JPH0719029A - ディーゼル機関の排気ガス浄化装置 - Google Patents
ディーゼル機関の排気ガス浄化装置Info
- Publication number
- JPH0719029A JPH0719029A JP5161394A JP16139493A JPH0719029A JP H0719029 A JPH0719029 A JP H0719029A JP 5161394 A JP5161394 A JP 5161394A JP 16139493 A JP16139493 A JP 16139493A JP H0719029 A JPH0719029 A JP H0719029A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- regeneration
- exhaust gas
- air
- current temperature
- energization
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
Landscapes
- Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】クラックを生じさせることなく排気ガス中のパ
ティキュレートを捕集するフィルタ(DPF)を再生す
る。 【構成】再生終了時のDPF5の現在温度を検出する温
度センサ20を設け、コントローラ(ECU)11の空
冷手段は、再生終了時に再生用電気ヒータ6への通電を
停止し、再生終了時から現在温度が熱衝撃クラック発生
下限を下回るまでの間はエアポンプ14の駆動を継続す
る。
ティキュレートを捕集するフィルタ(DPF)を再生す
る。 【構成】再生終了時のDPF5の現在温度を検出する温
度センサ20を設け、コントローラ(ECU)11の空
冷手段は、再生終了時に再生用電気ヒータ6への通電を
停止し、再生終了時から現在温度が熱衝撃クラック発生
下限を下回るまでの間はエアポンプ14の駆動を継続す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディーゼル機関の排気ガ
ス浄化装置に関する。
ス浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディーゼル機関の排気ガス浄化装
置として、例えば、特開平4−259620号公報開示
のものが知られている。この排気ガス浄化装置は、ディ
ーゼル機関の排気通路に配設され、排気ガス中のパティ
キュレートを捕集するフィルタ(以下、DPFとい
う。)と、このDPFの下流側に当接され、DPFに捕
集されたパティキュレートを燃焼除去する再生用電気ヒ
ータと、DPFの下流に設けられ、開閉弁を介して焼却
用の空気を供給する給気手段としてのエアポンプと、一
定電力供給手段等とを備えたものである。
置として、例えば、特開平4−259620号公報開示
のものが知られている。この排気ガス浄化装置は、ディ
ーゼル機関の排気通路に配設され、排気ガス中のパティ
キュレートを捕集するフィルタ(以下、DPFとい
う。)と、このDPFの下流側に当接され、DPFに捕
集されたパティキュレートを燃焼除去する再生用電気ヒ
ータと、DPFの下流に設けられ、開閉弁を介して焼却
用の空気を供給する給気手段としてのエアポンプと、一
定電力供給手段等とを備えたものである。
【0003】この排気ガス浄化装置では、捕集したパテ
ィキュレートによりDPFが目詰まりを生じれば、DP
Fのパティキュレートを燃焼除去すべく、排気ガスをD
PFからバイパスするとともに、再生用電気ヒータに通
電し、またエアポンプから焼却用の空気を供給し、もっ
てDPFを再生処理する。このとき、一定電力供給手段
等がデューティ制御によってバッテリからの再生用電気
ヒータ及び/又はエアポンプへの供給電力を一定化する
ため、実際のバッテリ電圧の変動とは無関係に再生用電
気ヒータの発熱量や空気吐出量が一定にされる。この結
果、DPFの再生状態の変動が小さくされ、これにより
再生効率が最大限に高められる。
ィキュレートによりDPFが目詰まりを生じれば、DP
Fのパティキュレートを燃焼除去すべく、排気ガスをD
PFからバイパスするとともに、再生用電気ヒータに通
電し、またエアポンプから焼却用の空気を供給し、もっ
