JPH06252221A - 半導体装置とその製造方法 - Google Patents

半導体装置とその製造方法

Info

Publication number
JPH06252221A
JPH06252221A JP3722493A JP3722493A JPH06252221A JP H06252221 A JPH06252221 A JP H06252221A JP 3722493 A JP3722493 A JP 3722493A JP 3722493 A JP3722493 A JP 3722493A JP H06252221 A JPH06252221 A JP H06252221A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
electrodes
polyimide
resin
semiconductor device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3722493A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Watabe
和弘 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3722493A priority Critical patent/JPH06252221A/ja
Publication of JPH06252221A publication Critical patent/JPH06252221A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 微細間隔の電極2の間に高硬度のポリイミド
3を配置することで、内部リ−ド6の熱圧着により電極
同志が接触するのを防止する。またポリイミドを電極に
向けて斜面状に形成することでインナ−リ−ド6が隣の
電極と接触するのを防止する。 【効果】 本発明により、インナ−リ−ドが隣の電極と
接触してリ−クすることがない。また、電極間に変形し
にくいポリイミドがあるため、熱圧着の荷重によって電
極同志で接触してリ−クを起こすことは起きにくくな
り、信頼性の高い半導体装置ができる。また、半導体チ
ップのエッジ部までポリイミドが被膜されているため、
インナ−リ−ドが半導体チップのエッジに接触すること
を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置、特に半導
体装置の電極上面にインナ−リ−ドを圧着するフィルム
キャリア型半導体装置とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフィルムキャリア型半導体装置で
は、図10に示すように、半導体チップ11と、半導体
チップ11の周縁部に金バンプからなる複数の電極12
が互いに隣接して配置され、各電極12の間には硬質の
ポリイミド13が電極間全体にわたって、しかも電極上
面よりも低く存在し、各電極12の上面にはテ−プ上に
設けられたCuよりなるインナ−リ−ド16が圧着され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで近年、半導体
装置は小形化、多ピン化の傾向が強まっており、各電極
間のピッチはますます狭くなっている。また、電極幅も
インナ−リ−ド幅とほぼ同様になってきている。そのた
め、インナ−リ−ド16と電極12の位置がずれたと
き、電極12に接合されたインナ−リ−ド16が隣の電
極と接触する可能性が高くなる。また、電極12のピッ
チが狭いため、電極12にインナ−リ−ドを熱圧着した
際、熱圧着の荷重によって電極12が凹んだとき、電極
12の広がりにより隣の電極と接触するという欠点があ
った。
【0004】本発明は、電極間のピッチが狭くなって
も、インナ−リ−ドが、隣接する電極と接触すること、
また、熱圧着した際に電極が隣の電極と接触することが
ない構造を持った半導体装置及びその製造方法を提供す
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の半導体装置においては、半導体チップと、
半導体チップ上に互いに隣接配置された複数の電極と、
前記各電極間全体に設けられ、かつ電極上面より突出さ
れた樹脂体と、前記電極上面に圧着されたインナ−リ−
ドとを具備することを特徴とする。また、前記樹脂体の
前記電極上面より突出する部分の縦断面が略三角形状で
あることを特徴とする。
【0006】半導体装置の製造方法においては、半導体
チップ上に互いに隣接して複数の電極を形成する工程
と、少なくとも電極上面及び電極間のチップ上面に樹脂
を形成し、硬化させた後、電極表面まで前記樹脂をエッ
チバックし、前記電極上面を露出させる工程と、前記電
極上面及び、前記電極間の樹脂上面に再び樹脂を形成
し、硬化させる工程と、各電極間の樹脂部分に耐エッチ
ングマスクを形成し、前記耐エッチングマスクで覆わな
かった樹脂部分をエッチング除去し、再び各電極上面を
露出させる工程と、前記耐エッチングマスクを除去する
工程と、前記電極上面ににインナ−リ−ドを圧着する工
程とを具備することを特徴とする。
【0007】また、半導体装置の他の製造方法において
は、半導体チップ上に互いに隣接して複数の電極を形成
する工程と、少なくとも電極上面及び電極間のチップ上
