JPH06260204A - 電解液再調整装置付電解液流通型電池 - Google Patents

電解液再調整装置付電解液流通型電池

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Publication number
JPH06260204A
JPH06260204A JP5039657A JP3965793A JPH06260204A JP H06260204 A JPH06260204 A JP H06260204A JP 5039657 A JP5039657 A JP 5039657A JP 3965793 A JP3965793 A JP 3965793A JP H06260204 A JPH06260204 A JP H06260204A
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JP
Japan
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positive electrode
tank
solution
reconditioning
electrolytic solution
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Application number
JP5039657A
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English (en)
Inventor
Toshio Shigematsu
敏夫 重松
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06260204A publication Critical patent/JPH06260204A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電池容量の低下を防止し、かつ簡単な構造を
有する電解液再調整装置付電解液流通型電池を提供す
る。 【構成】 過剰になった高原子価状態の第1の金属イオ
ン(Fe3+)を反応触媒17が収容された電解液再調整
槽16に取出す。反応触媒17上で、水素ガスと高原子
価状態の第1の金属イオン(Fe3+)を直接反応させ、
高原子価状態の第1の金属イオン(Fe3+)を低原子価
状態の第1の金属イオン(Fe2+)に変えて、正極液槽
5へ戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電解液再調整装置付電
解液流通型電池に関し、特に電解液流通型電池部の電池
容量を維持するように改良された電解液再調整装置付電
解液流通型電池に関する。
【0002】
【従来の技術】夜間に電力を貯蔵し、昼間の電力需要の
ピーク時にこれを放出するという、いわゆる、ロードレ
ベリングを目的とする種々の電力貯蔵法が提案されてい
る。
【0003】たとえば、そのようなものとして、揚水発
電がすでに実施されている。しかしながら、揚水発電に
は、設備が消費地から遠く隔たったところに設置されて
おり、送変電装置を伴ったり、また、環境面における立
地条件等の制約がある。それゆえに、揚水発電に代わる
電力貯蔵用電池として、種々の新型電池が開発されてい
る。
【0004】このような新型電池としては、たとえば、
レドックスフロー型電池等の電解液流通型電池が特に注
目されている。
【0005】図4は、レドックスフロー型電池の1具体
例を概略的に示す構成図である。図4を参照して、この
レドックスフロー型電池100は、電池反応セル10
4、正極液槽105、および、負極液槽106を含む。
電池反応セル104内は、たとえば、イオン交換膜等か
らなる隔膜107により仕切られており、一方側が正極
セル104a、他方側が負極セル104bを構成する。
正極セル104a内には、正極108が収容されてお
り、負極セル104b内には、負極109が収容され
る。
【0006】正極セル104aと正極液槽105とは、
正極液を正極液槽105から正極セル104aに供給す
る正極液供給用管路110と、正極液を正極セル104
aから正極液槽105に回収する正極液回収用管路11
1により連結される。
【0007】また、正極液供給用管路110には、正極
液流通循環手段として、ポンプ112が設けられてお
り、正極セル104aと正極液槽105との間におい
て、正極液を流通循環することができる。
【0008】他方、負極セル104bと負極液槽106
とは、負極液を負極液槽106から負極セル104bに
供給する負極液供給用管路113と、負極液を負極セル
