JPH06259893A - マルチビーム光磁気ディスクドライブ装置 - Google Patents

マルチビーム光磁気ディスクドライブ装置

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JPH06259893A
JPH06259893A JP5071257A JP7125793A JPH06259893A JP H06259893 A JPH06259893 A JP H06259893A JP 5071257 A JP5071257 A JP 5071257A JP 7125793 A JP7125793 A JP 7125793A JP H06259893 A JPH06259893 A JP H06259893A
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JP
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error
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magneto
optical disk
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JP5071257A
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English (en)
Inventor
Takakazu Muto
貴和 武藤
Hiroya Okuma
博也 大熊
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡素化された手順により、書き込み動作中に
どのビームでセクタエラーが発生してもデータ抜けを生
ずることなく書き込み動作を完了可能にする。 【構成】 マルチビーム光磁気ディスクドライブ装置に
おいて、データ書き込み中にセクタエラーが発生した場
合、エラーが最後尾のビームと動作を終えたセクタが異
なるビームにおけるものである場合は、エラーの発生し
たビームと該エラーの発生したビームより先行するビー
ムの動作を中断し、エラーの発生したビームより後行す
るビームの動作は実行を継続してエラーセクタの1つ手
前のセクタまで動作を終えた後に動作を中断する。そし
て、エラーセクタにおけるエラーの発生回数がリトライ
回数に達していなければ、エラーセクタからデータ書き
込みを再実行し、リトライアウトの場合は、エラーセク
タの代替処理を行ないかつエラーセクタの次のセクタか
らデータ書き込み動作を再実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチビーム光磁気デ
ィスクドライブ装置に関し、特にデータ書き込み動作時
にエラーが発生した場合におけるエラー処理を簡素化す
ると共に、データの抜けを生ずることなく適確にリトラ
イ動作ができるようにする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のシングルビーム光磁気デ
ィスクドライブ装置の概略の構成を示す。同図の装置
は、光磁気ディスク1にアクセス可能な単一の光ビーム
を放射する光ヘッド3と、シーケンス・コントロール部
5と、動作制御部7となどによって構成される。また、
図6の装置は、光ヘッド3にレーザ光を供給するレーザ
素子9と、レーザ素子9の動作を制御するレーザ制御回
路11と、レーザ制御回路11に変調信号を供給する変
調回路13とを有する。さらに、図6の装置は、光ヘッ
ド3からの再生信号を増幅する再生アンプ15と、該再
生アンプ15によって増幅された信号を復調する復調回
路17と、該復調回路17に接続されたID検出回路1
9と、光ヘッド3にサーボ信号を供給するサーボ・シー
ク制御回路21と、外部装置とのインタフェースを行な
う外部インタフェース回路23と、データバッファ25
とを具備する。
【0003】図6の装置においては、外部インタフェー
ス回路23を介して図示しない外部装置から入力された
記録データは、データバッファ25を介して動作制御部
7に供給され、変調回路13によって変調された後、レ
ーザ制御回路11、レーザ素子9および光ヘッド3を介
して光磁気ディスク1に書き込まれる。なお、このよう
なデータ書き込みの前に光磁気ディスク1上の書き込み
予定部分の消去が行なわれる。さらに、このようにして
記録されたデータは、光ヘッド3、再生アンプ15、復
調回路17によって再生・復調され、動作制御部7、デ
ータバッファ25および外部インタフェース回路23を
介して外部に供給される。ID検出回路19は、このよ
うな再生・復調された信号の中からIDデータを検出
