JPH0625214A - 新規7−アミノラブダン類、その製造方法および製剤としてのその用途 - Google Patents

新規7−アミノラブダン類、その製造方法および製剤としてのその用途

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JPH0625214A
JPH0625214A JP5046638A JP4663893A JPH0625214A JP H0625214 A JPH0625214 A JP H0625214A JP 5046638 A JP5046638 A JP 5046638A JP 4663893 A JP4663893 A JP 4663893A JP H0625214 A JPH0625214 A JP H0625214A
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Souza Noel J De
ノエル・ジヨン・デスーザ
Premanand Durgarao Desai
プレマナンド・ドウルガラオ・デサイ
Shrikant Vishwanath Savanur
シユリカント・ビシユワナート・サバヌル
Sugata Chatterjee
スガタ・チヤタジー
Sa Adolf Dr D
アドルフ・ドウサ
Nitin Sharad Dr Joshi
ニテイン・シヤラード・ジヨーシ
Rao Venkata Satya V Vadlamudi
ラオ・ベンカタ・サートヤ・ビアーアバドラ・バードラムーデイ
Vijay A Aroskar
ビジヤイ・アトマラム・アロスカル
Ramanujam Rajagopalan
ラマヌジヤム・ラージヤゴパラン
Anil Vasantrao Ghate
アニル・バサントラオ・ゴート
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    • C07D311/92Naphthopyrans; Hydrogenated naphthopyrans
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 式(I)で表される化合物およびその医薬的
に許容しうる塩、当該化合物またはその塩を活性成分と
して含有する医薬組成物ならびに、式(II)の化合物を
出発原料として式(I)の化合物を製造する方法。 〔式中、aは単結合または二重結合を示し;R1,R9
HまたはOHであり、あるいは一緒になって−O−CZ
−O−(但し、Z=O,S)を示し;R6はOH,−O
−COR0(但し、R0はC1〜4アルキル等)等であ
り;R13はビニル、エチル、シクロプロピルまたは−C
H(OH)CH2OHであり;XはHまたはアルキルで
あり;YはH、アルキル、アリールC(=W)A(但
し、W=O,S,NH;A=H,C3〜6−n−アルキ
ル、C1〜4−アルキルアミノ等)であり;あるいはN
XYがフタールイシド基等を形成する〕 【効果】 式(I)の化合物およびそれらの塩は陽性筋
変力作用、血圧作用、あるいはカリウムチャンネル孔活
性等の活性を有し、心臓血管性疾患、代謝性疾患および
ガン化学療法の治療に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】医薬的に極めて興味深いラブダン類の1
種は天然産の化合物ホルスコリン(forskolin)であ
る。ホルスコリン、コレホルシン(coleforsin)および
それらの半合成類似体を主題としている種々の特許、特
許出願の各明細書および出版物は下記のとおりである。
【0002】US−A−4,088,659;インド特許
No.145 926;US−A−4,118,508;
US−A−4,152,611;DE−A−3 535 0
86;DE−A−3 623 300;DE−A−3 7
18 589;DE−A−3735 306;DE−A−
3 740 625;DE−A−3 740 624;Tetr
ahedron Lett. 19(1977),1669〜1672;
J. Chem. Sec., Perkin Trans. 1,(1982) 76
7;DE−A−3 346 869;J. Med. Chem. 3
1,(1988) 1872。
【0003】上記文献に記載の化合物の全ては、7−置
換基が酸素原子を介して7−位に結合しているラブダン
類である。この7−置換された酸素官能の構造的性質に
基づいて、それらの化合物は水溶解性のような物理学的
性質並びに生物学的側面での多様性を含む特別な属性を
有している。改善された性質を有する新規ラブダン類を
得ることは非常に望まれている。
【0004】本発明はホルスコリンおよびその類似体に
関連した新規の7−アミノラブダン類およびそれらの誘
導体、それらの製造方法並びに製剤としてのそれらの用
途に関する。
【0005】
【発明の特徴】本発明によれば意外なことに、天然産の
化合物ホルスコリンおよびその類似体は本発明の一部分
である特別な反応条件の下で新規7−アミノ−7−デア
セチルホルスコリンおよび新規7−アミノ−7−デアセ
チルホルスコリン類似体に変換されうるということが見
出された。次いで7−アミノ−7−デアセチルホルスコ
リンおよび7−アミノ−7−デアセチルホルスコリン類
似体は新規誘導体に変換されることができ、それらの全
ては本発明の一部分を形成する。本発明の新規化合物は
顕著な生物学的性質を有しており、そのために新規な製
剤および医薬剤として有用である。
【0006】
【発明の詳述】本発明は式I
【化7】 〔式中、aはC5とC6間の単結合または二重結合を示
し;R1はHまたはOHであり;R9はHまたはOHであ
り;またはR1とR9は一緒になって−O−COO−、−
O−CSO−、−O−C(C1〜C 4−アルキル)2−O−
および−O−CHN(C1〜C4−アルキル)2−O−から
選択される基を示し;R6はH、OH、−O−CO(C1
〜C4−アルキル)、−O−CO(C1〜C4−アルキル−
NH2)、−O−CO(C2〜C4−アルケニル)、−O−
CO(C2〜C4−アルキニル)またはOCONH(CH2)
m−NH−Qであり、ここで Q=H、C1〜C4−アルキルまたはアリール;mは1〜
20好ましくは1〜8特に好ましくは1〜4の整数であ
り;R13はビニル、エチル、シクロプロピルまたは−C
HOHCH2OHであり;XはHまたは(CH2)mHであ
り;YはH、(CH2)mH、C(=Z)A、(CH2)mアリー
