JP7451897B2 - 振動発生装置 - Google Patents

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本発明は、振動発生装置に関し、詳細にはボイスコイルモータ型の振動発生装置に関する。
従来、ボイスコイルモータ(以下、VCMと記載する)としては、振動発生装置やリニアモータ、磁気ヘッド駆動アクチュエータ、電動機等、様々なものがある(例えば、特許文献1~6)。VCMは、磁石のエネルギー(磁場)を媒体として、電気エネルギーを運動エネルギーに変換する。VCMは、磁場中の導体に電流を流した時、フレミング左手の法則により所定の方向に力が発生するという動作原理を利用している。
図15は、従来の振動発生装置100のデフォルトの縦断面図である。固定部101は、ボビン102と該ボビン102に巻回されたコイル103とを備え、設置台61等に固定される。可動部105は、ケースヨーク106と、該ケースヨーク106の中央底部に取り付けられた円柱状の磁石(永久磁石)107と、該磁石107に取り付けられ円柱状のバックヨーク108とを備える。矢印Yは磁石107の着磁方向である。固定部101と可動部105とは、ボビン102の内側に、磁石107およびバックヨーク108を挿入するようにして組み合わされている。
このような構成では、コイル103に電流を流すと可動部105が上方に移動し、コイル103に流す電流を切るあるいは電流の方向を変えることで、可動部105が自重あるいは吸引力で固定部101側に引き戻される。上方に移動した可動部105が振動対象物60に衝突して振動対象物60を振動させる。
また、携帯電話やスマートフォンに内蔵される小型の振動発生装置の一部には、VCMと板ばねとを組み合わせたものもある(例えば、特許文献7)。これにおいては、板ばねで磁石(永久磁石)を懸架しており、板ばねによる共振現象を利用して振動させている。
実開昭63-138874号公報 特開2012-57776号公報 特開2010-154688号公報 特開2013-215021号公報 特開昭62-92757号公報 特開2003-333823号公報 特開平10-258253号公報
しかしながら、図15に示した従来の振動発生装置では、磁石107による磁場とコイル103に流れる電流との間に生じるローレンツ力のみを推力として振動を発生させている。そのため、投入する電力に対して得られる振動量が小さいという課題がある。また、可動部105の動きをガイドするガイド機構が設けられない低価格タイプでは、可動部105の上下動時にガイド部105がコイル103と接触し、コイル103が磨滅により早期に断線するといった課題もある。
一方、VCMと板ばねとを組み合わせた従来の振動発生装置は、共振現象を利用することでローレンツ力のみを利用する構成に比べて投入電力に対する振動量を大きくできる。しかしながら、板ばねを使用しているため、振動のストローク(振幅)が浅く、ばね定数の変化が大きい。ばね定数が変化すると、共振周波数が変化するため、安定して共振させるには共振周波数のフィードバック制御が必要となる。なお、板ばねを大きくすることでストロークを深めてばね定数を安定化ができるが、振動発生装置が大型化する。
本発明は、小型でありながら、共振周波数のフィードバック制御を必要とすることなく、大きな振動量を得ることできる振動発生装置を提供することを目的としている。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の構成を採用している。
すなわち、本発明の一側面に係る振動発生装置は、ボビンおよび該ボビンに巻回されたコイルを有する固定部と、永久磁石およびヨークを有し、前記永久磁石による磁束が前記コイルと鎖交するように前記固定部に組み合された可動部と、前記ボビンおよび前記可動部にそれぞれ形成された前記可動部の可動方向を軸方向とする同軸の穴部に配置され、前記固定部および前記可動部を連結するコイルばねと、を備える。
上記構成では、固定部と可動部とがコイルばねにて連結されているので、可動部の質量とコイルばねのばね定数によって決まる共振周波数と同じ周波数にてコイルに通電することで、共振現象を利用した振動を発生させることができる。これにより、ローレンツ力のみを推力とする従来の振動発生装置に比べて、高効率の駆動が可能となり、同じ入力電力にてより大きな振動量を得ることができる。