てDPFを再生処理する。このとき、一定電力供給手段
等がデューティ制御によってバッテリからの再生用電気
ヒータ及び/又はエアポンプへの供給電力を一定化する
ため、実際のバッテリ電圧の変動とは無関係に再生用電
気ヒータの発熱量や空気吐出量が一定にされる。この結
果、DPFの再生状態の変動が小さくされ、これにより
再生効率が最大限に高められる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、再生直後のD
PFはパティキュレート燃焼温度である700〜900
℃に達しており、この状態でDPFに排気ガスを再導入
すれば、排気ガスがアイドル状態において100℃以下
であるため、600℃以上の温度差(Δt)がDPFの
熱衝撃となって生じ、一般に熱衝撃クラック発生下限が
Δt=550℃であるDPFにクラックを生じるおそれ
がある。
PFはパティキュレート燃焼温度である700〜900
℃に達しており、この状態でDPFに排気ガスを再導入
すれば、排気ガスがアイドル状態において100℃以下
であるため、600℃以上の温度差(Δt)がDPFの
熱衝撃となって生じ、一般に熱衝撃クラック発生下限が
Δt=550℃であるDPFにクラックを生じるおそれ
がある。
【0005】本発明は、クラックを生じさせることなく
DPFを再生することを解決すべき課題とする。
DPFを再生することを解決すべき課題とする。
【0006】
(1)本発明のディーゼル機関の排気ガス浄化装置は、
上記課題を解決するため、ディーゼル機関の排気通路に
配設され、排気ガス中のパティキュレートを捕集するD
PFと、該DPFと当接され、該DPFに捕集された該
パティキュレートを燃焼除去する再生用電気ヒータと、
該DPFに該パティキュレートの燃焼を促す空気を供給
する給気手段と、該再生用電気ヒータの通電時間及び該
給気手段が供給する空気量を制御する制御部と、をもつ
ディーゼル機関の排気ガス浄化装置において、再生終了
時の前記DPFの現在温度を検出する温度検出手段を設
け、前記制御部は、再生終了時に前記再生用電気ヒータ
への通電を停止し、再生終了時から該現在温度が熱衝撃
クラック発生下限を下回るまでの間は前記給気手段の駆
動を継続する空冷手段を備えたという新規な手段を講じ
ている。
上記課題を解決するため、ディーゼル機関の排気通路に
配設され、排気ガス中のパティキュレートを捕集するD
PFと、該DPFと当接され、該DPFに捕集された該
パティキュレートを燃焼除去する再生用電気ヒータと、
該DPFに該パティキュレートの燃焼を促す空気を供給
する給気手段と、該再生用電気ヒータの通電時間及び該
給気手段が供給する空気量を制御する制御部と、をもつ
ディーゼル機関の排気ガス浄化装置において、再生終了
時の前記DPFの現在温度を検出する温度検出手段を設
け、前記制御部は、再生終了時に前記再生用電気ヒータ
への通電を停止し、再生終了時から該現在温度が熱衝撃
クラック発生下限を下回るまでの間は前記給気手段の駆
動を継続する空冷手段を備えたという新規な手段を講じ
ている。
【0007】(2)本発明のディーゼル機関の排気ガス
浄化装置では、空冷手段は、温度検出手段の信号により
フィルタの現在温度を検出する現在温度検出手段と、タ
イマにより再生終了を判断する再生終了判断手段と、再
生終了判断手段の信号により再生用電気ヒータへの通電
を停止するヒータ通電停止手段と、ヒータ通電停止手段
の信号を入力し、現在温度検出手段の信号により現在温
度がフィルタの熱衝撃クラック発生下限を下回ったか否
かを判断する空冷状態判断手段と、空冷状態判断手段の
信号により給気手段への通電を停止する給気通電停止手
段とからなることができる。
浄化装置では、空冷手段は、温度検出手段の信号により
フィルタの現在温度を検出する現在温度検出手段と、タ
イマにより再生終了を判断する再生終了判断手段と、再
生終了判断手段の信号により再生用電気ヒータへの通電
を停止するヒータ通電停止手段と、ヒータ通電停止手段
の信号を入力し、現在温度検出手段の信号により現在温
度がフィルタの熱衝撃クラック発生下限を下回ったか否
かを判断する空冷状態判断手段と、空冷状態判断手段の
信号により給気手段への通電を停止する給気通電停止手
段とからなることができる。
【0008】
