JPH06259879A - スピンドルモータ - Google Patents
スピンドルモータInfo
- Publication number
- JPH06259879A JPH06259879A JP6934193A JP6934193A JPH06259879A JP H06259879 A JPH06259879 A JP H06259879A JP 6934193 A JP6934193 A JP 6934193A JP 6934193 A JP6934193 A JP 6934193A JP H06259879 A JPH06259879 A JP H06259879A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic fluid
- hub
- spindle motor
- oil
- mounting member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Brushless Motors (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Rotational Drive Of Disk (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 グリースから遊離したオイルの外部への流失
を確実に防止することができるスピンドルモータを提供
する。 【構成】 静止軸部材2と、記録ディスクが装着される
ハブ4と、静止軸部材2とハブ4との間に配設された軸
受部材8,10と、ハブ4に取付けられたロータマグネ
ット24と、ロータマグネット24に対向して配設され
たステータ18とを具備し、軸受部材8,10の外側
に、それに充填されたグリースからの遊離オイルを吸収
するためのオイル吸収手段が設けられていることを特徴
とする。
を確実に防止することができるスピンドルモータを提供
する。 【構成】 静止軸部材2と、記録ディスクが装着される
ハブ4と、静止軸部材2とハブ4との間に配設された軸
受部材8,10と、ハブ4に取付けられたロータマグネ
ット24と、ロータマグネット24に対向して配設され
たステータ18とを具備し、軸受部材8,10の外側
に、それに充填されたグリースからの遊離オイルを吸収
するためのオイル吸収手段が設けられていることを特徴
とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録ディスクを回転駆
動するためのスピンドルモータに関する。
動するためのスピンドルモータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スピンドルモータは、軸固定型
のものと、軸回転型のものとが存在する。軸固定型のも
のは、静止軸部材と、この軸部材に軸受部材を介して回
転自在に支持されたハブと、ハブに装着されたロータマ
グネットと、このロータマグネットに対向して配設され
たステータを具備している。また、軸回転型のものは、
静止部材と、この静止部材に対して回転自在に配設され
たハブと、ハブに設けられた回転軸部材と、回転軸部材
と静止部材との間に介在された軸受部材と、ハブに装着
されたロータマグネットと、このロータマグネットに対
向して配設されたステータとを具備している。
のものと、軸回転型のものとが存在する。軸固定型のも
のは、静止軸部材と、この軸部材に軸受部材を介して回
転自在に支持されたハブと、ハブに装着されたロータマ
グネットと、このロータマグネットに対向して配設され
たステータを具備している。また、軸回転型のものは、
静止部材と、この静止部材に対して回転自在に配設され
たハブと、ハブに設けられた回転軸部材と、回転軸部材
と静止部材との間に介在された軸受部材と、ハブに装着
されたロータマグネットと、このロータマグネットに対
向して配設されたステータとを具備している。
【0003】これらのスピンドルモータでは、モータ内
部の不純物(例えば、軸受部材に使用されるグリース
等)が外部に飛散するのを防止するために、軸受部材の
外側に磁性流体シール手段が配設されている。磁性流体
シール手段は、環状の取付部材と、この取付部材に装着
された磁性流体保持手段とを具備し、例えば取付部材が
ハブ(又は静止部材)に装着され、磁性流体保持手段と
静止軸部材(又は回転軸部材)との間に磁性流体が充填
される。
部の不純物(例えば、軸受部材に使用されるグリース
等)が外部に飛散するのを防止するために、軸受部材の
外側に磁性流体シール手段が配設されている。磁性流体
シール手段は、環状の取付部材と、この取付部材に装着
された磁性流体保持手段とを具備し、例えば取付部材が
ハブ(又は静止部材)に装着され、磁性流体保持手段と