し、シーケンス・コントロール部5および動作制御部7
などに供給して各種の動作制御を可能にする。また、サ
ーボ・シーク制御回路21は、シーケンス・コントロー
ル部の指令により光ヘッド3にサーボ信号を送り該光ヘ
ッド3のアクセス動作などの制御を行なう。
【0004】このようなシングルビーム光磁気ディスク
ドライブ装置においては、データ書き込みを行なう場合
には、目標のセクタに対し、消去、記録、および記録デ
ータの検証を行なうベリファイ再生のそれぞれの動作を
行なうことが必要になる。また、磁界変調を利用した光
磁気ディスクドライブ装置では、消去記録動作、すなわ
ちオーバライト、を一度に行った後、ベリファイ再生を
行なう。このため、シングルビーム光磁気ディスクドラ
イブ装置では、目標セクタへデータを書込む際に、最低
2回から3回ディスクを回す必要がある。
【0005】また、図7は、このようなシングルビーム
光磁気ディスクドライブ装置において書き込み動作中に
セクタエラーが発生した場合の処理を示す。同図に示さ
れるように、書き込み動作中にセクタエラーが発生する
と、まずステップS501において書き込み動作を中断
し、ステップS502において、前記ID検出回路19
において予め検出されているID情報からエラーセクタ
のID情報を取得する。次に、該エラーが発生したセク
タのみか、あるいはエラーしたセクタから動作を設定さ
れた最終セクタまで動作を再実行、すなわちリトライ、
するが、この場合は、まずステップS503において、
予め設定されているリトライ回数だけ同じセクタでエラ
ーが発生したか否かを判定し、発生していない場合に
は、ステップS504に進み、エラーセクタのIDを動
作開始IDとして、ステップS505においてその動作
開始IDよりリトライを行なう。
【0006】これに対し、ステップS503において、
所定のリトライ回数だけ同じセクタでエラーが発生して
いた場合はリトライアウトとなり、ステップS506に
進む。ステップS506においては、エラーとなった動
作が消去、記録、オーバライトなどの動作であるか、あ
るいはベリファイ再生動作であるかを判定する。そし
て、エラーのあった動作が消去、記録、オーバライト動
作のいずれかであればステップS507においてエラー
セクタの代替処理を行ない、エラーセクタの次のセクタ
から動作を再開するが、この場合、ステップS508に
おいてエラーセクタのIDが動作終了IDと等しいか否
かを判定し、動作終了IDと等しければステップS50
9に移り動作を終了する。これに対し、エラーセクタの
IDが動作終了IDと等しくなければ、ステップS51
0に移り、動作開始ID=エラーセクタID+1とし
て、ステップS505に移り前述のようにして動作開始
IDよりリトライ動作を再開する。
【0007】これに対し、前記ステップS506におい
て、エラーがあった動作がベリファイ再生動作であれ
ば、ステップS511に移り、エラーセクタに対し消
去、記録、ベリファイ再生をやり直す。そして、ステッ
プS512において、セクタエラーが同じセクタで発生
したか否かを判定し、同じセクタでエラーが発生すれ
ば、ステップS507に移り前述と同様にエラーセクタ
の代替処理などを行ない、エラーセクタの次のセクタか
ら動作を再開する。ステップS512において、セクタ
エラーが同じセクタから発生しなければ、ステップS5
07の処理は行なわず、ステップS508に進む。
【0008】ところで、このようなシングルビーム光磁
気ディスクドライブ装置では、上述のように、目標セク
タへデータを書込む際にディスクを2回転から3回転さ
せる必要があり、データ書き込みに長時間を要する。こ
れに対し、複数のビームを使用し、各ビームのそれぞれ
の機能動作を連続的に行なうことにより目標セクタへの
データ書き込みをディスク一回転で済ますことが可能な
マルチビーム光磁気ディスクドライブ装置が開発されて
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マルチ
ビーム光磁気ディスクドライブ装置は、上述のように高
速性はあるが、あるビームにおいてセクタエラーが発生
し、データ書き込み動作を中断した時点で、最後尾のビ
ームと動作を終えているセクタに差異が生ずるビームが
存在する場合には以下の不都合が生ずる。
【0010】すなわち、最後尾のビームまたは、エラー
時点で最後尾のビームと動作を終えたセクタが同じであ
るビームにおけるエラーの場合は、エラーセクタを先頭
にしてリトライ動作を行ない、リトライアウトならばエ
ラーセクタの代替処理を行なった後、エラーセクタの次
のセクタから動作を再開するという従来通りの方法で問
題は生じない。
【0011】ところが、最後尾のビームに対し動作を終