また、共振現象を得るにあたり、コイルばねを使用しているので、板ばねに比べて振動のストローク(振幅)を深く取ることが容易に行え、ばね定数が安定化する。その結果、共振周波数が安定化し、板ばねを用いた従来の振動発生装置のように、共振周波数のフィードバック制御を行わなくても安定して共振させることが可能となる。また、コイルばねは板ばねに比べて低価格であるため、コスト的なメリットもある。
また、コイルばねは、ボビンおよび可動部にそれぞれ形成された、可動部の可動方向を軸方向とする同軸の穴部に配置されている。このように配置することで、振動発生装置が大型化することはなく、ローレンツ力のみを推力とする従来の振動発生装置と同等のサイズを維持できる。さらに、このように配置することで、コイルばねを用いずに組み立てて、ローレンツ力のみを推力とする従来の振動発生装置を構成することができる。これにより、共振現象を利用するタイプと利用しないタイプとで、部品の共用化が可能となり、コスト削減が図れる。
また、固定部と可動部とはコイルばねによって連結されているので、可動部の移動位置を規制するガイド機構等を設けずとも、固定部と可動部との相対的な位置関係が規制される。これにより、コイルの磨滅による断線はもちろんのこと、固定部と可動部との接触による摩耗も防止あるいは低減でき、製品寿命を延ばすことができる。
上記一側面に係る振動発生装置において、前記コイルばねは一端部に他の部分よりも径が大きい大径部を有し、前記ボビンに形成された前記穴部は貫通穴であり、該穴部の周囲に座繰り加工部が設けられている構成としてもよい。
これによれば、ボビンに形成された穴部にコイルばねを挿入することで、大径部がボビンの座繰り加工部に突き当たって係止される。したがって、コイルばねの他端(挿入側)を可動部に接続することで、固定部と可動部とをコイルばねを介して簡単に連結することができる。組み立て工程も平易である。
上記一側面に係る振動発生装置において、前記コイルばねと前記可動部とは螺子締結されている構成としてもよい。これによれば、コイルばねの端部と可動部とを簡単に接続することができる。
上記一側面に係る振動発生装置において、前記可動部と前記コイルばねとの接続部分に制振材が配置されている構成としてもよい。これによれば、制振材にて通電終了後の残留振動が速やかに吸収されるため、キレの良い振動を得ることができる。
上記一側面に係る振動発生装置において、前記ヨークは、前記永久磁石と同径をなすバックヨークと、該バックヨークよりも大径の有底円筒状のケースヨークとを含み、前記永久磁石は、前記可動方向と平行に着磁され、前記ケースヨークの内側の底部中央に配置され、前記ケースヨークと前記バックヨークとで挟持され、前記穴部は、前記永久磁石および前記バックヨークに形成され、前記コイルは、前記永久磁石および前記バックヨークと前記ケースヨークとの間に配置されている構成としてもよい。
これによれば、バックヨークの部分に磁束を集中させることができる。その結果、静推力の減衰が穏やかになり、長ストロークに適した振動発生装置を得ることができる。
上記一側面に係る振動発生装置において、前記ヨークは、大径円筒部と、前記大径円筒部の内側中央に位置し前記穴部を有する小径円筒部と、前記大径円筒部と前記小径円筒部とを繋ぐ底部とを有し、前記永久磁石は円筒状をなし、着磁方向を前記可動方向と直交する方向に着磁されると共に前記大径円筒部の内側に配置され、前記コイルは、前記永久磁石と前記小径円筒部との間に配置されている構成としてもよい。
これによれば、永久磁石の磁束と鎖交するコイル断面積を可動方向に長くとることができる。その結果、フェライト磁石のような安価で磁力の弱い磁石を使うことができ、コストを抑えることができる。
本発明によれば、小型でありながら、共振周波数のフィードバック制御を必要とすることなく、大きな振動量を得ることできる振動発生装置を提供することができる。
