JPH062532A - ディーゼル機関の排気ガス浄化装置 - Google Patents

ディーゼル機関の排気ガス浄化装置

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JPH062532A
JPH062532A JP4158008A JP15800892A JPH062532A JP H062532 A JPH062532 A JP H062532A JP 4158008 A JP4158008 A JP 4158008A JP 15800892 A JP15800892 A JP 15800892A JP H062532 A JPH062532 A JP H062532A
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JP
Japan
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dpf
regeneration
electric heater
particulate filter
air
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Application number
JP4158008A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Sugimoto
達哉 杉本
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Publication of JPH062532A publication Critical patent/JPH062532A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

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  • Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ディーゼルパティキュレートフィルタ(DP
F)が冷却されやすい運転の仕方をした場合でも、再生
作業において十分に再生可能であるとともに、DPFの
溶損等を生じることのないようにする。 【構成】再生パターン変更手段21は、DPF5の温度
を検出する温度センサ10の検出信号により、再生用電
気ヒータ6の通電時間及びエアタンク13及びエアポン
プ15が供給する空気量の少なくとも一方を変更する。
これにより、現実に捕集されたパティキュレートはDP
F5の温度に応じた再生パターンで燃焼される。また、
加熱用稼働手段22は、同検出信号により、DPF5の
温度が設定値になるように再生用電気ヒータ6及びエア
タンク13を稼働させる。これにより、現実に捕集され
たパティキュレートはDPF5の温度が設定値に加熱さ
れてから単一の通常再生パターンで燃焼される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディーゼル機関の排気ガ
ス浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディーゼル機関の排気ガス浄化装
置として、例えば、実開平1−134717号公報開示
の排ガス後処理装置が知られている。この排ガス後処理
装置は、ディーゼル機関の排気通路上に取付けられ排気
ガス中のパティキュレートを捕集するディーゼルパティ
キュレートフィルタ(以下、DPFという。)と、この
DPFに当接された再生用電気ヒータと、DPFの上流
に設けられ、焼却気体制御弁を介して焼却用の空気を供
給するエアポンプ及びエアタンクと、DPFの上下流に
各々一対設けられた温度センサ及び圧力センサと、温度
センサ及び圧力センサからの検出信号により再生用電気
ヒータ、エアポンプ及びエアタンクを制御するコントロ
ーラとを備えたものである。
【0003】この排ガス後処理装置では、コントローラ
は、DPF上下流の差圧|Pi −P o |>Pαと、DP
Fの温度T≧Tαとを同時に満足する時点で再生制御に
移行する。これにより、コントローラは、排気ガスをバ
イパスさせ、再生用電気ヒータへの通電を行なうととも
に、焼却気体制御弁を切り替え制御することにより、パ
ティキュレートが着火するまでDPFに対してエアタン
クから所定正圧の空気のみを供給し、その上で上記エア
ポンプからの空気を供給する。こうして、この排ガス後
処理装置では、パティキュレートが適正な燃え方をする
