JP2003093968A - 軸方向駆動の振動体 - Google Patents
軸方向駆動の振動体Info
- Publication number
- JP2003093968A JP2003093968A JP2001290271A JP2001290271A JP2003093968A JP 2003093968 A JP2003093968 A JP 2003093968A JP 2001290271 A JP2001290271 A JP 2001290271A JP 2001290271 A JP2001290271 A JP 2001290271A JP 2003093968 A JP2003093968 A JP 2003093968A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibrating body
- driven
- axial direction
- driver
- pair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
- Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 小型、高性能の携帯用の振動体を構成する。
【解決手段】 円筒状のフレーム11の軸方向外端に、
固定軸19の両端を保持する一対のブラケット14,1
5を嵌め込み、フレーム11の内周面には、端子32,
33を有する円筒状のコイル12を固定する。ラジアル
方向に同一極性に着磁された円筒状の永久磁石16の外
端に配設された軸受け17,18を有する駆動子30
は、固定軸19上に軸方向に移動可能に支持され、一対
のブラケット14,15間に配設されたコイルばね2
3,24とで1次共振周波数が100〜150Hzにな
るように構成する。
固定軸19の両端を保持する一対のブラケット14,1
5を嵌め込み、フレーム11の内周面には、端子32,
33を有する円筒状のコイル12を固定する。ラジアル
方向に同一極性に着磁された円筒状の永久磁石16の外
端に配設された軸受け17,18を有する駆動子30
は、固定軸19上に軸方向に移動可能に支持され、一対
のブラケット14,15間に配設されたコイルばね2
3,24とで1次共振周波数が100〜150Hzにな
るように構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着信を無音で携帯
者に感知させる携帯機器等に用いられる振動体の構成に
関するものである。
者に感知させる携帯機器等に用いられる振動体の構成に
関するものである。
【従来の技術】従来から公共の場所、病院、電車・バス
等の乗り物では、携帯機器の使用は制限されている場合
が多い。特に、携帯機器の使用が許されている場合で
も、所謂マナーモード(無音・体感振動)で着信を携帯
者に感知させる方法が行われている。携帯機器には、最
近の日進月歩の技術革新を反映して種々の商品が普及し
てきており、例えば携帯電話、PDA、ウエアラブル(身
につける)コンピューティング機器等がある。これらに
は、無音で体感振動を感知させる振動モータやそれに近
い機能を有するマルチファンクションデバイス(スピー
カと振動体機能を併せ持つ)等が用いられている。以下
では、従来の振動モータの代表例と思われるものについ
て説明する。
等の乗り物では、携帯機器の使用は制限されている場合
が多い。特に、携帯機器の使用が許されている場合で
も、所謂マナーモード(無音・体感振動)で着信を携帯
者に感知させる方法が行われている。携帯機器には、最
近の日進月歩の技術革新を反映して種々の商品が普及し
てきており、例えば携帯電話、PDA、ウエアラブル(身
につける)コンピューティング機器等がある。これらに
は、無音で体感振動を感知させる振動モータやそれに近
い機能を有するマルチファンクションデバイス(スピー
カと振動体機能を併せ持つ)等が用いられている。以下
では、従来の振動モータの代表例と思われるものについ
て説明する。
【0002】従来例としては、公開実用平成3−836
81号(以下では文献Aと称す)、特開平7−1076
99号(文献B)、特公平8−10972号(文献C)を
挙げて説明する。文献Aは、ブラシとコンミテータを有
する軸長型の直流モータを用いたものであり、振動モー
タの回転軸に装着する断面が扇型形状の偏心錘に関する
ものである。偏心錘として高比重ではあるものの加工が
困難なタングステンのバルク材を用いずに、タングステ
ンや鉛を含む金属の粉末焼結合金によって形成して回転
