JPH06253501A - ペジャー用バイブレータ - Google Patents

ペジャー用バイブレータ

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Publication number
JPH06253501A
JPH06253501A JP4231393A JP4231393A JPH06253501A JP H06253501 A JPH06253501 A JP H06253501A JP 4231393 A JP4231393 A JP 4231393A JP 4231393 A JP4231393 A JP 4231393A JP H06253501 A JPH06253501 A JP H06253501A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotary
motor
pager
vibrator
rotary shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4231393A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihide Okuyama
俊秀 奥山
Kenji Tabata
謙次 田端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sayama Precision Ind Co Ltd
Original Assignee
Sayama Precision Ind Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sayama Precision Ind Co Ltd filed Critical Sayama Precision Ind Co Ltd
Priority to JP4231393A priority Critical patent/JPH06253501A/ja
Publication of JPH06253501A publication Critical patent/JPH06253501A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械的負荷を低減させ、振動効率を向上させ
たペジャー用バイブレータを提供する。 【構成】 本発明のぺジャー用バイブレータ11はモー
タ15と回転錘12a、12bとを有する。モータ15
の内部構造は、ケース9側に永久磁石50が設けられ、
固定されている。回転軸80は軸受56a、56bによ
り軸支され、ロータ部分であるコンミュテータ52及び
コイル54に固定されている。ケース9の外側であって
回転軸80の両端には、回転錘12a、12bが偏重心
状態で配設され、回転錘12a近傍に設けられたブラシ
10からコイル54に駆動電流が供給される。これによ
り、コイル54は永久磁石50の周囲を回転し始め、回
転軸80が回転し、回転錘12a、12bに反対方向の
スラスト力が発生する。この両スラスト力は相殺される
ため、高速でモータを回転させても摩擦負荷は増大しな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はペジャー用バイブレータ
であり、特にペジャー用バイブレータの構造の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】外出中の使用者に電話呼び出しあるいは
メッセージを無線伝送するいわゆるポケットベルサービ
スが広範囲で用いられている。このようなペジャーは、
使用者が常時携帯するためにその小型軽量化が求められ
ている。従って、使用者を呼び出す方法は簡易な方法で
ある必要があった。従来の一般的な携帯用受信機は、呼
び出し音あるいは呼び出し振動を発生することによっ
て、使用者に呼び出しを伝える方法を用いている。なか
でも、呼び出し振動を用いるぺジャーは、微小な振動に
より周囲に騒音、その他を与えることなく本人のみを呼
び出すことができるという利点を有する。
【0003】現行のぺジャーに用いられる振動発生用の
バイブレータ1は、コアレスモータを利用した図4に示
すような構成を有する。すなわち、モータ5の内部構造
は、ステータ部分はケース9に永久磁石50が設けられ
ており、ロータ部分は回転軸80にコンミュテータ52
及びカップ51が固定されている。また、回転軸80は
軸受6により軸支され、回転軸80にはシム7が装着さ
れている。一方、回転軸80の先端には、回転錘2が偏
重心状態で取り付けられている。
【0004】上記構成により、モータ5を始動させると
重い偏心回転錘2が高速で偏心回転されるため、バイブ
レータ1はバイブレーションする。これにより、ペジャ
ーの使用者は、呼び出し振動を感知することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常、
ペジャーのバイブレータにおいて、高速でモータを回転
させると、回転軸に撓みが生じる。これにより、重い偏
心回転錘を回転させるというよりは振り回すこととな
り、回転軸に遠心力の分力であるスラスト力A及びラジ
アル力Bが生じる(図4参照)。
【0006】上記のようにモータの片端に偏心回転錘が
配設されたバイブレータにおいて、モータを始動させる
と、このスラストAにより回転錘付きロータ(図4のコ
ンミュテータ52及びカップ51)にスラスト負荷、す
なわち横移動の力が発生し、回転軸のシムが軸受に接触
して摩擦負荷(機械的負荷)が増大するという問題があ
った。
【0007】これにより振動効率は低下し、また常時所
望の振動効率を得ようとすると、多大な電力が消費され
るという問題があった。
【0008】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、機械的負荷を低減させ、振
