JPH0625232Y2 - 食品蒸機 - Google Patents

食品蒸機

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JPH0625232Y2
JPH0625232Y2 JP1991004873U JP487391U JPH0625232Y2 JP H0625232 Y2 JPH0625232 Y2 JP H0625232Y2 JP 1991004873 U JP1991004873 U JP 1991004873U JP 487391 U JP487391 U JP 487391U JP H0625232 Y2 JPH0625232 Y2 JP H0625232Y2
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JP
Japan
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octopus
boiling
steamer
boiling tank
tank
Prior art date
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JP1991004873U
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English (en)
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JPH04102928U (ja
Inventor
格万 山本
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Alss Co Ltd
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Alss Co Ltd
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  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
  • Commercial Cooking Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、蛸、貝(ほたて貝
等)その他の海産物、あるいは芋類等の農産物等の食品
を連続的に蒸して熱処理する食品蒸機に関する。
【0002】
【従来の技術】海産物、例えば蛸を蒸し蛸として大量に
熱処理する装置として、トンネル式蒸し釜内にエンドレ
スのチェーンコンベアで蛸を送り込んで蒸し、その後冷
却処理する蛸蒸機が知られている。
【0003】この従来の蛸蒸機は、例えば図1を参照し
て説明すると、トンネル式蒸し釜1の入口2、出口3に
亘って水平方向に所定間隔で走行自在に設けた2条のエ
ンドレスチェーン4、4を備えている。両チェーン4、
4間にはチェーン長さ方向所定間隔に連結棒5を取り付
け、この連結棒5に走行方向の支持桿8を回動自在に取
り付け、支持桿8は連結棒5の所定間隔より長くしてそ
の先端を隣接する連結棒5上に載置している。入口2に
投入された生蛸は支持桿8に連続して引っかけられ、蒸
し釜1内を通過して連続的に蒸される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、蛸や貝その
他の海産物、あるいは芋類の農産物等の食品を蒸したも
のを市場に流通させる場合、単に蒸機で蒸しただけのも
のは、色つやが鮮やかでないため需要者から鮮度が悪い
と思われがちであり、販売上問題が生じることがある。
【0005】このような問題に対処する方法として、蒸
機で蒸した後の工程でさらに食品を煮沸処理することが
考えられる。しかし、そうするとその後工程に前記煮沸
処理する装置を独立に設けねばならず、その際この装置
に蒸気を送り込む必要があるため極めて設備費が増大す
る。
【0006】又、このような装置を設けて全自動化する
と、食品は煮沸処理する必要がない場合でも必ず上記煮
沸処理装置を通過することとなり、煮沸処理する場合と
しない場合とで処理工程を選択できないこととなる。
【0007】この考案は、上述した従来の食品蒸機の現
状に留意してなされたものであり、食品蒸機のトンネル
式蒸し釜内に煮沸処理する装置を設けて設備費の増大を
防止し使用蒸気の無駄を省きかつ煮沸処理を選択的に施
すことのできるコンパクトな食品蒸機を提供することを
課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
この考案は、トンネル式蒸し釜内入口、出口間にエンド
レスのコンベアを水平方向に走行自在に設け、上記コン
ベアの途中に煮沸槽を設け、この煮沸槽には処理液の供
給部及び液を加熱する加熱器を備え、前記往路が煮沸槽
内液中を通過するようにコンベアを案内するガイドを設
けた食品蒸機の構成としたのである。
【0009】
【作用】このように構成した食品蒸機では、蒸し釜入口
に投入された海産物を蒸し釜内を通過させ、搬送往路の
最終付近に設けられた煮沸槽内を通過させると、蛸はさ
らに煮沸されて色つやが一層鮮やかに処理される。
【0010】煮沸槽には供給部から予め処理液が満たさ
れ、これを加熱器によって煮沸しておく。
【0011】上記処理液を満たさず、加熱しないように
すれば食品蒸機は蒸すだけの作用をすることとなり、煮
沸作用を容易に選択的に行なえる。
【0012】
【実施例】以下この考案の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0013】図1は食品蒸機の一例として挙げた蛸蒸機
の全体概略構成を示している。図示のように、トンネル
式蒸し釜1内入口2、出口3間に搬送ユニットが設けら
れている。この搬送ユニットは、上記入口2、出口3に
それぞれ2つのスプロケット6、6’を水平方向に所定
間隔をもって設け、このスプロケット6、6’間にエン
ドレスチェーン4、4を掛け渡し、出口3側のスプロケ
ット6’をモータ7により駆動して両チェーン4、4を
入口2から出口3に亘って走行させるように形成されて
いる。
【0014】両チェーン4、4間には連結棒5がチェー
ン4の長さ方向所定間隔に取り付けられ、各連結棒5に
走行方向の多数の支持桿8を回動自在に支持している。
この支持桿8は連結棒5の間隔より長くしてその先端を
チェーン4、4の往路において隣接する連結棒5上に載
置自在としている。
【0015】このため支持桿8は、チェーン往路におい
てその先端が隣接する連結棒5上にに載った状態で移動
し、出口3側のスプロケット6’を回る際反転して垂れ