軸への偏心錘の嵌着を容易にして振動出力を大きくしよ
うとするものである。
81号(以下では文献Aと称す)、特開平7−1076
99号(文献B)、特公平8−10972号(文献C)を
挙げて説明する。文献Aは、ブラシとコンミテータを有
する軸長型の直流モータを用いたものであり、振動モー
タの回転軸に装着する断面が扇型形状の偏心錘に関する
ものである。偏心錘として高比重ではあるものの加工が
困難なタングステンのバルク材を用いずに、タングステ
ンや鉛を含む金属の粉末焼結合金によって形成して回転
軸への偏心錘の嵌着を容易にして振動出力を大きくしよ
うとするものである。
【0003】文献Bは、図4に概要を示すようにブラシ
とコンミテータを有する軸長型の直流モータを用いた振
動モータであり、偏心錘の構成と回転軸への固定方法の
開示に関するものである。図4において、直流モータ1
31の軸受け133に支持された回転軸136には回転
軸136の外径より小さい溝135が設けられ、高比重
材で形成されたタングステン等の粉末焼結合金からなる
偏心錘134をカシメ部140で回転軸136の溝13
5にカシメる。そのため、偏心錘134の軸方向の両端
部が盛りあがらずに偏心錘134は確実に回転軸136
に固定されるので小型にも拘わらず出力を大きくするこ
とができるとしている。また、多孔質な偏心錘134に
はオイルが含浸されておりメッキによる表面処理なしで
防錆効果があると記載されている。
とコンミテータを有する軸長型の直流モータを用いた振
動モータであり、偏心錘の構成と回転軸への固定方法の
開示に関するものである。図4において、直流モータ1
31の軸受け133に支持された回転軸136には回転
軸136の外径より小さい溝135が設けられ、高比重
材で形成されたタングステン等の粉末焼結合金からなる
偏心錘134をカシメ部140で回転軸136の溝13
5にカシメる。そのため、偏心錘134の軸方向の両端
部が盛りあがらずに偏心錘134は確実に回転軸136
に固定されるので小型にも拘わらず出力を大きくするこ
とができるとしている。また、多孔質な偏心錘134に
はオイルが含浸されておりメッキによる表面処理なしで
防錆効果があると記載されている。
【0004】文献Cは、ブラシとコンミテータを有する
偏平型の直流モータに関するもので、少なくとも3個の
開き角が60〜80°のコイルを重複しないように扇形
に配設して回転子の構成で偏心錘を形成する。
偏平型の直流モータに関するもので、少なくとも3個の
開き角が60〜80°のコイルを重複しないように扇形
に配設して回転子の構成で偏心錘を形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】文献A、B、Cは直流モ
ータの回転を前提としたものであり長軸型、扁平型の相
違はあるものの、以下のような難点があった。(1)ブ
ラシとコンミテータを用いるのでコストもかかりまた整
流の際のマイクロアークによる損傷で寿命と品質の維持
に問題がある。(2)7000〜8000rpmまでの
立ち上がりに時間がかかり音楽に合わせた振動を発生さ
せる機器には向いていない。本発明の目的は、前述の欠
点を除去して、簡単な構成で多様化する携帯機器の機能
を豊富にする小型で高性能な軸方向駆動の振動体を提案
するものである。
ータの回転を前提としたものであり長軸型、扁平型の相
違はあるものの、以下のような難点があった。(1)ブ
ラシとコンミテータを用いるのでコストもかかりまた整
流の際のマイクロアークによる損傷で寿命と品質の維持
に問題がある。(2)7000〜8000rpmまでの
立ち上がりに時間がかかり音楽に合わせた振動を発生さ
せる機器には向いていない。本発明の目的は、前述の欠
点を除去して、簡単な構成で多様化する携帯機器の機能
を豊富にする小型で高性能な軸方向駆動の振動体を提案
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】課題を解決するためにな
された本発明の請求項1の軸方向駆動の振動体は、磁性
材料からなる望ましくは円筒状のフレームの外端に固定
軸を保持する一対のブラケットを配設し、前記フレーム
の内周面に単一方向に巻回されたコイルを保持し、該コ
イルと空隙を介して磁気的に係合する永久磁石と軸受け
からなる駆動子を前記固定軸上にばねを介して軸方向に
移動可能となるように両ブラケット間に配設したことを
特徴とするものである。
された本発明の請求項1の軸方向駆動の振動体は、磁性
材料からなる望ましくは円筒状のフレームの外端に固定
軸を保持する一対のブラケットを配設し、前記フレーム