(1)本発明の排気ガス浄化装置では、制御部の空冷手
段が再生終了時に再生用電気ヒータへの通電を停止す
る。そして、温度検出手段が再生終了時のDPFの現在
温度を検出し、再生終了時から現在温度が熱衝撃クラッ
ク発生下限を下回るまでの間は給気手段の駆動を継続す
る。このとき、給気手段によりDPFに供給される空気
は再生終了後の再生用電気ヒータの温度低下に伴って低
下していくため、DPFはかかる空気によって熱衝撃を
受けることはない。
段が再生終了時に再生用電気ヒータへの通電を停止す
る。そして、温度検出手段が再生終了時のDPFの現在
温度を検出し、再生終了時から現在温度が熱衝撃クラッ
ク発生下限を下回るまでの間は給気手段の駆動を継続す
る。このとき、給気手段によりDPFに供給される空気
は再生終了後の再生用電気ヒータの温度低下に伴って低
下していくため、DPFはかかる空気によって熱衝撃を
受けることはない。
【0009】このため、DPFへの排気ガスの再導入が
再生終了時から遅延され、排気ガスの再導入の際には、
DPFは十分に空冷されて現在温度が熱衝撃クラック発
生下限を下回っており、排気ガスがアイドル状態におい
て100℃以下であっても、DPFにはほとんど熱衝撃
が生じない。 (2)請求項2記載の構成を採用すれば、現在温度検出
手段が温度検出手段の信号によりフィルタの現在温度を
検出する。また、再生終了判断手段はタイマにより再生
終了を判断し、ヒータ通電停止手段が再生終了判断手段
の信号により再生用電気ヒータへの通電を停止する。こ
のとき、給気手段はまだ駆動されている。そして、空冷
状態判断手段は、ヒータ通電停止手段の信号を入力し、
現在温度検出手段の信号により現在温度がフィルタの熱
衝撃クラック発生下限を下回ったか否かを判断し、給気
通電停止手段は空冷状態判断手段の信号により給気手段
への通電を停止する。
再生終了時から遅延され、排気ガスの再導入の際には、
DPFは十分に空冷されて現在温度が熱衝撃クラック発
生下限を下回っており、排気ガスがアイドル状態におい
て100℃以下であっても、DPFにはほとんど熱衝撃
が生じない。 (2)請求項2記載の構成を採用すれば、現在温度検出
手段が温度検出手段の信号によりフィルタの現在温度を
検出する。また、再生終了判断手段はタイマにより再生
終了を判断し、ヒータ通電停止手段が再生終了判断手段
の信号により再生用電気ヒータへの通電を停止する。こ
のとき、給気手段はまだ駆動されている。そして、空冷
状態判断手段は、ヒータ通電停止手段の信号を入力し、
現在温度検出手段の信号により現在温度がフィルタの熱
衝撃クラック発生下限を下回ったか否かを判断し、給気
通電停止手段は空冷状態判断手段の信号により給気手段
への通電を停止する。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図面を参
照しつつ説明する。この排気ガス浄化装置は図示しない
フォークリフトに装備されたものであり、図1に示すよ
うに、ディーゼル機関1と接続されたエキゾーストマニ
ホールド2にはエキゾーストパイプ3が接続され、この
エキゾーストパイプ3にはジャケット4が接続されてい
る。このジャケット4内には、DPF5と、このDPF
5の上流側に対面する再生用電気ヒータ6とが内装され
ている。
照しつつ説明する。この排気ガス浄化装置は図示しない
フォークリフトに装備されたものであり、図1に示すよ
うに、ディーゼル機関1と接続されたエキゾーストマニ
ホールド2にはエキゾーストパイプ3が接続され、この
エキゾーストパイプ3にはジャケット4が接続されてい
る。このジャケット4内には、DPF5と、このDPF
5の上流側に対面する再生用電気ヒータ6とが内装され
ている。
【0011】DPF5は、上流側及び下流側の端面がそ
れぞれ交互に閉塞された多孔質コージライト製ハニカム
担体である。このDPF5は、ジャケット4との間に図
示しない膨張性セラミックマットを介して保持されてい
る。再生用電気ヒータ6のヒータ線はSITリレー7に
接続され、SITリレー7はメカリレー8に接続され、
メカリレー8はコネクタ9を介してAC200Vの外部
電源10に接続可能になされている。また、SITリレ
ー7及びメカリレー8は制御部としてのコントローラ
(ECU)11に接続され、コントローラ11の信号に