104bから負極液槽106に回収する負極液回収用管
路114により連結される。
【0009】また、負極液供給用管路113には、負極
液流通循環手段として、ポンプ115が設けられてお
り、負極セル104bと負極液槽106との間におい
て、負極液を流通循環することができる。
【0010】正極液槽105内には、反応液として、正
極液電解液が蓄えられており、また、負極液槽106内
には、反応液として、負極電解液が蓄えられる。
【0011】正極電解液としては、たとえば、鉄イオン
ような原子価の変化するイオンの水溶液が用いられ、ま
た、負極電解液としては、たとえば、クロムイオンのよ
うな原子価の変化するイオンの水溶液が用いられる。
【0012】たとえば、そのような正極電解液として、
正極活物質Fe3+/Fe2+を含む塩酸水溶液を用い、負
極電解液として、負極液活物質Cr2+/Cr3+を含む塩
酸水溶液を用いることができる。
【0013】このような電解液を用いたレドックスフロ
ー型電池100を用いて、充電時においては、負極液槽
106に蓄えられたCr3+イオンを含む塩酸水溶液がポ
ンプ115により、負極セル104bに送られ、負極1
09において、外部回路から電子を受取り、Cr2+イオ
ンに還元され、負極液槽106に回収される。
【0014】他方、正極液槽105に蓄えられたFe2+
イオンを含む塩酸水溶液は、ポンプ112により、正極
セル104aに送られ、正極108において、外部回路
に電子を放出して、Fe3+イオンに酸化され、正極液槽
105に回収される。
【0015】また、放電時においては、負極液槽106
に蓄えられたCr2+イオンを含む塩酸水溶液がポンプ1
15により、負極セル104bに送られ、負極109に
おいて、外部回路に電子を放出して、Cr3+イオンに酸
化され、負極液槽106に回収される。
【0016】他方、正極液槽105に蓄えられたFe3+
イオンを含む塩酸水溶液は、ポンプ112により、正極
セル104aに送られ、正極108において、外部回路
から電子を受取り、Fe2+イオンに還元され、正極液槽
105に回収される。
【0017】このような、レドックスフロー型電池10
0においては、正極108および負極109における充
放電反応は、下記の化学式により示される。
【0018】
【化1】
【0019】上述の充放電反応により、約1Vの電力が
得られる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現実には、
上述の電気化学反応は、正極108および負極109に
おいて、等しく進行するものではない。この原因とし
て、充電末期には、負極109において水素ガスが発生
し、それによって、上記酸化還元ペア(Cr3+/Fe2+
またはCr2+/Fe3+)の絶対量が減少する。そして、
上述のような副反応が生じる結果、酸化還元ペア(Cr
3+/Fe2+またはCr2+/Fe3+)の絶対量が減少し、
充放電操作を繰返すうちに、電池貯蔵電力量すなわち電
池容量が低下することになる。のみならず、電池の内部
抵抗が増大し、充放電効率も低下するという問題があっ
た。
【0021】上述の問題を解決する技術としては、NASA
Redox Storage System Development Project Calendar
Year 1982,October 1983,DOE/NASA/12726-23 NASA TM-
83469,page1 〜page26には、電解液再調整装置(rebala
nce cell)付レドックスフロー型電池が開示されてい
る。
【0022】図5は、上述した文献に記載される電解液
再調整装置付レドックスフロー型電池を概略的に示す構
成図である。図5を参照して、この電解液再調整装置付
レドックスフロー型電池200は、電解液再調整装置部
202と、レドックスフロー型電池部203とから構成
される。なお、レドックスフロー型電池部203は、図
3に示すレドックスフロー型電池100と同様であるの
で、相当する部材については、同一の番号を付してその
説明を省略する。
【0023】他方、電解液再調整装置部202は、1種
の燃料電池を構成しており、正極液セル206と負極液
セル207を備える。正極液セル206と負極液セル2
07とは、隔膜208により仕切られている。正極液セ
ル206には、正極209として、カーボン電極が収容
されている。また、正極液セル206と正極液槽105
とは、正極液を正極液槽105から正極液セル206に
供給する正極液再調整用供給用管路218と、正極液を
正極液セル206から正極液槽105に回収する正極液
再調整用回収用管路219により連結される。また、正
極液再調整用供給用管路218には、正極液流通循環手