の内周面に単一方向に巻回されたコイルを保持し、該コ
イルと空隙を介して磁気的に係合する永久磁石と軸受け
からなる駆動子を前記固定軸上にばねを介して軸方向に
移動可能となるように両ブラケット間に配設したことを
特徴とするものである。
【0007】課題を解決するためになされた本発明の請
求項2の軸方向駆動の振動体の駆動子は、ラジアル方向
に単一磁極に着磁された望ましくは円筒状の永久磁石
と、該永久磁石の軸方向の外端に嵌めこまれ、固定軸上
を軸方向に移動可能な潤滑剤を含浸した焼結合金からな
る一対の軸受けとで構成され、前記ブラケット間にばね
を介して配設したことを特徴とするものである。
求項2の軸方向駆動の振動体の駆動子は、ラジアル方向
に単一磁極に着磁された望ましくは円筒状の永久磁石
と、該永久磁石の軸方向の外端に嵌めこまれ、固定軸上
を軸方向に移動可能な潤滑剤を含浸した焼結合金からな
る一対の軸受けとで構成され、前記ブラケット間にばね
を介して配設したことを特徴とするものである。
【0008】課題を解決するためになされた本発明の請
求項3の軸方向駆動の振動体の駆動子は、ラジアル方向
に単一磁極に着磁された望ましくは円筒状の一対の永久
磁石と、該永久磁石間に比重の大きい金属材料からなる
錘を円筒状の支持体上に設け、該支持体を軸方向に移動
可能な潤滑剤を含浸した焼結合金からなる一対の軸受け
に固定して構成し、前記ブラケット間にばねを介して軸
方向に移動可能となるように配設したことを特徴とする
ものである。
求項3の軸方向駆動の振動体の駆動子は、ラジアル方向
に単一磁極に着磁された望ましくは円筒状の一対の永久
磁石と、該永久磁石間に比重の大きい金属材料からなる
錘を円筒状の支持体上に設け、該支持体を軸方向に移動
可能な潤滑剤を含浸した焼結合金からなる一対の軸受け
に固定して構成し、前記ブラケット間にばねを介して軸
方向に移動可能となるように配設したことを特徴とする
ものである。
【0009】課題を解決するためになされた本発明の請
求項4の軸方向駆動の振動体を構成するフレーム、該フ
レームに固定されたコイル、空隙、ブラケット、駆動子
を構成する永久磁石の軸方向の断面形状を、楕円または
方形状として、前記ブラケット間にばねを介して配設し
たことを特徴とするものである。
求項4の軸方向駆動の振動体を構成するフレーム、該フ
レームに固定されたコイル、空隙、ブラケット、駆動子
を構成する永久磁石の軸方向の断面形状を、楕円または
方形状として、前記ブラケット間にばねを介して配設し
たことを特徴とするものである。
【0010】課題を解決するためになされた本発明の請
求項5の軸方向駆動の振動体の駆動子を保持するばね
は、コイルばねとすることを特徴とするものである。
求項5の軸方向駆動の振動体の駆動子を保持するばね
は、コイルばねとすることを特徴とするものである。
【0011】課題を解決するためになされた本発明の請
求項6の軸方向駆動の振動体の駆動子を保持するばね
は、少なくとも1個のコイルばねとすることを特徴とす
るものである。
求項6の軸方向駆動の振動体の駆動子を保持するばね
は、少なくとも1個のコイルばねとすることを特徴とす
るものである。
【0012】課題を解決するためになされた本発明の請
求項7の軸方向駆動の振動体の駆動は、ブリッジ回路で
駆動することを特徴とするものである。
求項7の軸方向駆動の振動体の駆動は、ブリッジ回路で
駆動することを特徴とするものである。
【0013】課題を解決するためになされた本発明の請
求項8の軸方向駆動の振動体の固定軸は、磁性材料で構
成されたことを特徴とするものである。
求項8の軸方向駆動の振動体の固定軸は、磁性材料で構
成されたことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の軸方向駆動の
振動体の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1
(A)は本発明の軸方向駆動の振動体(以下では振動体
と略称)の構成半断面図である。図1(B)は同図(A)
のXX線断面図である。図2(A)は本発明の他の実施
例の振動体の構成半断面図である。図2(B)は同図
(A)のXX線断面図である。図3は本発明のもう一つ
の実施例図である。図1(A)、(B)において磁性材
料からなり円筒状のフレーム11の軸方向外端には、後
述する駆動子を軸方向に移動可能に支持する磁性材料か
らなる固定軸19の両端を保持する一対のブラケット1
4,15が嵌め込まれている。フレーム11の内周面に
