JPH06252623A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JPH06252623A
JPH06252623A JP3714193A JP3714193A JPH06252623A JP H06252623 A JPH06252623 A JP H06252623A JP 3714193 A JP3714193 A JP 3714193A JP 3714193 A JP3714193 A JP 3714193A JP H06252623 A JPH06252623 A JP H06252623A
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JP
Japan
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antenna
seat cover
antenna horn
concave reflector
horn
Prior art date
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Application number
JP3714193A
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English (en)
Inventor
Fumiaki Ogata
史明 緒方
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地上、建造物上などに設置される主とし
て通信用のアンテナ装置に関し、コンパクトかつ簡易構
成にして防雪効果の高い着雪防止用のシートカバーがア
ンテナホーンに接触することをなくす。 【構成】 アンテナホーン21と該アンテナホーン
と電気的に対向する凹面反射器22とからなるアンテナ
装置において、上記アンテナホーン21と凹面反射器2
2とを覆う着雪防止用のシートカバー85と該アンテナ
ホーンとシートカバーとの間を所要の間隔に維持させる
保護枠体40とを設けてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地上、建造物上などに
設置される主として通信用のアンテナ装置に関する。
【0002】アンテナ装置には送信用、受信用、または
送信・受信両用のものがあるが、いずれにしてもアンテ
ナホーンと、このアンテナホーンと電気的に対向する凹
面反射器とからなるもので構成され、ビームパターンは
扇状またはペンシル状である。アンテナ装置を用いるの
は無線通信であるから所定空間を隔てた地点間の通信を
行なうために固定的に設置されるが、方向調整装置をそ
なえており所定方向へ正確に向け得るよう方向調整可能
になっている。最近では宇宙空間に打ち上げられた通信
衛星を介した通信も行なわれるようになっている。
【0003】凹面反射器としては金属板を回転放物面に
加工したものやCFRPを成型したものが多く用いられ
る。アンテナホーンと凹面反射器との関係は製造性、取
扱性、電気的特性の良好なことから、いわゆるオフセッ
ト形に構成され、屋外環境に耐えられるに十分にして強
固な耐風雨性、風雪性などの耐環境性がそなえられてい
る。
【0004】このうちとくに積雪地帯に設置されて運用
されるものは積雪除去機能を有することが必要不可欠で
ある。このためにアンテナ装置をレードームで覆うか、
積極的にヒータによって融雪除去して着雪しないような
対策が採られる。着雪によって問題となるのは凹面反射
器の凹面部分とアンテナホーンの開口部分およびこれら
の間の電波の通路となる空間部分である。したがって、
これらの部分に着雪しないような対策が求められる。
【0005】
【従来の技術】上記ヒータにより融雪して着雪しないよ
うに対策するものとして、凹面反射器に対しては背面に
シート状のパッドヒータを貼り付け、上から断熱材を取
り付けるか、背面全体を覆い温風ヒータで内部全体の空
気を攪拌するようにしていた。アンテナホーンに対して
は全体にテープ状あるいはコード状のゴムヒータ、また
は面状のヒータを巻きつけ、その上から断熱材で覆うよ
うにするのが一般に公知であるが何れも複雑かつ高価で
ある。
【0006】このようなことに対して本願発明者が考え
た図8の側面図ならびに図9の正面図に示されるオフセ
ットパラボラ形のアンテナ装置1によれば、アンテナホ
ーン2と電気的に対向する凹面反射器3とからなるもの
である。アンテナホーン2と凹面反射器3との間は所定
間隔となるように一本の支持アーム4と二本のステー5
とで支持固定させている。
【0007】アンテナホーンの背部にはLNB(Low
Noise Block Converter)6が
接続されている。図8において凹面反射器3の右斜め上
方からの電波がアンテナホーン2に集束されるように位
置決めされていることから、電波の通路に影響のない部
分である支持アーム4の下側に温風発生装置7が取り付