面に樹脂を形成し、硬化させる工程と、各電極間の樹脂
部分に耐エッチングマスクを形成し、前記耐エッチング
マスクで覆わなかった樹脂部分をエッチング除去し、再
び各電極上面を露出させる工程と、前記耐エッチングマ
スクを除去する工程と、前記電極上面にインナ−リ−ド
を圧着する工程とを具備することを特徴とする。
【0008】
【作用】隣接する電極間全体にわたって、しかも電極上
面より突出して樹脂体が設けられているため、インナ−
リ−ドが隣の電極と接触することがない。また、インナ
−リ−ドの熱圧着時の荷重により電極がつぶされて隣の
電極に接触するのを防ぐことができる。また、電極上面
より突出された樹脂体部分に、電極上面とのなす角が鈍
角となるように斜面を設けることにより、インナ−リ−
ドと電極との位置ずれがあっても、樹脂体の斜面に沿っ
てインナ−リ−ドが確実に所定の電極上に案内され、圧
着される。
【0009】
【実施例】まず、本発明の半導体装置に関わる実施例を
図1を用いて説明する。図1において、1は半導体チッ
プで、半導体チップ1の周縁部は金バンプからなる複数
の電極が互いに隣接配置されている。電極2の幅は50
μm、高さが18μm、電極間隔は10μmである。各
電極間には樹脂体が形成されている。複数の電極2の間
に位置し、複数の電極2と同じ高さであり、A−A´線
を含む縦断面が長方形である硬質のポリイミド3と、硬
質のポリイミド3上に載置される、縦断面が略三角形状
のポリイミド5とである。ポリイミド3の幅は電極間隔
と同じ10μm、高さは電極2の高さと同じ18μm、
ポリイミド5の幅はポリイミド3の幅と同じ10μm、
高さが10μmである。そして、複数の電極2の各電極
上にCuからなるインナ−リ−ド6が圧着されている。
インナ−リ−ドの幅は25μm、高さは18μmであ
る。
【0010】次に、本発明にかかわる半導体装置の製造
方法の第一の実施例を図2から図7までの製造工程を用
いて説明する。まず、図2のように、半導体チップのデ
バイス面の周縁部に、複数の同形のAuからなるバンプ
となる電極2を形成する。
【0011】そして、図3(a)のように、電極の上側
をレジストからなるマスク部材8で覆うのであるが、後
でポリイミド5の層を形成する際に形成しやすくするた
め、このマスク部材8は電極2より厚みを持たせなけれ
ばならない。マスク部材8は、エッチング耐性が良好で
あること、また、電極の側面との密着性が優れていて、
レジスト除去性が良好であることを満たすことが必要で
あり、これらの条件を満たす部材としてレジストが良
い。ところがエッチング耐性が良好であり、電極との密
着性が優れていることと、除去性が良好であることとは
相反する性質であるので、実際には双方の性質をある程
度満たすレジストを選ぶことが必要である。
【0012】図3に示すように、マスク部材8の間に液
状のポリイミドを注入する。この時、ポリイミドはマス
ク部材8の高さと同等の高さになるまで注入するが、マ
スク部材8の上面に溢れてしまってもよい。そして、ポ
リイミドを硬化させる。この硬化は温度を次のように四
段階に設定することにより行われる。即ち、80℃、1
50℃、250℃、320℃と昇温させていく。こうす
ることにより充分な硬度のポリイミドを形成することが
できる。なお、このポリイミドの硬化時間は1〜2時間
である。次に、図4に示すように硬化させたポリイミド
を電極の表面が露出するまで、ヒドラジンからなるエッ
チング液でウェットエッチングする。
【0013】再度液状のポリイミドをマスク部材8の間
に注入する。この時のポリイミドの液厚は10μm程度
の厚さとする。後のエッチング工程でのサイドエッチン
グを考慮して厚く形成するわけである。そして、ポリイ
ミドを上記四段階の昇温により高硬度のポリイミド4を
形成するが、ポリイミド4の硬度をポリイミド3の硬度
と同程度にすることは必ずしも必要でないために、途中
の段階の温度で止めてしまってもよい。(以下、ポリイ
ミド3とポリイミド4とを合わせた部分を、ポリイミド
5とする。)次に、図6のように、例えばレジストから
なる耐エッチングマスク7を各電極間のポリイミド4の
部分に形成する。
【0014】そして、図7に示すように再度、硬化させ
たポリイミド4を電極の表面が露出するまで、ヒドラジ
ンからなるエッチング液でウェットエッチングする。ウ
ェットエッチングはエッチング速度が等方的であるので
サイドエッチングが生じ、そのサイドエッチングの度合
いに比べてポリイミド4の厚さが薄いと図6中のポリイ
ミド4が消失する可能性があるのでポリイミド4の厚さ
がある程度あることが望ましい。これが前述の理由であ
る。ここで、ポリイミド4の形状であるが、ポリイミド
4の高さ、及びウェットエッチングの進行速度により、
突出部分の断面形状が略台形状になったり、略三角形状
になったりする。エッチング後、耐エッチングマスク7
を、加熱した有機溶剤に浸すことで除去する。
【0015】図7の状態から図1のように電極2上に、
CuにSnをメッキした、幅が25μm、高さが18μ
mのインナ−リ−ド6を温度は500℃、圧力は1リ−
ド当たり10gfで熱圧着する。隣接する電極間全体に
わたって、しかも電極上面より突出して樹脂体が設けら
れているため、インナ−リ−ド6が隣の電極と接触する
ことがない。また、インナ−リ−ド6の熱圧着時の荷重
により電極がつぶされて隣の電極に接触するのを防ぐこ