よう再生作業する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記排ガス後
処理装置では、コントローラによる再生制御が単一の再
生パターンで行われるにすぎない。このため、かかる排
ガス後処理装置を搭載した車両が十分な期間運転された
直後であれば、DPFの温度が十分に高く、この状態か
らの再生作業は単一の再生パターンでも比較的容易であ
るが、同車両が例えば頻繁に停止されることにより、D
PFが冷却されやすい運転の仕方をされると、現実に再
生する際には単一の再生パターンで再生するに相応しく
ない必要以上のパティキュレートが既に捕集されている
可能性があり、燃え残しが多いことから再生率が低いと
ともに、燃焼が突発的に起きてDPFの溶損等を生じる
おそれがある。
【0005】特に、車両がフォークリフトである場合に
は、走行運転を主とするバスやトラック等と異なり、荷
役作業によっては極めて頻繁に停止が繰り返されるた
め、DPFが冷却されやすく、再生作業において十分に
再生されにくいとともに、DPFの溶損等の発生のおそ
れが大きい。本発明は、DPFが冷却されやすい運転の
仕方をした場合でも、再生作業において十分に再生可能
であるとともに、DPFの溶損等を生じることのないよ
うにすることを解決すべき課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)第1発明のディーゼル機関の排気ガス浄化装置
は、上記課題を解決するため、ディーゼル機関の排気通
路に配設され、排気ガス中のパティキュレートを捕集す
るDPFと、該DPFと当接され、該DPFに捕集され
た該パティキュレートを燃焼除去する再生用電気ヒータ
と、該DPFに該パティキュレートの燃焼を促す供給ガ
スを供給するガス供給手段と、該再生用電気ヒータの通
電時間及び該ガス供給手段が供給する供給ガス量を制御
する制御部と、をもつディーゼル機関の排気ガス浄化装
置において、前記排気通路には前記DPFの温度を検出
する検出手段を設け、前記制御部は、該検出手段の検出
信号により前記再生用電気ヒータの通電時間及び前記ガ
ス供給手段が供給する供給ガス量の少なくとも一方を変
更する再生パターン変更手段を備えるという新規な手段
を講じている。 (2)第2発明のディーゼル機関の排気ガス浄化装置
は、上記課題を解決するため、ディーゼル機関の排気通
路に配設され、排気ガス中のパティキュレートを捕集す
るDPFと、該DPFと当接され、該DPFに捕集され
た該パティキュレートを燃焼除去する再生用電気ヒータ
と、該DPFに該パティキュレートの燃焼を促す供給ガ
スを供給するガス供給手段と、該再生用電気ヒータの通
電時間及び該ガス供給手段が供給する供給ガス量を制御
する制御部と、をもつディーゼル機関の排気ガス浄化装
置において、前記排気通路には前記DPFの温度を検出
する検出手段を設け、前記制御部は、該検出手段の検出
信号により該DPFの温度が設定値になるように前記再
生用電気ヒータ及び前記ガス供給手段を稼働させる加熱
用稼働手段を備えるという新規な手段を講じている。
【0007】
【作用】
(1)第1発明の排気ガス浄化装置では、制御部の再生
パターン変更手段は、DPFの温度を検出する検出手段
の検出信号により、再生用電気ヒータの通電時間及びガ
ス供給手段が供給する供給ガス量の少なくとも一方を変
更する。これにより、かかる排気ガス浄化装置を搭載し
た車両が十分な期間運転された直後であれば、DPFの
温度が十分に高いため通常再生パターンで容易に再生作
業を行い、同車両が例えば頻繁に停止されることによ
り、DPFが冷却されやすい運転の仕方をされても、現
実に捕集されたパティキュレートはDPFの温度に応じ
た再生パターンで燃焼され、燃え残しが減ることから高
い再生率で再生されるとともに、突発的な燃焼が回避さ
れることからDPFの溶損等を生じない。 (2)第2発明の排気ガス浄化装置では、制御部の加熱
用稼働手段は、DPFの温度を検出する検出手段の検出
信号により、DPFの温度が設定値になるように再生用
電気ヒータ及びガス供給手段を稼働させる。これによ
り、かかる排気ガス浄化装置を搭載した車両が十分な期
間運転された直後であれば、DPFの温度が十分に高い
ため加熱用稼働手段によるDPFの加熱を経ることな
く、単一の通常再生パターンで容易に再生作業を行う。
そして、同車両が例えば頻繁に停止されることにより、
DPFが冷却されやすい運転の仕方をされても、現実に
捕集されたパティキュレートはDPFの温度が設定値に
加熱されてから同通常再生パターンで燃焼され、燃え残
