JPH06252410A - 不揮発性半導体メモリ装置の製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体メモリ装置の製造方法

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JPH06252410A
JPH06252410A JP3323893A JP3323893A JPH06252410A JP H06252410 A JPH06252410 A JP H06252410A JP 3323893 A JP3323893 A JP 3323893A JP 3323893 A JP3323893 A JP 3323893A JP H06252410 A JPH06252410 A JP H06252410A
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prom
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gate
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唯八 内貴
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    • H10B41/00Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
    • H10B41/30Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the memory core region
    • H10B41/35Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the memory core region with a cell select transistor, e.g. NAND
    • HELECTRICITY
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  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プロセス工程を増大させることなく、メモリ
セルサイズを小さくすることが可能であり、特にNAN
D型E2 PROMに適用して好適な不揮発性半導体メモ
リ装置の製造方法を提供すること。 【構成】 所定のパターンの透過光位相反転部分32を
有する位相シフタ付きフォトマスク30を用いて露光を
行い、透過光位相反転部分32とその他の部分との境界
部に相当する微細パターンで、レジスト膜34を加工
し、そのレジスト膜34を用いて、薄膜層を加工し、微
細間隔のゲート電極12を形成する。ゲート電極12に
より形成されるMOS型メモリセル14は、たとえば複
数のメモリセル毎に直列に接続されるNAND型メモリ
セルである。MOS型メモリセル14は、フローティン
グゲート8を有するE2 PROM用メモリセルで構成さ
れても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不揮発性半導体メモリ
装置の製造方法に係り、さらに詳しくは、メモリセルサ
イズの縮小が可能な不揮発性半導体メモリ装置の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】不揮発性半導体メモリとしては、マスク
ROM、EPROM、E2 PROMなどが知られてい
る。また、各メモリセル相互間の接続状態による分類で
は、不揮発性半導体メモリは、NOR型メモリとNAN
D型メモリとに分けられる。
【0003】最近では、書き込みおよび消去が可能で、
しかもビット当りの占有面積がNOR型に比較して小さ
いNAND型E2 PROMが注目されている。NAND
型E2 PROMを半導体基板上に作り込むには、まず半
導体基板の表面に、LOCOS法などで所定パターンの
素子分離領域を形成し、その後、ゲート絶縁層を熱酸化
法などで形成し、そのゲート絶縁層の上にフローティン
グゲートと成る第1ポリシリコン層を成膜する。次に、
この第1ポリシリコン層をストライプ状にフォトリソグ
ラフィ加工した後、その上に、中間絶縁層を成膜する。
次に、中間絶縁層の上に、コントロールゲートと成る第
2ポリシリコン層を成膜する。
【0004】そして、この第2ポリシリコン層、中間絶
縁層および第1ポリシリコン層を、前記第1ポリシリコ
ン層のストライプ状加工に対して略垂直方向のストライ
プ状に順次フォトリソグラフィ加工し、所定パターンの
