JPH0626021Y2 - 大便器用コンパートメントの室内配線収納構造 - Google Patents

大便器用コンパートメントの室内配線収納構造

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JPH0626021Y2
JPH0626021Y2 JP1988018607U JP1860788U JPH0626021Y2 JP H0626021 Y2 JPH0626021 Y2 JP H0626021Y2 JP 1988018607 U JP1988018607 U JP 1988018607U JP 1860788 U JP1860788 U JP 1860788U JP H0626021 Y2 JPH0626021 Y2 JP H0626021Y2
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ceiling
toilet bowl
electric wire
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JP1988018607U
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智 仲戸川
浩 河村
由美 藤田
深雪 滝崎
国男 西村
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、大便器用コンパートメントの室内配線収納構
造に関する。
(従来の技術) 大便器用コンパートメント内に電気設備を施すに当り、
設備機器と屋内給電線とを結ぶ室内配線を引き廻すこと
が必要になるが、むきだしにしたのでは配線保護及び美
観上好ましくない。
そこで、大便器用コンパートメントの側壁の縁材に室内
配線を収容して見せなくした配線方式を採用することが
ある。
そうした場合、従来は、縁材に中空部を設け、こゝに配
線を収容するようにしていた。
(考案が解決しようとする問題点) この為、配線を出し入れする場合、縁材の端部より行な
うか、縁材を半割りにする外はなく、従って、結線の変
更や点検に手間取らざるを得なかった。
本考案は、斯かる従来の問題点を有効に解決すべく為さ
れたもので、その目的とする処は、任意の位置で配線を
スムーズに出し入れできる大便器用コンパートメントの
室内配線収納構造を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決すべく本考案は、大便器を側壁及び天
井パネルで囲い、天井パネルに天井灯を設け、側壁に少
なくとも1個のコンセントを設けた大便器用コンパート
メントにおいて、天井パネルの周囲に、電線を出し入れ
自在で且つ保持する抱込み溝を有した天井廻縁を取付
け、天井パネルに、天井廻縁から天井灯に至る電線収納
用モールを取付け、側壁の下縁に、電線を出し入れ自在
で且つ保持する抱込み溝を有した床幅木を取付け、側壁
に、床幅木から前記コンセントに至る電線収納用モール
を取付け、天井廻縁、床幅木及びモールに必要な電線を
収納するように構成した。
また、天井廻縁に略『ワ』の字形状の横断面を持たせて
抱込み溝を形成した。
更に、床幅木に略『7』の字形状の横断面を持たせて抱
込み溝を形成した。
(作用) 大便器用コンパートメントの天井側の電線は、天井廻縁
の抱込み溝で保持され、電線収納用モールを介して天井
灯に配線される。側壁の下縁側の電線は、床幅木の抱込
み溝で保持され、電線収納用モールを介してコンセント
に配線される。
各抱込み溝は、溝内に押込まれた電線を抱込んで保持
し、また、溝内から電線を引出される。
(実施例) 以下、本考案の実施例に付き、添付図面に基いて詳細な
説明を行なう。
第1図は本考案に係る大便器用コンパートメントの室内
透視図である。
図中、Tはトイレの全体を表し、トイレTは、不図示の
ビルジングの屋内に組立構造の側壁Wtを巡らして、防
水構造の床Ftを張り、更に吊天井を設けて、所要のト
イレスペースを画成し、内一部をドア付トイレブースB
tで仕切込んで大便所用コンパートメントCtを得、こ
ゝに大便器1及び天井灯2を設備すると共に、側壁Wt
の下縁及び上縁沿いに夫々床幅木10及び天井廻縁20
を巡らした構成のもので、トイレブースBtの側壁Wt
との交差部に床側コネクタ30と天井側コネクタ40が
嵌着されており、夫々、不図示の屋内給電線から電線
(床側引込線)31,電線(天井側引込線)41が引込
