JPH0625626Y2 - 消音器 - Google Patents
消音器Info
- Publication number
- JPH0625626Y2 JPH0625626Y2 JP1980488U JP1980488U JPH0625626Y2 JP H0625626 Y2 JPH0625626 Y2 JP H0625626Y2 JP 1980488 U JP1980488 U JP 1980488U JP 1980488 U JP1980488 U JP 1980488U JP H0625626 Y2 JPH0625626 Y2 JP H0625626Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- opening
- chamber
- pipe
- opened
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Exhaust Silencers (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は内燃機関の消音器に関する。
従来、前記の消音器において、その器内を複数の室に区
画すると共に、これらの室をインナパイプで連通し、し
かもその所定のインナパイプにはエンジンの回転状況に
応じて開閉する開閉弁を設け、該開閉弁を、例えばエン
ジンの通常回転時には開口作動して消音器内の内圧を下
げて燃費低減を図ったり、また、エンジンの低回転時に
は背圧よりも消音効果を重視して開閉弁を開口作動し、
エンジンの高回転時には消音効果よりも背圧低減による
高出力を重視して開閉弁を開口作動する等、所定の目的
に応じて開閉弁を開閉制御するようにしたものがある。
そしてこの開閉弁をバタフライ型バルブとして第3図に
示すように設置することが考えられる。
画すると共に、これらの室をインナパイプで連通し、し
かもその所定のインナパイプにはエンジンの回転状況に
応じて開閉する開閉弁を設け、該開閉弁を、例えばエン
ジンの通常回転時には開口作動して消音器内の内圧を下
げて燃費低減を図ったり、また、エンジンの低回転時に
は背圧よりも消音効果を重視して開閉弁を開口作動し、
エンジンの高回転時には消音効果よりも背圧低減による
高出力を重視して開閉弁を開口作動する等、所定の目的
に応じて開閉弁を開閉制御するようにしたものがある。
そしてこの開閉弁をバタフライ型バルブとして第3図に
示すように設置することが考えられる。
前記の開閉弁において、エンジンの回転状況により、該
開閉弁20を、第3図のイの全閉状態、ロの中間開口状
態、ハの全開状態に段階的に制御することがある。この
全閉状態から中間開口状態において、その開閉弁20にお
ける下流側へ開口した弁部20aを通る排気流は乱れるこ
となくその開閉弁20とパイプ21との開口間隙より流通す
るが、上流側へ開口した弁部20bを通る排気流は、その
開閉弁の端縁に当たるなどして乱流を起して気流音が発
生し、搭乗者に不快感を与える問題がある。
開閉弁20を、第3図のイの全閉状態、ロの中間開口状
態、ハの全開状態に段階的に制御することがある。この
全閉状態から中間開口状態において、その開閉弁20にお
ける下流側へ開口した弁部20aを通る排気流は乱れるこ
となくその開閉弁20とパイプ21との開口間隙より流通す
るが、上流側へ開口した弁部20bを通る排気流は、その
開閉弁の端縁に当たるなどして乱流を起して気流音が発
生し、搭乗者に不快感を与える問題がある。
そこで本考案は、バタフライ型バルブにおいて、前記全
閉状態から中間開口時の間で気流音の発生が生じない消
音器を提案することを目的とするものである。
閉状態から中間開口時の間で気流音の発生が生じない消
音器を提案することを目的とするものである。
本考案は前記の課題を解決するために、器内に設置され
るパイプ内に開閉弁を内蔵するものにおいて、前記開閉
弁をバタフライ型とし、該バタフライ型開閉弁における
開口時に上流方向へ移動する弁部側のパイプ壁に外方へ
の凹部を形成し、該凹部を、前記弁部が、その全閉から
中間開口時まではその凹部内に位置し、中間開口時から
全開時までは凹部から外脱するようにドーム型に形成し
たことを特徴とするものである。
るパイプ内に開閉弁を内蔵するものにおいて、前記開閉
弁をバタフライ型とし、該バタフライ型開閉弁における
開口時に上流方向へ移動する弁部側のパイプ壁に外方へ
の凹部を形成し、該凹部を、前記弁部が、その全閉から
中間開口時まではその凹部内に位置し、中間開口時から
全開時までは凹部から外脱するようにドーム型に形成し
たことを特徴とするものである。
開閉弁12の全閉状態から中間開口状態の間は、その弁部
12bが凹部11c内に位置する。そのため、排気は、上流に
傾斜した弁部12b側では流通せず下流方向に傾斜した他
方の弁部12cとインナパイプ11間の間隙のみを流通し、
その排気流は乱れることなく流出する。
12bが凹部11c内に位置する。そのため、排気は、上流に
傾斜した弁部12b側では流通せず下流方向に傾斜した他
方の弁部12cとインナパイプ11間の間隙のみを流通し、
その排気流は乱れることなく流出する。
また、開閉弁12の中間開口状態ロから全開状態11の間
は、その弁部12bが凹部11cより外脱する。そのため排気