は、端子32,33を有する円筒状のコイル12が円周
同一方向に巻回形成されて固定されている。駆動子30
は、コイル12と円筒状の空隙13を介して対向するラ
ジアル方向に同一極性に着磁された円筒状の永久磁石1
6と永久磁石の軸方向の両端に配設された潤滑材が含浸
された焼結合金からなる一対の軸受け17,18と一対
のブラケット14,15間に配設された一対の望ましく
はコイルばね23,24とで構成される。駆動子30の
1次共振周波数は駆動子30の質量とコイルばね23,
24のスティッフネスで決まり、携帯者への体感性がよ
いとされる100〜150Hzに設定される。駆動子3
0は、固定軸上で一対のコイルばね23,24によって
平衡点で通常は停止している。
振動体の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1
(A)は本発明の軸方向駆動の振動体(以下では振動体
と略称)の構成半断面図である。図1(B)は同図(A)
のXX線断面図である。図2(A)は本発明の他の実施
例の振動体の構成半断面図である。図2(B)は同図
(A)のXX線断面図である。図3は本発明のもう一つ
の実施例図である。図1(A)、(B)において磁性材
料からなり円筒状のフレーム11の軸方向外端には、後
述する駆動子を軸方向に移動可能に支持する磁性材料か
らなる固定軸19の両端を保持する一対のブラケット1
4,15が嵌め込まれている。フレーム11の内周面に
は、端子32,33を有する円筒状のコイル12が円周
同一方向に巻回形成されて固定されている。駆動子30
は、コイル12と円筒状の空隙13を介して対向するラ
ジアル方向に同一極性に着磁された円筒状の永久磁石1
6と永久磁石の軸方向の両端に配設された潤滑材が含浸
された焼結合金からなる一対の軸受け17,18と一対
のブラケット14,15間に配設された一対の望ましく
はコイルばね23,24とで構成される。駆動子30の
1次共振周波数は駆動子30の質量とコイルばね23,
24のスティッフネスで決まり、携帯者への体感性がよ
いとされる100〜150Hzに設定される。駆動子3
0は、固定軸上で一対のコイルばね23,24によって
平衡点で通常は停止している。
【0015】図2(A)、(B)において磁性材料から
なり円筒状のフレーム11の軸方向外端には、後述する
駆動子を軸方向に移動可能に支持する固定軸19の両端
を保持する一対のブラケット14,15が嵌め込まれて
いる。フレーム11の内周面には、端子32,33を有
する円筒状のコイル12が円周同一方向に巻回形成され
て固定されている。駆動子31は、コイル12と円筒状
の空隙13を介して対向するラジアル方向に同一極性に
着磁された円筒状の一対の永久磁石21,22とタング
ステン等の高比重金属が充填された樹脂または合金から
なる円筒状の錘34とを円筒状支持体20上に配設し、
一対の永久磁石21,22の外端に潤滑材が含浸された
焼結合金からなる一対の軸受け17,18を嵌め込み、
軸受け17,18と一対のブラケット14,15間に配
設された一対の望ましくはコイルばね23,24とで構
成される。駆動子31の1次共振周波数は駆動子31の
質量とコイルばね23,24のスティッフネスで決ま
り、携帯者への体感性がよいとされる100〜150H
zに設定される。駆動子31は、固定軸上で一対のコイ
ルばね23,24によって平衡点で通常は停止してい
る。図2の駆動子31は、図1の駆動子30に加振力を
大きくするために錘34を追加して構成したものであ
る。尚、このコイルばね23,24を図3のらせんばね
35,36で構成することができる。この場合、ばね3
5,36は駆動子30が最大振幅のとき、軸方向の変位
を最大にすることができる。
なり円筒状のフレーム11の軸方向外端には、後述する
駆動子を軸方向に移動可能に支持する固定軸19の両端
を保持する一対のブラケット14,15が嵌め込まれて
いる。フレーム11の内周面には、端子32,33を有
する円筒状のコイル12が円周同一方向に巻回形成され
て固定されている。駆動子31は、コイル12と円筒状
の空隙13を介して対向するラジアル方向に同一極性に
着磁された円筒状の一対の永久磁石21,22とタング
ステン等の高比重金属が充填された樹脂または合金から
なる円筒状の錘34とを円筒状支持体20上に配設し、
一対の永久磁石21,22の外端に潤滑材が含浸された
焼結合金からなる一対の軸受け17,18を嵌め込み、
軸受け17,18と一対のブラケット14,15間に配
設された一対の望ましくはコイルばね23,24とで構
成される。駆動子31の1次共振周波数は駆動子31の