本実施の形態に係る振動発生装置の斜視図である。 図1の振動発生装置のデフォルトの縦断面図である。 図1の振動発生装置の分解斜視図である。 図1の振動発生装置のコイルに流す駆動電流の一例の波形図である。 共振周波数に対する通電周波数と振幅比との関係を示す共振曲線図である。 制振材が無い場合の時間と可動部の変位との関係を示す図である。 制振材が有る場合の時間と可動部の変位との関係を示す図である。 図1の振動発生装置と部品を共用して構成した従来の振動発生装置のデフォルトの縦断面図である。 図8の従来の振動発生装置の縦断面図であり、可動部が振動対象物に衝突している状態を示す。 図8の従来の振動発生装置のコイルに流す駆動電流の一例の波形図である。 本実施の形態に係る他の振動発生装置のデフォルトの縦断面図である。 図11の振動発生装置と部品を共用して構成した従来の振動発生装置のデフォルトの縦断面図である。 図1の振動発生装置および図11の振動発生装置の、ストローク位置と静推力との関係を示す図である。 図1の振動発生装置の設置例を示す図である。 従来の振動発生装置のデフォルトの縦断面図である。
以下、本発明の一側面に係る実施形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。ただし、以下で説明する本実施形態は、あらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。つまり、本発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
§1 適用例
まず、本発明が適用される場面の一例について説明する。図1、図2に示すように、本実施の形態に係る振動発生装置1は、振動対象物60に固定部10が、例えば螺子90等を用いて固定される。振動発生装置1は、固定部10と可動部20と備える。固定部10は、ボビン11およびボビン11に巻回されたコイル12を有する。可動部20は、磁石21と該磁石21を着磁方向に挟むケースヨーク22およびバックヨーク23を有する。固定部10と可動部20とは、固定部10および可動部20に亘って形成された可動方向に長い軸状の穴部に配置されたコイルばね30にて連結されている。コイルばね30のばね定数kは、可動部20の質量Mを考慮して、所望の共振周波数にて可動部20を共振させるように設定されている。
これによれば、所望の共振周波数と一致する通電周波数の交番電流をコイル12に流すことで、ローレンツ力にて可動部20が上下動し、これを外力として可動部20が共振周波数にて共振する。このような可動部20の共振による振動の反力を受けて固定部10が共振し、ひいては固定部10が取り付けられている振動対象物60が共振する。
共振現象を利用することで、ローレンツ力のみを推力とする従来の振動発生装置と比べて、高効率の駆動が可能となり、同じ入力電力にてより大きな振動量を得ることができる。また、共振を生じさせるコイルばね30を、固定部10のボビン11および可動部20にそれぞれ形成された可動部20の可動方向を軸方向とする同軸の穴部に配置している。このように配置することで、従来の振動発生装置と同等のサイズを維持すると共に、ローレンツ力のみを推力とする従来の振動発生装置と部品の共用化が可能となり、コスト削減が図れる。
振動対象物60としては、様々なものが考えられる。例えば、遊技場に設置される遊技球を流す通路や、遊技機の裏面等、遊技球が停滞しやすい場所に取り付けることで、遊技球をスムーズに流すことができる。図14は、図1の振動発生装置の設置例を示す図である。図14では、遊技球の流れを良くするために振動発生装置1を遊技機80に設置している。振動発生装置1は、遊技機80の筐体83の裏面における、遊技球を受け取る上皿81と下皿82の近傍2箇所に取り付けられている。なお、参照符号84は、遊技球を発射するためのハンドルである。
また、振動にて雪を落とすことを目的に、屋根や、看板、道路標識、屋外に設置される大型ディスプレイの筐体を振動対象物60とし、振動発生装置1を取り付けてもよい。その他、アミューズメント機器の操作部や家庭用ゲーム機のコントローラ等、振動にて遊技者に興趣を与える装置に取り付けてもよい。また、コンピュータ周辺機器(キーボード、マウス、タッチパッド、アームレストなど)、マッサージ器などに取り付けてもよい。小型でありながら、大きな振動量が得られるので、取り付けスペースさえあればどのような場所にでも設置することができる。
§2 構成例
〔実施の形態1〕
以下、本発明の一側面における実施の形態を、図1~図10に基づいて例示する。
(振動発生装置1の構成)
図1は、本実施の形態に係る振動発生装置1の斜視図である。図2は、上記振動発生装置1のデフォルトの縦断面図である。
