移動自在に設けられている。 上記記録媒体収納箱搬送装置105は、ラック101から所望の記録媒体収納箱 103を選択的に取り出して、記録媒体駆動装置104まで搬送し、所望の記録 媒体収納箱103を記録媒体駆動装置104内に挿入すると共に、記録媒体駆動 装置104内で所望の記録媒体102を記録及び/又は再生した後、所望の記録 媒体収納箱103を元のラック101まで搬送する機能を備えている。 また、記録媒体収納箱搬送装置105では、垂直方向に移動自在なベース台10 6の左右側方にタイミングプーリ107,107及びタイミングプーリ108, 108を介して一対のタイミングベルト109,109が張架されている。これ らのタイミングベルト109,109はゴムなどの摩擦部材を用いて無端ベルト に形成されており、且つ、内側にタイミングプーリ107,108と噛合する歯 形部109aが形成されていると共に、外側は平坦面109bに形成されている 。
【0006】 そして、ラック101から取り出した所望の記録媒体収納箱103の左右両側 を一対のタイミングベルト109,109で把持しながら、左方のタイミングベ ルト109を反時計方向,右方のタイミングベルト109を時計方向に回転させ ることにより、所望の記録媒体収納箱103を一時的にベース台106上に搬送 し、更に、このベース台106を記録媒体駆動装置104の挿入口104aまで 垂直方向に移動して、ベース台106から所望の記録媒体収納箱103を記録媒 体駆動装置104内に挿入している。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記多装填カセット記録・再生装置100に採用された従来の記録 媒体収納箱搬送装置105では、記録媒体収納箱103の左右両側を一対のタイ ミングベルト109,109で把持しながら、且つ、タイミングベルト109, 109をそれぞれ上記の方向に回転させることにより、ラック101から所望の 記録媒体収納箱103をベース台106を経由して記録媒体駆動装置104に搬 送できるものの、記録媒体収納箱103の左右両側とタイミングベルト109, 109との間で時々スリップが起きて、ベース台106上で記録媒体収納箱10 3の搬送不良が生じることがあり問題となっている。
【0008】 上記した搬送不良が生じる理由は、一対のタイミングベルト109,109の 外側が単に平坦面109b,109bに形成されているにすぎず、このため記録 媒体収納箱103はベース台106上でタイミングベルト109,109に沿っ て矢印方向に真っ直ぐ進むだけであり、記録媒体収納箱103を左右にゆさぶる ことができず、記録媒体収納箱103の左右両側と一対のタイミングベルト10 9,109の平坦面109b,109bとの間の喰い付き状態が不安定となり、 両者間で時々スリップが起きて、ベース台106上で記録媒体収納箱103の搬 送不良が生じる。 また、記録媒体収納箱103の左右両側と一対のタイミングベルト109,10 9の平坦面109b,109bとの間に生じる摩擦力により記録媒体収納箱10 3が搬送されているが、平坦面109b,109bにゴミなどが付着すると両者 間での摩擦力が低下し、これにより更にスリップが起き易くなり、一対のタイミ ングベルト109,109を長期間使用することができないなどの問題が発生し ており、従来の記録媒体収納箱搬送装置105の品質向上及び信頼性向上が望ま れている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題に鑑みてなされたものであり、磁気テープ,ディスクなどの 記録媒体を収納した記録媒体収納箱をラックに複数積層し、このラックから所望 の記録媒体収納箱を選択的に取り出して、記録媒体駆動装置まで搬送する記録媒 体収納箱搬送装置において、 前記ラックに積層された所望の記録媒体収納箱と、前記記録媒体駆動装置との間 を駆動源と連結されて移動し、且つ、該ラックと該記録媒体駆動装置間で該所望 の記録媒体収納箱を授受する基台と、 前記基台上に挿入されて搬送される前記所望の記録媒体収納箱の搬送方向に対し てほぼ平行で、該所望の記録媒体収納箱の搬送方向左右両側と対応しながら該基 台上に離間して一対設けられ、且つ、駆動源と連結して該基台に設けた第1タイ ミングプーリと、該第1タイミングプーリと離間して該基台に設けた第2タイミ ングプーリとの間に掛けられ、該第1,第2タイミングプーリと噛合する歯形部 を内側一周に亘って形成すると共に、該所望の記録媒体収納箱の搬送方向左右両 側を把持しながら搬送する凹凸部を外側一周に亘って形成したタイミングベルト とを具備したことを特徴とする記録媒体収納箱搬送装置を提供するものである。
