JPH0625810Y2 - 通風用ルーバ - Google Patents

通風用ルーバ

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JPH0625810Y2
JPH0625810Y2 JP2769988U JP2769988U JPH0625810Y2 JP H0625810 Y2 JPH0625810 Y2 JP H0625810Y2 JP 2769988 U JP2769988 U JP 2769988U JP 2769988 U JP2769988 U JP 2769988U JP H0625810 Y2 JPH0625810 Y2 JP H0625810Y2
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富弘 大竹
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、空気の吸込口と吐出口とを別個に設けた筐
体における各口部に共通部品として取付け可能であり、
必要に応じて塵埃捕集用のフィルタを着脱自在に介装さ
せ得るよう構成した通風用ルーバに関するものである。
従来技術 筐体内部に冷凍機構および製氷機構を備え、前記冷凍機
構により冷却される製氷室で多数の角氷その他の氷塊を
製造するよう構成した自動製氷機が、喫茶店やレストラ
ンその他の厨房施設で好適に使用されている。前記冷凍
機構は、圧縮機、凝縮器、キャピラリーチューブ、蒸発
器等の諸部材から基本的に構成され、前記蒸発器は製氷
機構における製氷部に配設されて、該製氷部を冷却する
ようになっている。また冷凍系を構成する凝縮器は、一
般にフィンアンドチューブ形が用いられ、筐体内部に配
設した冷却ファンによって、該凝縮器を強制空冷する構
成が採用されている。
前述した空冷式の凝縮器を備える製氷機では、その筐体
下部に空気吸込口と吐出口とが開設される。すなわち、
冷却ファンの回転によりこの吸込口から吸引された空気
は、凝縮器に接触して熱交換による冷却を行なった後、
温度上昇した空気は前記吐出口を介して外部に吐出され
る。この場合に、空気と共に塵埃も筐体内に吸込まれる
が、この塵埃が凝縮器に付着すると、熱交換効率を低下
させオーバーヒート等による故障の原因となる。そこ
で、前記冷却ファンにより吸込まれた空気は、凝縮器に
接触する以前に浄化して、空気中の塵埃を除去しておく
必要がある。このため従来の製氷機では、筐体の所要個
所に、吸込口や吐出口として機能する長丸穴や角穴を多
数穿設し、塵埃捕集用のフィルタは凝縮器に直接取付け
るよう構成されている。
また別の提案では、背面にフィルタを取付けたルーバ
を、吸込口側にのみ配設し、該ルーバを介して吸込まれ
る空気をここで浄化する構造も採用されている。このよ
うに、吸込口にルーバを配設する構造であっても、筐体
内部から吐出される空気は浄化する必要がないため、吐
出口に関しては、従来通りの長丸穴や角穴で構成するの
が一般的であった。
考案が解決しようとする課題 先に述べた如く、空気の吸込口および吐出口が丸長穴や
角穴で形成されていると、開口面積が大きいために、そ
の穴部から筐体内に収納した冷凍機構等の内部構造が見
えてしまう難点がある。この場合、穴を小さくすること
により、内部機構を容易に視認し得なくすることは可能
であるが、穴開け加工に使用する抜き型の製作が煩雑と
なり、費用も嵩む問題を生ずる。また、凝縮器にフィル
タを取付けた構成のものでは、当該フィルタの定期的な
清掃や交換等のメンテナンスに際し、筐体全体を取外す
煩雑な作業が必要であった。
前述した吸込口にルーバを取付ける構造のものでは、フ
ィルタの清掃や交換は、該ルーバを取外すだけで行ない
得るが、依然として吐出口の丸長穴や角穴から内部が見
えてしまう欠点が指摘される。更に、吸込口と吐出口と
の穴開け加工の抜き型が異なるため、加工工数が増加す
ると共に金型費用も嵩む問題がある。また、吸込口と吐
出口とのデザインが不統一となり、全体的に外見上の均
衡が図られない難点がある。
考案の目的 本考案は、前述した吸込口および吐出口が開設される筐
体に内在している前記欠点に鑑み、これを好適に解決す
るべく提案されたものであって、フィルタを取付けた状
態であっても、これを取付けない状態であっても、筐体
の前記両開口部に、寸法を変更することなく、共通部品
として容易に装着し得る通風用ルーバを提供することを
目的とする。
課題を解決するための手段 前述の課題を克服し、所期の目的を達成するため本考案
に係る通風用ルーバは、内部に設けたファンの回転によ
