JPH06253026A - 選択呼出機能を備えた構内交換機 - Google Patents
選択呼出機能を備えた構内交換機Info
- Publication number
- JPH06253026A JPH06253026A JP5035144A JP3514493A JPH06253026A JP H06253026 A JPH06253026 A JP H06253026A JP 5035144 A JP5035144 A JP 5035144A JP 3514493 A JP3514493 A JP 3514493A JP H06253026 A JPH06253026 A JP H06253026A
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- JP
- Japan
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- call
- pager
- calling
- selective
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- Sub-Exchange Stations And Push- Button Telephones (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 選択呼出受信機の呼出しを簡単かつ短時間に
行なえるようにし、これにより操作性の向上を図り、か
つ緊急連絡等を迅速に行なえるようにする。 【構成】 電子構内交換機EXの主記憶部30に、各内
線電話機TEL1〜TELnの呼出キー62に対応して
ページャの電話番号を予め記憶しておき、内線電話機に
おいて呼出キー62が押された場合に、電子構内交換機
EXの中央制御ユニット20により、上記呼出キー62
に対応して記憶されているページャの電話番号を基に公
衆網NWに対しページャの呼出しを要求するための発信
を行なうようにしている。また、この発信に対する公衆
網NWからの応答を監視し、応答がない場合には応答待
ちタイマにより設定される一定時間おきに上記呼出要求
のための発信を繰り返すようにしたものである。
行なえるようにし、これにより操作性の向上を図り、か
つ緊急連絡等を迅速に行なえるようにする。 【構成】 電子構内交換機EXの主記憶部30に、各内
線電話機TEL1〜TELnの呼出キー62に対応して
ページャの電話番号を予め記憶しておき、内線電話機に
おいて呼出キー62が押された場合に、電子構内交換機
EXの中央制御ユニット20により、上記呼出キー62
に対応して記憶されているページャの電話番号を基に公
衆網NWに対しページャの呼出しを要求するための発信
を行なうようにしている。また、この発信に対する公衆
網NWからの応答を監視し、応答がない場合には応答待
ちタイマにより設定される一定時間おきに上記呼出要求
のための発信を繰り返すようにしたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、選択呼出機能を備えた
構内交換機に関する。
構内交換機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィスや事業所では構内交換機
を使用した通信システムが多く使用されている。この種
のシステムには、一般に種々のサービス機能が備えられ
ており、その一つに一斉呼出機能がある。一斉呼出機能
は、中継台を含む任意の内線端末から複数の内線端末あ
るいは内線を介して接続される端末を一斉に呼出し、こ
れらの端末に対し音声放送を行なうことにより、緊急連
絡や指令伝達を行なえるようにした機能である。ところ
がこの種の機能では、一斉呼出しに対し応答しない端末
があると、この端末に対しては緊急連絡や指令伝達を行
なうことができない。
を使用した通信システムが多く使用されている。この種
のシステムには、一般に種々のサービス機能が備えられ
ており、その一つに一斉呼出機能がある。一斉呼出機能
は、中継台を含む任意の内線端末から複数の内線端末あ
るいは内線を介して接続される端末を一斉に呼出し、こ
れらの端末に対し音声放送を行なうことにより、緊急連
絡や指令伝達を行なえるようにした機能である。ところ
がこの種の機能では、一斉呼出しに対し応答しない端末
があると、この端末に対しては緊急連絡や指令伝達を行
なうことができない。
【0003】そこで、このような場合に呼出オペレータ
は、例えば応答しなかった端末の使用者が所有している
選択呼出受信機(以後ページャと呼称する)を公衆網を
介して呼出し、この呼出しに対し使用者が公衆電話など
から応答してきたときに、連絡事項や指令を伝えるよう
にしている。局線から公衆網を介してページャを呼出す
場合の操作は、例えば次のように行なわれる。
は、例えば応答しなかった端末の使用者が所有している
選択呼出受信機(以後ページャと呼称する)を公衆網を
介して呼出し、この呼出しに対し使用者が公衆電話など
から応答してきたときに、連絡事項や指令を伝えるよう
にしている。局線から公衆網を介してページャを呼出す
場合の操作は、例えば次のように行なわれる。
【0004】すなわち、呼出オペレータは先ず内線電話
機をオフフックしたのち局線発信特番をダイヤルするこ
とにより公衆網を呼出し、続いてページャの電話番号を
ダイヤルする。そうすると、公衆網では上記ダイヤルさ
れた電話番号に対応するページャを呼出すための動作が
行なわれ、かつ呼出元の内線電話機に対し例えば「ただ
いまポケットベルを呼出しています」といった応答メッ
セージが返送される。呼出オペレータは、この応答メッ
セージを確認したのちに内線電話機をオンフックし、ペ
ージャの使用者からの電話連絡を待つ。
機をオフフックしたのち局線発信特番をダイヤルするこ
とにより公衆網を呼出し、続いてページャの電話番号を
ダイヤルする。そうすると、公衆網では上記ダイヤルさ
れた電話番号に対応するページャを呼出すための動作が
行なわれ、かつ呼出元の内線電話機に対し例えば「ただ
いまポケットベルを呼出しています」といった応答メッ
セージが返送される。呼出オペレータは、この応答メッ
セージを確認したのちに内線電話機をオンフックし、ペ
ージャの使用者からの電話連絡を待つ。
【0005】また、メッセージ表示機能を備えたページ
ャを呼出す場合には、呼出オペレータは内線電話機をオ
フフックしてページャの電話番号をダイヤル入力したの
ち、公衆網から表示メッセージの入力を促すアナウンス
が送られるのを待つ。そして、このアナウンスを確認し
て、表示メッセージをダイヤル入力する。そうすると、
公衆網から上記表示メッセージを含む選択呼出信号が送
出され、これによりページャは呼出される。呼出オペレ
ータは表示メッセージの入力終了後に、内線電話機をオ
ンフックしてページャの使用者からの電話連絡を待つ。
ャを呼出す場合には、呼出オペレータは内線電話機をオ
フフックしてページャの電話番号をダイヤル入力したの
ち、公衆網から表示メッセージの入力を促すアナウンス
が送られるのを待つ。そして、このアナウンスを確認し
て、表示メッセージをダイヤル入力する。そうすると、
公衆網から上記表示メッセージを含む選択呼出信号が送
出され、これによりページャは呼出される。呼出オペレ
ータは表示メッセージの入力終了後に、内線電話機をオ
ンフックしてページャの使用者からの電話連絡を待つ。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の呼出方法では、1台のページャを呼出すために、
呼出オペレータはオフフック操作から始まって局線発信
特番のダイヤル、電話番号のダイヤル、応答メッセージ
の確認、およびオンフック操作までの複数の操作手順を
行なう必要がある。また、構内交換機に収容されている
局線に空きがない場合や、通信網における輻輳や話中等
により呼出しが行なわれない場合には、呼出しが可能に
なったかの否かを呼出オペレータ自身が監視し、呼出し
が可能になったことを確認した後に再度上記呼出操作を
行なわなければならない。このため呼出しに手間と時間
がかかる。特に、呼出対象のページャが複数台ある場合
には、これら複数のページャの一台一台に対し上記一連
の操作を繰り返し行なわなければならない。このため、
呼出操作に多くの手間と時間が必要となり、緊急連絡な
どを迅速に行ない難く、また操作性が悪かった。
従来の呼出方法では、1台のページャを呼出すために、
