JPH06252058A - グロー放電分解装置 - Google Patents

グロー放電分解装置

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JPH06252058A
JPH06252058A JP3535093A JP3535093A JPH06252058A JP H06252058 A JPH06252058 A JP H06252058A JP 3535093 A JP3535093 A JP 3535093A JP 3535093 A JP3535093 A JP 3535093A JP H06252058 A JPH06252058 A JP H06252058A
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JP
Japan
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substrate
glow discharge
cylindrical
mask body
temperature
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JP3535093A
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Hitoshi Takemura
仁志 竹村
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Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】アモルファスシリコン層の剥離がない。 【構成】アモルファスシリコン成膜用ガスが導入される
反応室内部に、ガラス基板上に透光性導電層を形成して
成る被成膜用円筒状基板と、円筒状基板の端部が成膜さ
れないようにする金属製マスク体と、グロー放電用電極
とを配設するとともに、上記マスク体が透光性導電層の
温度に比べて30℃以下の温度差で高くなるように円筒
状基板を加熱し且つグロー放電を発生して上記透光性導
電層上にアモルファスシリコン層を形成せしめるグロー
放電分解装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアモルファスシリコン層
などを生成するグロー放電分解装置に関し、特にガラス
基板上に透光性導電層を形成して成る被成膜用円筒状基
板に成膜形成するグロー放電分解装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術並びにその課題】アモルファスシリコン層
(以下、アモルファスシリコンをa−Siと略記する)
から成る電子写真用感光体が市場にでているが、その感
光体はカールソンプロセスによりa−Si層側から照射
する方式であるので、その被成膜用基板には非透光性基
板、一般的にはアルミニウム基板を用いている。これに
対して、近時、その被成膜用基板にガラス基板を用い
て、その基板側から照射する方式、所謂、光背面露光方
式が提案されているが、通常、これに採用される被成膜
用基板は、ガラス基板上にITO等を形成した構成であ
る。
【0003】ところで、本出願人はカールソンプロセス
用のa−Si感光体を同時に複数個製造するために、既
に種々の構成のグロー放電分解装置を提案した(実開昭
64−22771号、実開昭64−37465号、実開
昭64−53758号、実開昭64−53759号、並
びに実願平4−80463号参照)。
【0004】例えば、実願平4−80463号において
は、単一の反応室を用いて複数の円筒状基板の個々の外
周面に同時に成膜形成するグロー放電分解装置を提案し
ている。
【0005】図4はこのグロー放電分解装置に採用した
アルミニウムから成るスペーサ1の円筒状基板間の配設
状態を示し、リング状マスク体2を具備したスペーサ1
の、2本のアルミニウム円筒状基板3(3a、3b)と
円筒形状のアルミニウム導電性基板支持体4に対する設
置状態を示す断面図である。
【0006】同図において、成膜用ガスが導入される反
応室(図示せず)の内部に、複数の円筒状基板3をその
中心軸が実質上同一になるように積み重ね、グロー放電
によりこれらの基板3の外周面に成膜する構成であっ
て、基板3の外周面の端部を覆うようなリング状マスク