は、両弁部12bと12cの両側より流通する。このとき、弁
部12bは、インナパイプ11の排気流に対する傾斜角が小
さいため、該弁部12b側での排気流の乱れがなく、気流
音の発生が小さくなる。
は、その弁部12bが凹部11cより外脱する。そのため排気
は、両弁部12bと12cの両側より流通する。このとき、弁
部12bは、インナパイプ11の排気流に対する傾斜角が小
さいため、該弁部12b側での排気流の乱れがなく、気流
音の発生が小さくなる。
次に第1図及び第2図に示す本考案の実施例について説
明する。
明する。
第1図において、1は消音器の外殻、2,3は前後壁
で、これらにより形成される内部が、2枚の隔壁4,5
により3室6,7,8に区画形成されている。9はエン
ジンよりの排気ガスを導入するインレットパイプで、そ
の内端9aが第3室8に開口していると共に第2室7部に
位置して第2室7に連通する連通孔9bが開口している。
10はアウトレットパイプで、その内端10aは第1室6に
開口している。11はインナパイプで、その一端11aが第
3室8に、他端11bが第1室6に夫々開口連通してい
る。該インナパイプ11内には、これを開閉するバタフラ
イ型の開閉弁12が設置されており、これが、エンジンの
低回転、低負荷時には閉作動し、高回転、高負荷時には
開作動されるようになっている。13は第1室6と第2室
7を連通するパイプである。
で、これらにより形成される内部が、2枚の隔壁4,5
により3室6,7,8に区画形成されている。9はエン
ジンよりの排気ガスを導入するインレットパイプで、そ
の内端9aが第3室8に開口していると共に第2室7部に
位置して第2室7に連通する連通孔9bが開口している。
10はアウトレットパイプで、その内端10aは第1室6に
開口している。11はインナパイプで、その一端11aが第
3室8に、他端11bが第1室6に夫々開口連通してい
る。該インナパイプ11内には、これを開閉するバタフラ
イ型の開閉弁12が設置されており、これが、エンジンの
低回転、低負荷時には閉作動し、高回転、高負荷時には
開作動されるようになっている。13は第1室6と第2室
7を連通するパイプである。
次に前記インナパイプ11及びバタフライ型開閉弁12につ
いて第2図により詳述する。
いて第2図により詳述する。
12はバタフライ型開閉弁で、その回転軸12aによって全
閉状態イ、中間開口状態ロ、全開状態ハに段階的に回転
制御されるようになっている。インナパイプ11における
前記開閉弁12が位置する部分には、前記回転軸12aと直
交する側でかつ開閉弁12における開口時に上流方向へ移
動する側の弁部12bに位置して外方へ突出する凹部11cが
形成されている。そして前記インナパイプ11の軸芯と、
回転軸12aの軸芯とは、前記開閉弁12の全閉状態イから
中間開口状態ロまで、その弁部12bが凹部11c内に位置す
るように偏心している。更に該凹部11cの内面は、弁部1
2bにおける端面の回転面に沿って近接したドーム状に形
成されている。
閉状態イ、中間開口状態ロ、全開状態ハに段階的に回転
制御されるようになっている。インナパイプ11における
前記開閉弁12が位置する部分には、前記回転軸12aと直
交する側でかつ開閉弁12における開口時に上流方向へ移
動する側の弁部12bに位置して外方へ突出する凹部11cが
形成されている。そして前記インナパイプ11の軸芯と、
回転軸12aの軸芯とは、前記開閉弁12の全閉状態イから
中間開口状態ロまで、その弁部12bが凹部11c内に位置す
るように偏心している。更に該凹部11cの内面は、弁部1
2bにおける端面の回転面に沿って近接したドーム状に形
成されている。
以上のようであるから、エンジンの低回転、低負荷時に
は開閉バルブ12を閉作動してインナパイプ11を閉塞す
る。これによりインレットパイプ9内に導入された排気
ガスは、連通孔9bより第2室7に入り、パイプ13、第1
室6を通じてアウトレットパイプ10より器外へ排出され
る。このとき、連通孔9b以降のインレットパイプ9及び
第3室8が低周波共鳴室となり、低周波音を有効に消音
する。
は開閉バルブ12を閉作動してインナパイプ11を閉塞す
る。これによりインレットパイプ9内に導入された排気
ガスは、連通孔9bより第2室7に入り、パイプ13、第1
室6を通じてアウトレットパイプ10より器外へ排出され
る。このとき、連通孔9b以降のインレットパイプ9及び
第3室8が低周波共鳴室となり、低周波音を有効に消音
する。
次でエンジンの高回転、高負荷時には開閉バルブ12を開
作動してインナパイプ11を開口する。これにより、イン
レットパイプ9内に導入された排気ガスは、その大半が
第3室8に流入し、一部は連通孔9bより第2室7に流入
する。第3室8に流入した排気ガスは前記開口したイン
ナパイプ11、第1室6を通りリアウトレットパイプ10よ
り器外に流出し、第3室8は拡張室となる。また、連通
孔9bよりの排気ガスは前記と同様に流出する。そのた
め、排気ガスの流出抵抗が小さくなり、その背圧が低減
する。
作動してインナパイプ11を開口する。これにより、イン
レットパイプ9内に導入された排気ガスは、その大半が
第3室8に流入し、一部は連通孔9bより第2室7に流入
