JPH0625229Y2 - 菓子・パン類のスチーマー - Google Patents
菓子・パン類のスチーマーInfo
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- JPH0625229Y2 JPH0625229Y2 JP4015688U JP4015688U JPH0625229Y2 JP H0625229 Y2 JPH0625229 Y2 JP H0625229Y2 JP 4015688 U JP4015688 U JP 4015688U JP 4015688 U JP4015688 U JP 4015688U JP H0625229 Y2 JPH0625229 Y2 JP H0625229Y2
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- steam
- heat insulating
- steaming
- cooking chamber
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Description
【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は饅頭や肉まん、ういろう、ケーキ、その他の菓
子・パン類をその網棚上へ直接載置させた状態におい
て、加湿蒸気により蒸し上げるスチーマーの改良に関す
る。
子・パン類をその網棚上へ直接載置させた状態におい
て、加湿蒸気により蒸し上げるスチーマーの改良に関す
る。
<従来の技術> この種のスチーマーでは、その蒸煮室の外壁が断熱材か
ら形作られているに過ぎない通例のため、外気との温度
差によって、蒸煮室内の天井面や壁面に結露現象が起こ
り、その露や網棚やこれに直接載置されている菓子・パ
ン類の表面に滴下して、その商品価値を低下させてしま
う問題があり、このことは上記外壁を仮令厚肉化したと
しても、容易に予防することができない。
ら形作られているに過ぎない通例のため、外気との温度
差によって、蒸煮室内の天井面や壁面に結露現象が起こ
り、その露や網棚やこれに直接載置されている菓子・パ
ン類の表面に滴下して、その商品価値を低下させてしま
う問題があり、このことは上記外壁を仮令厚肉化したと
しても、容易に予防することができない。
この点、蒸煮室を内外の二重壁構造として、その内部に
加熱空気を流動させるように定めた実公昭51−432
73号考案によれば、上記問題は理論上一応解決される
ものと言える。
加熱空気を流動させるように定めた実公昭51−432
73号考案によれば、上記問題は理論上一応解決される
ものと言える。
<考案が解決しようとする課題> しかし乍ら、上記公知考案では蒸煮室(1)とその二重
壁(2)との空気を強制的に流動循環させるようになっ
ており、そのための風車(6)とルーバー(5a)が不可
欠である。又、蒸煮室(1)内に対する蒸気噴射管
(4)のほかに、二重壁(2)内へ多数の蒸気管(3)
や電熱などの空気加熱装置も組み込まなければならず、
上記結露防止上の必要構造として著しく複雑であり、全
体的な小型コンパクト化やコストダウンにとって不利と
なる。
壁(2)との空気を強制的に流動循環させるようになっ
ており、そのための風車(6)とルーバー(5a)が不可
欠である。又、蒸煮室(1)内に対する蒸気噴射管
(4)のほかに、二重壁(2)内へ多数の蒸気管(3)
や電熱などの空気加熱装置も組み込まなければならず、
上記結露防止上の必要構造として著しく複雑であり、全
体的な小型コンパクト化やコストダウンにとって不利と
なる。
更に、蒸煮室(1)の温度が100℃に達した時、その
蒸煮室(1)内への蒸気噴出を停止させる一方、二重壁
(2)内の空気加熱装置と風車(6)とを始動させると
云うように、その風車(6)や蒸気管(3)の開閉弁
を、蒸煮室(1)内への蒸気噴出の相関々係において制
御する必要があり、その運転操作上も甚だ面倒であっ
て、信頼性や耐用性を劣化させる原因となる。
蒸煮室(1)内への蒸気噴出を停止させる一方、二重壁