より制御されるようになされている。
れぞれ交互に閉塞された多孔質コージライト製ハニカム
担体である。このDPF5は、ジャケット4との間に図
示しない膨張性セラミックマットを介して保持されてい
る。再生用電気ヒータ6のヒータ線はSITリレー7に
接続され、SITリレー7はメカリレー8に接続され、
メカリレー8はコネクタ9を介してAC200Vの外部
電源10に接続可能になされている。また、SITリレ
ー7及びメカリレー8は制御部としてのコントローラ
(ECU)11に接続され、コントローラ11の信号に
より制御されるようになされている。
【0012】エキゾーストパイプ3には給気パイプ12
が接続されており、給気パイプ12は電磁弁13を介し
て他端が大気に開放されたエアポンプ14に接続されて
いる。エアポンプ14はFET15に接続されている。
電磁弁13及びFET15もメカリレー8に接続され、
コントローラ11に接続されてコントローラ11の信号
により制御されるようになされている。
が接続されており、給気パイプ12は電磁弁13を介し
て他端が大気に開放されたエアポンプ14に接続されて
いる。エアポンプ14はFET15に接続されている。
電磁弁13及びFET15もメカリレー8に接続され、
コントローラ11に接続されてコントローラ11の信号
により制御されるようになされている。
【0013】また、ディーゼル機関1には回転数センサ
16が装備され、ジャケット4の上下流には、圧力セン
サ17、18と、温度検出手段としての温度センサ1
9、20とが装備されている。これら回転数センサ1
6、圧力センサ17、18及び温度センサ19、20も
前記コントローラ11に接続されており、それぞれ検出
信号をコントローラ11に送出するようになされてい
る。
16が装備され、ジャケット4の上下流には、圧力セン
サ17、18と、温度検出手段としての温度センサ1
9、20とが装備されている。これら回転数センサ1
6、圧力センサ17、18及び温度センサ19、20も
前記コントローラ11に接続されており、それぞれ検出
信号をコントローラ11に送出するようになされてい
る。
【0014】運転席側には再生スイッチ21と捕集量レ
ベルランプ22とが設けられており、これら再生スイッ
チ21と捕集量レベルランプ22とは前記コントローラ
11に接続されており、それぞれ検出信号をコントロー
ラ11に送出するようになされている。コントローラ1
1はI/O内蔵マイクロコンピュータにより主要部が構
成されており、これは、図2にブロック図を示すよう
に、下流側温度センサ20の信号によりDPF5の現在
温度tを検出する現在温度検出手段31と、タイマ32
により再生終了を判断する再生終了判断手段33と、再
生終了判断手段33の信号により再生用電気ヒータ6へ
の通電を停止するヒータ通電停止手段34と、ヒータ通
電停止手段34の信号を入力し、現在温度検出手段31
の信号により現在温度tがDPF5の熱衝撃クラック発
生下限(Δt=550℃)未満である400℃を下回っ
たか否かを判断する空冷状態判断手段35と、空冷状態
判断手段35の信号によりエアポンプ14への通電を停
止する給気通電停止手段36とからなる空冷手段30を
備えている。
ベルランプ22とが設けられており、これら再生スイッ
チ21と捕集量レベルランプ22とは前記コントローラ
11に接続されており、それぞれ検出信号をコントロー
ラ11に送出するようになされている。コントローラ1
1はI/O内蔵マイクロコンピュータにより主要部が構
成されており、これは、図2にブロック図を示すよう
に、下流側温度センサ20の信号によりDPF5の現在
温度tを検出する現在温度検出手段31と、タイマ32
により再生終了を判断する再生終了判断手段33と、再
生終了判断手段33の信号により再生用電気ヒータ6へ
の通電を停止するヒータ通電停止手段34と、ヒータ通
電停止手段34の信号を入力し、現在温度検出手段31
の信号により現在温度tがDPF5の熱衝撃クラック発
生下限(Δt=550℃)未満である400℃を下回っ
たか否かを判断する空冷状態判断手段35と、空冷状態
判断手段35の信号によりエアポンプ14への通電を停
止する給気通電停止手段36とからなる空冷手段30を
備えている。
【0015】上記のように構成されたこの排気ガス浄化
装置では、フォークリフトの運転中、ディーゼル機関1