えているセクタに差異があるビームにおけるエラーの場
合は、従来通りエラーセクタを先頭にしてリトライ動作
を行ない、エラーが発生せず動作が継続された場合や、
リトライアウトによりエラーセクタの代替処理を行なっ
た後にエラーセクタの次のセクタから動作を再開した場
合に、エラーセクタの手前の数セクタが、エラーしたビ
ームより後行するビームによる動作が未完了となる可能
性があるという不都合があった。
【0012】従って、本発明の目的は、前述の従来例の
装置における問題点に鑑み、マルチビーム光磁気ディス
クドライブ装置において、複数のビームを同時に用いた
データ書き込み動作においてセクタエラーが検出された
場合にも、比較的簡単なエラー処理によってデータの抜
けを生ずることなく適確にデータ書き込みを再開できる
ようにすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の態様によれば、複数のビームを持
ち、データ書き込み目標のセクタに対して、各ビームの
機能動作を連続的に果たすことにより、ディスク1回転
でデータ書き込み動作を完了可能なマルチビーム光磁気
ディスクドライブ装置が提供され、該マルチビーム光磁
気ディスクドライブ装置においては、
【0014】連続する複数のセクタに対するデータ書き
込み動作中にセクタエラーが発生した場合に、どのビー
ムで該エラーが発生したか、およびエラー発生時点でそ
れぞれのビームがどのセクタまで動作を終えていたかを
示す情報を出力する検出手段と、該検出手段による検出
情報に基づき、エラー処理等を行なう制御手段とを具備
する。そして、該制御手段は前記エラーが最後尾のビー
ムと動作を終えているセクタが異なるビームにおけるも
のであることが検出された場合は、エラーの発生したビ
ームと該エラーの発生したビームより先行するビームの
動作を中断し、エラーの発生したビームより後行するビ
ームの動作は実行を継続してエラーセクタの1つ手前の
セクタまで動作を終えた後に動作を中断する。そして、
もし、エラーセクタにおける同エラーの発生回数が、予
め設定されたリトライ回数に達していなければ、エラー
セクタからデータ書き込み動作を再実行し、前記リトラ
イ回数以上、同セクタで同エラーが発生した場合はリト
ライアウトとし、エラーセクタの代替処理を行ない、エ
ラーセクタの次のセクタからデータ書き込み動作を再実
行する。
【0015】また、本発明の第2の態様においては、上
述の第1の態様に係わるマルチビーム光磁気ディスクド
ライブ装置において、前記制御手段はさらに、前記検出
手段による検出情報に基づき、前記エラーが複数のビー
ムの内、最後尾のビームまたはエラー時点で最後尾のビ
ームと動作を終えているセクタが一致するビームにおけ
るものであることが検出された場合は、その時点でデー
タ書き込み動作を中断し、エラーセクタにおける同エラ
ーの発生回数が、予め設定されたリトライ回数に達して
いなければ、そのエラーセクタからデータ書き込み動作
を再実行する。また、前記リトライ回数以上、同セクタ
で同エラーが発生していた場合は、リトライアウトと
し、エラーセクタの代替処理を行ない、エラーセクタの
次のセクタからデータ書き込み動作を再実行する。
【0016】
【作用】このような構成により、マルチビーム光磁気デ
ィスクドライブ装置において、データ書き込み動作中に
セクタエラーが発生した場合には、すべてのビームの動
作を中断するのではなく、セクタエラーの発生したビー
ムより後行するビームの動作を、エラーセクタの1つ手
前のセクタまで継続した後にリトライ処理を行なうか
ら、どのビームでセクタエラーが発生しても、目標とし
たセクタに抜けなく動作を完了させることができると共
に、エラー処理を簡素化してデータ書き込み動作制御部
の負担を軽減できる。また、この方法は、ビーム数やそ
れぞれのビームの機能動作、ビーム間隔の広い狭いに限
らず適用することができる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につき
説明する。図1は、本発明に係わるマルチビーム光磁気
ディスクドライブ装置の概略の構成を示す。同図の装置
は、光磁気ディスク27にアクセス可能な2つの光ヘッ
ドA(参照番号29)および光ヘッドB(参照番号3
1)を具備する。光ヘッドAは消去用ビームを有し、光
ヘッドBは記録用および再生用の2つのビームを有す
る。従って、光ヘッドAには消去用のEレーザ素子33
が設けられており、該Eレーザ素子33には消去動作制
御部35によって制御される消去レーザ制御回路37が
接続されている。また、光ヘッドAには再生アンプ3
9、復調回路41、ID検出回路43が順次結合されて
おり、該ID検出回路43の出力は消去動作制御部35
に接続されている。
