JP2006094643A - 単相ブラシレスモータ - Google Patents

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慎 小田島
Katsunori Saito
勝典 齋藤
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Abstract

【課題】 より一層の薄型化を実現することができる単相ブラシレスモータを提供する。
【解決手段】 単相ブラシレスモータ1においては、外装ハウジング2の一部を構成するベース部材3が磁性体からなると共に開口21を有している。これにより、コイル8への通電が停止されると、マグネット17は、その磁極の境界がベース部材3の開口21上に位置した状態で停止することになる。このとき、コイル8への通電が開始された際にマグネット17にトルクが作用するように、コイル8の位置を基準としてベース部材3の所定の位置に開口21が形成されているため、外装ハウジング2の一部を構成するベース部材3をフラックスプレートとして機能させることができる。よって、単相ブラシレスモータ1によれば、フラックスプレートが不要となり、より一層の薄型化を実現することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば携帯電話機等に組み込まれて使用されるアキシャルギャップ構造の単相ブラシレスモータに関するものである。
従来から、単相ブラシレスモータには、ロータヨークの回転軸線方向においてコイルと対向するようにロータヨークにマグネットが固定されて構成されたアキシャルギャップ構造と称されるものがある(例えば、特許文献1,2参照)。このような単相ブラシレスモータにおいては、外装ハウジングの一部を構成するベース部材とコイルが実装された回路基板との間にフラックスプレートが配置されている。このフラックスプレートは、コイルへの通電が開始された際に、ロータヨーク及びマグネットにより構成されたロータがスムーズに始動するように、コイルに対するマグネットの停止角度を規制するものである。
特開2003−180050号公報 特開平5−146134号公報
ところで、上述したアキシャルギャップ構造は、単相ブラシレスモータを薄型化するのに有効な構造である。しかし、近時の携帯電話機等の小型化に伴い、単相ブラシレスモータの更なる薄型化が望まれている。
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、より一層の薄型化を実現することができる単相ブラシレスモータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る単相ブラシレスモータは、外装ハウジングの一部を構成するベース部材と、ベース部材上で支持されたコイルと、ベース部材上で回転自在に支持されたロータヨークと、ロータヨークの回転軸線方向においてコイルと対向するようにロータヨークに取り付けられたマグネットとを備え、ベース部材は、磁性体からなると共に、コイルの位置を基準として所定の位置に形成された開口を有することを特徴とする。
この単相ブラシレスモータにおいては、外装ハウジングの一部を構成するベース部材が磁性体からなると共に開口を有している。これにより、コイルへの通電が停止されると、ロータヨークに取り付けられたマグネットは、そのN極とS極との境界がベース部材の開口上に位置した状態で停止することになる。従って、コイルへの通電が開始された際にマグネットにトルクが作用するように、コイルの位置を基準としてベース部材の所定の位置に開口を形成することで、外装ハウジングの一部を構成するベース部材をフラックスプレートとして機能させることができる。よって、この単相ブラシレスモータによれば、フラックスプレートが不要となり、より一層の薄型化を実現することができる。
また、開口は、回転軸線方向と直交する方向における開口の中心線がコイルのトルク発生有効領域から外れるようにベース部材に形成されていることが好ましい。これにより、コイルへの通電が停止されると、ロータヨークに取り付けられたマグネットは、そのN極とS極との境界がコイルのトルク発生有効領域から外れた状態で停止することになる。従って、コイルへの通電が開始された際にマグネットにトルクを適切に作用させることができる。
また、ロータヨークを回転自在に支持するシャフトがベース部材に圧入固定されていることが好ましい。ベース部材は磁性体からなるため、例えば、ベース部材に対してプレス加工を施すことにより、シャフトが圧入固定される部分をベース部材に容易に形成することができる。
また、ロータヨークには分銅が取り付けられていることが好ましい。これにより、単相ブラシレスモータを振動発生源として使用することができる。
本発明に係る単相ブラシレスモータによれば、より一層の薄型化を実現することができる。
以下、本発明に係る単相ブラシレスモータの好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、単相ブラシレスモータ1の縦断面図であり、図2は、図1に示されるII−II線に沿っての単相ブラシレスモータ1の横断面図、図3は、図1に示されるIII−III線に沿っての単相ブラシレスモータ1の横断面図である。図1〜図3に示されるように、単相ブラシレスモータ1は、アキシャルギャップ構造として構成されており、携帯電話機等に組み込まれて振動発生源として使用される。
単相ブラシレスモータ1は、例えば直径9.5mm×高さ3.0mmの大きさに形成された円柱状の外装ハウジング2を備えている。この外装ハウジング2は、携帯電話機等の回路基板(図示せず)上に載置されるプレート状のベース部材3と、キャップ状のカバー4とによって構成されている。
外装ハウジング2内において、ベース部材3の中央部分には圧入凹部3aが形成されており、カバー4において圧入凹部3aと対向する部分には圧入凹部4aが形成されている。これらの圧入凹部3a,4a内にはシャフト6の両端部のそれぞれが圧入固定されている。
また、外装ハウジング2内においてベース部材3には回路基板7が固定されており、この回路基板7には、シャフト6を挟んで対向する2個のコイル8が実装されている。これにより、コイル8は、ベース部材3上で支持されることになる。これらの2個のコイル8は直列に接続されており、単相のステータ9が構成されている。更に、回路基板7には、磁気を検知するホール素子11や、コイル8に電流を供給するモータ駆動IC12等の電子部品が実装されている。
上述したシャフト6には、円板状のロータヨーク13の中央部分に圧入固定されたスリーブメタル14が嵌められている。更に、シャフト6においてベース部材3とスリーブメタル14との間の部分にはワッシャ16が嵌められている。これにより、ロータヨーク13は、ベース部材3上で回転自在に支持されることになる。
ロータヨーク13には、その回転軸線L1方向においてコイル8と対向するようにリング状のマグネット17が固定されており、これらのロータヨーク13及びマグネット17によってロータ18が構成されている。なお、マグネット17は、回転軸線L1回りに60°のピッチでN極とS極とが交互に設けられた6極のマグネットである。
更に、ロータヨーク13の一部分には分銅19が固定されている。これにより、回転軸線L1に対するロータ18の重量配分が不均等になるため、単相ブラシレスモータ1を振動発生源として使用することが可能になる。
続いて、上述したベース部材3について、より詳細に説明する。
ベース部材3は、例えば鉄等の磁性体により形成されており、図4に示されるように、貫通穴として帯状に形成された3個の開口21を有している。これらの3個の開口21は、回転軸線L1と直交する方向(以下、「ラジアル方向」という)における開口21の中心線L2が回転軸線L1回りに120°のピッチで位置するようにベース部材3に形成されている。
そして、図5に示されるように、各開口21の中心線L2は、コイル8のトルク発生有効領域Tから外れている。ここで、トルク発生有効領域Tとは、コイル8において導線がラジアル方向に巻かれている部分上の領域であって、コイル8に電流が供給された際にマグネット17にトルクが作用する領域である。
これにより、コイル8への通電が停止されると、マグネット17は、そのN極とS極との境界(以下、「磁極の境界」という)がトルク発生有効領域Tから外れた状態で停止することになる。これは、ベース部材3が磁性体により形成されているため、磁極の境界が各開口21の中心線L2上に位置した状態でマグネット17が安定するためである。
従って、マグネット17の停止状態においては、トルク発生有効領域Tには、マグネット17のN極又はS極が位置することになる。よって、コイル8への通電が開始された際には、マグネット17にトルクを適切に作用させることができ、ロータ18をスムーズに始動させることが可能になる。
以上説明したように、単相ブラシレスモータ1においては、外装ハウジング2の一部を構成するベース部材3が磁性体からなると共に開口21を有している。これにより、コイル8への通電が停止されると、マグネット17は、その磁極の境界がベース部材3の開口21上に位置した状態で停止することになる。このとき、コイル8への通電が開始された際にマグネット17にトルクが作用するように、コイル8の位置を基準としてベース部材3の所定の位置に開口21が形成されているため、外装ハウジング2の一部を構成するベース部材3をフラックスプレートとして機能させることができる。よって、単相ブラシレスモータ1によれば、フラックスプレートが不要となり、より一層の薄型化を実現することができる。
また、単相ブラシレスモータ1においては、シャフト6がベース部材3の圧入凹部3aに圧入固定されているが、ベース部材3は磁性体からなるため、例えば、ベース部材3に対してプレス加工を施すことにより、ベース部材3に圧入凹部3aを容易に形成することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、ベース部材3に3個の開口21が貫通穴として帯状に形成されていたが、開口21の数や形状はこれに限定されない。一例として、ラジアル方向における開口21の中心線L2がコイル8のトルク発生有効領域Tから外れるという条件を満たせば、図6に示されるように、開口21の数は1個であってもよいし、開口21の形状は円形であってもよい。更に、ベース部材3に開口21が切欠きとして形成されていてもよい。
また、コイル8の数は2個に限定されないし、マグネット17の極数は6極に限定されない。
本発明に係る単相ブラシレスモータの一実施形態の縦断面図である。 図1に示されるII−II線に沿っての単相ブラシレスモータの横断面図である。 図1に示されるIII−III線に沿っての単相ブラシレスモータの横断面図である。 図1に示される単相ブラシレスモータのベース部材の平面図である。 図1に示される単相ブラシレスモータにおけるコイル、開口及びマグネットの位置関係を示す図である。 変形例としてのベース部材の平面図である。
符号の説明
1…単相ブラシレスモータ、2…外装ハウジング、3…ベース部材、6…シャフト、8…コイル、13…ロータヨーク、17…マグネット、19…分銅、21…開口、L1…回転軸線、L2…中心線、T…トルク発生有効領域。