ルまたはアリールであり、ここで Z=O、SまたはNHそして A=H、(CH2)mH、(CH2)mBまたはNHR′但し B=ハロゲン、OHまたは
【化8】 そして R′=H、C1〜C4−アルキルまたはアリール;ここで
1およびY1はそれぞれアルキル基を示すか、またはX
1およびY1はそれらが結合している窒素原子と一緒にな
って複素環を形成し、該複素環はさらに別のヘテロ原子
N、OまたはSを含有することができ、かつ1、2また
は3個の同一または相異なるアルキルまたはアリールで
場合により置換されており、また
【化9】 は下記の基
【化10】 から選択される基を示し、ここでMは3〜6の整数を示
しそしてZはOまたはSを示す〕で表される7−アミノ
ラブダン類およびその医薬的に許容しうる塩を記載して
いる。
【0007】好ましくは本発明は式I
【化11】 (式中、R1=OH;R9=OH;であるかまたはR1
9は一緒になって−O−COO−、−OCSO−、−
O−C(C1〜C4−アルキル)2−O−および−O−CH
N(C1〜C4−アルキル)2−O−から選択される基を示
し、R13、a、R6、X、Yおよび
【化12】 は前記で定義したのと同じ意味を有する)の7−アミノ
ラブダン類を記載している。
【0008】好ましくは本発明はまた、R1およびR9
Hを示しそしてR13、a、R6、X、Yおよび
【化13】 が前述の定義を有する式Iの7−アミノラブダン類にも
関する。特に好ましいのはR13=ビニルである式Iの前
記化合物である。
【0009】本発明化合物の塩の適当な例は塩酸塩、臭
化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩、
酒石酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩またはフマル酸塩
である。
【0010】アルキルの用語は1〜4個の炭素原子を有
する直鎖または分枝鎖状の飽和炭化水素基であって、例
えばメチル、エチル、プロピルおよびt−ブチルであ
る。C 2〜C4−アルケニルはビニルを示すのが好まし
く、C2〜C4−アルキニルはプロパルギルを示すのが好
ましい。
【0011】アリール基は1,2または3個の同一また
は相異なる置換基例えばハロゲン、C1〜C3−アルキ
ル、C1〜C3−アルコキシ、ヒドロキシ、ニトロ、アミ
ノ、トリフルオロメチル、シアノおよびアジドで置換さ
れうるフェニル基であるのが好ましい。
【0012】複素環の用語はモルホリノ、ピペリジノ、
ピロリジノ、ピペラジンおよびn−メチルピペラジノを
示すのが好ましい。ハロゲンの用語は塩素、臭素または
ヨウ素を示す。
【0013】本明細書中に記載の式において、種々の置
換基はラブダン核に接続して1〜3種の表示法で、すな
わちβ−配位(すなわち分子平面の上)における置換基
を示す実線(−)、α−配位(すなわち分子平面の下)
における置換基を示す破線((----)および置換基がα
−またはβ−のいずれかに配位されうることを示す波線
(〜)で示されている。全ての式はそれらが該化合物を
立体化学の絶対配位で描くような方法で描かれている。
ラブダン核を有する出発物質が天然産であるかまたは天
然生成物から誘導される場合には、それらは最終生成物
とおなじようにラブダン核を本明細書中に記載の単一絶
対配置で有する。しかし、本発明方法はまたラセミ系の
ラブダン類の合成も意味している。
【0014】ラブダン核の光学中心の外に、そこでの置
換基はまたキラル中心も有することができる。該キラル
中心は、本発明化合物の光学的性質に寄与しかつ例えば
光学活性酸の使用によるような慣用手法でのそれらの分
離を可能にする。キラル中心に1つの基を結合させる波
線(〜)は該中心の立体化学が知られていないことを示
している。すなわち該基は可能な配置のいずれかで存在
することができる。本発明は本発明化合物の全ての光学
異性体およびラセミ体を包含し、そこでは該化合物はラ
ブダン核の光学中心の外にキラル中心を有している。
【0015】式I
【化14】 で表される好ましい化合物は下記の表に示されていると
おりである。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】
【表3】
【0019】
【表4】
【0020】
【表5】
【0021】
【表6】
【0022】
【表7】
【0023】本発明では式Iで表される新規7−アミノ
ラブダン類の製造方法が記述される。それは有機溶媒例
えばテトラヒドロフラン中の第三ホスフィン例えばトリ
フェニルホスフィンおよびイミド例えばフタルイミドま
たはアジド例えばヒドラゾン酸もしくは亜鉛アジド−ピ
リジン錯体の混合物に入れた式II
【化15】 (式中、R6およびR13は前述の定義を有するが、R6
OHの場合は除外し、R 1およびR9=Hであるか、また
はR9=Hの場合にR1=O(C1〜C4−アルキル)、O
C(=O)(C1〜C4−アルキル)、O−Si(C1〜C4
アルキル)3であるか、またはR1とR9が一緒になって−
O−C(C1〜C4−アルキル)2−O−、−O−COO
−、−O−CSO−または−O−CHN(C1〜C4−ア
ルキル)2−O−を示す)の化合物を無水非プロトン性溶
媒例えばエーテルまたはテトラヒドロフラン中において
ジアルキルアジドジカルボキシレート、例えばジエチル
アジドジカルボキシレートで処理することからなる。該
反応は一般的には当業者に知られているミツノブ反応
〔O. Mitsunobu, Synthesis, 1〜27(1981),E.
Growhowski et al., J. Am. Chem. Soc., 104,(1
982)6876〕に従って実施される。式IIの化合物
を基準にした各反応成分の使用量は0.1〜2.0モル過
剰の過剰モル量である。反応条件は6〜30時間好まし
くは18〜24時間0〜30℃の範囲にある。該手法は
さらに反応混合物を濃縮し、残留物をシリカゲルでのカ
ラムクロマトグラフィーにより、溶離剤例えば石油エー
テル−酢酸エチル(90:10)を用いて精製して以下
の式III
【0024】
【化16】 (式中R1、R6、R9およびR13は前記式IIに定義した
のと同じ意味を有する)の化合物を得ることからなる。
すなわち、(a) イミドを用いる場合には式IIIの7−
イミドラブダン例えば7−フタルイミドラブダンが得ら
れ、または(b) アジドを用いる場合には式IIIの7−
アジドラブダンが得られる。該手法はさらに式III(式
