JPH06255378A - エンジンマウント台座構造 - Google Patents

エンジンマウント台座構造

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JPH06255378A
JPH06255378A JP4671293A JP4671293A JPH06255378A JP H06255378 A JPH06255378 A JP H06255378A JP 4671293 A JP4671293 A JP 4671293A JP 4671293 A JP4671293 A JP 4671293A JP H06255378 A JPH06255378 A JP H06255378A
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engine
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Akihiro Mayama
昭宏 間山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンマウントインシュレータの位置決め
を完全にしたエンジンマウント台座構造を構築する。 【構成】 インシュレータを受け止める受け板11と、
この受け板を車体メンバー12に取り付ける縦板13と
の一体結合になるエンジンマウント台座構造において、
縦板13に、受け板11を貫通して、インシュレータに
先端が貫入する四角状突起13aを、その幅方向にエン
ジンの荷重を受ける向きに配して一体に形成する。エン
ジン搭載時、インシュレータは突起13aによって全方
向に位置決され、インシュレータの位置決めが完全であ
る。また突起13aを折曲する必要がなくて折曲工程を
なくし得ることから、製造費を節約できる。更に突起1
3aの板厚、従って縦板13の板厚を厚くする必要がな
く、有利である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンを車体に載せる
時、エンジンに取り付けたエンジンマウントインシュレ
ータを受け止める車体側の台座構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】かかるエンジンマウント台座構造として
は従来、例えば実開昭63−77823号公報に記載さ
れた如きものが知られている。
【0003】このエンジンマウント台座構造は、車体に
取り付けられて、エンジンマウントインシュレータを受
け止めるべきエンジンマウントブラケットに貫通孔を形
成し、この孔にエンジンマウントインシュレータの対応
突起を貫入させて、該インシュレータを位置決めするも
のである。そして、この種エンジンマウント台座構造に
おける上記の孔としては、インシュレータを単に位置決
めするだけのものと、台座にインシュレータを載せる作
業中インシュレータを所定位置に案内しつつ最終的に所
定位置に位置決めするものとがある。しかし、いずれに
しても、かかるエンジンマウント台座構造では、インシ
ュレータの位置決めが完全でなく、エンジンの搭載位置
がくるい易かった。
【0004】その他のエンジンマウント台座構造として
は、図4に示す如きものも提案されている。この台座構
造は、エンジンマウントインシュレータを受け止める受
け板11と、この受け板を車体メンバー12に取り付け
る縦板13との一体結合になる台座構造で、特に受け板
11の下側縁に一対の折曲舌片11aを成形し、これら
折曲舌片11a上にエンジンマウントインシュレータの
対応側縁を係止させて該インシュレータを位置決めす
る。
【0005】しかし、かかるエンジンマウント台座構造
でも、インシュレータの位置決めが十分でないし、加え
て受け板11の製造中に舌片11aを折曲加工する工程
が不可欠となり、製造費の高騰を避けられない。更に、
折曲舌片11aがその板厚方向にエンジンからの荷重を
支えなければならず、これに耐える舌片11aの変形強
度を持たせるため、舌片11aの板厚を厚くするには、
受け板11を全体的に厚くする必要があって、重量的に
も、またコスト的にも不利である。
【0006】本発明は、これらの諸問題を生ずることの
ないエンジンマウント台座構造を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的のため本発明
は、エンジンマウントインシュレータを受け止める受け
板と、この受け板を車体メンバーに取り付ける縦板との
一体結合になるエンジンマウント台座構造において、前
記縦板に、前記受け板を貫通して、前記インシュレータ
に先端が貫入する突起を、該突起の幅方向にエンジンの
荷重を受ける向きに配して一体に形成したものである。
【0008】
【作用】エンジンの搭載時、エンジンマウントインシュ
レータは受け板上に受け止められる。この際、該受け板
を貫通して突出する突起の先端がインシュレータに貫入
して該インシュレータを位置決めする。
【0009】ところで先ず、かかる突起はエンジンイン
シュレータを全方向に位置決めするため、この位置決め
が完全である。そして特に、かかる突起は、受け板に一
体結合されてこれを車体メンバーに取り付ける縦板に、
受け板を貫通するよう、また該突起の幅方向にエンジン
の荷重を受けるよう設けられているため、突起を折曲す
る必要がなくて折曲工程をなくし得ることから、また突
起の板厚、従って縦板の板厚を厚くする必要がないこと
から、コスト上大いに有利であるし、重量的にも有利で
ある。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1は本発明エンジンマウント台座構造の一
実施例を示し、図中、図4におけると同様、11は受け
板、12は車体メンバー、13は縦板である。受け板1
1は図3につき後述するエンジンマウントインシュレー
タ14を受け止めるもので、このインシュレータを取着