呼出オペレータはオフフック操作から始まって局線発信
特番のダイヤル、電話番号のダイヤル、応答メッセージ
の確認、およびオンフック操作までの複数の操作手順を
行なう必要がある。また、構内交換機に収容されている
局線に空きがない場合や、通信網における輻輳や話中等
により呼出しが行なわれない場合には、呼出しが可能に
なったかの否かを呼出オペレータ自身が監視し、呼出し
が可能になったことを確認した後に再度上記呼出操作を
行なわなければならない。このため呼出しに手間と時間
がかかる。特に、呼出対象のページャが複数台ある場合
には、これら複数のページャの一台一台に対し上記一連
の操作を繰り返し行なわなければならない。このため、
呼出操作に多くの手間と時間が必要となり、緊急連絡な
どを迅速に行ない難く、また操作性が悪かった。
【0007】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、選択呼出受信機の呼出し
を簡単かつ短時間に行なえるようにし、これにより操作
性の向上を図り、かつ緊急連絡等を迅速に行ない得る選
択呼出機能を備えた構内交換機を提供することにある。
で、その目的とするところは、選択呼出受信機の呼出し
を簡単かつ短時間に行なえるようにし、これにより操作
性の向上を図り、かつ緊急連絡等を迅速に行ない得る選
択呼出機能を備えた構内交換機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、選択呼出受信機に対する呼出要求が到来し
た場合に、この選択呼出受信機に対する選択呼出しを行
なうとともに、呼出元へ応答信号を返送する機能を備え
た通信網に接続される構内交換機であって、上記選択呼
出受信機の電話番号を予め記憶するための記憶手段と、
第1の呼出制御手段と、呼出完了判定手段と、第2の呼
出制御手段とを備えている。そして、内線端末より上記
選択呼出受信機に対する呼出指示が送られた場合に、第
1の呼出制御手段により、この呼出先の選択呼出受信機
に対応する電話番号を上記記憶手段から読出して上記通
信網に対し呼出要求を送出し、この呼出要求の送出後
に、上記通信網から返送される応答信号を基に上記呼出
先の選択呼出受信機に対する呼出しが完了したか否かを
呼出完了判定手段により判定する。そして、呼出しが完
了していないと判定された場合には、上記第2の呼出制
御手段によりその旨を上記呼出先の選択呼出受信機に対
応付けて記憶し、後に当該呼出先の選択呼出受信機に対
する呼出要求を上記通信網に対し少なくとも1回再送出
するようにしたものである。
に本発明は、選択呼出受信機に対する呼出要求が到来し
た場合に、この選択呼出受信機に対する選択呼出しを行
なうとともに、呼出元へ応答信号を返送する機能を備え
た通信網に接続される構内交換機であって、上記選択呼
出受信機の電話番号を予め記憶するための記憶手段と、
第1の呼出制御手段と、呼出完了判定手段と、第2の呼
出制御手段とを備えている。そして、内線端末より上記
選択呼出受信機に対する呼出指示が送られた場合に、第
1の呼出制御手段により、この呼出先の選択呼出受信機
に対応する電話番号を上記記憶手段から読出して上記通
信網に対し呼出要求を送出し、この呼出要求の送出後
に、上記通信網から返送される応答信号を基に上記呼出
先の選択呼出受信機に対する呼出しが完了したか否かを
呼出完了判定手段により判定する。そして、呼出しが完
了していないと判定された場合には、上記第2の呼出制
御手段によりその旨を上記呼出先の選択呼出受信機に対
応付けて記憶し、後に当該呼出先の選択呼出受信機に対
する呼出要求を上記通信網に対し少なくとも1回再送出
するようにしたものである。
【0009】また本発明は、上記第2の呼出制御手段に
より、呼出完了判定手段で呼出しが完了したと判定され
るまで、通信網に対する呼出要求の再送出を定期的また
は不定期に繰り返すことを特徴としている。
より、呼出完了判定手段で呼出しが完了したと判定され
るまで、通信網に対する呼出要求の再送出を定期的また
は不定期に繰り返すことを特徴としている。
【0010】さらに本発明は、上記第1および第2の呼
出制御手段により、呼出先の選択呼出受信機に対する呼
出状態を表わす情報を、呼出指示を送出した内線端末に
送出して表示させることも特徴としている。
出制御手段により、呼出先の選択呼出受信機に対する呼
出状態を表わす情報を、呼出指示を送出した内線端末に
送出して表示させることも特徴としている。
【0011】
【作用】この結果本発明の構内交換機によれば、内線端
末から所望の選択呼出受信機に対する呼出指示が到来す
ると、この選択呼出受信機に対する呼出要求が自動的に
送出される。また、この呼出要求による呼出しが、構内
交換機に収容されている局線に空きがなかったり、通信
網における輻輳や話中等により完了しなかった場合に
は、当該選択呼出受信機に対する呼出要求が再度自動的
に送出されることになる。したがって、所望の選択呼出
受信機を呼出す際に呼出オペレータは、内線端末から交
換機に対して上記選択呼出受信機に対する呼出指示を送
出するだけでよく、呼出しのための多くの手順は不要と
なり、また構内交換機や通信網の空きを監視する必要も
なくなる。このため、呼出オペレータの操作性は大幅に
改善され、また呼出しに要する時間も短縮される。
末から所望の選択呼出受信機に対する呼出指示が到来す
ると、この選択呼出受信機に対する呼出要求が自動的に
送出される。また、この呼出要求による呼出しが、構内
交換機に収容されている局線に空きがなかったり、通信
網における輻輳や話中等により完了しなかった場合に
は、当該選択呼出受信機に対する呼出要求が再度自動的
に送出されることになる。したがって、所望の選択呼出
受信機を呼出す際に呼出オペレータは、内線端末から交
換機に対して上記選択呼出受信機に対する呼出指示を送
出するだけでよく、呼出しのための多くの手順は不要と
なり、また構内交換機や通信網の空きを監視する必要も
なくなる。このため、呼出オペレータの操作性は大幅に
改善され、また呼出しに要する時間も短縮される。
【0012】また、呼出しの完了が確認されるまで、通
信網に対する呼出要求の再送出を定期的または不定期に
繰り返すことにより、通信網が輻輳などにより一時的に
呼出要求を受け付けない場合でも、選択呼出受信機に対
する呼出しを確実に行なうことが可能となる。
信網に対する呼出要求の再送出を定期的または不定期に
繰り返すことにより、通信網が輻輳などにより一時的に
呼出要求を受け付けない場合でも、選択呼出受信機に対
する呼出しを確実に行なうことが可能となる。
【0013】さらに、呼出先の選択呼出受信機に対する
呼出状態を表わす情報を、呼出指示を送出した内線端末
に送出して表示させることにより、呼出オペレータは呼
出状態を確認することが可能となる。
呼出状態を表わす情報を、呼出指示を送出した内線端末
に送出して表示させることにより、呼出オペレータは呼
出状態を確認することが可能となる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係わる電子構内
交換機を含む通信システムの概略構成図である。
交換機を含む通信システムの概略構成図である。
【0015】同図においてNWは公衆網であり、この公
衆網NWの加入者線SL1〜SLmには電子構内交換機
EXが接続されている。この電子構内交換機EXの内線
IL1〜ILnには、それぞれ内線電話機TEL1〜T
ELnが接続されている。これらの内線電話機TEL1
〜TELnはそれぞれ電子キーテレホンからなる。また
上記公衆網NWには、ページャ呼出用の基地局BSが接
続されている。この基地局BSは、上記公衆網NWから
ページャPR1〜PRkの電話番号が転送された場合
に、この電話番号に対応する個別番号符号(IDコー
ド)を選択呼出信号に挿入して送信する。また、上記電
話番号に続いて表示メッセージが転送された場合には、
基地局BSは上記電話番号に対応するIDコードおよび
符号化した上記表示メッセージを互いに対応付けて選択
呼出信号に挿入し、ページャPR1〜PRkへ向けて送
信する。ページャPR1〜PRkは、受信した選択呼出
信号に自己宛てのIDコードが挿入されているか否かを
常時監視している。そして、自己宛てのIDコードが受
信された場合に、鳴音や発光、振動などにより所有者に
呼出しの発生を報知する。またそれとともに、上記自己
宛てのIDコードに付属して表示メッセージコードが挿
入されていた場合には、この表示メッセージコードをデ