しが減ることから高い再生率で再生されるとともに、突
発的な燃焼を回避することからDPFの溶損等を生じな
い。
【0008】
【実施例】
(実施例1)以下、第1発明を具体化した実施例1を比
較例とともに図面を参照しつつ説明する。この排気ガス
浄化装置は図示しないフォークリフトに装備されたもの
であり、図1に示すように、ディーゼル機関1と接続さ
れたエキゾーストマニホールド2にはエキゾーストパイ
プ3が接続され、このエキゾーストパイプ3にはジャケ
ット4が接続されている。このジャケット4内には、D
PF5と、このDPF5の上流側に対面する再生用電気
ヒータ6とが内装されている。
【0009】DPF5は、上流側及び下流側の端面がそ
れぞれ交互に閉塞されたハニカム担体にウォッシュコー
ト層を形成し、このウォッシュコート層に活性物質を担
持させたものである。このDPF5は、ジャケット2と
の間に膨張性セラミックマット7を介して保持されてい
る。再生用電気ヒータ6のヒータ線は、両端がリレー6
a及び配線コードを介して図示しない差し込みプラグに
接続されている。リレー6aは、制御部としてのコント
ローラ(ECU)8に接続されており、コントローラ8
の信号によりON・OFFされる。差し込みプラグは、
再生作業の際、外部電源たる100Vの家庭用電源のコ
ンセントに接続される。
【0010】ジャケット4の上下流には一対の圧力セン
サ9a、9bが装備されており、これら圧力センサ9
a、9bは前記コントローラ8に接続されて検出信号を
コントローラ8に送出するようになっている。また、ジ
ャケット4のDPF5近傍には本発明の検出手段として
の温度センサ10が装備されており、この温度センサ1
0も同コントローラ8に接続されて検出信号をコントロ
ーラ8に送出するようになっている。
【0011】エキゾーストパイプ3にはガス供給パイプ
11が連通されており、ガス供給パイプ11は、バルブ
12を介してエアタンク13に接続されているととも
に、バルブ14を介してエアポンプ15に接続されてい
る。バルブ12、14は前記コントローラ8に接続され
て開閉制御されるようになっており、エアポンプ15は
駆動軸がモータ16に接続されている。モータ16のリ
ード線は、リレー16a及び配線コードを介して前記差
し込みプラグに接続されている。リレー16aもコント
ローラ8に接続されており、コントローラ8の信号によ
りON・OFFされる。エアタンク13はエアポンプ1
5に接続され、与圧が供給されるようになっている。ガ
ス供給パイプ11、バルブ12、14、エアタンク1
3、エアポンプ15、モータ16及びリレー16aが本
発明のガス供給手段を構成している。
【0012】コントローラ8はマイクロコンピュータに
より主要部が構成されており、これは、圧力センサ9
a、9b及び温度センサ10の検出信号により、リレー
6a、16a、バルブ12、14が制御され、再生用電
気ヒータ6の通電時間とエアタンク13及びエアポンプ
15が供給する空気量とを変更する再生パターン変更手
段21と、第1〜3タイマとを少なくとももつ。
【0013】上記のように構成されたこの排気ガス浄化
装置では、フォークリフトの運転中、ディーゼル機関1
から排出された排気ガスがエキゾーストマニホールド2
からエキゾーストパイプ3を経てジャケット4内に導か
れる。ここで、排気ガスは再生用電気ヒータ6を通過
し、DPF5に至る。このとき、排気ガスはDPF5に
よってパティキュレートが捕集され、担持された活性物
質によってCO、HC等も無害化される。そして、浄化
された排気ガスは大気へ排出される。
【0014】この間、運転時間とほぼ比例してDPF5
がパティキュレートを捕集する。ここで、作業者が、そ
の日の荷役作業終了後、フォークリフトを車庫等の基地
まで運転し、ディーゼル機関1をアイドル運転させた状
態で差し込みプラグをコンセントに差し込み、図示しな
いスイッチをONする。これにより、この排気ガス浄化
装置では、コントローラ8が図2〜8に示すフローチャ
ートに従い再生制御を行う。
【0015】まず、図2において、ステップS1で前処
理として各部を初期状態に戻すとともに、圧力センサ9
a、9b及び温度センサ10から検出信号を入力する。
そして、ステップS2では、温度センサ10の検出信号
により、DPF5の温度Tを算出する。 〔通常再生パターン〕次いで、ステップS3では、DP
F5の温度Tが予め設定された設定値Tα(例えば、2
50℃)以上であるか否か判断する。ここで、YESで
あれば、DPF5は通常再生パターンで十分に着火・燃
焼可能であるため、ステップS4に進み、通常再生パタ
ーンで再生作業が行われる。