けられている。
【0008】図8において凹面反射器3の背面は支持金
具8によって支柱9に取り付けられており、図示省略し
てあるが支持金具8の内部には水平方向の方位調整機構
によって方位調整されて位置決め固定されるようになっ
ている。背面下方の細長い金具10は支柱9に対して図
示左右方向の前後させることにより支持金具8の部分を
回転中心としてアンテナ装置1のビーム方向を上下方向
に位置決め調整し得るようになっている。
【0009】凹面反射器3とアンテナホーン2およびL
NB6と温風発生装置7を含む全体とを防水性を有する
不織布などの合成樹脂製のシートカバー11で覆い締め
括って風や雨雪などが入り込まないようにしている。図
ではアンテナ装置構成の理解を容易とするためにシート
カバー11は二点鎖線で示してある。
【0010】温風発生装置7はフアン12によって矢印
A方向からの空気を吸入してヒータ部分13で温風とし
矢印B方向へ送り出すように構成されている。これによ
って温風はアンテナホーン2およびLNB6の方向から
上昇し凹面反射器3の前面を経て下降しシートカバー1
1の内部を循環させるようになっている。
【0011】したがって、シートカバー11の内部全体
を温風で加熱することとなりシートカバー11の外部に
付着する降雪は融けて水滴となり流下するので着雪する
ことはない。なお、図において配線、ケーブル類は図を
複雑にすることから図示省略して示してある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記アンテナ装置1に
よると温風発生装置7の温風がシートカバー11に沿っ
て送り出され最も接近しているLNB6を加熱するの
で、温風の発生または停止にともなってLNB6の温度
を極度に変化させ電気的な特性の変化を生じる不都合が
あった。
【0013】このLNB6とアンテナホーン2の部分に
シートカバー11が接触して覆っているために、少し強
い風が吹くと圧力によってアンテナホーン2が振動した
り方向が傾いたりする状態が起こりビーム方向のずれを
生じるといった不具合な点がある。風の程度によっては
シートカバー11の上部が撓み、アンテナホーン2と凹
面反射器3との電波の通路である空間に入り込み有効な
空間が確保されないことも生じる。
【0014】温風発生装置7のフアン12の空気吸入側
にシートカバー11のゆとりをもたせた部分がフアン1
2に吸い込まれるように撓んでここを塞ぐようになっ
て、フアン12への空気の流入が有効に行なわれずに阻
害されるといった問題点もある。
【0015】本発明は上記各種の問題点に鑑み、これら
の問題点を解決したアンテナ装置の提供を発明の課題と
するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明手段の構成要旨とするところは、アンテナホー
ンと該アンテナホーンと電気的に対向する凹面反射器と
からなるアンテナ装置において、上記アンテナホーンと
凹面反射器とを覆う着雪防止用のシートカバーと該アン
テナホーンとシートカバーとの間を所要の間隔に維持さ
せる保護枠体とを設けてなることを特徴とするアンテナ
装置である。
【0017】
【作用】上記本発明アンテナ装置によると、アンテナホ
ーンを囲む保護枠体によってシートカバーがアンテナホ
ーンの部分に直接触れることがないので強風時において
もアンテナホーンがシートカバーの風による動きに影響
されることがなく安定した通信が保証される。
【0018】
【実施例】以下、本発明のアンテナ装置について図を参
照しながら具体的な一実施例で詳細に説明する。なお、
本発明のアンテナ装置は凹面反射器の口径の公称値は約
0.6mφないし1.6mφ程度の比較的小形のものに
適用するのに好適であるが、必ずしもこの範囲に限定さ
れるものではなくより大口径のものに適用することは可
能なことである。
【0019】図1は本発明の適用されるアンテナ装置2
0の側面図であり、図2に正面図が示される。また、要
部の斜視図が図3に示される。図においてこのアンテナ
装置はオフセット形パラボラアンテナ装置である。この
アンテナ装置20はアンテナホーン21と、これと電気
的に対向する回転放物面鏡でなる凹面反射器22とから
なる。凹面反射器22の口径は公称約1.2mφであ
る。
【0020】凹面反射器22の凹面はCFRP(炭素繊
維補強強化プラスチック)および、その他の部分はFR
Pの成型加工によって一体成形されたもので後述する周
囲枠、リブなどが一体に成形されて大きな剛性と強度と
をそなえている。
【0021】アンテナホーン21と凹面反射器22との
間を所定の関係に維持するために一本の支持アーム23
と二本のステー24とによって取り付け固定されてい
る。アンテナホーン21の背面側はLNB(Low N
oise Block Converter)25と接
続されている。
【0022】アンテナホーン21と凹面反射器22との
間の電波の通路としての空間に影響のない部分である支
