JPH06258646A - 液晶表示素子 - Google Patents

液晶表示素子

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Publication number
JPH06258646A
JPH06258646A JP5305336A JP30533693A JPH06258646A JP H06258646 A JPH06258646 A JP H06258646A JP 5305336 A JP5305336 A JP 5305336A JP 30533693 A JP30533693 A JP 30533693A JP H06258646 A JPH06258646 A JP H06258646A
Authority
JP
Japan
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liquid crystal
silicone
polyaramid
bis
aminophenoxy
Prior art date
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Pending
Application number
JP5305336A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Akashi
満 明石
Haruhiko Ito
晴彦 伊藤
Mikio Murakami
幹男 村上
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Sanofi Aventis KK
Original Assignee
Hoechst Japan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hoechst Japan Ltd filed Critical Hoechst Japan Ltd
Priority to JP5305336A priority Critical patent/JPH06258646A/ja
Publication of JPH06258646A publication Critical patent/JPH06258646A/ja
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  • Polyamides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、プレチルト角が大きく、かつプレチ
ルト角が、焼成温度、ラビング強度等の条件によらず一
定である液晶表示素子を提供すること、およびプレチル
ト角を任意に調節することができ、かつ、広い視野角を
有する液晶表示素子を提供することを目的とする。 【構成】本発明の液晶表示素子は、次の繰り返し単位: 【化1】 を有するアラミド−シリコーン−マルチブロック共重合
体を配向膜材料として使用する。このアラミド−シリコ
ーン−マルチブロック共重合体中のポリシロキサン含有
量を変化させることによって所望の液晶傾斜配向角が得
られ、かつ、この液晶傾斜配向角は焼成温度、ラビング
強度によらずほぼ一定である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アラミド−シリコーン
−マルチブロック共重合体からなる配向膜を制御膜とし
て有する液晶表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子は、外の電界によってその
光学的特性が変化する液晶材料を含む電気光学的デバイ
スである。たとえばTN(ツイストネマチック)型液晶
表示素子においては、固体基板の表面において液晶分子
が表面に対して一定の配向状態をとるように基板表面に
液晶配向膜を設け、その表面をラビング等の処理をする
ことが行なわれている。すなわち、液晶配向膜は、ガラ
ス板等の固体基板上にポリイミド、ポリビニルアルコー
ル、ポリアミド等の高分子の薄膜を、スピンコート、印
刷法、ディッピング法等で作成し、硬化させた後、布等
で一方向にラビングする事で得られ、該液晶配向膜によ
り液晶分子を一方向に配列させていた。これら高分子の
中でポリビニルアルコールは耐熱性、耐湿性に劣るため
に実用的には用いられていない。実用的にはポリイミド
とポリアミドが一般的に用いられている。それはこれら
高分子が、 a)二枚の基板を重ね合わせシールするとき加熱を行う
が、この加熱に対して化学的にも配向も安定であるこ
と。
【0003】b)液晶に対して溶解性や膨潤性を示さな
いこと。
【0004】c)高い耐湿性を有していること。
【0005】d)成膜性が高いこと。
【0006】といった条件を満足しているためである。
またこれらの高分子膜をラビング処理することにより液
晶分子の傾斜配向角が得られることが知られている。
【0007】さらに、大型ディスプレイ用として、表示
内容に優れた超ねじれ複折効果(T.J.Scheff
er and J.Nehring Appl.Phy
s.Lett.45(10),1021(1984))
表示素子(STN)が開発されている。超ねじれ複折効
果はネマチック液晶に光学活性物質であるカイラル剤を
ブレンドしたものを用いる。これは液晶表示素子内で液
晶分子がTN型の90度前後に比べて180度〜270
度ツイストしておりこのツイスト角が大きいほど視角依
存性をよくする。このツイスト角を大きくするために液
晶配向傾斜角が大きいことが必要とされている。具体的
には240度〜270度のツイスト角を得るためには、
液晶配向傾斜角は5度以上必要であり、現在は耐熱性、
耐薬品性などの点から従来のポリイミド系配向膜を用い
て240度〜270度ツイストの液晶表示素子が実用化
されている。
【0008】しかしながらポリイミド膜は、まずポリア
ミック酸の溶液として基板上に塗布され加熱閉環するの
が一般的であるが、この加熱時に膜が帯色し素子の外
観、膜の耐光性が損なわれる。また閉環反応を行うため
には少なくとも250度以上加熱する必要がありプラス
チック基板やカラーフィルターの劣化を引き起こす可能
性がある。またガラス基板との密着性はそれほど強くな
いという問題がある。
【0009】また従来、液晶分子の傾斜配向角(プレチ
ルト角)を高める手段として、酸化ケイ素等の斜方蒸着
膜を形成する方法、長鎖を持つ有機高分子等の膜(特開
平1−177514号公報、特開昭62−297819
