JPH062580A - 内燃機関 - Google Patents

内燃機関

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JPH062580A
JPH062580A JP18595992A JP18595992A JPH062580A JP H062580 A JPH062580 A JP H062580A JP 18595992 A JP18595992 A JP 18595992A JP 18595992 A JP18595992 A JP 18595992A JP H062580 A JPH062580 A JP H062580A
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JP
Japan
Prior art keywords
crank angle
angle sensor
cylinder body
fixed
internal combustion
Prior art date
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Pending
Application number
JP18595992A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Nakayama
学 中山
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Yamaha Marine Co Ltd
Original Assignee
Sanshin Kogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanshin Kogyo KK filed Critical Sanshin Kogyo KK
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Publication of JPH062580A publication Critical patent/JPH062580A/ja
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クランク角センサをクランク軸穴基準のある
シリンダボディ等の固定部材に位置決めして固定するの
に際して、クランク角センサの設置位置が制約されるこ
となく、クランク角センサを適切な箇所に自由に設置す
ることができる内燃機関を提供する。 【構成】 クランク角センサ36を有し、このクランク
角センサはボルト40によってクランク軸穴基準のある
シリンダボディ12に対して位置決めして固定され、ク
ランク角センサは、シリンダボディ12とは別のウォー
タージャケットカバー38に設置されるものであり、こ
のカバーにはルーズな穴50が形成され、ボルトこのル
ーズな穴を貫通してシリンダボディに固着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は内燃機関に係わり、特
に、クランク角センサを位置決めして固定するための機
構が改良された内燃機関に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、内燃機関は、エンジン始動時に
スタータからの回転力を受けるリングギヤを有し、この
リングギヤの外周部には、クランク角センサが配置され
た構成となっている。このクランク角センサは、励磁さ
れた電磁ピックアップを有し、リングギヤの回転に伴う
磁束密度の変化を電磁ピックアップが読み取ることによ
りクランク角の位置を検出するものであって、エンジン
回転速度を検出するため等に使用される。
【0003】このクランク角センサの性能は、リングギ
ヤの歯とピックアップとの隙間の値により影響を受け、
特に、エンジンの低回転時にその影響が著しい。そこ
で、リングギヤの歯とピックアップとの間の隙間を一定
値に管理する必要がある。このために、クランク角セン
サは位置決めされて固定されることが必要であり、この
位置決め機構の従来例として、クランク角センサを設置
する際にリングギヤとクランク角センサとの隙間を人為
的に調整する機構、クランク軸穴基準のあるシリンダボ
ディにネジ穴加工を施し、当該シリンダボディにクラン
ク角センサを直接固定する機構、クランク軸穴基準がな
い部材にクランク角センサを直接取付け、クランク角セ
ンサの位置決めは位置精度の確保が可能な構造(ノック
ピン等)を用いて行う機構等が存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来例のう
ち、リングギヤとクランク角センサとの隙間を人為的に
調整する機構ではクランク角センサを設置するための工
数が増大する問題があり、そして、ノックピン等を用い
る機構では、部品点数が増大するとともに、ノックピン
等の精度を十分保証できずにクランク角センサとリング
ギヤとの間隔を一定値に管理することが困難となる。
【0005】一方、クランク角センサをシリンダボディ
に直接取り付ける機構は、工数および部品点数の低減の
見地から他の機構よりも望ましいものと言えるが、クラ
ンク角センサの設置位置は、クランク角センサをシリン
ダボディに直接取り付けることのできる箇所に限定さ
れ、従来、このような箇所として、シリンダボディの左
右バンクのVベルトの外側に限られていた。ところで、
シリンダボディの左右バンクのVベルトの外側部分はオ
イルタンク等が配設され、クランク角センサを設置する
ためのスペースが十分とれず、その結果、クランク角セ
ンサがVベルトに当接して損傷してしまう等の問題があ
った。
【0006】そこで、この発明は、クランク角センサを
クランク軸穴基準のあるシリンダボディ等の固定部材に
位置決めして固定するのに際して、クランク角センサの
設置位置が制約されることなく、クランク角センサを適
切な箇所に自由に設置することができる内燃機関を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこの目的を達成
するために、クランク角センサを有し、当該クランク角
センサは締結手段によってクランク軸穴基準のある固定
部材に対して位置決めして固定されている内燃機関にお
いて、前記クランク角センサは、前記固定部材とは別の
