JPH06255548A - シートの車体内自動搬入装置 - Google Patents

シートの車体内自動搬入装置

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JPH06255548A
JPH06255548A JP5046396A JP4639693A JPH06255548A JP H06255548 A JPH06255548 A JP H06255548A JP 5046396 A JP5046396 A JP 5046396A JP 4639693 A JP4639693 A JP 4639693A JP H06255548 A JPH06255548 A JP H06255548A
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vehicle
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Abstract

(57)【要約】 【目的】シートを車室内に搬入する作業を自動化するこ
と。 【構成】車体を搬送する車体搬送ライン25と、車体搬
送ラインの一方の側に設けられ、一対のシートを積載し
たパレット1を搬送するシート搬送ライン23と、シー
ト搬送ライン端部に設けられたシート位置決め装置31
と、車体搬送ラインを横切るように配設されたクロスレ
ール29と、クロスレール上を摺動するように設けられ
たシート位置決め装置30と、クロスレールの両端側に
それぞれ設けられたロボット27,28とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シートの車体内自動搬
入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のフロントシートを自動車
内に搬入する作業は、車体内搬入工程部において作業者
によって行われている。具体的には、図9に示すよう
に、シートメーカーより納入された納入荷姿のまま、つ
まり、パレット1上に固定された状態から右のフロント
シート2R、左のフロントシート2Lを作業者が手作業
にて取り出し、そのまま車体内に搬入している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】シートを車体内に搬入
するに際し、シートを車体搬送ラインを横切って作業者
が運搬するのは大変な作業であり、作業者の負担が大き
い。
【0004】従って本発明は、シートの車室内への搬入
に際し、作業者の負担を軽減することのできる手段を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、次のように構成した。
【0006】(1).車体を、シート搬入ステーション
に搬送後、規定位置に停止させ、搬入後、前記車体を次
の作業ステーションへ順次搬送する車体搬送手段と、車
体搬送手段の、車体流れ方向を横切る方向の一側に設け
られ、一対のシートを前記シート搬入ステーションの所
定位置に供給するシート供給手段と、前記車体搬送手段
の一側に設けられ、前記車体搬送手段の一側から他側へ
前記車体搬送手段の車体搬送領域を通って進退自在に形
成され、前記シート供給手段により供給された前記一対
のシートの一方を前記車体搬送手段の一側で受け、他側
の規定位置へ移送するシート移送手段と、前記車体搬送
手段の一側に設けられ、他方のシートを把握し、車体内
に搬入する第1のロボットと、前記車体搬送手段の他側
に設けられ、前記シート移送手段からシートを受け取
り、車体内に搬入する第2のロボット、を有することと
した(請求項1)。
【0007】(2).(1)おいて、シート移送手段
は、車体搬送ラインの一方の側に定置されたフレームベ
ースと、このフレームベースに摺動自在に支持されて前
記車体搬送ラインの一側から他側に向けて該車体搬送ラ
インを横切る方向に往復動するスライドビーム、及び、
その駆動手段を主要素とした(請求項2)。
【0008】(3).(1)乃至は(2)において、ス
ライドビームはその先端位置にシートを定置する手段を
有することとした(請求項3)。
【0009】(4).(1)乃至は(3)において、ス