静止軸部材(又は回転軸部材)との間に磁性流体が充填
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のスピンドルモータでは、次の通りの解決すべき問題が
存在する。即ち、磁性流体シール手段の取付部材は通常
接着剤を用いてハブ(又は静止部材)に取り付けられる
が、この接着剤による固定が不十分(例えば接着剤が充
分塗布されていない)とき、この取付部材とハブ(又は
静止部材)との間に微小の空間が生じる。一方、軸受部
材に用いられるグリースは、一般に、長期に渡り使用し
ているとオイルが遊離する傾向にある。従って、取付部
材の固定が不十分なモータにおいて、使用によりグリー
スからオイルが遊離すると、この遊離したオイルが取付
部材とハブ(又は静止部材)との間の微小空間を通って
外部に流失し、このオイルが記録ディスクの表面に付着
するという問題が生じる。
のスピンドルモータでは、次の通りの解決すべき問題が
存在する。即ち、磁性流体シール手段の取付部材は通常
接着剤を用いてハブ(又は静止部材)に取り付けられる
が、この接着剤による固定が不十分(例えば接着剤が充
分塗布されていない)とき、この取付部材とハブ(又は
静止部材)との間に微小の空間が生じる。一方、軸受部
材に用いられるグリースは、一般に、長期に渡り使用し
ているとオイルが遊離する傾向にある。従って、取付部
材の固定が不十分なモータにおいて、使用によりグリー
スからオイルが遊離すると、この遊離したオイルが取付
部材とハブ(又は静止部材)との間の微小空間を通って
外部に流失し、このオイルが記録ディスクの表面に付着
するという問題が生じる。
【0005】本発明の課題は、グリースから遊離したオ
イルの外部への流失を確実に防止することができるスピ
ンドルモータを提供することである。
イルの外部への流失を確実に防止することができるスピ
ンドルモータを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のスピンドルモー
タでは、軸受部材の外側に、それに充填されたグリース
からの遊離オイルを吸収するためのオイル吸収手段が設
けられている。
タでは、軸受部材の外側に、それに充填されたグリース
からの遊離オイルを吸収するためのオイル吸収手段が設
けられている。
【0007】
【作用】上記スピンドルモータでは、軸受部材の外側に
オイル吸収手段が配設されているので、グリースから遊
離したオイルが外部に向けて流れると、この流れたオイ
ルはオイル吸収手段にて吸収され、外部に流出すること
はない。従って、遊離したオイルの外部への流失がこの
オイル吸収手段によって確実に防止される。
オイル吸収手段が配設されているので、グリースから遊
離したオイルが外部に向けて流れると、この流れたオイ
ルはオイル吸収手段にて吸収され、外部に流出すること
はない。従って、遊離したオイルの外部への流失がこの
オイル吸収手段によって確実に防止される。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明に従うス
ピンドルモータの実施例について説明する。図1におい
て、図示のスピンドルモータは、静止軸部材2とこの静
止軸部材2に対して相対的に回転自在であるハブ4を具
備している。軸部材2の下端部にはカップ状の部材6が
固定され、このカップ状部材6がディスク駆動装置の下
フレーム(図示せず)に取付られる。
ピンドルモータの実施例について説明する。図1におい
て、図示のスピンドルモータは、静止軸部材2とこの静
止軸部材2に対して相対的に回転自在であるハブ4を具
備している。軸部材2の下端部にはカップ状の部材6が
固定され、このカップ状部材6がディスク駆動装置の下
フレーム(図示せず)に取付られる。
【0009】軸部材2の両端部には軸受部材8及び10
が配設され、軸受部材8及び10にハブ4が回転自在に
支持されている。ハブ4は、円筒状のハブ本体12と、
このハブ本体12の一端部に設けられた端壁14と、ハ
ブ本体12の他端部に装着された環状保持部材16を有
し、上記端壁14が片方の軸受部材8に支持され、ハブ
本体12の他端部が保持部材16を介して他方の軸受部
材10に支持されている。
が配設され、軸受部材8及び10にハブ4が回転自在に
支持されている。ハブ4は、円筒状のハブ本体12と、
このハブ本体12の一端部に設けられた端壁14と、ハ
ブ本体12の他端部に装着された環状保持部材16を有
し、上記端壁14が片方の軸受部材8に支持され、ハブ
本体12の他端部が保持部材16を介して他方の軸受部
材10に支持されている。
【0010】軸部材2の中間部(一対の軸受部材8及び
10間の部位)には、ステータ18が装着されている。
ステータ18は、軸部材2に固定されたステータコア2
0と、このステータコア20の歯部に所要の通りに巻か