号公報)を形成し、その膜をラビング処理する方法が知
られている。しかしながら、酸化ケイ素等の斜方蒸着
は、真空系で行われるため量産コストが高くなるととも
に、バッチ処理なので量産性が悪いという問題がある。
また、アルキル長鎖を持つ有機高分子等の膜をラビング
処理する方法は、ラビング処理方法及び焼成温度によっ
て液晶傾斜配向角(プレチルト角)が大きく変わってし
まう問題がある(特開平3−197927号公報)。
【0010】一方、特開昭64−62616号公報に
は、液晶傾斜配向角の焼成温度による依存性が少ない配
向膜材料としてポリシロキサン化合物およびポリアラミ
ド化合物を含むランダム共重合体が示されている。しか
しながら、この配向膜の特徴はプレチルト角が小さいと
いう点にあり、STNや広い視野角が要求されているT
FT−LCDでは高いプレチルト角が必要とされている
ため、これらのプレチルト角はそれよりも小さく実用的
でない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、前記のような従来の問題点を解決し、プレチル
ト角が大きく、かつプレチルト角の焼成温度等の条件に
よる依存性の少ない液晶表示素子を提供することにあ
る。さらに、本発明の目的は、プレチルト角を任意に調
節することができ、かつ、広い視野角を有する液晶表示
素子を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、内面に透明電
極及び配向膜が順次形成された一対の基板間に液晶層を
挟持してある液晶表示素子であって、前記基板間の少な
くとも一方の対向面上の配向膜材料として、下記の繰り
返し単位を有する少なくとも1種のアラミド−シリコー
ン−マルチブロック共重合体を使用した液晶表示素子を
提供する。アラミド−シリコーン−マルチブロック共重
合体は、ポリアラミド系化合物とポリシロキサン系化合
物からなるマルチブロック共重合体である。
【0013】
【化3】 mは1以上100以下、好ましくは50以下の整数であ
る。n及びxは1以上の整数である。
【0014】Aは、パラ−フェニレン基、メタ−フェニ
レン基、ジフェニレン基、ナフチレン基または、
【化4】 (Xは−O−,−SO2−,−CO−,−S−,−C
(CH32−,−C(CF32−,−SO−または−C
2−を表す。)であり、Bは二価の炭化水素基であ
る。
【0015】R1は、二価の炭素数1から5の炭化水素
基であり。R2は、一価の直鎖または分枝鎖の炭素数1
から5の脂肪族炭化水素基、脂環式炭化水素基、または
芳香族炭化水素基である。また、ポリシロキサンの含有
量は0.2%〜80%であり、好ましくは1%〜50%
である。
【0016】R1に用いられる炭化水素基としては、例
えば、−CH2−、−(CH22−、−(CH2)3−等の
直鎖状アルケニル基や分枝状アルケニル基等が挙げられ
る。好ましくは、R1は−(CH2)3−である。
【0017】R2に用いられる脂肪族炭化水素基として
は、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロ
ピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、
ペンチル基等が挙げられる。脂環式炭化水素基として
は、例えばシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロ
ペンチル基、シクロヘキシル基等が挙げられる。芳香族
炭化水素としては、例えばフェニル基、トリル基、キシ
リル基、ビフェニル基、ナフチル基、アントリル基、フ
ェナントリル基等が挙げられる。また、これら芳香環を
ハロゲン、ニトロ基等で置換されたものも挙げられる。
好ましくは、R2はメチル基である。
【0018】ポリアラミド系化合物は、ジアミン(H2
N−B−NH2)とジカルボン酸(HOOC−A−CO
OH)の二塩化物から生成される。このジアミンの具体
例としては、1,1−メタキシレンジアミン、1,3−
プロパンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメ
チレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、オクタメチ
レンジアミン、ノナメチレンジアミン、4,4−ジアミ
ノヘプタメチレンジアミン、1,4−ジアミノシクロヘ
キセン、イソホロンジアミン、テトラヒドロジシクロペ
ンタジエニレンジアミン、ヘキサヒドロ−4,7−メタ
ノインダニレンジメチレンジアミン、トリシクロ[6,
2,1,0,2,7]−ウンデシレンジメチルジアミン
などの脂肪族または脂肪族環状ジアミンが挙げられる。
芳香族ジアミンとしては、m−フェニレンジアミン、p
−フェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニル
メタン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,
4’−ジアミノジフェニルスルホン、2,2−(4,
4’−ジアミノジフェニル)プロパン、4,4’−ジア
ミノジフェニルスルフィド、1,5−ジアミノナフタリ
ン、4,4−ジアミノジフェニルエタン、m−トルエン
ジアミン、p−トルエンジアミン、3,4’−ジアミノ
ベンズアニリド、1,4−ジアミノナフタリン、3,
3’−ジクロロ−4,4’−ジアミノジフェニル、ベン
チジン、4,4’−ジアミノジフェニルアミン、4,
4’−ジアミノジフェニル−N−メチルアミン、4,
4’−ジアミノジフェニル−N−フェニルアミン、3,
3’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミ
ノジフェニルジエチルシラン、4,4’−ジアミノジフ
ェニルシラン、3,4’−ジアミノジフェニルメタン、
1,1−ジアミノジフェニルエタン、3,4’−ジアミ
ノジフェニルエーテル、3,4’−ジアミノジフェニル
スルホン、2,2−(3,4’−ジアミノジフェニル)
プロパン、3,4’−ジアミノジフェニルスルフィド、
3,4’−ジアミノベンズアニリド、3,4’−ジアミ
ノベンゾフェノン、1,1−(3,4’−ジアミノジフ
ェニル)シクロヘキサン、1,1−(3,4’−ジアミ
ノジフェニル)シクロペンタン、3,4’−ジアミノジ
フェニルジフルオロメタン、2,2−(3,4’−ジア
ミノジフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,5,