【0010】
【実施例】
以下に本考案に係わる記録媒体収納箱搬送装置の一実施例を図1乃至図7を参 照して詳細に説明する。
【0011】 図1は本考案に係わる記録媒体収納箱搬送装置に使用される記録媒体収納箱を 示した斜視図であり、記録媒体収納箱としてテープカセットを示した図、図2は 同記録媒体収納箱を示した斜視図であり、記録媒体収納箱としてディスクケース を示した図、図3は本考案に係わる記録媒体収納箱搬送装置を採用した多装填カ セット記録・再生装置を示した斜視図、図4は本考案に係わる記録媒体収納箱搬 送装置を示した斜視図、図5は図4に示した下段板側を拡大して示した斜視図、 図6は図5に示したタイミングベルトを拡大して示した斜視図、図7は本考案に 係わる記録媒体収納箱搬送装置の動作を説明するための平面図である。
【0012】 本考案に係わる記録媒体収納箱搬送装置30では、磁気テープ,ディスクなど の記録媒体2を収納した記録媒体収納箱1をラック12に複数積層し、このラッ ク12から所望の記録媒体収納箱1を選択的に取り出して、記録媒体駆動装置1 4まで搬送する際、あるいは、記録媒体駆動装置14内で所望の記録媒体2を駆 動した後、所望の記録媒体収納箱1を元のラック12まで搬送する際、 ラック12と記録媒体駆動装置14間で所望の記録媒体収納箱1を授受する基台 31〜33を移動自在に設け、この基台31〜33上に挿入されて搬送される所 望の記録媒体収納箱1の搬送方向に対してほぼ平行で、所望の記録媒体収納箱1 の搬送方向左右両側と対応しながら基台31〜33上に離間して一対のタイミン グベルト47,47を設け、これら一対のタイミングベルト47,47の外側一 周に亘って記録媒体収納箱1の搬送方向左右両側を把持しながら搬送する凹凸部 47b,47bを形成したことを特徴とするものである。
【0013】 まず、本考案に係わる記録媒体収納箱搬送装置30に用いられる記録媒体収納 箱1(1A,1B)を説明すると、図1に示した如く、記録媒体2として磁気テ ープ2Aを収納した記録媒体収納箱1Aはテープカセットと呼称されており、一 方、図2に示した如く、記録媒体2としてディスク2Bを収納した記録媒体収納 箱1Bはディスクケースと呼称されている。両記録媒体収納箱1(1A,1B) は左右両側間の巾寸法Wがほぼ等しく形成されているので、後述する記録媒体収 納箱搬送装置30の基台31〜33上に設けられた一対のタイミングベルト47 ,47により、両記録媒体収納箱1(1A,1B)を共用して搬送できるように なっている。
【0014】 次に、図3に示した如く、本考案に係わる記録媒体収納箱搬送装置30を採用 した多装填カセット記録・再生装置10では、前面パネル11のラック挿入口1 1aから挿入された複数のラック12(12A〜12D)が仕切り板11b,… …を介して横方向に隣接並置されている。
【0015】 これらのラック12(12A〜12D)には、テープカセットと呼称される記 録媒体収納箱1A、及び/又は、ディスクケースと呼称される記録媒体収納箱1 Bが垂直方向に複数積層されている。
【0016】 また、ラック12(12A〜12D)と対向した枠体13内の後方には、記録 媒体収納箱1に収納された記録媒体2を記録及び/又は再生するよう駆動する記 録媒体駆動装置14(14A,14B)が左右に段積して複数配設されている。 上記記録媒体駆動装置14は、磁気テープ2Aを収納した記録媒体収納箱1Aを 使用する場合には、デジタル・オーディオ・テープレコーダ,ビデオテープレコ ーダなどの磁気テープ駆動装置14Aから構成されており、この磁気テープ駆動 装置14Aの箱体15内には磁気ヘッド16aを備えた回転ドラム16,キャプ スタン17,ピンチローラ18などが備えられている。 一方、ディスク2Bを収納した記録媒体収納箱1Bを使用する場合には、ディス ク駆動装置14Bから構成されており、このディスク駆動装置14Bの箱体20 内には回転自在なターンテーブル21,矢印方向に移動自在な光ピックアップ2 2などが備えられている。