から排出された排気ガスがエキゾーストマニホールド2
からエキゾーストパイプ3を経てジャケット4内に導か
れる。ここで、排気ガスは再生用電気ヒータ6を通過
し、DPF5に至る。このとき、排気ガスはDPF5に
よってパティキュレートが捕集される。そして、浄化さ
れた排気ガスは大気へ排出される。この間、運転時間と
ほぼ比例してDPF5がパティキュレートを捕集する。
装置では、フォークリフトの運転中、ディーゼル機関1
から排出された排気ガスがエキゾーストマニホールド2
からエキゾーストパイプ3を経てジャケット4内に導か
れる。ここで、排気ガスは再生用電気ヒータ6を通過
し、DPF5に至る。このとき、排気ガスはDPF5に
よってパティキュレートが捕集される。そして、浄化さ
れた排気ガスは大気へ排出される。この間、運転時間と
ほぼ比例してDPF5がパティキュレートを捕集する。
【0016】かかるフォークリフトの運転中、この排気
ガス浄化装置では、コントローラ11が回転数センサ1
6、圧力センサ17、18及び温度センサ19、20の
検出信号に基づきDPF5の捕集量を算出し、捕集量レ
ベルランプ22を3段階で点灯させる。作業者は、捕集
量レベルランプ22の再生必要警告を確認すれば、荷役
作業終了後、フォークリフトを車庫等の基地まで運転
し、ディーゼル機関1を停止し、コネクタ9を接続す
る。
ガス浄化装置では、コントローラ11が回転数センサ1
6、圧力センサ17、18及び温度センサ19、20の
検出信号に基づきDPF5の捕集量を算出し、捕集量レ
ベルランプ22を3段階で点灯させる。作業者は、捕集
量レベルランプ22の再生必要警告を確認すれば、荷役
作業終了後、フォークリフトを車庫等の基地まで運転
し、ディーゼル機関1を停止し、コネクタ9を接続す
る。
【0017】そして、作業者が再生スイッチ21をON
すれば、コントローラ11は図3に示すフローチャート
に従い再生制御を行う。まず、ステップS100ではタ
イマ32をT=0からスタートさせ、ステップS101
ではメカリレー8及びSITリレー7を介して再生用電
気ヒータ6に通電を開始するとともに、メカリレー8及
びFET15を介してエアポンプ14に通電を開始す
る。ステップS102では、T>T1 (40分間)か否
か判断し、NOであればステップS101に戻り、YE
SであればステップS103に進む。ステップS103
では、低温用EEPROMの入力値UR、中温用EEP
ROMの入力値R、高温用EEPROMの入力値ERを
それぞれ0にセットする。ステップS104では、下流
側温度センサ20は2〜3分間の平衡状態が得られるた
め、温度センサ20の信号によりDPF5の現在温度t
を検出する。ステップS105では、現在温度tが60
0℃未満か否か判断し、NOであればステップS106
に進み、YESであればステップS107に進む。ステ
ップS106では、現在温度tが900℃を超えている
か否か判断し、NOであればステップS108に進み、
YESであればステップS109に進む。
すれば、コントローラ11は図3に示すフローチャート
に従い再生制御を行う。まず、ステップS100ではタ
イマ32をT=0からスタートさせ、ステップS101
ではメカリレー8及びSITリレー7を介して再生用電
気ヒータ6に通電を開始するとともに、メカリレー8及
びFET15を介してエアポンプ14に通電を開始す
る。ステップS102では、T>T1 (40分間)か否
か判断し、NOであればステップS101に戻り、YE
SであればステップS103に進む。ステップS103
では、低温用EEPROMの入力値UR、中温用EEP
ROMの入力値R、高温用EEPROMの入力値ERを
それぞれ0にセットする。ステップS104では、下流
側温度センサ20は2〜3分間の平衡状態が得られるた
め、温度センサ20の信号によりDPF5の現在温度t
を検出する。ステップS105では、現在温度tが60
0℃未満か否か判断し、NOであればステップS106
に進み、YESであればステップS107に進む。ステ
ップS106では、現在温度tが900℃を超えている
か否か判断し、NOであればステップS108に進み、
YESであればステップS109に進む。
【0018】ステップS107では、DPF5の現在温
度tが600℃未満であるため、再生用電気ヒータ6へ