段として、ポンプ220が設けられており、正極液セル
206と正極液槽105との間において、正極液を流通
循環することができる。
【0024】他方、負極液セル207には、負極(水素
電極)210として、白金(Pt)触媒が収容されてい
る。また、負極液セル207には負極液セル207内
に、水素ガスを供給するための水素ガス導入口221
と、負極液セル207内に供給された余分な水素ガスを
負極液セル207から排出するための水素ガス排気口2
22が設けられる。また、負極液セル207内には、第
三の電解液、例えば、塩酸水溶液が収容される。また、
負極液セル207内には、H2 ガス拡散装置(図示せ
ず)が収容されており、負極液セル207内に供給され
た水素ガスを電解液へ拡散して送込むことができるよう
になっている。尚、負極液セル207へ供給される水素
ガスは、別途、外部から供給されても良いし、または、
負極における副反応として生じ、負極液槽106に蓄え
られた水素ガスが、水素(H2 )ガスを供給するための
水素ガス供給用管路234により供給されてもよい。
【0025】正極液槽105には、反応液として正極電
解液が蓄えられており、また、負極液槽106内には、
反応液として、負極電解液が蓄えられる。
【0026】正極電解液としては、正極活物質Fe3+
Fe2+を含む塩酸水溶液が用いられ、負極電解液として
は、負極活物質Cr2+/Cr3+を含む塩酸水溶液が用い
られている。
【0027】次に、この電解液再調整装置部202を用
いて、レドックスフロー型電池部203の電解液を再調
整する方法について説明する。
【0028】まず、レドックスフロー型電池部203に
おいて、充放電操作が繰返されるにしたがって、上記酸
化還元ペアのうち、Fe3+が過剰となり、上述したよう
に、レドックスフロー型電池部203の電池容量が低下
してくる。このような状態において、Fe3+イオンが過
剰になった正極電解液を、正極液槽105から、正極液
セル206内に供給する。次に、H2 ガスを負極液セル
207内に供給する。供給されたH2 ガスは、H2 ガス
拡散装置(図示せず)により、第三の電解液中へ拡散さ
れ、白金触媒の表面上に供給される。次に、正極液セル
206と負極液セル207との間の回路213を短絡状
態にする。すると、正極液セル206では、正極209
上で、次式に示す電気化学反応が起こり、Fe3+イオン
が、Fe 2+イオンに変えられる。
【0029】
【化2】
【0030】その後、正極電解液は、正極液再調整用回
収用管路219を通って、正極液槽105内に戻され
る。こうして、レドックスフロー型電池部203の電解
液の酸化還元ペアのバランスは正常となり、レドックス
フロー型電池部203の電池容量は、ほぼ、初期容量値
に回復する。
【0031】他方、負極液セル207内では、負極21
0上で次式に示す酸化反応が起こり、H2 ガスが、H+
に変えられる。
【0032】
【化3】
【0033】なお、このように、レドックスフロー型電
池の充放電操作に伴う、下記の電池反応
【0034】
【化4】
【0035】以外の下記の副反応
【0036】
【化5】
【0037】が生じることによって、正極液と負極液と
の充電深度がずれた場合、この充電深度のずれを調整す
るために、正極液中の過剰なFe3+をFe2+へ、下記式
に従って、
【0038】
【化6】
【0039】反応させる操作をリバランス反応と言う。
ところで、この電解液再調整装置付レドックスフロー型
電池200では、上述したように、電解液再調整装置部
202において、正極液セル206と負極液セル207
とを仕切る隔膜208が設けられ、正極209としてカ
ーボン電極が用いられ、さらに、負極液セル207内に
は、第三の電解液や、負極液セル207内に液相と気相
を隔離する装置をさらに設ける必要がある等、電解液再
調整装置部202の構造が複雑になるという問題あっ
た。
【0040】また、この電解液再調整装置部202に
は、反応触媒として用いているPtが、第三の電解液に
混入して溶け込み、隔膜208を通過して、正極液中に
混入し、さらには、レドックスフロー型電池部203の
電池反応セル104内の隔膜107内に付着したり、ま
たは、隔膜107を通過して、負極液中に混入したりす
ることが知られている。ところで、白金は、Cr3+によ
る、水の還元反応の触媒として働く。その結果、白金
(Pt)が負極液に混入すると、負極109における、
下記電池負極反応
【0041】
【化7】
【0042】が阻害され、水素ガス発生が促進され、レ
ドックスフロー型電池部203の電池としての機能が損
われ、レドックスフロー型電池部203が、やがては、