り外部空気を吸込んで冷凍機構の凝縮器に対する空冷作
用を営み、これと熱交換した後の空気を外部に吐出する
ように構成した自動製氷機に代表される冷凍装置の筐体
において、 前記筐体の開口部に嵌挿可能な枠状本体を備え、内部に
複数条のスラットを形成した通風用ルーバと、 この通風用ルーバの前記枠状本体に突設され、該本体を
前記開口部に嵌挿した際に、この開口部の四囲面と当接
して位置決めが行なわれる縁部と、 前記枠状本体の下端に形成され、該本体から垂下する垂
直部、該垂直部から延在する水平部および該水平部の底
面に突設した係合突起から構成される取付部と、 前記枠状本体の下端中央部に形成され、開口部の筐体内
方に突出する取付枠に弾力的に当接可能な弾性片とから
なり、 前記通風用ルーバにおける枠状本体を前記開口部に嵌挿
した際に、前記取付部の垂直部が開口部の前記取付枠に
着脱自在に係合すると共に、前記弾性片が開口部の前記
取付枠に弾力的に当接して一方向に付勢する構成にした
ことを特徴とする。
また本考案に係る通風用ルーバに着脱自在に取付けられ
るフィルタとしては、 前記通風用ルーバの枠状本体と同一寸法に形成され、そ
の開口にフィルタ部材を配設した枠体と、 この枠体の上端部から水平に突出するよう形成され、前
記枠状本体の上端に突設した突起と嵌合し得る取付穴を
穿設した係着片と、 前記枠体の下端部に垂下するよう突設され、前記通風用
ルーバにおける取付部の水平部が挿通される取付穴が穿
設されると共に、該水平部の係合突起と係合可能な突部
とからなり、 通風用ルーバの枠状本体に前記フィルタの枠体を密着的
に取付けた状態で、該ルーバを筐体の開口部に嵌挿した
際に、前記取付枠の開放端と着脱自在に係合する突起部
を、前記係着片に突設する構成としておくのが好まし
い。
実施例 次に、本考案に係る通風用ルーバにつき、好適な実施例
を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。なお
本実施例では、自動製氷機の筐体に通風用ルーバを採用
した場合につき説明するが、本考案はこれに限定される
ものではなく、筐体に開設した吸込口および吐出口を介
して空気の流入・流出が行なわれ、かつ吸込口でのフィ
ルタによる空気浄化を必要とする機器全般に広く使用し
得るものである。
第1図は、本考案が好適に採用される自動製氷機を斜視
状態で示すものであって、製氷機10における筐体12
の内部上方に製氷機構(図示せず)が配設され、この製
氷機構で製造した角氷は、筐体内部の貯氷庫14内に放
出貯留される。該貯氷庫14の更に下方に、冷凍機構
(図示せず)が配設されると共に、この冷凍機構の前方
に位置する筐体下部前面に2つの矩形状の開口部16,
16が隣接して開設され、この開口部16に後述する通
風用ルーバ18が取付けられている。
(通風用ルーバについて) 第1図において、左方の開口部16は吸込側として機能
し、この開口部16にルーバ18が着脱自在に取付けら
れ、吐出側として機能する右方の開口部16に同一規格
のルーバ18が取付けられる。なお、後述するフィルタ
40を取付けた通風用ルーバ18を「吸込側ルーバ」と
して指示し、フィルタ40を取付けていない通風用ルー
バ18を「吐出側ルーバ」として指示する。
前記開口部16における開口縁部には、第2図に示す如
く、筐体の内方に所定寸法だけ水平に突出する矩形状の
取付枠20が一体形成され、この取付枠20を介して通
風用ルーバ18が、後述する如く着脱自在あるいは固定
的に取付けられる。なお、取付枠20における上部水平
材20aの中央に通孔20cが穿設され、通風用ルーバ
18のみ(フィルタを介装することなく)を開口部16
に取付ける際には、該通孔20cに挿通したねじ22に
より固定される(第10図参照)。
通風用ルーバ18は、第2図に示す如く、前記の開口部
16に密着的に内挿可能な矩形状の枠体からなる本体2
4と、該本体24の一方の側面における四囲外縁に突設
した縁部26とから基本的に構成され、この本体24を
開口部16に嵌挿した際に、縁部26が開口部16の外
側端縁に当接して挿入が停止される位置決めがなされ
る。本体24の両側板間には、スラット28が所要角度
で複数本平行に傾斜して架設されて、本体24に開設し
た矩形状の開口24aに臨んでいる。
また本体24の上端には、左右に所定間隔離間して突起
30,30が突設され、各突起30はルーバ18に後述
のフィルタ40を取付けるに際し、該フィルタ40に設
けた取付穴52aに嵌合される寸法に設定されている。
更に両突起30,30の中間部に、第9図および第11
図に示す如く、前記取付枠20の上部水平材20aに穿