持アーム23の下部に温風発生装置26が懸垂状態に取
り付けられている。
【0023】凹面反射器22の背面側は支持金具27で
支持固定され、この支持金具27によって支柱28に取
り付けられている。支持金具27は図示させていないが
内部に水平方向への回転機構をそなえアンテナホーン2
1と凹面反射器22とを支柱28のまわりに回転可能に
固定させることができるようになっており、所定の通信
方向へ向けることができる。
【0024】背面下方の細長い金具29は支柱28に対
して図示左右方向に前後させることによりアンテナホー
ン21と凹面反射器22とを上下方向に傾斜させること
ができアンテナビームの方向を任意に調整し位置を固定
させることができる。このような水平、垂直方向の調整
機構によって任意の空間の通信方向へビーム方向を向け
るように調整位置決めし得る。
【0025】温風発生装置26は図4の詳細図をも参照
するとフアン31の部分とヒータ部分32とからなり、
ヒータ部分の内部にコイル状のヒータ33が配置され、
フアン31の背後下面に延びる保護板34とヒータ部分
32の前方下面からに前上がりに延びる案内板35とを
そなえてなる。
【0026】符号の36は保護用の金網であり、37は
電線貫通用の金物である。また上部の二個の38はハッ
ト形の金具であって、これによって支持アーム23に懸
垂状態に挟み込み図示省略のねじでねじ止め固定させる
ものである。
【0027】電源の接続によりフアン31の背部から空
気を吸入し前方のヒータ33によって加熱された温風が
案内板35の方向へ送出される。温風発生装置26の前
方で支持アーム23に保護枠体40が取り付けられてい
る。この保護枠体40は図5の詳細斜視図をも参照する
と基板41の上面のハット形の金具42により支持金具
23に挟み付けるようにしてねじ止め固定される。左右
端の立ち上がり部分43に取り付けられた逆U字状の金
具44と、この金具44の頂部から基板41前面に折り
曲げられた面45との間に取り付けられたJ字形の金具
46とからなるものである。
【0028】図1ないし図3から明らかなようにこの保
護枠体40は丁度アンテナホーン21とLNB25とを
覆うような形になっていることがよく示されているのが
わかる。J字形の金具46の両端はねじ止めされており
逆U字形の金具44に取り付けられた部分を中心にして
基板41の折り曲げ面45の左右の孔(図3)47,4
8の部分に移動させて正面視いずれかに傾いた状態とす
ることができるようになっている。
【0029】このように傾ける必要性はアンテナ装置2
0が据え付けられる位置により、たとえば、地球上の東
西の隔たった位置では通信衛星の電波の偏波方向が傾く
ことからそれに合わせてアンテナ装置20のアンテナホ
ーン21を軸上で回転させて一致させることが必要であ
り、それに応じてLNB25が傾くためにJ字形の金具
46を図2の二点鎖線で示されるようにいずれかの方向
に傾けて後述のシートカバーがLNB25に接すること
のないように保護するためである。
【0030】凹面反射器22の最頂部にはロープ止め具
50が取り付けられている。このロープ止め具について
図6を参照して説明すると、図(a)は分離状態の斜視
図であり、図(b)は組み立て状態の側面図である。ロ
ープ止め具50は止め具本体51と押さえ金具52およ
び押さえねじ53とからなる。
【0031】止め具本体51は長短の折り曲げによって
コの字形に形成され長い方の折り曲げ部分54には先端
の孔55と中間部分にねじ孔56とを有し、短い方の折
り曲げ部分57には根元部分に凸形の孔58が形成され
ており内面側にゴム板59が貼り付けられている。
【0032】押さえ金具52は側面視L形であり折り曲
げ片61は細幅62の先端部分が広幅63に形成されて
おり、平板64の面にはゴム板65が貼り付けられてい
る。なお、図(a)と図(b)とは上下の関係が逆とな
っており、図(b)の状態が図1、図2に対応する。
【0033】組み立て状態とするには押さえ金具52を
止め具本体51の内部に挿入し折り曲げ片61の広幅6
3の部分を凸形の孔58の広幅部分に合わせることによ
り孔58を通過させることができる。細幅62の部分を
凸形の孔58の細幅部分に嵌め合わせることができ、図
(b)のように折り曲げ片61を止め具本体51のコ形
の底辺に合わせられる。このように組み合わせることで
容易に分離しないものとなる。
【0034】止め具本体51のねじ孔56にねじ53を
ねじ込み、両ゴム板59,65の間に凹面反射器22の
周囲枠67の部分を挿入しねじ53を締め付けることに
より、両ゴム板59,65によって周囲枠67の部分が
締め付けられロープ止め具50が凹面反射器22に取り
付けられ先端の孔55は凹面反射器22の端部に突出さ
れる。
【0035】図1および図2を参照すると保護枠体40
とロープ止め具50との間に合成繊維製のロープ70が
張り渡されている。この合成繊維製のロープ70の一端
は保護枠体40の頂部に取り付けられ、他端はロープ止