動効率を向上させたペジャー用バイブレータを提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、ペジャー内に設けられたモ
ータと、前記モータの回転軸に対して偏重心状態に配設
され、かつ前記本体ケースの外であって、前記モータの
両端に夫々位置するように設けられた2つの回転錘と、
を有することを特徴とする。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のペジャー用モータにおいて、前記2つの回転錘は、
前記回転軸に対して夫々重心を異にするように配設され
ていることを特徴とする。
【0011】
【作用】上記請求項1記載の構成によれば、モータの両
端に夫々2つの回転錘を偏重心状態で配設したことによ
り、スラスト負荷及びラジアル負荷による機械的負荷が
低減する。
【0012】また、請求項2記載の構成によれば、モー
タの両端に夫々偏重心状態で配設した2つの回転錘を回
転軸に対して夫々重心を異にするように配設することに
より、機械的負荷が低減し、さらに振動効率が向上す
る。
【0013】
【実施例】以下に、本発明の好適な実施例を図面に基づ
いて説明する。
【0014】図1には、本発明に係るペジャー用バイブ
レータの第1実施例の構成を説明する断面図が示されて
いる。
【0015】本発明に係るぺジャー用バイブレータ11
は、コアレスモータを利用している。そして、モータ1
5の内部構造は、ステータ部分はケース9に永久磁石5
0が設けられており、この永久磁石50は軸受56bと
結合しているパイプ58に結合し固定されている。ま
た、回転軸80は軸受56a及び56bにより軸支され
ている。一方、ロータ部分は回転軸80にコンミュテー
タ52及びコイル54が固定されている。回転錘12a
近傍にはブラシ10が設けられており、このブラシ10
からコイル54に駆動電流が供給される。また、ケース
9の外側であって回転軸80の両端には、回転錘12a
及び12bが偏重心状態で取り付けられている。
【0016】従って、ブラシ10より駆動電流が供給さ
れると、コイル54は永久磁石50の周囲を回転し始
め、これにより回転軸80が回転する。
【0017】本発明の場合、回転軸80が回転し始める
と、回転錘12a及び12bに夫々反対方向のスラスト
力が発生する。このため、両スラスト力は相殺され、高
速でモータを回転させても、ロータ部にスラスト負荷が
ほとんど発生せず、回転軸80が軸受56a及び56b
に接触し,摩擦負荷(機械的負荷)が増大することはな
い。これにより、振動効率は向上し、消費電力が削減さ
れる。
【0018】また、従来のペジャー用モータはφ6mm
のモータであったが、本実施例の場合は、ペジャーの小
型化・軽量化を図るためにφ4mmのモータを用いてい
る。そこで、φ6mmのモータと同様の振動出力を得る
ために、永久磁石とコイルの配置を通常と逆にし、すな
わちコイルをケース側に設け、コイルの容量をφ6mm
のモータのコイルと同様にした。なお、本発明は、φ4
mmのモータに限るものではない。
【0019】図2には、本発明に係るペジャー用バイブ
レータの第2実施例の構成を説明する断面図が示されて
いる。
【0020】ペジャー用バイブレータ21の構成は、先
に第1実施例のバイブレータ11の構成とほぼ同様であ
るが、回転錘12a及び12bの配置が異なる。すなわ
ち、回転錘12a及び12bは回転軸80に対して夫々
重心を異にするように配設されている。
【0021】このため、先に第1実施例の場合、バイブ
レータ11の振動は、回転軸80に対して上下であった
のに対して、本実施例の場合は、バイブレータ11の振
動が回転軸80に対して対角線上に振動することとな
る。従って、振動が増大し、所望の振動を行う際の消費
電力はさらに低減する。
【0022】また、構成が先に第1実施例とほぼ同一で
あることから、回転錘12a及び12bに発生する反対
方向のスラスト力は相殺され、高速でモータを回転させ
ても、回転軸80が軸受56a及び56bに接触し,摩
擦負荷(機械的負荷)が増大することがない。これによ
り、振動効率は向上する。
【0023】図3には、回転軸と結合する回転錘の形状
が示されている。図3(a)には、本発明に係る回転軸
と結合する回転錘の形状が示されており、図3(b)に
は、従来の回転軸と結合する回転錘の形状が示されてい
る。
【0024】従来、回転軸80と結合する回転錘2の肉
厚部22は、図3(b)に示すように、上面中央部全体
に形成されている。一方、本発明の場合、従来に比べ回
転軸80と回転錘の結合部位を短くし、その分肉厚部4
2を肉厚部22より短くした。これにより、回転錘12
は更に回転軸80に対して偏心度を増して配設されるこ
とになる。また、回転錘12の材質を比重の大きい金
属、例えばタングステン等にすることにより、偏心度を
更に増大させることができる。従って、以上の形状にす
ることにより、同一回転数に対する振動量は増大し、所
望の振動を得るための消費電力が削減される。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
モータの両端に夫々2つの回転錘を偏重心状態で配設し
たことにより、スラスト負荷及びラジアル負荷による機
械的負荷が低減され、消費電力が減少する。
【0026】また、モータの両端に夫々偏重心状態で配
設した2つの回転錘を回転軸に対して夫々重心を異にす
るように配設することにより、機械的負荷が低減し、さ
らに振動効率が向上し、消費電力も減少させることがで
きる。
【0027】さらに、回転軸が挿入され結合する部位を
回転錘上面の中央付近までにしたことにより、回転軸に
対する回転錘の偏心度が増大し、スラスト力が増大し振
動効率が向上する。
【0028】以上のことから、本発明のぺジャー用バイ