とができる。また、電極上面より突出された樹脂体部分
に、電極上面とのなす角が鈍角となるように斜面を設け
ることにより、インナ−リ−ド6と電極との位置ずれが
あっても、樹脂体の斜面に沿ってインナ−リ−ド6が確
実に所定の電極上に案内され、圧着される。このとき、
電極2の下側にはポリイミドが残っているが、このポリ
イミドはインナ−リ−ド6が半導体チップ1のエッジに
接触することを防止する。
【0016】図8、9に本発明に関わる半導体装置の製
造方法の第二の実施例を示す。この実施例ではポリイミ
ドの層を一層で形成する。すなわち、図3に対応する工
程の後に図8、9に対応する工程が継続する。このとき
の硬化温度は、充分な硬度が要求されるため、四段階で
320℃まで昇温させなければならない。
【0017】
【発明の効果】本発明により、インナ−リ−ドが隣の電
極と接触してリ−クすることがない。また、電極間に変
形しにくいポリイミドがあるため、熱圧着の荷重によっ
て電極同志で接触してリ−クを起こすことは起きにくく
なり、信頼性の高い半導体装置ができる。また、半導体
チップのエッジ部までポリイミドが被膜されているた
め、インナ−リ−ドが半導体チップのエッジに接触する
ことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例である半導体装置の完成
【図2】本発明の第一の実施例である半導体装置の製造
工程の図
【図3】本発明の第一の実施例である半導体装置の製造
工程の図
【図4】本発明の第一の実施例である半導体装置の製造
工程の図
【図5】本発明の第一の実施例である半導体装置の製造
工程の図
【図6】本発明の第一の実施例である半導体装置の製造
工程の図
【図7】本発明の第一の実施例である半導体装置の製造
工程の図
【図8】本発明の第二の実施例である半導体装置の製造
工程の図
【図9】本発明の第二の実施例である半導体装置の製造
工程の図
【図10】従来の半導体装置において、内部リ−ドを熱
圧着する前の図
【図11】従来の半導体装置において、内部リ−ドを熱
圧着した後、電極同志が接触している状態を示す図
【符号の説明】
1、11 半導体チップ 2、12 電極 3、13 ポリイミド 4 ポリイミド 5 ポリイミド 6、16 インナ−リ−ド 7 耐エッチングマスク 8 マスク部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップと、 半導体チップ上に互いに隣接配置された複数の電極と、 前記各電極間全体に設けられ、かつ電極上面より突出さ
    れた樹脂体と、 前記電極上面に圧着されたインナ−リ−ドとを具備する
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記樹脂体の前記電極上面より突出する
    部分の縦断面が略三角形状であることを特徴とする請求
    項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 半導体チップ上に互いに隣接して複数の
    電極を形成する工程と、 少なくとも電極上面及び電極間のチップ上面に樹脂を形
    成し、硬化させた後、電極表面まで前記樹脂をエッチバ
    ックし、前記電極上面を露出させる工程と、 前記電極上面及び、前記電極間の樹脂上面に再び樹脂を
    形成し、硬化させる工程と、 各電極間の樹脂部分に耐エッチングマスクを形成し、前
    記耐エッチングマスクで覆わなかった樹脂部分をエッチ
    ング除去し、再び各電極上面を露出させる工程と、 前記耐エッチングマスクを除去する工程と、 前記電極上面ににインナ−リ−ドを圧着する工程とを具
    備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 半導体チップ上に互いに隣接して複数の
    電極を形成する工程と、 少なくとも電極上面及び電極間のチップ上面に樹脂を形
    成し、硬化させる工程と、 各電極間の樹脂部分に耐エッチングマスクを形成し、前
    記耐エッチングマスクで覆わなかった樹脂部分をエッチ
    ング除去し、再び各電極上面を露出させる工程と、 前記耐エッチングマスクを除去する工程と、 前記電極上面にインナ−リ−ドを圧着する工程とを具備
    することを特徴とする半導体装置の製造方法。
JP3722493A 1993-02-26 1993-02-26 半導体装置とその製造方法 Pending JPH06252221A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3722493A JPH06252221A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 半導体装置とその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3722493A JPH06252221A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 半導体装置とその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06252221A true JPH06252221A (ja) 1994-09-09

