JPH0625174B2 - (2―ヒドロキシエチル)メラミンの製法 - Google Patents
(2―ヒドロキシエチル)メラミンの製法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、過剰のエタノールアミンとのメラミンの反応
による、N,N′,N″−トリス(2−ヒドロキシエチ
ル)メラミン(場合によりN−モノ−及びN,N′,
N″−トリス(2−ヒドロキシエチル)メラミンとの混
合物)の新規な製法に関し、この(2−ヒドロキシエチ
ル)メラミンは表面被覆に適するアミノプラスト樹脂の
製造における変性剤として使用される。
による、N,N′,N″−トリス(2−ヒドロキシエチ
ル)メラミン(場合によりN−モノ−及びN,N′,
N″−トリス(2−ヒドロキシエチル)メラミンとの混
合物)の新規な製法に関し、この(2−ヒドロキシエチ
ル)メラミンは表面被覆に適するアミノプラスト樹脂の
製造における変性剤として使用される。
メラミンのアミノ基を、種々のアミン例えばアルキルア
ミン、アリールアミン又はポリアミンと交換することは
既に知られている(米国特許2328961号、239
3755号、2467523号及び2723244号各
明細書)。アルカノールアミン及びエタノールアミン又
はイソプロパノールアミンによる交換もすでに試みられ
た。
ミン、アリールアミン又はポリアミンと交換することは
既に知られている(米国特許2328961号、239
3755号、2467523号及び2723244号各
明細書)。アルカノールアミン及びエタノールアミン又
はイソプロパノールアミンによる交換もすでに試みられ
た。
米国特許3244713号明細書には、アミンとメラミ
ンを5:1のモル比で使用するメラミンとエタノールア
ミンの反応が記載されていいる。もちろんそこにあげら
れた反応条件では、N,N′,N″−トリス(2−ヒド
ロキシエチル)メラミンの不満足な収率しか得られず、
同時に多量の副生物が生成する。
ンを5:1のモル比で使用するメラミンとエタノールア
ミンの反応が記載されていいる。もちろんそこにあげら
れた反応条件では、N,N′,N″−トリス(2−ヒド
ロキシエチル)メラミンの不満足な収率しか得られず、
同時に多量の副生物が生成する。
米国特許4312988号明細書によれば、エタノール
アミンとのメラミンの反応において、競合反応により水
を放出しながらイソメラミンが生成され、それがN,
N′,N″−トリス(2−ヒドロキシエチル)メラミン
の低い収率の原因であることが知られる。例えばメラミ
ンとエタノールアミンの反応において、3.2:1のモル
比で変化率82%ではイソメラミン20%、変化率95
%ではほとんど50%がイソメラミンであり、変化率9
9%ではイソメラミンが100%生ずる。
アミンとのメラミンの反応において、競合反応により水
を放出しながらイソメラミンが生成され、それがN,
N′,N″−トリス(2−ヒドロキシエチル)メラミン
の低い収率の原因であることが知られる。例えばメラミ
ンとエタノールアミンの反応において、3.2:1のモル
比で変化率82%ではイソメラミン20%、変化率95
%ではほとんど50%がイソメラミンであり、変化率9
9%ではイソメラミンが100%生ずる。
したがつてエタノールアミンの代わりにイソプロパノー
ルアミンを用いることが提案された。米国特許4312
988号明細書の教示によれば、「直鎖状」のエタノー
ルアミンを、「分岐状」のイソアルカノールアミンで代
替すると、それだけでイソメラミンの生成を激減でき
る。
ルアミンを用いることが提案された。米国特許4312
988号明細書の教示によれば、「直鎖状」のエタノー
ルアミンを、「分岐状」のイソアルカノールアミンで代
替すると、それだけでイソメラミンの生成を激減でき
る。
本発明の課題は、メラミンとエタノールアミンから出発
して、イソメラミンの生成が防止される、(2−ヒドロ
キシエチル)メラミンの新規な製法を提供することであ
つた。
して、イソメラミンの生成が防止される、(2−ヒドロ