設した通孔20cと対応するねじ穴32が螺設されてい
る。
第2図に示す如く、通風用ルーバ本体24の下端には、
左右に所定間隔離間して側面において「L」字状を呈す
る取付部34,34が突出形成されている。この取付部
34は、本体24から垂下する垂直部34aと、この垂
直部34aの下端から水平に延在する水平部34bとか
らなる。前記の水平部34bは、第11図から判明する
如く、本体24の右端部(縁部26が形成される端部と
反対側の端部)から所定長だけ突出し、その開放端の底
面に係合突起34cが突設されている。この係合突起3
4cは、後述するフィルタ40の下端縁に対応的に形成
される突部52と係合して、当該ルーバ18にフィルタ
40を密着的に取付けるべく機能するものである。
ここで、第2図に示す如く、前記垂直部34aと縁部2
6との離間距離lは、前記開口部16における取付枠
20の筐体内突出長さlと略等しくなるよう寸法設定
されている。従って、通風用ルーバ18を開口部16に
嵌挿すると、第8図(a)に示すように、縁部26が開
口部16の外縁部に当接すると共に、垂直部34aが取
付枠20における筐体内部の開放端に係合する。またル
ーバ本体24における両取付部34,34の中間には、
スラット28の延設方向に対し交差して、所定幅のスリ
ット36,36が形成され、両スリット36,36間に
弾性片38が形成される。この弾性片38の底面には、
該弾性片38の開放端から所定長さ後退した位置に係合
突起38aが垂下突設され、第8図(a)および第11
図に示す如く、ルーバ本体24を前記取付枠20に嵌挿
した際に、この係合突起38aが取付枠20の下部水平
材20bに弾力的に当接されるよう寸法設定されてい
る。なお、通風用ルーバ18は、合成樹脂を材質として
容易に一体成形し得るので、コスト低減を図ることがで
きる。
(フィルタについて) 次に、このように構成した通風用ルーバ18には、以下
に説明する構造のフィルタが、着脱自在に取付けられ
る。フィルタ40自体は、矩形状の枠体42に、塵埃捕
集用の所定メッシュ寸法の網体が張設されたものである
が、その枠体42は、第2図に示す如く、通風用ルーバ
18の本体24と略同一寸法に形成され、本体24と重
ね合わせた状態で筐体の開口部16に嵌挿し得る。この
枠体42に囲まれる矩形状の開口44には、所要材質の
網体からなるフィルタ部材46が張設され、該フィルタ
40を介して吸込まれる空気中の塵埃を完全に捕集し得
るようになっている。
枠体42の上端左右には、係着片48,48が枠体24
から水平に突出され、各係着片48に取付穴48aの穿
設および突起部48bの突設がなされている。取付穴4
8aは、第4図に示す如く、係着片48を通風用ルーバ
本体24の上端に密着載置した状態において、本体24
に突設した前記突起30が嵌合される対応位置に穿設さ
れている。また突起部48bの突設位置は、後述する如
く、フィルタ40を取付けた通風用ルーバ18を前記開
口部16に嵌挿した際に、取付枠20における筐体内部
側の開放端に係合するよう設定されている(第8図
(a)参照)。
枠体42における両係着片48,48の中間には、当該
枠体42の上端より若干下方において、前記係着片48
と同方向に水平に延出する上部押圧突片50が突設され
ている。この押圧突片50は、当該フィルタ40を通風
用ルーバ18に取付けた際に、第1図に示す如く、ルー
バ18の開口24aにおける各スラット28間を介して
筐体手前側に突出するよう寸法設定され、後述のよう
に、通風用ルーバ18を開口部16から取外す場合に使
用される。
前記枠体42の下端には、通風用ルーバ本体24の下端
に形成した前記取付部34,34と夫々対応する位置
に、突部52,52が垂下突設されている。この突部5
2には、ルーバ本体24における取付部34の水平部3
4bが挿通可能な取付穴52aが穿設されている。な
お、第2図に示す如く、突部52の厚みl(枠体42
の厚みと同じ)は、前記取付部34の垂直部34aと水
平部34bに突設した係合突起34cとの間の距離l
と略同一に設定されている。従って、フィルタ40を通
風用ルーバ18に取付けた際に、第4図に示す如く、フ
ィルタ40における突部52が、垂直部34aおよび係
合突起34cに挟持されて、当該フィルタ40がルーバ
本体24に安定的に固定される。
更に、フィルタ40の両突部52,52の中間位置に、
前記上部押圧突片50と反対方向に水平に延出する下部
押圧突片54が突設され、この押圧突片54は、ルーバ
18にフィルタ40を取付ける場合に使用される。
(実施例の作用) 次に、前述した構成に係る通風用ルーバの取付けの実際