2’,5’−テトラメチル−3,4’−ジアミノジフェ
ニルメタン、2,5,2’,5’−テトラメチル−3,
4’−ジアミノジフェニルエーテル、2,5,2’,
5’−テトラメチル−3,4’−ジアミノジフェニルス
ルホン、2,5,2’,5’−テトラメチル−3,4’
−ジアミノジフェニルスルフィド、2,5,2’,5’
−テトラメチル−3,4’−ジアミノベンズアニリド、
2,5,2’,5’−テトラメチル−3,4’−ジアミ
ノベンゾフェノン、2,2’−ジクロロ−3,4’−ジ
アミノジフェニルメタン、2,2’−ジクロロ−3,
4’−ジアミノジフェニルエーテル、2,2’−ジブロ
モ−3,4’−ジアミノジフェニルスルホン、2,2’
−ジフルオロ−3,4’−ジアミノベンゾフェノン、
2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]プロパン、2,2−ビス[3−メチル−4−(4−
アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス
[3−ブロモ−4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]プロパン、2,2−ビス[3−エチル−4−(4−
アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス
[3−プロピル−4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]プロパン、2,2−ビス[3−イソプロピル−4−
(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、2,2
−ビス[3−ブチル−4−(4−アミノフェノキシ)フ
ェニル]プロパン、2,2−ビス[3−sec−ブチル
−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、
2,2−ビス[3−メトキシ−4−(4−アミノフェノ
キシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[3−エトキ
シ−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパ
ン、2,2−ビス[3,5−ジメチル−4−(4−アミ
ノフェノキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス
[3,5−ジクロロ−4−(4−アミノフェノキシ)フ
ェニル]プロパン、2,2−ビス[3,5−ジブロモ−
4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、
2,2−ビス[3,5−ジメトキシ−4−(4−アミノ
フェノキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[3−
クロロ−4−(4−アミノフェノキシ)−5−メチルフ
ェニル]プロパン、1,1−ビス[4−(4−アミノフ
ェノキシ)フェニル]エタン、1,1−ビス[3−メチ
ル−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]エタン、
1,1−ビス[3−クロロ−4−(4−アミノフェノキ
シ)フェニル]エタン、1,1−ビス[3−ブロモ−4
−(4−アミノフェノキシ)フェニル]エタン、1,1
−ビス[3−エチル−4−(4−アミノフェノキシ)フ
ェニル]エタン、1,1−ビス[3−プロピル−4−
(4−アミノフェノキシ)フェニル]エタン、1,1−
ビス[3−イソプロピル−4−(4−アミノフェノキ
シ)フェニル]エタン、1,1−ビス[3−ブチル−4
−(4−アミノフェノキシ)フェニル]エタン、1,1
−ビス[3−sec−ブチル−4−(4−アミノフェノ
キシ)フェニル]エタン、1,1−ビス[3−メトキシ
−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]エタン、
1,1−ビス[3−エトキシ−4−(4−アミノフェノ
キシ)フェニル]エタン、1,1−ビス[3,5−ジメ
チル−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]エタ
ン、1,1−ビス[3,5−ジクロロ−4−(4−アミ
ノフェノキシ)フェニル]エタン、1,1−ビス[3,
5−ジブロモ−4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]エタン、1,1−ビス[3,5−ジメトキシ−4−
(4−アミノフェノキシ)フェニル]エタン、1,1−
ビス[3−クロロ−4−(4−アミノフェノキシ)−5
−メチルフェニル]エタン、ビス[4−(4−アミノフ
ェノキシ)フェニル]メタン、ビス[3−メチル−4−
(4−アミノフェノキシ)フェニル]メタン、ビス[3
−クロロ−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]メ
タン、ビス[3−ブロモ−4−(4−アミノフェノキ
シ)フェニル]メタン、ビス[3−エチル−4−(4−
アミノフェノキシ)フェニル]メタン、ビス[3−プロ
ピル−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]メタ
ン、ビス[3−イソプロピル−4−(4−アミノフェノ
キシ)フェニル]メタン、ビス[3−ブチル−4−(4
−アミノフェノキシ)フェニル]メタン、ビス[3−s
ec−ブチル−4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]メタン、ビス[3−メトキシ−4−(4−アミノフ
ェノキシ)フェニル]メタン、ビス[3−エトキシ−4
−(4−アミノフェノキシ)フェニル]メタン、ビス
[3,5−ジメチル−4−(4−アミノフェノキシ)フ
ェニル]メタン、ビス[3,5−ジクロロ−4−(4−
アミノフェノキシ)フェニル]メタン、ビス[3,5−
ジブロモ−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]メ
タン、ビス[3,5−ジメトキシ−4−(4−アミノフ
ェノキシ)フェニル]メタン、ビス[3−クロロメトキ
シ−4−(4−アミノフェノキシ)−5−メチルフェニ
ル]メタン、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ
−2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]プロパン、1,1,1,3,3,3−ヘキサクロロ
−2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]プロパン、3,3−ビス[4−(4−アミノフェノ
キシ)フェニル]ペンタン、1,1−ビス[4−(4−
アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、1,1,1,
3,3,3−ヘキサフルオロ−2,2−ビス[3,5−
ジメチル−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プ
ロパン、1,1,1,3,3,3−ヘキサクロロ−2,
2−ビス[3,5−ジメチル−4−(4−アミノフェノ
キシ)フェニル]プロパン、3,3−ビス[3,5−ジ
メチル−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]ペン
タン、1,1−ビス[3,5−ジメチル−4−(4−ア
ミノフェノキシ)フェニル]プロパン、1,1,1,
3,3,3−ヘキサフルオロ−2,2−ビス[3,5−
ジブロモ−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プ
ロパン、1,1,1,3,3,3−ヘキサクロロ−2,
2−ビス[3,5−ジブロモ−4−(4−アミノフェノ
キシ)フェニル]プロパン、3,3−ビス[3,5−ジ
ブロモ−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]ペン
タン、1,1−ビス[3,5−ジブロモ−4−(4−ア
ミノフェノキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス
[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]ブタン、
2,2−ビス[3−メチル−4−(4−アミノフェノキ
シ)フェニル]ブタン、2,2−ビス[3,5−ジメチ
ル−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]ブタン、
2,2−ビス[3,5−ジブロモ−4−(4−アミノフ
ェノキシ)フェニル]ブタン、1,1,1,3,3,3
−ヘキサフルオロ−2,2−ビス[3−メチル−4−
(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、1,1
−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]シク
ロヘキサン、1,1−ビス[4−(4−アミノフェノキ
シ)フェニル]シクロペンタン、ビス[4−(4−アミ
ノフェノキシ)フェニル]スルホン、ビス[4−(4−
アミノフェノキシ)フェニル]エーテル、ビス[4−
(3−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、4,4
−カルボニルビス(p−フェニレンオキシ)ジアニリ
ン、4,4’−ビス(4−アミノフェノキシ)ビフェニ
ル等がある。これらのうちでは、3,4’−ジアミノジ
フェニルエーテルが好ましい。
【0019】ジカルボン酸の二塩化物としては、テレフ
タル酸、イソフタル酸、フタル酸、ジフェニルエーテル
ジカルボン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジフ
ェニルジカルボン酸、ナフタレンジカルボン酸などの二
塩化物が挙げられる。
【0020】従来のランダム共重合体では、マルチブロ
ック共重合体のように繰り返し単位が規則正しく並んで
おらず、ポリアミド系化合物、ポリシロキサン系化合物
の各構成単位部がまったく不規則的に並んでいる。この
ことが、焼成温度、ラビング強度によって液晶傾斜配向
角を一定に与えることができない原因になっていると考
えられる。
【0021】これに対し、本発明において用いられるポ
リアラミド−シリコーン−マルチブロック共重合体の液
晶傾斜配向角は、焼成温度、ラビング強度によらずほぼ
一定である。そのうえ、組成中のシロキサン系化合物の
含有量を変えるだけで、液晶傾斜配向角(プレチルト
角)を変化させることができる。さらに、本発明によれ
ば、広い視野角が得られる。
【0022】本発明の配向膜の焼成温度は100度から
350度が好ましい。また、膜厚は、5nmから100
0nmが好ましい。
【0023】本発明において用いられるマルチブロック
共重合体の分子量は、概して、1,000から500,
000、好ましくは10,000から200,000で
ある。
【0024】本発明のマルチブロック共重合体は、従来
のランダム共重合体の合成反応と違い、今井らが、Ma
cromolecules Vol.22,No.1
1,1989で発表したような反応で得ることができ
る。ジアミンとトリエチルアミンとトリエチルアミン塩
酸塩の混合物に、たとえばクロロホルム等の溶媒に溶解
したジカルボン酸の二塩化物を氷水中、ドライ窒素下で
滴下し、これを数時間撹拌する。この反応物に、ポリジ
アミノシロキサンとクロロホルム等の溶媒に溶解したト
リエチルジアミンとの混合物を混ぜ、氷水中で数時間撹
拌する。その後、室温で数時間撹拌する。精製後、乾燥
し、目的とするポリアラミド−シリコーン−マルチブロ
ック共重合体が得られる。このように合成されたポリア
ラミド−シリコーン−マルチブロック共重合体は、下記
の繰り返し構成単位が規則正しく並んでいる。
【0025】
【化5】 本発明で用いられる共重合体中のポリシロキサンの含有
量は、上記の反応に用いるポリアラミドおよび/または
ポリシロキサンの重合度を変えることによって、変化さ
せることができる。
【0026】さらに、本発明にしたがえば、ポリシロキ
サンの含有量の異なるアラミド−シリコーン−マルチブ
ロック共重合体樹脂を2種類以上混合することにより、
液晶傾斜角を調節することができる。この混合樹脂膜を
用いた場合には、樹脂膜中のポリシロキサンの含有量が
同じであるアラミド−シリコーン−マルチブロック共重
合体樹脂膜を用いた場合より高い液晶傾斜角を得ること
ができる。
【0027】また、本発明にしたがえば、アラミド−シ
リコーン−マルチブロック共重合体樹脂にさらにポリア
ラミド樹脂を混合させることにより、アラミド−シリコ
ーン−マルチブロック共重合体の液晶傾斜角を任意に調
節することができる。加えるポリアラミド樹脂の種類や