図1又は図2に示すように、振動発生装置(以下、振動発生装置と称する)1は、筐体等の振動対象物60に固定される固定部10と、固定部10に対して可動する可動部20と、固定部10と可動部20とを連結するコイルばね30とを有する。なお、以下においては、説明の便宜上、振動発生装置1は水平面に設置され、可動部20が上下方向に可動する(つまり、可動方向=上下方向)として説明する。なお、当然のことながら、設置は水平面に限るものではない。
固定部10は、ボビン11と該ボビン11に巻回されたコイル12と、外部と電気的に接続するための電気接続部13等を備える。ボビン11はコイル12を巻回させるための有底筒状の部品であり、一般的には樹脂より形成されている。ボビン11の底部11aは鍔状に延設され、延設された部分に、振動発生装置1を筐体等の振動対象物60に螺子90等で固定するための取り付け部14および電気接続部13が設けられている。円筒部11bの上端部には壁部11cがフランジ状に形成され、コイル12は、円筒部11bにおける壁部11cと底部11aとの間に巻回されている。
ボビン11の底部11aにおける、円筒部11bの中心軸が通る中央部には、上下方向に貫通した固定側軸穴(穴部)15が形成されている。固定側軸穴15の周囲には座繰り加工が施されて、座繰り加工部16が形成されている。座繰り加工部16は、コイルばね30の後述する大径部30aを収容する。
一方、可動部20は、有底円筒状のケースヨーク22と、該ケースヨーク22の内側の底部22a中央に配置された磁石(永久磁石)21と、該磁石21に取り付けられ磁石21と同径のバックヨーク23とを備える。磁石21およびバックヨーク23はそれぞれリング状に形成されており、可動部20の可動方向である上下方向に貫通する軸穴を有する。以下、磁石21およびバックヨーク23に形成された各軸穴を合せて可動側軸穴(穴部)24と称する。
磁石21は、可動方向より平面視した可動部20の中央部に位置し、着磁方向は矢印Yにて示す可動方向と平行をなす方向である。磁石21としては、優れた磁気特性を有し、小さいサイズでも強力な磁場を作り出すことができるネオジウムマグネット等を用いることが好ましい。ケースヨーク22とバックヨーク23とは、磁石21を着磁方向に挟むように配置されている。ケースヨーク22およびバックヨーク23は、鉄より形成されるのが一般的である。
可動部20は、磁石21による磁束がコイル12と鎖交するように固定部10に組み合されている。本実施の形態では、磁石21およびバックヨーク23からなる厚肉円筒部27とケースヨーク22の円筒壁22bとの間の空間にコイル12が配置されるように組み合されている。
これら固定部10と可動部20とは、組み合された状態でコイルばね30にて連結されている。コイルばね30は、予め定められた所定のばね定数を有しており、これについては後述する。コイルばね30は、ボビン11および可動部20にそれぞれ形成された、可動方向を軸方向とする同軸の穴部である固定側軸穴15および可動側軸穴24に配置されている。
コイルばね30は、一端部に他の部分よりも径が大きい大径部30aを有し、他端側からボビン11の底部11aより挿入されている。コイルばね30は、大径部30aを有する一端部がボビン11の底部11aに形成された座繰り加工部16に収容されており、座繰り加工部16に突き当たることで、上方への移動が規制されている。
一方、コイルばね30の他端部は、可動部20と螺子締結されている。本実施の形態では、コイルばね30の他端部は、ケースヨーク22の底部に止螺子31に螺子締結されている。止螺子31は、ケースヨーク22の底部22a中央に形成された螺子穴22cにワッシャ32を介して外側より挿入され、ケースヨーク22内側に突き出た部分にコイルばね30の他端部が螺合されている。
また、より好ましい構成として、可動部20とコイルばね30との接続部分に制振材33が配置されている。制振材33には、例えば、ピックアップのダンピング材として多用されている、CIPD(Cured In Place Damper)等の振動吸収剤を用いることができる。
図2に示すように、コイル12に電流が印加されていない状態(デフォルト)で、バックヨーク23の底面とボビン11の底部11aとの間には所定の隙間が確保されている。同様に、ケースヨーク22の底部22aの内面とボビン11の壁部11cとの間にも所定の隙間が確保されている。これらの隙間は、可動部20が共振周波数Fnで共振しても、固定部10と衝突しないように設定されている。