下がり、そのまま復路を移動して入口2側のスプロケッ
ト6を回る際に後側連結棒5側に倒れてその上面に載置
される。支持桿8は、2本1組で蛸を支持するようにな
っており、これらが複数組チェーン巾方向に設けられて
いる。
【0016】かかる搬送ユニットの往路の終端付近に
は、煮沸槽10が設けられている。この煮沸槽10は、
蒸し釜1の両側壁間に亘って設けられ、チェーンの走行
方向の長さは任意であり、上面は開放されている。煮沸
槽10には処理液を供給するための供給管11、供給さ
れた液を加熱する加熱器として複数本の加熱パイプ12
が設けられている(ドレン管も設けられているが図示省
略)。
【0017】なお、処理液は蒸し蛸の色つやを鮮やかに
するためアルカリ性薬液を水に適当量混合したものが使
用される。
【0018】上記煮沸槽10に対して、前記搬送ユニッ
トの往路が煮沸槽10内の貯液中を通過できるようにす
るため、エンドレスチェーン4、4の往路が煮沸槽内を
通るように案内するガイド13を煮沸槽10内の側壁に
沿って設けている。(図2も参照)。
【0019】上記煮沸槽10を設けたのに伴って、搬送
ユニットの復路を煮沸槽10から避けるようにガイド1
4も設けられている。
【0020】蒸し釜1の出口3には第一水槽20の一側
が臨み、この水槽20内にネットコンベア21を一側か
ら他側に亘って設け、第一水槽20の下方にはさらに第
二水槽22を設け、この水槽22にもネットコンベア2
3を一側から他側に亘って設け、他側にはバケット24
を備えている。第一水槽20には井戸水、水道水を流通
又は貯留させ、第二水槽22には冷凍機などを設けて5
℃前後に保つとよいが、第一水槽20と同様に水を流通
させてもよい。25、26はコンベア駆動用モータであ
る。
【0021】以上のように構成した実施例の作用につい
ては次の通りである。入口2で、図2に示すように、隣
接する連結棒5間に掛け渡された支持桿8に蛸を順次引
っかけて蒸し釜1内を移動すると、その間に蛸は徐々に
蒸されて出口3に至る。
【0022】上記蛸が蒸し釜1内に移動する間に出口3
の手前の煮沸槽10内を通過すると、蒸し蛸はさらに煮
沸され、処理液に含まれる薬液の作用で蒸したままの蛸
よりも色つやが鮮やかになる。
【0023】かかる煮沸作用を行なうため、煮沸槽10
内には予め蒸し蛸のつや出し作用に有効な処理液が満た
され、加熱パイプ12に過熱蒸気を通すことによって処
理液を煮沸させている。
【0024】このように蒸されかつ煮沸つや出しされた
蛸は、出口3においてチェーン4が往路から復路に反転
するため支持桿8も回転して垂れ下がりその際支持桿8
から自然落下して第一水槽20に落ち、コンベア21に
より水槽20内を搬送されながら冷却されて他側に至
り、さらに第二水槽22に落下する。水槽22ではコン
ベア23により搬送されながらさらに冷却されて他側か
らバケット24内に送り込まれる。
【0025】なお、上述した煮沸槽10における煮沸作
用は煮沸槽10内に処理液を満たし、加熱パイプ12に
蒸気を通すことによって得ているが、かかる処理液を入
れずに煮沸しなければ煮沸槽10は何ら作用せず、従っ
て煮沸槽10は容易に選択的に使用することができる。
【0026】又、上記実施例では食品蒸機の一例として
蛸蒸機について説明したが、この蛸蒸機のエンドレスチ
ェーン4、連結棒5、支持桿8から成る搬送ユニットの
代りにエンドレスチェーン4、4間にネットを設けたネ
ットコンベアを採用すると、蛸以外の貝やその他種々の
海産物、あるいは芋類等の農産物等を処理する食品蒸機
としても利用できることは当業者であれば明らかであろ
う。
【0027】
【効果】この考案は以上のように構成したので、トンネ
ル式蒸し釜内で蒸された食品はその搬送往路途中で煮沸
槽に通されて煮沸され、蒸しただけのものよりもさらに
色つや鮮やかに処理されたものが得られる。かかるつや
出し処理は煮沸槽の使用をするかどうかによって選択的
に行なうことができ、煮沸槽を蒸し釜内に設けることに
よって装置全体をコンパクトに構成でき、かつ煮沸槽内
の加熱器への蒸気消費量も煮沸槽を外部に設けた場合に
比べると少なくできるから、装置として経済的でランニ
ングコストを最小限に抑えることができるなど種々の利
点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の蛸蒸機の全体概略構成図
【図2】図1の線II−IIから見た断面図
【符号の説明】
1 蒸し釜 2 入口 3 出口 4 エンドレスチェーン 5 連結棒 6、6’ スプロケット 8 支持桿 10 煮沸槽 11 供給管 12 加熱パイプ 13、14 ガイド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル式蒸し釜内入口、出口間にエン
    ドレスのコンベアを水平方向に走行自在に設け、上記コ
    ンベアの途中に煮沸槽を設け、この煮沸槽には処理液の
    供給部及び液を加熱する加熱器を備え、前記往路が煮沸
    槽内液中を通過するようにコンベアを案内するガイドを
    設けて成る食品蒸機。
JP1991004873U 1991-02-08 1991-02-08 食品蒸機 Expired - Lifetime JPH0625232Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991004873U JPH0625232Y2 (ja) 1991-02-08 1991-02-08 食品蒸機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991004873U JPH0625232Y2 (ja) 1991-02-08 1991-02-08 食品蒸機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04102928U JPH04102928U (ja) 1992-09-04
JPH0625232Y2 true JPH0625232Y2 (ja) 1994-07-06

Family

ID=31735006

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991004873U Expired - Lifetime JPH0625232Y2 (ja) 1991-02-08 1991-02-08 食品蒸機

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JPH04102928U (ja) 1992-09-04

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