プレートに設置されるものであり、当該プレートにはル
ーズな穴が形成され、前記締結手段は当該ルーズな穴を
貫通して前記固定部材に固着されている、ことを特徴と
するものである。
【0008】
【作用】前記締結手段はプレートのルーズな穴を介して
前記固定部材に固着されるため、クランク角センサを前
記固定部材に直接設置することができない場合でも、ク
ランク角センサを前記プレートを介して固定部材に対し
て位置決め固定できる。したがって、クランク角センサ
をプレートに設置することができる等クランク角センサ
の設置位置が制約されることなく、当該クランク角セン
サを適切な位置に自由に設置することができる。
【0009】
【実施例】次に本発明の実施例を添付図面を用いて説明
する。図1および図2は船外機用内燃機関を示すもので
あり、内燃機関10はトップカウル11内に配設されて
いる。内燃機関10のシリンダボディ12内には、クラ
ンク軸13が縦置きに配置され、このクランク軸13の
上部には、内燃機関本体10から突出してフライホイー
ルマグネトウを形成するロータ14が取付られている。
そして、このクランク軸13には、図示しないコンロッ
ドを介して、同様に図示しないピストンが連結され、各
ピストンは二つのバンクにV字状に分かれて気筒16内
に収容されている。
【0010】前記各気筒16の頂部にはインジェクタ1
8がそれぞれ設けられ、このインジェクタ18に対し、
図示しない燃料ポンプから燃料が水分離器20、燃料ポ
ンプ22を介して供給され、且つ、加圧空気がエアコン
プレッサ24から供給される。
【0011】さらに、前記ロータ14の外周にはリング
ギヤ26が固定され、このリングギヤ26にはリングギ
ヤを駆動させるためのスタータモータ28が噛合されて
いる。符号30は交流発電機を示すものであり、この交
流発電機30および前記エアコンプレッサ24はアイド
ラプーリー32を介してベルト34によってロータ14
の回転動が伝達可能になっている。
【0012】符号35は、前記ロータ14の内側に配設
された内付パルサコイルであり、このパルサコイルはク
ランク軸12の一回転において、それぞれクランク軸1
2の定角度位置に対応する気筒数分のパルスを発生す
る。
【0013】図3の拡大図にも示すように、リングギヤ
26とエアコンプレッサ24との間でシリンダボディ1
2上のウォタージャケットカバー38の表面にはクラン
ク角センサ36が設置されている。このクランク角セン
サ36は、さらに図4にも示すように、当該クランクセ
ンサをシリダボディ12に締結するための締結手段とし
てのボルト40が貫通されるボルト穴42が形成された
座金44が設けられている。
【0014】符号46はリングギヤ26と僅かな隙間を
介して対向し、リングキヤ26の回転による磁束密度の
変化を検出するピックアップを示すものであり、ピック
アップとリングギヤとの隙間は一定値に管理される。
【0015】そして、このウォータージャケットカバー
38には、ボルト40の直径よりも大きなボルト穴(ル
ーズな穴)50が形成されており、前記ボルト40はこ
のルーズな穴を貫通してウォータージャケットカバーの
下部に存在するシリンダボディ12のボルト穴52と螺
合する。
【0016】ここで、ボルト40がシリンダボディ12
に螺合して、クランク角センサ36をウォータージャケ
ットカバー38に設置した状態では、クランク角センサ
36はシリンダボディ12に対して固定されていること
になる。シリンダボディ12の中心にはクランク軸が貫
通される軸穴54(図2参照)が形成されており、シリ
ンダボディ12はクランク軸13に対して正確に位置決
めされる。換言すれば、シリンダボディ12はクランク
軸13に対して軸穴基準を有する、ことになる。
【0017】以上の結果、シリンダボディ12にボルト
40を用いてクランク角センサ36を固定すると当該ク
ランク角センサ36は、シリンダボディ12に対して位
置決め固定され、リングギヤ26に対して正確に位置決
めされたことになる。したがって、クランク角センサ3
6をボルト40を用いてウォータージャケットカバーの
表面に設置するだけで、前記ピックアップ46とリング
ギヤ26との隙間を直ちに一定の値にセットし、この隙
間の値を常時一定値に維持できる。
【0018】これにより、クランク角センサの初期設置
の際、クランク角センサ36の再設置およびクランク角
センサの設置位置の変更の際のそれぞれの場合に、前記
隙間を一定値にするために、人手による調整や別部材を
必要としない。
【0019】従来、クランク角センサの設置位置は、シ
リンダボディ12が他の部材(ウォータージャケットカ
バー等)によって覆われておらず、クランク角センサを
シリンダボディに直接設置できる箇所(図1の符号8
0)に限定されていたが、本実施例によれば、クランク
角センサをシリンダボディとは異なるウォータージャケ
ットカバーを介して当該シリンダボディに固定すること
ができたために、クランク角センサを設置する際の自由
度が向上する。この結果、クランク角センサ36をリン
グギヤ26とエアーコンプレッサ24との間のVベルト
34の内側に設置できるため、当該Vベルトとクランク
角センサとの当接等の不都合を確実に防止することがで
きる。
【0020】また、クランク角センサが設置されるウォ
ータージャケットカバーの設置位置に交差が生じても、
クランク角センサをシリンダボディに固定するためのボ
ルトは、ウォータージャケットカバー38の前記ルーズ
な穴50を貫通しているために、ボルト40がシリンダ
ボディのボルト穴52に螺合する際に前記交差を吸収す
ることができる。
【0021】さらにまた、前記クランク角センサはウォ
ータージャケットカバーを介してシリンダボディに固定
されるため、シリンダボディに直接固定される場合に比
較して、クランク角センサ36をリングギヤ26と対向
する位置まで上昇させるための、高さ合わせ用の長いボ
スをシリンダボディに形成することが不要になる。その
結果、エンジン駆動時の振動を少なくできるとともに、
シリンダボディの強度および鋳造性を向上することがで
きる。
【0022】ここで、前記ウォータージャケットカバー
38に形成されるルーズな穴50の径の大きさは、ボル
ト40をシリンダボディ12に螺合する際に、ウォータ
ージャケットカバーを設置する場合の交差を吸収できる