につき、吸込側ルーバとして機能させる場合および吐出
側ルーバとして機能させる場合の夫々を説明する。な
お、吸込側ルーバ18については、予め該ルーバ背面に
フィルタ40を取付ける必要がある。この場合、第3図
に示す如く、先ず、通風用ルーバ18に対しフィルタ4
0を傾斜させ、該フィルタ40の係着片48,48に穿
設した取付穴48a,48aに、ルーバ18の上部に突
設した突起30,30を夫々対応的に嵌合させる。
次いで、フィルタ40の下部押圧突片54を下方に押圧
しつつ、前記突起30を支点として時計方向に回動さ
せ、当該フィルタ40の突部52,52に穿設した取付
穴52a,52aに、ルーバ18の取付部34,34を
対応的に挿通させる。取付部34における水平部34b
の開放端側には、下方に僅かに突出する係合突起34c
が設けられているので、この係合突起34cが、第4図
および第8図(a)に示す如く、突部52の右端面に係
合し、これによりルーバ18にフィルタ40が密着的に
取付けられる。なお、この場合にフィルタ40の上部押
圧突片50は、第8図に示す如く、ルーバ本体24の開
口24aを介して外方に突出している。
次に、この吸込側ルーバ18を筐体12の開口部16に
取付けるには、先ず、第5図に示す如く、フィルタ40
を配設した面を開口部16に向けると共に、ルーバ18
を傾斜させた状態で、該ルーバ18の下端に形成した取
付部34,34における垂直部34a,34aを、前記
取付枠20の下部水平材20bの開放端側に係合的に臨
ませる。次いでルーバ18の上方を押圧して開口部16
に強制嵌入させれば、前記フィルタ40の係着片48,
48に突設した突起部48b,48bが、第6図および
第7図に示す如く、取付枠20における上部水平材20
aの開放端側に係合し、これにより筐体12の開口部1
6に吸込側ルーバ18が確実に取付けられる。
すなわち、第8(a)図に示す如く、ルーバ18の縁部
26が開口部16の四囲面に当接すると共に、突起部4
8bが前記取付枠20における上部水平材20aの開放
端に係合し、更に取付部34の垂直部34aが、下部水
平材20bの開放端に係合することにより取付けがなさ
れる。なお、ルーバ18に配設した前記弾性片38の係
合突起38aは、第8(a)図に示すように、取付枠2
0の下部水平材20bに弾力的に当接するので、ルーバ
18は安定的に取付けられる。
このように取付けた吸込側ルーバ18を取外す際は、ル
ーバ18の開口24aから外方に突出する前記上部押圧
突片50を、下方に押圧すると共に手前側に引張ること
により、第8図(b)に示す如く開口部16から容易に
抜脱し得る。すなわち、上部押圧突片50を下方に押圧
すると、前記弾性片38が上方に撓んで、ルーバ18全
体が開口部16中で若干下降する。この状態で上部押圧
突片50を図において左方に引けば、前記フィルタ40
に設けた係着片48の突起部48bが取付枠20の開放
端から外れるので、ルーバ18の上方部分が開口部16
から抜き出される。次いで、全体を上方に引き上げるこ
とにより、ルーバ18を開口部16から抜脱し得る。
次に、第9図に示す如く、吐出側ルーバ18(フィルタ
40が取付けられていない)を開口部16に取付ける場
合、前述した吸込側ルーバ18を取付ける手順と同様
に、ルーバ18の下端に形成した取付部34の垂直部3
4aを、前記取付枠20における下部水平材20bの開
放端側に係合的に臨ませる。次いで、ルーバ18の上方
を押圧して開口部16に嵌挿すれば、ルーバ18の縁部
26が、開口部16の四囲面に当接し、当該ルーバ18
の位置決めがなされる。このとき、ルーバ本体24の上
部に穿設したねじ穴32と、取付枠20の上部水平材2
0aに穿設した通孔20cとが一致するので(第11図
参照)、ねじ22をねじ穴32に螺挿することにより、
第10図に示す如く、吐出側ルーバ18は取付枠20に
確実に固定される。
考案の効果 以上説明したように、本考案に係る通風用ルーバによれ
ば、筐体に開設した開口部に通風用ルーバ単体のみで取
付けることができる。また、別体として用意したフィル
タを取付ければ、当該通風用ルーバを、規格寸法の変更
を伴うことなく、前記開口部に着脱自在に取付けること
ができる。すなわち、吸込側と吐出側とに、同一規格寸
法に係るルーバを共通的に使用することができ、これに
より筐体の加工が容易になって、しかも製造コストを低
減し得るものである。
更に、フィルタを取付けたルーバは筐体から容易に取外
し得るので、フィルタの清掃や交換作業等のメンテナス
を容易に行ない得る。また、吸込口と吐出口とに同一形
