JPS6332272Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6332272Y2
JPS6332272Y2 JP18324282U JP18324282U JPS6332272Y2 JP S6332272 Y2 JPS6332272 Y2 JP S6332272Y2 JP 18324282 U JP18324282 U JP 18324282U JP 18324282 U JP18324282 U JP 18324282U JP S6332272 Y2 JPS6332272 Y2 JP S6332272Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
wiring
corner
space
telephone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18324282U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5985855U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18324282U priority Critical patent/JPS5985855U/ja
Publication of JPS5985855U publication Critical patent/JPS5985855U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6332272Y2 publication Critical patent/JPS6332272Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は工場内、会議室、レストラン等の室内
に設置される室内用電話ボツクスに関するもの
で、その目的は、良好な通話環境を確保しうるだ
けでなく、電話器、照明具等への配線を隠蔽状態
で体裁良く、そしてデツドスペースを活用して簡
単に行なうことができ、しかも電話線と強電線の
混在配線による通話時雑音等の通信障害を起こす
おそれのない室内用電話ボツクスを提供せんとす
るものである。
本考案の特徴とするところは、防音性を備えた
左右の側壁パネルと背壁パネルと天井壁パネル、
それに前面開口部に設けられた防音性を有するド
アとで電話ボツクス本体を構成し、上記背壁パネ
ルと左右いずれか一方の側壁パネルとで形成され
るコーナー部の内側に上下方向に沿つてコーナー
パネルを取付けることにより、当該コーナー部に
電話線および照明具用等の強電線が配線されるコ
ーナー部配線用空間部を形成し、かつ、該コーナ
ーパネルの表側に電話台を取付けてなる室内用電
話ボツクスであつて、上記左右の側壁パネルおよ
び背壁パネルの少なくとも一つのパネルの下端部
に、ボツクス内側に開口しかつ上記コーナー部配
線用空間部と連通するパネル部配線用空間部を設
け、これらコーナー部およびパネル部両配線用空
間部において、電話線と強電線が混在配線される
部分を、仕切壁によつて電話線用空間と強電線用
空間とに区画するとともにパネル部配線用空間部
のボツクス内側開口部を着脱自在な幅木にて覆つ
て成る室内用電話ボツクス、に存する。
以下、本考案の実施例を図に依拠して説明す
る。
Aは電話ボツクスの左側壁を形成する左側壁パ
ネル、Bは同右側壁を形成する右側壁パネル、C
は同背壁を形成する背壁パネル、Dは同天井壁を
形成する天井壁パネルで、概略的には、額縁状に
組んだベースE上に左右両側壁パネルA,Bおよ
び背壁パネルCを立設するとともに、これら各パ
ネルA,B,Cの上部に天井壁パネルDを載置
し、かつ前面開口部に防音性を有するドアFを取
付けることにより、電話ボツクスの本体が構成さ
れる。Gは床板、Hは幅木、Iは換気口である。
上記各パネルA,B,C,Dはいずれも防音パ
ネル構造となつている。この各パネルA〜Dの防
音構造は基本的には同じで、それぞれ鋼板等の遮
音性大なる板材からなる表面板1の内面に化膏ボ
ード2、さらにその内側にグラスウール等による
吸音材層3を設け、該吸音材層3の表面をガラス
クロス(ガラス繊維が織り込まれたクロス)等か
らなる布シート4で覆つて成つている。
つぎに、各パネルA,B,C,Dの構成をボツ