質量とコイルばね23,24のスティッフネスで決ま
り、携帯者への体感性がよいとされる100〜150H
zに設定される。駆動子31は、固定軸上で一対のコイ
ルばね23,24によって平衡点で通常は停止してい
る。図2の駆動子31は、図1の駆動子30に加振力を
大きくするために錘34を追加して構成したものであ
る。尚、このコイルばね23,24を図3のらせんばね
35,36で構成することができる。この場合、ばね3
5,36は駆動子30が最大振幅のとき、軸方向の変位
を最大にすることができる。
【0016】今までの本発明の振動体の説明では、フレ
ーム11、コイル12、駆動子30,31等の軸方向の
断面形状を製造が容易な円筒状としているが、これに限
定される必要はなく、楕円形状、方形状等携帯機器への
取り付け配置等を考慮して軸方向への駆動子30,31
の運動を妨げないのであれば任意の形状でよい。
ーム11、コイル12、駆動子30,31等の軸方向の
断面形状を製造が容易な円筒状としているが、これに限
定される必要はなく、楕円形状、方形状等携帯機器への
取り付け配置等を考慮して軸方向への駆動子30,31
の運動を妨げないのであれば任意の形状でよい。
【0017】駆動子30,31の駆動は、コイル12の
端子32,33間に駆動子30,31の1次共振周波数
とほぼ同一の周波数の交流信号でブリッジ回路等によっ
て付勢されて駆動される。無論、方形波によるユニポー
ラ駆動でも駆動することができる。
端子32,33間に駆動子30,31の1次共振周波数
とほぼ同一の周波数の交流信号でブリッジ回路等によっ
て付勢されて駆動される。無論、方形波によるユニポー
ラ駆動でも駆動することができる。
【0018】駆動子30,31にはコイルばねが一対用
いられているが、コイルばねは1個でもよい。この場合
は、駆動子30,31は1方向に押し付けられるように
設定され、駆動はコイルばねの静的な力に打ち勝つよう
に駆動される。この方法によれば、携帯機器の振動、衝
撃等によって駆動子30,31が1方向に保持されてい
るので振動体が保護される。
いられているが、コイルばねは1個でもよい。この場合
は、駆動子30,31は1方向に押し付けられるように
設定され、駆動はコイルばねの静的な力に打ち勝つよう
に駆動される。この方法によれば、携帯機器の振動、衝
撃等によって駆動子30,31が1方向に保持されてい
るので振動体が保護される。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構成でコスト/
パフォーマンスがよく、無音で体感特性の優れた携帯機
器用の振動体が容易に実現できる。
パフォーマンスがよく、無音で体感特性の優れた携帯機
器用の振動体が容易に実現できる。
【0020】また、本発明によれば、直流モータを用い
ないので直流モータ特有のブラシ・コンミテータ間の長
寿命化や品質維持を課題としなくてよいので製造管理が
容易である。
ないので直流モータ特有のブラシ・コンミテータ間の長
寿命化や品質維持を課題としなくてよいので製造管理が
容易である。
【0021】また、本発明によれば、駆動子の共振を用
いるので運動変換効率がよく小型で高性能な振動体を実
現することができる。
いるので運動変換効率がよく小型で高性能な振動体を実
現することができる。
【0022】また、本発明によれば、通常の振動モータ
のように立ち上がりに時間がかかることが少なく、音楽
に合わせてリズムを奏することも可能であり、携帯機器
の機能を豊富にすることができる。
のように立ち上がりに時間がかかることが少なく、音楽
に合わせてリズムを奏することも可能であり、携帯機器
の機能を豊富にすることができる。
【図1】(A)は本発明の軸方向駆動の振動体の構成半
断面図である。図1(B)は同図(A)のXX線断面図で
ある。
断面図である。図1(B)は同図(A)のXX線断面図で
ある。
【図2】(A)は本発明の他の実施例の振動体の構成半
断面図である。図2(B)は同図(A)のXX線断面図で
ある。
断面図である。図2(B)は同図(A)のXX線断面図で
ある。
【図3】本発明のもう一つの実施例の振動体の構成半断
面図である。
面図である。
【図4】従来例のブラシとコンミテータを有する軸長型
の直流モータを用いた振動モータの構成図である。
の直流モータを用いた振動モータの構成図である。
11 フレーム
12 コイル
13 空隙
14,15 ブラケット
16,21,22 円筒状永久磁石
17,18 軸受
19 固定軸
20 支持体
23,24 ばね
30,31 駆動子
32,33 端子