ライドビームの移動域は、車体搬送手段を横切る関係に
あり、両者は空間的にずれていて互いに干渉しない関係
に設定した(請求項4)。
【0010】(5).(1)乃至は(4)において、シ
ート移送手段は、シート搬入ステーションで停止する車
体の前方又は後方に配置した(請求項5)。
【0011】
【作用】一対のシートはシート搬入ステーションにて、
車体搬送手段の車体流れ方向を横切る方向に、ロボット
により各シート毎に振り分けられ、それぞれ専用のロボ
ットにより、車体内に自動搬入される。
【0012】
【実施例】図1において、一対のフロントシート2R,
2Lはシート供給手段としてのシートの搬送ライン23
上を矢印方向に送られるようになっている。この搬送ラ
インの端部に近接して旋回台24が配置されており、ラ
イン上を流れてくるパレット1を受けとり、これをロボ
ットの掴みやすい状態にするため、実線で示す状態まで
90゜回転させる。この旋回台24もシート供給手段の
一部をなす。
【0013】車体搬送手段としての車体の搬送ライン2
5は、シート搬送ライン23と平行に設けられていて、
車体26−1、車体26−2は矢印で示すように、パレ
ット1が搬送される向きと逆向きに送られるようになっ
ている。
【0014】これらの車体は、台車100(図2、図6
参照)に乗せられて、車体搬送ラインのレール上を走行
するようになっている。車体搬送ライン25にそって、
所要の間隔をおいて、車体に対する作業を施す作業ステ
ーションが設けられている。
【0015】これらの作業ステーションの中、車体内に
シートを搬入する作業を行うのがシート搬入ステーショ
ンであり、図6において符号26−2で示す車体の位置
及びその周辺領域が当該ステーションに該当し、この図
示の位置にて車体は停止されるように制御され、シート
の搬入作業が終了すると、矢印で示す向きに送られ、次
の作業ステーションに搬送されるようになっている。
【0016】図1に示すように、シート搬送ライン23
は、車体搬送ライン25について矢印で示す車体流れ方
向を横切る方向の一側、つまり、車体流れ方向の下流に
向かって左側に位置している。
【0017】シート搬入ステーションにおいて、車体搬
送ライン25を間にして同ラインを横切るようにして対
向する関係にて、シート搬送ライン23の設けられてい
る側の反対側には第1のロボット27、シート搬送ライ
ン23の設けられている側には第2のロボット28がそ
れぞれ配置されている。
【0018】第1のロボット27は右のフロントシート
2Rを車体に搬入するためのものであり、第2のロボッ
ト28は後述するように、左右の各シートを旋回台24
から取り出し、一旦、所定位置に置く働きをも有してい
る。
【0019】また、シート搬送ライン23の端部付近、
つまり、第2のロボット28の近傍には、左のフロント
シート2L用のシート位置決め装置31が定置されてい
る。
【0020】車体搬送方向上、第2のロボット28と旋
回台24との間の位置には、シート移送手段としてのク
ロスレール29が設けられている。
【0021】クロスレール29は、図2、図3に示すよ
うに、フレームベース29−1と、スライドビーム29
−2とからなる。フレームベース29−1は、床面に固
定されていて、上面に摺動用のレ−ル29−1Dを有す
る架台状の構造体である。
【0022】スライドビーム29−2は、フレームベー
ス29−1のレール29−1Dに摺動自在に嵌合してい
る可動体であり、その先端部の上面にシート位置決め装
置30を載置している。これら、フレームベース29−
1、スライドビーム29−2は何れも、車体搬送ライン
25(図1参照)を横切る方向である矢印Aで示す方向
に長さを有し、スライドビーム29−2はA方向に進退
移動する。
【0023】この移動に際しての摺動嵌合部を説明した
図4(図3の2点鎖線円内の拡大図)において、符号2
9−2Uはスライドビーム29−2の下面に一体的に設
けられた凹状の可動体、符号29−1Dはフレームベー
ス29−1の上面に固定された凸状のガイド、をそれぞ
れ示す。
【0024】ここで、レール29−1Dには図4に示す
ように、高さ方向での中間位置にて、紙面を貫く方向に
長さを有する溝が対向面に形成されている。これらの溝