【0017】 尚、多装填カセット記録・再生装置10は、使用する記録媒体収納箱1(1A ,1B)に応じて、記録媒体駆動装置14を磁気テープ駆動装置14Aだけで構 成したり、又は、ディスク駆動装置14Bだけで構成したり、あるいは、両者1 4A,14Bを混在させて構成している。 また、上記多装填カセット記録・再生装置10は、本出願人が先に提案した特開 平4−139650号(多装填カセット記録・再生装置)にて詳述に説明してい るので、必要に応じて参照されたい。
【0018】 次に、ラック12(12A〜12D)と記録媒体駆動装置14(14A,14 B)との間には、本考案の要部となる記録媒体収納箱搬送装置30を備えたキャ リッジ23が、モータ24と連結して上下2本のガイドレール25a,25bに 沿って水平方向(矢印X,X方向)に移動自在に設けられている。また、キ ャリッジ23内には、記録媒体収納箱搬送装置30がモータ26と連結して左右 2本のガイドレール27a,27bに沿って垂直方向(矢印Z,Z方向)に 移動自在に設けられている。
【0019】 そして、上記キャリッジ23が枠体13内を水平方向(矢印X,X方向) に移動することにより、上記キャリッジ23は選択的に所望のラック12(12 A〜12D)と対向したり、あるいは、選択的に所望の記録媒体駆動装置14( 14A,14B)と対向するようになっている。一方、キャリッジ23内の記録 媒体収納箱搬送装置30が垂直方向(矢印Z,Z方向)に移動することによ り、記録媒体収納箱搬送装置30は選択的にラック12(12A〜12D)に積 層された所望の記録媒体収納箱1(1A,1B)と対向したり、あるいは、選択 的に所望の記録媒体駆動装置14(14A,14B)の挿入口14aと対向する ようになっている。
【0020】 ここで、本考案の要部となる記録媒体収納箱搬送装置30を拡大して図4及び 図5を用いて説明する。
【0021】 図4に示した記録媒体収納箱搬送装置30は、基台を構成する下段板31,中 段板32,上段板33を、複数のスタッド34(右手前に1箇所のみ図示)で結 合して、図3に示したキャリッジ23内を垂直方向(矢印Z,Z方向)に一 体的に移動できるよう組み立てられている。上記基台を構成する下段板31,中 段板32,上段板33は、所望のラック12(12A〜12D)と所望の記録媒 体駆動装置14(14A,14B)間で記録媒体収納箱1を授受する機能を備え ている。尚、実施例では基台は3段の板で構成されているが、これに限定される ものではない。また、ラック12及び記録媒体駆動装置14も複数設置されてい るが、これに限定されるものではない。
【0022】 また、図5に示した如く、下段板31側には、上面31aのほぼ中央にカムホ イール35が軸36を中心として回転できるようになっていると共に、裏面31 bのほぼ中央にカムホイール35の駆動源となるモータ37が設けられている。 そして、モータ37の回転は、モータ37に固着したウオーム38からウオーム ホイール38aに伝達され、更にウオームホイール38aと同軸で一体的に形成 した平歯車38bに伝達され、この平歯車38bがカムホイール35の平歯車部 35aと噛合して、カムホイール35が時計方向あるいは反時計方向に回転でき るようになっている。
【0023】 また、下段板31の裏面31bには中央を堺にして、T字状のスライド板41 ,42が互いに対向して左右相反する方向に摺動できるよう設けられている。こ れらのスライド板41,42は、スプリング43によって互いに内側に引き合っ ていると共に、スライド板41,42に固着したピン44a,44bが下段板3 1に形成した遊嵌溝(図示せず)からに上方に突出してカムホイール35のカム 35bと係合している。従って、カムホイール35が回転することにより、この カムホイール35と協働してスライド板41,42が中央を堺に互いに相反して 左右方向(矢印X,X方向)に摺動できるようになっている。