コントロールゲートおよびフローティングゲートを得
る。その後、半導体基板の表面に、ゲート電極に対して
自己整合的に、ソース・ドレイン領域となる不純物拡散
層を形成すれば、各メモリセル毎にフローティングゲー
トを有するNAND型E2 PROMが得られる。なお、
NAND型E2 PROMでは、複数のメモリセルが直列
に接続され、その両側に、選択トランジスタが形成され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の製造
プロセスでは、所定パターンのコントロールゲートおよ
びフローティングゲートを得るために用いるフォトリソ
グラフィ工程に、通常のフォトマスクを用い、フォトマ
スクに形成された遮光パターンで、ゲート電極の線幅が
決定されていたことから、コントロールゲート相互間方
向のメモリセルサイズは、露光に用いるビームの種類な
どにより決定される最小加工ルールの二倍以下に縮小す
ることはできなかった。
【0006】なお、1990年「IEEE」発行の「I
EDM 90」の第103頁〜第106頁に示すよう
に、フォトリソグラフィ工程を二回行い、メモリセルサ
イズを小さくするヘテロマスク法も開発されているが、
この方法では、プロセス工程が増大するという課題を有
していた。
【0007】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、プロセス工程を増大させることなく、メモリセルサ
イズを小さくすることが可能であり、特にNAND型E
2 PROMに適用して好適な不揮発性半導体メモリ装置
の製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の不揮発性半導体メモリ装置の製造方法は、
所定のパターンの透過光位相反転部分を有する位相シフ
タ付きフォトマスクを用いて露光を行い、透過光位相反
転部分とその他の部分との境界部に相当する微細パター
ンで、薄膜層を加工し、微細間隔のゲート電極を形成す
ることを特徴とする。
【0009】上記ゲート電極により形成されるMOS型
メモリセルは、たとえば複数のメモリセル毎に直列に接
続されるNAND型メモリセルである。MOS型メモリ
セルは、フローティングゲートを有するE2 PROM用
メモリセルで構成されても良い。
【0010】
【作用】本発明の不揮発性半導体メモリ装置の製造方法
では、所定のパターンの透過光位相反転部分を有する位
相シフタ付きフォトマスクを用いて露光を行い、透過光
位相反転部分とその他の部分との境界部に相当する微細
パターンで、メモリセルを構成するゲート電極と成る導
電薄膜層を加工する。そのため、メモリセルのセルサイ
ズは、最小加工ルールの二倍以下にすることが可能にな
り、従来に比較して約1/2にすることも可能である。
特に、NAND型のメモリセルでは、各メモリセルの不
純物拡散層毎にコンタクトを取る必要がないことから、
微細化によりコンタクトが困難になるおそれもないので
都合が良い。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る不揮発性半導
体メモリ装置について、図面を参照しつつ詳細に説明す
る。図1は本発明の一実施例に係るNAND型E2 PR
OMの要部断面図、図2は図1に示すNAND型E2
ROMの要部平面図、図3はNAND型E2 PROMの
等価回路図、図4は本発明の一実施例で用いるフォトマ
スク要部平面図、図5は図4に示すフォトマスクを用い
た露光の作用を示す概略図である。
【0012】本発明に係る不揮発性半導体メモリ装置の
製造方法は、マスクROM、EPROM、E2 PROM
などの不揮発性半導体メモリ装置の製造方法に対してす
べて適用できるが、NAND型E2 PROMの製造方法
として、特に好ましく用いられる。
【0013】NAND型E2 PROMを製造するには、
図1に示すように、たとえばN型単結晶シリコン基板で
構成された半導体基板2の表面に、P型不純物拡散領域
であるPウェル4を、不純物のイオン注入法などで形成
し、そのPウェル4の表面に、フローティングゲートを
有するMOSトランジスタから成るメモリセルをアレイ
状に形成する。具体的には、Pウェル4が形成された半
導体基板2の表面に、まず、LOCOS法などで素子分
離領域を形成した後、酸化シリコン膜などで構成される
ゲート絶縁層6を熱酸化法などで成膜する。熱酸化の条
件は、たとえば850〜1000℃程度のウェット酸化
である。ゲート絶縁層6の膜厚は、特に限定されない
が、たとえば20〜30nm程度である。
【0014】次に、ゲート絶縁層6の上にフローティン
グゲート8と成る第1導電層をCVD法で成膜する。第