電池としてほとんど機能しなくなり、電解液再調整装置
付レドックスフロー型電池200は、長期運転ができな
いという問題があった。
【0043】本発明は、以上のような問題を解決するた
めになされたものであって、より簡単な構造の電解液再
調整装置を用いた、長期運転が可能な信頼性の高い電解
液再調整装置付電解液流通型電池を提供することを目的
とする。
【0044】また、本発明は、そのような簡単な構造の
電解液再調整装置を用いた電解液再調整装置付電解液流
通型電池であって、負極液中へ、Ptの混入をより簡便
に防止し得る電解液再調整装置付電解液流通型電池を提
供することを目的とする。
【0045】
【課題を解決するための手段】本発明に従う電解液再調
整装置付電解液流通型電池は、高原子価状態の第1の金
属イオンと低原子価状態の第1の金属イオンとを含む正
極液を蓄えるための正極液槽と、低原子価状態の第2の
金属イオンと高原子価状態の第2の金属イオンとを含む
負極液を蓄えるための負極液槽と、正極液槽に接続して
設けられ、正極液槽内に蓄えられた第1の金属イオンを
取出して、高原子価状態の第1の金属イオンを低原子価
状態の第1の金属イオンに代えて正極液槽に戻す電解液
再調整槽と、電解液再調整槽に接続され、電解液再調整
槽内に水素ガスを供給する水素ガス供給手段とを備え、
電解液再調整槽は、水素ガスを用いて、高原子価状態の
第1の金属イオンを、直接、低原子価状態の第1の金属
イオンに変えるための反応触媒を含む。
【0046】反応触媒は、好ましくは、Ptを含む。ま
た、電解液再調整槽は、好ましくは、電解液再調整槽内
に取出された正極液を正極液槽へ戻すための正極液排気
口を備え、正極液排気口は、正極液内に混入された反応
触媒を除去する手段を備える。
【0047】また、負極液槽は、好ましくは、負極液槽
内に備えられた水素ガスの圧力を測定するための圧力セ
ンサを有し、電解液再調整槽と負極液槽との間には、水
素(H2 )ガスを供給するための配管系を有し、配管系
は、負極液槽から供給される水素(H2 )ガスの供給停
止手段を含み、水素(H2 )ガス供給停止手段は、圧力
センサにより検出された信号に応答して、水素(H2
ガス供給停止手段を停止状態または供給状態に制御する
手段とをさらに備える。
【0048】
【作用】本発明に従う電解液再調整装置付電解液流通型
電池では、電解液再調整槽内に収容された反応触媒上
に、正極液中に含まれる高原子価状態の第1の金属イオ
ンと、水素ガス供給手段により供給されたH2 ガスとが
供給される。そして、反応触媒上で、直接、水素ガス
と、高原子価状態の第1の金属イオンが、化学反応し、
その結果、高原子価状態の第1の金属イオンが、低原子
価状態の第1の金属イオンに変えられ、正極液槽に戻さ
れる。
【0049】すなわち、本発明に従う電解液再調整装置
付電解液流通型電池では、充放電操作を繰返すにつれ
て、過剰となった正極液中に含まれる高原子価状態の第
1の金属イオンが、電解液再調整槽内の反応触媒上で、
水素ガスと直接反応し、低原子価状態の第1の金属イオ
ンへと還元される、リバランス反応により、正極液と負
極液との充電深度をほぼ同一とすることができる。この
結果、本発明に従う電解液再調整装置付電解液流通型電
池では、充放電操作の際、常時、または、必要に応じ
て、適宜、電解液再調整装置を駆動させることにより、
電解液再調整装置付電解液流通型電池の電池容量を維持
することができる。
【0050】
【実施例】以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。 実施例1 図1は、本発明に従う一実施例としての電解液再調整装
置付レドックスフロー型電池を概略的に示す構成図であ
る。図1を参照して、この電解液再調整装置付レドック
スフロー型電池1は、電解液再調整装置部2と、レドッ
クスフロー型電池部3とから構成される。なお、レドッ
クスフロー型電池部3は、図3に示すレドックスフロー
型電池100と同様である。すなわち、レドックスフロ
ー型電池部3は、電池反応セル4、正極液槽5、およ
び、負極液槽6を含む。電池反応セル4内は、たとえ
ば、イオン交換膜等からなる隔膜7により仕切られてお
り、一方側が正極セル4a、他方側が負極セル4bを構
成する。
【0051】正極セル4a内には、正極8が収容されて
おり、負極セル4b内には、負極9が収容される。
【0052】正極セル4aと正極液槽5とは、正極液を
正極液槽5から正極セル4aに供給する正極液供給用管
路10と、正極液を正極セル4aから正極液タンク5に
回収する正極液回収用管路11により連結される。
【0053】また、正極液供給用管路10には、正極液
流通循環手段として、ポンプ12が設けられており、正