中P=イミド)の化合物を適当な加水分解剤で処理し、
その際通常は溶媒例えばエタノール、テトラヒドロフラ
ンまたはアセトン中に溶解したヒドラジン水和物または
メチルヒドラジンの溶液が0〜80℃で使用されるかま
たはメチルアミンもしくは硫化ナトリウムの水溶液中で
2〜6時間処理されるか、または式III(式中P=アジ
ド)の化合物を最初に溶媒例えばテトラヒドロフラン、
ベンゼン中においてトリフェニルホスフィンで処理し、
次に水、または酸化白金のような触媒の存在下における
水素、または金属水素化物例えば水素化アルミニウムリ
チウムもしくは水素化ホウ素ナトリウムで処理して式I
(式中R7=NH2であり、R1、R6、R9およびR13
式Iに記載のと同じ意味を有する)の7−アミノラブダ
ンを得ることからなる。
【0025】前記7−NH2化合物の誘導体である本発
明化合物は、当業者に知られた合成反応によって容易に
製造される。該当業者ならば個々の望ましい合成変換を
行うには最初に、分子中に存在しうる反応性部位を保護
することが必要であることが分かるであろう。このよう
な保護は、保護すべき部位に誘導体を最初に形成し、次
いで所望により個々の合成変換が実施された後にその誘
導体が容易に最初の官能数に再変換されうることによっ
て成就されるのが好ましい。このような保護変換の例は
アルコールのエステル化またはシリル化およびジオール
のイソアルキリデン/ヘミアセタール/カルボネート形
成である。該変換のその他は当業者ならば分かるであろ
う。該技法は当業者には自明のことと認められるので、
それらは本発明方法で用いられる化合物の製造について
の以下の記載には包含されていない。
【0026】7−NXYがアシルアミノ、ハロアシルア
ミノ、ヒドロキシアシルアミノ、アミノアシルアミノ、
アルキルアミノ、アラルキルアミノ、アリールアミノで
ある化合物は7−NH2−ラブダンを酸にとって適当な
試薬例えばピリジン、トリエチルアミン、K2CO3、N
aHまたはDMAP混合物の存在下において適当なアシ
ル−、ハロアシル−、ヒドロキシアシル−、アミノアシ
ル−、アルキル−、アラルキル−、アリール−ハライド
で処理することによって製造できる。
【0027】
【化17】 が例えば前述のような複素環式部分を示す化合物は適当
な7−ハロアシルアミノラブダンを塩基性剤例えばK2
CO3またはNaHで処理することによって製造でき
る。
【0028】7−NXYがNH−C(=Z)NHR′
(ここでZおよびR′は前述の定義を有する)を示す化
合物は、有機合成の当業者に知られた条件下における適
当なイソシアネートまたはイソチオシアネートまたはN
C−NH2での処理により製造できる。
【0029】〔有用性〕本発明化合物およびそれらの塩
は筋変力作用陽性剤、血圧降下剤、チャンネル変調剤例
えばカリウムチャンネル、クロリドチャンネル、カルシ
ウムチャンネルおよびP−糖タンパクマルチドラッグ
(multidrug)輸送剤でありうる性質のために心臓血管
性疾患、代謝性疾患およびガン化学療法の治療に有用で
ある。
【0030】下記の薬理学的手法を用いて本発明化合物
の生物活性を評価した。 カリウムチャンネル孔活性:−単離したラット門脈モデ
ル。体重が200〜250gであるCharles Foster種の
正常な雄白子(albino)ラットを使用した。
【0031】動物を犠牲にした後に腹部を開き、門脈を
単離し、ケルブ溶液(kerb's solution)含有の器官浴
中に入れた。浴を37℃に維持し、95容量%の酸素と
5容量%の二酸化炭素との気体混合物を通気した。組織
を0.5〜1g張力の下に保持し、約30分間安定化さ
せた。KCl20およびKCl80 mMで生起された累積的
濃度をHugo Sachs Force置換変換器(displacement tra
nsducer)(K−30)で測定し、4チャンネルデジタル
レコーダで記録した。2つの対照応答を採った後に、組
織を供試物質とともに5分間インキュベートし、投与量
応答を反復した。KCl20およびKCl80 mMで生起さ
れた収縮の減少%は対照値から計算した。標準のカリウ
ムチャンネル孔はKCl80 mM生起の応答に影響を及ぼ
さずにKCl20 mM生起の応答を選択的に遮断する。供
試化合物が選択性を示す場合には、さらにカリウムチャ
ンネル孔活性を確証するためにカリウムチャンネル遮断
剤のグリベンクラミドで生起される反転調査を行った。
供試化合物は濃度あたり0.2mlの容量で投与した。全
ての結果は平均+SEMとして表されている。
【0032】式Iを有する代表的な本発明化合物のいく
つかについて上記モデルで得られた結果は下記表に示す
とおりである。
【0033】
【表8】
【0034】結果:K20およびK80mMのKCl生起によ
る収縮間の抗けいれん活性の分裂は、該化合物がカリウ
ムチャンネル孔活性を示すということを示唆している。
この作用モードによって、好ましい化合物は高血圧、喘
息、腎性大腸けいれん等の治療に使用されうる可能性が
ある。
【0035】血圧降下活性 血液量減少症のラットを用いて血圧降下活性を調べた。
血液量減少症のラットは実際の実験の1時間前にフロセ
ミド100mg/kgを腹腔内投与することにより調製し
た。フロセミドを投与した後にラットをウレタン1.5
g/kgの腹腔内投与で麻酔した。右頸動脈にカニューレ
を挿入し、その頸動脈カニューレを圧力変換器に接続す
ることによって生理学的記録計で血圧を記した。左頸静
脈にカニューレを挿入して供試物質を静脈内(i.v.)ま
たは十二指腸内(i.d.)投与した。i.d.投与は胸骨下の
腹部に作られた小さな切り口を介して十二指腸の一部分
をさらすことによってなされた。血圧はi.v.投与の場合
には10分間および薬物をi.d.経路で投与する場合には
90〜120分間調べた。
【0036】式Iを有する本発明の代表的化合物のいく
つかについて得られた結果は下記に示すとおりである。
【0037】
【表9】
【0038】これらの結果は血液量減少症のラットの血
圧における有意の下降を示している。このモデルは抗高
血圧性化合物の血圧降下活性を示している。
【0039】
【実施例】以下にいくつかの代表的な本発明化合物の製
造を説明する。 実施例1 8,13−エポキシ−7α−フタルイミド−ラブド−5,
14−ジエン−11−オン 8,13−エポキシ−7β−ヒドロキシ−ラブド−5,1
4−ジエン−11−オン(0.636g,0.002
M)、トリフェニルホスフィン(0.78g,0.000