量を選択することにより、液晶傾斜角を任意に低下させ
ることができるためである。また、ポリアラミド樹脂を
加えることにより、アラミド−シリコーン−マルチブロ
ック共重合体樹脂の粘度を任意に調節することができ
る。ポリアラミド樹脂としては、好ましくは、アラミド
−シリコーン−マルチブロック共重合体を構成している
ポリアラミドを用いるが、他のポリアラミドを使用する
こともできる。また、アラミド−シリコーン−マルチブ
ロック共重合体とポリアラミド樹脂の混合物において
も、広い視野角が得られる。
【0028】本発明の配向膜材料には、配向膜材料とし
て一般に用いられる他の化合物を加えることができる。
このような化合物としては、例えば、ポリウレタン、ポ
リエステル、ポリイミド、ポリカーボネートなどが挙げ
られる。
【0029】
【実施例】実施例では、下記の繰り返し単位を持つポリ
アラミド−シリコーン−マルチブロック共重合体を使用
した:
【化6】
【0030】(実施例1)ポリジメチルシロキサンの含
有量がそれぞれ違うポリアラミド−シリコーン−マルチ
ブロック共重合体を、N,N−ジメチルアセトアミドに
溶解し、通常のスピンコーター法でITO(インジウム
錫酸化物)付きガラス基板に1.0重量%のポリアラミ
ド−シリコーン−マルチブロック樹脂の溶液を1000
r.p.m.で塗布し、膜厚50nmの薄い配向膜を形
成した。この膜を180度で1時間処理してポリアラミ
ド−シリコーン−マルチブロック樹脂膜を形成した。こ
のとき使用したポリアラミド−シリコーン−マルチブロ
ック樹脂中のポリジメチルシロキサンの含有量は、10
重量%、20重量%、30重量%及び50重量%であっ
た。
【0031】この塗膜をナイロン布で一方向にラビング
した後、それぞれ20μmのスペーサーを挟んでラビン
グ方向が逆方向になるようにして組み立て、これにネマ
チック液晶(メルク社製 ZLI1565)を注入し液
晶傾斜配向角を測定した。測定した結果を下記の表1に
示す。
【0032】
【表1】 ポリアラミド−シリコーン−マルチブロック樹脂中 ポリジメチルシロキサン含有量 液晶傾斜配向角 10重量% 4度 20重量% 7度 30重量% 10度 50重量% 18度 以上のようにポリアラミド−シリコーン−マルチブロッ
ク樹脂中のポリジメチルシロキサンの含有量が増加する
とともに、液晶傾斜配向角も増加する。これよりポリア
ラミド−シリコーン−マルチブロック樹脂中のポリジメ
チルシロキサンの含有量を調整することだけにより、液
晶傾斜配向角が調整できる。またポリジアミノシロキサ
ンの含有量によらず、同バッチ内におけるセル及び、バ
ッチ間のセルにおける液晶傾斜配向角の再現性は良かっ
た。
【0033】(実施例2)ポリジメチルシロキサンの含
有量が10重量%のポリアラミド−シリコーン−マルチ
ブロック共重合体を、N,N−ジメチルアセトアミドに
溶解し、通常のスピンコーター法でITO(インジウム
錫酸化物)付きガラス基板に1.0重量%のポリアラミ
ド−シリコーン−マルチブロック樹脂の溶液を1000
r.p.m.で塗布し、膜厚50nmの薄い配向膜を形
成した。この膜を焼成温度を変えて1時間熱処理してポ
リアラミド−シリコーン−マルチブロック樹脂膜を形成
した。
【0034】この塗膜をナイロン布で一方向にラビング
した後、それぞれ20μmのスペーサーを挟んでラビン
グ方向が逆平行になるようにして組み立て、これにネマ
チック液晶(メルク社製 ZLI1565)を注入し液
晶傾斜配向角を測定した。測定した結果を下記の表2に
示す。
【0035】
【表2】 焼成温度を180度から220度まで変化させても液晶
傾斜配向角に大きな変化はみられなかった。このことか
ら、液晶傾斜配向角は焼成温度に依存せず、再現性が良
いことがわかった。
【0036】(実施例3)ポリジメチルシロキサンの含
有量が10重量%のポリアラミド−シリコーン−マルチ
ブロック共重合体を、N,N−ジメチルアセトアミドに
溶解し、通常のスピンコーター法でITO(インジウム
錫酸化物)付きガラス基板に1.0重量%のポリアラミ
ド−シリコーン−マルチブロック樹脂の溶液を1000
r.p.m.で塗布し、薄い配向膜を形成した。この膜
を焼成温度180度で1時間熱処理してポリアラミド−
シリコーン−マルチブロック樹脂膜を形成した。
【0037】この塗膜をナイロン布で一方向にラビング
するときの押し込み量を変えて、それぞれ20μmのス
ペーサーを挟んでラビング方向が逆平行になるようにし
て組み立て、これにネマチック液晶(メルク社製 ZL
I1565)を注入し液晶傾斜配向角を測定した。測定
した結果を下記の表3に示す。
【0038】
【表3】 押し込み量 液晶傾斜配向角 0.1mm 4.1度 0.2mm 3.9度 0.3mm 4.1度 0.4mm 4.3度 ラビングするときの押し込み量を0.1mmから0.4
mmまで変化させても液晶傾斜配向角に大きな変化はみ
られなかった。このことから、液晶傾斜配向角のラビン
グ強度依存性は観測されなかった。
【0039】(実施例4)ポリジメチルシロキサンの含
有量が10重量%のポリアラミド−シリコーン−マルチ
ブロック共重合体を、N,N−ジメチルアセトアミドに
溶解し、通常のスピンコーター法でITO(インジウム
錫酸化物)付きガラス基板に0.25重量%のポリアラ
ミド−シリコーン−マルチブロック樹脂の溶液を100
0r.p.m.で塗布し、膜厚10nmの薄い配向膜を
形成した。この膜を焼成温度180度で1時間熱処理し
てポリアラミド−シリコーン−マルチブロック樹脂膜を
形成した。
【0040】この塗膜をナイロン布で一方向にラビング
した後、1.6μmのスペーサーを挟んでラビング方向
が平行になるようにして組み立て、これに強誘電性液晶
(FELIX T120、FELIX T250、FE
LIX T251/00、FELIX T251/10
0またはFELIX T252、ヘキスト社製)を注入
し、コーン角を測定した。比較のため、ポリアラミド−
シリコーン−マルチブロック共重合体樹脂の代わりに、
液晶傾斜角がほぼ0度の配向膜樹脂であるポリアラミド
系樹脂POLIX−1001(ヘキスト社製)を用い、
同様にしてコーン角を測定した。結果を表4に示す。
【0041】
【表4】 コーン角(°) 液晶 アラミド−シリコーン−マルチ POLIX−1001 ブロック共重合体を用いたとき を用いたとき FELIX T120 23 18 FELIX T250 25 21 FELIX T251/00 27 21 FELIX T251/100 27 21 FELIX T252 23 16 表4のように、どの強誘電性液晶においても、コーン角