1導電層は、たとえばCVD法で成膜されるポリシリコ
ン膜で構成される。この第1導電層の膜厚も特に限定さ
れないが、たとえば100〜300nm、好ましくは2
50nm程度である。この第1導電層の導電性を高める
ために、この第1導電層には、リンなどの不純物が導入
される。リンの導入方法としては、リンプレデポジショ
ン法などが用いられ、POCl3 のガスを用いて、約8
00〜1000℃程度の温度で20〜60分拡散させ
る。次に、この第1導電層をストライプ状にフォトリソ
グラフィ加工した後、その上に、中間絶縁層10を成膜
する。中間絶縁層は、たとえばONO積層膜(酸化シリ
コン膜、窒化シリコン膜、および酸化シリコン膜の積層
膜)などで構成される。
【0015】中間絶縁層10の膜厚は、特に限定されな
いが、たとえば30nm程度である。中間絶縁膜10を
ONO膜とした場合には、下層の酸化膜が熱酸化法など
で約10〜20nm形成され、中間の窒化シリコン膜が
CVD法で約8〜14nm程度形成され、上層の酸化膜
がCVD法で20〜30nm程度形成される。
【0016】次に、中間絶縁層10の表面に、コントロ
ールゲート12と成る約300nm程度の膜厚のポリシ
リコン膜などで構成される第2導電層をCVD法で成膜
する。この第2導電層12に対しても、低抵抗化を図る
ために、第1導電層の場合と同様にしてリンなどの不純
物が導入される。なお、コントロールゲート12をポリ
サイド構造とする場合には、ポリシリコン膜を100n
m程度成膜した後、その上にタングステンシリサイドな
どの金属シリサイド膜を約150nm程度CVD法など
で成膜して第2導電層を得る。
【0017】そして、この第2導電層、中間絶縁層10
および第1導電層を、前記第1導電層のストライプ状加
工に対して略垂直方向のストライプ状に、順次フォトリ
ソグラフィ加工し、所定パターンのコントロールゲート
12およびフローティングゲート8を得る。その後、半
導体基板2の表面に、ゲート電極12に対して自己整合
的に、ソース・ドレイン領域となる不純物拡散層18を
形成すれば、各メモリセル14毎にフローティングゲー
トを有するNAND型E2 PROMが得られる。
【0018】ソース・ドレイン領域となる不純物拡散層
18をゲートに対して自己整合的に形成するためには、
イオン注入およびアニール処理を行う。イオン注入時に
用いる不純物は、半導体基板2のPウェル4に対して反
対極性の導電型の不純物であり、この実施例の場合に
は、Pウェル4であるため、たとえばAsやPなどのN
型の不純物である。そのイオン注入時のエネルギーは、
特に限定されないが、Asであれば約300〜500K
eVのエネルギーで、Pであれば約100〜200Ke
Vのエネルギーでイオン注入を行う。ドーズ量は特に限
定されないが、たとえば約3×1015cm-2である。
【0019】なお、NAND型E2 PROMでは、複数
のメモリセル14が直列に接続され、その両側に、選択
トランジスタ16,16が形成される。選択トランジス
タ16では、記憶用電荷の蓄積を行なうフローティング
ゲートが不要なので、コントロールゲート12とフロー
ティングゲート8とがコンタクトホールなどを通じて接
続してある。また、コントロールゲート12の表面に
は、図1に示すように、層間絶縁層20が成膜され、そ
の層間絶縁層20の上に、ビット線となるアルミニウム
などの金属配線層22が所定のパターンで積層される。
金属配線層22は、コンタクトホール24を通して、選
択トランジスタ16のドレイン領域となる不純物拡散層
18aに対して接続される。このような製造プロセスで
作成されるNAND型E2 PROMの等価回路図を図3
に示す。
【0020】本実施例では、フローティングゲート8お
よびコントロールゲート12を所定のパターンに形成す
るためのフォトリソグラフィ加工時において、図4,5
に示す位相シフタ付フォトマスク30を用いている。図
4,5に示すように、本実施例の位相シフタ付フォトマ
スク30は、フォトマスクを構成する透明板の表面に、
ゲート電極をパターン加工するためのストライプ状パタ
ーンで、透過光位相反転部分32が形成してある。スト
ライプパターンの透過光位相反転部分32の両端部に
は、周辺回路部分をマスクする遮蔽パターン34がクロ
ム層で形成してある。
【0021】各透過光位相反転部分32は、図5(A)
に示すように、フォトマスク50を構成する透明板31
に対し、所定のパターンで板厚変化部分を形成すること
により形成することができる。透過光位相反転部分32
である板厚変化部分は、石英などで構成される透明板3
1に対して、酸化シリコン膜をCVD法あるいはスパッ