【0016】ステップS4では、再生フラグが立ってい
るか否かの判断をし、NOであれば、この時点でのパテ
ィキュレート堆積量算出を行なうべく、図8に示すパテ
ィキュレート堆積量算出ルーチンS60に進み、YES
であれば、図2のステップS5へ進む。図8のパティキ
ュレート堆積量算出ルーチンS60では、まず、ステッ
プS61で圧力センサ9a、9bの検出信号により流入
側圧力Pi と流出側圧力Po とから、圧力差|Pi −P
o |を算出する。次いで、ステップS61では、圧力差
|Pi −Po |が予め設定された設定値Pαを超えてい
るか否か判断する。ここで、YESであれば、再生作業
が必要なほどパティキュレートが堆積されているため、
図2のステップS5にリターンする。ここで、NOであ
れば、再生作業が未だ必要でないほどのパティキュレー
トしか堆積されていないため、図3のエンドに進む。
【0017】図2のステップS5では、リレー6aに焼
却指令を発し、再生用電気ヒータ6の通電をONする。
その後、ステップS6では第1タイマをプレヒート時間
tph0 にセットし、ステップS7においてプレヒート
時間tph0 の時間待ちを行なう。ステップS8に移行
すれば、第1タイマに新たにアフターヒート時間tah
o をセットし、第2タイマにエアポンプ駆動時間tap
o をセットし、第3タイマにタンクエア供給時間ttp
o をセットする。この後、ステップS9では、バルブ1
2をONし、エアタンク13内の着火用の空気をガス供
給パイプ11を介してDPF5に供給する。
【0018】図3のステップS10では、タンクエア供
給時間ttpo の時間待ちを行い、この間に一定量の空
気がDPF5に供給され、その雰囲気下でパティキュレ
ートの着火が行われる。ステップS11では、タンクエ
ア供給時間ttpo が経過したことより、バルブ12を
OFFしてエアタンク13からの空気供給を停止すると
ともに、バルブ14をONしつつリレー16aをONす
ることによりモータ16を介してエアポンプ15から燃
焼用の空気をガス供給パイプ11を介してDPF5に供
給する。ステップS12ではアフターヒート時間tah
o の時間待ちを行い、ステップS13では同時間経過後
に再生用電気ヒータ6の通電をOFFする。ステップS
14ではエアポンプ駆動時間tapo の時間待ちを行
い、ステップS15では同時間経過後にバルブ14をO
FFし、エアポンプ15からの空気供給を停止する。こ
の間に一定量の空気がDPF5に供給され、その雰囲気
下でパティキュレートの燃焼が行われる。なお、この
後、リレー16aは所定時間OFFされず、エアポンプ
15からエアタンク13に与圧が供給される。ステップ
S16では、再生フラグを降ろし、エンドとなる。
【0019】こうして、通常再生パターンでは、再生用
電気ヒータ6の総通電時間及びエアタンク13とエアポ
ンプ15とが供給する空気量を制御して、再生作業を終
了する。 〔中間温再生パターン〕図2のステップS3でNOとさ
れれば、図4のステップS21に進み、DPF5の温度
Tが予め設定された設定値Tβ(例えば、150℃)以
上であるか否か判断する。ここで、YESであれば、同
車両がやや頻繁に停止されることにより、DPF5がや
や冷却されており、DPF5は上記通常再生パターンで
は十分に着火・燃焼が不能であるため、ステップS22
に進み、中間温再生パターンで再生作業が行われる。
【0020】ステップS22では、再生フラグが立って
いるか否かの判断をし、NOであれば、この時点でのパ
ティキュレート堆積量算出を行なうべく、図8に示す前
記パティキュレート堆積量算出ルーチンS60に進み、
YESであれば、図4のステップS23へ進む。ステッ
プS23では、再生用電気ヒータ6の通電をONする。
その後、ステップS24では第1タイマをプレヒート時
間tph1 (tph0 <tph1 )にセットし、ステッ
プS25においてプレヒート時間tph1 の時間待ちを
行なう。ステップS26に移行すれば、第1タイマに新
たにアフターヒート時間tah1(tah0 <ta
1 )をセットし、第2タイマにエアポンプ駆動時間t
ap1(tap0 <tap1 )をセットし、第3タイマ
にタンクエア供給時間ttp1(ttp0 <ttp1
をセットする。この後、ステップS27では、エアタン
ク13内の着火用の空気をガス供給パイプ11を介して
DPF5に供給する。
【0021】図5のステップS28ではタンクエア供給
時間ttp1 の時間待ちを行なう。ステップS29で
は、タンクエア供給時間ttp1 が経過したことより、