を含むレールとスライドビーム29−2とを嵌合関係に
おくことにより、スライドビームが車体搬送ラインを横
切って進出した際、片持支持状態になるときの、フレー
ムベースに対するスライドビームの抜け止めを防止して
いる。
【0025】図4に示すように、スライドビーム29−
2の側部にはA方向に長さを有するラック29−2Lが
固定されている。一方、フレームベース29−1側に
は、減速装置付きのモーター29−1Mが固定されてい
て、このモーターの軸に固定された歯車Gがラック29
−2Lに噛み合わされている。
【0026】よって、モーター29−1Mを駆動するこ
とにより、ラック29−2Lと共にスライドビーム29
−2は車体搬送ラインの車体搬送領域を通って進退移動
される。スライドビーム29−2先端部には、シート位
置決め装置30が定置されている。
【0027】このシート位置決め装置30は、原位置に
おいて、図1、図2に実線で示すように車体搬送ライン
25から退避した定位置にある。
【0028】スライドビーム29−2の移動域は、車体
搬送ライン25を横切る関係にあるので、両者が干渉し
ないように、両者は互いに空間的にずれた関係に設定さ
れている。
【0029】図2、図5に示すように、スライドビーム
29−2の後退時における位置決め制御は、フレームベ
ース29−1の後端部において、その側部より立ち上げ
た架台50上に配置した近接スイッチSW−1、SW−
2、SW−3及び、これらの近接スイッチの近傍をスラ
イドビームと共に通過するように29−2と一体的に設
けたドグ51との組み合わせを用いて行うようにしてい
る。
【0030】かかる構成では、スライドビーム29−2
が後退していき、近接スイッチSW−1がドグ51を感
知すると、モーター29−1Mの電源が切られる。さら
に、慣性によりスライドビーム29−2が後退方向に進
行し、近接スイッチSW−2がドグ51を感知すると、
モーター29−1Mのブレーキが作動し、その位置にて
スライドビームは後退を停止する。
【0031】近接スイッチSW−3は、非常用として機
能するものであり、該スイッチがドグを検知したとき
は、ランプ、ブザー等により、作業者に警告を出すよう
にしている。
【0032】なお、図示は省略したが、スライドビーム
の前進時における位置決め制御用として、フレームベー
スの前端部においても、前記後端部における構成に準じ
て、近接スイッチが設けられ、又、スライドビームには
ドグが配置されている。
【0033】フレームベース29−1の前後端部には、
それぞれ、ストッパ51、52が設けられている。スト
ッパ51は、クッション60を介してスライドベース2
9−2の後端を突き当てるためのものであり、ストッパ
52もクッション60を介して衝合片53を突き当てる
ためのものである。
【0034】これらは何れも、スライドベースが異常に
オーバーランした際に、クッションを介してストッパに
衝合部材を衝合させて停止させようとするものであり、
かかる停止時において、近接スイッチSW−3が作動し
て警告を出すことになる。
【0035】図1に示すように、旋回台24はパレット
1の送り込み状態において、シート搬送ライン23の延
長上に2点鎖線で示す状態に設定されている。パレット
が旋回台24上に移動すると該旋回台24は90゜回動
して実線で示す状態となり、回動を停止する。シートの
搬入に際しては、図1に実線で示すように90゜旋回し
た状態にある旋回台24上の左のフロントシート2Lは
第2のロボット28によってシート位置決め装置31上
に一旦、移送されて、該シート位置決め装置31上に位
置決めされる。
【0036】一方、旋回台24上の右のフロントシート
2Rは、第2のロボット28によってスライドビーム上
のシート位置決め装置30上に移送されここで位置決め
される。
【0037】シート位置決め装置31上のフロントシー
ト2Lは、第2のロボット28により、掴み直されて、
停止している車体26−2の所定の位置に搬入される。
一方、該位置決め装置30上のフロントシート2Rは、
シート搬送ステーションにて停止している車体26−2
の前方位置を通って、図2に2点鎖線で示すように第1
のロボット27側の規定位置に移送される。なお、シー
