JPH0625706Y2 - 粉末冶金用金型の接続構造 - Google Patents

粉末冶金用金型の接続構造

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JPH0625706Y2
JPH0625706Y2 JP1988157714U JP15771488U JPH0625706Y2 JP H0625706 Y2 JPH0625706 Y2 JP H0625706Y2 JP 1988157714 U JP1988157714 U JP 1988157714U JP 15771488 U JP15771488 U JP 15771488U JP H0625706 Y2 JPH0625706 Y2 JP H0625706Y2
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coupling
mold
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sleeve tube
punch
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勇 倉家
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、粉末治金用プレス機に装着される粉末治金
用金型部品、例えばパンチとパンチホルダ、或いはコア
とコアホルダなど、取り付け、取り外しが頻繁に行われ
る部品の連結に好適な接続構造に関する。
〔従来の技術〕
軸体の連結に用いる軸継手は、つば継手のように、連結
しようとする両軸の突き合わせ部につばを設け、このつ
ばを数本のボルトで締結するものがある。また、プレス
機におけるパンチホルダとパンチの固定には、第5図、
第6図に示すように、パンチ1をパンチホルダ2にパン
チプレート3で挾み込んでボルト4で締結したり、第7
図、第8図に示すように、パンチ1とパンチホルダ2の
突き合わせ部に同一形状のつばを設け、その突き合わせ
部に半割カップリング5、6を嵌着し、ボルト4で側面
から半割カップリング5、6を締結するといった軸継手
が用いられる。なお、特開昭51−57026号公報に
は、半割カップリングをボルトで締結する代わりにキャ
ップを被せて結束する軸継手が示されているが、この軸
継手も後述するように、ボルト締結式の継手と同じ欠点
をもつ。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のようにボルトで締結する軸継手は、継手の締結部
にボルト穴やタップを必要とし、継手の製造上余分なコ
ストがかかる。また、ボルトを締めたり緩めたりするの
にも時間がかかり、ボルトの本数が多くなると作業効率
の低下を招くため、頻繁に交換を行うパンチ等の連結に
は不向きである。特に、粉末治金で使用される第9図に
示すようなダイセットの場合、パンチ1とパンチホルダ
2、あるいはコア8とコアホルダ9の取り付け、取り外
しは、パンチの場合にはダイプレート10とベースプレ
ート11との間、コアの場合にはベースプレート11と
ヨークプレート12との間から行う事があり、こういう
場合、各プレートが邪魔になりボルト締結の作業性が非
常に悪い。上述した特開昭51−57026号公報に示
される軸継手は、半割カップリングの結束用キャップを
半割カップリングにボルト止めしているため、上記の問
題を生じる。
粉末成形用のダイセットは、金型の交換を頻繁に行うた
め、交換作業性の良し悪しが生産性に大きく影響してく
る。
そこで、この考案は、プレス作業時に軸方向の引張応力
と圧縮応力が交互に作用する粉末治金用金型とその金型
の支持部材をボルト止めの不要な軸継手を用いて容易か
つ迅速な取り付け、取り外しが許容されるように連結す
るための接続構造を提供することを課題としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するため、この考案の接続構造におい
ては、金型と支持部材の突き合わせ部に外周に張り出す
突起を設け、この突起の係合溝を有する1対の半割カッ
プリングを前記突き合わせ部に嵌着し、さらに、この半
割カップリングの外周にカップリング結束用のスリーブ
管を抜き出し自在に嵌め、このスリーブ管を前記金型、
支持部材、半割カップリングのいずれかに設けた載置面
で下から受け、又はラッチで半割カップリングに係止さ
せて定位置に保持すると共に外部に開放させ、スリーブ
管の上方にはスリーブ管抜き取り用のスペースを設ける
構成を採用したのである。
〔作用〕
金型とその支持部材の突き合わせ部に嵌着された半割カ
ップリングは、その外周にスリーブ管を嵌合したり、取
り外すことにより突き合わせ部から着脱され、この半割
カップリングの着脱で金型と支持部材の突き合わせ部が
連結または分離される。
スリーブ管は載置面に載せて、或いはラッチで半割カッ
プリングに係止させて保持するので、ボルトによる外れ
止めが不要である。また、このスリーブ管の上方には抜
き取り用のスペースを設けてあるので、持ち上げるだけ
で簡単に外れ、従って、作業はスペース管だけの抜き差