3M)およびフタルイミド(0.441g,0.003
M)を無水テトラヒドロフラン(10ml)中に溶解し
た。この溶液に、無水テトラヒドロフラン(2ml)中に
溶解したジエチルアゾジカルボキシレート(0.47m
l,0.003M)を冷却下に滴加した。得られた溶液を
窒素雰囲気下で室温において20時間撹拌した。テトラ
ヒドロフランを真空下で除去し、残留物を、溶離剤とし
て5%酢酸エチル−石油エーテル(60〜80℃)を用
いたシリカゲルのカラムに通して所望の純粋な化合物を
得た。収量 0.5g(56%;m.p.=161〜162
℃) PMR(CDCl3):7.76(m, 4H-芳香族性)、 5.36(dのd, J
trans=17Hz, Jcis=10.8Hz, 14-ビニル性-CH)、 5.3(d, J
6,7=4.8Hz, 6-CH)、 4.68(dのd, Jtrans=17Hz, Jgem=2H
z, 15-ビニル性-CH)、 4.52(dのd, Jcis=10.8Hz, Jgem=2
Hz, 15-ビニル性-CH)、 3.6(s, 9-CH)、 2.4(d, J6,7=4.8
Hz, 7-CH)、 2.3(s, 12-CH 2)、1.56、 1.44、 1.24、 1.16、
1.08(5×CH 3)。
【0040】実施例2 7α−アミノ−8,13−エポキシ−ラブド−5,14−
ジエン−11−オン 8,13−エポキシ−7α−フタルイミド−ラブド−5,
14−ジエン−11−オン(0.447g,0.001
M)をエタノール5ml中に溶解し、撹拌しながらヒドラ
ジン水和物(0.4ml)で処理した。反応混合物を80
〜85℃で4時間撹拌し続けた。沈殿した固形物を濾過
した。濾液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機
層を水、重炭酸塩溶液、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥し、蒸発乾固させた。得られた残留物
を、溶離剤として10%アセトニトリル−クロロホルム
を用いたシリカゲルカラム上で精製して所望の化合物を
得た。収量0.2g(63%;m.p.76〜78℃)。こ
の化合物を乾燥エーテル中に溶解し、エーテル性塩化水
素で処理して塩酸塩を得、それをメチレンクロリド−石
油エーテルから結晶化して0.125g(m.p.169〜
170℃)を得た。 PMR(CDCl3):5.96(dのd, Jtrans=17Hz, Jcis=10.8Hz,
14-ビニル性-CH)、 5.56(d, J6,7=4.8Hz, 6-CH)、 5.1(d
のd, Jtrans=17Hz, Jgem=2Hz, 15-ビニル性-CH)、 4.94
(dのd,Jcis=10.8Hz, Jgem=2Hz, 15-ビニル性-CH)、 3.14
(d, J6,7=4.8Hz, 7-CH)、 2.72(s, 9-CH)、 264(d, Jgem=
2Hz, 12-CH 2)、 1.62(brs, NH2)、 1.4、 1.38、 1.32、 1.1
2、 1.08(s, 5×CH 3)。
【0041】実施例3 7α−アセチルアミノ−8,13−エポキシ−ラブド−
5,14−ジエン−11−オン 7α−アミノ−8,13−エポキシ−ラブド−5,14−
ジエン−11−オン(0.3g)およびピリジン(0.5
ml)を無水ジクロロメタン(5ml)中に溶解した。次に
無水酢酸を滴加し、混合物を1時間撹拌した。反応混合
物を水、重炭酸塩溶液およびブラインで洗浄した。ジク
ロロメタン層を分離し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、
蒸発乾固させた。得られた残留物をジクロロメタン−石
油エーテル(60〜80℃)から結晶化して所望の化合
物を得た。収量 0.250g(73%:m.p.168〜1
69℃)。 PMR(CDCl3):5.90(dのd, Jtrans=17Hz, Jcis=10.8Hz,
14-ビニル性-CH)、 5.58(d, J6,7=4.8Hz, 6-CH)、 5.14
(dのd, Jtrans=17Hz, Jgem=2Hz, 15-ビニル性-CH)、 4.9
8(dのd,Jcis=10.8Hz, Jgem=2Hz, 15-ビニル性-CH)、 3.3
2(dのd, J6,7=4.8Hz, J7,NH=6.4Hz, 7-CH)、 2.66(s, 12
-CH2)、 2.44(s, 9-CH)、 2.06(s, OCOCH 3)、 1.52、 1.38、
1.34、 1.16、 1.10(s, 5×CH 3)。
【0042】実施例4 1α,9α−イソプロピリデニル(1,3−)ジオキシ−
8,13−エポキシ−7β−フタルイミド−ラブド−5,
14−ジエン−11−オン 出発物質として1α,9α−イソプロピリデニル(1,3
−)ジオキシ−8,13−エポキシ−7β−ヒドロキシ
−ラブド−5,14−ジエン−11−オンを用いて、該
化合物を実施例1に記載の場合と同じ反応条件に付すと
所望の化合物が得られた。収量 37%:m.p.92〜9
4℃。 PMR(CDCl3):7.8(m, 4H-芳香族性)、 5.68(dのd, J
trans=17Hz, Jcis=10.8Hz, 14-ビニル性-CH)、 5.64(d,
J6,7=2.2Hz, 6-CH)、 5.56(dのd, Jtrans=17Hz, Jgem=2H
z, 15-ビニル性-CH)、 5.48(d, J6,7=2.2Hz, 7-CH)、 5.0
(dのd, Jcis=10.8Hz, Jgem=2Hz,15-ビニル性-CH)、 4.38
(brt, 1-CH)、 3.26(d, Jgem=18Hz, 12-α-CH)、 2.4(d,
J gem=18Hz, 12-β-CH)、 1.54、 1.48、 1.4、 1.36、 1.32、
1.26、 1.16(s, 7×CH 3)。
【0043】実施例5 7β−アミノ−1,9−イソプロピリデニル(1,3−)
ジオキシ−8,13−エポキシ−ラブド−5,14−ジエ
ン−11−オン 出発物質として1α,9α−イソプロピリデニル(1,3
−)ジオキシ−8,13−エポキシ−7β−フタルイミ
ド−ラブド−5,14−ジエン−11−オンを用いて、
該化合物を実施例2に記載の場合と同じ反応条件に付す
と所望の化合物が濃粘稠性油状物(0.750g,収量
40%)が得られた。この化合物をエーテル中に溶解
し、エーテル性塩化水素で処理して塩酸塩を得、これを