クス組立手順とともに説明する。
() 床面上にベースEを設置する。このベー
スEは、第7図等に示すように一対のコ字形枠
5,6を抜き合わせて連結して額縁状に形成
し、その四辺部に2個ずつ、計8個のパネル取
付座7……を上向きに突設している。
() 上記ベースE上に、左右側壁パネルA,
Bおよび背壁パネルCを立設する。
左右両側壁パネルA,Bの構成は基本的には
同一となつている。すなわち、該両パネルA,
Bの表面板1は上下前後各端部に内向きの折曲
部8,9,10,11を有している。このう
ち、下側折曲部9の上方所定高さ位置におい
て、表面板1内面に該折曲部9と平行に横枠1
2を固着している。この両パネルA,Bにおけ
る石膏ボード2および吸音材層3、布シート4
から成る防音主体はこの横枠12より上方の部
分に設け、同横枠12より下方の部分について
は表面板1内面に吸音材薄層13のみを設け、
他を空洞状としている。これにより、左右両側
壁パネルA,Bの下端部に、ボツクス内側に開
口するパネル部配線用空間部14をパネル幅方
向全長に亘つて形成している。また表面板1の
主部後端部下部において、上記パネル部配線用
空間部14を対応する位置にノツクアウト孔式
の電話線引込み口15を設けている。なお、前
後両側の折曲部10,11部分には上下方向に
沿つて補強用の縦枠16,17を固着し、後側
縦枠17の、パネル部配線用空間部14を縦断
する下端部には、該空間部14を次に述べる背
壁パネルCのパネル部配線用空間部に連続させ
るための切欠18を設けている。一方、左側壁
パネルA固有の構成として、該パネル前端面、
すなわち表面板1の前側折曲部10の下端部に
電源取入口としてのコンセント19、同中間部
に照明スイツチ20を設けている。
背壁パネルCもまた、表面板1の上下左右の
四周辺部に内向きの折曲部21,22,23,
24を有し、かつ、上記左右両側壁パネルA,
B同様、下側折曲部22の上方部に該折曲部2
2と平行に横枠25を固着し、この横枠25よ
り下方の部分については吸音材薄層26のみを
設けてほぼ空洞状とすることにより、ボツクス
内側に開口するパネル部配線用空間部27を幅
方向全長に亘つて形成している。また、左右両
側折曲部23,24の下端部を所定高さ範囲に
亘つて切欠することによつて、パネル部配線用
空間部27を左右両側壁パネルA,Bの同空間
部14,14に連通連続させるための連通口2
8,29を設けている。さて、背壁パネルC固
有の構成として、パネル部配線用空間部27が
形成された表面板1下端部の内面にパネル幅方
向全長に亘つて仕切壁30を水平に設けること
により、該仕切壁30にてパネル部配線用空間
部27を電話線用空間27aと強電線用空間2
7bとに上下に区画している。この仕切壁30
は、図示の如く横枠25に一体に連設してもよ
いし、独立して設けてもよい。なお、この仕切
壁30の両端は、両側連通口28,29の上下
方向中央に位置し、該仕切壁30によつて連通
口28,29が実質的に上下に二分された形態
となつている。また、表面板左右両側の下端部
において、上記電話線用空間27aに対応する
高さ位置に、左右両側壁パネルA,Bの電話線
引込み口15と同様のノツクアウト孔式の電話
線引込み口31,32を設け、ボツクス組立時
に、電話線の外部からの引込み位置に応じて、
三パネルA,B,Cの各引込み口15,15,
31,32のいずれか一つを開口させて使用し
うるようにしている。
上記構成を備えた左右両側壁、背壁の三パネ
ルA,B,CをベースE上に立て、それぞれの
下側折曲部9,9,22を、ベースEのパネル
取付座7……にネジ固定する。このとき、背壁
パネルCは左右両側壁パネルA,Bの後端部間
に挾み込まれた形態で立設固定される。そし
て、この三パネル立設状態で、背壁パネルCの
両側連通口28,29を介して該各パネルA,
B,Cのパネル部配線用空間部14,14,2
7が連通連続することとなる。
() こうして、ベースE上に立設された左右
両側壁、背壁各パネルA,B,Cの上部に天井
壁パネルDを天井受け33を介して取付ける。
この天井受け33は全体形状が額縁状に形成さ
れ、該天井受け33を三パネルA,B,Cの上
端部内面にネジ止め固定する。天井壁パネルD
は、外周部に天井フレーム34を一体に有し、
該フレーム34を三パネルA,B,Cおよび天
