JP3246490B2 - 振動発生用モータ - Google Patents

振動発生用モータ

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JP3246490B2
JP3246490B2 JP24173699A JP24173699A JP3246490B2 JP 3246490 B2 JP3246490 B2 JP 3246490B2 JP 24173699 A JP24173699 A JP 24173699A JP 24173699 A JP24173699 A JP 24173699A JP 3246490 B2 JP3246490 B2 JP 3246490B2
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文彦 大澤
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば携帯電話,ペー
ジャ等において受信時のバイブレータコールとして振動
を発生させるため、又ゲーム機用コントローラに振動を
発生させるための振動発生用モータに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、このような振動発生用モータは、
例えば図に示すように構成されている。即ち、図
おいて、振動発生用モータ1は、公知の構成の小型直流
モータ2と、このモータ2の回転軸に取り付けられた偏
心バランサー3とから構成されている。
【0003】上記小型直流モータ2は、図に示すコア
4のコイル巻回部4a,4b,4cに対して、それぞれ
コイル5a,5b,5cを巻回することにより構成され
且つ中心を通る回転軸6に支持されているロータと、該
ロータの周囲に配設された永久磁石(図示せず)と、か
ら構成されている。そして、上記各コイル5a,5b,
5cに対して回転軸に備えられたスリップリング(図示
せず)を介して直流電圧を適宜の方向に印加することに
より、各コイル5a,5b,5cに発生する磁束と永久
磁石の磁束との相互作用によって、上記ロータが、一方
向に回転駆動され得るようになっている。
【0004】上記バランサー3は、重心が回転軸6の中
心からずれるように、切欠部3aを備えている。
【0005】このように構成された振動発生用モータ1
によれば、外部からロータの各コイル5a,5b,5c
に対して適宜に通電することにより、ロータが回転軸6
の周りに回転駆動せしめられる。その際、回転軸6にバ
ランサー3が取り付けられていることにより、ロータの
重心が、回転軸6の中心から一側、すなわちバランサー
3の切欠部3aの方向にずれているので、モータ全体が
振動を生ずることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の振動発生用モータ1においては、小型直流モ
ータ2の回転軸6にバランサー3を取り付けていること
から、部品点数が多く、組立が面倒であり、コストが高
くなってしまうという問題があった。また、小型直流モ
ータ2の外部にバランサー3が配設されているため、振
動発生用モータ1の全体が大型になってしまうという問
題があった。
【0007】本発明は、上述の点に鑑み、簡単に且つ小
型に構成され得ると共に、コストが低減され得るように
した、振動発生用モータを提供することを、目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、三極コアの三つのコイル巻線部にそれぞれコイル
が巻回されたロータを含んでいる、小型直流モータにお
いて、少なくとも隣接する二つのコイル巻線部の間に
りが挿入固定され、上記重りは、コイル巻線部の間にて
軸方向に延びる本体と、この本体の軸方向一側に形成さ
れた挿入時の位置決め用の段部とからなり、上記重りの
本体は、コイル巻線部の間の空間形状に対応した四角四
辺形の菱形柱状に形成されており、上記段部は、上記本
体の回転軸寄りの二辺に形成されたことを特徴とする、
振動発生用モータにより、達成される。
【0009】
【作用】上記構成によれば、外部からロータの各コイル
に対して適宜に通電することにより、ロータが回転軸の
周りに回転駆動せしめられると共に、コアに対して偏心
した状態で重りが取り付けられていることにより、ロー
タの重心が、回転軸の中心から一側にずれているので、
モータ全体が振動を生ずることになる。ここで、上記重
りが、モータの外側ではなく、モータ内部にて、コアに
備えられていることにより、回転軸が出力軸として外部
にまで延びている必要がなく、モータ全体が小型に構成
され得ると共に、部品点数が削減され、部品コスト及び
組立コストが低減され得る。
【0010】また、重りは、コイル巻線部の間の空間内
に挿入され、またはコイル巻線部自体に装着されること
により、コアに対して取り付けられ得るので、重りを取
り付けるための特別の部材が不要であり、簡単な構成に
よって容易に重りの取付が可能である。
【0011】上記重りが、コイル巻線部の間にて軸方向
に延びる本体と、本体の軸方向一側に形成された挿入時
の位置決め用の段部と、を含んでいる場合には、重りを
コイル巻線部の間の空間内に挿入する際、この段部が当
該コイル巻線部に当接することによって、軸方向の位置
決めが行なわれるので、重りの組立が容易に行なわれ得
ることになる。
【0012】上記重りの本体が、コイル巻線部の間の空
間形状に対応した形状、好ましくは、円筒状または菱形
柱状に形成されている場合には、重りがコイル巻線部の
間の空間内に挿入されたとき、重りが軸に垂直な方向に
関して、コイル巻線部により保持されることになり、コ
イル巻線部の間での収まりが良好となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態に基
づいて、本発明をさらに詳細に説明する。図1乃至図3
は、本発明による振動発生用モータの第一の実施形態を
示している。即ち、振動発生用モータ10は、公知の構
成の小型直流モータと同様に、回転軸11により回転可
能に支持されたロータ12と、該ロータの周囲に配設さ
れた永久磁石(図示せず)とから構成されている。
【0014】上記ロータ12は、コア13の三つのコイ
ル巻回部13a,13b,13cに対して、それぞれコ
イル14a,14b,14cを巻回することにより構成