【0024】 また、T字状のスライド板41,42の手前側の一端は、下段板31の左右前 方の切り欠き部31c,31dから上方に突出した折り曲げ部41a,42aが 形成され、これらの折り曲げ部41a,42aに第2タイミングプーリ45,4 5が図示の如く軸着されている。 一方、スライド板41,42の後側の他端は、下段板31の左右後方の切り欠き 部31e,31fに臨んでおり、これらの他端に下部に平歯車部46a,46a を一体的に形成した第1タイミングプーリ46b,46bが軸着され、これらの 第1タイミングプーリ46b,46bは切り欠き部31e,31fから上方に垂 直に突出している。上記第1タイミングプーリ46b,46bは後述するように 駆動源となるカムホイール35によって駆動されており、一方、第1タイミング プーリ46b,46と離間した上記第2タイミングプーリ45,45は被駆動側 となっている。
【0025】 また、左側の第2タイミングプーリ45と左側の第1タイミングプーリ46b との間には、ゴムなどの摩擦部材を用いて無端形状に形成されたタイミングベル ト47が掛けられ、一方、右側の第2タイミングプーリ45と右側の第1タイミ ングプーリ46bとの間にも上記と対になるタイミングベルト47が掛けられて いる。 これら一対のタイミングベルト47,47は、後述するように中段板32,上段 板33間に挿入されて搬送される所望の記録媒体収納箱1の搬送方向に対してほ ぼ平行で、所望の記録媒体収納箱1の搬送方向左右両側と対応して離間設置され ており、即ち、巾寸法W(図1,図2)に形成された記録媒体収納箱1がタイミ ングベルト47,47間に挿入されるようになっている。
【0026】 また、一対のタイミングベルト47,47は、図6に拡大して示したように、 内側に第2タイミングプーリ45,45及び第1タイミングプーリ46b,46 bと噛合する凹凸状の歯形部47aが一周に亘って形成されていると共に、外側 にもほぼ歯形部47aと近似した凹凸状の凹凸部47bが一周に亘って形成され ており、外側に形成した凹凸部47bが本考案の要部を構成している。
【0027】 また、左側のタイミングベルト47の伝達構造は、カムホイール35の平歯車 部35aと噛合した平歯車38bが中継平歯車39と噛合し、更に中継平歯車3 9は平歯車部46aと噛合している。これにより、左側のタイミングベルト47 は、カムホイール35の回転を左側の平歯車部46aと一体な第1タイミングプ ーリ46bによって駆動されている。
【0028】 一方、右側のタイミングベルト47の伝達構造は、カムホイール35の平歯車 部35aと噛合した中継平歯車40が平歯車部46aと噛合している。これによ り、右側のタイミングベルト47は、カムホイール35の回転を右側の平歯車部 46aと一体な第1タイミングプーリ46bによって駆動されている。
【0029】 従って、上記左右のタイミングベルト47,47の伝達構造によると、カムホ イール35と左側の第1タイミングプーリ46bと一体な平歯車部46aとの間 で噛合する歯車数と、カムホイール35と右側の第1タイミングプーリ46bと 一体な平歯車部46aとの間で噛合する歯車数とは、歯車数が異なっているので 、左側の第1タイミングプーリ46bと右側の第1タイミングプーリ46bでは 回転方向が異なり、これにより左側のタイミングベルト47と右側のタイミング ベルト47でも当然回転方向が異なる。 そして、スライド板41とスライド板42とが互いに内側に向かって間隔を縮め るようカムホイール35が回転すると、各歯車の噛合状態は正規の噛み合い状態 となり、カムホイール35を時計方向に回転させた場合には、左側のタイミング ベルト47が反時計方向に回転し、右側のタイミングベルト47が時計方向に回 転し、一方、カムホイール35を反時計方向に回転させた場合には、左側のタイ ミングベルト47が時計方向に回転し、右側のタイミングベルト47が反時計方 向に回転するようになっている。
【0030】 再び図4に戻り、下段板31の左右両側に張架した一対のタイミングベルト4 7,47は、図示の如く、中段板32と上段板33との間まで突出している。従 って、中段板32と上段板33との間で、且つ、タイミングベルト47,47間 に所望の記録媒体収納箱1を挿入できる空間Kがラック12側から記録媒体駆動 装置14側まで貫通して形成されている。
【0031】 ここで、上記構成による記録媒体収納箱搬送装置30の動作について図4,図 7を用いて説明する。
