JPH0625542Y2 - 鉄筋接合用モルタルスリ−ブ - Google Patents

鉄筋接合用モルタルスリ−ブ

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Publication number
JPH0625542Y2
JPH0625542Y2 JP7740587U JP7740587U JPH0625542Y2 JP H0625542 Y2 JPH0625542 Y2 JP H0625542Y2 JP 7740587 U JP7740587 U JP 7740587U JP 7740587 U JP7740587 U JP 7740587U JP H0625542 Y2 JPH0625542 Y2 JP H0625542Y2
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JP
Japan
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sleeve
mortar
stopper
reinforcing bars
longitudinal direction
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Expired - Lifetime
Application number
JP7740587U
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JPS63186818U (ja
Inventor
正明 阿瀬
Original Assignee
日本スプライススリ−ブ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は鉄筋接合用モルタルスリーブに関するものであ
り、スリーブ内に挿入する鉄筋の挿入深さを規制するた
めの一文字形ストッパーを設けたモルタルスリーブにお
いて、該ストッパーに裁断部を設けることによりスリー
ブ内に注入されるモルタルの充填性が向上することを特
長とするものである。
(従来の技術) 鉄筋の突き合わせ接合方式の一つとしてモルタルスリー
ブによる鉄筋接合方式があり、現在広く実施されてい
る。この方式は、第4図に示すように、両端に開口2お
よび2′を有する中空管状体であるモルタルスリーブ1
内に、接合しようとする一対の鉄筋6および6′の端部
をそれぞれスリーブ開口2および2′からスリーブ内に
挿入し、スリーブ1の長手方向ほぼ中央において突き合
わせ状に対向させる。ついで流動性の大きなモルタル7
をスリーブ1内に注入充填する。モルタル7の硬化によ
り一対の鉄筋6および6′の突き合わせ接合が完成す
る。スリーブ1の内周面には硬化モルタルとスリーブと
の係合性を向上するために横方向溝3を設けることが行
なわれており、また、鉄筋がスリーブ内から抜け出し難
くするためにスリーブ1の内面形を図示したように中央
が太く両端に向かってそれぞれ両先細り形とすることも
行なわれている。
なお、モルタルスリーブはプレキャストコンクリート部
材中に埋設し該部材どうしの接合に利用されるときその
利点が最もよく発揮される。このためプレキャストコン
クリート部材外から同部材に埋設されているスリーブ内
にモルタルを注入するのに利用する注入孔4および抜気
孔5が設けられていることが多い。
このようなモルタルスリーブおよびこれを用いたプレキ
ャストコンクリート部材の接合については特公昭53−
12732号公報に開示されている。
ところで、モルタルスリーブ1内の鉄筋6または6′の
スリーブ内からの引抜抵抗力は他の条件が同一ならば鉄
筋挿入長に比例する。接合された一対の鉄筋6および
6′の接合耐力は、それぞれの鉄筋6または6′のスリ
ーブ内からの引抜抵抗力のうち弱い方によって定まる。
鉄筋6および6′の挿入長は、一方を長くすれば他方が
短くなる関係にあるから、両者の挿入長が等しいとき最
大の接合耐力が得られることになる。よって、挿入鉄筋
の末端が双方とも正しくスリーブ長手方向中央に位置す
べきであるが、挿入長をこのように規制することは種々
の手間を要する。これを容易にするためにモルタルスリ
ーブの長手方向中央位置に、スリーブの開口からスリー
ブ内に挿入された鉄筋の先端が突き当たってそれ以上奥
のほうに挿入されないようにするための構造であるスト
ッパーを設けることが提案されている(特開昭61-23315
0号公報)。この公報には、ストッパーの形状として一
文字形(スリーブの断面の一つの直径に沿ってこれを横
断する直線状のもの)、十文字形(スリーブの直交する
二つの直径に沿ってそれぞれ横断する直径二直線状のも
の)、舌状形のもの、等種々のものが開示されている。
(考案が解決しようとする問題点) 上述の如く、モルタルスリーブはプレキャストコンクリ
ート部材中に埋設されて使用されることが多く、流動性
の大きなモルタルを注入孔を通じて下から上へ注入して
スリーブ内に充填するものである。このためストッパー
はモルタルのスリーブ内流動を妨げる形状のものであっ
てはならず、また、流動の影を形成してそれによるボイ
ドを生成するようなものであってはならない。これらを
考慮し、さらに挿入鉄筋突き当たりによるストッパー折
損の点や製作の容易さなどを考慮して、現在、一文字形
のストッパーが好ましいものとされている。
しかしながら、一文字形のストッパーでもなお上記のボ
イド生成を避けることができず、この点の改良が望まれ
ていた。
本考案は、一文字形ストッパーにおけるこのような問題
点の解決を図ることを目的としたものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、一文字形ストッパーにスリーブ長手方向に裁
断部を設けることにより上記問題点を解決したものであ
る。以下これを図面を用いて説明する。
本考案は、第1図に示すように、両端に開口2および
2′を有する中空管状体であるモルタルスリーブ1の内
部に、スリーブ長手方向に直角に横断する一文字形スト
ッパーを設けたモルタルスリーブにおいて、該ストッパ