コードして表示器に表示する。
衆網NWの加入者線SL1〜SLmには電子構内交換機
EXが接続されている。この電子構内交換機EXの内線
IL1〜ILnには、それぞれ内線電話機TEL1〜T
ELnが接続されている。これらの内線電話機TEL1
〜TELnはそれぞれ電子キーテレホンからなる。また
上記公衆網NWには、ページャ呼出用の基地局BSが接
続されている。この基地局BSは、上記公衆網NWから
ページャPR1〜PRkの電話番号が転送された場合
に、この電話番号に対応する個別番号符号(IDコー
ド)を選択呼出信号に挿入して送信する。また、上記電
話番号に続いて表示メッセージが転送された場合には、
基地局BSは上記電話番号に対応するIDコードおよび
符号化した上記表示メッセージを互いに対応付けて選択
呼出信号に挿入し、ページャPR1〜PRkへ向けて送
信する。ページャPR1〜PRkは、受信した選択呼出
信号に自己宛てのIDコードが挿入されているか否かを
常時監視している。そして、自己宛てのIDコードが受
信された場合に、鳴音や発光、振動などにより所有者に
呼出しの発生を報知する。またそれとともに、上記自己
宛てのIDコードに付属して表示メッセージコードが挿
入されていた場合には、この表示メッセージコードをデ
コードして表示器に表示する。
【0016】図2は、上記システムにおける電子構内交
換機EXの構成を示す回路ブロック図である。電子構内
交換機EXは、各々局線31〜3mが接続される複数の
局線インタフェース回路TRK1〜TRKmと、複数の
内線インタフェース回路LC1〜LCnとを備え、これ
らの内線インタフェース回路LC1〜LCnには内線I
L1〜ILnを介して上記内線電話機TEL1〜TEL
nが接続されている。また電子構内交換機EXは、スイ
ッチ回路10と、中央制御ユニット20と、主記憶部3
0と、外部インタフェース回路40とをそれぞれ備えて
いる。
換機EXの構成を示す回路ブロック図である。電子構内
交換機EXは、各々局線31〜3mが接続される複数の
局線インタフェース回路TRK1〜TRKmと、複数の
内線インタフェース回路LC1〜LCnとを備え、これ
らの内線インタフェース回路LC1〜LCnには内線I
L1〜ILnを介して上記内線電話機TEL1〜TEL
nが接続されている。また電子構内交換機EXは、スイ
ッチ回路10と、中央制御ユニット20と、主記憶部3
0と、外部インタフェース回路40とをそれぞれ備えて
いる。
【0017】このうち先ずスイッチ回路10は、上記中
央制御ユニット20の指示に従って上記内線インタフェ
ース回路LC1〜LCn相互間、および内線インタフェ
ース回路LC1〜LCnと局線インタフェース回路TR
K1〜TRKmとの間を交換接続する。外部インタフェ
ース回路40には、保守用端末装置50が接続されてい
る。この保守用端末装置50は、例えばパーソナルコン
ピュータからなり、上記中央制御ユニット20の制御に
必要な種々データを新規設定する場合や変更する場合に
使用される。
央制御ユニット20の指示に従って上記内線インタフェ
ース回路LC1〜LCn相互間、および内線インタフェ
ース回路LC1〜LCnと局線インタフェース回路TR
K1〜TRKmとの間を交換接続する。外部インタフェ
ース回路40には、保守用端末装置50が接続されてい
る。この保守用端末装置50は、例えばパーソナルコン
ピュータからなり、上記中央制御ユニット20の制御に
必要な種々データを新規設定する場合や変更する場合に
使用される。
【0018】主記憶部30は、例えばROMやRAMな
どの半導体メモリやハードディスクを記憶媒体としたも
ので、中央制御ユニット20の制御プログラムを記憶す
るための領域の他に、種々データを記憶するための複数
のメモリテーブルを備えている。これらのメモリテーブ
ルの中には、ページャ呼出制御に使用するためのメモリ
テーブルが含まれている。すなわち、このページャ呼出
制御用のメモリテーブルは、ページャ呼出用仮想DN
(ディレクトリ・ナンバ)テーブル31と、ページャ電
話番号テーブル32と、呼出状態テーブル33と、起動
要求フラグ34と、ページャ呼出用トランクテーブル3
5と、トランク状態テーブル36とからなる。
どの半導体メモリやハードディスクを記憶媒体としたも
ので、中央制御ユニット20の制御プログラムを記憶す
るための領域の他に、種々データを記憶するための複数
のメモリテーブルを備えている。これらのメモリテーブ
ルの中には、ページャ呼出制御に使用するためのメモリ
テーブルが含まれている。すなわち、このページャ呼出
制御用のメモリテーブルは、ページャ呼出用仮想DN
(ディレクトリ・ナンバ)テーブル31と、ページャ電
話番号テーブル32と、呼出状態テーブル33と、起動
要求フラグ34と、ページャ呼出用トランクテーブル3
5と、トランク状態テーブル36とからなる。
【0019】ページャ呼出用仮想DNテーブル31は、
例えば図4に示すごとく、内線電話機TEL1〜TEL
nの各呼出キー(1〜j)62に対応付けて、ページャ
呼出用仮想DN(DN1〜DNnj)を格納したもので
ある。ページャ電話番号テーブル32は、例えば図5に
示すように、上記ページャ呼出用仮想DNテーブル31
に記憶された各ページャ呼出用仮想DNに対応付けて、
ページャPR1〜PRkの電話番号と表示メッセージを
それぞれ格納したものである。
例えば図4に示すごとく、内線電話機TEL1〜TEL
nの各呼出キー(1〜j)62に対応付けて、ページャ
呼出用仮想DN(DN1〜DNnj)を格納したもので
ある。ページャ電話番号テーブル32は、例えば図5に
示すように、上記ページャ呼出用仮想DNテーブル31
に記憶された各ページャ呼出用仮想DNに対応付けて、
ページャPR1〜PRkの電話番号と表示メッセージを
それぞれ格納したものである。
【0020】呼出状態テーブル33は、例えば図6に示
すごとく上記ページャ呼出用仮想DNテーブル31に記
憶された各ページャ呼出用仮想DNに対応付けて、ペー
ジャPR1〜PRkの呼出状態を記憶するものである。
ページャPR1〜PRkの呼出状態には、「空き」、
「呼出待ち」、「呼出中」、「網応答」、「呼出完了」
の5種類があり、これらの状態はそれぞれ“0”、
“1”、“2”、“3”、“4”の番号により表わされ
る。起動要求フラグ34は、図7に示すごとく上記呼出
状態テーブル33に一つでも「呼出待ち」を表わす
“1”が記憶されている状態では“1”を記憶し、記憶
されていない状態では“0”を記憶する。
すごとく上記ページャ呼出用仮想DNテーブル31に記
憶された各ページャ呼出用仮想DNに対応付けて、ペー
ジャPR1〜PRkの呼出状態を記憶するものである。
ページャPR1〜PRkの呼出状態には、「空き」、
「呼出待ち」、「呼出中」、「網応答」、「呼出完了」
の5種類があり、これらの状態はそれぞれ“0”、
“1”、“2”、“3”、“4”の番号により表わされ
る。起動要求フラグ34は、図7に示すごとく上記呼出
状態テーブル33に一つでも「呼出待ち」を表わす
“1”が記憶されている状態では“1”を記憶し、記憶
されていない状態では“0”を記憶する。
【0021】ページャ呼出用トランクテーブル35は、
各局線トランクTRK1〜TRKmのうち、ページャ呼
出用に使用する局線トランクのポート番号を格納するも
のである。図8にその一例を示す。トランク状態テーブ
ル36は、例えば図8に示すごとく、上記ページャ呼出
用トランクテーブル35に格納されたページャ呼出用ト
ランクTRK1〜TRKiに対応付けて、これらのトラ
ンクTEK1〜TRKiが空きであるかまたは話中であ
るかを表わす情報を記憶するとともに、話中であるトラ
ンクについては使用中のページャ呼出用仮想DNを記憶
する。
各局線トランクTRK1〜TRKmのうち、ページャ呼
出用に使用する局線トランクのポート番号を格納するも
のである。図8にその一例を示す。トランク状態テーブ
ル36は、例えば図8に示すごとく、上記ページャ呼出
用トランクテーブル35に格納されたページャ呼出用ト
ランクTRK1〜TRKiに対応付けて、これらのトラ
ンクTEK1〜TRKiが空きであるかまたは話中であ
るかを表わす情報を記憶するとともに、話中であるトラ
ンクについては使用中のページャ呼出用仮想DNを記憶
する。
【0022】これらのメモリテーブル31〜35のう
ち、ページャ呼出用仮想DNテーブル31、ページャ電
話番号テーブル32およびページャ呼出用トランクテー
ブル35については、保守用端末50からの入力操作ま