の通電量及びエアポンプ14への通電量が適正値より小
さく、燃え残りが生じるおそれがあると判断し、URを
UR+1にインクリメントし、ステップS110に進
む。ステップS108では、DPF5の現在温度tが6
00℃以上かつ900℃未満であるため、再生用電気ヒ
ータ6への通電量及びエアポンプ14への通電量が適正
値であると判断し、RをR+1にインクリメントし、ス
テップS110に進む。ステップS109では、DPF
5の現在温度tが900℃を超えているため、再生用電
気ヒータ6への通電量及びエアポンプ14への通電量が
適正値より大きく、溶損が生じるおそれがあると判断
し、ERをER+1にインクリメントし、ステップS1
10に進む。
度tが600℃未満であるため、再生用電気ヒータ6へ
の通電量及びエアポンプ14への通電量が適正値より小
さく、燃え残りが生じるおそれがあると判断し、URを
UR+1にインクリメントし、ステップS110に進
む。ステップS108では、DPF5の現在温度tが6
00℃以上かつ900℃未満であるため、再生用電気ヒ
ータ6への通電量及びエアポンプ14への通電量が適正
値であると判断し、RをR+1にインクリメントし、ス
テップS110に進む。ステップS109では、DPF
5の現在温度tが900℃を超えているため、再生用電
気ヒータ6への通電量及びエアポンプ14への通電量が
適正値より大きく、溶損が生じるおそれがあると判断
し、ERをER+1にインクリメントし、ステップS1
10に進む。
【0019】ここで、本発明の最も特徴的な作用とし
て、ステップS110では、T=T2(45分間)か否
か判断し、NOであればステップS104に戻り、YE
SであればステップS111に進む。ステップS111
では、DPF5の再生が終了しているため、再生用電気
ヒータ6への通電を停止する。このとき、エアポンプ1
4はまだ駆動されている。このとき、エアポンプ14に
よりDPF5に供給される空気は再生終了後の再生用電
気ヒータ6の温度低下に伴って低下していくため、DP
F5はかかる空気によって熱衝撃を受けることはない。
そして、ステップS112において、現在温度tが40
0℃未満になるまで待ち、現在温度tが400℃未満に
なれば、ステップS113に進む。ステップS113で
は、現在温度tがフィルタの熱衝撃クラック発生下限
(Δt=550℃)を下回っているため、エアポンプ1
4への通電を停止する。この後、コントローラ11は図
示しないスタータリレーを復帰させる。
て、ステップS110では、T=T2(45分間)か否
か判断し、NOであればステップS104に戻り、YE
SであればステップS111に進む。ステップS111
では、DPF5の再生が終了しているため、再生用電気
ヒータ6への通電を停止する。このとき、エアポンプ1
4はまだ駆動されている。このとき、エアポンプ14に
よりDPF5に供給される空気は再生終了後の再生用電
気ヒータ6の温度低下に伴って低下していくため、DP
F5はかかる空気によって熱衝撃を受けることはない。
そして、ステップS112において、現在温度tが40
0℃未満になるまで待ち、現在温度tが400℃未満に
なれば、ステップS113に進む。ステップS113で
は、現在温度tがフィルタの熱衝撃クラック発生下限
(Δt=550℃)を下回っているため、エアポンプ1
4への通電を停止する。この後、コントローラ11は図
示しないスタータリレーを復帰させる。
【0020】こうして、この排気ガス浄化装置では再生
処理が終了し、作業者がディーゼル機関1を再運転する
ことが可能となる。この状態で、DPF5にアイドル状
態の100℃以下の排気ガスが再導入されても、DPF
5は十分に空冷されて現在温度tが熱衝撃クラック発生
下限(Δt=550℃)を150℃以上下回っており、
DPF5にはほとんど熱衝撃が生じない。
処理が終了し、作業者がディーゼル機関1を再運転する
ことが可能となる。この状態で、DPF5にアイドル状
態の100℃以下の排気ガスが再導入されても、DPF
5は十分に空冷されて現在温度tが熱衝撃クラック発生
下限(Δt=550℃)を150℃以上下回っており、
DPF5にはほとんど熱衝撃が生じない。
【0021】したがって、この排気ガス浄化装置では、
クラックを生じさせることなくDPF5を再生すること