井受け33の上面に載せた状態で天井受け33
にネジ止めすることにより、該天井壁パネルD
を三パネルA,B,C上部に載置固定する。3
5は天井壁パネルDの下側に取付けたパンチン
グメタルである。
() 底部に床板Gおよび幅木Hを取付けたの
ち、前面開口部にドア枠36を介してドアFを
開閉自在に枢設する。このドアFは、内部にペ
ーパーハニカム37が充填された防音パネル構
造となつており、かつ、防音性を高めるために
図示の如く窓部を小さくし、その窓部に防音あ
わせガラス38を嵌込んである。
以上の各要素により室内用電話ボツクスの本体
が組立てられる。このボツクス本体構造によると
きは、周壁が防音パネルにて形成されているため
全体として防音性にすぐれ、とくに左右両側、背
壁、天井壁各パネルは、外層側に遮音層としての
表面板1を備え、内層側に音の吸収性に富む石膏
ボード2および吸音材層3を備えているため、ボ
ツクス外の音は遮断され、ボツクス内の音は吸収
されて反響を防止される。このため電話ボツクス
として良好な環境空間を周囲と隔離して形成する
ことができる。
しかして、以上には説明の便宜上、ボツクス本
体の構成ならびに組立手順を先に述べたが、上記
ボツクス本体の組立過程において、本体コーナー
部に電話器および照明具の取付け、およびこれら
への配線のための構造体が組立てられる。この実
施例では、ドアFを向かつて右側を枢点とする左
開き形式で取付け、このドアFとの位置関係か
ら、使い勝手の良いように右側コーナー部、すな
わち右側壁パネルBと背壁パネルCとで形成され
るコーナー部に電話器等を設置する構成としてい
る。上記コーナー部構造体は、概略的には、当該
コーナー部の内側にコーナーフレーム39を介し
て上部、下部、中間の各コーナーパネル49,5
0,51を取付け、その表側に電話台59を取付
けて構成される。
コーナーフレーム39は、右側壁パネルBおよ
び背壁パネルCに対応する、直角関係にある二側
面39a,39bと背面39cを備え、該二側面
39a,39bの先端側に上部、中間、下部の三
本の横枠40,41,42を取付けて構成してい
る。このコーナーフレーム39には、背面39c
の高さ方向中間部に電話台受け取付座43を固着
するとともに、同背面39cにおける該取付座4
3下部から下端近傍部までに亘つて仕切板44を
縦に固着し、かつ、両側面39a,39bの下端
部に左右両側配線取入口45,46を設けてい
る。そして、該コーナーフレーム39の背面39
cの上部に照明具としての蛍光灯47を取付けて
いる。
上記コーナーフレーム39は、両側面39a,
39bの上端部を天井受け33に、下端部を床板
Gにそれぞれネジ止めすることにより、コーナー
部内側に取りつける。なお、このコーナーフレー
ム39の上端部を天井受け33に取付けるため
に、パンチングメタル35の当該コーナー部に切
欠(図示せず)を設けている。そして、このコー
ナーフレーム39には、平面V字形の電話台受け
48を電話台受け取付座43および中間横枠41
を介して取付ける。
コーナーパネルは、上部および下部両パネル4
9,50と、これらの継ぎ目部分に取付けられる
中間パネル51とから構成される。これら各パネ
ル49,50,51は、互いに上下に面一に連続
する状態でそれぞれコーナーフレーム39の前面
部にネジにより着脱可能に取付ける。なお、上部
コーナーパネル49には、合わせガラス(光を散
乱させるプラスチツク膜が中間に介装された2重
ガラス)が嵌め込まれた透光窓52を設けてい
る。また、下部コーナーパネル50には、上部に
電話線引出し口53を設けている。さらに、中間
コーナーパネル51には、前記電話台受け48に
対する逃げ用の切欠54,54を設けている。
上記のように、コーナー部の内側にコーナーフ
レーム39を介してコーナーパネル49,50,
51を取付けることにより、当該コーナー部内側
に横断面三角形のコーナー部配線用空間部55が
形成される。この空間部55は、コーナーフレー
ム39に取付けられた仕切板44により、下半部
が強電線用空間55aと電話線用空間55bとに
左右に区画される。しかして、このコーナー部配
線用空間部55と、左右両側壁パネルA,Bおよ
び背壁パネルCの下端部に形成されたパネル部配
線用空間部14,14,27を通して蛍光灯47
および電話器(図示せず)への配線を行なう。