ーの中間にスリーブ長手方向に裁断部9を設けたことを
特徴とする鉄筋接合用モルタルスリーブ、である。
本考案に使用されるモルタルスリーブは、両端に開口を
有する中空管状体であればその形状、構造を問わず公知
のものがすべて使用できる。また、その内周面には横方
向溝3を設けることが好ましい。
一文字形ストッパーは、モルタルスリーブの長手方向に
直角方向に横断して一直線状に設けられ、必ずしもスリ
ーブの軸心を通らなくてもよいが、好ましくは軸心を通
るよう設けられる。該ストッパーを設ける位置は、一般
にはスリーブ長手方向ほぼ中央である。しかしながら、
スリーブの形状が対称的でなかったり挿入鉄筋の径が異
なっていたりする場合には2つの鉄筋の引抜抵抗力が等
しくなる位置(等引抜抵抗点)に設ける。
裁断部9は一文字形ストッパー8の中間位置にスリーブ
長手方向に設ける。中間位置としてはストッパーの中央
が好ましいがこれに限定されない。裁断部9のスリーブ
長手方向に直角方向間隔は、使用するモルタルの細骨材
の最大寸法(通常2〜3mm)の約2〜4倍、約5〜10
mm程度に選ぶ。
本考案のモルタルスリーブの好ましい形状を第1図およ
び第2図に例示する。第1図に示すスリーブ1は断面が
円形であって長手方向中央に最大径がありここよりそれ
ぞれの開口2または2′に向けて直線的に直径が減少す
る形状のものである。開口2および2′の直径は同一で
はなく一方が他方より大きい。これはプレキャストコン
クリート部材中に埋設して使用するときに、他のプレキ
ャストコンクリート部材の鉄筋をスリーブ内に受け入れ
るのを容易にするためである。
第2図(a)に示すスリーブは、直管形スリーブ1の内
周面に開口2および2′からスリーブ中央に向かって高
さが漸減するラセン状またはリング状の突起3′を設け
たもので特開昭61−200246号公報に開示のもの
である。
第2図(b)に示すスリーブは、スリーブ1の半部が直
管形で他の半部が先細り形のもので、直管形の半部にあ
っては突起3の高さはその開口2からスリーブ中央に向
かって漸減する構成のものであり、先細り形の半部にあ
っては横溝3の深さは実質的に同一であるまた、先細り
形の半部の外面には長手方向にひれ11が好ましくは設
けられる。これは特願昭61−244592に開示され
ている。
なお、ストッパーとスリーブ内壁面との間の隙間を挿入
鉄筋が通り抜けないよう第3図に示すように、ストッパ
ー8に並行して肉盛り部10を設けてもよい。
これらの例示スリーブはいずれもスリーブ長手方向中央
にストッパーが設けられている。
(考案の効果) 本考案においては、一文字形ストッパーに裁断部を設け
たことにより充填モルタルにおけるボイド生成の問題点
を解決できた。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案モルタルスリーブの縦断面図であ
り、同図(b)はA−A面で切断した平面図である。 第2図(a)および(b)は本考案モルタルスリーブの
他の形状例を示す縦断面図である。 第3図はストッパーを設けた位置に肉盛り部を設けた態
様例を示す横断面図である。 第4図は従来のモルタルスリーブを用いた鉄筋接合状態
を示す縦断面図である。 図面における符号は次のとおりである。 1:モルタルスリーブ 2、2′:スリーブ開口 3:横方向溝 3′:突起 4:注入孔 5:抜気孔 6、6′:鉄筋 7:モルタル 8:ストッパー 9:裁断部 10:肉盛り部 11:ひれ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端に開口2および2を有する中空管状体
    であるモルタルスリーブ1の内部のスリーブ長手方向ほ
    ぼ中央に、スリーブ長手方向に直角に横断する一文字形
    ストッパーを設けたモルタルスリーブにおいて、該スト
    ッパーのほぼ中央にスリーブ長手方向に裁断部9を設
    け、かつ該裁断部9のスリーブ長手方向に直角方向間隔
    が5〜10mmの範囲であることを特徴とする鉄筋接合用
    モルタルスリーブ
JP7740587U 1987-05-25 1987-05-25 鉄筋接合用モルタルスリ−ブ Expired - Lifetime JPH0625542Y2 (ja)

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JP7740587U JPH0625542Y2 (ja) 1987-05-25 1987-05-25 鉄筋接合用モルタルスリ−ブ

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JP7740587U JPH0625542Y2 (ja) 1987-05-25 1987-05-25 鉄筋接合用モルタルスリ−ブ

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JPS63186818U JPS63186818U (ja) 1988-11-30
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ID=30925381

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JP7740587U Expired - Lifetime JPH0625542Y2 (ja) 1987-05-25 1987-05-25 鉄筋接合用モルタルスリ−ブ

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JP2005291957A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Sumitomo Denko Steel Wire Kk 鉄筋継手を用いた応力計測方法、鉄筋継手

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JPS63186818U (ja) 1988-11-30

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