れたアマチュアコイル22から構成されている。一方、
ハブ本体12の内周面には、環状のロータマグネット2
4が装着されている。ロータマグネット24はステータ
18に対向してその半径方向外側に位置している。
10間の部位)には、ステータ18が装着されている。
ステータ18は、軸部材2に固定されたステータコア2
0と、このステータコア20の歯部に所要の通りに巻か
れたアマチュアコイル22から構成されている。一方、
ハブ本体12の内周面には、環状のロータマグネット2
4が装着されている。ロータマグネット24はステータ
18に対向してその半径方向外側に位置している。
【0011】ハブ本体12の開放端部の外周面には、フ
ランジ26が設けられており、このフランジ26の上面
には、磁気ディスクの如き記録ディスク(図示せず)が
スペーサを介して上下方向に間隔を置いて複数枚載置さ
れる。
ランジ26が設けられており、このフランジ26の上面
には、磁気ディスクの如き記録ディスク(図示せず)が
スペーサを介して上下方向に間隔を置いて複数枚載置さ
れる。
【0012】一対の軸受部材8及び10の外側には、磁
性流体シール手段30及び32が配設されている。磁性
流体シール手段30及び32は実質上同一の構成であ
り、以下その片方について説明する。図2をも参照し
て、図示の磁性流体シール手段30(32)は、環状取
付部材34とこれに装着された磁性流体保持手段36を
具備している、磁性流体保持手段36は環状の永久磁石
38とこの永久磁石36の両側に配設された一対のポー
ルピース40及び42から構成されている。また、取付
部材34は、半径方向内方に突出する内フランジ44を
有し、この内フランジ44に載置するように磁性流体保
持手段36が取付られる。そして、取付部材34の内周
面と磁性流体保持手段36の外周面とが接着剤により固
定される。
性流体シール手段30及び32が配設されている。磁性
流体シール手段30及び32は実質上同一の構成であ
り、以下その片方について説明する。図2をも参照し
て、図示の磁性流体シール手段30(32)は、環状取
付部材34とこれに装着された磁性流体保持手段36を
具備している、磁性流体保持手段36は環状の永久磁石
38とこの永久磁石36の両側に配設された一対のポー
ルピース40及び42から構成されている。また、取付
部材34は、半径方向内方に突出する内フランジ44を
有し、この内フランジ44に載置するように磁性流体保
持手段36が取付られる。そして、取付部材34の内周
面と磁性流体保持手段36の外周面とが接着剤により固
定される。
【0013】磁性流体シール手段30及び32は,次の
通りにして装着される。即ち、磁性流体シール手段30
においては、ハブ4の端壁14に形成された肩部に当接
させることによって、取付部材34が所定位置に位置付
けられ、取付部材34の外周面と端壁14の内周面とが
接着剤により固定される。また、他方の磁性流体シール
手段32においては、保持部材16に形成された肩部に
当接させることによって、取付部材34が所定位置に位
置付けられ、取付部材34の外周面と保持部材16の内
周面とが接着剤により固定される。そして、磁性流体シ
ール手段30及び32の磁性流体保持手段36(一対の
ポールピース40及び42)と軸部材2との間に、磁性
流体46が充填される。
通りにして装着される。即ち、磁性流体シール手段30
においては、ハブ4の端壁14に形成された肩部に当接
させることによって、取付部材34が所定位置に位置付
けられ、取付部材34の外周面と端壁14の内周面とが
接着剤により固定される。また、他方の磁性流体シール
手段32においては、保持部材16に形成された肩部に
当接させることによって、取付部材34が所定位置に位
置付けられ、取付部材34の外周面と保持部材16の内
周面とが接着剤により固定される。そして、磁性流体シ
ール手段30及び32の磁性流体保持手段36(一対の
ポールピース40及び42)と軸部材2との間に、磁性
流体46が充填される。
【0014】かくの通りに磁性流体シール手段30及び
32が配設されるので、モータの内部と外部と軸受部材
12及び14の両側にでシールされ、モータ内部の不純
物、例えば軸受部材12及び14に使用されるグリース
等が外部に飛散することが防止される。
32が配設されるので、モータの内部と外部と軸受部材
12及び14の両側にでシールされ、モータ内部の不純
物、例えば軸受部材12及び14に使用されるグリース
等が外部に飛散することが防止される。
【0015】図示のスピンドルモータでは、更に、軸受
部材8及び10の外側にオイル吸収手段が配設されてい
る。実施例では、軸受部材8に対応して、ハブ4の端壁
14の内周面には環状の凹部50が形成されている。ま
た、他方の軸受部材10に対応して、保持部材16の内
周面に環状の凹部52が形成されている。そして、これ