するために一対のボルト孔11bを有する。縦板13は
受け板11に溶接により一体結合され、この受け板を車
体メンバー12に取り付ける用をなす。
【0011】縦板13には更に、受け板11の長孔11
cを貫通して突出する一対の四角状の突起13aを形成
し、これら各四角状突起13aの長さは、図2に明示す
る如く受け板11と接するエンジンマウントインシュレ
ータ14のベースプレート15に形成した長孔15aを
も貫通して若干突出する長さとし、この長孔15aへの
貫通を容易にするため突起13aの先端には、その角部
を切除してテーパ面13bを設定する。
【0012】なお四角状突起13aは、エンジンからの
荷重αが図2に示すように突起13aの幅方向に作用す
るような向きに配置し、インシュレータ取り付け用ボル
ト孔11bにできるだけ接近させる。
【0013】ここで、エンジンマウントインシュレータ
14は、上記のエンジンマウント台座構造に対応させて
図3に示すように構成する。即ち、インシュレータ14
は通常通り、ベースプレート15およびこれに対向する
アッパープレート16と、これらプレート間に接着して
介在させたインシュレータラバー17とで構成し、ベー
スプレート15に、受け板11のボルト孔11bと整列
するボルト孔15bを形成し、アッパープレート16に
エンジン取り付け用のボルト18を植設するが、上記に
付加してベースプレート15に、前記四角状突起13a
が貫通するための長孔15aを穿設する。
【0014】上記実施例の作用を次に説明する。先ず実
用に当たっては、縦板13を介して受け板11を車体メ
ンバー12上に取着する。そして、ボルト18を介して
インシュレータ14をエンジン(図示せず)に取り付
け、このエンジンを搭載位置に向け下降させる。これに
より、インシュレータ14のベースプレート15に形成
した長孔15aが、図2に示す如く縦板13の四角状突
起13aに形成したテーパ面13bにより案内されなが
ら極めて容易に、この突起13aに嵌合され、インシュ
レータ14、従ってエンジンを位置決めすることができ
る。なお、この位置決め状態で、孔11b,15bに挿
通したボルト(図示せず)によりインシュレータ14、
従ってエンジンを、受け板11上に取り付ける。
【0015】ところで、かかる突起13aによるインシ
ュレータ14の位置決めが全方向になされるため、当該
位置決めは一層完全であり、この作用効果は、突起13
aがボルト孔11bに近接配置されていることで、更に
助長される。加えて、かかる突起13aは、受け板11
に縦板13を溶接する時、両者間の相対位置を規制する
こととなり、当該溶接に当たってその作業を容易に行う
ことができる。
【0016】そして突起13aは、受け板11を貫通す
るよう縦板13に形成するだけでよいため、該突起を折
曲する必要がなくて折曲工程をなくし得て、製造コスト
上大いに有利である。更に突起13aは、その幅方向に
エンジンの荷重を受けるよう設けられているため、その
板厚、従って縦板13の板厚を厚くする必要がないこと
から、この点でもコスト上大いに有利であるし、重量的
にも有利である。
【0017】
【発明の効果】かくして本発明のエンジンマウント台座
構造は、請求項1に記載の如く、エンジンマウントイン
シュレータを受け止める受け板と、この受け板を車体メ
ンバーに取り付ける縦板との一体結合になるエンジンマ
ウント台座構造において、縦板に、受け板を貫通して、
インシュレータに先端が貫入する突起を、その幅方向に
エンジンの荷重を受ける向きに配して一体に形成し構成
になるから、上記の突起がエンジンマウントインシュレ
ータを全方向に位置決めすることとなり、該インシュレ
ータの位置決めが完全であるし、上記の突起を折曲する
必要がなくて折曲工程をなくし得ることから、製造費を
節約することができ、更に上記突起の板厚、従って突起
を形成する縦板の板厚を厚くする必要がないことから、
コスト上および重量的に大いに有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエンジンマウント台座構造の一実
施例を示す斜視図である。
【図2】同例における位置決め突起部分に関した拡大断
面図である。
【図3】図1の台座構造に対応したエンジンマウントイ
ンシュレータの構成を示す図面である。
【図4】従来のエンジンマウント台座構造を示す斜視図
である。
【符号の説明】
11 受け板 11c 長孔 12 車体メンバー 13 縦板 13a 突起 13b テーパ面 14 エンジンマウントインシュレータ 15 ベースプレート 15a 長孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンマウントインシュレータを受け
    止める受け板と、この受け板を車体メンバーに取り付け
    る縦板との一体結合になるエンジンマウント台座構造に
    おいて、 前記縦板に、前記受け板を貫通して、前記インシュレー
    タに先端が貫入する突起を、該突起の幅方向にエンジン
    の荷重を受ける向きに配して一体に形成したことを特徴
    とするエンジンマウント台座構造。
JP5046712A 1993-03-08 1993-03-08 エンジンマウント台座構造 Expired - Fee Related JP3006335B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017037906A1 (ja) * 2015-09-02 2017-03-09 日産自動車株式会社 車両のリレー取付構造

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WO2017037906A1 (ja) * 2015-09-02 2017-03-09 日産自動車株式会社 車両のリレー取付構造

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