メチレンクロリド−石油エーテル(60〜80℃)から
結晶化した。m.p.158〜159℃。 PMR(CDCl3):5.98(dのd, Jtrans=17Hz, Jcis=10.8Hz,
14-ビニル性-CH)、 5.42(d, J6,7=2.2Hz, 6-CH)、 5.22
(dのd, Jtrans=17Hz, Jgem=2Hz, 15-ビニル性-CH)、 4.9
8(dのd,Jcis=10.8Hz, Jgem=2Hz, 14-ビニル性-CH)、 4.3
(brt, 1-CH)、 4.0(d, J6,7=2Hz, 7-CH)、 3.2(d, Jgem=1
8Hz, 12-α-CH)、 2.38(d, Jgem=18Hz, 12-β-CH)、 1.6
(brt, NH 2)、 1.4、 1.36、 1.24、 1.18、 1.1(s, 7×C
H 3)。 1.4および1.36(2個のメチル)。
【0044】実施例6 7β−アミノ−1α,9α−ジヒドロキシ−8,13−エ
ポキシ−ラブド−5,14−ジエン−11−オン 7β−アミノ−1α,9α−イソプロピリデニルオキシ
−8,13−エポキシ−ラブド−5,14−ジエン−11
−オン塩酸塩(0.25g,0.0006M)を2N塩酸
(5ml)とともに2時間撹拌した。反応混合物をpH9の
塩基性にし、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を
水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、
蒸発乾固させた。得られた残留物をクロロホルムおよび
石油エーテル(60〜80℃)から結晶化した。収量
0.120g(59%;m.p.234〜235℃)。 PMR(CDCl3):5.96(dのd, Jtrans=17Hz, Jcis=10.8Hz,
14-ビニル性-CH)、 5.42(d, J6,7=2.2Hz, 6-CH)、 5.25
(dのd, Jtrans=17Hz, Jgem=2Hz, 15-ビニル性-CH)、 4.9
8(dのd,Jcis=10.8Hz, Jgem=2Hz, 15-ビニル性-CH)、 4.7
4(brt, 1-CH)、 4.05(d, J6,7=2.2Hz, 7-CH)、 3.05(d, J
gem=18Hz, 12-α-CH)、 2.64(d, Jgem=18Hz, 12-β-CH)、
1.52、 1.4、 1.36、 1.30、 1.26(s, 5×CH 3)。 Jeol FX 90Q FT NMR分光計を使用。
【0045】実施例7 7α−(N−γ−クロロブチリル)アミノ−8,13−
エポキシ−ラブド−5,14−ジエン−11−オン 乾燥ジクロロメタン(20ml)中に溶解した7−アミノ
−8,13−エポキシ−ラブド−5,14−ジエン−11
−オン(1.0g)および乾燥ピリジン(0.84ml)の
溶液に4−クロロブチリルクロリド(0.58ml)を加
えた。反応混合物を室温で一夜撹拌した。反応混合物を
冷希塩酸、水、炭酸水素ナトリウム溶液、水およびブラ
インで洗浄した。ジクロロメタン層を分離し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥し、蒸発乾固した。得られた残留物を
ジクロロメタンおよび石油エーテル(60〜80℃)か
ら結晶化して所望の化合物を得た。収量 0.850g
(64%);m.p.203〜205℃。 PMR(CDCl3):5.90(dのd, Jtrans=17Hz, Jcis=10.8Hz,
14-ビニル性-CH)、 5.58(brd, J6,7=4.8Hz, 6-CH, NH)、
5.12(dのd, Jtrans=17Hz, Jgem=2Hz, 15-ビニル性-C
H)、 4.96(dのd, Jcis=10.8Hz, Jgem=2Hz, 15-ビニル性-
CH)、 4.32(dのd, 4.8Hz, J7CH-NH=6.4Hz, 7-CH)、 3.64
(t, JCH-CH=6.3Hz, CH 2-Cl)、 2.64(s, 12-CH 2)、 2.44
(s, 9-CH)、 2.4-2.3(m, CH2-CH 2-Cl)、 2.16(t, JCH-CH=
6.3Hz, CH 2-CO)、 1.54、 1.36、1.34、 1.16、 1.08(s, 5×
CH 3)。
【0046】実施例8 7α−(2−オキソピロリジン−1−イル)−8,13
−エポキシ−ラブド−5,14−ジエン−11−オン 乾燥ジクロロメタン(5ml)および乾燥ジメチルホルム
アミド(1ml)中に溶解した7α−(N−γ−クロロブ
チリル)アミノ−8,13−エポキシ−ラブド−5,14
−ジエン−11−オン(0.63g)の溶液に水素化ナ
トリウム(0.15g,60%分散液)を加えた。反応
混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を水、ブラ
インで洗浄した。ジクロロメタン層を分離し、硫酸ナト
リウムで乾燥し、蒸発乾固した。得られた残留物をジク
ロロメタンおよび石油エーテル(60〜80℃)から結
晶化して所望の化合物を得た。収量 0.4g(69
%);m.p.162〜163℃。 PMR(CDCl3):5.80(dのd, Jtrans=17Hz, Jcis=10.8Hz,
14-ビニル性-CH)、 5.20(d, J6,7=4.8Hz, 6-CH)、 5.08
(dのd, Jtrans=17Hz, Jgem=2Hz, 15-ビニル性-CH)、 4.9
2(dのd,Jcis=10.8Hz, Jgem=2Hz, 15-ビニル性-CH)、 4.8
0(d, J6,7=4.8Hz, 7-CH)、 3.4-3.2(m, N-CH 2-CH2)、 2.6
4(s, 9-CH)、 2.58(12-CH 2)、 2.4-1.8(m, CO-CH 2-CH2)、
1.54、 1.40、 1.36、 1.16、 1.14(s, 5×CH 3)。
【0047】実施例9 7β−(N−γ−クロロブチリル)アミノ−1,9−イ
ソプロピリデニル(1,3−)ジオキシ−8,13−エポ
キシ−ラブド−5,14−ジエン−11−オン 標記化合物は実施例7の方法に従い、乾燥ジクロロメタ
ン中において7β−1,9−イソプロピリデニル(1,3
−)ジオキシ−8,13−エポキシ−ラブド−5,14−
ジエン−11−オン(0.5g)、4−クロロブチリル
クロリド(0.15ml)および乾燥ピリジン(0.2ml)
を用いて製造された。収量 0.250g(40%);m.