【0032】 まず、キャリッジ23が図3に示した右端に位置している時には、記録媒体収 納箱搬送装置30が初期状態であり、この時、スライド板41とスライド板42 とが互いに左右外側に向かって間隔を離しているので、各歯車の噛合状態は浅い 状態となっていると共に、この時に左右のタイミングベルト47,47の間隔は 記録媒体収納箱1(1A,1B)の巾寸法W(図1,図2)より広くなっており 、記録媒体収納箱1を搬送する必要がない状態である。
【0033】 次に、キャリッジ23内の記録媒体収納箱搬送装置30がラック12(12A 〜12D)に積層された所望の記録媒体収納箱1(1A,1B)と対向した時と か、あるいは、所望の記録媒体駆動装置14(14A,14B)の挿入口14a と対向した時には、記録媒体収納箱搬送装置30が動作状態となる。 即ち、スライド板41とスライド板42とが互いに内側に向かって間隔を縮める ようカムホイール35が回転すると、各歯車の噛合状態は正規の噛み合い状態と なると共に、左右のタイミングベルト47,47の間隔は記録媒体収納箱1(1 A,1B)の巾寸法W(図1,図2)とほぼ等しくなり、記録媒体収納箱1の左 右両側をスプリング43の付勢力を介して把持しながら搬送できる状態となる。
【0034】 ここで例えば、ラック12から選択的に取り出された所望の記録媒体収納箱1 を選択的に所望の記録媒体駆動装置14に挿入する場合には、左側のタイミング ベルト47を反時計方向に回転させ、右側のタイミングベルト47を時計方向に 回転させる。そして、ラック12から選択的に取り出された所望の記録媒体収納 箱1は、中段板32と上段板33との間に形成された空間K内に挿入される。 空間K内に挿入された所望の記録媒体収納箱1の左右両側は、前述したように左 右のタイミングベルト47,47の外側に形成した凹凸部47b,47bに挟ま れ、且つ、スライド板41とスライド板42とが互いに内側に向かって間隔を縮 められているので確実に把持される。
【0035】 この時、本考案の要部となる一対のタイミングベルト47,47の外側に形成 した凹凸部47b,47bの作用は、凹凸形状の凹凸部47b,47bの凸部が 所望の記録媒体収納箱1の左右両側に間欠的に当接しながら、且つ、所望の記録 媒体収納箱1の左右両側を左右にゆさぶりながら所望の記録媒体収納箱1を矢印 Y方向に搬送するので、両者(1,47)間で喰い付き状態が良好となり、搬 送力が増大し、スリップすることなく所望の記録媒体収納箱1を所望の記録媒体 駆動装置14の挿入口14aまで搬送できる。 また、一対のタイミングベルト47,47に埃などが付着した場合、タイミング ベルト47,47の凹凸部47b,47bが所望の記録媒体収納箱1の左右両側 に間欠的に当接するため、凹凸部47b,47bが埃などを除去するクリーニン グ作用を果たすため、一対のタイミングベルト47,47を長期間使用してもス リップすることがないので、記録媒体収納箱搬送装置30の品質向上及び信頼性 向上に大いに寄与できる。
【0036】 更に、所望の記録媒体駆動装置14内で所望の記録媒体2を駆動した後、所望 の記録媒体収納箱1を元のラック101まで搬送する場合には、上記とは逆に左 側のタイミングベルト47を時計方向に回転させ、右側のタイミングベルト47 を反時計方向に回転させれば、所望の記録媒体収納箱1が矢印Y方向に搬送さ れるので、所望の記録媒体収納箱1を元のラック101に収納することができる 。
【0037】
【考案の効果】
以上詳述した本考案に係わる記録媒体収納箱搬送装置によると、ラックと記録 媒体駆動装置間で所望の記録媒体収納箱を授受する基台を移動自在に設け、この 基台上に挿入されて搬送される所望の記録媒体収納箱の搬送方向に対してほぼ平 行で、所望の記録媒体収納箱の搬送方向左右両側と対応しながら基台上に離間し て一対のタイミングベルトを設け、これら一対のタイミングベルトの外側一周に 亘って記録媒体収納箱の搬送方向左右両側を把持しながら搬送する凹凸部を形成 したので、この結果、一対のタイミングベルトの外側に形成した凹凸部の作用は 、凹凸形状の凹凸部47b,47bの凸部が所望の記録媒体収納箱の左右両側に 間欠的に当接しながら、且つ、所望の記録媒体収納箱の左右両側を左右にゆさぶ りながら所望の記録媒体収納箱を搬送するので、両者間で喰い付き状態が良好と なり、搬送力が増大し、スリップすることなく記録媒体収納箱をラックと記録媒 体駆動装置間で搬送できる。 