ら環状凹部50及び52にオイル吸収手段が収容されて
いる。凹部50及び52は適宜の断面形状でよいが、実
施例では略V字状になっている。また、オイル吸収手段
はオイルを吸収するものであればよく、例えばセルロー
ス、発砲樹脂又は発砲ゴム等の材料から好都合に形成す
ることができる。このオイル吸収手段は幾分弾性を有す
るリング状部材54から構成するのが好ましく、磁性流
体シール手段30(又は32)を所要の通り装着したと
き、幾分弾性変形して、ハブ4の端壁14(又は保持部
材16)と取付部材34との間を実質上閉塞するように
するのが望ましい。
部材8及び10の外側にオイル吸収手段が配設されてい
る。実施例では、軸受部材8に対応して、ハブ4の端壁
14の内周面には環状の凹部50が形成されている。ま
た、他方の軸受部材10に対応して、保持部材16の内
周面に環状の凹部52が形成されている。そして、これ
ら環状凹部50及び52にオイル吸収手段が収容されて
いる。凹部50及び52は適宜の断面形状でよいが、実
施例では略V字状になっている。また、オイル吸収手段
はオイルを吸収するものであればよく、例えばセルロー
ス、発砲樹脂又は発砲ゴム等の材料から好都合に形成す
ることができる。このオイル吸収手段は幾分弾性を有す
るリング状部材54から構成するのが好ましく、磁性流
体シール手段30(又は32)を所要の通り装着したと
き、幾分弾性変形して、ハブ4の端壁14(又は保持部
材16)と取付部材34との間を実質上閉塞するように
するのが望ましい。
【0016】上記構造のスピンドルモータにおいては、
軸受部材8に充填されたグリースからオイルが遊離する
と、この遊離したオイルはハブ4の回転時に遠心力等の
作用によってその内輪56と外輪58との間を通って外
側に流れる。このとき、取付部材34とハブ4の端壁1
4との接着が確実に行われていると、遊離したオイルは
端壁14と取付部材34との間を流れることはなく、従
ってオイルの外部への流出は生じることはない。一方、
取付部材34と端壁14との接着が不十分であると、か
く流れたオイルは、更に、外輪58と取付部材34との
間及びこの取付部材34とハブ34との間を通って外側
に向けて流れる傾向にある。しかし、ハブ4の端壁14
にリング状部材54が設けられているので、取付部材3
4とこの端壁14との間を流れる遊離オイルは、このリ
ング状部材54に吸収され、外部に流出することが防止
される。
軸受部材8に充填されたグリースからオイルが遊離する
と、この遊離したオイルはハブ4の回転時に遠心力等の
作用によってその内輪56と外輪58との間を通って外
側に流れる。このとき、取付部材34とハブ4の端壁1
4との接着が確実に行われていると、遊離したオイルは
端壁14と取付部材34との間を流れることはなく、従
ってオイルの外部への流出は生じることはない。一方、
取付部材34と端壁14との接着が不十分であると、か
く流れたオイルは、更に、外輪58と取付部材34との
間及びこの取付部材34とハブ34との間を通って外側
に向けて流れる傾向にある。しかし、ハブ4の端壁14
にリング状部材54が設けられているので、取付部材3
4とこの端壁14との間を流れる遊離オイルは、このリ
ング状部材54に吸収され、外部に流出することが防止
される。
【0017】他方の軸受部材10に関連しても同様であ
る。即ち、軸受部材10に充填されたグリースからオイ
ルが遊離すると、この遊離したオイルはハブ4の回転時
に遠心力等の作用によってその内輪60と外輪62との
間を通って外側に流れる。そして、取付部材34と保持
部材16との接着が不十分であると、かく流れたオイル
は、更に、外輪58と取付部材34との間及びこの取付
部材34と保持部材34との間を通って外側に向けて流
れる傾向にある。しかし、保持部材34にリング状部材
54が設けられているので、取付部材34とこの保持部
材34との間を流れる遊離オイルは、このリング状部材
54に吸収され、外部に流出することが防止される。
る。即ち、軸受部材10に充填されたグリースからオイ
ルが遊離すると、この遊離したオイルはハブ4の回転時
に遠心力等の作用によってその内輪60と外輪62との
間を通って外側に流れる。そして、取付部材34と保持
部材16との接着が不十分であると、かく流れたオイル
は、更に、外輪58と取付部材34との間及びこの取付
部材34と保持部材34との間を通って外側に向けて流
れる傾向にある。しかし、保持部材34にリング状部材
54が設けられているので、取付部材34とこの保持部
材34との間を流れる遊離オイルは、このリング状部材
54に吸収され、外部に流出することが防止される。
【0018】図3は、スピンドルモータの変形例の一部
を示している。この変形例では、オイル吸収手段が磁性
流体シール手段の取付部材に装着されている。図3にお