め具50の長い方の折り曲げ部分54先端の孔55を通
して取り付けられている。このロープ70は適宜の緊張
状態にしてある。
【0036】ロープ70を合成繊維製としたのはここに
張り渡される部分が電波の通路であるために金属とたの
では電気的な障害が生じるので誘電体である合成樹脂繊
維のロープを用いることと、任意の長さに設定すること
が可能なためである。
【0037】図7を参照すると図(a)は凹面反射器2
2の背面側が示される。周囲には環状の周囲枠67の部
分とこの周囲枠67とともに凹面に一体化された縦横の
リブ81,82がFRPによって形成されている。した
がって、これらの周囲枠67および縦横のリブ81,8
2との間には囲まれた空所83がそれぞれ形成されてい
る。
【0038】図(b)にはシートカバー85を背面側か
ら見た状態が示される。このシートカバー85は防水性
を有する合成樹脂などの不織布などで電波の透過性の良
好な、たとえばナイロン帆布(商品名)を加工して製造
される。
【0039】図1および図2とも参照すると、図1およ
び図2では理解を容易とするためにあえてシートカバー
85を二点鎖線で示してあるが、凹面反射器22の背面
に沿ってこれを覆い、前面側は保護枠体40と温風発生
装置26とを覆いこれら全体に密着して弛みなく緊張状
態となるように作られて取り付けられている。
【0040】シートカバー85は凹面反射器22の周囲
枠67に添った部分のほぼ下半分の部分Cの範囲が前後
方向に開口するようになっており、ここを開口させてア
ンテナ装置20の前方から被せるとともに凹面反射器2
2の上からも被せるようにして取り付ける。背面側の中
央部分の短冊状部分86を引き上げて開口させておき、
この部分86を支持金具27および金具29の間に挿入
させて図7の図(b)のような状態とする。 このよう
にして各開口部分Cおよび86の部分を閉じる。すなわ
ち、開口部分はすべて重ね合わせられるようになってお
りマジックフアスナ(商品名)で係着させられるととも
に紐87で要所を結びつける。このようにしてシートカ
バー85は風などに対する十分な耐性が与えられ、かつ
雨雪などの浸入が最低限におさえられる。支持金具27
と金具29の通る部分D,Eにはわずかな隙間ができる
ように形成されており、これによって何らの問題はな
い。それ以外の部分はマジックフアスナの重ね合わせ係
着と紐87による結びつけによる締め付けで強固に取り
付けられる。
【0041】本発明実施例においても各図には配線、ケ
ーブル類は図を複雑にすることから図示省略して示して
ある。以上のような構成で、とくに図1を主として参照
し温風発生装置26を動作させると矢印Aのようにフア
ン31によってシートカバー内部の空気が吸入され、ヒ
ータ部分32で加熱されて温風となり矢印Bのように送
出される。
【0042】このとき吸入される空気は保護板34によ
ってシートカバー85とフアン31との間に十分な空間
が与えられているので、従来のようにシートカバーでフ
アン31の空気吸入開口部分を塞ぐおそれはまったくな
いので有効に空気を吸入することができる。
【0043】また送出される温風は案内板35の傾斜面
によって直進することなく上方向に向けられる。この結
果温風は上方向のシートカバー85内に拡がりシートカ
バー85全体を内面から暖める。温風がLNB25に直
接当たることがなくなったために従来のようなLNB2
5の電気的な特性変化の生じることはなくなった。
【0044】このようにして上昇した温風は凹面反射器
22の凹面に沿って上から下へと流れ、ふたたび温風発
生装置26に吸入されてさらなる温風となることを繰り
返す。電波の通路の最小空間の空気を加熱するのみであ
るからヒータの容量はきわめて少ないものとすることが
できる。このような温風発生装置26は従来の種々の問
題点が解消されたものである。
【0045】保護枠体40はアンテナホーン21とLN
B25とを覆いシートカバー85との間に十分な間隔を
維持しているからシートカバー85が接することなく強
風によってシートカバー85に圧力を受けてもその影響
がアンテナホーン21、LNB25におよぶことは全く
ない。このような関係となるようにシートカバー85を
所要の間隔を維持するように保護枠体40の形状は設定
されている。
【0046】保護枠体40とロープ止め具50との間に
張り渡されたロープ70はこの間のシートカバー85を
風によって撓むことを防止するようになっているからア
ンテナホーン21と凹面反射器22との間の電波の通路
にシートカバー85が入り込む不都合が解消されてい
る。さらには、風によるシートカバー85の波うちやは
ためきなどがなくなり、電波の透過状態が安定なものと
なる。
【0047】図7の図(c)の断面図に示されるように
シートカバー85は凹面反射器22の背面に密着状態と
なっているから周囲枠67および縦横のリブ81,82
によってこの間に空隙83が形成され、空隙内の空気が
移動しない状態になっているので内部の加熱された温風