また、一対のタイミングベルトに埃などが付着した場合、タイミングベルトの凹 凸部が所望の記録媒体収納箱の左右両側に間欠的に当接するため、凹凸部が埃な どを除去するクリーニング作用を果たすため、一対のタイミングベルトを長期間 使用してもスリップすることがないので、記録媒体収納箱搬送装置の品質向上及 び信頼性向上に大いに寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる記録媒体収納箱搬送装置に使用
される記録媒体収納箱を示した斜視図であり、記録媒体
収納箱としてテープカセットを示した図である。
【図2】同記録媒体収納箱を示した斜視図であり、記録
媒体収納箱としてディスクケースを示した図である。
【図3】本考案に係わる記録媒体収納箱搬送装置を採用
した多装填カセット記録・再生装置を示した斜視図であ
る。
【図4】本考案に係わる記録媒体収納箱搬送装置を示し
た斜視図である。
【図5】図4に示した下段板側を拡大して示した斜視図
である。
【図6】図5に示したタイミングベルトを拡大して示し
た斜視図である。
【図7】本考案に係わる記録媒体収納箱搬送装置の動作
を説明するための平面図である。
【図8】従来の記録媒体収納箱搬送装置をを採用した多
装填カセット記録・再生装置を示した斜視図である。
【符号の説明】
1…記録媒体収納箱、2…記録媒体、2A…磁気テー
プ、2B…ディスク、12…ラック、14…記録媒体駆
動装置、26…基台の駆動源(モータ)、30…記録媒
体収納箱搬送装置、31,32,33…基台(下段板3
1,中段板32,上段板33)、35…第1タイミング
プーリの駆動源(カムホイール)、45…第2タイミン
グプーリ、46b…第1タイミングプーリ、47…タイ
ミングベルト、47a…歯形部、47b…凹凸部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープ,ディスクなどの記録媒体を収
    納した記録媒体収納箱をラックに複数積層し、このラッ
    クから所望の記録媒体収納箱を選択的に取り出して、記
    録媒体駆動装置まで搬送する記録媒体収納箱搬送装置に
    おいて、 前記ラックに積層された所望の記録媒体収納箱と、前記
    記録媒体駆動装置との間を駆動源と連結されて移動し、
    且つ、該ラックと該記録媒体駆動装置間で該所望の記録
    媒体収納箱を授受する基台と、 前記基台上に挿入されて搬送される前記所望の記録媒体
    収納箱の搬送方向に対してほぼ平行で、該所望の記録媒
    体収納箱の搬送方向左右両側と対応しながら該基台上に
    離間して一対設けられ、且つ、駆動源と連結して該基台
    に設けた第1タイミングプーリと、該第1タイミングプ
    ーリと離間して該基台に設けた第2タイミングプーリと
    の間に掛けられ、該第1,第2タイミングプーリと噛合
    する歯形部を内側一周に亘って形成すると共に、該所望
    の記録媒体収納箱の搬送方向左右両側を把持しながら搬
    送する凹凸部を外側一周に亘って形成したタイミングベ
    ルトとを具備したことを特徴とする記録媒体収納箱搬送
    装置。
JP6469392U 1992-08-24 1992-08-24 記録媒体収納箱搬送装置 Pending JPH0626041U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6337641B2 (ja) * 1981-09-03 1988-07-26 Sanrain Kogyo Kk
JPH04139650A (ja) * 1990-09-29 1992-05-13 Victor Co Of Japan Ltd 多装填カセット記録・再生装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6337641B2 (ja) * 1981-09-03 1988-07-26 Sanrain Kogyo Kk
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