たは内線電話機TEL1〜TELnからの遠隔入力操作
により、予め固定的にデータが登録される。
ち、ページャ呼出用仮想DNテーブル31、ページャ電
話番号テーブル32およびページャ呼出用トランクテー
ブル35については、保守用端末50からの入力操作ま
たは内線電話機TEL1〜TELnからの遠隔入力操作
により、予め固定的にデータが登録される。
【0023】ところで中央制御ユニット20は、例えば
マイクロコンピュータを主制御部として備えたもので、
発着信制御および交換制御などの通常の制御手段に加え
て、ページャ呼出制御手段21と、応答監視手段22
と、呼出状態管理表示制御手段23とを有している。
マイクロコンピュータを主制御部として備えたもので、
発着信制御および交換制御などの通常の制御手段に加え
て、ページャ呼出制御手段21と、応答監視手段22
と、呼出状態管理表示制御手段23とを有している。
【0024】このうち先ず呼出制御手段21は、内線電
話機TEL1〜TELnにて後述する呼出キー62が押
された場合に、上記各メモリテーブル31〜35の記憶
データに応じて、上記押された呼出キー62に対応する
ページャPR1〜PRkに対する呼出動作、および再呼
出動作を制御する。応答監視手段22は、上記呼出制御
手段21により呼出動作および再呼出動作が行なわれた
場合に、公衆網NWからの応答を監視する。
話機TEL1〜TELnにて後述する呼出キー62が押
された場合に、上記各メモリテーブル31〜35の記憶
データに応じて、上記押された呼出キー62に対応する
ページャPR1〜PRkに対する呼出動作、および再呼
出動作を制御する。応答監視手段22は、上記呼出制御
手段21により呼出動作および再呼出動作が行なわれた
場合に、公衆網NWからの応答を監視する。
【0025】呼出状態管理表示制御手段23は、上記呼
出制御手段21により呼出動作が行なわれたページャP
R1〜PRkについての呼出状態、つまり「空き」、
「呼出待ち」、「呼出中」、「網応答」、「呼出完了」
を呼出状態テーブル33に記憶して管理するとともに、
これらの呼出状態を表わす点灯制御信号を対応する内線
電話機TEL1〜TELnへ送出して、後述する呼出状
態表示ランプ63を点灯駆動する。
出制御手段21により呼出動作が行なわれたページャP
R1〜PRkについての呼出状態、つまり「空き」、
「呼出待ち」、「呼出中」、「網応答」、「呼出完了」
を呼出状態テーブル33に記憶して管理するとともに、
これらの呼出状態を表わす点灯制御信号を対応する内線
電話機TEL1〜TELnへ送出して、後述する呼出状
態表示ランプ63を点灯駆動する。
【0026】一方、図3は各内線電話機TEL1〜TE
Lnの構成を示す斜視図である。筐体60の操作パネル
上には、ダイヤルキー65に加えて、複数の呼出キー6
2と、これらの呼出キー62に対し一対一に対応して設
けられた複数の呼出状態表示ランプ63と、表示器64
とがそれぞれ配設されている。このうち呼出キー62は
ページャPR1〜PRkを呼び出すために使用される。
呼出状態表示ランプ63は、例えば発光ダイオード(L
ED)からなり、電子構内交換機EXから送られた点灯
制御信号にしたがって「消灯」、「点灯」、「点滅」の
3種類の呼出状態を表示する。表示器64は、例えば液
晶表示器(LCD)からなる。このLCD表示器83に
は、例えば待機時には時刻が表示され、また通話時には
通話相手の電話番号や通話時間が表示される。なお、6
5はハンドセットを示している。
Lnの構成を示す斜視図である。筐体60の操作パネル
上には、ダイヤルキー65に加えて、複数の呼出キー6
2と、これらの呼出キー62に対し一対一に対応して設
けられた複数の呼出状態表示ランプ63と、表示器64
とがそれぞれ配設されている。このうち呼出キー62は
ページャPR1〜PRkを呼び出すために使用される。
呼出状態表示ランプ63は、例えば発光ダイオード(L
ED)からなり、電子構内交換機EXから送られた点灯
制御信号にしたがって「消灯」、「点灯」、「点滅」の
3種類の呼出状態を表示する。表示器64は、例えば液
晶表示器(LCD)からなる。このLCD表示器83に
は、例えば待機時には時刻が表示され、また通話時には
通話相手の電話番号や通話時間が表示される。なお、6
5はハンドセットを示している。
【0027】次に、以上のように構成された電子構内交
換機EXを含む通信システムの動作を説明する。いま例
えば、内線電話機TEL1において、呼出オペレータが
呼出対象のページャPR1に対応する呼出キー62を押
したとする。そうすると、その旨が電子構内交換機EX
の対応する内線インタフェース回路LC1で検出され、
この内線インタフェース回路LC1から中央制御ユニッ
ト20へ上記内線電話機TEL1の内線番号と上記操作
された呼出キー62のアドレスが転送される。これらの
内線番号およびアドレスが転送されると中央制御ユニッ
ト20は、先ず主記憶部30のページャ呼出用仮想DN
テーブル31を検索して上記内線番号およびアドレスに
対応するページャ呼出用仮想DN1を読み出し、続いて
呼出状態テーブル33をアクセスして上記ページャ呼出
用仮想DN1に対応する呼出状態番号を読み出す。この
とき呼出状態番号が“0”であったとすれば、上記ペー
ジャ呼出用仮想DN1に対応するページャは空きである
と判断する。
換機EXを含む通信システムの動作を説明する。いま例
えば、内線電話機TEL1において、呼出オペレータが
呼出対象のページャPR1に対応する呼出キー62を押
したとする。そうすると、その旨が電子構内交換機EX
の対応する内線インタフェース回路LC1で検出され、
この内線インタフェース回路LC1から中央制御ユニッ
ト20へ上記内線電話機TEL1の内線番号と上記操作
された呼出キー62のアドレスが転送される。これらの
内線番号およびアドレスが転送されると中央制御ユニッ
ト20は、先ず主記憶部30のページャ呼出用仮想DN
テーブル31を検索して上記内線番号およびアドレスに
対応するページャ呼出用仮想DN1を読み出し、続いて
呼出状態テーブル33をアクセスして上記ページャ呼出
用仮想DN1に対応する呼出状態番号を読み出す。この
とき呼出状態番号が“0”であったとすれば、上記ペー
ジャ呼出用仮想DN1に対応するページャは空きである
と判断する。
【0028】次に、中央制御ユニット20は、呼出状態
テーブル33の上記ページャ呼出用仮想DN1に対応す
る呼出状態を、図9の呼出状態遷移図から明らかなよう
に「空き」を表わす“0”から「呼出待ち」を表わす
“1”に書き替え、次に起動要求フラグ34を“1”に
セットする。そして、「呼出待ち」であることを表示す
るための点灯制御信号を生成し、この点灯制御信号を内
線インタフェース回路LC1から呼出操作を行なった内
線電話機TEL1に送出する。内線電話機TEL1で
は、上記点灯制御信号に応じて、上記操作した呼出キー
62に対応する呼出状態表示ランプ63が点滅する。こ
の呼出状態表示ランプ63の点滅により呼出オペレータ
は、電子構内交換機EXが呼出指示を受け付けたことを
確認することができる。なお、他の内線電話機TEL2
〜TELnにおいて呼出キー62が操作された場合に
も、この呼出指示は電子構内交換機EXにて同様に受け
付けられる。
テーブル33の上記ページャ呼出用仮想DN1に対応す
る呼出状態を、図9の呼出状態遷移図から明らかなよう
に「空き」を表わす“0”から「呼出待ち」を表わす
“1”に書き替え、次に起動要求フラグ34を“1”に
セットする。そして、「呼出待ち」であることを表示す
るための点灯制御信号を生成し、この点灯制御信号を内
線インタフェース回路LC1から呼出操作を行なった内
線電話機TEL1に送出する。内線電話機TEL1で
は、上記点灯制御信号に応じて、上記操作した呼出キー
62に対応する呼出状態表示ランプ63が点滅する。こ
の呼出状態表示ランプ63の点滅により呼出オペレータ
は、電子構内交換機EXが呼出指示を受け付けたことを
確認することができる。なお、他の内線電話機TEL2
〜TELnにおいて呼出キー62が操作された場合に
も、この呼出指示は電子構内交換機EXにて同様に受け
付けられる。
【0029】さて、そうして内線電話機TEL1からの
呼出指示を受け付けると、中央制御ユニット20は図1
0に示すフローチャートに従って呼出制御を実行する。
すなわち、中央制御ユニット20はステップ10aで起
動要求フラグ34が“1”にセットされていることを確
