JPH0625754Y2 - 合成樹脂製螺旋管 - Google Patents

合成樹脂製螺旋管

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JPH0625754Y2
JPH0625754Y2 JP1989025426U JP2542689U JPH0625754Y2 JP H0625754 Y2 JPH0625754 Y2 JP H0625754Y2 JP 1989025426 U JP1989025426 U JP 1989025426U JP 2542689 U JP2542689 U JP 2542689U JP H0625754 Y2 JPH0625754 Y2 JP H0625754Y2
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JP
Japan
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synthetic resin
hollow
peripheral surface
pipe wall
outer peripheral
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JP1989025426U
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JPH02116090U (ja
Inventor
昭夫 永吉
清治 永吉
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ユーシー産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば地中に埋設される排水用コルゲート管
のように、外周面に螺旋突条が形成された耐圧合成樹脂
製螺旋管の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から、この主の合成樹脂製螺旋管としては第3図に
示すように、軟質合成樹脂テープ(e)の螺旋巻により形
成した管壁(a)の外周面に、両側内端部に水平フランジ
部(c)(d)を形成している軟質合成樹脂よりなる断面U字
形状の中空突条(b)を、隣接する突条部の水平フランジ
部(c)(d)同士が重合一体化するように一定のピッチでも
って螺旋状に巻着した構造のものがある。
そして、このような合成樹脂製螺旋管は、半溶融状態の
軟質合成樹脂テープ(e)上に同じく半溶融状態の硬質合
成樹脂よりなる中空突条(b)を重ね合わせ状態にし、且
つテープ(e)の一側端部を中空突条(b)の隣接する突条部
の水平フランジ部(c)(d)間にサンドイッチ状に介在させ
て熱溶着させながら適宜の回転成形軸に螺旋状に巻回し
ていくことによって製造されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のような構造の合成樹脂製螺旋管に
よれば、硬質合成樹脂よりなる中空突条(b)の隣接する
突条部のフランジ部(c)(d)が互いに重合しているので、
管壁を形成する該重合部分における柔軟性が著しく損な
われて管全体が剛直化し、屈曲性を発揮させることがで
きないものであり、その上、該重合部分と軟質合成樹脂
テープ(e)よりなる管壁との境界部に段差が生じてその
部分により管壁の内周面に螺旋状の凹溝が形成され、内
部を流動させる流体の流動抵抗を増大させて円滑な流動
を阻害することになる。
さらに、中空突条(b)の隣接する突条部のフランジ部(c)
(d)によってテープ(e)をサンドイッチ状に挟持させるに
は、突条部の両側壁の高さを異ならせて両フランジ部
(c)(d)を段違い状に形成しなければならないために、製
作が困難であり、管壁外周面に精度のよい美麗な中空螺
旋突条を形成することができないという問題点がある。
又、製造時においては上述したように、軟質合成樹脂テ
ープ(e)の一側端部を中空突条(b)の隣接する突条状の水
平フランジ部(c)(d)間にサンドイッチ状に介在させる関
係上、半溶融状態の軟質合成樹脂製テープ(e)と硬質合
成樹脂製中空突条(b)とを同時に供給しながら螺旋巻し
なければならず、テープ(e)によって管壁を形成したの
ち中空突条(b)の巻回を行うことができないために、高
温のテープ(e)と中空突条(b)同士の熱溶着となって、一
定の温度にまで冷却して溶着一体するまでには比較的時
間がかかり、その間にズレや変形が生じて確実な溶着が
行えない場合が生じるという問題点があった。
本考案は上記のような従来の合成樹脂製螺旋管の問題点
を全面的に解消することを目的とした合成樹脂製螺旋管