程度のものであることが望ましい。
【0023】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。図5に示すように、この第2の実施例では、前記パ
ルサ35が前記ロータ14の外側に配置されている所謂
外付パルサの実施例が示されている。本実施例では、ウ
ォータージャケットカバー38の代わりに、クランク角
センサ36を、外付のパルサを支持するパルサーブラケ
ット56を介して当該パルサーブラケットの下部にある
シリンダボディ12に固定しているものである。パルサ
ーブラケット56には前記ウォータージャケットカバー
38と同様にルーズなボルト穴が形成されている。した
がって、本実施例でも前記第1の実施例と同様に、パル
サーブラケットを介してシリンダボディにクランク角セ
ンサを位置決め固定することができる。このようにクラ
ンク角センサの設置位置は、ウォータージャケットカバ
ーばかりでなく、これ以外の例えばパルサーブラケット
であっても良い。
【0024】尚、以上の実施例において、クランク角セ
ンサが設置される本発明の“プレート”として、ウォー
タージャケットカバー又はパルサーブラケットを用いた
が、クランク角センサをクランク軸穴基準のある部材に
固定できるものであれば、これらのものに限定されな
い。
【0025】また、前記実施例ではクランク角センサに
固定されるクランク角軸穴基準のある固定部材として、
シリンダボディを用いたが、これに限らずクランクケー
スであっても良い。またさらに前記実施例ではクランク
角センサを固定部材に固定する締結手段として、ボルト
を用いたが、これに限らず、リベット等その他の締結手
段を用いることもできる。その他、本実施例は船外機用
内燃機関について説明したが、これに限らず、船内外機
用内燃機関あるいはその他の内燃機関に本発明を適用す
ることもできる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる内
燃機関によれば、締結手段がプレートのルーズな穴を介
して固定部材に固着される構成となっているため、クラ
ンク角センサを固定部材に直接設置することができない
場合でも、クランク角センサをプレートを介して固定部
材に対して位置決め固定でき、クランク角センサをプレ
ートに設置することができる等クランク角センサの設置
位置が制約されることなく、当該クランク角センサを適
切な位置に自由に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる船外機用内燃機関の
平面図である。
【図2】図1の内燃機関の縦断面図である。
【図3】クランク角センサの設置構造の詳細を示す断面
図である。
【図4】クランク角センサの斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施例に係わる船外機用内燃機
関の縦断面図である。
【符号の説明】
10 内燃機関 12 シリンダボディ(固定部材) 13 クランク軸 36 クランク角センサ 38 ウォータージャケットカバー(プレート) 40 ボルト(締結手段) 50 ルーズな穴 56 パルサーブラケット(プレート)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク角センサを有し、当該クランク
    角センサは締結手段によってクランク軸穴基準のある固
    定部材に対して位置決めして固定されている内燃機関に
    おいて、前記クランク角センサは、前記固定部材とは別
    のプレートに設置されるものであり、当該プレートには
    ルーズな穴が形成され、前記締結手段は当該ルーズな穴
    を貫通して前記固定部材に固着されている内燃機関。
JP18595992A 1992-06-19 1992-06-19 内燃機関 Pending JPH062580A (ja)

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JP18595992A JPH062580A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 内燃機関

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JP18595992A JPH062580A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 内燃機関

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JPH062580A true JPH062580A (ja) 1994-01-11

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ID=16179875

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JP18595992A Pending JPH062580A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 内燃機関

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JP (1) JPH062580A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09256894A (ja) * 1996-03-27 1997-09-30 Sanshin Ind Co Ltd 4サイクルエンジンを搭載した船外機
WO2018180014A1 (ja) * 2017-03-30 2018-10-04 本田技研工業株式会社 内燃機関

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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WO2018180014A1 (ja) * 2017-03-30 2018-10-04 本田技研工業株式会社 内燃機関
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