(コイルばね30)
コイルばね30のばね定数kは、可動部20の質量Mと可動部20を共振させる所望の共振周波数(固有振動数)Fnとに応じて予め設定されている。具体的には、可動部20の質量Mと、所望の共振周波数とに基づいて、コイルばね30のばね定数が以下のように設定される。
可動部20の共振周波数Fnは、可動部20の質量Mとコイルばね30のばね定数kとで、次式(1)で決定される。
Figure 0007451897000001
コイル12への通電周波数を可動部20の共振周波数Fnと一致(同等)させて可動部20を共振周波数Fn(近傍)で上下動させる。この上下動が外力として作用し、可動部20を共振させることができる。人は200Hz付近の振動を感じやすいことが知られている。したがって、所望の共振周波数Fnとしては、例えば200Hzに設定することができる。上述の式(1)において、Fnを200Hzとし、可動部20の質量Mを代入してばね定数kを算出することで、質量Mの可動部20を200Hz付近で振動させることができる。
(振動発生装置1の組み立て)
図2、図3を用いて、振動発生装置1の組み立て方の一例について説明する。図3は、上記振動発生装置1の分解斜視図である。図3に示すように、ボビン11にコイル12を巻回して固定部10を形成する。また、図2に示すように、ケースヨーク22の底部22aの内側中央に形成された凸部22dに合せてリング状の磁石21を吸着(又は接着)にて固定させ、その上にバックヨーク23を吸着(又は接着)にて固定させる。次に、ケースヨーク22の凸部22dを貫通する螺子穴22cにワッシャ32を介して止螺子31を挿入する。
このように形成した固定部10と可動部20とを、ボビン11の内側に磁石21およびバックヨーク23からなる厚肉円筒部27が入り込むように組み合せる。組み合わせた状態で、可動側軸穴24および固定側軸穴15は可動方向に重畳する。
次に、ボビン11の底部11aの座繰り加工部16からコイルばね30を、大径部30aとは反対側の端部から挿入し、コイルばね30の挿入側の端部をケースヨーク22の底部22aの内側中央から突き出た止螺子31に回し込んで固定する。
これによれば、ボビン11に形成された固定側軸穴15にコイルばね30を挿入することで、大径部30aがボビン11の座繰り加工部16に突き当たって係止される。したがって、コイルばね30の挿入側を可動部20に接続することで、固定部10と可動部20とをコイルばね30を介して簡単に連結することができる。
さらに、コイルばね30と可動部20とは螺子締結する構成としている。したがって、コイルばね30の挿入側の端部を止螺子31に回し込んで固定することで、コイルばね30と可動部20も簡単に接続することができる。
その後、可動部20側を下方に向けた状態で、座繰り加工部16から液体状の振動吸収剤を定量注入する。紫外線を照射するなどして注入した振動吸収剤を硬化させ、可動部20とコイルばね30との接続部分に制振材33を配置する。このように、振動発生装置1の組み立て工程は平易である。
(コイル12に流す駆動電流)
図4は、上記振動発生装置1のコイル12に流す駆動電流の一例の波形図である。図4に示すように、コイル12に流す駆動電流は、正弦波の交番電流であり、コイルばね30のばね定数kと可動部20の質量Mとで決定される共振周波数Fnの正弦波の交番電流となる。図4は、共振周波数Fnが200Hzに設定されている場合の交番電流の波形を示している。
(振動発生装置1の動作)
図2を用いて、振動発生装置1の動きを説明する。図2中、矢印Xは磁束線を示し、D1はコイル12に流れる電流の向きを示している。図2に示すように、コイル12に交番電流を流すと、フレミング左手の法則に従って上下方向に推力(ローレンツ力)が発生し、可動部20がデフォルトの位置を中心に上下動する。
コイル12に流す交番電流の周波数を、コイルばね30のばね定数kと可動部20の質量Mとで決定される所望の共振周波数Fnと一致(同等)させる。すると、ローレンツ力による上下動を外力として可動部20が共振周波数Fnにてデフォルトの位置を中心に上下に共振する。このような可動部20の共振による振動の反力を受けて固定部10が共振し、ひいては固定部10が取り付けられている振動対象物60が共振する。なお、以降、コイル12に流す交番電流の周波数を通電周波数と称する。