ト搬入ステーションを車体26−2の後方位置に設定す
ることもできる。
【0038】この規定位置は、第1のロボット27によ
る作業容易性、レイアウト等を考慮して具体的に設定さ
れるものとする。
【0039】そこで、フロントシート2Rは第1のロボ
ット27によりシート位置決め装置30から取り出され
車体26−2内に搬入される。空になったシート位置決
め装置30はモーター29−1Mの駆動によりスライド
ビームと共に復動されて、図1、図2に実線で示す位置
に戻り、次のフロントシートの搬入に備えらえる。
【0040】このように、シート位置決め装置30は、
第2のロボット28の近傍であって実線で示す「降ろし
位置」から、車体搬送ライン25を横切る所定の規定位
置たる2点鎖線で示す「掴み位置」まで往動、停止、復
動、停止の制御がなされるようになっている。
【0041】クロスレール29は、シート搬送ライン2
3及び旋回台24により供給された一対のシートの一方
を車体搬送ラインの一側で受け、他側の規定位置に移送
する機能を有している。
【0042】ここで、シート位置決め装置の構成及びシ
ートの位置決めプロセスについて説明する。シート位置
決め装置の全体を示した図7において、符号3は矩形ブ
ロック状の受け台を示し、シートのレール4を直接、乗
せるものである。図7ではシート後部を支える2つの受
け台のうち1個はシートに隠れて見えないが、合計で4
個設けられている。
【0043】符号5は、受け台3に乗せられたシート2
Rのバックシートに当接してシートを受け台上にてシー
トの前後方向つまり、縦方向Yに移動させる縦押し手段
を示している。
【0044】この縦押し手段は、エアシリンダにより駆
動され、その揺動により、シートバックに当接してシー
ト2Rを受け台3上にてY方向に移動させることができ
る。
【0045】図7において、縦方向Y上であって、シー
トの各レール4の先端部と対向する位置には縦位置決め
手段9,9がそれぞれ設けられている。これらの縦位置
決め手段9,9は共通の構成を有し、レール4と当接す
ると共に、レールを受け台に押し圧固定するようになっ
ている。
【0046】各受け台3は、共通の移動台15上に固定
されいて、この移動台15は基台16との間に介在する
レール17等の横摺動手段により左右方向、つまり横方
向Xに摺動自在である。
【0047】レール17の下部は基台16に固定され、
レールの上部は移動台15の裏面に設けられたレール嵌
合部(図示省略)に摺動自在に嵌合し、かかる構成によ
り横摺動手段が構成されている。
【0048】図7において、横方向X上、レール4の側
部に対向する位置には、横位置決め手段としてのストッ
パー18が不動部材と一体的に設けられている。
【0049】また、このストッパー18と対向する位置
には、他方のレール4の側部に当接してシートを横位置
決め手段側に押動させる横押し手段としての横押し具2
0が位置している。
【0050】この横押し具20は、不動部材上に設けら
れた架台21上に固定されたエアシリンダ19のプラン
ジャの先端に設けられている。なお、架台21と移動台
15との間には、緊縮性のばね22が掛けられていて、
移動台15は常時エアシリンダ側に引く力を受けてお
り、この力による移動台の移動は、図示省略のストッパ
手段により阻止されている。
【0051】シートの位置決め動作は次のように行われ
る。シートの位置決め装置は、シートを受けいれる前に
おいて、以下の状態に各部材の状態が整えられる。先
ず、縦押し手段5は後方に回動した状態となっている。
【0052】また、図8に示すように、縦位置決め手段
を構成する位置決め片11についてもエアシリンダ12
のプランジャを引っ込めることにより、位置決め片11
の押圧部11aを解放状態にするとともに、円周面部1
1bをレール4の到来部に位置している。
【0053】さらに、図7に示すように、エアシリンダ
19のプランジャを引っ込んだ状態にして、横押し具2
0をシートのレール4が位置するであろう部位から十分
に退避させておく。
【0054】作動1.このような状態の下で、パレット
上のフロントシートはロボットのハンドにより掴まれ
て、シート位置決め装置に運ばれ、レール4が受け台3
上に乗せられる。
