JPH0625426Y2 - 自動車車体の搬送装置 - Google Patents

自動車車体の搬送装置

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JPH0625426Y2
JPH0625426Y2 JP9532588U JP9532588U JPH0625426Y2 JP H0625426 Y2 JPH0625426 Y2 JP H0625426Y2 JP 9532588 U JP9532588 U JP 9532588U JP 9532588 U JP9532588 U JP 9532588U JP H0625426 Y2 JPH0625426 Y2 JP H0625426Y2
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JP
Japan
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floor main
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traveling
floor
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博 笹岡
博行 菅野
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車組立ラインで車体を搬送する搬送装置に
関し、さらに詳しくは溶接組付前のフロアメインとボデ
イサイドとを正規組付状態にセットして溶接工程に搬送
する搬送装置に関する。
従来の技術 自動車組立ラインで車体を搬送する方法としては、例え
ば第8図および第9図に示すようにフロアメインFとボ
デイサイドBとの合わせ部のうちフロアメインF側のサ
イドシルインナSiとボデイサイドB側のサイドシルア
ウタSoとを複数のハンドバイスT等の把持工具を用い
て仮固定し、この状態でフロアメインFをシャトルバー
や搬送台車を用いて後工程の位置決め・溶接工程に搬送
する方法がある。そして、位置決め・溶接工程に搬送さ
れた車体は、フロアメインFとボデイサイドBとの最終
的な位置精度出しが行われたのちスポット溶接される
(例えば実開昭57−122790号公報)。
また、上記の方法に代わるものとして、第10図に示す
ように例えばサイドシルアウタSo側に爪片Eを形成
し、この爪片EをサイドシルインナSi側に折り曲げる
ことによりフロアメインFとボデイサイドBとを仮固定
した上で、上記と同様に位置決め・溶接工程に搬送する
方法もある(例えば特開昭62−143772号公
報)。
しかしながら、前者の方法のようにハンドバイスT等の
把持工具を用いた場合、溶接後に工具の取り外しおよび
回収作業が必要になり、組立ラインの完全自動化を実現
することができない。また後者の方法では、爪片Eを形
成しなければならないためにパネル成形時の工程数が増
加するほか、歩留まりが悪くなる。
そこで、フロアメインとボデイサイドとをセットする工
程において、両部品の接合部に数点の仮止め用のスポッ
ト溶接を施す方法が提案されている。この方法による
と、万一、後工程の位置決め・溶接工程において部品相
互の位置関係の修正が必要になった場合に、先に仮止め
のためにスポット溶接された部分を除去しなければなら
ず、かえって工数の増加を招くことになる。
このようなことから、やむなくフロアメインとボデイサ
イドとをセットする工程で、同時に部品相互の精度出し
を行ってスポット溶接を施すという方法をとらざるを得
ないのが実情である。この場合には、部品の供給とスポ
ット溶接という二つの作業を同一工程内で行うことにな
るため、装置全体が大型かつ複雑化するとともに、設備
費が高価なものとなる。
本考案は上記のような種々の問題点を解消して、簡易な
構造でありながらフロアメインとボデイサイドとの正規
セット状態を維持したままで溶接工程に搬送することが
できる車体の搬送装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 本考案の自動車車体の搬送装置においては、走行駆動装
置によって駆動されて走行する走行体に、フロアメイン
を位置決め固定するフロアメイン用受け駒と、ボデイサ
イドのサイドシルアウタ部を支えてフロアメインに対し
てボデイサイドを正規組付状態に維持するボデイサイド
用受け駒とを設けたことを特徴としている。
作用 このような構造によると、ボデイサイド用受け駒により
ボデイサイドをフロアメインに押し付けることにより、
フロアメインとボデイサイドとは位置ずれを起こすこと
なくあたかも一体のものとして正規セット状態のまま溶
接工程に搬送される。
実施例 第1図および第2図は本考案の一実施例を示す図であ
る。
同図において、1,2は互いに平行に設けられたガイド
レールで、これら3本のガイドレール1,2はスタンド
3により水平に支持されている。そして、レール1上に
は走行体としてのフロアメイン搬送用のキャリア4が、
またレール2上には同じく走行体としてのボデイサイド
搬送用のキャリア5がそれぞれに設けられている。
ボデイサイド搬送用のキャリア5は、第3図および第4
図に示すように前後二つのガイドローラユニット6,6
をバー7により相互に連結したもので、ガイドローラユ
ニット6,6には、ガイドレール2の側面に沿って転動
する複数のガイドローラ8,9と、同じくガイドレール
2の上面に沿って転動するアッパーローラ10とが取り
付けられている。
また、ガイドッローラユニット6,6の上面に突設した
アーム11には、例えばa車用のボデイサイドBのうち
サイドシルアウタSo1に対応する受面52aをもつボ
デイサイド用の受け駒52が一体に形成されているとと
もに、b車用のボデイサイドBのうちサイドシルアウタ
So2に対応する受け面12aをもつところのボデイサ
イド用の受け駒12が回転可能に軸支持されており、こ
の受け駒12はエアシリンダ13のはたらきにより回転
するように構成されている。
一方、フロアメイン搬送用のキャリア4も上記ボデイサ
イド搬送用のキャリア5と基本的に同構造であって、フ