いて図1及び図2と同一の部材は同一の参照番号を付し
て説明する。図3において、片方の軸受部材8側に変形
が施されており、磁性流体シール手段30の取付部材3
4の外周面には、環状の凹部70が形成され、環状凹部
70にオイル吸収手段としてのリング状部材72が収容
されている。
を示している。この変形例では、オイル吸収手段が磁性
流体シール手段の取付部材に装着されている。図3にお
いて図1及び図2と同一の部材は同一の参照番号を付し
て説明する。図3において、片方の軸受部材8側に変形
が施されており、磁性流体シール手段30の取付部材3
4の外周面には、環状の凹部70が形成され、環状凹部
70にオイル吸収手段としてのリング状部材72が収容
されている。
【0019】かかる変形例においても、軸受部材8のグ
リースから遊離したオイルがハブ4と取付部材34の間
まで流れてくると、この遊離オイルはリング状部材72
に吸収され、外部に流出することはない。従って、この
変形例においても、図1及び図2の実施例と同様の効果
が達成される。
リースから遊離したオイルがハブ4と取付部材34の間
まで流れてくると、この遊離オイルはリング状部材72
に吸収され、外部に流出することはない。従って、この
変形例においても、図1及び図2の実施例と同様の効果
が達成される。
【0020】以上、本発明に従うスピンドルモータの実
施例について説明したが、本発明はかかる実施例に限定
されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく
種々の変形乃至修正が可能である。
施例について説明したが、本発明はかかる実施例に限定
されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく
種々の変形乃至修正が可能である。
【0021】例えば、上述した実施例では、軸受部材8
(10)の外側にリング状の部材54を1個配設してい
るが、遊離オイルの吸収量を多くする等のためにこのリ
ング状部材54を間隔をおいて複数個配設するようにし
てもよい。
(10)の外側にリング状の部材54を1個配設してい
るが、遊離オイルの吸収量を多くする等のためにこのリ
ング状部材54を間隔をおいて複数個配設するようにし
てもよい。
【0022】また、上述の実施例では、軸部材2に対し
てハブ4が回転する軸固定型のスピンドルモータに適用
して説明したが、軸回転型のスピンドルモータにも同様
に適用することができる。この軸回転型のスピンドルモ
ータでは、静止部材に対してハブが回転自在に支持さ
れ、ハブに設けられた軸部材が軸受部材を介して静止部
材に支持され、磁性流体シール手段における磁性流体保
持手段は静止部材又は回転軸部材に装着される。
てハブ4が回転する軸固定型のスピンドルモータに適用
して説明したが、軸回転型のスピンドルモータにも同様
に適用することができる。この軸回転型のスピンドルモ
ータでは、静止部材に対してハブが回転自在に支持さ
れ、ハブに設けられた軸部材が軸受部材を介して静止部
材に支持され、磁性流体シール手段における磁性流体保
持手段は静止部材又は回転軸部材に装着される。
【0023】更に、例えば、上述した実施例では、軸受
部材8及び10の外側に磁性流体シール手段30及び3
2を設けた形態のスピンドルモータに適用して説明した
が、本発明は、ラビリンスシール構造又は密封用のキャ
ップ部材を設けた形態のスピンドルモータにも同様に適
用することができる。
部材8及び10の外側に磁性流体シール手段30及び3
2を設けた形態のスピンドルモータに適用して説明した
が、本発明は、ラビリンスシール構造又は密封用のキャ
ップ部材を設けた形態のスピンドルモータにも同様に適
用することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスピンド
ルモータでは、軸受部材の外側にオイル吸収手段が配設
されているので、グリースから遊離したオイルが外部に
向けて流れると、この流れたオイルはオイル吸収手段に
て吸収され、外部に流出することはない。従って、遊離
したオイルの外部への流失がこのオイル吸収手段によっ
て確実に防止される。
ルモータでは、軸受部材の外側にオイル吸収手段が配設
されているので、グリースから遊離したオイルが外部に
向けて流れると、この流れたオイルはオイル吸収手段に
て吸収され、外部に流出することはない。従って、遊離
したオイルの外部への流失がこのオイル吸収手段によっ
て確実に防止される。
【図1】本発明に従うスピンドルモータの一実施例を一
部断面で示す断面図。
部断面で示す断面図。
【図2】図1のスピンドルモータの一部を拡大して示す
部分拡大断面図。
部分拡大断面図。
【図3】スピンドルモータの変形例の一部を拡大して示
す部分拡大断面図。
す部分拡大断面図。