認すると、続いてステップ10bで呼出状態テーブル3
3を検索して呼出状態番号が“1”になっているページ
ャ呼出用仮想DNの有無を判定する。この判定により、
呼出状態番号が“1”になっているページャ呼出用仮想
DNがあると、中央制御ユニット20はステップ10c
に移行して、ここでトランク状態テーブル36を検索し
て、空きの局線トランク回路があるか否かを調べる。空
きの局線トランク回路があると、先ずステップ10dに
おいて呼出状態テーブル33の対応するページャ呼出用
仮想DN1の呼出状態番号を、図9に示すように「呼出
待ち」を表わす“1”から「呼出中」を表わす“2”に
書き替える。そして、ページャ呼出用トランクテーブル
35を検索して空きの局線トランク回路の番号を読み出
し、トランク状態テーブル36の上記空きトランク番号
に対応するエリアに上記ページャ呼出用仮想DN1を書
き込む。
呼出指示を受け付けると、中央制御ユニット20は図1
0に示すフローチャートに従って呼出制御を実行する。
すなわち、中央制御ユニット20はステップ10aで起
動要求フラグ34が“1”にセットされていることを確
認すると、続いてステップ10bで呼出状態テーブル3
3を検索して呼出状態番号が“1”になっているページ
ャ呼出用仮想DNの有無を判定する。この判定により、
呼出状態番号が“1”になっているページャ呼出用仮想
DNがあると、中央制御ユニット20はステップ10c
に移行して、ここでトランク状態テーブル36を検索し
て、空きの局線トランク回路があるか否かを調べる。空
きの局線トランク回路があると、先ずステップ10dに
おいて呼出状態テーブル33の対応するページャ呼出用
仮想DN1の呼出状態番号を、図9に示すように「呼出
待ち」を表わす“1”から「呼出中」を表わす“2”に
書き替える。そして、ページャ呼出用トランクテーブル
35を検索して空きの局線トランク回路の番号を読み出
し、トランク状態テーブル36の上記空きトランク番号
に対応するエリアに上記ページャ呼出用仮想DN1を書
き込む。
【0030】次に中央制御ユニット20は、ステップ1
0eにおいて上記空きの局線トランク回路TRK1によ
る加入者線の捕捉処理を行なう。そして、捕捉に必要な
一定の時間をおいたのち、ステップ10fによりページ
ャ電話番号テーブル32を検索して上記ページャ呼出用
仮想DN1に対応するエリアからページャの電話番号を
読み出し、この電話番号に応じたダイヤル信号を上記捕
捉した局線トランク回路TRK1から公衆網NWへ送出
させる。また、同時にステップ10gにより相手応答待
ちタイマを起動する。この相手応答待ちタイマは、公衆
網NWからの応答信号の返送期間を監視するものであ
る。
0eにおいて上記空きの局線トランク回路TRK1によ
る加入者線の捕捉処理を行なう。そして、捕捉に必要な
一定の時間をおいたのち、ステップ10fによりページ
ャ電話番号テーブル32を検索して上記ページャ呼出用
仮想DN1に対応するエリアからページャの電話番号を
読み出し、この電話番号に応じたダイヤル信号を上記捕
捉した局線トランク回路TRK1から公衆網NWへ送出
させる。また、同時にステップ10gにより相手応答待
ちタイマを起動する。この相手応答待ちタイマは、公衆
網NWからの応答信号の返送期間を監視するものであ
る。
【0031】公衆網NWは、加入者線SL1からの発信
に続いてダイヤル信号が到来すると、このダイヤル信号
に基づいて呼出先を判定し、呼出先がページャである場
合にはページャ基地局BSを呼出して上記ダイヤル信号
に対応するページャの呼出しを指示する。そして、基地
局BSが応答すると、上記発信した加入者線SL1の極
性を反転する。つまり、発信元の電子構内交換機EXに
対し応答信号を返送する。なお、公衆網NW自身や基地
局BSの輻輳などによりページャの呼出しが不可能な場
合には、公衆網NWは発信元の加入者線SL1に対し応
答信号を送出せずに話中信号を返送する。
に続いてダイヤル信号が到来すると、このダイヤル信号
に基づいて呼出先を判定し、呼出先がページャである場
合にはページャ基地局BSを呼出して上記ダイヤル信号
に対応するページャの呼出しを指示する。そして、基地
局BSが応答すると、上記発信した加入者線SL1の極
性を反転する。つまり、発信元の電子構内交換機EXに
対し応答信号を返送する。なお、公衆網NW自身や基地
局BSの輻輳などによりページャの呼出しが不可能な場
合には、公衆網NWは発信元の加入者線SL1に対し応
答信号を送出せずに話中信号を返送する。
【0032】基地局BSは、上記呼出指示に応じて選択
呼出信号にページャのIDコードを挿入し、この選択呼
出信号をページャに向け送信する。なお、呼出先がメッ
セージ表示機能付きのページャである場合には、上記極
性反転後に発信元の電子構内交換機EXに対し表示メッ
セージの送出を促すアナウンスを送出する。そして、こ
のアナウンスに対し電子構内交換機EXから表示メッセ
ージがDTMF信号により送られると、選択呼出信号に
ページャのIDコードとともにこの表示メッセージを挿
入し、この選択呼出信号をページャに向け送信する。
呼出信号にページャのIDコードを挿入し、この選択呼
出信号をページャに向け送信する。なお、呼出先がメッ
セージ表示機能付きのページャである場合には、上記極
性反転後に発信元の電子構内交換機EXに対し表示メッ
セージの送出を促すアナウンスを送出する。そして、こ
のアナウンスに対し電子構内交換機EXから表示メッセ
ージがDTMF信号により送られると、選択呼出信号に
ページャのIDコードとともにこの表示メッセージを挿
入し、この選択呼出信号をページャに向け送信する。
【0033】上記ダイヤル信号を送出すると中央制御ユ
ニット20は、ステップ10hで上記応答待ちタイマの
タイムオーバを監視しながら、ステップ10で公衆網N
Wからの応答信号の返送を監視する。そして、この状態
で公衆網NWから応答信号(極性反転)が返送される
と、呼出状態テーブル33のページャ呼出用仮想DN1
の呼出状態番号を、図9に示すように「呼出中」を表わ
す“2”から「トランク応答」を表わす“3”に書き替
え、さらにその旨を表わす点灯制御信号を生成して呼出
し元の内線電話機TEL1に対し送出する。この結果、
内線電話機TEL1の呼出状態表示ランプ63は点滅状
態から点灯状態に変化し、これにより呼出オペレータに
はページャに対する呼出しがなされたことが通知され
る。
ニット20は、ステップ10hで上記応答待ちタイマの
タイムオーバを監視しながら、ステップ10で公衆網N
Wからの応答信号の返送を監視する。そして、この状態
で公衆網NWから応答信号(極性反転)が返送される
と、呼出状態テーブル33のページャ呼出用仮想DN1
の呼出状態番号を、図9に示すように「呼出中」を表わ
す“2”から「トランク応答」を表わす“3”に書き替
え、さらにその旨を表わす点灯制御信号を生成して呼出
し元の内線電話機TEL1に対し送出する。この結果、
内線電話機TEL1の呼出状態表示ランプ63は点滅状
態から点灯状態に変化し、これにより呼出オペレータに
はページャに対する呼出しがなされたことが通知され
る。
【0034】なお、上記ステップ10hおよびステップ
10iによる応答信号の返送監視中に、応答待ちタイマ
がタイムアウトした場合には、中央制御ユニット20は
ステップ10hからステップ10dに戻る。そして、上
記したステップ10d〜ステップ10iによる公衆網N
Wに対するページャの呼出要求処理を繰り返し実行す
る。
10iによる応答信号の返送監視中に、応答待ちタイマ
がタイムアウトした場合には、中央制御ユニット20は
ステップ10hからステップ10dに戻る。そして、上
記したステップ10d〜ステップ10iによる公衆網N
Wに対するページャの呼出要求処理を繰り返し実行す
る。
【0035】上記のように公衆網NWからの応答が確認
されると、呼出し中央制御ユニット20は、局線トラン
ク回路を切断するタイミングを計時するための切断用タ
イマを起動する。そして、この切断用タイマがタイムア
ウトすると、対応する局線トランクTRK1に対し捕捉
中の局線SL1を切断する指示を出し、これにより上記
捕捉中の局線SL1を開放させる。また、それととも
に、ページャ呼出用トランクテーブル35を検索して当
該局線トランクTRK1を使用していたページャ呼出用
仮想DN1を調べ、このページャ呼出用仮想DN1に対
応付けて呼出状態テーブル33に記憶されている呼出状
態番号を、図9に示すごとく「トランク応答」を表わす