(評価)
図5は、共振周波数Fnに対する通電周波数と振幅比との関係を示す共振曲線図である。共振周波数Fnは200Hzに設定している。図5に示すように、通電周波数を共振周波数Fnと同じ200Hzとすることで振幅比が最大となる。振幅比は、通電周波数が200Hzからずれるに従って低下し、また振幅比の最大値は減衰比に依存する。図5から、減衰比を0.10とすることで、共振なしの振幅比の10倍の振幅比を得ることができることがわかる。また、減衰比を0.06とすることで、共振なしの振幅比の16倍以上もの振幅比を得ることができることがわかる。
図6、図7は、時間と可動部20の変位との関係を示す図であり、図6は制振材33無し、図7は制振材33有りである。図6、図7は何れも、時間1.20まで共振周波数Fnに一致する通電周波数で駆動し、その後、コイル12への通電をOFFした場合の、時間と可動部20の変位との関係を示している。
図6に示すように、制振材33が配置されていない状態では、通電をOFFした後も残留振動が長く継続していることがわかる。つまり、振動のキレが悪い。一方、図7に示すように、制振材33が配置されている状態では、時間1.32で振動がほぼ収束していることがわかる。つまり、通電をOFFした後、速やかに残留振動が収束する、キレの良い振動が得られる。
(従来の振動発生装置50との部品共用)
上記振動発生装置1は、可動部20を振動対象物60に衝突させて振動対象物60を振動させる従来の振動発生装置と部品共用できるように設計されている。
図8は、振動発生装置1と部品を共用して構成した従来の振動発生装置50のデフォルトの縦断面図である。図8に示すように、コイルばね30、止螺子31、ワッシャ32、および制振材33を備えておらず、固定部10と可動部20とは連結されていない。
コイル12に電流が印加されていない状態(デフォルト)で、バックヨーク23の底面とボビン11の底部11aとは接触している。ケースヨーク22の底部22aの内面とボビン11の壁部11cとの間には所定の隙間が確保されている。なお、ケースヨーク22の底部22aの内面とボビン11の壁部11cとの間の隙間は、図2の縦断面図よりも小さい。固定部10は、振動対象物60に対向して設けられた取り付け台61等に設置される。
図9は、図8に示す従来の振動発生装置50の縦断面図であり、可動部20が振動対象物60に衝突している状態を示す。図10は、従来の振動発生装置50のコイル12に流す駆動電流の一例の波形図である。図10に示すように、コイル12に流す駆動電流は、正方向のみの矩形波である。
図8に示すように、コイル12に矩形波の駆動電流(図10参照)を流すと、フレミング左手の法則に従って上方向に推力(ローレンツ力)が発生する。図8中、矢印Xは磁束線を示し、D1はコイル12に流れる電流の向きを示している。推力は、正方向の電流が印加されている間だけ発生する。推力にて上に移動した可動部20は図9に示すように、振動対象物60に衝突して振動対象物60を振動させる。
コイル12に印加される電流がゼロになると、可動部20はその自重にて固定部10側に引き戻される(落下する)。可動部20が上方に移動する度に振動対象物60に衝突して振動対象物60を振動させる。上下動時、可動部20の厚肉円筒部27は、外周面27aをボビン11の内周面11dに沿わせるようにして移動する。
ここで、厚肉円筒部27の外周面27aとボビン11の内周面11dとの間の隙間は、可動部20が傾いた状態で上下動しても、可動部20のケースヨーク22の円筒壁22bがコイル12に接触しないように設定されている。これにより、可動部20が傾いた状態で上下動しても、可動部20がコイル12に接触することによる磨滅にて、コイル12が早期に断線するといったこと不具合を防止できる。
(効果)
上記構成では、固定部10と可動部20とがコイルばね30にて連結されている。したがって、可動部20の質量Mとコイルばね30のばね定数kによって決まる共振周波数と同じ通電周波数の電流をコイル12に流すことで、共振現象を利用した振動を発生させることができる。これにより、ローレンツ力のみを推力とする従来の振動発生装置に比べて、高効率の駆動が可能となり、同じ入力電力にてより大きな振動量を得ることができる。