34 錘
35,36 らせんばね
Claims (8)
- 【請求項1】 磁性材料からなる望ましくは円筒状のフ
レームの外端に固定軸を保持する一対のブラケットを配
設し、前記フレームの内周面に単一方向に巻回されたコ
イルを保持し、該コイルと空隙を介して磁気的に係合す
る永久磁石と軸受けからなる駆動子を前記固定軸上にば
ねを介して軸方向に移動可能となるように両ブラケット
間に配設したことを特徴とする軸方向駆動の振動体。 - 【請求項2】 前記軸方向駆動の振動体の駆動子は、ラ
ジアル方向に単一磁極に着磁された望ましくは円筒状の
永久磁石と、該永久磁石の軸方向の外端に嵌め込まれ、
固定軸上を軸方向に移動可能な潤滑剤を含浸した焼結合
金からなる一対の軸受けとで構成され、前期ブラケット
間にばねを介して配設したことを特徴とする請求項1に
記載の軸方向駆動の振動体。 - 【請求項3】 前記軸方向駆動の振動体の駆動子は、ラ
ジアル方向に単一磁極に着磁された望ましくは円筒状の
一対の永久磁石と、該永久磁石間に比重の大きい金属材
料からなる錘を円筒状の支持体上に設け、該支持体を軸
方向に移動可能な潤滑剤を含浸した焼結合金からなる一
対の軸受けに固定して構成し、前期ブラケット間にばね
を介して軸方向に移動可能となるように配設したことを
特徴とする請求項1または請求項2に記載の軸方向駆動
の振動体。 - 【請求項4】 前記軸方向駆動の振動体を構成するフレ
ーム、該フレームに固定されたコイル、空隙、ブラケッ
ト、前記駆動子を構成する永久磁石の軸方向の断面形状
を、楕円または方形状として配設したことを特徴とする
請求項1乃至請求項3に記載の軸方向駆動の振動体。 - 【請求項5】 前記軸方向駆動の振動体の駆動子を保持
するばねは、コイルばねとすることを特徴とする請求項
1乃至請求項4に記載の軸方向駆動の振動体。 - 【請求項6】 前記軸方向駆動の振動体の駆動子を保持
するばねは、少なくとも1個のコイルばねとすることを
特徴とする請求項1乃至請求項5に記載の軸方向駆動の
振動体。 - 【請求項7】 前記軸方向駆動の振動体の駆動は、ブリ
ッジ回路で駆動することを特徴とする請求項1乃至請求
項6に記載の軸方向駆動の振動体。 - 【請求項8】 前記軸方向駆動の振動体の固定軸は、磁
性材料で構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求
項7に記載の軸方向駆動の振動体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001290271A JP2003093968A (ja) | 2001-09-21 | 2001-09-21 | 軸方向駆動の振動体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001290271A JP2003093968A (ja) | 2001-09-21 | 2001-09-21 | 軸方向駆動の振動体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003093968A true JP2003093968A (ja) | 2003-04-02 |
Family
ID=19112609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001290271A Pending JP2003093968A (ja) | 2001-09-21 | 2001-09-21 | 軸方向駆動の振動体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003093968A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101452103B1 (ko) * | 2013-04-12 | 2014-10-17 | 삼성전기주식회사 | 하우징 및 이를 포함하는 진동발생장치 |
US9025796B2 (en) | 2012-04-16 | 2015-05-05 | Nidec Seimitsu Corporation | Vibration generator |
US9030058B2 (en) | 2012-04-20 | 2015-05-12 | Nidec Seimitsu Corporation | Vibration generator |
US9325230B2 (en) | 2011-05-10 | 2016-04-26 | Nidec Seimitsu Corporation | Vibration generator |