の増加が観察された。また、どの強誘電性液晶において
も、コントラストを低下させるようなツイスト配向およ
びジグザグ等の配向欠陥は観察されなかった。
【0042】各強誘電性液晶を、初期の配向状態(シェ
ブロン構造)で、通常のパルス駆動方法を用いてスイッ
チングさせたところ、高いコントラストを示した。
【0043】また、これらに矩形波を印加して準ブック
シェルフ構造にしてから、通常のパルス駆動方法を用い
てスイッチングさせたところ、同様に高いコントラスト
を示した。
【0044】(実施例5)ポリジメチルシロキサンの含
有量が15重量%のポリアラミド−シリコーン−マルチ
ブロック共重合体を、N,N−ジメチルアセトアミドに
溶解し、通常のスピンコート法でITO(インジウム錫
酸化物)付きガラス基板に1.0重量%のポリアラミド
−シリコーン−マルチブロック共重合体樹脂の溶液を1
000r.p.m.で塗布し、膜厚50nmの薄い配向
膜を形成した。この膜を焼成温度180度で1時間熱処
理してポリアラミド−シリコーン−マルチブロック共重
合体樹脂膜を形成した。この塗布膜をナイロン布で一方
向にラビングした後、20μmのスペーサーを挟んでラ
ビング方向が逆平行になるようにして組み立て、これに
ネマチック液晶(チッソ社製 LGT−5047)を注
入し液晶傾斜角を測定した。測定した結果、3.5度の
液晶傾斜角が得られた。同バッチ内におけるセル及び、
バッチ間のセルにおける液晶傾斜角の再現性は良かっ
た。
【0045】(実施例6)ポリジメチルシロキサンの含
有量が50%のポリアラミド−シリコーン−マルチブロ
ック共重合体樹脂と、ポリジメチルシロキサンの含有量
が10%のポリアラミド−シリコーン−マルチブロック
共重合体樹脂をブレンドして、ポリジメチルシロキサン
の含有量が15重量%となる混合物をつくった。この混
合物を、N,N−ジメチルアセトアミドに溶解し、通常
のスピンコート法でITO(インジウム錫酸化物)付き
ガラス基板に1.0重量%のポリアラミド−シリコーン
−マルチブロック共重合体の混合樹脂の溶液を1000
r.p.m.で塗布し、膜厚50nmの薄い配向膜を形
成した。この膜を焼成温度180度で1時間熱処理して
ポリアラミド−シリコーン−マルチブロック共重合体の
混合樹脂膜を形成した。この塗布膜をナイロン布で一方
向にラビングした後、20μmのスペーサーを挟んでラ
ビング方向が逆平行になるようにして組み立て、これに
ネマチック液晶(チッソ社製 LGT−5047)を注
入し液晶傾斜角を測定した。測定した結果、4.0度の
液晶傾斜角が得られた。同バッチ内におけるセル及び、
バッチ間のセルにおける液晶傾斜角の再現性は良かっ
た。ポリシロキサンの含有量が異なる2種類以上のポリ
アラミド−シリコーン−マルチブロック共重合体樹脂を
混合して得られた混合樹脂膜と、ポリシロキサンの含有
量がこれと同一であるブレンドしていないポリアラミド
−シリコーン−マルチブロック共重合体樹脂膜(実施例
5に記載)の液晶傾斜角を比較すると、前者の方がより
高い液晶傾斜角を得ることができた。この結果は、ポリ
シロキサンの含有量が異なる2種類以上のポリアラミド
−シリコーン−マルチブロック共重合体樹脂を混合する
ことにより、液晶傾斜角を調節することができたことを
示す。
【0046】(実施例7)ポリジメチルシロキサンの含
有量が55%のポリアラミド−シリコーン−マルチブロ
ック共重合体樹脂と、このポリアラミド−シリコーン−
マルチブロック共重合体を構成しているポリアラミド樹
脂をブレンドして、ポリジメチルシロキサンの含有量が
15重量%となる混合物をつくった。この混合物を、
N,N−ジメチルアセトアミドに溶解し、通常のスピン
コート法でITO(インジウム錫酸化物)付きガラス基
板に1.0重量%のポリアラミド−シリコーン−マルチ
ブロック共重合体とポリアラミドの混合樹脂の溶液を1
000r.p.m.で塗布し、膜厚50nmの薄い配向
膜を形成した。この膜を焼成温度180度で1時間熱処
理してポリアラミド−シリコーン−マルチブロック共重
合体とポリアラミドの混合樹脂膜を形成した。この塗布
膜をナイロン布で一方向にラビングした後、20μmの
スペーサーを挟んでラビング方向が逆平行になるように
して組み立て、これにネマチック液晶(チッソ社製 L
GT−5047)を注入し液晶傾斜角を測定した。測定
した結果、2.5度の液晶傾斜角が得られた。同バッチ
内におけるセル及び、バッチ間のセルにおける液晶傾斜
角の再現性は良かった。この結果は、ポリアラミドをポ
リアラミド−シリコーン−マルチブロック共重合体に混
合することにより、液晶傾斜角を任意に低下させること
ができたとともに、ポリアラミドの混合量を調節するこ
とにより、液晶傾斜角を調節することができたことを示
す。
【0047】本実施例では、アラミド−シリコーン−マ
ルチブロック共重合体を構成しているポリアラミドを使
用しているが、他のポリアラミドを使用することもでき
る。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】さらに、本発明にしたがえば、ポリシロキ
サンの含有量の異なるアラミド−シリコーン−マルチブ
ロック共重合体樹脂を2種類以上混合することにより、
液晶傾斜角を調節することができる。この混合樹脂膜を
用いた場合には、樹脂膜中のポリシロキサンの含有量が
同じであるアラミド−シリコーン−マルチブロック共重
合体樹脂膜を用いた場合より高い液晶傾斜角を得ること
ができ、さらにより広い視野角が得られる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】また、本発明にしたがえば、アラミド−シ
リコーン−マルチブロック共重合体樹脂にさらにポリア
ラミド樹脂を混合させることにより、アラミド−シリコ
ーン−マルチブロック共重合体の液晶傾斜角を任意に調
節することができる。加えるポリアラミド樹脂の種類や
量を選択することにより、液晶傾斜角を任意に低下させ
ることができるためである。また、ポリアラミド樹脂を
加えることにより、アラミド−シリコーン−マルチブロ
ック共重合体樹脂の粘度を任意に調節することができ
る。ポリアラミド樹脂としては、好ましくは、アラミド
−シリコーン−マルチブロック共重合体を構成している
ポリアラミドを用いるが、他のポリアラミドを使用する
こともできる。また、アラミド−シリコーン−マルチブ
ロック共重合体とポリアラミド樹脂の混合物において