また、共振現象を得るにあたり、コイルばね30を使用しているので、板ばねに比べて振動のストローク(振幅)を深く取ることが容易に行え、ばね定数kが安定化する。その結果、共振周波数が安定化し、板ばねを用いた従来構成の振動発生装置のように、共振周波数のフィードバック制御を行わなくても安定して共振させることが可能となる。コイルばね30は板ばねに比べて低価格であるため、コスト的なメリットもある。
また、コイルばね30をボビン11および可動部20にそれぞれ形成された可動方向を軸方向とする同軸の穴部である固定側軸穴15および可動側軸穴24に配置している。このような配置することで、振動発生装置1が大型化することはなく、ローレンツ力のみを推力とする従来の振動発生装置と同等のサイズを維持できる。さらに、このように配置することで、コイルばね30を用いずに組み立てて、ローレンツ力のみを推力とする従来の振動発生装置50を構成することができる。これにより、共振現象を利用するタイプと利用しないタイプとで、部品の共用化が可能となり、コスト削減が図れる。
また、固定部10と可動部20とはコイルばね30によって連結されているので、可動部20の移動位置を規制するガイド機構等を設けずとも、固定部10と可動部20との相対的な位置関係が規制される。これにより、コイル12の磨滅による断線はもちろんのこと、固定部10と可動部20との接触による摩耗も防止あるいは低減でき、製品寿命を延ばすことができる。
〔実施の形態2〕
以下、本発明の一側面における他の実施形態を、図11、図12に基づいて例示する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図11は、本実施の形態に係る振動発生装置1Aのデフォルトの縦断面図である。図11中、矢印Xは磁束線を示し、D1はコイル12に流れる電流の向きを示している。
実施の形態1の振動発生装置1では、固定部10のコイル12の内側に、可動部20の磁石21およびバックヨーク23が配設され、磁石21の磁着方向(矢印Y)は可動部20の可動方向であった。これに対し、図11に示すように、実施の形態2の振動発生装置1Aでは、固定部10Aのコイル12の外側に、可動部20Aの円筒状の磁石21Aが配置され、磁石21Aの磁着方向(矢印Y)は可動部20Aの可動方向と直交する方向である。
固定部10Aのボビン11Aは、円筒部11bがボビン11の円筒部11bよりも小径に形成されている。可動部20Aは、有底円筒状をなすヨーク40を備えている。ヨーク40は、大径円筒部40aと、大径円筒部40aの内側中央に設けられた小径円筒部40bと、大径円筒部40aと小径円筒部40bとを繋ぐ底部40cとを有する。磁石21Aは、大径円筒部40aの内側面に吸着(又は接着)にて固定されている。小径円筒部40bにコイルばね30を挿通させる可動側軸穴(穴部)24Aが形成され、底部40c中央に螺子穴40dが形成され、止螺子31が挿入されている。このような可動部20Aは、固定部10Aに対して、磁石21Aと小径円筒部40bとの間にコイル12が配置されるように組み合されている。
コイル12に交番電流を流すと、フレミング左手の法則に従って上下方向に推力(ローレンツ力)が発生し、可動部20Aが上下動する。コイル12に流す交番電流の周波数を、コイルばね30のばね定数kと可動部20Aの質量Mとで決定される所望の共振周波数Fnと一致(同等)させると、ローレンツ力による上下動を外力として可動部20Aが共振周波数Fnにて共振する。このような可動部20Aの共振による振動の反力を受けて固定部10Aが共振し、ひいては固定部10Aが取り付けられている振動対象物60が共振する。
上記振動発生装置1Aも振動発生装置1と同様の手順で組み立てることができ、組み立ては平易である。さらに、上記振動発生装置1Aも、振動発生装置1と同様、可動部20Aを振動対象物60に衝突させて振動対象物60を振動させる従来の振動発生装置と部品共用できるように設計されている。
図12は、従来の振動発生装置50Aのデフォルトの縦断面図である。図12に示すように、コイルばね30、止螺子31、ワッシャ32、および制振材33を備えておらず、固定部10と可動部20とが連結されていない。なお、動作は、振動発生装置50と同様であるので説明を省略する。