体2を具備するスペーサ1を、個々の円筒状基板3の間
に設置し、更にその基板3の内部に導電性基板支持体4
を配置し、その基板支持体4の内部に設けたヒーター5
により、基板支持体4を介して円筒状基板3を加熱する
ようにしたグロー放電分解装置を提案した。
【0007】そこで、本発明者が上記構成のグロー放電
分解装置を用いて、アルミニウム円筒状基板3に代え
て、外周面にITO等の透光性導電層を被覆した円筒状
ガラス基板を装着し、その透光性導電層の上にa−Si
層を形成し、これにより、前記光背面露光方式に供する
感光体を作製した。この場合、リング状マスク体2を透
光性導電層と電気的に導電させることにより一方電極と
成し、この一方電極と他方のグロー放電用電極との間で
プラズマを発生させ、これにより、透光性導電層にうち
リング状マスク体2により被覆されない領域にa−Si
層を形成する。
【0008】しかしながら、上記構成のグロー放電分解
装置においては、透光性導電層の上にa−Si層を形成
するに当たって、その被成膜領域の温度を約250℃に
設定する必要があるが、その下地に熱伝導率の低いガラ
ス基板を配置した構成であるので、導電性基板支持体4
を従来に比べて約400〜450℃にまで高く加熱する
必要があり、これに伴ってスペーサ1が円筒状基板3に
比べて著しく加熱され、そのために円筒状基板3の端部
に成膜されたa−Si層に大きな応力が加わり、成膜後
に反応室より取り出された感光体においては、そのa−
Si層の密着性が劣化し、剥離するという問題点があっ
た。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のグロー放電分解
装置は、a−Si成膜用ガスが導入される反応室内部
に、ガラス基板上に透光性導電層を形成して成る被成膜
用円筒状基板と、該円筒状基板の端部が成膜されないよ
うにする金属製マスク体と、グロー放電用電極とを配設
するとともに、上記マスク体が透光性導電層の温度に比
べて30℃以下の温度差で高くなるように円筒状基板を
加熱し且つグロー放電を発生して上記透光性導電層上に
a−Si層を成膜せしめるものである。
【0010】
【作用】上記構成のグロー放電分解装置によれば、熱伝
導率の高い金属製マスク体と、熱伝導率の低い被成膜用
円筒状基板のガラス基板とを組み合わせ、その円筒状基
板の透光性導電層を所定の温度に加熱するに当たって、
このマスク体が透光性導電層の温度に比べて30℃以下
の温度差で高くなるように円筒状基板を加熱し且つグロ
ー放電を発生する構成にすれば、円筒状基板の端部に成
膜されたa−Si層に大きな応力が生じなくなり、これ
により、そのa−Si層の密着性の劣化がなく、剥離し
なくなる。
【0011】
【実施例】図1は本発明のグロー放電分解装置の概略図
であり、図2は金属製マスク体の円筒状基板(外周面に
ITO等の透光性導電層を被覆した円筒状ガラス基板)
に対する設置状態を示す断面図であり、図3はこの金属
製マスク体の斜視図である。
【0012】図1のグロー放電分解装置6によれば、7
は円筒形状の反応容器、7aはその蓋体、7bはその周
壁、7cはその底体であり、8は円筒形状のグロー放電
用電極板、9は円筒形状の導電性基板支持体、10は被
成膜用円筒状基板である。この基板10は2個の同一構
成の円筒状基板10a、10bである。これら積み重ね
られた基板10は基板支持体9の下部に装着した金属製
マスク体11の上に配置し、両基板10a、10bの間
にも金属製マスク体12を配置し、更に基板10aの上
にダミーリング13を配置し、これにより、両基板10
a、10bの外周面を均一な放電状態に設定する。尚、
マスク体11、12は同一の構成である。
【0013】また、蓋体7aの上に付設されたモーター
14により回転軸15を介して基板支持体9を回転駆動
させ、これに伴って基板10が一体的に回転する。基板
支持体9、回転軸15及び蓋体7aは電気的に導通し、
また、基板支持体9、マスク体11、12、並びに両基
板10a、10bの各透光性導電層(図示せず)も電気
的に導通し、しかも、基板支持体9はアースしている。
更に周壁7bとグロー放電用電極板8とは電気的に導通
しており、周壁7bに付設された電力入力用端子16は
高周波電源16と接続し、このような電力印加系のもと
でグロー放電用電極板8と基板10の両透光性導電層と