しと半割カップリングの着脱のみとなり、従来に比べて
大巾に簡単化、迅速化される。
〔実施例〕
以下実施例について、図面を参照して説明する。
第1図、第2図は粉末プレス機のパンチとパンチホルダ
の接続部を例に挙げたものであり、パンチ1とパンチホ
ルダ2には、相互の突き合わせ部において、同一形状の
つば1a、2aを設けてある。
半割カップリング5、6は半環状に形成し、各々の内径
面に前記突き合わせ部に係合する溝5a、6aが設けら
れている。そして、半割カップリング5、6は、突き合
わせ部の上記のつば1a、2aを挾み込むように対向し
て嵌着されている。また、その半割カップリング5、6
の外周には、抜き差し自在のスリーブ管7が嵌入され、
そのスリーブ管7により半割カップリング5、6が結束
されている。このようにして、パンチ1とパンチホルダ
2が一体的に連結され、動力伝達が可能となる。
前記スリーブ管の抜け止め方法としては、スリーブ管7
を軽く圧入することも考えられるが、操作性および確実
性の点からストッパを設けたほうが好ましい。たとえ
ば、第1図、第2図に示すように、軸が縦向きの場合
は、パンチホルダ2等の膨出部上に載せて下から支えれ
ばよい。また、下側に支持要素がなければ、第3図、第
4図に示すように前記半割カップリング5、6の下部に
ストッパ5b、6bを設けてそのストッパで下から受け
ればよい。また、スリーブ管7と半割カップリング5、
6の間にラッチ(スライド面の一方にばねでボールを突
出させ、他方にこのボールを嵌合する凹部を設けた簡易
固定機構)等を設け、適当な力を加えれば容易にスリー
ブ管7を抜き差しできるようにしておけば、軸の向きに
とらわれず使用することができる。
さらに、被接続部材の突き合わせ部に設けたつば状突起
1a、2aは必ずしも例示のような形状に限られない。
要は、軸直角方向に掛止すべき凹凸部を有していればよ
く、その形状によっては回転力の伝達も伝える。
〔効果〕
以上のように、この考案の金型接続構造は、ボルトを使
用せずに半割カップリングの外周にスリーブ管を嵌入す
るという固定方法を採用したので、金型部品の着脱の作
業効率が非常によく、段取り換えの多い粉末治金用ダイ
セットに利用すれば作業時間の短縮により、生産性の向
上に寄与できる。また、継手自体の製造においても、ボ
ルト穴やタップを必要としないため、手間が省け、コス
トダウンにつながるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の接続構造の一例を示す断面図、第
2図は同上の平面図、第3図は他の実施例の断面図、第
4図は同上の平面図、第5図は従来の接続構造の一例を
示す断面図、第6図は同上の平面図、第7図は他の従来
例の断面図、第8図は同上の平面図、第9図は従来の軸
継手を使用した粉末成形用ダイセットの一例を示す断面
図である。 1……パンチ、2…パンチホルダ、 5……半割カップリング、 5a……溝、5b……ストッパ、 6……半割カップリング、 6a……溝、6b……ストッパ、 7……スリーブ管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレス作業時に軸方向の引張応力と圧縮応
    力が交互に作用する金型とその金型の支持部材を突き合
    わせて着脱自在に連結するため接続構造であって、前記
    金型と支持部材の突き合わせ部に外周に張り出す突起を
    設け、この突起の係合溝を有する1対の半割カップリン
    グを前記突き合わせ部に嵌着し、さらに、この半割カッ
    プリングの外周にカップリング結束用のスリーブ管を抜
    き出し自在に嵌め、このスリーブ管を前記金型、支持部
    材、半割カップリングのいずれかに設けた載置面で下か
    ら受け、又はラッチで半割カップリングに係止させて定
    位置に保持すると共に外部に開放させ、スリーブ管の上
    方にはスリーブ管抜き取り用のスペースを設けたことを
    特徴とする粉末冶金用金型の接続構造。
JP1988157714U 1988-12-02 1988-12-02 粉末冶金用金型の接続構造 Expired - Lifetime JPH0625706Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0277320U JPH0277320U (ja) 1990-06-13
JPH0625706Y2 true JPH0625706Y2 (ja) 1994-07-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3923285A (en) * 1974-09-19 1975-12-02 Acf Ind Inc Stem connection for gate valves

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JPH0277320U (ja) 1990-06-13

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