“3”から「呼出完了」を表わす“4”に書き替える。
また、トランク状態テーブル36に記憶されている上記
局線トランク回路TRK1の使用状態を、「使用中」を
表わす“1”から「不使用」を表わす“0”に書き替
え、さらに上記ページャ呼出用トランクテーブル35の
上記局線トランク回路TRK1に対応するエリアを、
「不使用」を表わす無効データに書き替える。無効デー
タとしては、例えば“FFFF”が用いられる。
されると、呼出し中央制御ユニット20は、局線トラン
ク回路を切断するタイミングを計時するための切断用タ
イマを起動する。そして、この切断用タイマがタイムア
ウトすると、対応する局線トランクTRK1に対し捕捉
中の局線SL1を切断する指示を出し、これにより上記
捕捉中の局線SL1を開放させる。また、それととも
に、ページャ呼出用トランクテーブル35を検索して当
該局線トランクTRK1を使用していたページャ呼出用
仮想DN1を調べ、このページャ呼出用仮想DN1に対
応付けて呼出状態テーブル33に記憶されている呼出状
態番号を、図9に示すごとく「トランク応答」を表わす
“3”から「呼出完了」を表わす“4”に書き替える。
また、トランク状態テーブル36に記憶されている上記
局線トランク回路TRK1の使用状態を、「使用中」を
表わす“1”から「不使用」を表わす“0”に書き替
え、さらに上記ページャ呼出用トランクテーブル35の
上記局線トランク回路TRK1に対応するエリアを、
「不使用」を表わす無効データに書き替える。無効デー
タとしては、例えば“FFFF”が用いられる。
【0036】なお、呼出しが完了した状態においても、
内線電話機TEL1の呼出状態表示ランプ63は「点
灯」状態を保持する。これは、呼出オペレータが複数の
呼出キー62を順に操作する場合に、どの呼出キーを操
作したかを操作後に確認できるようにするためである。
上記呼出状態表示ランプ63の「点灯」状態は、呼出完
了を確認した呼出オペレータが対応する呼出キー62を
再度押すことにより、消灯する。すなわち、中央制御ユ
ニット20は、呼出しが完了した呼出キーが再度押され
たことを検出すると、呼出状態テーブル33の対応する
エリアを「呼出完了」を表わす“4”から「空き」を表
わす“0”に書き替える。そして、その旨を表わす点灯
制御信号を生成して内線電話機TEL1に送出し、これ
により呼出状態表示ランプ63を消灯させる。
内線電話機TEL1の呼出状態表示ランプ63は「点
灯」状態を保持する。これは、呼出オペレータが複数の
呼出キー62を順に操作する場合に、どの呼出キーを操
作したかを操作後に確認できるようにするためである。
上記呼出状態表示ランプ63の「点灯」状態は、呼出完
了を確認した呼出オペレータが対応する呼出キー62を
再度押すことにより、消灯する。すなわち、中央制御ユ
ニット20は、呼出しが完了した呼出キーが再度押され
たことを検出すると、呼出状態テーブル33の対応する
エリアを「呼出完了」を表わす“4”から「空き」を表
わす“0”に書き替える。そして、その旨を表わす点灯
制御信号を生成して内線電話機TEL1に送出し、これ
により呼出状態表示ランプ63を消灯させる。
【0037】そうして1個のページャに対する一連の呼
出制御処理が終了すると、中央制御ユニット20はステ
ップ10jにおいて呼出状態テーブル33を検索し、こ
れにより「呼出待ち」を表わす呼出状態番号“1”が記
憶されているページャ呼出用仮想DNが他にあるか否か
を判定する。そして、「呼出待ち」を表わす呼出状態番
号“1”が記憶されているページャ呼出用仮想DNが他
にある場合には、このページャ呼出用仮想DNについて
呼出制御を実行するべくステップ10aに戻る。一方、
呼出状態番号“1”が記憶されているページャ呼出用仮
想DNが他にない場合には、呼出待ち状態となっている
ページャ呼出用仮想DNについての呼出処理はすべて完
了したものと判断してステップ10kに移行し、ここで
起動フラグ34を“0”に書き替える。
出制御処理が終了すると、中央制御ユニット20はステ
ップ10jにおいて呼出状態テーブル33を検索し、こ
れにより「呼出待ち」を表わす呼出状態番号“1”が記
憶されているページャ呼出用仮想DNが他にあるか否か
を判定する。そして、「呼出待ち」を表わす呼出状態番
号“1”が記憶されているページャ呼出用仮想DNが他
にある場合には、このページャ呼出用仮想DNについて
呼出制御を実行するべくステップ10aに戻る。一方、
呼出状態番号“1”が記憶されているページャ呼出用仮
想DNが他にない場合には、呼出待ち状態となっている
ページャ呼出用仮想DNについての呼出処理はすべて完
了したものと判断してステップ10kに移行し、ここで
起動フラグ34を“0”に書き替える。
【0038】なお、呼出状態が「呼出待ち」、「呼出
中」または「トランク応答」になっているページャ呼出
用仮想DNについて、呼出オペレータが該当する呼出キ
ーを再度押した場合には、中央制御ユニット20はその
時点で呼出制御の実行を中止して、ページャ呼出用仮想
DNをリセットするための処理を実行する。すなわち、
各メモリテーブルの上記ページャ呼出用仮想DNに対応
するエリアを空き状態に相当する状態にそれぞれリセッ
トするとともに、タイマが動作中の場合にはこのタイマ
をクリアする。また、内線電話機に対しては、呼出状態
表示ランプ63を消灯させるための点灯制御信号を送出
してランプを消灯させる。すなわち、呼出キーの再操作
により呼出指示はキャンセルされる。
中」または「トランク応答」になっているページャ呼出
用仮想DNについて、呼出オペレータが該当する呼出キ
ーを再度押した場合には、中央制御ユニット20はその
時点で呼出制御の実行を中止して、ページャ呼出用仮想
DNをリセットするための処理を実行する。すなわち、
各メモリテーブルの上記ページャ呼出用仮想DNに対応
するエリアを空き状態に相当する状態にそれぞれリセッ
トするとともに、タイマが動作中の場合にはこのタイマ
をクリアする。また、内線電話機に対しては、呼出状態
表示ランプ63を消灯させるための点灯制御信号を送出
してランプを消灯させる。すなわち、呼出キーの再操作
により呼出指示はキャンセルされる。
【0039】このように本実施例では、電子構内交換機
EXの主記憶部30に、各内線電話機TEL1〜TEL
nの呼出キー62に対応してページャの電話番号を予め
記憶しておき、内線電話機において呼出キー62が押さ
れた場合に、電子構内交換機EXの中央制御ユニット2
0により、上記呼出キー62に対応して記憶されている
ページャの電話番号を基に公衆網NWに対しページャの
呼出しを要求するための発信を行なうようにしている。
また、この発信に対する公衆網NWからの応答を監視
し、応答がない場合には応答待ちタイマにより設定され
る一定時間おきに上記呼出要求のための発信を繰り返す
ようにし、さらにはページャ呼出用の局線に空きがない
場合には空きが出るまで繰り返し呼出処理を試みるよう
にしている。
EXの主記憶部30に、各内線電話機TEL1〜TEL
nの呼出キー62に対応してページャの電話番号を予め
記憶しておき、内線電話機において呼出キー62が押さ
れた場合に、電子構内交換機EXの中央制御ユニット2
0により、上記呼出キー62に対応して記憶されている
ページャの電話番号を基に公衆網NWに対しページャの
呼出しを要求するための発信を行なうようにしている。
また、この発信に対する公衆網NWからの応答を監視
し、応答がない場合には応答待ちタイマにより設定され
る一定時間おきに上記呼出要求のための発信を繰り返す
ようにし、さらにはページャ呼出用の局線に空きがない
場合には空きが出るまで繰り返し呼出処理を試みるよう
にしている。
【0040】したがって本実施例であれば、内線電話機
TEL1〜TELnにおける呼出キー62の操作に応じ
て、公衆網NWに対するページャの呼出しを要求するた
めの発信動作が自動的に行なわれることになる。このた
め、所望のページャを呼出す際に呼出オペレータは、内
線電話機TEL1〜TELnの呼出キー62を押すだけ
でよく、呼出しのための多くの手順や、構内交換機EX
や公衆網NWの空きを自身で監視する必要がなくなり、
この結果呼出オペレータの操作性は大幅に改善され、ま
た呼出しに要する時間も短縮される。
TEL1〜TELnにおける呼出キー62の操作に応じ
て、公衆網NWに対するページャの呼出しを要求するた
めの発信動作が自動的に行なわれることになる。このた