Family

ID=12491629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3722493A Pending JPH06252221A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 半導体装置とその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06252221A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4886479A (en) * 1988-09-12 1989-12-12 The Torrington Company Universal joint including roller bearings

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4886479A (en) * 1988-09-12 1989-12-12 The Torrington Company Universal joint including roller bearings

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6664129B2 (en) Integrated circuits and methods for their fabrication
US6353255B2 (en) Semiconductor device and manufacturing method thereof
US7132733B2 (en) Semiconductor device
US5132772A (en) Semiconductor device having tape automated bonding (TAB) leads which facilitate lead bonding
US20070267744A1 (en) Manufacturing a bump electrode with roughened face
JPS59139636A (ja) ボンデイング方法
JPH0714887A (ja) フィルムキャリヤ及びその製造方法
JP3297144B2 (ja) 突起電極およびその製造方法
JPH06252221A (ja) 半導体装置とその製造方法
JP4341328B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2003078076A (ja) 半導体装置の製造方法及び半導体装置
JPH04342148A (ja) テープキャリア
JP2850579B2 (ja) 半導体装置用フィルムキャリア
JP3019065B2 (ja) 半導体装置の接続方法
JP2985426B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP3733077B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP3076302B2 (ja) 半導体装置
JPH03129831A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH01293539A (ja) 半導体装置におけるバンプの形成方法
JPH10340907A (ja) 突起電極の形成方法
JP4213499B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2006253165A (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JPH0637151A (ja) Tab用テープキャリアの製造方法
JP2001077289A (ja) リードフレーム部材およびその製造方法
JPH03209841A (ja) Tab用テープキャリアの製造方法