【0018】光ヘッドBには読出し用のビームのための
Rレーザ素子45が結合されており、該Rレーザ素子4
5には再生動作制御部47によって制御される再生レー
ザ制御回路49が接続されている。また、この再生用の
ビームに関連して、光ヘッドBには再生アンプ51、復
調回路53、ID検出回路55が順次接続されており、
該ID検出回路55の出力および復調回路53の出力は
再生動作制御部47に供給されている。
【0019】同様にして、光ヘッドBにはデータ記録用
のビームを発生するためにWレーザ素子57が設けられ
ており、該Wレーザ素子57は記録動作制御部59によ
って制御される記録レーザ制御回路61が接続されてい
る。また、記録動作制御部と記録レーザ制御回路との間
にはデータ記録のために変調を行なう変調回路63が接
続されている。さらに、光ヘッドBの記録用ビームに関
連して再生アンプ65、復調回路67、ID検出回路6
9が順次接続されており、ID検出回路69の出力は記
録動作制御部59に供給されている。
【0020】さらに、以上の各消去動作制御部35、再
生動作制御部47および記録動作制御部59をそれぞれ
制御するためにシーケンス・コントロール部71が設け
られている。また、シーケンス・コントロール部71は
前記各ID検出回路43,55,69からのID検出信
号を受けるよう構成されている。さらに、サーボ・シー
ク制御回路73がシーケンス・コントロール部71に接
続されており、該サーボ・シーク制御回路73は各光ヘ
ッドAおよび光ヘッドBにサーボ信号を送り各光ヘッド
の動作を制御する。また、シーケンス・コントロール部
71には図示しない外部装置との間でデータの授受を行
なう外部インタフェース回路75およびデータバッファ
77が接続されている。
【0021】従って、外部装置からの記録データは、外
部インタフェース回路75およびデータバッファ77を
介し記録動作制御部59に送られ、該記録動作制御部か
ら出力された記録データは変調回路63によって所定の
変調が行なわれ記録レーザ制御回路61を介して記録用
のWレーザ素子57に供給される。逆に、光ヘッドBの
再生用のビームを用いて検出された信号は再生アンプ5
1によって増幅され、復調回路53によって復調された
後、再生動作制御部47からデータバッファ77および
外部インタフェース回路75を介して外部装置に供給さ
れる。図1における太線は記録または再生データの流れ
を示している。
【0022】このような装置においてデータ書き込み動
作を行なうためには、光磁気ディスク27を回転させ
て、前記光ヘッドAおよび光ヘッドBから放射される消
去用ビーム、記録用ビームおよびベリファイ再生用ビー
ムを光磁気ディスク27上の所望のセクタに順次照射
し、データ書き込み動作を行なう。
【0023】より詳細に説明すると、データ書き込み動
作においては、シーケンス・コントロール部71はサー
ボ・シーク制御回路73により光ヘッドAおよび光ヘッ
ドBをそれぞれ動作開始目標セクタのあるトラックへ移
動し、消去/記録/再生動作制御部35,59,47そ
れぞれに動作セクタの範囲とデータバッファ内における
記録データの開始アドレスを示す。そして、各動作制御
部35,59,47では、それぞれ対応するID検出回
路43,69,55から入力される検出IDに基づき動
作開始IDを検出するとそのセクタから各動作を順次開
始する。そして、各セクタのIDを確認しながら所定の
動作を行ない、動作終了IDが検出された時、該動作終
了IDの示すセクタで動作を終了する。このようにし
て、消去、記録およびベリファイ再生を順次行なうこと
によりデータ書き込み動作が行なわれる。
【0024】図2は、このようなマルチビーム光磁気デ
ィスクドライブにおけるデータ書き込み時の光ディスク
の状態を示す。図2において、AおよびBはそれぞれ前
記光ヘッドAおよび光ヘッドBを示している。従って点
線斜線部分は光ヘッドAによる動作のみが完了したセク
タを示しており、一方実線斜線部分は光ヘッドAおよび
光ヘッドB両方による動作が完了したセクタを示してい
る。
【0025】そして、光ヘッドBにおいて、記録用ビー
ムと再生用ビームでは、ビーム間隔が非常に狭く、前を
走る記録用ビームでセクタエラーが検出された時点で、
再生用ビームは1つ手前のセクタの動作を終えており、
動作をセクタ単位で行なうことを考えると、両者は1つ
の記録再生用ビームと見られる。従って、図2における
Aは消去用ビーム、Bは記録再生用ビームと考えること
ができる。
【0026】以上のようなデータ書き込み動作中に、デ
ィスクの傷やノイズのためいずれかのビームにおいて、
セクタマークが検出できなかった場合、またはセクタの
IDが読めなかった場合、またはIDが期待した値と異
なるというエラー(以下、IDエラーと称する)、ある