(2)内の空気加熱装置と風車(6)とを始動させると
云うように、その風車(6)や蒸気管(3)の開閉弁
を、蒸煮室(1)内への蒸気噴出の相関々係において制
御する必要があり、その運転操作上も甚だ面倒であっ
て、信頼性や耐用性を劣化させる原因となる。
それにもまして、上記公知考案はカツオ節用の魚肉を対
象としており、これを水分の少なく蒸煮して、爾後の乾
燥工程へ送ることを予期している。つまり、二重壁
(2)内に蒸気管(3)や電熱などの空気加熱装置を設
ける旨が記載されているように、その使用蒸気はあくま
でも加熱乾燥された高圧蒸気であり、これによって水分
の少ない蒸煮状態を得られるようになっている。
象としており、これを水分の少なく蒸煮して、爾後の乾
燥工程へ送ることを予期している。つまり、二重壁
(2)内に蒸気管(3)や電熱などの空気加熱装置を設
ける旨が記載されているように、その使用蒸気はあくま
でも加熱乾燥された高圧蒸気であり、これによって水分
の少ない蒸煮状態を得られるようになっている。
このような公知考案をそのまま上記菓子・パン類の蒸し
作用に供すると仮定すれば、その表面ばかりが一早く焼
け焦げて、硬い食感となり、その内芯から滑らかに膨潤
する良品質を得ることは到底不可能である。又、上記公
知考案の構造に加湿蒸気を適用したとしても、その蒸煮
室(1)の天井面は水平面であるため、該天井面に設置
した風車(6)によって、蒸煮室(1)内の蒸気を二重
壁(2)内へ排出する如く、その強制的に吸い上げない
限り、天井面に結露した水滴がそのままの自然的には壁
面に沿って円滑に流下せず、必らずや菓子・パン類の表
面を見苦しく濡らしてしまうことになる。
作用に供すると仮定すれば、その表面ばかりが一早く焼
け焦げて、硬い食感となり、その内芯から滑らかに膨潤
する良品質を得ることは到底不可能である。又、上記公
知考案の構造に加湿蒸気を適用したとしても、その蒸煮
室(1)の天井面は水平面であるため、該天井面に設置
した風車(6)によって、蒸煮室(1)内の蒸気を二重
壁(2)内へ排出する如く、その強制的に吸い上げない
限り、天井面に結露した水滴がそのままの自然的には壁
面に沿って円滑に流下せず、必らずや菓子・パン類の表
面を見苦しく濡らしてしまうことになる。
<課題を解決するための手段> 本考案はこのような課題の改良を企図しており、そのた
めの構成上加湿ユニツトと蒸煮ユニツトとを備え、その
蒸煮ユニツトの蒸煮室を内筺により画定して、その蒸煮
室内へ下方から加湿ユニツトにより、加湿蒸気を導入さ
せ得るように連通接続する一方、 上記蒸煮室を二重構造化すべく、その内筺に被包させた
外筺へ蒸煮室用開閉扉を取付けて、その開閉扉の開閉に
より上記蒸煮室内へ、菓子・パン類載置用の網棚を出し
入れ使用し、 その網棚上に載置させた菓子・パン類を、上記加湿蒸気
により蒸し上げるように定めたスチーマーにおいて、 上記内筺の天井面を山型又はアーチ型に屈曲形成し、そ
の内筺と外筺との天井面同志並びに壁面同志の相互間
に、底面が排水ドレンとして開口する一定の断熱空間を
介在させると共に、 その断熱空間と上記蒸煮室との相互間を、その内筺の天
井面に開口形成した蒸気流出孔により連通させたことを
特徴とするものである。
めの構成上加湿ユニツトと蒸煮ユニツトとを備え、その
蒸煮ユニツトの蒸煮室を内筺により画定して、その蒸煮
室内へ下方から加湿ユニツトにより、加湿蒸気を導入さ
せ得るように連通接続する一方、 上記蒸煮室を二重構造化すべく、その内筺に被包させた
外筺へ蒸煮室用開閉扉を取付けて、その開閉扉の開閉に
より上記蒸煮室内へ、菓子・パン類載置用の網棚を出し
入れ使用し、 その網棚上に載置させた菓子・パン類を、上記加湿蒸気
により蒸し上げるように定めたスチーマーにおいて、 上記内筺の天井面を山型又はアーチ型に屈曲形成し、そ
の内筺と外筺との天井面同志並びに壁面同志の相互間
に、底面が排水ドレンとして開口する一定の断熱空間を
介在させると共に、 その断熱空間と上記蒸煮室との相互間を、その内筺の天
井面に開口形成した蒸気流出孔により連通させたことを