め、所望のページャを呼出す際に呼出オペレータは、内
線電話機TEL1〜TELnの呼出キー62を押すだけ
でよく、呼出しのための多くの手順や、構内交換機EX
や公衆網NWの空きを自身で監視する必要がなくなり、
この結果呼出オペレータの操作性は大幅に改善され、ま
た呼出しに要する時間も短縮される。
【0041】また、呼出しの完了が確認されるまで、公
衆網NWに対する呼出要求のための発信動作が一定時間
おきに繰り返し行なわれるので、公衆網NWやページャ
基地局BSが輻輳などにより一時的に発信またはページ
ャ呼出しを受付けることができない状態になったとして
も、呼出オペレータによる呼出しのための再操作を必要
とすることなく、ページャを確実に行なうことが可能と
なる。
衆網NWに対する呼出要求のための発信動作が一定時間
おきに繰り返し行なわれるので、公衆網NWやページャ
基地局BSが輻輳などにより一時的に発信またはページ
ャ呼出しを受付けることができない状態になったとして
も、呼出オペレータによる呼出しのための再操作を必要
とすることなく、ページャを確実に行なうことが可能と
なる。
【0042】さらに本実施例では、呼出状態を表わす点
灯制御信号を電子構内交換機EXから内線電話機TEL
1〜TELnに転送して、呼出状態表示ランプ63を点
灯制御するようにしている。このため、呼出オペレータ
は呼出状態表示ランプ63を視認することにより、ペー
ジャに対する呼出状態を常に明確に知ることができる。
また、その際「呼出完了」の状態において、呼出状態表
示ランプ63を点灯させたままとし、呼出キーが再度押
された時点でランプを消灯させるようにしたので、呼出
オペレータが複数の呼出キー62を順に操作する場合
に、どの呼出キーを操作したかを操作後でも確認するこ
とができる。
灯制御信号を電子構内交換機EXから内線電話機TEL
1〜TELnに転送して、呼出状態表示ランプ63を点
灯制御するようにしている。このため、呼出オペレータ
は呼出状態表示ランプ63を視認することにより、ペー
ジャに対する呼出状態を常に明確に知ることができる。
また、その際「呼出完了」の状態において、呼出状態表
示ランプ63を点灯させたままとし、呼出キーが再度押
された時点でランプを消灯させるようにしたので、呼出
オペレータが複数の呼出キー62を順に操作する場合
に、どの呼出キーを操作したかを操作後でも確認するこ
とができる。
【0043】また本実施例では、「呼出待ち」、「呼出
中」および「トランク応答」の各状態にあるページャ呼
出用仮想DNについて、対応する呼出キー62が操作さ
れると、呼出状態をクリアして呼出動作を中止するよう
にしたので、呼出オペレータが呼出キー62を誤って操
作した場合や、所望の呼出キーとは別の呼出キーを操作
してしまった場合でも、呼出動作を中止させることがで
きる。
中」および「トランク応答」の各状態にあるページャ呼
出用仮想DNについて、対応する呼出キー62が操作さ
れると、呼出状態をクリアして呼出動作を中止するよう
にしたので、呼出オペレータが呼出キー62を誤って操
作した場合や、所望の呼出キーとは別の呼出キーを操作
してしまった場合でも、呼出動作を中止させることがで
きる。
【0044】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施例では、呼出しの完了が
確認されるまで、公衆網NWに対する呼出要求のための
発信動作を一定時間おきに際限なく繰り返し行なうよう
にしたが、繰り返しの回数をカウンタにより計数し、繰
り返し回数が所定回数に達した時点で呼出しを放棄する
ようにしてもよい。また、その際呼出しを放棄した旨と
その理由を内線電話機に送り、その液晶表示器64に表
示するように構成するとよい。
のではない。例えば、上記実施例では、呼出しの完了が
確認されるまで、公衆網NWに対する呼出要求のための
発信動作を一定時間おきに際限なく繰り返し行なうよう
にしたが、繰り返しの回数をカウンタにより計数し、繰
り返し回数が所定回数に達した時点で呼出しを放棄する
ようにしてもよい。また、その際呼出しを放棄した旨と
その理由を内線電話機に送り、その液晶表示器64に表
示するように構成するとよい。
【0045】また前記実施例では、内線電話機TEL1
〜TELnに設けられた機能キーを呼出キーとして使用
してページャの呼び出し指示を構内交換機EXに送る場
合を例にとって説明したが、より多くのページャを呼出
すために構内交換機EXの内線IL1〜ILnに対し内
線電話機と並列にコンソール装置を接続するようにして
もよい。図11はコンソール装置の構成の一例を示すも
ので、筐体の操作パネル71上には、多数の呼出キー7
2と、これらの呼出キー72に一対一に対応して配置さ
れた多数の呼出状態表示ランプ73とが配設されてい
る。
〜TELnに設けられた機能キーを呼出キーとして使用
してページャの呼び出し指示を構内交換機EXに送る場
合を例にとって説明したが、より多くのページャを呼出
すために構内交換機EXの内線IL1〜ILnに対し内
線電話機と並列にコンソール装置を接続するようにして
もよい。図11はコンソール装置の構成の一例を示すも
ので、筐体の操作パネル71上には、多数の呼出キー7
2と、これらの呼出キー72に一対一に対応して配置さ
れた多数の呼出状態表示ランプ73とが配設されてい
る。
【0046】さらに前記実施例では、ページャを呼び出
す場合を例にとって説明したが、ページャの代りに自動
車電話機や携帯電話機、あるいはコードレス電話機を呼
び出すようにしてもよい。その他、第1の呼出制御手段
および第2の呼出制御手段の制御手順やその制御内容、
呼出完了判定手段の判定手法、内線端末の種類や構成、
構内交換機の構成、通信網の種類等についても、本発明
の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
す場合を例にとって説明したが、ページャの代りに自動
車電話機や携帯電話機、あるいはコードレス電話機を呼
び出すようにしてもよい。その他、第1の呼出制御手段
および第2の呼出制御手段の制御手順やその制御内容、
呼出完了判定手段の判定手法、内線端末の種類や構成、
構内交換機の構成、通信網の種類等についても、本発明
の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の構内交換機
では、選択呼出受信機の電話番号を予め記憶するための
記憶手段と、第1の呼出制御手段と、呼出完了判定手段
と、第2の呼出制御手段とを備えている。そして、内線
端末より上記選択呼出受信機に対する呼出指示が送られ
た場合に、第1の呼出制御手段により、この呼出先の選
択呼出受信機に対応する電話番号を上記記憶手段から読
出して上記通信網に対し呼出要求を送出し、この呼出要
求の送出後に、上記通信網から返送される応答信号を基
に上記呼出先の選択呼出受信機に対する呼出しが完了し
たか否かを呼出完了判定手段により判定する。そして、
呼出しが完了していないと判定された場合には、上記第
2の呼出制御手段によりその旨を上記呼出先の選択呼出
受信機に対応付けて記憶し、後に当該呼出先の選択呼出
受信機に対する呼出要求を上記通信網に対し少なくとも
1回再送出するようにしている。
では、選択呼出受信機の電話番号を予め記憶するための
記憶手段と、第1の呼出制御手段と、呼出完了判定手段
と、第2の呼出制御手段とを備えている。そして、内線
端末より上記選択呼出受信機に対する呼出指示が送られ
た場合に、第1の呼出制御手段により、この呼出先の選
択呼出受信機に対応する電話番号を上記記憶手段から読
出して上記通信網に対し呼出要求を送出し、この呼出要
求の送出後に、上記通信網から返送される応答信号を基
に上記呼出先の選択呼出受信機に対する呼出しが完了し
たか否かを呼出完了判定手段により判定する。そして、
呼出しが完了していないと判定された場合には、上記第
2の呼出制御手段によりその旨を上記呼出先の選択呼出
受信機に対応付けて記憶し、後に当該呼出先の選択呼出
受信機に対する呼出要求を上記通信網に対し少なくとも
1回再送出するようにしている。
【0048】したがって本発明によれば、選択呼出受信
機の呼出しを簡単かつ短時間に行なうことができ、これ
により操作性の向上を図り、かつ緊急連絡等を迅速に行
ない得る選択呼出機能を備えた構内交換機を提供するこ
とができる。
機の呼出しを簡単かつ短時間に行なうことができ、これ
により操作性の向上を図り、かつ緊急連絡等を迅速に行