まれている。
そして、床側引込線31は、幅木10を介して壁面沿い
の電線収納用モール32に入り、モール32上端のコン
セント33に終端して室内電源の取合口を与えており、
一方、大便器1に、股間洗浄用の温水噴出ノズル34と
その操作盤35が付設されていて、操作盤35に至る電
源コード36のプラグ37がコンセント33に差込める
ようになっている。
天井側引込線41は、廻縁20を介して、天井面沿いの
電線収納用モール42に入り、その儘、天井灯2に終端
している。
以上において、本実施例では、矢視A部に見る如く、幅
木10に略『7』の字形状の横断面を与えてコンパート
メントCtに下方で繋がる抱込み溝11を形成し、こゝ
に床側引込線31を収容する一方、矢視B部に見る如
く、廻線20に略『ワ』の字形状の横断面を与えて同様
に下方でコンパートメントCtに繋がる抱込み溝21を
形成し、こゝに天井側引込線41を収容するようにして
いる。
従って、幅木10及び廻縁20の任意の位置で引込線3
1,41を抱込み溝11,21から簡単に掻き出し、或
いは押込むことができ、結線の変更や点検作業を円滑に
遂行できる。
こゝで、第2図及び第3図を参照して、上記幅木10及
び廻縁20の詳細構造を説明する。
第2図及び第3図は夫々第1図の2−2線及び3−3線
断面を示す拡大斜視図である。
前記側壁Wtは、ビルジング躯体Bdの床Fbに定着敷
設した壁受土台としての腰掛形基礎枠3と、その角隅に
立設した不図示の隅柱を繋ぐ桁材としての下向溝形天井
枠4との間に、壁パネルPwを建付け、並べ廻して、相
互に連結した構成のもので、各壁パネルPwは、適宜な
芯材5aの前面にタイル5b…を貼着したパネル状の壁
装部5と、これを背面より支持補強する軸組としての補
強枠6とから成り、補強枠6の下框6aが基礎枠3の座
部3a上面に載設され、上框6bと一体の取合部材6c
が天井枠4の外片4aに縫い止められている。尚、トイ
レTの天井は、天井パネルPcを吊設して形成する。
幅木10は、第2図に示すように、長寸起立片12と抱
込み片13で略『7』の字状に構成し、抱込み片13
を、起立片12の上縁から前方に突出する水平部13a
と、その前縁より下方に垂下する垂直部13bとの外、
更に、垂直部13bの下縁より後上方に切れ上がった鈎
形断面の条片部13cを備える形状として、抱込み溝1
1の抱込み度を深くし、以って、引込線31の垂れ落ち
防止を図ると共に、条片部13cに適宜間隔で切込13
d…を入れ、掻き出しや押込み作業上の便宜を図る。ま
た、起立片12の上縁後方にも水平突出部14を形成し
ておく。
そして、起立片12を基礎枠3の脚部3b前面沿いに立
上げると共に、上記突出部14を座部3a上に沿い込ま
せて、皿ビス15で止着し、壁パネルPwの壁装部5で
挟み隠す。
尚、幅木10と電線収納用モール32との取合は、上記
水平部13aの適所に開口を形成して行ない、要すれ
ば、取合位置若しくはその近傍に着脱自在なリッド13
eを設けて、分枝結線をし易くする。
一方、廻縁20は、第3図に示すように、短寸の起立部
22と抱込み片23で略『ワ』の字状に構成し、抱込み
片23を、起立部22の上縁から前方に突出する水平部
23aと、その前縁より下方に垂下する垂直部23b
と、垂直部23bの下縁より後下方に傾斜する傾斜部2
3cとの外、更に、傾斜部23cの下縁より後方に戻る
略水平の条片部23dを備える形状として、抱込み溝2
1の抱込み度を深くし、以って、引込線41の垂れ落ち
防止を図るようにする。また、起立部22の上縁に垂直
延出部24を形成しておく。
そして、起立部22とその上方延出部24を天井枠4の
内片4b前面にビス25で止着する。
尚、廻縁20と電線収納用モール42との取合は、上記
垂直部23bの適所に開口を形成して行ない、前記同
様、取合位置若しくはその近傍に着脱自在なリッド23
eを設けるようにする。
ところで、上記実施例に係る幅木10及び廻縁20の抱
込み溝11,21は、いずれも、下向き開口となってい
るが、これを正面向き又は上向きとして、浅目の抱込み
で済ますようにすることは差支えない。
また、本考案に係る縁材を壁面への貼着により固定する
ことも差支えない。
(考案の効果) 以上に述べた通り本考案によれば、大便器用コンパート
メントの天井パネルの周囲に、電線を出し入れ自在で且
つ保持する抱込み溝を有した天井廻縁を取付け、天井パ
ネルに、天井廻縁から天井灯に至る電線収納用モールを