特徴とするものである。
<実施例> 以下、図面に基いて本考案の具体的構成を詳述すると、
そのスチーマーの第1実施例を表わした第1〜4図にお
いて、(A)(B)は加湿ユニツトと蒸煮ユニツトを各
々総称しており、その蒸煮ユニツト(B)が加湿ユニツ
ト(A)へ上方から着脱自在に載架されている。もっと
も、その積み重ね状態として両ユニツト(A)(B)を
予じめ組み付け一体化することも可能である。
そのスチーマーの第1実施例を表わした第1〜4図にお
いて、(A)(B)は加湿ユニツトと蒸煮ユニツトを各
々総称しており、その蒸煮ユニツト(B)が加湿ユニツ
ト(A)へ上方から着脱自在に載架されている。もっと
も、その積み重ね状態として両ユニツト(A)(B)を
予じめ組み付け一体化することも可能である。
加湿ユニツト(A)について言えば、(11)はその据付
台であり、図例ではボツクス形態を表わしているが、単
なる金属型材からの枠組み形態としても良い。(12)は
据付台(11)の頂面に固定支持された拡散皿、(13)は
その底面から一体的に垂下された貯水槽であり、その両
者の内部は拡散皿(12)の底面中央部に開口された蒸気
浮上孔(14)を介して互いに連通している。(15)はそ
の蒸気浮上孔(14)の上方位置に臨む水切り用邪魔板で
あって、拡散皿(12)の内部に固定支持されている。
台であり、図例ではボツクス形態を表わしているが、単
なる金属型材からの枠組み形態としても良い。(12)は
据付台(11)の頂面に固定支持された拡散皿、(13)は
その底面から一体的に垂下された貯水槽であり、その両
者の内部は拡散皿(12)の底面中央部に開口された蒸気
浮上孔(14)を介して互いに連通している。(15)はそ
の蒸気浮上孔(14)の上方位置に臨む水切り用邪魔板で
あって、拡散皿(12)の内部に固定支持されている。
又、(16)は拡散皿(12)へ上方からの施蓋状態に載置
された多孔板、(17)は貯水槽(13)の内部に固定設置
された分散ヘツダーであり、その円周面に開口する複数
の蒸気噴出孔(18)を備えている。(19)は分散ヘツダ
ー(17)との連通状態に配管された蒸気供給管であり、
図外のボイラーと接続されることになる。(20)は貯水
槽(13)内への給水管であり、水道の蛇口(図示省略)
と接続配管されることになる。(21)(22)は貯水槽
(13)から各々派出されたオーバーフロー管と排水管、
(23)は上記した各管(19)(20)(21)(22)の開閉
弁を示している。
された多孔板、(17)は貯水槽(13)の内部に固定設置
された分散ヘツダーであり、その円周面に開口する複数
の蒸気噴出孔(18)を備えている。(19)は分散ヘツダ
ー(17)との連通状態に配管された蒸気供給管であり、
図外のボイラーと接続されることになる。(20)は貯水
槽(13)内への給水管であり、水道の蛇口(図示省略)
と接続配管されることになる。(21)(22)は貯水槽
(13)から各々派出されたオーバーフロー管と排水管、
(23)は上記した各管(19)(20)(21)(22)の開閉
弁を示している。
他方、蒸煮ユニツト(B)について言えば、(24)はそ
の蒸煮室(R)を画定する内筺であって、ステンレス鋼
板から成り、その垂直な壁面(24w)に固着された左右
一対づつの係止片(25)には、菓子・パン類を載置する
網棚(26)が全体的な積み上げ状態として、係脱自在に
係止されるようになっている。つまり、蒸煮室(R)が
係止片(25)を備えた所謂ラツク形態に定められてお
り、その内部へ網棚(26)が出し入れ自在として収納さ
れるようになっているわけであり、上記多孔板(16)は
その蒸煮室(R)の底面をなす如くに対応位置してい
る。
の蒸煮室(R)を画定する内筺であって、ステンレス鋼
板から成り、その垂直な壁面(24w)に固着された左右
一対づつの係止片(25)には、菓子・パン類を載置する
網棚(26)が全体的な積み上げ状態として、係脱自在に
係止されるようになっている。つまり、蒸煮室(R)が
係止片(25)を備えた所謂ラツク形態に定められてお
り、その内部へ網棚(26)が出し入れ自在として収納さ