ロアメイン搬送用のキャリア4を構成しているガイドロ
ーラユニット14には、フロアメインFを受けてこれを
位置決めする固定式のフロアメイン用の受け駒15が取
り付けられている。この受け駒15はa車,b車に共通
して使用される。
そして、ボデイサイド搬送用のキャリア5とフロアメイ
ン搬送用のキャリア4は第2図に示すようにブラケット
16によって相互に連結されるとともに、各キャリア
4,5は、走行駆動装置17によって牽引力が与えられ
るチェーン18に接続されており、したがって走行駆動
装置17のはたらきにより各キャリア4,5がレール
1,2上を往復走行することになる。
上記の構造によれば、フロアメイン用の受け駒15にて
フロアメインFを位置決めした上で、そのフロアメイン
Fの両側部に左右のボデイサイドBを正規組付状態でセ
ットする。そして、例えばb車の場合には第3図に示す
ように、ボデイサイドB用の受け駒12をエアシリンダ
13により回転させて、その受け面12aをサイドシル
アウタSo2に当てがう。つまり、受け駒12にてボデ
イサイドBを支えると同時にそのボデイサイドBをフロ
アメインにF側に押し付けることにより、フロアメイン
Fと左右のボデイサイドBを正規組付状態に維持する。
また、a車の場合には受け駒12をエアシリンダ13の
はたらきにより逃がした上で、受け駒52にてボデイサ
イドBのサイドシルアウタSo1を受けることによりフ
ロアメインFに対し左右のボデイサイドBを正規組付状
態に維持する。
この状態で走行駆動装置17を起動すると、フロアメイ
ン搬送用のキャリア4とボデイサイド搬送用のキャリア
5は一体となってレール1,2上を走行し、フロアメイ
ンFとボデイサイドBとの正規組付状態を保ちつつ、そ
のフロアメインFとボデイサイドBとを後工程の位置決
め・溶接工程へと搬送する。
位置決め・溶接工程に搬送されたフロアメインFとボデ
イサイドBは、最終的な精度出しが行われたのちにスポ
ット溶接されて一体化される。
第5図および第6図は本考案の第2図の実施例を示す図
で、この実施例ではフロアメインFおよびボデイサイド
Bを搬送する走行体としてシャトルバー21,22を用
いている点が第1実施例と異なっている。
詳しくは第5図および第6図に示すように、ラック−ピ
ニオン方式の走行駆動装置27によって一体的に往復駆
動される3本のシャトルバー21,22のうち、中央部
のシャトルバー21には、フロアメインFを位置決め固
定する固定式の受け駒25が取り付けられ、残る2本の
シャトルバー22には、エアシリンダ23によって回動
駆動されて、ボデイサイドBのサイドシルアウタSoを
受ける受け駒32が取り付けられる。
この実施例の場合にも、受け駒32でボデイサイドBを
フロアメインF側に押し付けることにより先の実施例と
同様の作用効果が得られる。
この場合、第7図に示すように、双方のボデイサイド
B,B間にフロントルーフレールR1およびリアルーフ
レールR2を掛け渡し、予め形成した舌片40と係合穴
41とによってボデイサイドBに双方のルーフレールR
1,R2をセットしてもよい。このルーフレールR1,
R2は、後工程の溶接工程でフロアメインFとボデイサ
イドBとが溶接される際に同時に溶接される。
考案の効果 以上のように本考案の搬送装置によれば、ハンドバイス
や舌片等の仮止めのための補助手段を用いることなく、
溶接前のフロアメインとボデイサイドとを受け駒のみで
あたかも一体のようにして搬送することができ、工数の
削減が図れる。
また、上記のような搬送が可能となったことにより、部
品セット工程と溶接工程とを分離でき、それによって特
に溶接工程での設備の構造を簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す構成説明図、第2図は
第1図のII−II線に沿う断面説明図、第3図は第2図の
要部拡大図、第4図は第3図の右側面図、第5図は本考
案の他の実施例を示す構成説明図、第6図は第5図のA
部拡大断面図、第7図は第5図のC部拡大図、第8図は
フロアメインとボデイサイドとの関係を示す斜視図、第
9図は従来の搬送方法を示す図で第8図のD部の拡大説
明図、第10図は従来の他の搬送方法を示す説明図であ
る。 1,2…レール、4,5…走行体としてのキャリア、1
2,32,52…ボデイサイド用受け駒、13,23…
エアシリンダ、15,25…フロアメイン用受け駒、1
7…走行駆動装置、18…チェーン、21,22…走行
体としてのシャトルバー、B…ボデイサイド、F…フロ
アメイン、So,So1,So2…サイドシルアウタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶接組付前のフロアメインとボデイサイド
    とを正規組付状態にセットして溶接工程に搬送するため
    の搬送装置において、走行駆動装置によって駆動されて
    走行する走行体に、フロアメインを位置決め固定するフ
    ロアメイン用受け駒と、ボデイサイドのサイドシルアウ
    タ部を支えてフロアメインに対してボデイサイドを正規
    組付状態に維持するボデイサイド用受け駒とを設けたこ
    とを特徴とする自動車車体の搬送装置。
JP9532588U 1988-07-19 1988-07-19 自動車車体の搬送装置 Expired - Fee Related JPH0625426Y2 (ja)

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JP9532588U JPH0625426Y2 (ja) 1988-07-19 1988-07-19 自動車車体の搬送装置

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JPH0216373U JPH0216373U (ja) 1990-02-01
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JPH0216373U (ja) 1990-02-01

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