エアタンク13からの空気供給を停止するとともに、エ
アポンプ15から燃焼用の空気をガス供給パイプ11を
介してDPF5に供給する。ステップS30ではアフタ
ーヒート時間tah1 の時間待ちを行い、ステップS3
1では同時間経過後に再生用電気ヒータ6の通電をOF
Fする。ステップS32ではエアポンプ駆動時間tap
1 の時間待ちを行い、ステップS33では同時間経過後
にエアポンプ15からの空気供給を停止する。なお、こ
の後、エアポンプ15からエアタンク13に与圧が供給
される。ステップS34では、再生フラグを降ろし、エ
ンドとなる。
【0022】こうして、中間温再生パターンでは、通常
再生パターンより、再生用電気ヒータ6の総通電時間及
びエアタンク13とエアポンプ15とが供給する空気量
を20%程度増加して、再生作業を終了する。 〔冷間温再生パターン〕図4のステップS21でNOと
されれば、図6のステップS41に進む。ここでは、同
車両がさらに頻繁に停止されることにより、DPF5が
さらに冷却されており、DPF5は上記中間温再生パタ
ーンにおいても十分に着火・燃焼が不能であるため、冷
間温再生パターンで再生作業が行われる。
【0023】ステップS41では、再生フラグが立って
いるか否かの判断をし、NOであれば、この時点でのパ
ティキュレート堆積量算出を行なうべく、図8に示す前
記パティキュレート堆積量算出ルーチンS60に進み、
YESであれば、図6のステップS42へ進む。ステッ
プS42では、再生用電気ヒータ6の通電をONする。
その後、ステップS43では第1タイマをプレヒート時
間tph2 (tph1 <tph2 )にセットし、ステッ
プS44においてプレヒート時間tph2 の時間待ちを
行なう。ステップS45に移行すれば、第1タイマに新
たにアフターヒート時間tah2(tah1 <ta
2 )をセットし、第2タイマにエアポンプ駆動時間t
ap2(tap1 <tap2 )をセットし、第3タイマ
にタンクエア供給時間ttp2(ttp1 <ttp2
をセットする。この後、ステップS46では、エアタン
ク13内の着火用の空気をガス供給パイプ11を介して
DPF5に供給する。
【0024】図7のステップS47ではタンクエア供給
時間ttp2 の時間待ちを行なう。ステップS48で
は、タンクエア供給時間ttp2 が経過したことより、
エアタンク13からの空気供給を停止するとともに、エ
アポンプ15から燃焼用の空気をガス供給パイプ11を
介してDPF5に供給する。ステップS49ではアフタ
ーヒート時間tah2 の時間待ちを行い、ステップS5
0では同時間経過後に再生用電気ヒータ6の通電をOF
Fする。ステップS51ではエアポンプ駆動時間tap
2 の時間待ちを行い、ステップS52では同時間経過後
にエアポンプ15からの空気供給を停止する。なお、こ
の後、エアポンプ15からエアタンク13に与圧が供給
される。ステップS53では、再生フラグを降ろし、図
3のエンドに進む。
【0025】こうして、冷間温再生パターンでは、通常
再生パターンより、再生用電気ヒータ6の総通電時間及
びエアタンク13とエアポンプ15とが供給する空気量
を40%程度増加して、再生作業を終了する。したがっ
て、この排気ガス浄化装置は、DPF5の温度に応じた
通常再生パターン、中間温再生パターン及び冷間温再生
パターンにより現実に捕集されたパティキュレートが燃
焼され、燃え残しが減ることから高い再生率で再生され
るとともに、突発的な燃焼が回避されることからDPF
の溶損等を生じない。
【0026】また、この排気ガス浄化装置では、再生用
電気ヒータ6が外部電源により通電されるものであるた
め、これによる消費電力が搭載バッテリ等の内部電源の
容量の負担にならない。なお、この排気ガス浄化装置で
は、再生用電気ヒータ6の通電時間及びエアタンク13
とエアポンプ15とが供給する空気量の双方を制御して
いるが、いづれか一方の制御によっても相応の効果を奏
することができる。 (実施例2)以下、第2発明を具体化した実施例2を比
較例とともに図面を参照しつつ説明する。
【0027】この排気ガス浄化装置も図示しないフォー
クリフトに装備されたものであり、図1に示す実施例1
のものとは、コントローラ8のみが異なる。このコント
ローラ8は、再生パターン変更手段21をもたず、温度
センサ10の検出信号により、DPF5の温度が設定値
Tαになるように再生用電気ヒータ6及びエアタンク1
3及びエアポンプ15を稼働させる加熱用稼働手段22
を備える。
【0028】上記のように構成されたこの排気ガス浄化
装置では、コントローラ8が図9〜11に示すフローチ