れるようになっているわけであり、上記多孔板(16)は
その蒸煮室(R)の底面をなす如くに対応位置してい
る。
上記内筺(24)の天井面(24c)はほぼ山型に屈曲され
ており、茲に万一結露現象が起ったとしても、その水滴
を自づと周辺部へ流下させ、壁面(24w)に沿って円滑
に排出できるようになっている。従って、この趣旨を達
成し得るならば、天井面(24c)を山型に代るアーチ型
やその他の傾斜面形状として、屈曲させてもさしつかえ
ない。(27)はその天井面(24c)の好ましくは中央部
に開口された蒸気流出孔を示している。これは図例のよ
うな1個に限らず、その複数個として点在させことがで
きる。
ており、茲に万一結露現象が起ったとしても、その水滴
を自づと周辺部へ流下させ、壁面(24w)に沿って円滑
に排出できるようになっている。従って、この趣旨を達
成し得るならば、天井面(24c)を山型に代るアーチ型
やその他の傾斜面形状として、屈曲させてもさしつかえ
ない。(27)はその天井面(24c)の好ましくは中央部
に開口された蒸気流出孔を示している。これは図例のよ
うな1個に限らず、その複数個として点在させことがで
きる。
(28)は内筺(24)を被包する外筺であって、内外一対
のステンレス鋼板により挟持一体化された厚肉な断熱材
から成り、その壁面(28w)と天井面(28c)が上記内筺
(24)のそれらと実質上平行化されることによって、そ
の内外両筺(24)(28)の相互間に一定の断熱空間
(S)が区画形成されている。但し、その断熱空間
(S)が天井位置にも区画される限り、外筺(28)の天
井面(28c)はこれを水平面などに形成してもさしつか
えない。その断熱空間(S)が蒸煮室(R)の周辺を囲
む如き平面視の倒立U字型に開口していることは、第3
図から明白な通りである。又、その断熱空間(S)は両
筺(24)(28)の底面位置まで達しており、その底面に
は点在する所要数の排水ドレン(29)も開口形成されて
いる。
のステンレス鋼板により挟持一体化された厚肉な断熱材
から成り、その壁面(28w)と天井面(28c)が上記内筺
(24)のそれらと実質上平行化されることによって、そ
の内外両筺(24)(28)の相互間に一定の断熱空間
(S)が区画形成されている。但し、その断熱空間
(S)が天井位置にも区画される限り、外筺(28)の天
井面(28c)はこれを水平面などに形成してもさしつか
えない。その断熱空間(S)が蒸煮室(R)の周辺を囲
む如き平面視の倒立U字型に開口していることは、第3
図から明白な通りである。又、その断熱空間(S)は両
筺(24)(28)の底面位置まで達しており、その底面に
は点在する所要数の排水ドレン(29)も開口形成されて
いる。
(30)は蒸煮ユニツト(B)の正面開閉扉であって、そ
の開放操作により蒸煮室(R)内へ、菓子・パン類の網
棚(26)を出し入れ作業することができる。その開閉扉
(30)は上記外筺(28)と同様に、内外一対のステンレ
ス鋼板から挟持一体化された厚肉な断熱材から成るが、
これにはその断熱材との内外相互間に一定の断熱空間
(P)を画定するステンレス鋼板の内板(31)も、言わ
ば裏当て一体化されている。そして、その開閉扉(30)
側の断熱空間(P)と上記本体側の断熱空間(S)と
が、所要数の蒸気流動孔(32)によって相互に連通開口
されている。
の開放操作により蒸煮室(R)内へ、菓子・パン類の網
棚(26)を出し入れ作業することができる。その開閉扉
(30)は上記外筺(28)と同様に、内外一対のステンレ
ス鋼板から挟持一体化された厚肉な断熱材から成るが、
これにはその断熱材との内外相互間に一定の断熱空間
(P)を画定するステンレス鋼板の内板(31)も、言わ
ば裏当て一体化されている。そして、その開閉扉(30)
側の断熱空間(P)と上記本体側の断熱空間(S)と
が、所要数の蒸気流動孔(32)によって相互に連通開口
されている。
(33)は上記開閉扉(30)の中央部に介在設置されたペ
アーガラスであり、蒸煮室(R)内の透視点検に役立
つ。(34)は同じく開閉扉(30)における上記断熱空間