キシエチル)メラミンの新規な製法を提供することであ
つた。
従来の教示に反して本発明者らは、反応を120〜25
0℃の温度及びエタノールアミンの過剰で行い、その際
遊離エタノールアミン対遊離の及び反応したメラミンの
合計量のモル比を全反応期間中4:1から低下させない
ようにするとき、酸触媒の存在下でのエタノールアミン
とメラミンの反応により、N,N′,N″−トリス(2
−ヒドロキシエチル)メラミンが、場合によりN−モノ
−及びN,N′−ビス(2−ヒドロキシエチル)メラミ
ンとの混合物として、有利に得られることを見出した。
0℃の温度及びエタノールアミンの過剰で行い、その際
遊離エタノールアミン対遊離の及び反応したメラミンの
合計量のモル比を全反応期間中4:1から低下させない
ようにするとき、酸触媒の存在下でのエタノールアミン
とメラミンの反応により、N,N′,N″−トリス(2
−ヒドロキシエチル)メラミンが、場合によりN−モノ
−及びN,N′−ビス(2−ヒドロキシエチル)メラミ
ンとの混合物として、有利に得られることを見出した。
N,N′,N″−トリス(2−ヒドロキシエチル)メラ
ミン、N,N′−ビス(2−ヒドロキシエチル)メラミ
ン及びN−モノ(2−ヒドロキシエチル)メラミンは次
の一般式に属する。
ミン、N,N′−ビス(2−ヒドロキシエチル)メラミ
ン及びN−モノ(2−ヒドロキシエチル)メラミンは次
の一般式に属する。
この式中R1、R2及びR3は下記の意味を有する。R1=
R2=R3=−C2H4OHN,N′,N″−トリス(2−ヒド
ロキシエチル)メラミン、 R1=R2=−C2H4OH、R3=H N,N′−ビス(2−
ヒドロキシエチル)メラミン、 R1=−C2H4OH、R2=R3=H N−モノ(2−ヒドロ
キシエチル)メラミン。
R2=R3=−C2H4OHN,N′,N″−トリス(2−ヒド
ロキシエチル)メラミン、 R1=R2=−C2H4OH、R3=H N,N′−ビス(2−
ヒドロキシエチル)メラミン、 R1=−C2H4OH、R2=R3=H N−モノ(2−ヒドロ
キシエチル)メラミン。
本発明方法によれば、ほとんどイソメラミン不含のN,
N′,N″−トリス(2−ヒドロキシエチル)メラミン
が、場合により対応するモノ−及びビス化合物との混合
物として得られる。これによつて、これら生成物の完全
なNH−機能及びOH−機能が保有される。
N′,N″−トリス(2−ヒドロキシエチル)メラミン
が、場合により対応するモノ−及びビス化合物との混合
物として得られる。これによつて、これら生成物の完全
なNH−機能及びOH−機能が保有される。
本発明方法は好ましくは、メラミン、エタノールアミ
ン、酸触媒及び場合により溶剤からの混合物を反応器に
装入し、攪拌しながら120〜250特に150〜18
0℃に加熱して行われる。
ン、酸触媒及び場合により溶剤からの混合物を反応器に
装入し、攪拌しながら120〜250特に150〜18
0℃に加熱して行われる。
一般に大気圧で操作するが、より高い温度(180〜2
50℃)に到達するためには、1〜15バールの圧力が
保持されるべきである。
50℃)に到達するためには、1〜15バールの圧力が
保持されるべきである。
さらに保護ガスの存在下に反応を行うことも推奨され
る。その際保護ガスは一般に反応混合物の表面上に導通
される。適当な保護ガスは例えば希ガス及び特に窒素で
ある。
る。その際保護ガスは一般に反応混合物の表面上に導通
される。適当な保護ガスは例えば希ガス及び特に窒素で
ある。
酸触媒としては、強酸及び中等度の強さの酸、例えば弗
化水素酸、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、燐酸、アミ
ドスルホン酸、チオシアン酸、p−トルオールスルホン
酸又はメタンスルホン酸が用いられる。
化水素酸、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、燐酸、アミ
ドスルホン酸、チオシアン酸、p−トルオールスルホン
酸又はメタンスルホン酸が用いられる。