ャートに従い再生制御を行う。まず、図9において、ス
テップS71で前処理として各部を初期状態に戻すとと
もに、圧力センサ9a、9b及び温度センサ10から検
出信号を入力する。そして、ステップS72では、温度
センサ10の検出信号により、DPF5の温度Tを算出
する。
【0029】次いで、ステップS73では、DPF5の
温度Tが予め設定された設定値Tα以上であるか否か判
断する。ここで、NOであれば、同車両が頻繁に停止さ
れることにより、DPF5が冷却されており、DPF5
は単一の通常再生パターンでは十分に着火・燃焼が不能
であるため、通常再生パターンに先立って、加熱用稼働
パターンが実行される。 〔加熱用稼働パターン〕ステップS73でNOであれ
ば、図11のステップ90に進む。ステップS90では
第1、2タイマを加熱用プレヒート時間t0 にセット
し、ステップS91では、再生用電気ヒータ6の通電を
ONするとともに、エアタンク13内の空気を供給させ
る。ステップS92では加熱用プレヒート時間t0 の時
間待ちを行ない、ステップS93では、加熱用プレヒー
ト時間t0 が経過したことより、再生用電気ヒータ6の
通電をOFFするとともに、エアタンク13内の空気供
給を停止する。この後、図9のステップS71の前にリ
ターンする。
【0030】再び、ステップS71において前処理さ
れ、かつ圧力センサ9a、9b及び温度センサ10から
検出信号が入力される。そして、ステップS72におい
て、温度センサ10の検出信号により、DPF5の温度
Tが算出される。 〔通常再生パターン〕この後、ステップS73でYES
であれば、DPF5は通常再生パターンで十分に着火・
燃焼可能であるため、ステップS74に進み、通常再生
パターンで再生作業が行われる。
【0031】ステップS74では、再生フラグが立って
いるか否かの判断をし、NOであれば、この時点でのパ
ティキュレート堆積量算出を行なうべく、図8に示す前
記パティキュレート堆積量算出ルーチンS60に進み、
YESであれば、図9のステップS75へ進む。ステッ
プS75では再生用電気ヒータ6の通電をONする。ス
テップS76では第1タイマをプレヒート時間tph0
にセットし、ステップS77においてプレヒート時間t
ph0 の時間待ちを行なう。ステップS78に移行すれ
ば、第1タイマに新たにアフターヒート時間taho
セットし、第2タイマにエアポンプ駆動時間tapo
セットし、第3タイマにタンクエア供給時間ttpo
セットする。ステップS79ではエアタンク13内の着
火用の空気をガス供給パイプ11を介してDPF5に供
給する。
【0032】図10のステップS80では、タンクエア
供給時間ttpo の時間待ちを行なう。ステップS81
では、タンクエア供給時間ttpo が経過したことよ
り、エアタンク13からの空気供給を停止するととも
に、エアポンプ15から燃焼用の空気をガス供給パイプ
11を介してDPF5に供給する。ステップS82では
アフターヒート時間taho の時間待ちを行い、ステッ
プS83では同時間経過後に再生用電気ヒータ6の通電
をOFFする。ステップS84ではエアポンプ駆動時間
tapo の時間待ちを行い、ステップS85では同時間
経過後にエアポンプ15からの空気供給を停止する。な
お、この後、エアポンプ15からエアタンク13に与圧
が供給される。ステップS86では、再生フラグを降ろ
し、エンドとなる。
【0033】こうして、この排気ガス浄化装置は、DP
F5の温度を設定値に加熱した後、通常再生パターンに
より現実に捕集されたパティキュレートを燃焼し、再生
作業を終了する。したがって、この排気ガス浄化装置に
おいても、実施例1と同様の効果を奏することができ
る。なお、実施例1、2の排気ガス浄化装置ではディー
ゼル機関1をアイドル運転しつつ再生作業を行ったが、
エアタンク13又はエアポンプ15の予備運転中に圧力
差|Pi −Po |の検出・算出を行い、再生作業の際に
ディーゼル機関1を停止すれば、排気ガスとともに燃焼
用の空気を供給する実施例1、2と比較してより好適に
パティキュレートの燃焼が可能になるとともに、前記公
報記載のもののように排気ガスを迂回して放出すること
はないため環境を好適に維持することができる。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のディ−ゼ
ル機関の排気ガス浄化装置では、再生作業時のDPFの
温度にかかわらず好適な再生作業が可能であるため、D
PFが冷却されやすい運転の仕方をした場合でも、DP
Fの溶損等を生じることがない。