(P)の底面に開口された所要数の排水ドレンを示して
いる。(35)は開閉扉(30)をその本体側の上記外筺
(28)に枢着するための蝶番であるが、その開閉扉(3
0)としては蒸煮室(R)内を密閉できる限り、これを
所謂引き戸式に設置することも可能と言える。
アーガラスであり、蒸煮室(R)内の透視点検に役立
つ。(34)は同じく開閉扉(30)における上記断熱空間
(P)の底面に開口された所要数の排水ドレンを示して
いる。(35)は開閉扉(30)をその本体側の上記外筺
(28)に枢着するための蝶番であるが、その開閉扉(3
0)としては蒸煮室(R)内を密閉できる限り、これを
所謂引き戸式に設置することも可能と言える。
次に、第5図は本考案に係るスチーマーの第2実施例を
示しており、これでは加湿ユニツト(A)と蒸煮ユニツ
ト(B)とが非積み重ねの並列状態に据付けられ、その
蒸煮ユニツト(B)の蒸煮室(R)内へ、予じめ菓子・
パン類の載置用網棚(26)を備えた台車(36)を、その
まま出し入れ作業できるようになっている。つまり、網
棚(26)が蒸煮室(R)と別個独立する所謂ワゴン形態
のもとに、その室内へ収納されるようになっているわけ
である。
示しており、これでは加湿ユニツト(A)と蒸煮ユニツ
ト(B)とが非積み重ねの並列状態に据付けられ、その
蒸煮ユニツト(B)の蒸煮室(R)内へ、予じめ菓子・
パン類の載置用網棚(26)を備えた台車(36)を、その
まま出し入れ作業できるようになっている。つまり、網
棚(26)が蒸煮室(R)と別個独立する所謂ワゴン形態
のもとに、その室内へ収納されるようになっているわけ
である。
又、多孔板(16)と拡散皿(12)には蒸煮ユニツト
(B)側の底面に装備されており、これと加湿ユニツト
(A)側の貯水槽(13)とが、一定長さの接続管(37)
を介し連通されることによって、やはり加湿蒸気を蒸煮
室(R)内へ下方から導入するようになっている。尚、
その余の構成は第1〜4図の第1実施例と実質的に同一
であるため、第5図に第1〜4図との対応符号を記入す
るにとどめて、その詳細な説明を省略する。
(B)側の底面に装備されており、これと加湿ユニツト
(A)側の貯水槽(13)とが、一定長さの接続管(37)
を介し連通されることによって、やはり加湿蒸気を蒸煮
室(R)内へ下方から導入するようになっている。尚、
その余の構成は第1〜4図の第1実施例と実質的に同一
であるため、第5図に第1〜4図との対応符号を記入す
るにとどめて、その詳細な説明を省略する。
<作用> 第1、2実施例の何れにあっても、その蒸煮室(R)内
へ下方から加湿蒸気が導入され、網棚(26)上に直接載
置されている菓子・パン類が、その蒸気によって蒸し上
げられることになる処、蒸煮室(R)を画定する内筺
(24)と外筺(28)との相互間には、両筺(24)(28)
の底面に達する囲繞状態の断熱空間(S)が介在されて
おり、しかもその内筺(24)の山型やアーチ型に屈曲す
る天井面(24c)の殊更中央部には、蒸煮室(R)と断
熱空間(S)とを連通させる蒸気流出孔(27)が開口さ
れているために、上記蒸し作用後の蒸気はそのまま流出
孔(27)に集中して、これから蒸煮室(R)を囲む断熱
空間(S)へ自づと円滑に流動することとなり、その蒸
煮室(R)内の壁面(24w)や天井面(24c)に起生する
結露の防止と、該室内の保温並びに蒸気の高能率な利用
上、有機的に働くのである。そして、開閉扉(30)側に
も上記のような断熱空間(P)を設けておくならば、そ
の断熱空間(P)もこのような作用の達成に参与し、一
層有効であると言える。
へ下方から加湿蒸気が導入され、網棚(26)上に直接載
置されている菓子・パン類が、その蒸気によって蒸し上
げられることになる処、蒸煮室(R)を画定する内筺
(24)と外筺(28)との相互間には、両筺(24)(28)
の底面に達する囲繞状態の断熱空間(S)が介在されて
おり、しかもその内筺(24)の山型やアーチ型に屈曲す
る天井面(24c)の殊更中央部には、蒸煮室(R)と断
熱空間(S)とを連通させる蒸気流出孔(27)が開口さ