すなわち、上記各配線用空間部14,14,2
7,55がそれぞれボツクス内側に開口した状態
(幅木H……およびコーナーパネル49,50,
51を取付ける前の状態)で、蛍光灯配線につい
ては、左側壁パネルAの前端面に設けられたコン
セント19および照明スイツチ20から引いた電
線、つまり強電線56を、該パネルAの配線用空
間部14を前から後に通し、背壁パネルCの左側
連通口28を介して該パネルCの配線用空間部2
7に到らしめる。ここで該強電線56は、同空間
部27における強電線用空間27bに導入し、該
空間27bを左から右に横断させたのち、コーナ
ーフレーム39の下端部に設けられた左側配線取
入口45を介してコーナー部配線用空間部55の
強電線用空間55aに導入し、該空間55a内を
下から上に引つ張つて蛍光灯47に接続する。な
お、上記強電線配線のうち左側壁パネルA分の配
線を該パネル製作後に予め行なつておき、余剰分
を該パネルAの配線用空間部14の後端部に収納
しておいてもよい。あるいは、左側壁パネルA分
の強電配線と背壁パネルC分の強電配線を該両パ
ネルA,Cごとに別々に行なつておき、組立時に
この両配線を圧着スリーブ等によつて接続するよ
うにしてもよい。
一方、電話線配線については、ボツクス外部の
電話線引込み端子等から取出した電話線57を、
左側壁パネルAの電話線引込み口15から該パネ
ルAの配線用空間部14の後端部に引込み、ここ
から背壁パネルCの左側連通口28を介して、該
パネルCの配線用空間部27における電話線用空
間部27aに導入し、該空間27a中を、これと
隣り合う強電線用空間27b中の強電線56と平
行に引つ張つて同空間右端部に到らしめ、ここか
らさらに右側連通口29を介して右側壁パネルB
の配線用空間部14の後端部に回したうえで、コ
ーナーフレーム39の右側配線取入口46を介し
てコーナー部配線用空間部55の電話線用空間5
5bに入れ、該空間55bを下から上に通したの
ち、下部コーナーパネル50の電話線引出口53
を介してボツクス内部に導出し、その端末を図示
しない電話器に接続する。
上記の如く、左右両側壁、背壁各パネルA,
B,Cの下端部にパネル部配線用空間部14,1
4,27、コーナー部内側にコーナー部配線用空
間部55をそれぞれ形成し、これら各空間部1
4,14,27,55を利用して強電線配線およ
び電話線配線を行なうようにしたこの電話ボツク
スによるときは、ボツクス内配線をすべて隠蔽配
線で体裁良く、かつ集中配線でもつて効率良く行
なうことができる。また、隠蔽配線であるから、
配線の損傷、劣化を抑止することができるととも
に、ボツクス内コーナー部および各パネル内とい
う実質的にデツドスペースとなる部分を配線スペ
ースとして利用するものであるから、元々狭く、
とくに室内用では狭くおさえられがちな電話ボツ
クスのスペースを有効に利用することができる。
しかも、この電話ボツクスによるときは、上記
ボツクス内配線において、蛍光灯47のための強
電線配線と電話器のための電話配線とが混在配線
される部分、すなわち背壁パネルCの配線用空間
部27およびコーナー部配線用空間部55につい
ては、仕切壁30および仕切板44によつて強電
線用空間27b,55aと電話線用空間27a,
55bとに区画し、この2種類の空間によつて強
電線56と電話線57を互いに隔離して配線した
から、強電線56を流れる強電流が電話線57に
悪影響を及ぼし、通話雑音が発生する等の通話障
害を起こすおそれがなくなる。いいかえれば、強
電線56と電話線57を一定の空間部を共用して
配線するようにした場合に起こりうる弊害を除去
しうるものである。
上記配線後に、幅木H……およびコーナーパネ
ル49,50,51を取付けることにより、各配
線用空間部14,14,27,55のボツクス内
側開口部を覆つて配線を隠蔽する。幅木H……
は、第4,6図等に示すようにその内側数個所に
固着した取付片58を、三パネルA,B,Cの下
側折曲部9,9,22に弾性的に係合させること
によつて着脱自在に取付ける。また、各コーナー
パネル49,50,51は前記の如くコーナーフ
レーム39にネジによつてやはり着脱可能に取付
ける。従つて、各配線用空間部14,14,2
7,55はボツクス内側から自由に開閉できるた
め、配線の手直し、メインテナンスが簡単とな
る。そして、上記コーナーパネル取付後に、該パ