いはベリファイ再生ビームにおいてシンク信号が検出で
きなかったエラー(以下、シンクエラーと称する)が発
生することがある。このようなエラーが発生すると、そ
のセクタに対する動作が行なえないため、セクタエラー
とみなし、各動作制御部は、シーケンス・コントロール
部71にエラーの発生を通知する。これに応じて、シー
ケンス・コントロール部71は以下に説明するようなエ
ラー処理を行なう。
【0027】シーケンス・コントロール部71は、Aま
たはBのいずれのビームでエラーが発生したかを判定
し、もし先行するビームAによるエラーであれば図3に
示すエラー処理を行ない、後行するビームBによるエラ
ーであれば図4に示すエラー処理を行なう。
【0028】すなわち、先行するビームAによるエラー
であれば、図3のステップS100において、ビームB
の動作は継続し、ビームAの動作のみを中断する。次
に、ステップS101において、ビームAによる動作が
どのセクタまで完了しているかを確認するため、前記I
D検出回路43からの情報に基づき、A動作完了IDを
取得する。この場合、エラーセクタはこのA動作完了I
Dの示すセクタの次のセクタであることがわかる。ま
た、ステップS102において、ビームBによる動作を
前記A動作完了IDの示すセクタまで継続実行した後、
ビームBの動作を中断する。
【0029】次に、ステップS103において、前記エ
ラーセクタにおけるエラー発生回数が所定のリトライ回
数に達しているか否かを判定し、リトライ回数に達して
いなければ、すなわちリトライアウトでなければ、ステ
ップS108に進む。ステップS108においては、ビ
ームBの動作完了IDの示すセクタの次のセクタを動作
開始IDとして設定する。すなわち、動作開始ID=B
動作完了ID+1に設定する。そして、ステップS10
7に進み、この動作開始IDからデータ書き込み動作を
再開する。
【0030】これに対し、前記ステップS103におい
て、エラー回数が前記所定のリトライ回数に達しておれ
ば、リトライアウトとなり、ステップS104に進み。
ステップS104においては、エラーセクタの代替処理
を行ない、次にステップS105においてエラーセクタ
が動作終了IDの示すセクタであるか否かを判定する。
すなわち、エラーセクタID=動作終了IDであるか否
かを判定する。もし、エラーセクタが動作終了IDであ
れば、ステップS109に進みデータ書き込み動作を終
了させる。また、もしエラーセクタが動作終了IDでな
ければ、ステップS106に進み、エラーセクタの次の
セクタを動作開始IDとして設定する。すなわち、動作
開始ID=エラーセクタID+1に設定する。その後、
ステップS107に進み、動作開始IDよりデータ書き
込み動作を再開する。
【0031】これに対し、前記シーケンス・コントロー
ル部71が、後行するビームBによるエラーであること
を検出すれば、図4に示される処理が行なわれる。すな
わち、この場合は、まずステップS200においてデー
タ書き込み動作を中断する。次に、ステップS201に
おいて、前記ID検出回路55および69からの情報に
基づきビームBによる動作がどのセクタまで終了してい
るかを確認するため、B動作完了IDを取得する。この
場合、エラーセクタはこのB動作完了IDの示すセクタ
の次のセクタであることがわかる。次に、ステップS2
02において、該エラーセクタにおけるエラー発生回数
が所定のリトライ回数に達しているか否かを判定し、該
所定のリトライ回数に達していなければ、すなわちリト
ライアウトでなければ、ステップS207に進む。ステ
ップS207においては、前記エラーセクタを動作開始
IDとして設定する。すなわち、動作開始ID=B動作
完了ID+1に設定する。次に、ステップS206に進
み、設定された動作開始IDよりデータ書き込み動作を
再開する。
【0032】これに対し、前記ステップS202におい
て、前記エラーセクタにおけるエラー発生回数が所定の
リトライ回数に達していればリトライアウトとなり、ス
テップS203に進みエラーセクタの代替処理を行な
う。そして、ステップS204において、該エラーセク
タが動作終了IDに対応しているか否かを判定し、もし
エラーセクタ=動作終了IDであればステップS208
にてデータ書き込み動作を終了させる。これに対し、エ
ラーセクタが動作終了IDに対応していなければステッ
プS205に進む。ステップS205においては、エラ
ーセクタの次のセクタを動作開始IDとして設定する。
すなわち、動作開始ID=エラーセクタID+1とす
る。そして、ステップS206においてこの動作開始I
Dよりデータ書き込み動作を再開する。
【0033】また、前述のようにビームAによるセクタ
エラー発生後に、A動作完了IDまでのビームBによる