の間でグロー放電が発生する。尚、18と19は蓋体7
a及び底体7cと、グロー放電用電極板8との間をそれ
ぞれ電気的に絶縁するリング体である。
【0014】20はガス導入口、21はガス排出口であ
り、a−Si成膜用ガスがガス導入口20を介して反応
容器6の内部へ導入され、次いでグロー放電用電極板8
に貫設された複数個のガス吹き出し口22を介して基板
10に向けて吹き出される。また、基板支持体9の内部
には、基板10を所定の温度に加熱するためにヒーター
23を設けている。
【0015】また、図2は、基板10b上に図3に示す
マスク体12を載置し、更にこのマスク体12上に基板
10aを載置した状態を示す。これらの図によれば、マ
スク体12の内周面上部には溝部12aを形成し、その
溝部12aに基板10aの一方端部を装着・載置する構
成である。そして、この構成において、基板10aの透
光性導電層がマスク体12の溝部12aを電気的に接触
しているので、このマスク体12を介して基板支持体9
と基板10aの透光性導電層とが電気的に導通し、これ
により、その透光性導電層が一方の電極になる。また、
このように基板10の端部をマスクすることによりa−
Siの非成膜領域を形成し、この領域の透光性導電層
が、製品化したa−Si成膜感光体の電気的な導通手段
となる。
【0016】このような構成のマスク体12について
は、その内径寸法を基板10の内径寸法とほぼ同じにす
るとよく、これにより、基板10の内面と基板支持体9
の外面との接触により、加熱された基板支持体9によっ
て基板10を効果的に加熱することができる。
【0017】しかも、円筒状基板10の外径が10〜5
00mm、長手寸法が30〜500mmである場合、更
に溝部12aの寸法Xを1〜30mm、好適には3〜1
0mmの範囲内に設定すると、マスクとして残った透光
性導電層部分がa−Si感光体の電気的な導通手段とし
てa−Si膜の回り込みがなく、確実に導通できるとい
う点でよい。また、マスク体11、12については、そ
の中心軸方向の寸法を5〜50mm、好適には10〜2
0mmの範囲内に設定すると、マスク体の温度がa−S
iを成膜する支持体に対して大きな温度差(30℃以
上)がないという点でよい。
【0018】上記基板支持体9またはマスク体11、1
2はアルミニウム合金、ステンレスなどの耐熱性を備え
た導電性材料により製作する。
【0019】上記構成のグロー放電分解装置6によりa
−Si感光体を製作するには、上記の電力印加系並びに
ガス流系の下で両基板10a、10bが回転し、更に基
板10a、10bの内部に設けたヒーター23により基
板10の透光性導電層を約200〜300℃にまで高く
し、グロー放電により両透光性導電層面にa−Si層が
気相成長される。そして、この気相成長に伴って生じる
ガス分解残余ガスがガス排出口21により排出される。
尚、図中の矢印はガス流を示す。
【0020】また、上記構成のグロー放電分解装置6に
よりa−Si感光体を製作するに当たって、ヒーター2
3により基板支持体9を加熱することにより、それが約
350〜450℃にまで高められるが、これに対してマ
スク体11、12が円筒状基板10の温度に比べて30
℃以下の温度差で高くなるように加熱すれば、円筒状基
板10の端部に成膜されたa−Si層に大きな応力が生
じなくなり、これにより、そのa−Si層の密着性の劣
化がなく、剥離しなくなる。このような温度差の設定
は、マスク体11、12や円筒状基板10、また、基板
支持体9の各材質の選定、あるいは各々の部材の形状や
寸法、更に各々の部材の配置状態等々により可能であ
る。
【0021】本発明者が繰り返し行った実験によれば、
上記温度差にするには、円筒状基板10の外径が10〜
500mm、長手寸法が30〜500mmである場合、
例えば、マスク体11、12と基板支持体9とが接触可
能な対向面積Aを基板10の外周面の被マスク領域の面
積Bに比べて2倍以下、好適1.5倍以下にはにすると
よい。このような接触可能な対向面積とは、両者の対向
面を完全に接触させるというものではなく、少なくと一
部の面が接触していれば、電気的な導通が得られ、しか
も、その両者の接触面もしくは近接面を介して良好な熱
伝導が可能となるというものである。
【0022】以下、上記のグロー放電分解装置6を用い
た実験例を述べる。 (例1)外径30mm、長手寸法260mm、肉厚1.