ネル表面側において、コーナーフレーム39に予
め取付けた電話台受け48上に電話台59を取付
ける。
以上のようにして、本考案にかかる室内用電話
ボツクスが構成されるものである。
なお、本考案は上記実施例に限定されず、以下
の如く種々変更可能である。
(イ) 上記実施例では左右両側壁、背壁パネルA,
B,Cのすべてにパネル部配線用空間部を設け
たが、電話器を左側壁パネルAと背壁パネルC
とで形成される左側コーナー部に設置する場合
には、パネル部配線用空間部は、左側壁、背壁
両パネルA,Cのみに設ければ事足りる。ま
た、この場合には、背壁パネルCの配線用空間
部27には電話線57のみが導入されるため、
該空間部27は電話線用と強電線用とに区画す
る必要がなく、コーナー部配線用空間部55の
みを区画すればよい。あるいは、左側壁パネル
Aの配線用空間部14から直接、強電線56お
よび電話線57の双方をコーナー部配線用空間
部55に導入する構成とすれば、背壁パネルC
の配線用空間部27は不要となる。
(ロ) 上記実施例では、強電線配線については、左
側壁パネルAのコンセント19から引込む構成
としたが、この強電線配線を電話線同様、三パ
ネルA,B,Cのいずれか一つから引込み口を
介して引込むようにしてもよい。
(ハ) コーナー部、パネル部各配線用空間部におい
て、強電線と電話線が混在配線される部分を区
画するについて、その区画の仕方は、配線構
造、配線の作業性との関係等に応じて適宜選択
しうるところである。
(ニ) コーナー部配線用空間部を形成するコーナー
パネルは、上、中、下一連に形成してもよい
し、該パネルのコーナー部への取付構造も種々
変更可能である。
(ホ) 上記実施例では強電配線として照明配線のみ
を挙げたが、電話の呼出し音を感知して外部に
表示するための呼出し音感知器の配線等、2種
類以上の強電線を配線する場合にも上記同様に
実施することができる。
(ヘ) 左右両側壁、背壁、天井壁各パネルA,B,
C,DおよびドアFの具体的防音構造は、本考
案の実施にあたり種々任意に選択しうるところ
である。
以上述べたように本考案の室内用電話ボツクス
によれば、周壁の防音効果によつて良好な通話環
境を確保しうる一方で、電話器、照明具等へのボ
ツクス内配線を隠蔽状態で体裁良く、そして実質
的なデツドスペースを活用して簡単に行なうこと
ができる。しかも、上記電話器への電話配線と、
照明具等への強電配線とが混在配線される部分に
おいては当該空間部を区画して別々に配線しうる
ように構成したから、通話時雑音等の通信障害を
起こすおそれがなくなる等、実用上のすぐれた効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図は全体正面
図、第2図は第1図−線に沿う概略的拡大横
断面図、第3図は同−線に沿う概略的拡大横
断面図、第4図は第3図−線に沿う拡大縦断
面図、第5図は第4図−線に沿う横断面図、
第6図は第5図−線に沿う縦断面図、第7図
はベースの斜視図、第8図は左右両側壁パネル本
体の斜視図、第9図は背壁パネルの斜視図、第1
0図はコーナー部構造体の分解斜視図、第11図
は同組立状態の斜視図、第12図は第11図XII−
XII線に沿う拡大横断面図である。 A……左側壁パネル、B……右側壁パネル、C
……背壁パネル、D……天井壁パネル、E……ベ
ース、F……ドア、H……幅木、1……各パネル
の表面板、2……同石膏ボード、3……同吸音材
層、4……同布シート、14……左右両側壁パネ
ルのパネル部配線用空間部、19……強電線引込
み口としてのコンセント、27……背壁パネルの
パネル部配線用空間部、27a……同空間部の電
話線用空間、27b……同強電線用空間、30…
…仕切壁、15,31,32……電話線引込み
口、39……コーナーフレーム、47……蛍光
灯、49,50,51……コーナーパネル、55
……コーナー部配線用空間部、55a……同空間
部の強電線用空間、55b……同電話線用空間、
44……仕切板、56……強電線、57……電話
線、59……電話台。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 防音性を備えた左右の側壁パネルと背壁パネル
    と天井壁パネル、それに前面開口部に設けられた
    防音性を有するドアとで電話ボツクス本体を構成