れているために、上記蒸し作用後の蒸気はそのまま流出
孔(27)に集中して、これから蒸煮室(R)を囲む断熱
空間(S)へ自づと円滑に流動することとなり、その蒸
煮室(R)内の壁面(24w)や天井面(24c)に起生する
結露の防止と、該室内の保温並びに蒸気の高能率な利用
上、有機的に働くのである。そして、開閉扉(30)側に
も上記のような断熱空間(P)を設けておくならば、そ
の断熱空間(P)もこのような作用の達成に参与し、一
層有効であると言える。
<考案の効果> 以上のように、本考案では加湿ユニツト(A)と蒸煮ユ
ニツト(B)とを備え、その蒸煮ユニツト(B)の蒸煮
室(R)を内筺(24)により画定して、その蒸煮室
(R)内へ下方から加湿ユニツト(A)により、加湿蒸
気を導入させ得るように連通接続する一方、 上記蒸煮室(R)を二重構造化すべく、その内筺(24)
に被包させた外筺(28)へ蒸煮室用開閉扉(30)を取付
けて、その開閉扉(30)の開閉により上記蒸煮室(R)
内へ、菓子・パン類載置用の網棚(26)を出し入れ使用
し、 その網棚(26)上に載置させた菓子・パン類を、上記加
湿蒸気により蒸し上げるように定めたスチーマーにおい
て、 上記内筺(24)の天井面(24c)を山型又はアーチ型に
屈曲形成し、その内筺(24)と外筺(28)との天井面
(24c)(28c)同志並びに壁面(24w)(28w)同志の相
互間に、底面が排水ドレン(29)として開口する一定の
断熱空間(S)を介在させると共に、 その断熱空間(S)と上記蒸煮室(R)との相互間を、
その内筺(24)の天井面(24c)に開口形成した蒸気流
出孔(27)により連通させてある構成のため、冒頭に述
べた従来技術の課題を悉く改良できる効果がある。
ニツト(B)とを備え、その蒸煮ユニツト(B)の蒸煮
室(R)を内筺(24)により画定して、その蒸煮室
(R)内へ下方から加湿ユニツト(A)により、加湿蒸
気を導入させ得るように連通接続する一方、 上記蒸煮室(R)を二重構造化すべく、その内筺(24)
に被包させた外筺(28)へ蒸煮室用開閉扉(30)を取付
けて、その開閉扉(30)の開閉により上記蒸煮室(R)
内へ、菓子・パン類載置用の網棚(26)を出し入れ使用
し、 その網棚(26)上に載置させた菓子・パン類を、上記加
湿蒸気により蒸し上げるように定めたスチーマーにおい
て、 上記内筺(24)の天井面(24c)を山型又はアーチ型に
屈曲形成し、その内筺(24)と外筺(28)との天井面
(24c)(28c)同志並びに壁面(24w)(28w)同志の相
互間に、底面が排水ドレン(29)として開口する一定の
断熱空間(S)を介在させると共に、 その断熱空間(S)と上記蒸煮室(R)との相互間を、
その内筺(24)の天井面(24c)に開口形成した蒸気流
出孔(27)により連通させてある構成のため、冒頭に述
べた従来技術の課題を悉く改良できる効果がある。
つまり、本考案は各種饅頭やケーキ、その他の菓子・パ
ン類を対象としており、これを加湿蒸気によって蒸し上
げるものであるから、その全体的に膨潤する好適な食感
の良品質を得られる。その加湿蒸気を使用するが故に、
蒸煮室(R)内には結露現象が起りやすい処、本考案の
場合その蒸煮室(R)を画定する内筺(24)と、これを
被包する外筺(28)との両天井面(24c)(28c)相互間
並びに両壁面(24w)(28w)の相互間には、一定の断熱
空間(S)が介在されており、しかもその断熱空間
(S)と蒸煮室(R)との相互は、山型又はアーチ型に
屈曲する内筺(24)の天井面(24c)に開口形成された
蒸気流出孔(27)を介して、連通されているために、そ
の蒸煮室(R)から断熱空間(S)内へ流出する蒸気に
よって、蒸煮室(R)内の温度を一定に保持でき、確実
に結露現象を予防し得るのである。
ン類を対象としており、これを加湿蒸気によって蒸し上
げるものであるから、その全体的に膨潤する好適な食感
の良品質を得られる。その加湿蒸気を使用するが故に、
蒸煮室(R)内には結露現象が起りやすい処、本考案の