を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の合成樹脂製螺旋管
は、合成樹脂製の管壁(1)の外周面に断面アーチ形状の
硬質合成樹脂製中空突条(2)を一定のピッチでもって螺
旋状に巻着、一体化してなる合成樹脂製螺旋管におい
て、中空突条(2)の両側内端には管壁(1)の外周面に固着
した一定幅を有する水平フランジ部(2c)(2c)が形成され
ていると共に隣接する中空突条部(2′)(2′)の相対する
水平フランジ部(2c)(2c)間には小間隔部(3)が設けられ
てあり、さらに、相対する水平フランジ部(2c)(2c)には
合成樹脂製帯材(4)の両側部が一体に溶着していると共
にこの帯材(4)を前記小間隔部(3)に露呈する前記管壁
(1)の外周面に溶着、一体化させてなることを特徴とす
るものである。
〔作用〕
中空突条(2)における隣接する中空突条部(2′)(2′)の
対向する水平フランジ部(2c)(2c)間には小間隔部(3)が
設けられているので、この小間隔部(3)における合成樹
脂製の管壁(1)によって適度の屈曲性を発揮させること
ができると共に前記両水平フランジ部(2c)(2c)は管壁
(1)の外周面に溶着一体化しているので、管の内周面が
全長に亘って平坦面に形成され、流体を円滑に流動させ
ることができる。
さらに、前記フランジ部上面間の小間隔部(3)には合成
樹脂の帯材(4)が一体に層着しているので、この帯材(4)
によって該小間隔部(3)が所定の強度を保持する。
又、中空突条(2)の両水平フランジ部(2c)(2c)は管壁(1)
の外周面に沿って同一平面上に設けられているので、中
空突条(2)の両側壁の高さが等しくなって製造が容易と
なるばかりでなく、その製造時において、半溶融状態の
合成樹脂のテープにより管壁(1)を形成し、その管壁(1)
上に硬質合成樹脂よりなる中空突条(2)を冷却させなが
ら螺旋状に巻付けることによって管壁(1)を急速に降温
させて短時間で両者を熱溶着させることができ、精度の
よい外観が整った合成樹脂製螺旋管を容易に製造できる
ものである。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面について説明すると、(1)は一定
の肉厚を有し且つ内面が全長に亘って同一形の平坦面(1
1)に形成されている管壁で、軟質のポリエチレン樹脂、
ポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン系の合成樹脂、
或いは硬質のポリエチレン樹脂等の適宜な合成樹脂より
なるものである。
(2)はこの合成樹脂製管壁(1)の外周面に一定のピッチで
もって連続螺旋状に巻着された断面がU字形状等のアー
チ形状に形成されている中空突条で、硬質のポリエチレ
ン樹脂等のように前記管壁(1)と同質で硬質の合成樹脂
から形成されているものである。
この中空突条(2)の形状は、その天壁部(2a)の両側部か
ら内方に向かって同一高さの側壁部(2b)(2b)が屈曲形成
されていると共に両側壁部(2b)(2b)の内端には外方向に
向かって屈曲形成された一定幅の水平フランジ部(2c)(2
c)を一体的に連設してなる構造を有し、管壁(1)の外周
面に巻着された隣接する中空突条部(2′)(2′)の対向す
る水平フランジ部(2c)(2c)間には一定の小間隔部(3)が
設けられているものである。
(4)は隣接する中空突条部(2′)(2′)の対向側壁部(2b)
(2b)間の間隔よりもやゝ幅狭い一定幅を有する補強帯材
で、管壁(1)と同質のポリエチレン等の合成樹脂よりな
り、前記小間隔部(3)を被覆するようにして隣接する中
空突条部(2′)(2′)の対向する水平フランジ部(2c)(2c)
の表面間に連続螺旋状に巻着されていると共にその内面
を小間隔部(3)に露呈した管壁(1)の外周面に一体的に熱
溶着させてある。
なお、この補強帯材(4)の中央部を肉厚に形成して小間
隔部(3)の強度を増大させておいてもよい。
このような合成樹脂製螺旋管を製造するには、第2図に
示すように一定幅を有する半溶融状態の樹脂テープ(A)
を、成形回転軸(図示せず)に先に巻回したテープの一
側縁部上に次に巻回するテープの他側縁部を重合させな
がら螺旋状に巻装して熱溶着させることにより管壁(1)
を形成していくと共にこの管壁(1)の外周面に、供給途
上において熱溶着以下の適宜な温度にまで冷却された硬
質合成樹脂製中空突条(2)を、先に一巻きされる突条部
(2′)と次に一巻される突条部(2′)との対向する水平フ
ランジ部(2c)(2c)間に一定の小間隔部(3)が存するよう
に螺旋状に巻着して管壁(1)に接する該水平フランジ部
(2c)(2c)の管壁(1)の熱によって熱溶着可能な温度にま