極セル4aと正極液槽5との間において、正極液を流通
循環することができる。
【0054】他方、負極セル4bと負極液槽6とは、負
極液を負極液槽6から負極セル4bに供給する負極液供
給用管路13と、負極液を負極セル4bから負極液槽6
に回収する負極液回収用管路14により連結される。
【0055】また、負極液供給用管路13には、負極液
流通循環手段として、ポンプ15が設けられており、負
極セル4bと負極液槽6との間において、負極液を流通
循環することができる。
【0056】正極液槽5内には、反応液として、正極電
解液が蓄えらえており、また、負極液槽6内には、反応
液として、負極電解液が蓄えられる。
【0057】正極電解液としては、たとえば、鉄イオン
のような原子価の変化するイオンの水溶液が用いられ、
また、負極電解液としては、たとえば、クロムイオンの
ような原子価の変化するイオンの水溶液が用いられる。
【0058】たとえば、そのような正極電解液として、
正極活物質Fe3+/Fe2+を含む塩酸水溶液を用い、負
極電解液として、負極活物質Cr2+/Cr3+を含む塩酸
水溶液を用いることができる。
【0059】このような電解液を用いたレドックスフロ
ー型電池部3を用いて、充電時においては、負極液槽6
に蓄えられたCr3+イオンを含む塩酸水溶液がポンプ1
5により、負極セル4bに送られ、負極9において、外
部回路から電子を受取り、Cr2+イオンに還元され、負
極液タンク6に回収される。
【0060】他方、正極液槽5に蓄えられたFe2+イオ
ンを含む塩酸水溶液は、ポンプ12により、正極セル4
aに送られ、正極8において、外部回路に電子を放出し
て、Fe3+イオンに還元され、正極液槽5に回収され
る。
【0061】また、放電時においては、負極液槽6に蓄
えられたCr2+イオンを含む塩酸水溶液がポンプ15に
より、負極セル4bに送られ、負極9において、外部回
路に電子を放出して、Cr3+イオンに酸化され、負極液
槽6に回収される。
【0062】他方、正極液槽5に蓄えられたFe3+イオ
ンを含む塩酸水溶液は、ポンプ12により、正極セル4
aに送られ、正極8において、外部回路から電子を受取
り、、Fe2+イオンに還元され、正極液槽5に回収され
る。
【0063】一方、電解液再調整装置部2は、電解液再
調整槽16を備える。電解液再調整槽16内には、反応
触媒(白金触媒)17が収容される。また、電解液再調
整槽16と、正極液液槽5とは、正極液を正極液槽5か
ら電解液再調整槽16に供給する正極液再調整用供給用
管路18と、正極液を電解液再調整槽16から正極液槽
5に回収する正極液再調整用回収用管路19により連結
される。
【0064】また、正極液再調整用供給用管路18に
は、正極液流通循環手段として、ポンプ20が設けられ
ており、電解液再調整槽16と正極液槽5との間におい
て、正極液を流通循環することができる。
【0065】また、電解液再調整槽16には、電解液再
調整槽16内に、水素ガスを供給する水素ガス導入口2
1と、電解液再調整槽16内に供給された余分な水素ガ
スを電解液再調整槽16から排出するための水素ガス排
気口22が設けられる。次に、反応触媒(白金触媒)1
7について、詳細に説明する。
【0066】反応触媒(白金触媒)17は、例えば、織
布、不織布または多孔質体等の3次元網目状構造を有す
る気体と液体の双方が流通することができる、カーボン
電極に白金が担持されてなる。水素ガス導入口21よ
り、電解液再調整槽16内に供給された水素ガスは、正
極液中に気泡として混入され、カーボン電極等により、
正極液中に微細な気泡として混合された、気液混合され
た状態で反応触媒の表面上に到達し、反応触媒上で、気
液混合された状態で、直接化学反応する。また、余分な
水素ガスや未反応の水素ガスは、水素ガス排気口22か
ら気液混合状態で排液環流される。
【0067】次に、この電解液再調整装置部2を用い
て、レドックスフロー型電池部3の電解液を再調整する
方法について説明する。
【0068】まず、レドックスフロー型電池部3におい
て、充放電操作が繰返されるにしたがって、上記酸化還
元ペアのうちFe3+が過剰となり、上述したように、レ
ドックスフロー型電池部3の電池容量が低下してくる。
【0069】このような状態において、Fe3+イオンが
過剰になった正極電解液を、正極液槽5から電解液再調
整槽16内に供給する。次に、H2 ガスを電解液再調整
槽16内に供給する。
【0070】すると、電解液再調整槽16内の反応触媒
(白金触媒)17上で、正極液に含まれるFe3+イオン
と、H2 ガスが、次式に示す化学反応を反応触媒(白金
触媒)17上で直接起こし、Fe3+イオンがFe2+イオ