場合その蒸煮室(R)を画定する内筺(24)と、これを
被包する外筺(28)との両天井面(24c)(28c)相互間
並びに両壁面(24w)(28w)の相互間には、一定の断熱
空間(S)が介在されており、しかもその断熱空間
(S)と蒸煮室(R)との相互は、山型又はアーチ型に
屈曲する内筺(24)の天井面(24c)に開口形成された
蒸気流出孔(27)を介して、連通されているために、そ
の蒸煮室(R)から断熱空間(S)内へ流出する蒸気に
よって、蒸煮室(R)内の温度を一定に保持でき、確実
に結露現象を予防し得るのである。
特に、その加湿蒸気は菓子・パン類に対する蒸し作用後
のものであり、自然と排出される過程において蒸煮室
(R)の保温又は断熱の作用を行なうようになっている
ので、従来技術のような特別の空気加熱装置や風車など
の組み込みを要さず、又これらの複雑な運転上の制御を
行う必要がなく、装置全体としてのコストダウンや耐用
性の向上などにも著しく優れる。
のものであり、自然と排出される過程において蒸煮室
(R)の保温又は断熱の作用を行なうようになっている
ので、従来技術のような特別の空気加熱装置や風車など
の組み込みを要さず、又これらの複雑な運転上の制御を
行う必要がなく、装置全体としてのコストダウンや耐用
性の向上などにも著しく優れる。
又、装置の運転当初には蒸煮室(R)の内部が、外気と
の温度差によって結露現象を帯びやすい通例である処、
本考案ではその蒸煮室(R)を区画する内筺(24)の天
井面(24c)が、山型やアーチ型に屈曲形成されてお
り、その好ましくは中央部に蒸気流出孔(27)が開口さ
れているため、万一結露現象が起生したとしても、その
水滴は菓子・パン類の表面上に落下せず、自づと屈曲傾
斜面から壁面(24w)へ流下し、その壁面(24w)に沿っ
て下方へ排出されることになる。
の温度差によって結露現象を帯びやすい通例である処、
本考案ではその蒸煮室(R)を区画する内筺(24)の天
井面(24c)が、山型やアーチ型に屈曲形成されてお
り、その好ましくは中央部に蒸気流出孔(27)が開口さ
れているため、万一結露現象が起生したとしても、その
水滴は菓子・パン類の表面上に落下せず、自づと屈曲傾
斜面から壁面(24w)へ流下し、その壁面(24w)に沿っ
て下方へ排出されることになる。
更に、蒸煮室(R)の開閉扉(30)にも一定の断熱空間
(P)を区画し、これを本体側の上記断熱空間(S)と
連通させるならば、加湿蒸気を使用しつつも、蒸煮室
(R)内の保温や結露防止効果などをますます向上させ
ることができるのであり、その全体的な必要構造として
も従来技術より却って簡素化されているので、著しく実
益大であると言える。
(P)を区画し、これを本体側の上記断熱空間(S)と
連通させるならば、加湿蒸気を使用しつつも、蒸煮室
(R)内の保温や結露防止効果などをますます向上させ
ることができるのであり、その全体的な必要構造として
も従来技術より却って簡素化されているので、著しく実
益大であると言える。
第1図は本考案の第1実施例を示す概略斜面図、第2図
はその断面正面図、第3図は第2図の3−3線断面図、
第4図は第3図の4−4線断面図、第5図は第2図に対
応する本考案の第2実施例を示す断面正面図である。 (24)……内筺 (26)……網棚 (27)……蒸気流出孔 (28)……外筺 (29)(34)……排水ドレン (30)……開閉扉 (31)……内板 (24c)(28c)……天井面 (24w)(28w)……壁面 (A)……加湿ユニツト (B)……蒸煮ユニツト (S)(P)……断熱空間
はその断面正面図、第3図は第2図の3−3線断面図、
第4図は第3図の4−4線断面図、第5図は第2図に対
応する本考案の第2実施例を示す断面正面図である。 (24)……内筺 (26)……網棚 (27)……蒸気流出孔 (28)……外筺 (29)(34)……排水ドレン (30)……開閉扉 (31)……内板 (24c)(28c)……天井面 (24w)(28w)……壁面 (A)……加湿ユニツト (B)……蒸煮ユニツト (S)(P)……断熱空間
Claims (2)