8mmのガラス製円筒状基板の外周全面にわたって予め
真空蒸着法によりITO層を約1000Åの厚みで被覆
して上記円筒状基板10とし、この基板10をグロー放
電分解装置6に装着し、表1の成膜条件によりキャリア
注入阻止層と光導電層と表面層とを順次積層して成る感
光層を形成した。この装置6においては、アルミニウム
製マスク体11、12と基板支持体9とが接触可能な各
対向面積Aは3cm2 であり、これに対して各マスク体1
1、12に対応するそれぞれの被マスク領域の面積Bは
1.5cm 2である(A/B=2)。更に溝部12aの寸法
Xを5mmに設定した。
【0023】
【表1】
【0024】上記構成のグロー放電分解装置6を用いて
基板10上にa−Si層を形成したところ、各マスク体
11、12の温度は275℃であり、基板10の透光性
導電層の温度は250℃であり、両者間の温度差は25
℃であった。
【0025】かくして製作した2個のa−Si感光体a
−1、a−2を反応容器7より取り出したところ、それ
ぞれの端部のa−Si層は密着性に優れ、剥離しなかっ
た。また、これらのa−Si感光体a−1、a−2を水
中に12時間浸漬しても、何ら剥離しなかった。
【0026】更にまた、a−Si感光体a−1、a−2
の明部と暗部の両表面電位を測定したところ、図5に示
す通りの結果が得られた。同図中、横軸は表面電位
(V)であり、縦軸は反応容器7内での各a−Si感光
体a−1、a−2の配置(垂直方向)である。
【0027】この表面電位は分光感度試験機を用いて
0.45μJ/cm2 の光量で光照射し、表面電荷密度が
0.1μC/cm2 となるような帯電条件の明部の表面電
位を測定した場合、あるいは同表面電荷密度による暗部
の表面電位を測定した場合の測定結果である。
【0028】図5に示す結果から明らかなように、明部
と暗部の各表面電位ともに感光体の中心軸方向にわたっ
てほぼ同じであることが判る。
【0029】(例2) (例1)と同様にa−Si感光体を製作するに当たっ
て、アルミニウム製マスク体11、12と基板支持体9
とが接触可能な各対向面積Aを7.5cm2 にして、これ
に対して各マスク体11、12に対応するそれぞれの被
マスク領域の面積Bを1.5cm2 とし(A/B=5)、
その他は(例1)と同じ構成にして基板10上にa−S
i層を形成したところ、各マスク体11、12の温度は
290℃であり、基板10の透光性導電層の温度は25
0℃であり、両者間の温度差は40℃であった。
【0030】かくして製作した2個のa−Si感光体b
−1、b−2を反応容器7より取り出したところ、それ
ぞれの端部のa−Si層は密着性に劣り、一部剥離が発
生した。また、(例1)と同様に水中テストによる密着
性試験を行うと、その端部より徐々に剥離が進行した。
【0031】更にまた、(例1)と同様にa−Si感光
体b−1、b−2の明部と暗部の両表面電位を測定した
ところ、図6に示す通りの結果が得られた。同図に示す
結果から明らかなように、明部と暗部の各表面電位とも
に端部の表面電位が大きくなっており、感光体の中心軸
方向にわたってムラができていることが判る。
【0032】(例3) (例1)と同様にa−Si感光体を製作するに当たっ
て、マスク体11、12を装着せず、その他は(例1)
と同じ構成にして基板10上にa−Si層を形成した。
【0033】かくして製作した2個のa−Si感光体c
−1、c−2を反応容器7より取り出し、(例1)と同
様にa−Si感光体c−1、c−2の明部と暗部の両表
面電位を測定したところ、図7に示す通りの結果が得ら
れた。同図に示す結果から明らかなように、明部と暗部
の各表面電位ともに感光体の中心軸方向にわたってムラ
ができ、しかも、明部電位と暗部電位とのコントラスト
が得られないことが判る。
【0034】(例4) (例1)〜(例3)においては、上記のグロー放電分解
装置6を用いて同時に2個の感光体を作製したが、これ
に対して、本例においては、同装置6と同じ構成のグロ
ー放電分解装置を用いるが、マスク体12を用いない
で、マスク体11の上に1個の基板10を載置するだけ
にし、その他の構成は(例1)と同様にしてa−Si感
光体dを作製した。
【0035】かくして製作した1個のa−Si感光体d
を反応容器より取り出したところ、それぞれの端部のa
