JPH06260330A - 電磁石及びその製造方法 - Google Patents

電磁石及びその製造方法

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JPH06260330A
JPH06260330A JP4351593A JP4351593A JPH06260330A JP H06260330 A JPH06260330 A JP H06260330A JP 4351593 A JP4351593 A JP 4351593A JP 4351593 A JP4351593 A JP 4351593A JP H06260330 A JPH06260330 A JP H06260330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electromagnet
tube
coils
resin
coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP4351593A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiko Takada
恵光 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 型成形したコイルを複数層に組合せて成る電
磁石の樹脂の均一な硬化を行って、コイルとしての中間
層の冷却効果を改善すること。 【構成】 コイルを複数層に組合せる際、中間層にチュ
ーブを巻回装着し、金型に入れた後樹脂を注入し、乾燥
炉内で加熱硬化する時、該チューブに温水を流す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電磁石及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁石の製造方法として、絶縁導体を図
2に示すように型成形した(鞍型)電磁石コイル1を円
筒状に組合せ、エポキシ樹脂を注形あるいは含浸処理し
て形成するものがある。この場合、図3に示すように、
外周面に離型処理を施した鋼鉄製マンドレル4に、型成
形した鞍型コイル1を複層組合せ、その外側から内面に
離型処理を施した金型5を取り付け密閉する。次に減圧
容器中に全体を搬入し、樹脂を含浸し、乾燥炉内に搬入
し加熱硬化して製作する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術によれ
ば、外部からの加熱の為コイルの厚さ寸法が大きくなれ
ばなるほど外表面と中間層及び内面に温度差が生じ、樹
脂の硬化が均一化しない。さらに、製品として通電した
場合、中間層の冷却効果が悪く、長期信頼性に問題があ
った。
【0004】本発明は、コイル形状に関係なく樹脂の均
一な硬化が行なえ、コイルとしての中間層の冷却効果を
改善する電磁石及びその製造方法を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するため、本発明は次のような構成とする。 (1)型成形したコイルを複数層に組合せて成る電磁石
において、複数層の該コイルの中間層に熱硬化時に温水
を流すチューブを巻回装着した電磁石とする。
【0006】(2)型成形したコイルを複数層に組合せ
て成る電磁石の製造方法において、該コイルを複数層に
組合せる際、中間層にチューブを巻回装着し、金型に入
れた後樹脂を注入し、乾燥炉内で加熱硬化する時、該チ
ューブに温水を流す電磁石の製造方法とする。更に、乾
燥炉内の温度とチューブに流す温水の温度を調節し、電
磁石を均一に加熱して一体化する電磁石の製造方法とす
る。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1に示し、以下に
詳細に説明する。先ず、図2に示すような型成形した4
種類の鞍型コイル1A〜1Dを各2個を用意する。
【0008】別に、表面をポリテトラフルオロエチレン
を焼き付け離型処理を施した円筒状の鋼鉄製マンドレル
4を用意する。この表面に厚さが0.13mmのガラスクロス
を張力を加えた状態で10回巻回する。
【0009】この上に図1(a)に示すように、4種類
の鞍型コイル1A〜1Dを配設する。先ず、コイル1A
の各1個ずつをマンドレル4の円周上 180°位置をずら
した対称の位置に配置する。次に、その上にコイル1B
を各1個ずつを配置する。この上から厚さが0.13mmのガ
ラスクロスシートを張力を加えた状態で10回巻回する。
【0010】その上から、厚さが1mmでφ10のテフロン