JP2021019402A (ja) * | 2019-07-18 | 2021-02-15 | オムロン株式会社 | 押しボタンスイッチの振動発生装置、押しボタンスイッチ |
JP2021019401A (ja) * | 2019-07-18 | 2021-02-15 | オムロン株式会社 | 振動発生装置 |
-
2001
- 2001-09-21 JP JP2001290271A patent/JP2003093968A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9325230B2 (en) | 2011-05-10 | 2016-04-26 | Nidec Seimitsu Corporation | Vibration generator |
US9025796B2 (en) | 2012-04-16 | 2015-05-05 | Nidec Seimitsu Corporation | Vibration generator |
US9030058B2 (en) | 2012-04-20 | 2015-05-12 | Nidec Seimitsu Corporation | Vibration generator |
KR101452103B1 (ko) * | 2013-04-12 | 2014-10-17 | 삼성전기주식회사 | 하우징 및 이를 포함하는 진동발생장치 |
CN106100276A (zh) * | 2013-04-12 | 2016-11-09 | Mplus株式会社 | 外壳以及包括该外壳的振动装置 |
JP2021019402A (ja) * | 2019-07-18 | 2021-02-15 | オムロン株式会社 | 押しボタンスイッチの振動発生装置、押しボタンスイッチ |
JP2021019401A (ja) * | 2019-07-18 | 2021-02-15 | オムロン株式会社 | 振動発生装置 |
JP7434741B2 (ja) | 2019-07-18 | 2024-02-21 | オムロン株式会社 | 押しボタンスイッチの振動発生装置、押しボタンスイッチ |
JP7451897B2 (ja) | 2019-07-18 | 2024-03-19 | オムロン株式会社 | 振動発生装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2003117489A (ja) | 軸方向駆動の振動体 | |
JP2003220363A (ja) | 軸方向駆動の振動体 | |
JP3869336B2 (ja) | 軸方向駆動の振動体 | |
US20110101798A1 (en) | Spring for linear vibration motors | |
JP3835740B2 (ja) | 軸方向駆動の振動体 | |
JPH0865990A (ja) | 振動アクチュエータ | |
JP2003093968A (ja) | 軸方向駆動の振動体 | |
JP6297447B2 (ja) | 振動アクチュエータ | |
JP2003117488A (ja) | 軸方向駆動の振動体 | |
JP3766683B2 (ja) | 軸方向駆動の振動体 | |
JP2015157277A (ja) | 振動アクチュエータ | |
JP2004033930A (ja) | 軸方向駆動の振動体 | |
JP4822214B2 (ja) | インナーロータ型振動モータ | |
JP4244687B2 (ja) | リニア振動アクチュエータ | |
US6429558B1 (en) | Small-sized coreless motor | |
JPH10215546A (ja) | 小型モータ | |
US20090251017A1 (en) | Vibration motor | |
JP2003225613A (ja) | 軸方向駆動の振動体 | |
JPH0937511A (ja) | 加振用モータ | |
JP2001070882A (ja) | 偏平形振動発生装置 | |
JPH09327150A (ja) | 偏平形コアレス振動モータ | |
JP4565133B2 (ja) | インナーロータ型振動モータ | |
JP3512853B2 (ja) | 振動モータ | |
JP2016103881A (ja) | 振動アクチュエータ | |
JP3246490B2 (ja) | 振動発生用モータ |