されている。そして、上記各コイル14a,14b,1
4cに対して回転軸11に備えられたスリップリング1
1aを介して直流電圧を適宜の方向に印加することによ
り、各コイル14a,14b,14cに発生する磁束と
永久磁石の磁束との相互作用によって、上記ロータ12
が、一方向に回転駆動され得るようになっている。
【0015】ここで、上記コア13は、図1乃至図3に
示すように、三つのコイル巻線部13a,13b,13
cのうち、互いに隣接する二つのコイル巻線部13a,
13cの間の空間内に、重り15が挿入され、固定され
ている。この重り15は、例えばFe+Cu+W等から
構成されている。Feは材料コストが低く、Cuは比較
的柔らかいことから加工が容易であり、Wは高比重であ
って重りに最適である。さらに、重り15は、図4に示
すように、円筒状の本体15aと、この本体15aの一
端にやや大径の段部15bを備えており、コイル巻線部
13a,13cの間に挿入されるとき、図中点線で示す
ように挿入の最終段階にて、この段部15bがコイル巻
線部13a,13bに当接することにより、軸方向に関
して位置決めされるようになっている。そして、このよ
うに挿入された重り15は、他端がカシメ等により、あ
るいは例えばクロロプレンゴム系接着剤を使用して、固
定される。尚、重り15は、その本体15aの形状がコ
イル巻線部13a,13cの間の空間の形状に対応して
形成されていればよく、例えば図5及び図6に示すよう
に、本体16aが四角四辺形の菱形柱状の形状であり且
つ同様の段部16bを備えた重り16が使用されてもよ
い。尚、この段部16bは回転軸11寄りの二辺に形成
されている。
【0016】本発明実施形態による振動発生用モータ1
0は以上のように構成されており、外部からロータ12
の各コイル14a,14b,14cに対して適宜に通電
することにより、公知の小型直流モータと同様にして、
ロータ12が、回転軸11の周りに回転駆動せしめられ
る。その際、コア13の二つのコイル巻線部13a,1
3cの間の空間内に、重り15(または16)が挿入さ
れ、固定されているので、コア13そしてロータ12の
重心が回転軸11の中心から一側にずれている。従っ
て、ロータ12の回転に伴って、モータ10全体が振動
を生ずることになる。
【0017】この場合、上記重り15が、モータ10の
外側ではなく、モータ10内部にて、コア13に備えら
れていることにより、回転軸11が出力軸として外部に
まで延びている必要がなく、モータ10全体が小型に構
成され得ると共に、部品点数が削減され、部品コスト及
び組立コストが低減され得る。また、重り15は、コイ
ル巻線部13a,13cの間の空間内に挿入され、カシ
メ,接着等により、コア13に対して固定されるので、
重り15をコア13に対して取り付けるための特別の部
材が不要であり、簡単な構成によって容易に重りの取付
が可能である。
【0018】尚、上記実施形態においては、振動発生用
モータ10のコア13が、それぞれ三つのコイル巻線部
を備えているが、これに限らず、二つまたは四つ以上の
コイル巻線部を有するコアが使用されている小型直流モ
ータにおいても、本発明を適用し得ることは明らかであ
る。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、外
部からロータの各コイルに対して適宜に通電することに
より、ロータが回転軸の周りに回転駆動せしめられると
共に、コアに対して偏心した状態で重りが取り付けられ
ていることにより、ロータの重心が、回転軸の中心から
一側にずれているので、モータ全体が振動を生ずること
になる。
【0020】ここで、上記重りが、モータの外側ではな
く、モータ内部にて、コアに備えられていることによ
り、回転軸が出力軸として外部にまで延びている必要が
なく、モータ全体が小型に構成され得ると共に、部品点
数が削減され、部品コスト及び組立コストが低減され得
る。また、重りは、コイル巻線部の間の空間内に挿入さ
れ、またはコイル巻線部自体に装着されることにより、
コアに対して取り付けられ得るので、重りを取り付ける
ための特別の部材が不要であり、簡単な構成によって容
易に重りの取付が可能である。
【0021】かくして、本発明によれば、簡単に且つ小
型に構成され得ると共に、コストが低減され得るように
した、極めて優れた振動発生用モータが提供され得るこ
とになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による振動発生用モータの第一の実施形
態におけるロータの概略斜視図である。
【図2】図1のロータの軸方向断面図である。
【図3】図1のロータの端面図である。
【図4】図1のロータで使用される重りの拡大斜視図で
ある。
【図5】図1のロータの変形例を示す端面図である。
【図6】図5のロータで使用される重りの拡大斜視図で
ある。
【図7】従来の振動発生用モータの一例を示す概略斜視
図である。
【図8】図7の振動発生用モータにおけるコアの側面図
である。
【符号の説明】
10 振動発生用モータ 11 回転軸 12 ロータ 13 コア 13a,13b,13c コイル巻線部 14a,14b,14c コイル 15,16 重り 15a,16a 本体 15b,16b 段部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三極コアの三つのコイル巻線部にそれぞ
    れコイルが巻回されたロータを含んでいる、小型直流モ
    ータにおいて、 少なくとも隣接する二つのコイル巻線部の間に重りが挿
    入固定され、 上記重りは、コイル巻線部の間にて軸方向に延びる本体
    と、この本体の軸方向一側に形成された挿入時の位置決
    め用の段部とからなり、 上記重りの本体は、コイル巻線部の間の空間形状に対応
    した四角四辺形の菱形柱状に形成されており、上記段部は、上記本体の回転軸寄りの二辺に形成された
    ことを特徴とする、振動発生用モータ。
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JP4565133B2 (ja) * 2005-03-02 2010-10-20 並木精密宝石株式会社 インナーロータ型振動モータ

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