する。第3室8に流入した排気ガスは前記開口したイン
ナパイプ11、第1室6を通りリアウトレットパイプ10よ
り器外に流出し、第3室8は拡張室となる。また、連通
孔9bよりの排気ガスは前記と同様に流出する。そのた
め、排気ガスの流出抵抗が小さくなり、その背圧が低減
する。
尚、本考案の開閉弁12は、前記実施例ではインナパイプ
に設置したが、インレットパイプ、アウトレットパイプ
内に設置してもよい。
に設置したが、インレットパイプ、アウトレットパイプ
内に設置してもよい。
以上のように本考案によれば、バタフライ型開閉弁の全
閉状態から中間開口状態において発生しやすい気流音の
発生を防止し、搭乗者に不快感を与えることがない。
閉状態から中間開口状態において発生しやすい気流音の
発生を防止し、搭乗者に不快感を与えることがない。
第1図は本考案の実施例を示す消音器の平断面図、第2
図は開閉弁部の拡大側断面図、第3図は説明図である。 11……パイプ、12……開閉弁、11c……凹部。
図は開閉弁部の拡大側断面図、第3図は説明図である。 11……パイプ、12……開閉弁、11c……凹部。
Claims (1)
- 【請求項1】器内に設置されるパイプ内に開閉弁を内蔵
するものにおいて、前記開閉弁をバタフライ型とし、該
バタフライ型開閉弁における開口時に上流方向へ移動す
る弁部側のパイプ壁に外方への凹部を形成し、該凹部
を、前記弁部が、その全閉から中間開口時まではその凹
部内に位置し、中間開口時から全開時までは凹部から外
脱するようにドーム型に形成したことを特徴とする消音
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980488U JPH0625626Y2 (ja) | 1988-02-16 | 1988-02-16 | 消音器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980488U JPH0625626Y2 (ja) | 1988-02-16 | 1988-02-16 | 消音器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01124314U JPH01124314U (ja) | 1989-08-24 |
JPH0625626Y2 true JPH0625626Y2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=31235634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980488U Expired - Lifetime JPH0625626Y2 (ja) | 1988-02-16 | 1988-02-16 | 消音器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0625626Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-02-16 JP JP1980488U patent/JPH0625626Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01124314U (ja) | 1989-08-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH1181977A (ja) | 消音器 | |
JP4156785B2 (ja) | 消音器 | |
JPH068267Y2 (ja) | 制御型消音器の尾管構造 | |
JPH0625626Y2 (ja) | 消音器 | |
JP2001505639A (ja) | 低制限排気ブレーキ | |
JPH0688514A (ja) | 内燃機関の消音器 | |
JPH0625629Y2 (ja) | 内燃機関用消音器 | |
JPH0627787Y2 (ja) | 消音器 | |
JPH0625627Y2 (ja) | 消音器 | |
JPH0758041B2 (ja) | 可変容量形ノズルレスラジアルタ−ビン | |
JPH0627786Y2 (ja) | 消音器 | |
JPH0248694Y2 (ja) | ||
JPH0610113Y2 (ja) | 内燃機関用消音器 | |
JPH07180560A (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
JPH10246161A (ja) | 自動車用エンジンの吸気装置 | |
JPH086577B2 (ja) | 消音器 | |
JPH0754605Y2 (ja) | 消音器 | |
JPS587060Y2 (ja) | 2 サイクルナイネンキカン | |
JPH0241292Y2 (ja) | ||
JPH02305308A (ja) | 内燃機関の消音装置 | |
JPS6196117A (ja) | 可変消音器 | |
JP2509260Y2 (ja) | マフラ構造 | |
JPH0640906Y2 (ja) | 吸気慣性を利用したエンジンの吸気装置 | |
JPH0218264Y2 (ja) | ||
JP2003041939A (ja) | 多気筒エンジンの吸気装置 |