Claims (4)

  1. 外装ハウジングの一部を構成するベース部材と、
    前記ベース部材上で支持されたコイルと、
    前記ベース部材上で回転自在に支持されたロータヨークと、
    前記ロータヨークの回転軸線方向において前記コイルと対向するように前記ロータヨークに取り付けられたマグネットとを備え、
    前記ベース部材は、磁性体からなると共に、前記コイルの位置を基準として所定の位置に形成された開口を有することを特徴とする単相ブラシレスモータ。
  2. 前記開口は、前記回転軸線方向と直交する方向における前記開口の中心線が前記コイルのトルク発生有効領域から外れるように前記ベース部材に形成されていることを特徴とする請求項1記載の単相ブラシレスモータ。
  3. 前記ロータヨークを回転自在に支持するシャフトが前記ベース部材に圧入固定されていることを特徴とする請求項1又は2記載の単相ブラシレスモータ。
  4. 前記ロータヨークには分銅が取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の単相ブラシレスモータ。
JP2004277652A 2004-09-24 2004-09-24 単相ブラシレスモータ Pending JP2006094643A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7141902B2 (en) * 2004-02-25 2006-11-28 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Flat type vibration motor
US9979258B2 (en) 2014-11-19 2018-05-22 Nidec Seimitsu Corporation Vibration motor
WO2022188390A1 (zh) * 2021-03-08 2022-09-15 浙江省东阳市东磁诚基电子有限公司 转子组件及无刷振动电机

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