図13は、振動発生装置1および振動発生装置1Aのストローク位置と静推力との関係を示す図である。ストローク位置は、可動部20、可動部20Aの変位量である。図12に示すように、コイル12の外側に磁石21Aが配置されている振動発生装置1Aは、変位量が小さいうちは振動発生装置1Aよりも大きな静推力を得られる。しかしながら、ある位置から略比例して静推力が減衰し始める。これは、振動発生装置1Aの構成では、磁石21Aの磁束(矢印X)と鎖交するコイル12の断面積が可動部20Aの変位に伴って減少するためである。但し、磁石21Aの磁束(矢印X)と鎖交するコイル12の断面積が可動方向に長い。そのため、磁石21Aとして、安価で磁力の弱い例えばフェライト磁石等を使うことができる。
一方、コイル12の内側に磁石21が配置されている振動発生装置1は、変位量が小さいうちは振動発生装置1Aに比べてやや静推力が低いが、変位量が中位に達しても静推力を維持し、静推力の減衰が穏やかである。これは、振動発生装置1の構成では、バックヨーク23部分に磁束(矢印X)が集中しており、可動部20が変位しても、磁束(矢印X)と鎖交するコイル12の断面積の変化が少ないためである。静推力の減衰が穏やかなため、長ストロークに適している。また、磁石21の着磁は軸方向のため空心コイルで容易にフル着磁が可能である。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1、1A、50、50A 振動発生装置
10、10A 固定部
11、11A ボビン
11a、22a、40c 底部
12 コイル
15 固定側軸穴(穴部)
16 座繰り加工部
20、20A 可動部
21、21A 磁石(永久磁石)
22 ケースヨーク
23 バックヨーク
24 可動側軸穴(穴部)
30 コイルばね
30a 大径部
31 止螺子
33 制振材
40 ヨーク
40a 大径円筒部
40b 小径円筒部
40c 底部
60 振動対象物
Fn 共振周波数
k ばね定数

Claims (5)

  1. ボビンおよび該ボビンに巻回されたコイルを有する固定部と、
    永久磁石およびヨークを有し、前記永久磁石による磁束が前記コイルと鎖交するように前記固定部に組み合された可動部と、
    前記ボビンおよび前記可動部にそれぞれ形成された前記可動部の可動方向を軸方向とする同軸の穴部に配置され、前記固定部および前記可動部を連結するコイルばねと、
    を備え
    前記コイルばねは一端部に他の部分よりも径が大きい大径部を有し、
    前記ボビンに形成された前記穴部は貫通穴であり、前記穴部における、前記可動部とは反対側の穴の入口の周囲に座繰り加工部が設けられ、
    前記コイルばねは、前記穴部に挿通されており、前記大径部が前記座繰り加工部に係止され、前記大径部とは反対側の他端部が前記可動部と接続され、
    前記コイルに印加する交番電流の周波数として所定の周波数が予め設定されており、
    前記コイルばねのばね定数は、前記可動部の質量および前記所定の周波数に基づいて、前記コイルに前記所定の周波数の交番電流が印加されることで前記可動部が共振する値に設定されている振動発生装置。
  2. 前記コイルばねと前記可動部とは螺子締結されている請求項1に記載の振動発生装置。
  3. 前記可動部と前記コイルばねとの接続部分に制振材が配置されている請求項1又は2に記載の振動発生装置。
  4. 前記ヨークは、前記永久磁石と同径をなすバックヨークと、該バックヨークよりも大径の有底円筒状のケースヨークとを含み、
    前記永久磁石は、前記可動方向と平行に着磁され、前記ケースヨークの内側の底部中央に配置され、前記ケースヨークと前記バックヨークとで挟持され、
    前記穴部は、前記永久磁石および前記バックヨークに形成され、
    前記コイルは、前記永久磁石および前記バックヨークと前記ケースヨークとの間に配置されている請求項1からの何れか1項に記載の振動発生装置。
  5. 前記ヨークは、大径円筒部と、前記大径円筒部の内側中央に位置し前記穴部を有する小径円筒部と、前記大径円筒部と前記小径円筒部とを繋ぐ底部とを有し、
    前記永久磁石は円筒状をなし、着磁方向を前記可動方向と直交する方向に着磁されると共に前記大径円筒部の内側に配置され、
    前記コイルは、前記永久磁石と前記小径円筒部との間に配置されている請求項1からの何れか1項に記載の振動発生装置。
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