ンに変えられる。
【0071】
【化8】
【0072】その後、正極電解液は、正極液再調整用回
収用管路19を通って、正極液槽5内に戻される。こう
して、レドックスフロー型電池部3の電解液の酸化還元
ペアのバランスは正常となり、レドックスフロー型電池
部3の電池容量はほぼ初期容量値に回復する。
【0073】次に、具体的な実験データを用いて説明す
る。使用した材料は、以下のとおりであった。
【0074】電池反応セル4として、電極面積500c
2 を有する電池反応セルを7セル直列に積層した電池
セルスタック(約130W出力)を用いた。また、正極
液としては、FeCl2 1モルを3NHClに溶解させ
た水溶液を用い、負極液としては、CrCl3 1モルを
3NHClに溶解させた水溶液を用いた。また、正極
8、正極9としては、それぞれ、カーボンクロスを用
い、隔膜7としては、陽イオン交換膜を用いた。
【0075】電解液再調整槽16として、直径7cm、
高さ約40cmの円筒状の容器を用いた。また、電解液
再調整槽16内に収容する反応触媒17としては、電解
液再調整槽16内に収容可能な白金(Pt)触媒担持の
3次元網目状構造のカーボン電極(気泡が流通する構造
を有する)を用い、また、電解液再調整槽16の正極液
再調整用回収用管路19側の正極液回収口16eには、
正極液に混入した白金を除去するためのフィルタ23を
取付けた。フィルタ23としては、ポリプロピレン多孔
質膜(キュノー(株)社製、商品名ポリプロSCF、平
均孔径0.2μm)を用いた。次に、以下の条件で、電
解液再調整装置付レドックスフロー型電池1を駆動させ
た。
【0076】電解液再調整槽16へ、水素ガスを供給す
るとともに、ポンプ20を用い、常時、正極液を電解液
再調整槽16内へ流通循環させながら、充放電操作(定
電流40mA/cm2 充放電)を繰返した。50サイク
ル運転したが、電池容量は、ほとんど低下しなかった。
なお、50サイクル程度運転して電池容量が低下しない
ことは、電解液に白金混入がないことを意味することを
付記しておく。なお、水素ガスは、別途、外部より供給
した。
【0077】次に、この電解液再調整装置付レドックス
フロー型電池1を用い、電解液再調整槽16へ水素ガス
の供給を停止した状態で、充放電操作(定電流40mA
/cm2 充放電)を20サイクル実施した。20サイク
ル運転すると、電解液再調整装置付レドックスフロー型
電池1の電池容量は、約10%低下した。この後、充放
電操作を停止し、電解液再調整槽16へ水素ガスの供給
を再び再開し、リバランス反応を適当量実施した。この
後、充放電操作を再開したところ、電池容量は、ほぼ初
期容量に回復していることが確認された。 実施例2 図2は、本発明に従う一実施例としての電解液再調整装
置付レドックスフロー型電池を概略的に示す構成図であ
る。図2を参照して、この電解液再調整装置付レドック
スフロー型電池30は、以下の点を除き、図1に示す電
解液再調整装置付レドックスフロー型電池1と同様であ
るので、相当する部材については、同一の参照番号を付
して、その説明を省略する。
【0078】電解液再調整装置付レドックスフロー型電
池30は、水素ガスの圧力を測定するための圧力センサ
31と、A/D変換装置32と、演算処理装置33を含
む。圧力センサ31は、負極液槽6の上部に設けられ、
レドックスフロー型電池部3の充放電操作により、負極
における副反応として生じ、負極液槽6に蓄えられた水
素ガスの圧力を測定できるようになっている。
【0079】また、電解液再調整装置付レドックスフロ
ー型電池30は、負極槽6と電解液再調整槽16との間
に水素ガス供給用管路34が設けられており、負極液槽
6に蓄えられた水素ガスを電解液再調整槽16へ供給す
ることができる。そして、水素ガス供給用管路34に
は、電磁バルブ35が設けられる。
【0080】圧力センサ31の検出した信号はA/D変
換装置32へ送られ、アナログ信号からデジタル信号へ
変換されて、演算処理装置33へ入力される。演算処理
装置33は、圧力センサ31の測定した信号に基づい
て、電磁バルブ35に対し、バルブを開いた状態または
閉じた状態にする信号を出力する。そして、電磁バルブ
35は、演算処理装置33の出力した、バルブを開いた
状態または閉じた状態にする信号に応答して、電磁バル
ブを開いたり、または閉じるように制御することができ
る。
【0081】図3は、圧力センサ31の測定した水素ガ
スの圧力に応じ、自動的に、電磁バルブ35に対しバル
ブを閉じた状態または開いた状態に制御するため、演算
処理装置33に記憶された電解液再調整装置付レドック
スフロー型電池30の電解液再調整装置部2の運転プロ