も、より広い視野角が得られる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】本発明の配向膜材料には、配向膜材料とし
て一般に用いられる他の化合物を加えることができる。
このような化合物としては、例えば、ポリウレタン、ポ
リエステル、ポリイミド、ポリカーボネートなどが挙げ
られる。これらの化合物とアラミド−シリコーン−マル
チブロック共重合体との混合物においては、上記の混合
物よりも一層広い視野角が得られる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】(実施例5)ポリジメチルシロキサンの含
有量が15重量%のポリアラミド−シリコーン−マルチ
ブロック共重合体を、N,N−ジメチルアセトアミドに
溶解し、通常のスピンコート法でITO(インジウム錫
酸化物)付きガラス基板に1.0重量%のポリアラミド
−シリコーン−マルチブロック共重合体樹脂の溶液を1
000r.p.m.で塗布し、膜厚50nmの薄い配向
膜を形成した。この膜を焼成温度180度で1時間熱処
理してポリアラミド−シリコーン−マルチブロック共重
合体樹脂膜を形成した。この塗布膜をナイロン布で一方
向にラビングした後、20μmのスペーサーを挟んでラ
ビング方向が逆平行になるようにして組み立て、これに
ネマチック液晶(チッソ社製 LGT−5047)を注
入し液晶傾斜角を測定した。測定した結果、3.5度の
液晶傾斜角が得られた。同バッチ内におけるセル及び、
バッチ間のセルにおける液晶傾斜角の再現性は良かっ
た。また、5μmのスペーサーを挟んでラビング方向が
上下基板で90度ずれるように組み立て、これにネマチ
ック液晶(チッソ社製 LGT5047LC)を注入
し、視野角を測定した。測定した結果、正面から上下左
右方向に40度傾いた位置からでも反転せず、高コント
ラストな画像が得られた。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】(実施例6)ポリジメチルシロキサンの含
有量が50%のポリアラミド−シリコーン−マルチブロ
ック共重合体樹脂と、ポリジメチルシロキサンの含有量
が10%のポリアラミド−シリコーン−マルチブロック
共重合体樹脂をブレンドして、ポリジメチルシロキサン
の含有量が15重量%となる混合物をつくった。この混
合物を、N,N−ジメチルアセトアミドに溶解し、通常
のスピンコート法でITO(インジウム錫酸化物)付き
ガラス基板に1.0重量%のポリアラミド−シリコーン
−マルチブロック共重合体の混合樹脂の溶液を1000
r.p.m.で塗布し、膜厚50nmの薄い配向膜を形
成した。この膜を焼成温度180度で1時間熱処理して
ポリアラミド−シリコーン−マルチブロック共重合体の
混合樹脂膜を形成した。この塗布膜をナイロン布で一方
向にラビングした後、20μmのスペーサーを挟んでラ
ビング方向が逆平行になるようにして組み立て、これに
ネマチック液晶(チッソ社製 LGT−5047)を注
入し液晶傾斜角を測定した。測定した結果、4.0度の
液晶傾斜角が得られた。同バッチ内におけるセル及び、
バッチ間のセルにおける液晶傾斜角の再現性は良かっ
た。ポリシロキサンの含有量が異なる2種類以上のポリ
アラミド−シリコーン−マルチブロック共重合体樹脂を
混合して得られた混合樹脂膜と、ポリシロキサンの含有
量がこれと同一であるブレンドしていないポリアラミド
−シリコーン−マルチブロック共重合体樹脂膜(実施例
5に記載)の液晶傾斜角を比較すると、前者の方がより
高い液晶傾斜角を得ることができた。この結果は、ポリ
シロキサンの含有量が異なる2種類以上のポリアラミド
−シリコーン−マルチブロック共重合体樹脂を混合する
ことにより、液晶傾斜角を調節することができたことを
示す。また、5μmのスペーサーを挟んでラビング方向
が上下基板で90度ずれるように組み立て、これにネマ
チック液晶(チッソ社製 LGT5047LC)を注入
し、視野角を測定した。測定した結果、正面から上下左
右方向に45度傾いた位置からでも反転せず、高コント
ラストな画像が得られた。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】(実施例7)ポリジメチルシロキサンの含
有量が55%のポリアラミド−シリコーン−マルチブロ
ック共重合体樹脂と、このポリアラミド−シリコーン−
マルチブロック共重合体を構成しているポリアラミド樹
脂をブレンドして、ポリジメチルシロキサンの含有量が
15重量%となる混合物をつくった。この混合物を、
N,N−ジメチルアセトアミドに溶解し、通常のスピン
コート法でITO(インジウム錫酸化物)付きガラス基
板に1.0重量%のポリアラミド−シリコーン−マルチ
ブロック共重合体とポリアラミドの混合樹脂の溶液を1
000r.p.m.で塗布し、膜厚50nmの薄い配向
膜を形成した。この膜を焼成温度180度で1時間熱処
理してポリアラミド−シリコーン−マルチブロック共重
合体とポリアラミドの混合樹脂膜を形成した。この塗布
膜をナイロン布で一方向にラビングした後、20μmの
スペーサーを挟んでラビング方向が逆平行になるように
して組み立て、これにネマチック液晶(チッソ社製 L
GT−5047)を注入し液晶傾斜角を測定した。測定
した結果、2.5度の液晶傾斜角が得られた。同バッチ
内におけるセル及び、バッチ間のセルにおける液晶傾斜
角の再現性は良かった。この結果は、ポリアラミドをポ
リアラミド−シリコーン−マルチブロック共重合体に混
合することにより、液晶傾斜角を任意に低下させること
ができたとともに、ポリアラミドの混合量を調節するこ
とにより、液晶傾斜角を調節することができたことを示
す。また、5μmのスペーサーを挟んでラビング方向が
上下基板で90度ずれるように組み立て、これにネマチ
ック液晶(チッソ社製 LGT5047LC)を注入
し、視野角を測定した。測定した結果、正面から上下左
右方向に45度傾いた位置からでも反転せず、高コント
ラストな画像が得られた。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】本実施例では、アラミド−シリコーン−マ
ルチブロック共重合体を構成しているポリアラミドを使
用しているが、他のポリアラミドを使用することもでき
る。 (実施例8)ポリジメチルシロキサンの含有量が20%
のポリアラミド−シリコーン−マルチブロック共重合体
樹脂と、2,2−ビス(4−アミノフェニル)ヘキサフ
ルオロプロパンと4,4'−(ヘキサフルオロイソプロ