    し、上記背壁パネルと左右いずれか一方の側壁パ
    ネルとで形成されるコーナー部の内側に上下方向
    に沿つてコーナーパネルを取付けることにより、
    当該コーナー部に電話線および照明具用等の強電
    線が配線されるコーナー部配線用空間部を形成
    し、かつ、該コーナーパネルの表側に電話台を取
    付けてなる室内用電話ボツクスであつて、上記左
    右の側壁パネルおよび背壁パネルの少なくとも一
    つのパネルの下端部に、ボツクス内側に開口しか
    つ上記コーナー部配線用空間部と連通するパネル
    部配線用空間部を設け、これらコーナー部および
    パネル部両配線用空間部において、電話線と強電
    線が混在配線される部分を、仕切壁によつて電話
    線用空間と強電線用空間とに区画するとともにパ
    ネル部配線用空間部のボツクス内側開口部を着脱
    自在な幅木にて覆つて成ることを特徴とする室内
    用電話ボツクス。
JP18324282U 1982-12-02 1982-12-02 室内用電話ボツクス Granted JPS5985855U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18324282U JPS5985855U (ja) 1982-12-02 1982-12-02 室内用電話ボツクス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18324282U JPS5985855U (ja) 1982-12-02 1982-12-02 室内用電話ボツクス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5985855U JPS5985855U (ja) 1984-06-09
JPS6332272Y2 true JPS6332272Y2 (ja) 1988-08-29

Family

ID=30396631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18324282U Granted JPS5985855U (ja) 1982-12-02 1982-12-02 室内用電話ボツクス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5985855U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5985855U (ja) 1984-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0185505A2 (en) Space partition module
US5467562A (en) Prefabricated modular closet unit
JP2004084310A (ja) 配線構造
US5319903A (en) Prefabricated modular closet unit
JPS6332273Y2 (ja)
JPS6332272Y2 (ja)
JP2890245B2 (ja) 折り畳み式ビデオ等鑑賞室
JPS6310048Y2 (ja)
JP4329606B2 (ja) 室内配線収納構造
JPH0130825Y2 (ja)
CN214220032U (zh) 一种隔音板
JPS6241008B2 (ja)
JPH0745752Y2 (ja) 出窓カウンタ箱
JP2682901B2 (ja) ユニット住宅の採光構造
JPH0724867Y2 (ja) 部屋におけるスピーカ装置の設置構造
JP2709805B2 (ja) 空調機の収納構造
JPS6113806B2 (ja)
JPH0616009Y2 (ja) 玄関ドア
JP2022169982A (ja) フレーム式災害用ボックス及びフレーム式災害用ボックス組立体
JPH0626021Y2 (ja) 大便器用コンパートメントの室内配線収納構造
JP2591919Y2 (ja) 音場パネルの接合構造
JPH0932426A (ja) 玄関用設備パネル
JP3389894B2 (ja) 可動間仕切壁
JP3328433B2 (ja) 開口構造
JP2934416B2 (ja) 天井際壁面部の構造