【0055】この乗せられる位置は比較的ラフでよく、
シートのレールが受け台3上にあればよい。受け台3上
にレール部が乗ることにより、鉛直方向Zについての位
置が定まる。
【0056】作動2.フロントシートが受け台4上に乗
せられると、エアシリンダが作動し、縦押し手段5がフ
ロントシート2Rのバックシートに当接してシート全体
を前方に押し動かす。このシートの移動は、レール4が
受け台3上を滑ることにより行われる。
【0057】図8に示すように、レール4の前端部が位
置決め片11の円周面部11bに当接した時点で、縦押
し手段5によるフロントシート2Rの押動は停止する。
レール前端部が位置決め片11に押し当てられることに
より、シートの縦方向Yの位置が定まる。
【0058】作動3.図8においてエアシリンダ12を
駆動して、位置決め片11を軸10の周りに回動させる
ことにより、実線で示すように、レール4の前端部を上
から押さえる。この押さえにより、シートは受け台3上
に固定される。
【0059】作動4.図7において、エアシリンダ19
を作動させて横押し具20をレール4に押し当て、さら
にエアシリンダ19のプランジャを突き出すことにより
フロントシート2Rを移動台15と共に横方向Xに移動
する。
【0060】この移動は、レール4がストッパー18に
当接するまで行われる。ストッパー18にレール4を当
接させることにより、フロントシート2Rの横方向Xで
の位置が定まる。以上により、フロントシートの空間上
での位置が特定の位置に設定される。
【0061】次に、ロボットによる、シート搬送装置上
から車体内へのシートの搬入プロセスを説明する。
【0062】フロントシート2Rを乗せたシート位置決
め装置30は図1において実線で示す降ろし位置から2
点鎖線で示す掴み位置まで移動し、停止する。
【0063】つまり、シート位置決め装置はこの位置に
定置される。また、シートの搬入対象としての車体26
−2は、シートの搬入位置として予め定められた図示の
位置にて停止して待機している。
【0064】図1において、ロボット27のハンド27
Hは,シート位置決め装置30上のフロントシート2R
を掴むし、ロボット28のハンド28Hはシート搬送装
置31のフロントシート2Lを掴む。
【0065】各ハンドがフロントシートを掴む機構は全
く同様である。図8に示すように、ハンド27Hに関し
ては、ハンドと一体的にエアシリンダ32が設けられて
おり、このエアシリンダの先端部にはピン33が設けら
れている。一方、フロントシート2Rの2本のレール4
には車体への取付穴が形成されている。
【0066】ハンド27Hがフロントシート2Rを掴む
とき、エアシリンダ32が駆動されてピン33は、ドア
側のレール中、その前端側の取付穴34に刺さる。
【0067】これにより、やわらかいシートの部分を掴
むことにより掴み位置に変位が生じても、ハンドとフロ
ントシートとの位置関係にずれは生ぜず、従って、シー
ト位置決め装置31上で位置決めされた位置を基準とし
てロボットを駆動し、図1、図6に示すように車体の所
定位置に正しくフロントシートを搬送して、車体上の取
り付け穴と合致する位置に搬入することができる。左の
フロントシート2Lについてもこれに準じた手順で行わ
れる。
【0068】よって、たとえパレット自体の精度や、パ
レット上におけるシートの位置精度が出ていなくても、
シート位置決め装置により位置決めされた状態のシート
はピン33によりハンド27Hとの関係位置が定まるの
でライン上の所定位置に停止している車体中の所定のシ
ート取り付け位置に精度よく搬送することができる。
【0069】また、車体搬送ラインの片側にそって設け
られたシート搬送ライン上のシートは、シート位置決め
装置とともにクロスレールにより、車体搬送ラインの両
側に振り分けられて、所定位置にて停止するよう構成し
たので、各側に設けたロボットによりシートを掴み、車
体内に搬入することができる。
【0070】本例では、車体搬送手段、シート供給手
段、シート移送手段、第1、第2の各ロボット等は、全
て床面上にそれほど高くない位置にて配置可能であり、
そのように配置されている。
【0071】従って、シートを工場の天井に沿わせて搬
送し、シート搬入ステーションにて下降させて搬入する