チューブ7を円周上に巻付ける。この上から、厚さが0.
13mmのガラスクロスシートを張力を加えた状態で10回巻
回する。更にその上に、コイル1Cを各1個ずつをコイ
ル1Bの円周上 180°位置をずらした対称の位置に配置
する。この上から、厚さが0.13mmのガラスクロスシート
を張力を加えた状態で10回巻回する。この上に、コイル
1Dを各1個ずつをコイル1Cの円周上 180°位置をず
らした対称の位置に配置する。この上から、厚さが0.13
mmのガラスクロスシートを張力を加えた状態で10回巻回
する。
【0011】この外側から、表面をポリテトラフルオロ
エチレンを焼き付け離型処理を施した金型5を取り付け
密閉する。次に、減圧容器中に全体を搬入し、金型内の
空隙部を真空ポンプで減圧し、エポキシ樹脂組成物から
成る樹脂を送り込んだ後、加圧し樹脂を含浸する。
【0012】その後、図1(b)に示すように全体を乾
燥炉8に搬入し、テフロンチューブ7を温水調整器9と
配管し、乾燥炉内の温度と温水調整器の水温を合せ、加
熱し硬化させる。加熱硬化が終了したら、金型5を取り
外し、次にマンドレル4を除去すれば円筒状の電磁石が
得られる。
【0013】上記実施例において、マンドレルの表面に
ガラスクロスシートを巻回した上に4種類の鞍型コイル
とテフロンチューブを配置した後、この上からガラスク
ロスシートを巻回するのは、後に樹脂を含浸・硬化する
ことにより絶縁導体を固定すると共に、導体を絶縁する
為である。コイルの内外はガラスクロスシートとエポキ
シ樹脂から成るFRP12が出来、機械的に強固な構造が
出来上がる。従って、マンドレルを除去しても電磁石と
して一体な構造を保持できるだけの機械的強度を有して
いる。又、冷却水のホースにテフロンチューブを巻回し
たのは、加熱硬化の時の耐熱性を考慮したものであり、
さらに、冷却水に異物等が混入した時の汚れが付着しに
くくしたものである。
【0014】なお、本実施例において、金型内で空隙に
なると思われる部分には予めFRPの他、ガラス繊維、
ポリエステルやアラミド等から成るフェルトアラミド繊
維とガラス繊維から成るGAボード(日本アロマ社商品
名)などの絶縁物を詰め込んでも良い。また、鞍型コイ
ルは、予め型巻きしたコイルの他、マンドレルに直接、
絶縁導体を巻回しても良い。また、乾燥温度を 100℃以
上にする時は、温水調整器に油を使用しても良い。
【0015】なお、上記の実施例では、常電導の電磁石
について説明したが、導体をNbTi等の超電導体から
成る絶縁導体を採用することにより、超電導電磁石コイ
ルを製作することもできる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
磁石内部の冷却系配管を加熱硬化時の内部加熱系として
使用する為、内外面共均一な加熱硬化が出来き、樹脂が
ゲル化する際に起きる硬化によるヒゲの発生を防ぐ信頼
性の高い電磁石及びその製造方法が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電磁石の一実施例を示す半断面図
と、本発明の製造方法を示す半断面図。
【図2】鞍型コイルを示す斜視図。
【図3】従来の電磁石の半断面図。
【符号の説明】
1…鞍型コイル 2…絶縁導体 3…絶縁スペーサ 4…マンドレル(円筒) 5…金型(外筒) 7…冷却ホース 8…乾燥炉 9…温水調整器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型成形したコイルを複数層に組合せて成
    る電磁石において、複数層の該コイルの中間層に熱硬化
    時に温水を流すチューブを巻回装着したことを特徴とす
    る電磁石。
  2. 【請求項2】 型成形したコイルを複数層に組合せて成
    る電磁石の製造方法において、該コイルを複数層に組合
    せる際、中間層にチューブを巻回装着し、金型に入れた
    後樹脂を注入し、乾燥炉内で加熱硬化する時、該チュー
    ブに温水を流すことを特徴とする電磁石の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の方法において、乾燥炉内
    の温度とチューブに流す温水の温度を調節し、電磁石を
    均一に加熱して一体化することを特徴とする電磁石の製
    造方法。
JP4351593A 1993-03-04 1993-03-04 電磁石及びその製造方法 Pending JPH06260330A (ja)

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