p.167℃。 PMR(CDCl3):5.86(dのd, Jtrans=17Hz, Jcis=10.8Hz,
14-ビニル性-CH)、 5.56(d, J6,7=6.3Hz, 6-CH)、 5.48
(d, J7,6=6.3Hz, 7-CH)、 5.32(dのd, Jtrans=17Hz, J
gem=2Hz,15-ビニル性-CH)、 4.96(dのd, Jcis=10.8Hz, J
gem=2Hz, 15-ビニル性-CH)、 4.28(brt, 1-CH)、 3.66(t,
JCH-CH=6.3Hz, CH 2-Cl)、 3.28(d, Jgem ? 18Hz, 12-α
-CH)、 2.44(d, CH 2-CO)、 2.36(d, Jgem=18Hz, 12-β-C
H)、 2.12(m, CH2CH 2CH2Cl)、1.42、 1.36、 1.34、 1.32、
1.30、 1.14、 1.12(s, 7×CH 3)。
【0048】実施例10 7β−(2−オキソピロリジン−1−イル)−1,9−
イソプロピリデニル(1,3−)ジオキシ−8,13−エ
ポキシ−ラブド−5,14−ジエン−11−オン 標記化合物は実施例8の方法に従い、乾燥ジクロロメタ
ン中において7β−(N−γ−クロロブチリル)アミノ
−1,9−イソプロピリデニル(1,3−)ジオキシ−
8,13−エポキシ−ラブド−5,14−ジエン−11−
オン(0.250g)および水素化ナトリウム(0.02
5g,55%懸濁液)を用いて製造された。それを石油
エーテル−ジクロロメタンから結晶化した。収量 16
0mg(69%),m.p.212℃。 PMR(CDCl3):5.86(dのd, Jtrans=17Hz, Jcis=10.8Hz,
14-ビニル性-CH)、 5.86(d, J=4.2Hz,6-CH)、 5.26(dの
d, Jtrans=17Hz, Jgem=2Hz, 15-ビニル性-CH)、 4.98(d
のd, Jc is=10.8Hz, Jgem=2Hz, 15-ビニル性-CH)、 4.66
(d, J=4.2Hz, 7-CH)、 4.1(brt, 1-CH)、 3.40-2.84(m, N
-CH 2)、 3.12(d, J=18Hz, 12-α-CH)、 2.44(d, J=18Hz,
12-β-CH)、 2.16(m, COCH2)、 1.48、 1.44、 1.36、 1.32、
1.28、 1.22、 1.20(s, 7×CH 3)。
【0049】実施例11 7β−(2−オキソピロリジン−1−イル)−1α,9
α−ジヒドロキシ−8,13−エポキシ−ラブド−5,1
4−ジエン−11−オン 50%の酢酸(12ml)中の7β−(2−オキソピロリ
ジン−1−イル)−1,9−イソプロピリデニル(1,3
−)ジオキシ−8,13−エポキシ−ラブド−5,14−
ジエン−11−オン(0.160g)を室温で24時間
撹拌した。反応混合物を10%炭酸水素ナトリウムでpH
9の塩基性にし、ジクロロメタン中で抽出した。有機層
を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、蒸発乾固させた。残留物をクロマトグラフィー処理
(2%MeOH/CHCl3)して所望の化合物を得
た。それを石油エーテル−ジクロロメタンから結晶化し
た。収量100g(68.5%),m.p.>290℃。 PMR(CDCl3):5.84(dのd, Jtrans=17Hz, Jcis=10.8Hz,
14-ビニル性-CH)、 5.66(d, J=4.6Hz,6-CH)、 5.40(s, 1
H, 9-OH)、 5.28(dのd, Jtrans=17Hz, Jgem=2Hz, 15-ビ
ニル性-CH)、 4.98(dのd, Jcis=10.8Hz, Jgem=2Hz, 15-
ビニル性-CH)、 4.90(s, 1H, 1-OH)、 4.50β(brt, 1-C
H)、 3.82(dのd, N-CHα)、 3.48(dのd, N-CHβ)、 2.40
(m, CO-CHα+12-α-CH)、 2.00(c, CO-CHβ+12-β-C
H)、 1.36、 1.30、 1.24、 1.20、 1.16(s, 5×CH 3)。
【0050】実施例12 7β−(N−クロロアセチル)アミノ−1,9−イソプ
ロピリデニル(1,3−)ジオキシ−8,13−エポキシ
−ラブド−5,14−ジエン−11−オン 標記化合物は実施例7の方法に従い、乾燥ジクロロメタ
ン(20ml)中において7β−アミノ−1,9−イソプ
ロピリデニル(1,3−)ジオキシ−8,13−エポキシ
−ラブド−5,14−ジエン−11−オン(1.6g)、
2−クロロアセチルクロリド(0.33ml)および乾燥
ピリジン(0.66ml)を用いて製造された。それを石
油エーテル−酢酸エチルから結晶化した。収量 1.0g
(52%),m.p.210℃。 PMR(CDCl3):6.55(d, 1H, NH)、 5.86(dのd, Jtrans=1
7Hz, Jcis=10.8Hz, 14-ビニル性-CH)、5.38(dのd, J
trans=17Hz, Jgem=2Hz, 15-ビニル性-CH)、 5.30(brd, 6
-CH+7-CH)、 4.90(dのd, Jcis=10.8Hz, Jgem=2Hz, 15-
ビニル性-CH)、 4.34(brt, 1-CH)、 4.15(s, 1H, CH 2Cl)、
3.26(d, J=18Hz, 12-α-CH)、 2.36(d, J=18Hz, 12-β-
CH)、1.45、 1.34、 1.30、 1.28、 1.26、 1.18、 1.12(s, 7
×CH 3)。
【0051】実施例13 7β−〔N−ピペリジノアセチル〕アミノ−1,9−イ
ソプロピリデニル(1,3−)ジオキシ−8,13−エポ
キシ−ラブド−5,14−ジエン−11−オン 乾燥ジクロロホルム中における7β−〔N−クロロアセ
チル〕アミノ−1,9−イソプロピリデニル(1,3−)
ジオキシ−8,13−エポキシ−ラブド−5,14−ジエ
ン−11−オン(0.5g)およびピペリジン(0.11
ml)の混合物を55℃で一夜撹拌した。反応混合物を真
空中下で濃縮し、残留物を水で希釈し、クロロホルムで