タリング法などで所定のパターンに成膜することで形成
することができる。あるいは、エッチング法などにより
透明板31の表面に、所定のパターンで板厚変化部分を
形成することで、透過光位相反転部分32を形成するこ
ともできる。
【0022】各透過光位相反転部分32の線幅Aおよび
線間隔Bは、最終的に得られるメモリセル14のセルサ
イズSに相当し(A=B=S)、たとえば0.75μm
以下にすることができる。この透過光位相反転部分32
をストライプ状に有するフォトマスク30を用いて露光
を行なえば、図5(B)に示すように、透過光位相反転
部分32と、そうでない部分とで、透過光の位相が18
0度反転する。図5(C)に示すように、透過光位相反
転部分32とその他の部分との境界部(エッジ部)で、
光の干渉などの作用が生じ、光の強度は最小の極値をと
る。その結果、図5(D)に示すように、レジスト膜3
6として、ネガ型レジスト感光膜を採用した場合には、
エッジ部に相当する部分で、最小加工ルールより細かい
スペースで、レジスト膜をパターン加工することが可能
になる。
【0023】したがって、このレジスト膜36を用い
て、図1,2に示すコントロールゲート12のパターン
加工を行なえば、メモリセルサイズSは、最小加工ルー
ルの二倍(従来では、これが限界であった)よりも小さ
くすることができる。たとえば従来に比較すれば、メモ
リセルサイズSは、約1/2とすることもできる。
【0024】特に、NAND型のメモリセルでは、各メ
モリセル14の不純物拡散層18毎にコンタクトを取る
必要がないことから、微細化によりコンタクトが困難に
なるおそれもないので都合が良い。なお、本発明は、上
述した実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲
内で種々に改変することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、所定のパターンの透過光位相反転部分を有する位相
シフタ付きフォトマスクを用いて露光を行い、透過光位
相反転部分とその他の部分との境界部に相当する微細パ
ターンで、メモリセルを構成するゲート電極と成る導電
薄膜層を加工する。そのため、メモリセルのセルサイズ
は、最小加工ルールの二倍以下にすることが可能にな
り、従来に比較して約1/2にすることも可能である。
特に、NAND型のメモリセルでは、各メモリセルの不
純物拡散層毎にコンタクトを取る必要がないことから、
微細化によりコンタクトが困難になるおそれもないので
都合が良い。本発明の方法は、NAND型E 2 PROM
の微細化ないし高集積化に特に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るNAND型E2 PRO
Mの要部断面図である。
【図2】図1に示すNAND型E2 PROMの要部平面
図である。
【図3】NAND型E2 PROMの等価回路図である。
【図4】本発明の一実施例で用いるフォトマスク要部平
面図である。
【図5】図4に示すフォトマスクを用いた露光の作用を
示す概略図である。
【符号の説明】
2… 半導体基板 4… Pウェル 6… ゲート絶縁層 8… フローティングゲート 10… 中間絶縁層 12… コントロールゲート 14… メモリセル 16… 選択トランジスタ 30… フォトマスク 32… 透過光位相反転部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/115

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のパターンの透過光位相反転部分を
    有する位相シフタ付きフォトマスクを用いて露光を行
    い、透過光位相反転部分とその他の部分との境界部に相
    当する微細パターンで、薄膜層を加工し、微細間隔のゲ
    ート電極を形成することを特徴とする不揮発性半導体メ
    モリ装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記ゲート電極により形成されるMOS
    型メモリセルが、複数のメモリセル毎に直列に接続され
    るNAND型メモリセルである請求項1に記載の不揮発
    性半導体メモリ装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記MOS型メモリセルが、フローティ
    ングゲートを有するE2 PROM用メモリセルである請
    求項2に記載の不揮発性半導体メモリ装置。
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