【0035】したがって、この排気ガス浄化装置をディ
ーゼル機関に接続すれば、再生作業によって確実に長期
間の使用が可能となり、優れた実用的価値を得ることが
できる。特に、車両がフォークリフトである場合には、
荷役作業によっては極めて頻繁に停止が繰り返されるた
め、本発明のディ−ゼル機関の排気ガス浄化装置を採用
することにより、極めて優れた効果を発揮することがで
きる。
【0036】また、頻繁に停止されるフォークリフトに
おいて、再生用電気ヒータとして外部電源により通電さ
れるものを採用すれば、これによる消費電力が搭載バッ
テリ等の内部電源の容量の負担にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1、2の排気ガス浄化装置に係る全体模
式構成図である。
【図2】実施例1の排気ガス浄化装置に係るコントロー
ラのフローチャートである。
【図3】実施例1の排気ガス浄化装置に係るコントロー
ラのフローチャートである。
【図4】実施例1の排気ガス浄化装置に係るコントロー
ラのフローチャートである。
【図5】実施例1の排気ガス浄化装置に係るコントロー
ラのフローチャートである。
【図6】実施例1の排気ガス浄化装置に係るコントロー
ラのフローチャートである。
【図7】実施例1の排気ガス浄化装置に係るコントロー
ラのフローチャートである。
【図8】実施例1の排気ガス浄化装置に係るコントロー
ラのフローチャートである。
【図9】実施例2の排気ガス浄化装置に係るコントロー
ラのフローチャートである。
【図10】実施例2の排気ガス浄化装置に係るコントロ
ーラのフローチャートである。
【図11】実施例2の排気ガス浄化装置に係るコントロ
ーラのフローチャートである。
【符号の説明】
1…ディーゼル機関 3…エキゾースト
パイプ(排気通路) 5…DPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ) 6…再生用電気ヒータ 13…エアタンク 1
5…エアポンプ 8…コントローラ(制御部) 10…温度センサ
(検出手段) 21…再生パターン変更手段 22…加熱用稼働
手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディーゼル機関の排気通路に配設され、排
    気ガス中のパティキュレートを捕集するディーゼルパテ
    ィキュレートフィルタと、該ディーゼルパティキュレー
    トフィルタと当接され、該ディーゼルパティキュレート
    フィルタに捕集された該パティキュレートを燃焼除去す
    る再生用電気ヒータと、該ディーゼルパティキュレート
    フィルタに該パティキュレートの燃焼を促す供給ガスを
    供給するガス供給手段と、該再生用電気ヒータの通電時
    間及び該ガス供給手段が供給する供給ガス量を制御する
    制御部と、をもつディーゼル機関の排気ガス浄化装置に
    おいて、 前記排気通路には前記ディーゼルパティキュレートフィ
    ルタの温度を検出する検出手段を設け、前記制御部は、
    該検出手段の検出信号により前記再生用電気ヒータの通
    電時間及び前記ガス供給手段が供給する供給ガス量の少
    なくとも一方を変更する再生パターン変更手段を備えた
    ことを特徴とするディーゼル機関の排気ガス浄化装置。
  2. 【請求項2】ディーゼル機関の排気通路に配設され、排
    気ガス中のパティキュレートを捕集するディーゼルパテ
    ィキュレートフィルタと、該ディーゼルパティキュレー
    トフィルタと当接され、該ディーゼルパティキュレート
    フィルタに捕集された該パティキュレートを燃焼除去す
    る再生用電気ヒータと、該ディーゼルパティキュレート
    フィルタに該パティキュレートの燃焼を促す供給ガスを
    供給するガス供給手段と、該再生用電気ヒータの通電時
    間及び該ガス供給手段が供給する供給ガス量を制御する
    制御部と、をもつディーゼル機関の排気ガス浄化装置に
    おいて、 前記排気通路には前記ディーゼルパティキュレートフィ
    ルタの温度を検出する検出手段を設け、前記制御部は、
    該検出手段の検出信号により該ディーゼルパティキュレ
    ートフィルタの温度が設定値になるように前記再生用電
    気ヒータ及び前記ガス供給手段を稼働させる加熱用稼働
    手段を備えたことを特徴とするディーゼル機関の排気ガ
    ス浄化装置。
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