の熱が凹面反射器22の背面を介して外部空間に放熱さ
れることがきわめて少ないものとなっている。このよう
に空隙83は断熱層の機能を有する。
【0048】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のア
ンテナ装置によればアンテナホーンの部分を覆う保護枠
体とこの保護枠体と凹面反射器とを密着状態に覆うシー
トカバーを設け、最下方に温風発生装置を配置したこと
によって温風の循環性が良好であり、保護枠体でアンテ
ナホーン部分にシートカバーが接触しないので風圧によ
るシートカバーの変形圧力が作用しない。
【0049】温風発生装置に保護板と案内板を前後して
設けたことにより空気の吸入、送出が円滑となり、とく
に案内板によって温風は上向きに案内されて保護枠体に
よってシートカバーが絞られた形状の部分に送られ、凹
面反射器によって拡がる漏斗状のシートカバー全体に沿
って下から上へと温風が拡がるので効果的にシートカバ
ー全体を暖めることができる。
【0050】このようにして拡がった温風を凹面反射器
の凹面によって温風全体を集めるような流れを作り、フ
アンの吸入口に下降させるから空気の流れがきわめて理
想的なものとなりシートカバー全体に付着する降雪を融
雪除去して着雪を防止することが行なわれる。
【0051】保護枠体、温風発生装置の取り付けは稼働
中の既設アンテナにも取り付けることが支持アームのみ
を利用して行なえ取り付けは容易であって、しかもシー
トカバーの取り付けも被せるようにして容易であるなど
種々の効果を有するものである。
【0052】本発明によれば以上のように多くのきわめ
て有用な効果を奏する実用上すぐれたアンテナ装置であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用されるアンテナ装置の一実施例側
面図
【図2】図1の正面図
【図3】本発明アンテナ装置の要部概略斜視図
【図4】温風発生装置の側面図および斜視図
【図5】保護枠体の斜視図
【図6】ロープ止め具
【図7】シートカバーの説明図
【図8】本発明従来技術におけるアンテナ装置の側面図
【図9】図8の正面図
【符号の説明】
20 アンテナ装置 21 アンテナホーン 22 凹面反射器 23 支持アーム 24 ステー 25 LNB 26 温風発生装置 27 支持金具 28 支柱 29 金具 31 フアン 32 ヒータ部分 34 保護板 35 案内板 40 保護枠体 41 基板 44 逆U字状の金具 46 J字状の金具 50 ロープ止め具 70 ロープ 85 シートカバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナホーン(21)と該アンテナホ
    ーンと電気的に対向する凹面反射器(22)とからなる
    アンテナ装置において、 上記アンテナホーン(21)と凹面反射器(22)とを
    覆う着雪防止用のシートカバー(85)と該アンテナホ
    ーンとシートカバーとの間を所要の間隔に維持させる保
    護枠体(40)とを設けてなることを特徴とするアンテ
    ナ装置。
JP3714193A 1993-02-26 1993-02-26 アンテナ装置 Pending JPH06252623A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3714193A JPH06252623A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 アンテナ装置

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JP3714193A JPH06252623A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 アンテナ装置

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JP (1) JPH06252623A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3557692A1 (en) * 2018-04-20 2019-10-23 A. Raymond et Cie Bracket for fixing a panel to the dish of a satellite antenna

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3557692A1 (en) * 2018-04-20 2019-10-23 A. Raymond et Cie Bracket for fixing a panel to the dish of a satellite antenna

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