−Si層は密着性に優れ、剥離しなかった。また、(例
1)と同様に水中に12時間浸漬しても、何ら剥離しな
かった。
【0036】更にまた、a−Si感光体dの明部と暗部
の両表面電位を測定したところ、図8に示す通りの結果
が得られ、明部と暗部の各表面電位ともに感光体の中心
軸方向にわたってほぼ同じであることが判る。
【0037】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変
更、改良等は何ら差し支えない。例えば、マスク体の材
料及び形状を変更させた場合においても、マスク体1
1、12と基板支持体9とが接触可能な各対向面積Aと
各マスク体11、12に対応するそれぞれの被マスク領
域の面積BをA/B≦2とし、基板温度を200〜30
0℃に設定すると、透光性導電層とマスク体との温度差
が30℃以上にならず、密着性のよいa−Si感光体が
得られた。
【0038】
【発明の効果】以上の通り、本発明のグロー放電分解装
置によれば、熱伝導率の高い金属製マスク体と、熱伝導
率の低い被成膜用円筒状基板のガラス基板とを組み合わ
せ、その円筒状基板の透光性導電層を所定の温度に加熱
するに当たって、このマスク体が透光性導電層の温度に
比べて30℃以下の温度差で高くなるように円筒状基板
を加熱し且つグロー放電を発生する構成にすれば、円筒
状基板の端部に成膜されたa−Si層に大きな応力が生
じなくなり、これにより、そのa−Si層の密着性の劣
化がなく、剥離しなくなり、その結果、高信頼性且つ高
品質なa−Si感光体が提供できた。
【0039】また、本発明のグロー放電分解装置によれ
ば、ガラス基板上にITO等の透光性導電層を形成した
透光性基板に何ら電気的導通不良が生じることもなくa
−Si層を形成することができ、これにより、光背面露
光方式に適した高性能なa−Si感光体が提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のグロー放電分解装置の概略図である。
【図2】実施例におけるスペーサの配設状態を示す断面
図である。
【図3】スペーサの斜視図である。
【図4】先行技術におけるスペーサの配設状態を示す断
面図である。
【図5】アモルファスシリコン感光体の表面電位を表す
線図である。
【図6】アモルファスシリコン感光体の表面電位を表す
線図である。
【図7】アモルファスシリコン感光体の表面電位を表す
線図である。
【図8】アモルファスシリコン感光体の表面電位を表す
線図である。
【符号の説明】
1、11、12・・・・・スペーサ 3、10・・円筒状基板 4、9・・・基板支持体 8・・・・・グロー放電用電極板 12a・・・溝部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アモルファスシリコン成膜用ガスが導入
    される反応室内部に、ガラス基板上に透光性導電層を形
    成して成る被成膜用円筒状基板と、該円筒状基板の端部
    が成膜されないようにする金属製マスク体と、グロー放
    電用電極とを配設するとともに、上記マスク体が透光性
    導電層の温度に比べて30℃以下の温度差で高くなるよ
    うに円筒状基板を加熱し且つグロー放電を発生して上記
    透光性導電層上にアモルファスシリコン層を形成せしめ
    るグロー放電分解装置。
JP3535093A 1993-02-24 1993-02-24 グロー放電分解装置 Pending JPH06252058A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007266094A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd プラズマcvd装置及びプラズマcvdによる半導体薄膜の成膜方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007266094A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd プラズマcvd装置及びプラズマcvdによる半導体薄膜の成膜方法

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