ピリデン)ジフェニル酸無水物との共重合体樹脂(ポリ
イミド)をブレンドして、混合物をつくった。混合比は
4:1であった。この混合物をN,N−ジメチルアセト
アミドに溶解し、通常のスピンコーター法でITO(イ
ンジウム錫酸化物)付きガラス基板に1.0重量%の上
記混合物の溶液を1000r.p.m.で塗布し、膜厚
50nmの薄い配向膜を形成した。この膜を焼成温度1
80度で1時間熱処理して薄膜を形成した。この膜をナ
イロン布で一方向にラビングした後、20μmのスペー
サーを挟んでラビング方向が逆平行になるようにして組
み立て、これにネマチック液晶(チッソ社製 LGT5
047)を注入し液晶傾斜角を測定した。測定した結
果、3.0度の液晶傾斜角が得られた。また、5μmの
スペーサーを挟んでラビング方向が上下基板で90度ず
れるように組み立て、これにネマチック液晶(チッソ社
製 LGT5047LC)を注入し、視野角を測定し
た。測定した結果、正面から上下左右方向に50度傾い
た位置からでも反転せず、高コントラストな画像が得ら
れた。 (実施例9)ポリジメチルシロキサンの含有量が20%
のポリアラミド−シリコーン−マルチブロック共重合体
樹脂と、ジメチルシロキサンの含有量が10%の、次
式:
【化7】 のポリアラミド−シリコーン−マルチブロック共重合体
樹脂をブレンドして、混合物をつくった。混合比は3:
1であった。この混合物をN,N−ジメチルアセトアミ
ドに溶解し、通常のスピンコーター法でITO(インジ
ウム錫酸化物)付きガラス基板に1.0重量%の上記混
合物の溶液を1000r.p.m.で塗布し、膜厚50
nmの薄い配向膜を形成した。この膜を焼成温度180
度で1時間熱処理して薄膜を形成した。この膜をナイロ
ン布で一方向にラビングした後、20μmのスペーサー
を挟んでラビング方向が逆平行になるようにして組み立
て、これにネマチック液晶(チッソ社製 LGT504
7)を注入し液晶傾斜角を測定した。測定した結果、
3.0度の液晶傾斜角が得られた。また、5μmのスペ
ーサーを挟んでラビング方向が上下基板で90度ずれる
ように組み立て、これにネマチック液晶(チッソ社製
LGT5047LC)を注入し、視野角を測定した。測
定した結果、正面から上下左右方向に45度傾いた位置
からでも反転せず、高コントラストな画像が得られた。 (実施例10)ポリジメチルシロキサンの含有量が20
%のポリアラミド−シリコーン−マルチブロック共重合
体樹脂と、ポリアラミド樹脂(ヘキスト社製 POLI
X−003)をブレンドして、混合物をつくった。混合
比は3:1であった。この混合物をN,N−ジメチルア
セトアミドに溶解し、通常のスピンコーター法でITO
(インジウム錫酸化物)付きガラス基板に1.0重量%
の上記混合物の溶液を1000r.p.m.で塗布し、
膜厚50nmの薄い配向膜を形成した。この膜を焼成温
度180度で1時間熱処理して薄膜を形成した。この膜
をナイロン布で一方向にラビングした後、20μmのス
ペーサーを挟んでラビング方向が逆平行になるようにし
て組み立て、これにネマチック液晶(チッソ社製 LG
T5047)を注入し液晶傾斜角を測定した。測定した
結果、2.5度の液晶傾斜角が得られた。また、5μm
のスペーサーを挟んでラビング方向が上下基板で90度
ずれるように組み立て、これにネマチック液晶(チッソ
社製 LGT5047LC)を注入し視野角を測定し
た。測定した結果、正面から上下左右に45度傾いた位
置からでも反転せず、高コントラストな画像が得られ
た。 (比較例)市販のTFT用ポリイミド配向膜材料をN,
N−ジメチルアセトアミドに溶解し、通常のスピンコー
ター法でITO(インジウム錫酸化物)付きガラス基板
に1.0重量%の上記混合物の溶液を1000r.p.
m.で塗布し、膜厚50nmの薄い配向膜を形成した。
この膜を焼成温度180度で1時間熱処理して膜を形成
した。この膜をナイロン布で一方向にラビングした後、
20μmのスペーサーを挟んでラビング方向が逆平行に
なるようにして組み立て、これにネマチック液晶(チッ
ソ社製 LGT5047)を注入し液晶傾斜角を測定し
た。測定した結果、2.5度の液晶傾斜角が得られた。
また、5μmのスペーサーを挟んでラビング方向が上下
基板で90度ずれるように組み立て、これにネマチック
液晶(チッソ社製 LGT5047LC)を注入し、視
野角を測定した。測定した結果、視角依存性が大きく、
正面から上下左右に40度傾いた位置からでは良好な画
像を観ることができなかった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内面に透明電極及び配向膜が順次形成され
    た一対の基板間に液晶層が挟持されている液晶表示素子
    であって、前記基板間の少なくとも一方の対向面上の配
    向膜材料として、以下の繰り返し単位を有する少なくと
    も1種のアラミド−シリコーン−マルチブロック共重合
    体が使用されていることを特徴とする液晶表示素子: 【化1】 [式中、mは1以上100以下の整数である。n及びxは
    1以上の整数である。Aはパラ−フェニレン基、メタ−
    フェニレン基、ジフェニレン基、ナフチレン基または、 【化2】 (Xは-O-、-SO2-、-CO-、-S-、-C(CH3)2-、-
    C(CF3)2-、-SO-または-CH2-を表す。)であり;
    Bは、二価の炭化水素基であり;R1は、二価の炭素数
    1から5の炭化水素基であり;R2は、一価の直鎖また
    は分枝鎖の炭素数1から5の脂肪族炭化水素基、脂環式
    炭化水素基、または芳香族炭化水素基であり;ポリシロ
    キサンの含有量が0.2%〜80%である。]
  2. 【請求項2】請求項1に記載の配向膜材料において、ポ
    リシロキサンの含有量の異なるアラミド−シリコーン−
    マルチブロック共重合体樹脂を2種類以上混合したもの
    が配向膜材料として使用されていることを特徴とする液
    晶表示素子。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の配向膜材料にお
    いて、さらにポリアラミド樹脂を含むことを特徴とする
    液晶表示素子。
JP5305336A 1992-12-28 1993-12-06 液晶表示素子 Pending JPH06258646A (ja)

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