状のルーバを使用し得るから、デザイン的に統一されて
優れた外観が得られる、等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る通風用ルーバの好適な実施例を示す
ものであって、第1図は実施例に係るルーバを採用した
自動製氷機の外観を示す斜視図、第2図は吸込側ルーバ
の分解斜視図、第3図はルーバにフィルタを取付ける前
の状態を示す説明斜視図、第4図はルーバにフィルタを
取付けた状態を示す説明斜視図、第5図は吸込側ルーバ
を筐体の開口部に取付ける前の状態を示す説明斜視図、
第6図は吸込側ルーバを筐体の開口部に取付けた状態を
示す説明斜視図、第7図は第6図に示す吸込側ルーバを
筐体内部から観察した背面図、第8図は第7図のVIII−
VIII線断面図であって、第8図(a)は吸込側ルーバを
筐体の開口部に取付けた状態を示し、第8図(b)は吸
込側ルーバを筐体の開口部から取外す状態を示す、第9
図は吐出側ルーバを筐体の開口部から取外した状態を示
す斜視図、第10図は吐出側ルーバを開口部に取付けた
状態を示す斜視図、第11図は第10図の縦断面図であ
る。 12…筐体、16…開口部 20…取付枠、24…本体 24a…開口、26…縁部 28…スラット、30…突起 32…ねじ穴、34…取付部 34a…垂直部、34b…水平部 34c…係合突起、38…弾性片

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に設けたファンの回転により外部空気
    を吸込んで冷凍機構の凝縮器に対する空冷作用を営み、
    これと熱交換した後の空気を外部に吐出するように構成
    した自動製氷機に代表される冷凍装置の筐体(12)におい
    て、 前記筐体(12)の開口部(16)に嵌挿可能な枠状本体(24)を
    備え、内部に複数条のスラット(28)を形成した通風用ル
    ーバ(18)と、 この通風用ルーバ(18)の前記枠状本体(24)に突設され、
    該本体(24)を前記開口部(16)に嵌挿した際に、この開口
    部(16)の四囲面と当接して位置決めが行なわれる縁部(2
    6)と、 前記枠状本体(24)の下端に形成され、該本体(24)から垂
    下する垂直部(34a)、該垂直部(34a)から延在する水平部
    (34b)および該水平部(34b)の底面に突設した係合突起(3
    4c)から構成される取付部(34)と、 前記枠状本体(24)の下端中央部に形成され、開口部(16)
    の筐体内方に突出する取付枠(20)に弾力的に当接可能な
    弾性片(38)とからなり、 前記通風用ルーバ(18)における枠状本体(24)を前記開口
    部(16)に嵌挿した際に、前記取付部(34)の垂直部(34a)
    が開口部(16)の前記取付枠(20)に着脱自在に係合すると
    共に、前記弾性片(38)が開口部(16)の前記取付枠(20)に
    弾力的に当接して一方向に付勢する よう構成したことを特徴とする通風用ルーバ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の通風用ルーバ(18)に着脱自
    在に取付けられるフィルタ(40)であって、 前記通風用ルーバ(18)の枠状本体(24)と同一寸法に形成
    され、その開口(44)にフィルタ部材(46)を配設した枠体
    (42)と、 この枠体(42)の上端部から水平に突出するよう形成さ
    れ、前記枠状本体(24)の上端に突設した突起(30)と嵌合
    し得る取付穴(48a)を穿設した係着片(48)と、 前記枠体(42)の下端部に垂下するよう突設され、前記通
    風用ルーバ(18)における取付部(34)の水平部(34b)が挿
    通される取付穴(52a)が穿設されると共に、該水平部(34
    b)の係合突起(34c)と係合可能な突部(52)とからなり、 通風用ルーバ(18)の枠状本体(24)に前記フィルタ(40)の
    枠体(42)を密着的に取付けた状態で、該ルーバ(18)を筐
    体(12)の開口部(16)に嵌挿した際に、前記取付枠(20)の
    開放端と着脱自在に係合する突起部(48b)が前記係着片
    (48)に突設されていることを特徴とする通風用ルーバ。
JP2769988U 1988-03-02 1988-03-02 通風用ルーバ Expired - Lifetime JPH0625810Y2 (ja)

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