- 【請求項1】加湿ユニツト(A)と蒸煮ユニツト(B)
とを備え、その蒸煮ユニツト(B)の蒸煮室(R)を内
筺(24)により画定して、その蒸煮室(R)内へ下方か
ら加湿ユニツト(A)により、加湿蒸気を導入させ得る
ように連通接続する一方、 上記蒸煮室(R)を二重構造化すべく、その内筺(24)
に被包させた外筺(28)へ蒸煮室用開閉扉(30)を取付
けて、その開閉扉(30)の開閉により上記蒸煮室(R)
内へ、菓子・パン類載置用の網棚(26)を出し入れ使用
し、 その網棚(26)上に載置させた菓子・パン類を、上記加
湿蒸気により蒸し上げるように定めたスチーマーにおい
て、 上記内筺(24)の天井面(24c)を山型又はアーチ型に
屈曲形成し、その内筺(24)と外筺(28)との天井面
(24c)(28c)同志並びに壁面(24w)(28w)同志の相
互間に、底面が排水ドレン(29)として開口する一定の
断熱空間(S)を介在させると共に、 その断熱空間(S)と上記蒸煮室(R)との相互間を、
その内筺(24)の天井面(24c)に開口形成した蒸気流
出孔(27)により連通させたことを特徴とする菓子・パ
ン類のスチーマー。 - 【請求項2】蒸煮室(R)の開閉扉(30)に内板(31)
を裏当て一体化することにより、その開閉扉(30)にも
底面が排水ドレン(34)として開口する一定の断熱空間
(P)を区成すると共に、 その断熱空間(P)を本体側の断熱空間(S)と連通さ
せたことを特徴とする請求項1記載の菓子・パン類のス
チーマー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4015688U JPH0625229Y2 (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | 菓子・パン類のスチーマー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4015688U JPH0625229Y2 (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | 菓子・パン類のスチーマー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01145320U JPH01145320U (ja) | 1989-10-05 |
JPH0625229Y2 true JPH0625229Y2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=31266631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4015688U Expired - Lifetime JPH0625229Y2 (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | 菓子・パン類のスチーマー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0625229Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011239907A (ja) * | 2010-05-18 | 2011-12-01 | Senjo System Kk | 低温蒸し器 |
-
1988
- 1988-03-25 JP JP4015688U patent/JPH0625229Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011239907A (ja) * | 2010-05-18 | 2011-12-01 | Senjo System Kk | 低温蒸し器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01145320U (ja) | 1989-10-05 |
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