抽出した。クロロホルム層を水洗し、分離し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥し次いで蒸発乾固した。それを溶離剤
として2%MeOH/CHCl 3を用いてクロマトグラ
フィー処理することにより無色の濃油状物を得た。収量
0.400g(72%)。 PMR(CDCl3):7.34(brd, 1H, NH)、 5.88(dのd, Jtrans
=17Hz, Jcis=10.8Hz, 14-ビニル性-CH)、 5.34(dのd, J
trans=17Hz, Jgem=2Hz, 15-ビニル性-CH)、 5.28(brd, 2
H, 6CH+7-CH)、 4.85(dのd, Jcis=10.8Hz, Jgem=2Hz, 1
5-ビニル性-CH)、 4.32(brd, 1-CH)、 3.28(d, J=18Hz, C
O-CHα)、 3.12(d, J=18Hz, 12-α-CH)、 2.78(d, J=18H
z, 12-β-CH)、 2.55(brs, 2H, N-CH 2)、 2.48(brs, 2H,
N-CH 2)、 2.42(d, J=18Hz,CO-CHβ)、 1.6(brs, 6H, C-CH
2)、 1.42、 1.36、 1.30、 1.26、 1.23、 1.15、 1.10(s, 7
×CH3)。
【0052】実施例14 7β−〔N−ジメチルアミノアセチル〕アミノ−1,9
−イソプロピリデニル(1,3−)ジオキシ−8,13−
エポキシ−ラブド−5,14−ジエン−11−オン 7β−〔N−クロロアセチル〕アミノ−1,9−イソプ
ロピリデニル(1,3−)ジオキシ−8,13−エポキシ
−ラブド−5,14−ジエン−11−オン(0.400
g)およびアルコール中のN,N−ジメチルアミン(5m
l、無水エタノール中の33%)の混合物を室温で4時
間撹拌した。反応混合物を蒸発乾固した。得られた残留
物を水で希釈し、ジクロロメタン中で抽出した。有機層
を分離し、水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。それを蒸発乾固して所望の化合物を無色の
濃油状物として得た。収量 0.400g(98%)。 PMR(CDCl3):7.20(brd, 1H, NH)、 5.34(dのd, Jtrans
=17Hz, Jcis=10.8Hz, 14-ビニル性-CH)、 5.38(dのd, J
trans=17Hz, Jgem=2Hz, 15-ビニル性-CH)、 5.30(brd, 2
H, 6-CH+7-CH)、 4.86(dのd, Jcis=10.8Hz, Jgem=2Hz,
15-ビニル性-CH)、 4.30(brt, 1-CH)、 3.28(d, J=18Hz,
CO-CHα)、 3.12(d, J=18Hz, 12-α-CH)、 2.80(d, J=18H
z, 12-β-CH)、 2.38(d, J=18Hz, CO-CHβ)、 2.32(s, 6
H, N-CH 3)、 1.42、 1.38、 1.34、 1.28、 1.25、 1.18、 1.1
2(s, 7×CH3)。
【0053】実施例15 7β−〔N−ピペリジノアセチル〕アミノ−1α,9α
−ジヒドロキシ−8,13−エポキシ−ラブド−5,14
−ジエン−11−オン 7β−〔N−ピペリジノアセチル〕アミノ−1,9−イ
ソプロピリデニル(1,3−)ジオキシ−8,13−エポ
キシ−ラブド−5,14−ジエン−11−オン(0.40
0g)、2N塩酸(15ml)およびテトラヒドロフラン
(3ml)の混合物を4時間撹拌した。反応混合物をpH9
の塩基性にし、ジクロロメタンで抽出した。ジクロロメ
タン層を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥し、次いで濃縮した。得られた残留物を溶離剤とし
て2%MeOH/CHCl3を用いたカラムクロマトグ
ラフィーにより精製して所望の生成物を得た。それを石
油エーテル−ジクロロメタンから結晶化した。収量 0.
200g(54.3%)、m.p.185〜186℃。 PMR(CDCl3):7.48(d, 1H, NH)、 5.94(brs, 1H, 9-O
H)、 5.88(dのd, Jtrans=17Hz, Jcis=10.8Hz, 14-ビニル
性-CH)、 5.44(dのd, Jtrans=17Hz, Jgem=2Hz, 15-ビニ
ル性-CH)、5.36(d, J=7Hz, 6-CH)、 5.30(d, J=7Hz, 7-C
H)、 5.08(dのd, Jcis=10.8Hz, Jge m=2Hz, 15-ビニル性-
CH)、 4.76(brt, 1-CH)、 3.88(brs, 1H, 1-OH)、 3.12(d,
J=18Hz, CO-CHα+12-α-CH)、 2.80(d, J=18Hz, 12-β
-CH)、 2.66(brd, J=18Hz, CO-CHβ+N-CH 2)、 2.44(brs,
4H, N-CH 2)、 1.66(brs, 6H, C-CH 2)、 1.52、 1.30、1.2
6、 1.24、 1.14(s, 5×CH3)。
【0054】実施例16 7β−〔N−ジメチルアミノアセチル〕アミノ−1α,
9α−ジヒドロキシ−8,13−エポキシ−ラブド−5,
14−ジエン−11−オン 標記化合物は実施例15の方法に従い、7β−〔N−α
−(N,N−ジメチルアミノ)アセチル〕アミノ−1,9
−イソプロピリデニル(1,3−)ジオキシ−8,13−
エポキシ−ラブド−5,14−ジエン−11−オン(0.
400g)、2N塩酸(10ml)およびテトラヒドロフ
ラン(4ml)を用いて製造された。それを石油エーテル
−ジクロロメタンから結晶化した。収量 0.250g
(68%)、m.p.135〜136℃。 PMR(CDCl3):7.38(d, 1H, NH)、 6.24(brs, 1H, 9-O
H)、 5.92(dのd, Jtrans=17Hz, Jcis=10.8Hz, 14-ビニル
性-CH)、 5.46(dのd, Jtrans=17Hz, Jgem=2Hz, 15-ビニ
ル性-CH)、5.36(brd, 6-CH+7CH)、 5.08(dのd, Jcis=10.