グラムを示すフローチャートである。図3を参照して、
図2に示す電解液再調整装置付レドックスフロー型電池
30の電解液を再調整する動作について説明する。
【0082】まず、ステップ51において、負極液槽6
内の水素ガスの圧力が、圧力センサ31により検出され
る。圧力センサ31が検出した信号Siは、A/D変換
装置32へ送られ、アナログ信号からデジタル信号に変
換されて、演算処理装置33へ入力される。ステップ5
2において、圧力センサ31が検出した信号Siが、予
め設定された設定値(しきい値Sth)と比較される。
そして、ステップ52で、Sth≦Siの場合は、電磁
バルブ35に対し、バルブを開く信号がSth>Siに
なるまで出力される。また、ステップ52で、Sth>
Siの場合は、電磁バルブ35に対し、バルブを閉じる
信号が出力される。上記した運転プログラムは、電解液
再調整装置付レドックスフロー型電池30の充放電操作
を行なっている間、常に、実行される。
【0083】以上説明したように、電解液再調整装置付
レドックスフロー型電池30は、負極液槽6に設けられ
た圧力センサ31の検出した圧力の大きさに応答して、
自動的に、電解液再調整装置部2を、適宜、駆動させる
ことにより、長期間にわたり、電解液再調整装置付レド
ックスフロー型電池30のレドックスフロー型電池部3
の電池容量を維持することができる。また、本実施例に
よれば、副反応により発生する水素ガスを再利用してい
るので、実施例2によれば、電解液再調整装置付レドッ
クスフロー型電池30が、閉じたシステムとなり、メイ
ンテナンス上、非常に有利なシステムとなる。すなわ
ち、別途、外部から水素ガスを供給する水素ガス供給手
段が不要であり、正極液、負極液の充電深度をモニタ
し、適当に電解液再調整装置を駆動して、正極液と負極
液との充電深度を調整するという手段も不要となる。
【0084】また、実施例1および実施例2によれば、
電解液再調整槽16の正極液再調整用回収用管路19が
接続された側の正極液出口16eには、正極液に混入し
た白金(Pt)を除去するためのフィルタ23が設けら
れている。そして、このフィルタ23は、混入した白金
を選択的に除去できるように、多孔質膜の孔の孔径が適
切に選ばれている。多孔質膜の孔径としては、選択的に
混入した白金を除くためには、0.1μm〜0.2μm
程度が好ましい。また、実施例1および実施例2では、
多孔質膜の材質として、ポリエチレンを用いた例を示し
たが、多孔質膜としては、多孔質膜の孔径が0.1μm
〜0.2μm程度の孔径を有しているものであれば、特
に材料として限定されることはない。そのような材料と
しては、ポリエチレンの他、ポリプロピレン、フッ素樹
脂等を挙げることができる。また、多孔質膜の気孔率と
しては、機械的強度が十分な範囲であれば、気孔率が大
きいほど、ポンプ20の動力を低減することができるの
で好ましい。フィルタ23に用いる材料としては、特
に、以下の場合に限定されることはないがポリプロピレ
ン製多孔質膜(キュノー(株)社製、商品名ポリプロS
CF、平均孔径0.1〜0.2μm)や、四フッ化エチ
レン製多孔質膜(日本ミリポアリミテッド社製、商品名
フロリナートフィルター、平均孔径0.1μm〜0.2
μm)などを好適に用いることができる。
【0085】また、実施例1および実施例2では、正極
液として正極活物質Fe3+/Fe2+を含む溶液、負極液
として、負極活物質Cr2+/Cr3+を含む溶液を用いた
Fe−Cr系レドックスフロー型電池について説明した
が、実施例1および実施例2は、本発明に従う電解液再
調整装置付電解液流通型電池を単に説明するためにのみ
用いたものであって、本発明をFe−Cr系レドックス
フロー型電池に限定するものではない。本発明は、原理
的には、正極液、負極液の無数の組合せのレドックスフ
ロー型電池に用いることができる。そのような正極液と
しては、Cr6+/Cr3+、Mn3+/Mn2+、V5+/V4+
などを含む溶液、また、負極液としてはTi3+/T
4+、Sn2+/Sn4+、V2+/V3+などの溶液を用いた
レドックスフロー型電池を挙げることができる。
【0086】
【発明の効果】以上詳細に説明してきたように、本発明
に従う電解液再調整装置付電解液流通型電池は、上記の
構成を有する結果、電解液再調整槽内に収容された反応
触媒上で、水素ガスと、高原子価状態の第1の金属イオ
ンとを、直接反応させることにより、高原子価状態の第
1の金属イオンを低原子価状態の第1の金属イオンに変
えることができるため、従来の隔膜、第三の電解液、正
極(カーボン電極)等を用いた電解液再調整装置付電解
液流通型電池に比べ、電解液再調整装置の構造が簡単で