ができるため、優れた耐久性を発揮することができる。
なお、この排気ガス浄化装置において、下流側温度セン
サ20の検出温度履歴をECU11内に格納する構成と
すれば、メンテナンス時にDPF5の再生履歴を確認す
ることが可能となる。これにより、再生履歴に最も適合
した再生条件を設定し直すことが可能となり、この場合
にはより高い効率で再生処理を行なうこともできる。
クラックを生じさせることなくDPF5を再生すること
ができるため、優れた耐久性を発揮することができる。
なお、この排気ガス浄化装置において、下流側温度セン
サ20の検出温度履歴をECU11内に格納する構成と
すれば、メンテナンス時にDPF5の再生履歴を確認す
ることが可能となる。これにより、再生履歴に最も適合
した再生条件を設定し直すことが可能となり、この場合
にはより高い効率で再生処理を行なうこともできる。
【0022】また、上記実施例のように平衡状態が得ら
れにくい温度検出手段を採用する場合には、再生終了時
を下流側の検出温度の極大値により判定することも可能
である。さらに、上記実施例ではディーゼル機関1の停
止中にDPF5の再生を行なうこととしているが、本発
明はディーゼル機関の運転中にDPFの再生を行なう構
成にも適用可能である。
れにくい温度検出手段を採用する場合には、再生終了時
を下流側の検出温度の極大値により判定することも可能
である。さらに、上記実施例ではディーゼル機関1の停
止中にDPF5の再生を行なうこととしているが、本発
明はディーゼル機関の運転中にDPFの再生を行なう構
成にも適用可能である。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の排気ガス
浄化装置では、特許請求の範囲記載の構成により、DP
Fの現在温度が熱衝撃クラック発生下限を下回ってか
ら、DPFに排気ガスを再導入することとなるため、ク
ラックを生じさせることなくDPFを再生することがで
きる。
浄化装置では、特許請求の範囲記載の構成により、DP
Fの現在温度が熱衝撃クラック発生下限を下回ってか
ら、DPFに排気ガスを再導入することとなるため、ク
ラックを生じさせることなくDPFを再生することがで
きる。
【0024】したがって、この排気ガス浄化装置では、
優れた耐久性を発揮することができる。
優れた耐久性を発揮することができる。
【図1】実施例の排気ガス浄化装置に係る全体模式構成
図である。
図である。
【図2】実施例の排気ガス浄化装置に係るコントローラ
のブロック図である。
のブロック図である。
【図3】実施例の排気ガス浄化装置に係るコントローラ
のフローチャートである。
のフローチャートである。
1…ディーゼル機関 3…エキゾースト
パイプ(排気通路) 5…DPF(フィルタ) 6…再生用電気ヒ
ータ 14…エアポンプ(給気手段) 11…コントロー
ラ(制御部) 20…温度センサ(温度検出手段) t…現在温度 30…空冷手段
パイプ(排気通路) 5…DPF(フィルタ) 6…再生用電気ヒ
ータ 14…エアポンプ(給気手段) 11…コントロー
ラ(制御部) 20…温度センサ(温度検出手段) t…現在温度 30…空冷手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 保浦 信史 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 吉田 秀治 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】ディーゼル機関の排気通路に配設され、排
気ガス中のパティキュレートを捕集するフィルタと、該
フィルタと当接され、該フィルタに捕集された該パティ
キュレートを燃焼除去する再生用電気ヒータと、該フィ
ルタに該パティキュレートの燃焼を促す空気を供給する
給気手段と、該再生用電気ヒータの通電時間及び該給気
手段が供給する空気量を制御する制御部と、をもつディ
ーゼル機関の排気ガス浄化装置において、 再生終了時の前記フィルタの現在温度を検出する温度検
出手段を設け、前記制御部は、再生終了時に前記再生用
電気ヒータへの通電を停止し、再生終了時から該現在温
度が熱衝撃クラック発生下限を下回るまでの間は前記給
気手段の駆動を継続する空冷手段を備えたことを特徴と