2 軸部材 4 ハブ 8,10 軸受部材 18 ステータ 24 ロータマグネット 30,32 磁性流体シール手段 34 取付部材 36 磁性流体保持手段 46 磁性流体 50,52 環状凹部 54 リング状部材
Claims (4)
- 【請求項1】 静止軸部材と、記録ディスクが装着され
るハブと、該静止軸部材と該ハブとの間に配設された軸
受部材と、該ハブに取付けられたロータマグネットと、
該ロータマグネットに対向して配設されたステータとを
具備するスピンドルモータにおいて、 該軸受部材の外側に、それに充填されたグリースからの
遊離オイルを吸収するためのオイル吸収手段が設けられ
ていることを特徴とするスピンドルモータ。 - 【請求項2】 該軸受部材の外側には磁性流体シール手
段が配設され、該磁性流体シール手段は、環状取付部材
と、該取付部材に装着された磁性流体保持手段と、該磁
性流体保持手段に保持される磁性流体とを備え、該環状
取付部材が該静止軸部材と該ハブのいずれか一方に装着
され、該磁性流体がそれらの他方と該磁性流体保持手段
との間に充填され、更に、該取付部材が装着される該静
止軸部材と該ハブの該一方及び/又は該取付部材には、
環状凹部が設けられ、該環状凹部に該オイル吸収手段が
収容されている請求項1記載のスピンドルモータ。 - 【請求項3】 静止部材と、記録ディスクが装着される
ハブと、該ハブに設けられた回転軸部材と、該回転軸部
材と該静止部材との間に配設された軸受部材と、該ハブ
に取付られたロータマグネットと、該ロータマグネット
に対向して配設されたステータとを具備するスピンドル
モータにおいて、 該軸受部材の外側に、それに充填されたグリースからの
遊離オイルを吸収するためのオイル吸収手段が設けられ
ていることを特徴とするスピンドルモータ。 - 【請求項4】 該軸受部材の外側には磁性流体シール手
段が配設され、該磁性流体シール手段は、環状取付部材
と、該取付部材に装着された磁性流体保持手段と、該磁
性流体保持手段に保持される磁性流体とを備え、該環状
取付部材が該静止部材と該回転軸部材のいずれか一方に
装着され、該磁性流体がそれらの他方と該磁性流体保持
手段との間に充填され、更に、該取付部材が装着される
該静止部材と該回転軸部材の該一方及び/又は該取付部
材には、該環状凹部が設けられ、該環状凹部に該オイル
吸収手段が収容されている請求項3記載のスピンドルモ
ータ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6934193A JP3124650B2 (ja) | 1993-03-04 | 1993-03-04 | スピンドルモータ |
US08/198,116 US5596235A (en) | 1993-02-22 | 1994-02-17 | Spindle motor with seal structure |
US08/674,360 US5821646A (en) | 1993-02-22 | 1996-07-01 | Spindle motor with seal structure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6934193A JP3124650B2 (ja) | 1993-03-04 | 1993-03-04 | スピンドルモータ |
Publications (2)
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JPH06259879A true JPH06259879A (ja) | 1994-09-16 |
JP3124650B2 JP3124650B2 (ja) | 2001-01-15 |
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ID=13399756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP6934193A Expired - Fee Related JP3124650B2 (ja) | 1993-02-22 | 1993-03-04 | スピンドルモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3124650B2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-04 JP JP6934193A patent/JP3124650B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3124650B2 (ja) | 2001-01-15 |
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