システムと比較した場合、設備の構築が容易、設備費安
価、メンテナンス容易等の利点がある。
【0072】また、シートの搬送経路をみると、上下方
向での動きの少ない搬入経路を辿ることが可能であるの
で、搬入に要する時間の短縮が図れるし、シート供給手
段が車体搬送ラインの片側で済むので、他側のスペース
の有効利用を図ることが可能である。
【0073】
【発明の効果】本発明により、シートの車室内搬入作業
を自動化して、作業者の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る、シートの車体内自動搬入装置の
平面図である。
【図2】本発明に係る、クロスレールの正面図である。
【図3】本発明に係る、クロスレールの側面図である。
【図4】本発明に係る、クロスレールとシート位置決め
装置との摺動案内部の部分説明図である。
【図5】本発明に係る、クロスレール後端部の平面図で
ある。
【図6】本発明に係る、シートの車体内自動搬入装置の
側面図である。
【図7】本発明に係る、シート位置決め装置を説明した
斜視図である。
【図8】本発明に係る、シート位置決め装置のレール押
さえ部分を説明した図である。
【図9】従来行われている、シートの車体内搬入作業を
説明した図である。
【符号の説明】
23 (シート供給手段としての)シート搬送ライン 24 (シート供給手段としての)旋回台 25 (車体搬送手段としての)車体搬送ライン 27 第1のロボット 28 第2のロボット 29 (シート移送手段としての)クロスレール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートを車体内に自動搬入する装置であっ
    て、 車体を、シート搬入ステーションに搬送後、規定位置に
    停止させ、搬入後、前記車体を次の作業ステーションへ
    順次搬送する車体搬送手段と、 車体搬送手段の、車体流れ方向を横切る方向の一側に設
    けられ、一対のシートを前記シート搬入ステーションの
    所定位置に供給するシート供給手段と、 前記車体搬送手段の一側に設けられ、前記車体搬送手段
    の一側から他側へ前記車体搬送手段の車体搬送領域を通
    って進退自在に形成され、前記シート供給手段により供
    給された前記一対のシートの一方を前記車体搬送手段の
    一側で受け、他側の規定位置へ移送するシート移送手段
    と、 前記車体搬送手段の一側に設けられ、他方のシートを把
    握し、車体内に搬入する第1のロボットと、 前記車体搬送手段の他側に設けられ、前記シート移送手
    段からシートを受け取り、車体内に搬入する第2のロボ
    ット、を有することを特徴とするシートの車体内自動搬
    入装置。
  2. 【請求項2】請求項1おいて、シート移送手段は、車体
    搬送ラインの一方の側に定置されたフレームベースと、
    このフレームベースに摺動自在に支持されて前記車体搬
    送ラインの一側から他側に向けて該車体搬送ラインを横
    切る方向に往復動するスライドビーム、及び、その駆動
    手段を主要素とすることを特徴とするシートの車体内自
    動搬入装置。
  3. 【請求項3】請求項1乃至は請求項2において、スライ
    ドビームはその先端位置にシートを定置する手段を有す
    ることを特徴とするシートの車体内自動搬入装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至は請求項3において、スライ
    ドビームの移動域は、車体搬送手段を横切る関係にあ
    り、両者は空間的にずれていて互いに干渉しない関係に
    設定されていることを特徴するシートの車体内自動搬入
    装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至は請求項4において、シート
    移送手段は、シート搬入ステーションで停止する車体の
    前方又は後方に配置されていることを特徴とするシート
    の車体内自動搬入装置。
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