ブレータを用いることにより、消費電力の少ない小型の
ペジャーを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るペジャー用バイブレータの第1実
施例の構成を説明する断面図である。
【図2】本発明に係るペジャー用バイブレータの第2実
施例の構成を説明する断面図である。
【図3】本発明に係る回転軸と結合する回転錘の形状を
示す斜視図である。
【図4】従来のペジャー用バイブレータの構成を説明す
る断面図である。
【符号の説明】
9 ケース 10 ブラシ 11 ペジャー用バインブレータ 12a、12b 回転錘 15 モータ 50 永久磁石 52 コンミュテータ 54 コイル 56a、56b 軸受 58 パイプ 80 回転軸
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】本発明の場合、回転軸80が回転し始める
と、回転錘12a及び12bに夫々反対方向のスラスト
力が発生する。このため、両スラスト力は相殺され、高
速でモータを回転させても、ロータ部にスラスト負荷が
ほとんど発生せず、回転軸80のスラスト受部が軸受5
6a及び56bに接触し,摩擦負荷(機械的負荷)が増
大することはない。これにより、振動効率は向上し、消
費電力が削減される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】削除
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】また、構成が先第1実施例とほぼ同一で
あることから、回転錘12a及び12bに発生する反対
方向のスラスト力は相殺され、高速でモータを回転させ
ても、回転軸80のスラスト受部が軸受56a及び56
bに接触し,摩擦負荷(機械的負荷)が増大することが
ない。これにより、振動効率は向上する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】従来、回転軸80と結合する回転錘2の肉
厚部42は、図3(b)に示すように、上面中央部全体
に形成されている。一方、本発明の場合、従来に比べ回
転軸80と回転錘の結合部位を短くし、その分肉厚部
を肉厚部42より短くした。これにより、回転錘12
は更に回転軸80に対して偏心度を増して配設される
ことになる。また、回転錘12の材質を比重の大きい金
属、例えばタングステン等にすることにより、偏心度
を更に増大させることができる。従って、以上の形状に
することにより、同一回転数に対する振動量は増大し、
所望の振動を得るための消費電力が削減される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】さらに、回転軸が挿入され結合する肉厚部
を回転錘上面の中央付近までにしたことにより、回転軸
に対する回転錘の偏心度が増大し、振動効率が向上す
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 9 ケース 10 ブラシ 11、21 ペジャー用バイブレータ 12a、12b 回転錘 15 モータ 50 永久磁石 52 コンミュテータ 54 コイル 56a、56b 軸受 58 パイプ 80 回転軸
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペジャー内に設けられたモータと、 前記モータの回転軸に対して偏重心状態に配設され、か
    つ前記モータ本体を収納するケースの外であって、前記
    モータの両端に夫々位置するように設けられた2つの回
    転錘と、 を有することを特徴とするペジャー用バイブレータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のペジャー用モータにおい
    て、 前記2つの回転錘は、前記回転軸に対して夫々重心を異
    にするように配設されていることを特徴とするペジャー
    用バイブレータ。
JP4231393A 1993-03-03 1993-03-03 ペジャー用バイブレータ Pending JPH06253501A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4231393A JPH06253501A (ja) 1993-03-03 1993-03-03 ペジャー用バイブレータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4231393A JPH06253501A (ja) 1993-03-03 1993-03-03 ペジャー用バイブレータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06253501A true JPH06253501A (ja) 1994-09-09

Family

ID=12632537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4231393A Pending JPH06253501A (ja) 1993-03-03 1993-03-03 ペジャー用バイブレータ

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JP (1) JPH06253501A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100427802B1 (ko) * 1996-02-20 2004-07-19 엔이씨토킨 주식회사 무선호출기용진동액추에이터

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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