取付け、側壁の下縁に、電線を出し入れ自在で且つ保持
する抱込み溝を有した床幅木を取付け、側壁に、床幅木
からコンセントに至る電線収納用モールを取付け、天井
廻縁、床幅木及びモールに必要な電線を収納するように
構成したことにより、天井灯に至る電線を天井廻縁の抱
込み溝に押込み、また、コンセントに至る電線を床幅木
の抱込み溝に押込むだけで、各電線が抱込み溝で抱込ん
で保持されるので、任意の位置で電線を容易に出し入れ
することができ、結線の変更や点検に手間取らずに済
む。また、側壁や天井パネルの内部に電線を通さない構
成なので、この側壁や天井パネルを薄く軽量にでき、狭
いスペースの大便器用コンパートメントの省スペース化
を図れ、且つ、コンパートメントの組立作業が容易にな
る。
また、天井側の電線は電線収納用モールを介して天井灯
に配線され、側壁の下縁側の電線は電線収納用モールを
介してコンセントに配線されるので、抱込み溝のない部
分でも電線が剥き出しにならず、電線の保護及び美観を
向上できる。
更に、天井廻縁に略『ワ』の字形状の横断面を持たせて
抱込み溝を形成したことにより、抱込んだ電線がコンパ
ートメントの室内から見え難くなり美観を向上でき、且
つ、天井廻縁周りの掃除が容易になり、大便器用コンパ
ートメントを清潔に維持できる。
更にまた、床幅木に略『7』の字形状の横断面を持たせ
て抱込み溝を形成したことにより、抱込んだ電線がコン
パートメントの室内から見え難くなり美観を向上でき、
且つ、抱込み溝周りの床面の掃除が容易になり、大便器
用コンパートメントを清潔に維持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る大便器用コンパートメントの室内
透視図、第2図及び第3図は夫々第1図の2−2線及び
3−3線断面を示す拡大斜視図である。 尚、図中、1は大便器、2は天井灯、10は床幅木、1
1はその抱込み溝、20は天井廻縁、21はその抱込み
溝、31は電線(床側引込線)、32は電線収納用モー
ル、41は電線(天井側引込線)、42は電線収納用モ
ール、Ctは大便所用コンパートメント、Wtは側壁を
表している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 滝崎 深雪 東京都港区虎ノ門1丁目1番28号 東陶機 器株式会社東京支社内 (72)考案者 西村 国男 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】大便器を側壁及び天井パネルで囲い、天井
    パネルに天井灯を設け、側壁に少なくとも1個のコンセ
    ントを設けた大便器用コンパートメントにおいて、 前記天井パネルの周囲に、電線を出し入れ自在で且つ保
    持する抱込み溝を有した天井廻縁を取付け、 前記天井パネルに、前記天井廻縁から前記天井灯に至る
    電線収納用モールを取付け、 前記側壁の下縁に、電線を出し入れ自在で且つ保持する
    抱込み溝を有した床幅木を取付け、 前記側壁に、前記床幅木から前記コンセントに至る電線
    収納用モールを取付け、 前記天井廻縁、床幅木及びモールに必要な電線を収納す
    るように構成したこと を特徴とする大便器用コンパートメントの室内配線収納
    構造。
  2. 【請求項2】前記天井廻縁に略『ワ』の字形状の横断面
    を持たせて前記抱込み溝を形成したことを特徴とする請
    求項1記載の大便器用コンパートメントの室内配線収納
    構造。
  3. 【請求項3】前記床幅木に略『7』の字形状の横断面を
    持たせて前記抱込み溝を形成したことを特徴とする請求
    項1記載の大便器用コンパートメントの室内配線収納構
    造。
JP1988018607U 1988-02-15 1988-02-15 大便器用コンパートメントの室内配線収納構造 Expired - Lifetime JPH0626021Y2 (ja)

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JPH01123417U JPH01123417U (ja) 1989-08-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS54166709U (ja) * 1978-05-15 1979-11-22

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