これらの酸は遊離の形でも又はメラミン塩又はエタノー
ルアミン塩としても添加できる。さらにエタノールアミ
ンよりも弱い塩基の塩、例えばアンモニウム塩としての
添加も可能である。
ルアミン塩としても添加できる。さらにエタノールアミ
ンよりも弱い塩基の塩、例えばアンモニウム塩としての
添加も可能である。
前記プロトン酸の代わりに、ルイス酸例えば三弗化硼
素、塩化アルミニウム、塩化錫(IV)、弗化アンチモン
(V)又は臭化鉄(III)も本反応の触媒になる。
素、塩化アルミニウム、塩化錫(IV)、弗化アンチモン
(V)又は臭化鉄(III)も本反応の触媒になる。
メラミン1モルに対して触媒0.05〜3モル、好ましく
は0.1〜1モルが用いられる。プロトン酸をそのメラミ
ン塩の形で用いる場合には、塩からメラミン量を差し引
かねばならない。遊離エタノールアミン対遊離の及び反
応したメラミンの合計量の、必要とするモル比は、4:
1以下にしてはならない。触媒量の増加につれて、反応
速度の増加が観察される。
は0.1〜1モルが用いられる。プロトン酸をそのメラミ
ン塩の形で用いる場合には、塩からメラミン量を差し引
かねばならない。遊離エタノールアミン対遊離の及び反
応したメラミンの合計量の、必要とするモル比は、4:
1以下にしてはならない。触媒量の増加につれて、反応
速度の増加が観察される。
本発明方法は好ましくは溶剤の不在で実施されるが、有
機溶媒中で操作することもできる。そのためには、ポリ
オール例えばエチレングリコール、1,2−プロピレング
リコール、ジエチレングリコール又はトリエチレングリ
コールが適する。
機溶媒中で操作することもできる。そのためには、ポリ
オール例えばエチレングリコール、1,2−プロピレング
リコール、ジエチレングリコール又はトリエチレングリ
コールが適する。
重要な操作上の可変要素は、遊離エタノールアミン対遊
離の及び反応したメラミンからの合計量のモル比であ
り、それは反応の全期間中4:1の値から低下してはな
らない。反応したメラミンとしては、この場合それぞれ
存在するN−モノ−、N,N′−ビス−及びN,N′,
N″−トリス(2−ヒドロキシエチル)メラミンの合計
が考慮される。
離の及び反応したメラミンからの合計量のモル比であ
り、それは反応の全期間中4:1の値から低下してはな
らない。反応したメラミンとしては、この場合それぞれ
存在するN−モノ−、N,N′−ビス−及びN,N′,
N″−トリス(2−ヒドロキシエチル)メラミンの合計
が考慮される。
本発明方法の優れた実施態様においては、全反応期間の
間、遊離エタノールアミン対遊離の及び反応したメラミ
ンの合計量のモル比を6:1より低下させない。
間、遊離エタノールアミン対遊離の及び反応したメラミ
ンの合計量のモル比を6:1より低下させない。
メラミン1モル当り6〜15モル好ましくは6〜10モ
ルのエタノールアミンが用いられる。しかしエタノール
アミンの過剰を高めることは、同時に反応速度の低下を
招く結果にもなるので、比較的長い反応時間を避けたい
ならば、比較的わずかなエタノールアミンの過剰で反応
を開始し、反応の経過に伴つてさらにエタノールアミン
を追加することが好ましい。
ルのエタノールアミンが用いられる。しかしエタノール
アミンの過剰を高めることは、同時に反応速度の低下を
招く結果にもなるので、比較的長い反応時間を避けたい
ならば、比較的わずかなエタノールアミンの過剰で反応
を開始し、反応の経過に伴つてさらにエタノールアミン
を追加することが好ましい。
エタノールアミンの開始時の量は、メラミン各1モルに
対し6〜9モル特に6モルである。途中で加えられるエ
タノールアミンの量は、それぞれメラミン1モルに対し
て9モル以下好ましくは4モル以下である。その場合の
追加は、連続的又は非連続的に1〜10時間の間に行つ
てよい。しかしそれぞれのエタノールアミン量を一回に
加えることも可能である。
対し6〜9モル特に6モルである。途中で加えられるエ
タノールアミンの量は、それぞれメラミン1モルに対し
て9モル以下好ましくは4モル以下である。その場合の