8Hz, Jgem=2Hz, 5-ビニル性-CH)、4.16(brs, 1H, 1-OH)、
3.18(d, J=18Hz, CO-CHα)、 3.12(d, J=18Hz, 12-α-C
H)、 2.88(d, J=18Hz, 12-β-CH)、 2.60(d, J=18Hz, CO-
CHβ)、 2.36(brs, 6H, N-CH 3)、 1.52、 1.36、 1.28、 1.2
4、 1.14(s, 5×CH3)。
【0055】実施例17 7β−アセチルアミノ−8,13−エポキシ−ラブド−
5,14−ジエン−11−オン 実施例1および2に記載の方法に従い、8,13−エポ
キシ−7α−ヒドロキシ−ラブド−5,14−ジエン−
11−オンから出発し、ヒドラジン水和物の代わりにメ
チルアミンの水溶液を用いて7β−アミノ−8,13−
エポキシ−ラブド−5,14−ジエン−11−オンを製
造し、それを溶媒としてメチレンクロリドを用いて室温
で4時間無水酢酸およびピリジンで処理した。反応混合
物を後処理して固形残留物を得、それを溶離剤としてト
ルエン中の10%酢酸エチルを用いたシリカゲルでのカ
ラムクロマトグラフィーにより精製して標記化合物を得
た。m.p.96〜97℃。 PMR(CDCl3):7.76(d, J=9.97Hz, NHCO)、 5.99(dのd,
Jtrans=17.09Hz, Jcis=10.98Hz, 14-ビニル性-CH)、 5.3
4(dのd, Jtrans=17.09Hz, Jgem=2Hz, 15-ビニル性-CH)、
5.00(dのd, Jcis=10.98Hz, Jgem=2Hz, 15-ビニル性-C
H)、 4.95(s, 6-CH)、 4.89(d, J=9.96Hz, 7-CH)、 2.74
(s, 9-CH)、 2.71(d, J=15.87Hz, 12β=H)、 2.57(d, J=1
5.87Hz, 12-α-H)、 1.90(s, COCH 3)、 1.02、 1.08、 1.1
6、 1.25、 1.27(s, 5×CH 3)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シユリカント・ビシユワナート・サバヌル インド国セイン/イースト400603.ミスバ ンダーロード.ダツタトレヤ24 (72)発明者 スガタ・チヤタジー インド国ボンベイ400082.ムランド/ウエ スト.ダルガロード.ヘキストクオーター ズ エイチ−1/2 (72)発明者 アドルフ・ドウサ インド国ボンベイ400028.ダダール.ビア ーサバルカルマルグ.ミラマル601 (72)発明者 ニテイン・シヤラード・ジヨーシ インド国ボンベイ400057.ビールパール /イースト.マハントロード/イクステン シヨン.パールプツシユパ2/8 (72)発明者 ラオ・ベンカタ・サートヤ・ビアーアバド ラ・バードラムーデイ インド国ニユーボンベイ400705.バツシ. セクター16エイ.プロツト22.チトツドガ ルー.フラツト0/6 (72)発明者 ビジヤイ・アトマラム・アロスカル インド国ボンベイ400054.サンタクルーズ /ウエスト.リンキングロードイクステン シヨン17/シー (72)発明者 ラマヌジヤム・ラージヤゴパラン インド国ボンベイ400080.ムランド/ウエ スト.サロジニナイデユロード.アーシア パートメンツ ビー−205 (72)発明者 アニル・バサントラオ・ゴート インド国セイン/ウエスト.シバージナガ ル.ワグルエステイト.ガーデンアパート メンツ2ビー/7

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I 【化1】 〔式中、 aはC5とC6間の単結合または二重結合を示し;R1
    HまたはOHであり;R9はHまたはOHであり;また
    はR1とR9は一緒になって−O−COO−、−O−CS
    O−、−O−C(C1〜C 4−アルキル)2−O−および−
    O−CHN(C1〜C4−アルキル)2−O−から選択され
    る基を示し;R6はH、OH、−O−CO(C1〜C4−ア
    ルキル)、−O−CO(C1〜C4−アルキル−NH2)、−
    O−CO(C2〜C4−アルケニル)、−O−CO(C2
    4−アルキニル)またはOCONH(CH2)m−NH−
    Qであり、ここで Q=H、C1〜C4−アルキルまたはアリール;mは1〜
    20の整数であり;R13はビニル、エチル、シクロプロ
    ピルまたは−CHOHCH2OHであり;XはHまたは
    (CH2)mHであり;YはH、(CH2)mH、C(=Z)A、
    (CH2)mアリールまたはアリールであり、ここで Z=O、SまたはNHそして A=H、(CH2)mH、(CH2)mBまたはNHR′但し B=ハロゲン、OHまたは 【化2】 そして R′=H、C1〜C4−アルキルまたはアリール;ここで
    1およびY1はそれぞれアルキル基を示すか、またはX
    1およびY1はそれらが結合している窒素原子と一緒にな
    って複素環を形成し、該複素環はさらに別のヘテロ原子
    N、OまたはSを含有することができ、かつ1、2また
    は3個の同一または相異なるアルキルまたはアリールで
    場合により置換されており、また 【化3】 は下記の基 【化4】 から選択される基を示し、ここでMは3〜6の整数を示
    しそしてZはOまたはSを示す〕で表される化合物およ
    びその医薬的に許容しうる塩。
  2. 【請求項2】 R1およびR9がOHを示すか、またはR
    1とR9が一緒になって−O−COO−、−O−CSO
    −、−O−(C1〜C4−アルキル)2−O−および−O−
    CHN(C1〜C4−アルキル)2−O−から選択される基
    を示す請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 R1およびR9がHを示す請求項1記載の
    化合物。
  4. 【請求項4】 R13がビニルを示す請求項1〜3のいず
    れか1項に記載の化合物。
  5. 【請求項5】 7−アミノ−8,13−エポキシ−ラブ
    ド−5,14−ジエン−11−オンである請求項1〜4
    のいずれか1項に記載の化合物。
  6. 【請求項6】 7−アセチルアミノ−8,13−エポキ
    シ−ラブド−5,14−ジエン−11−オンである請求
    項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
  7. 【請求項7】 活性成分としての請求項1記載の化合物
    およびそれに適した担体を含有する医薬組成物。
  8. 【請求項8】 心臓血管疾患の治療用医薬の製造におけ
    る請求項1記載の化合物の使用。
  9. 【請求項9】 代謝疾患の治療用医薬の製造における請
    求項1記載の化合物の使用。
  10. 【請求項10】 a) 式II 【化5】 〔式中、R6およびR13は前述の定義を有するが、R6
    OHの場合は除外し、R 1およびR9=Hであるか、また
    はR9=Hの場合にR1=O(C1〜C4−アルキル)、O
    C(=O)(C1〜C4−アルキル)、O−Si(C1〜C4
    アルキル)3であるか、またはR1とR9が一緒になって−
    O−C(C1〜C4−アルキル)2−O−、−O−COO
    −、−O−CSO−または−O−CHN(C1〜C4−ア
    ルキル)2−O−を示す)の化合物をイミド、第3ホスフ
    ィンおよびジアルキルアジドジカルボキシレートの混合
    物と反応させ、その際これら反応成分を式IIの化合物を
    基準にして0.1〜2.0のモル過剰にして反応させ、次
    いで得られた式IIIa 【化6】 (式中Pはイミドを示し、R1、R9、R6およびR13
    前記式IIで定義したのと同じ意味を有する)の化合物を
    適当な加水分解剤で処理するか、または b) 前記式IIの化合物をアジド、第3ホスフィンおよ
    びジアルキルアジドカルボキシレートの混合物と反応さ
    せ、その際これら反応成分を式IIの化合物を基準にして
    0.1〜2.0のモル過剰にして反応させ、次いで得られ
    た前記式IIIb(式中Pはアジドを示し、R1、R9、R6
    およびR13は前記式IIで定義したのと同じ意味を有す
    る)の化合物を最初にトリフェニルホスフェート次に水
    または触媒存在下での水素で処理するかまたは水素化金
    属で処理し、 c) 場合により、前記工程a)またはb)で得られた
    式I(式中R7はNH2を示しそしてR1、R9、R6およ
    びR13は前記式Iで定義したのと同じ意味を有する)の
    7−アミノラブダンの7−NH2−基を慣用の合成反応
    によって変えることからなる、請求項1記載の化合物の
    製造方法。
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