動作継続実行中に、ビームBにてセクタエラーが発生し
た場合、その後のエラー処理は図5に示すようにして行
なわれる。すなわち、ビームAによるセクタエラー発生
後のA動作完了IDまでの間にビームBにてセクタエラ
ーが発生すると、ステップS300おいてBビームの動
作も中断する。そして、ステップ301において、前記
ID検出回路55および69からの情報に基づきビーム
Bによる動作がどのセクタまで終了しているかを確認す
るため、B動作完了IDを取得する。この場合も、Bビ
ームによるエラーセクタはB動作完了IDの示すセクタ
の次のセクタであることがわかる。次に、ステップS3
02において、ビームBにおけるエラーセクタにおける
エラー発生回数が所定のリトライ回数に達しているか否
かを判定し、該所定のリトライ回数に達していれば、す
なわちリトライアウトであれば、ステップS310に進
む。ステップS310においては、ビームBのエラーセ
クタの代替処理を行ない、かつそのエラーセクタをB動
作完了IDとする。すなわち、B動作完了ID=B動作
完了ID+1とした後ステップS303に進む。
【0034】これに対し、前記ステップS302におい
て、ビームBにおけるエラーセクタにおけるエラー発生
回数が所定のリトライ回数に達していなければ、すなわ
ちリトライアウトでなければ、直ちにステップS303
に進む。
【0035】ステップS303においては、ビームAに
よるエラーセクタにおけるエラー発生回数が所定のリト
ライ回数に達しているか否かを判定し、該所定のリトラ
イ回数に達していなければ、すなわちリトライアウトで
なければ、ステップS309に進む。ステップS309
においては、B動作完了IDの示すセクタの次のセクタ
を動作開始IDとして設定する。すなわち動作開始ID
=B動作完了ID+1に設定する。そして、ステップS
308において、設定された動作開始IDよりデータ書
き込み動作を再開する。
【0036】これに対し前記ステップS303におい
て、ビームAによるエラーセクタにおけるエラー発生回
数が所定のリトライ回数に達していれば、すなわちリト
ライアウトであれば、ステップS304に進み、ビーム
AによるエラーセクタとB動作完了IDの示すセクタと
の間にセクタが存在するか否かを判定する。もし該セク
タが存在すれば、ステップS311に進み、B動作完了
IDの示すセクタの次のセクタからA動作完了IDの示
すセクタまで書き込み動作を実行した後、ステップS3
05に進む。これに対し、ステップS304において、
AビームによるエラーセクタとB動作完了IDの示すセ
クタとの間にセクタが存在しなければ、直ちにステップ
S305に進む。
【0037】ステップS305においては、ビームAの
エラーセクタの代替処理を行ない、次にステップS30
6に進みエラーセクタのIDが動作終了IDに等しいか
否かを判定する。もしエラーセクタID=動作終了ID
であれば、ステップS312に進み動作を終了させる。
もしエラーセクタのIDが動作終了IDに等しくなけれ
ば、ステップS307に進み、ビームAのエラーセクタ
の次のセクタを動作開始IDとして設定する。すなわ
ち、動作開始ID=エラーセクタID+1に設定する。
その後、ステップS308に進み設定された動作開始I
Dよりデータ書き込み動作を再開する。
【0038】以上の実施例は、3つのビームの内2つの
ビームが非常にビーム間隔が狭く、データ書き込み動作
上2ビームとして扱える光磁気ディスクドライブ装置に
関するものであり、このようなエラー処理手順はそのま
ま2ビームの光磁気ディスクドライブ装置にも適用でき
る。また、3つのビームを有し、3つのビームとも異な
るセクタに対し動作しているような3ビーム光磁気ディ
スクドライブ装置においても、最後尾のビームを前記ビ
ームB、それ以外の2つのビームはエラーの発生した方
のビームをビームAと見なすことにより、前記実施例と
同様の処理手順を適用することが可能である。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、マルチ
ビーム光磁気ディスクドライブ装置において、データ書
き込み動作中に、どのビームでセクタエラーが発生して
も、目標としたセクタにデータの抜けを生ずることなく
書き込み動作を完了させることができる。また、ビーム
数やそれぞれのビームの機能動作、ビーム間隔の広い狭
いにかかわらず、上述のように本発明による方法を適用
でき、同様の効果を得ることができる。
【0040】また、セクタエラー発生時に、すべてのビ
ームの動作を中断するのではなく、セクタエラーの発生
したビームより後行するビームの動作を、エラーセクタ
の1つ手前のセクタまで継続させるから、エラー処理が