ある。この結果、本発明に従う電解液再調整装置付電解
液流通型電池では、電解液再調整装置をコンパクト化で
きるという効果がある。
【0087】また、本発明に従う電解液再調整装置付電
解液流通型電池では、正極液排気口に、正極液中に混入
された反応触媒を除去する手段を設けることにより、正
極液に混入した反応触媒を容易に取除くことができる。
そして、この反応触媒を除去する手段は、反応触媒を除
去することだけを目的として、適切に材料を選択するこ
とができる結果、従来の隔膜等を用いた燃料電池型の電
解液再調整装置に比べ、正極液中に混入された反応触媒
を容易に、かつ確実に取除くことができる。
【0088】このため、従来技術では長期間運転ができ
なかったレドックスフロー型電池を長期にわたり、性能
低下することなく運転できる。
【0089】また、本発明に従う電解液再調整装置付電
解液流通型電池では、電解液再調整装置が簡単な構造で
あるため、信頼性の高い電解液流通型電池を安価に構築
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う一実施例としての電解液再調整装
置付電解液流通型電池を概略的に示す構成図である。
【図2】本発明に従う一実施例としての電解液再調整装
置付電解液流通型電池を概略的に示す構成図である。
【図3】本発明に従う一実施例としての電解液再調整装
置付電解液流通型電池を児童運転する再の一実施例の動
作を示すフローチャートである。
【図4】従来のレドックスフロー型電池を概略的に示す
構成図である。
【図5】従来の電解液再調整装置付レドックスフロー型
電池を概略的に示す構成図である。
【符号の説明】
1、30 電解液再調整装置付電解液流通型電池 2 電解液再調整装置部 3 電解液流通型電池部 4 電池反応セル 4a 正極セル 4b 負極セル 5 正極液槽 6 負極液槽 7 隔膜 8 正極 9 負極 10 正極液供給用管路 11 正極液回収用管路 12、15、20 ポンプ 13 負極液供給用管路 14 負極液回収用管路 16 電解液再調整槽 17 反応触媒 18 正極液再調整用供給用管路 19 正極液再調整用回収用管路 21 水素(H2 )ガス供給口 22 水素(H2 )ガス排気口 31 圧力センサ 32 A/D変換装置 33 演算処理装置 34 水素(H2 )ガス供給用管路 35 電磁バルブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高原子価状態の第1の金属イオンと低原
    子価状態の第1の金属イオンとを含む正極液を蓄えるた
    めの正極液槽と、 低原子価状態の第2の金属イオンと高原子価状態の第2
    の金属イオンとを含む負極液を蓄えるための負極液槽
    と、 前記正極液槽に接続して設けられ、前記正極液槽内に蓄
    えられた第1の金属イオンを取出して、高原子価状態の
    第1の金属イオンを低原子価状態の第1の金属イオンに
    代えて前記正極液槽に戻す電解液再調整槽と、 前記電解液再調整槽に接続され、前記電解液再調整槽内
    に水素ガスを供給する水素ガス供給手段とを備え、 前記電解液再調整槽は、前記水素ガスを用いて、高原子
    価状態の第1の金属イオンを、直接、低原子価状態の第
    1の金属イオンに変えるための反応触媒を含む、電解液
    再調整装置付電解液流通型電池。
  2. 【請求項2】 前記反応触媒は、Ptを含む、請求項1
    に記載の電解液再調整装置付電解液流通型電池。
  3. 【請求項3】 前記電解液再調整槽は、前記電解液再調
    整槽内に取出された前記正極液を前記正極液槽へ戻すた
    めの正極液排気口を備え、 前記正極液排気口は、前記正極液内に混入された反応触
    媒を除去する手段を備える、請求項1または請求項2に
    記載の電解液再調整装置付電解液流通型電池。
  4. 【請求項4】 前記負極液槽は、前記負極液槽内に蓄え
    られた水素ガスの圧力を測定するための圧力センサを有
    し、 前記電解液再調整槽と前記負極液槽との間には、水素
    (H2 )ガスを供給するための配管系を有し、 前記配管系は、前記負極液槽から供給される水素
    (H2 )ガスの供給停止手段を含み、 前記水素(H2 )ガス供給停止手段は、前記圧力センサ
    により検出された信号に応答して、前記水素(H2 )ガ
    ス供給停止手段を停止状態または供給状態に制御する手
    段とをさらに備える、請求項1、請求項2または請求項
    3に記載の電解液再調整装置付電解液流通型電池。
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