で上昇させる一方、管壁(1)をその温度にまで降下させ
て管壁(1)と短時間で溶着一体化させる。
さらに、前記中空突条(2)の螺旋巻に追随して半溶融状
態の合成樹脂帯材(4)を隣接する突条部(2′)(2′)の対
向する水平フランジ部(2c)(2c)上間に供給し、前記同様
にしてその両側部内面を水平フランジ部(2c)(2c)上に熱
溶着させると共に中央部内面を小間隔部(3)に露呈した
管壁(1)の外周面に熱溶着させながら螺旋状に巻回させ
ていくことによって得ることができるものである。
〔考案の効果〕
以上のように本考案の合成樹脂製螺旋管によれば、合成
樹脂製管壁(1)の外周面に螺旋状に巻着した中空突条(2)
において、隣接する中空突条部(2′)(2′)の対向する水
平フランジ部(2c)(2c)間に小間隔部(3)を設けているの
で、この小間隔部(3)における合成樹脂製の管壁(1)によ
って適度の屈曲性を発揮させることができて旋工性並び
に取扱性を向上させることができ、その上、前記両水平
フランジ部(2c)(2c)は管壁(1)の外周面に溶着一体化し
ているので、管の内周面を全長に亘って平坦面に形成す
ることができて管内の流動抵抗を減少させ、流体の円滑
な流通を可能にし得るものである。
さらに、前記フランジ部上面間の小間隔部(3)には合成
樹脂製帯材(4)が一体に層着しているので、この帯材(4)
によって該小間隔部(3)を所定の強度に設定できると共
に中空突条(2)と管壁(1)とを一層強固に一体化させるこ
とができる。
又、中空突条(2)の両水平フランジ部(2c)(2c)は管壁(1)
の外周面に沿って同一平面上に設けられているので、中
空突条(2)の両側壁の高さが等しくなって製造が容易と
なるばかりでなく、管の製造時において、半溶融状態の
合成樹脂製テープにより管壁(1)を形成したのち、その
管壁(1)上に硬質合成樹脂よりなる中空突条(2)を冷却さ
せながら螺旋状に巻付けることができ、従って、この中
空突条(2)により管壁(1)を急速に降温させて短時間で両
者を熱溶着させることができ、外観の整った精度のよい
合成樹脂製螺旋管を容易に製造することができる等の実
用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部を断面した簡略側面
図、第2図はその一部の拡大縦断側面図、第3図は従来
例を示す一部の拡大縦断側面図である。 (1)…管壁、(2)…中空突条、(2′)…突条部、(2c)…水
平フランジ部、(3)…小間隔部、(4)…帯材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製の管壁(1)の外周面に断面アー
    チ形状の硬質合成樹脂製中空突条(2)を一定のピッチで
    もって螺旋状に巻着、一体化してなる合成樹脂製螺旋管
    において、中空突条(2)の両側内端には管壁(1)の外周面
    に固着した一定幅を有する水平フランジ部(1c)(1c)が形
    成されていると共に隣接する中空突条(2′)(2′)の相対
    する水平フランジ部(1c)(1c)間には小間隔部(3)が設け
    られてあり、さらに、相対する水平フランジ部(1c)(1c)
    に合成樹脂製帯材(4)の両側部が溶着されてこの帯材(4)
    を前記小間隔部(3)に露呈する前記管壁(1)の外周面に溶
    着、一体化させてなる合成樹脂製螺旋管。
JP1989025426U 1989-03-06 1989-03-06 合成樹脂製螺旋管 Expired - Lifetime JPH0625754Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009014061A (ja) * 2007-07-03 2009-01-22 Evuc Kk 合成樹脂製継手用管とその製造方法
JP2009103243A (ja) * 2007-10-24 2009-05-14 Evuc Kk 合成樹脂製接続用管とその製造方法

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US1478185A (en) * 1919-12-20 1923-12-18 Sundh August Flexible tubing
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JPS6228735A (ja) * 1985-07-30 1987-02-06 Paloma Ind Ltd 立体映画撮影装置

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