簡素化され、データ書き込み動作制御部等の負担を軽減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係わるマルチビーム光磁気
ディスクドライブ装置の概略の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図1のマルチビーム光磁気ディスクドライブ装
置におけるデータ書き込み時の各セクタの状態を示す説
明図である。
【図3】図1のマルチビーム光磁気ディスクドライブ装
置において、ビームAにおいてセクタエラーが発生した
場合のエラー処理手順を示すフローチャートである。
【図4】図1のマルチビーム光磁気ディスクドライブ装
置において、ビームBにおいてセクタエラーが発生した
場合のエラー処理手順を示すフローチャートである。
【図5】図1のマルチビーム光磁気ディスクドライブ装
置において、ビームAにてセクタエラーが発生した後の
A動作完了IDまでのビームBの継続動作実行中にセク
タエラーが発生した場合のエラー処理手順を示すフロー
チャートである。
【図6】従来のシングルビーム光磁気ディスクドライブ
装置の概略の構成を示すブロック図である。
【図7】図6の装置の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【符号の説明】
27 光磁気ディスク 29 光ヘッドA 31 光ヘッドB 33,45,57 レーザ素子 35 消去動作制御部 37 消去レーザ制御回路 39,51,65 再生アンプ 41,53,67 復調回路 43,55,69 ID検出回路 47 再生動作制御部 49 再生レーザ制御回路 59 記録動作制御部 61 記録レーザ制御回路 63 変調回路 71 シーケンス・コントロール部 73 サーボ・シーク制御回路 75 外部インタフェース回路 77 データバッファ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のビームを持ち、データ書き込み目
    標のセクタに対して、各ビームの機能動作を連続的に果
    たすことにより、ディスク1回転でデータ書き込み動作
    を完了可能なマルチビーム光磁気ディスクドライブ装置
    において、 連続する複数のセクタに対するデータ書き込み動作中に
    セクタエラーが発生した場合に、どのビームで該データ
    が発生したか、およびエラー発生時点でそれぞれのビー
    ムがどのセクタまで動作を終えていたかを示す情報を出
    力する検出手段と、 前記検出手段による検出情報にもとづき、前記エラーが
    最後尾のビームと動作を終えているセクタが異なるビー
    ムにおけるものであることが検出された場合は、エラー
    の発生したビームと該エラーの発生したビームより先行
    するビームの動作を中断し、エラーの発生したビームよ
    り後行するビームの動作は実行を継続してエラーセクタ
    の一つ手前のセクタまで動作を終えた後に動作を中断
    し、 もし、エラーセクタにおける同エラーの発生回数が、予
    め設定されたリトライ回数に達していなければ、エラー
    セクタからデータ書き込み動作を再実行し、 前記リトライ回数以上、同セクタで同エラーが発生して
    いた場合は、リトライアウトとし、エラーセクタの代替
    処理を行い、エラーセクタの次のセクタからデータ書き
    込み動作を再実行する制御手段と、 を具備することを特徴とするマルチビーム光磁気ディス
    クドライブ装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記検出手段による検
    出情報にもとづき、 前記エラーが、複数のビームのうち、最後尾のビームま
    たは、エラー時点で最後尾のビームと動作を終えている
    セクタが一致するビームにおけるものであることが検出
    された場合は、その時点でデータ書き込み動作を中断
    し、エラーセクタにおける同エラーの発生回数が、予め
    設定されたリトライ回数に達していなければ、そのエラ
    ーセクタからデータ書き込み動作を再実行し、 前記リトライ回数以上、同セクタで同エラーが発生して
    いた場合は、リトライアウトとし、エラーセクタの代替
    処理を行い、エラーセクタの次のセクタからデータ書き
    込み動作を再実行することを特徴とする請求項1に記載
    のマルチビーム光磁気ディスクドライブ装置。
JP5071257A 1993-03-05 1993-03-05 マルチビーム光磁気ディスクドライブ装置 Pending JPH06259893A (ja)

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