JPH06260352A - トランス - Google Patents

トランス

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Publication number
JPH06260352A
JPH06260352A JP5044838A JP4483893A JPH06260352A JP H06260352 A JPH06260352 A JP H06260352A JP 5044838 A JP5044838 A JP 5044838A JP 4483893 A JP4483893 A JP 4483893A JP H06260352 A JPH06260352 A JP H06260352A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transformer
metal powder
powder
magnetic powder
insulating resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5044838A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Yoshinaka
實 芳中
Katsumi Matsumura
勝己 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5044838A priority Critical patent/JPH06260352A/ja
Publication of JPH06260352A publication Critical patent/JPH06260352A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Regulation Of General Use Transformers (AREA)
  • Housings And Mounting Of Transformers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種電子機器に使用されるトランスにおい
て、トランスより発生する漏洩磁束の小さい、かつシー
ルド効果をもったトランスを提供することを目的とす
る。 【構成】 巻枠1に1次巻線5、2次巻線6を巻線し、
磁性材7を組み込んでトランス本体を構成し、絶縁性樹
脂8で樹脂成形し、その外周に金属粉あるいは磁性粉9
を塗布することにより、トランスの上面、側面および下
面の全体を覆うことができるため、完全なシールド効果
をもったトランスを構成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は映像機器、家電機器、産
業機器等に使用されるトランスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器は高周波化、高密度化が
進むにつれ、使用される部品より発生するノイズにより
誤動作を生じるため、部品の低ノイズ化の要望が高まっ
ている。トランスにおいても例外でなく、トランスより
発生する漏れ磁束等の低減が要求されている。
【0003】以下に従来のトランスについて説明する。
図4は従来のトランスの断面図を示すものである。巻枠
21の上部に上端鍔22と下端に下端鍔23を備え、こ
の下端鍔23には端子24が植設されている。この巻枠
21に1次巻線25を巻線しさらに2次巻線26を巻線
し各々のリード線を端子24に巻付配線する。巻線が終
った巻枠21に鉄芯やフェライトコア等より成る磁性材
27を組み込み、更にプラスチックよりなるケース29
に挿入し、シリコン樹脂等の注型樹脂28を充填し、プ
ラスチックより成る底板30をケース29の開口部に挿
入嵌合されていた。更にこのプラスチックより成るケー
ス29の外周に、パーマロイ等から成るシールドケース
31を挿入し構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、トランスより発生する漏洩磁束に対し、
トランス上部及び外周部はシールドケース31によって
シールドすることが可能である。しかしトランスの下部
から発生する漏洩磁束に対しては効果が得られなかっ
た。従ってトランス下部より発生する漏洩磁束によりプ
リント基板上の配線パターンに誘起電圧が発生し、ノイ
ズとして伝わり、電子機器等に異常をきたす原因となっ
ていた。
【0005】更に上記問題を解決するためにトランス下
部にもシールド板を挿入することも考えられるが非常に
コストアップとなってしまう課題があった。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、トランスのシールド効果を完全とし、電子機器にノ
イズを発生させないトランスを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のトランスは、巻枠に巻線を施し、磁性材を組
み込んで成るトランス本体を絶縁性樹脂により樹脂成形
し、さらにその外周に金属粉あるいは磁性粉をふきつけ
た構成を有している。
【0008】あるいは、上記トランス本体を樹脂成形
し、その外周に粘着層を形成し、その上に金属粉あるい
は磁性粉をふきつけ粘着層を硬化した構成を有してい
る。
【0009】また上記トランス本体を樹脂成形し、その
外周に金属粉あるいは磁性粉を混入した接着剤を塗布し
硬化させた構成を有している。