するディーゼル機関の排気ガス浄化装置。 - 【請求項2】空冷手段は、温度検出手段の信号によりフ
ィルタの現在温度を検出する現在温度検出手段と、タイ
マにより再生終了を判断する再生終了判断手段と、再生
終了判断手段の信号により再生用電気ヒータへの通電を
停止するヒータ通電停止手段と、ヒータ通電停止手段の
信号を入力し、現在温度検出手段の信号により現在温度
がフィルタの熱衝撃クラック発生下限を下回ったか否か
を判断する空冷状態判断手段と、空冷状態判断手段の信
号により給気手段への通電を停止する給気通電停止手段
とからなることを特徴とする請求項1記載のディーゼル
機関の排気ガス浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5161394A JPH0719029A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | ディーゼル機関の排気ガス浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5161394A JPH0719029A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | ディーゼル機関の排気ガス浄化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0719029A true JPH0719029A (ja) | 1995-01-20 |
Family
ID=15734263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5161394A Pending JPH0719029A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | ディーゼル機関の排気ガス浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0719029A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6102545A (en) * | 1994-10-18 | 2000-08-15 | Hitachi, Ltd. | Liquid crystal display unit |
JP2004324454A (ja) * | 2003-04-22 | 2004-11-18 | Mitsubishi Motors Corp | 内燃機関の排気浄化装置 |
WO2005116410A1 (ja) * | 2004-05-28 | 2005-12-08 | Hino Motors, Ltd. | 排気浄化装置 |
US9538165B2 (en) | 2013-03-13 | 2017-01-03 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image display apparatus |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP5161394A patent/JPH0719029A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6102545A (en) * | 1994-10-18 | 2000-08-15 | Hitachi, Ltd. | Liquid crystal display unit |
JP2004324454A (ja) * | 2003-04-22 | 2004-11-18 | Mitsubishi Motors Corp | 内燃機関の排気浄化装置 |
WO2005116410A1 (ja) * | 2004-05-28 | 2005-12-08 | Hino Motors, Ltd. | 排気浄化装置 |
US9538165B2 (en) | 2013-03-13 | 2017-01-03 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image display apparatus |
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