ない得る選択呼出機能を備えた構内交換機を提供するこ
とができる。
【図1】本発明の一実施例に係わる電子構内交換機を含
む通信システムの概略構成図。
む通信システムの概略構成図。
【図2】図1に示した通信システムにおける電子構内交
換機の構成を示す回路ブロック図。
換機の構成を示す回路ブロック図。
【図3】図1に示した通信システムにおける内線電話機
の外部構成を示す斜視図。
の外部構成を示す斜視図。
【図4】図2に示した構内交換機の主記憶部に設けられ
ているページャ呼出用仮想DNテーブル31の構成の一
例を示す図。
ているページャ呼出用仮想DNテーブル31の構成の一
例を示す図。
【図5】図2に示した構内交換機の主記憶部に設けられ
ているページャ電話番号テーブル32の構成の一例を示
す図。
ているページャ電話番号テーブル32の構成の一例を示
す図。
【図6】図2に示した構内交換機の主記憶部に設けられ
ている呼出状態テーブル33の構成の一例を示す図。
ている呼出状態テーブル33の構成の一例を示す図。
【図7】図2に示した構内交換機の主記憶部に設けられ
ている起動要求フラグ34の構成の一例を示す図。
ている起動要求フラグ34の構成の一例を示す図。
【図8】図2に示した構内交換機の主記憶部に設けられ
ているページャ呼出用トランクテーブル35およびトラ
ンク状態テーブル36の構成の一例を示す図。
ているページャ呼出用トランクテーブル35およびトラ
ンク状態テーブル36の構成の一例を示す図。
【図9】呼出状態および呼出状態表示ランプの状態遷移
の様子を示す図。
の様子を示す図。
【図10】図2に示した構内交換機の中央制御ユニット
による呼出制御の手順およびその内容を示すフローチャ
ート。
による呼出制御の手順およびその内容を示すフローチャ
ート。
【図11】本発明の他の実施例に係わるコンソール装置
の外部構成を示す斜視図。
の外部構成を示す斜視図。
EX…電子構内交換機 TEL1〜TELn…内線電話機 IL1〜ILn…内線 NW…公衆網 SL1〜SLm…電子構内交換機の局線(公衆網の加入
者線) BS…ページャ基地局 PR1〜PRk…ページャ LC1〜LCn…内線インタフェース回路 TRK1〜TRKm…局線トランク回路 10…スイッチ回路 20…中央制御回路 21…ページャ呼出制御手段 22…応答監視手段 23…呼出状態管理表示制御手段 30…主記憶部 31…ページャ呼出用仮想DNテーブル 32…ページャ電話番号テーブル 33…呼出状態テーブル 34…起動要求フラグ 35…ページャ呼出用トランクテーブル 36…トランク状態テーブル 40…外部インタフェース回路 50…保守用端末 60,71…操作パネル 62,72…呼出キー 63,73…呼出状態表示ランプ 64…表示器 65…ハンドセット
者線) BS…ページャ基地局 PR1〜PRk…ページャ LC1〜LCn…内線インタフェース回路 TRK1〜TRKm…局線トランク回路 10…スイッチ回路 20…中央制御回路 21…ページャ呼出制御手段 22…応答監視手段 23…呼出状態管理表示制御手段 30…主記憶部 31…ページャ呼出用仮想DNテーブル 32…ページャ電話番号テーブル 33…呼出状態テーブル 34…起動要求フラグ 35…ページャ呼出用トランクテーブル 36…トランク状態テーブル 40…外部インタフェース回路 50…保守用端末 60,71…操作パネル 62,72…呼出キー 63,73…呼出状態表示ランプ 64…表示器 65…ハンドセット
Claims (3)
- 【請求項1】 選択呼出受信機に対する呼出要求が到来
した場合に、この選択呼出受信機に対する選択呼出しを
行なうとともに、呼出元へ応答信号を返送する機能を備
えた通信網に接続される構内交換機であって、 前記選択呼出受信機の電話番号を予め記憶した記憶手段
と、 内線端末より前記選択呼出受信機に対する呼出指示が送
られた場合に、この呼出先の選択呼出受信機に対応する
電話番号を前記記憶手段から読出し、この電話番号に基
づいて前記通信網に対し呼出要求を送出するための第1
の呼出制御手段と、 この第1の呼出制御手段により呼出要求の送出動作が行
なわれた場合に、前記通信網から返送される応答信号を
基に前記呼出先の選択呼出受信機に対する呼出しが完了
したか否かを判定するための呼出完了判定手段と、 この呼出完了判定手段により呼出しが完了していないと
判定された場合に、その旨を前記呼出先の選択呼出受信
機に対応付けて記憶し、後に当該呼出先の選択呼出受信
機に対する呼出要求を前記通信網に対し少なくとも1回
再送出するための第2の呼出制御手段とを具備したこと
を特徴とする選択呼出機能を備えた構内交換機。 - 【請求項2】 第2の呼出制御手段は、呼出完了判定手
段により呼出しが完了したと判定されるまで、通信網に
対する呼出要求の再送出を定期的または不定期に繰り返
すことを特徴とする請求項1に記載の選択呼出機能を備
えた構内交換機。 - 【請求項3】 第1および第2の呼出制御手段は、呼出
先の選択呼出受信機に対する呼出状態を表わす情報を、
呼出指示を送出した内線端末に送出して表示させる手段
を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の選
択呼出機能を備えた構内交換機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5035144A JPH06253026A (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 選択呼出機能を備えた構内交換機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5035144A JPH06253026A (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 選択呼出機能を備えた構内交換機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06253026A true JPH06253026A (ja) | 1994-09-09 |
Family
ID=12433716
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5035144A Pending JPH06253026A (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 選択呼出機能を備えた構内交換機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06253026A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100582571B1 (ko) * | 1999-11-10 | 2006-05-23 | 삼성전자주식회사 | 컴퓨터 텔레포니 인테그레이션 모듈을 구비한사설교환기의 페이징 수행시 자동 호출을 실행하는 방법 |
KR100606110B1 (ko) * | 1998-12-30 | 2007-04-25 | 삼성전자주식회사 | 사설 교환시스템에서 응급 전화 연결 방법 |
KR20180005538A (ko) * | 2016-07-06 | 2018-01-16 | 주식회사 네이블커뮤니케이션즈 | 통신망을 이용한 마을 방송 서비스 시스템 및 그 방법 |
-
1993
- 1993-02-24 JP JP5035144A patent/JPH06253026A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100606110B1 (ko) * | 1998-12-30 | 2007-04-25 | 삼성전자주식회사 | 사설 교환시스템에서 응급 전화 연결 방법 |
KR100582571B1 (ko) * | 1999-11-10 | 2006-05-23 | 삼성전자주식회사 | 컴퓨터 텔레포니 인테그레이션 모듈을 구비한사설교환기의 페이징 수행시 자동 호출을 실행하는 방법 |
KR20180005538A (ko) * | 2016-07-06 | 2018-01-16 | 주식회사 네이블커뮤니케이션즈 | 통신망을 이용한 마을 방송 서비스 시스템 및 그 방법 |
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