【0010】
【作用】この構成によって、トランスの上面、側面及び
下面を金属粉あるいは磁性粉で任意にかつ容易に被うこ
とができる。従って、トランス外周に構成された金属粉
あるいは磁性粉によりトランス本体より発生する漏洩磁
束を完全に吸収させることができる。特に従来難しいと
されていたトランス下面をも容易にシールドさせること
ができることになる。
【0011】
【実施例】(実施例1)以下本発明の一実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第1
の実施例におけるトランスの断面図を示すものである。
図1において、巻枠1の上部に上端鍔2を、下部に下端
鍔3を有し、この下端鍔3には金属端子4が植設されて
いる。上記巻枠1に1次巻線5及び2次巻線6を巻線
し、各々のリード線は金属端子4に巻付接続されてい
る。巻線済の巻枠1に鉄芯やフェライトコア等の磁性体
7を挿入しトランス本体を構成させる。
【0012】さらに上記トランス本体を絶縁性樹脂8に
より樹脂成形を行うが、この絶縁性樹脂8が半硬化状態
の時に金属粉あるいは磁性粉9をふきつけた後、絶縁性
樹脂8を完全硬化させ、金属粉あるいは磁性粉9を絶縁
性樹脂8に接合させる。
【0013】金属粉あるいは磁性粉9をふきつける際
に、トランス本体の端子4の周囲をマスキングすること
により、端子4と金属粉あるいは磁性粉9とを容易に絶
縁させることが可能である。
【0014】従ってトランス本体の上面、側面及び下面
に、シールド材を均一にかつ容易に形成させることがで
きる。
【0015】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。図2は本発明の第
2の実施例を示すトランスの断面図である。図2におい
て、トランス本体を絶縁性樹脂8で樹脂成形した後、絶
縁性樹脂8の外周に接着剤10を塗布し、この上に金属
粉あるいは磁性粉9をふきつけた後、接着剤10を完全
硬化させ、トランス本体の外周に均一にかつ容易に金属
粉あるいは磁性粉9層を構成することができる。
【0016】接着剤10を塗布する時に、端子4の周囲
には塗布しないことにより、金属粉あるいは磁性粉9を
トランス全体にふきつけても、金属粉あるいは磁性粉9
が金属端子4と接触した状態で硬化しないため、より容
易にトランス外周にシールド材を構成することができ
る。
【0017】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。図3は本発明の第
3の実施例を示すトランスの断面図である。図3におい
て、トランス本体を絶縁性樹脂8で樹脂成形した後、絶
縁性樹脂8の外周に、金属粉あるいは磁性粉を混入した
接着剤11を塗布したのち接着剤11を完全硬化させ、
トランス本体の外周に均一にかつ容易に金属粉あるいは
磁性粉層を構成することができる。このような構成にす
ることにより、トランス外周にシールド材を容易に構成
可能で工数の低減も可能となる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明は、トランス本体の
上面、側面および下面に金属粉あるいは磁性粉を均一に
構成することができるため、トランス本体より発生する
漏洩磁束を外部に漏らすことがなく、シールド効果を十
分とることができる。特に従来難しいとされていたトラ
ンス下面から漏れる漏洩磁束によりプリント基板に伝搬
するノイズもトランス下面に金属粉あるいは磁性粉層を
形成しているため完全に防ぐことができ、漏れ磁束の非
常に小さいトランスをつくることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるトランスの断面
【図2】本発明の第2の実施例におけるトランスの断面
【図3】本発明の第3の実施例におけるトランスの断面
【図4】従来のトランスの断面図
【符号の説明】
1 巻枠 2 上端鍔 3 下端鍔 4 金属端子 5 1次巻線 6 2次巻線 7 磁性材 8 絶縁性樹脂 9 金属粉あるいは磁性粉 10 接着剤 11 接着剤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻枠に巻線を施し磁性材を組み込んで成
    るトランス本体を、絶縁性樹脂により樹脂成形し、さら
    にその外周に金属粉あるいは磁性粉をふきつけて成るト
    ランス。
  2. 【請求項2】 絶縁性樹脂の外周に粘着層を形成しその
    上に金属粉あるいは磁性粉をふきつけ粘着層を硬化して
    成るトランス。
  3. 【請求項3】 絶縁性樹脂の外周に金属粉あるいは磁性
    粉を混入した接着剤を塗布してなるトランス。
JP5044838A 1993-03-05 1993-03-05 トランス Pending JPH06260352A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010028537A (ko) * 1999-09-21 2001-04-06 함상천 자계실드장치
JP2018098270A (ja) * 2016-12-08 2018-06-21 株式会社村田製作所 インダクタ、および、dc−dcコンバータ
JP2019516246A (ja) * 2016-04-20 2019-06-13 ヴィシェイ デール エレクトロニクス エルエルシー 遮蔽誘導子および製造方法

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