追加は、連続的又は非連続的に1〜10時間の間に行つ
てよい。しかしそれぞれのエタノールアミン量を一回に
加えることも可能である。
反応経過は分析法、例えば高速液体クロマトグラフイ(H
PLC)により追跡できる。反応をそれぞれ任意の変化率で
中断でき、そのとき特定の反復しうる組成を示す、N,
N′,N″−トリス(2−ヒドロキシエチル)メラミ
ン、N,N′−ビス(2−ヒドロキシエチル)メラミン
及びN−モノ(2−ヒドロキシエチル)メラミンからの
混合物が得られる。
PLC)により追跡できる。反応をそれぞれ任意の変化率で
中断でき、そのとき特定の反復しうる組成を示す、N,
N′,N″−トリス(2−ヒドロキシエチル)メラミ
ン、N,N′−ビス(2−ヒドロキシエチル)メラミン
及びN−モノ(2−ヒドロキシエチル)メラミンからの
混合物が得られる。
有価生成物を分離するためには、塩基例えば水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸カルシウム又は炭酸バリウムを固形の状態で反
応混合物に添加し、沈殿した塩を分離することにより、
それぞれの触媒酸を中和する。
リウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸カルシウム又は炭酸バリウムを固形の状態で反
応混合物に添加し、沈殿した塩を分離することにより、
それぞれの触媒酸を中和する。
次いで過剰の遊離エタノールアミンを減圧(約30ミリ
バール)及び約180℃の温度で留去する。その際ほと
んど無色の残留物が樹脂状に凝固し、これは問題なく粉
砕できる。
バール)及び約180℃の温度で留去する。その際ほと
んど無色の残留物が樹脂状に凝固し、これは問題なく粉
砕できる。
反応が完全変化率(100%)まで進むと、純粋で結晶
性のN,N′,N″−トリス(2−ヒドロキシエチル)
メラミンの製造が達せられる。
性のN,N′,N″−トリス(2−ヒドロキシエチル)
メラミンの製造が達せられる。
その場合前記のように同様に中和による仕上げ処理が行
われ、沈殿した塩はもちろん直ちに分離されないで、ま
ずエタノールアミンの過剰が直接に留去される。次いで
残留物をブタノール中に移し、無機塩を分離し、ブタノ
ール溶液に塩化メチレンを添加する。冷却するとN,
N′,N″−トリス(2−ヒドロキシエチル)メラミン
が無色の結晶の形で沈殿し、これを吸引過する。
われ、沈殿した塩はもちろん直ちに分離されないで、ま
ずエタノールアミンの過剰が直接に留去される。次いで
残留物をブタノール中に移し、無機塩を分離し、ブタノ
ール溶液に塩化メチレンを添加する。冷却するとN,
N′,N″−トリス(2−ヒドロキシエチル)メラミン
が無色の結晶の形で沈殿し、これを吸引過する。
前記の(2−ヒドロキシエチル)メラミンは、表面塗装
のため適するアミノプラスト樹脂(含浸樹脂)の製造に
際して、変性剤として好適である。
のため適するアミノプラスト樹脂(含浸樹脂)の製造に
際して、変性剤として好適である。
一般的意味におけるアミノプラスト樹脂とは、アミノ基
又はイミノ基を含有する化合物いわゆるアミノプラスト
形成体を、カルボニル化合物及び場合によるアルカノー
ルと予備縮合することにより生成し、そして高温度及び
/又は酸触媒の影響下に架橋しながらさらに縮合して巨
大分子になりうる、樹脂状生成物及びその溶液である。
又はイミノ基を含有する化合物いわゆるアミノプラスト
形成体を、カルボニル化合物及び場合によるアルカノー
ルと予備縮合することにより生成し、そして高温度及び
/又は酸触媒の影響下に架橋しながらさらに縮合して巨
大分子になりうる、樹脂状生成物及びその溶液である。
アミノプラスト特にメラミン樹脂の重要な用途は、積層
材の製造又は板状材料の表面塗装である。この場合、合
成樹脂又は好ましくは木材製作材(木材繊維板又は木片
板)から成る基体上に、模様入りの又は単色の紙シート
又は織物シートを適当なアミノプラスト樹脂に浸漬し、
特定の残留水分量で製作材の板上に圧力を加えて積層す
ることにより、装飾層又は保護層が付着される。その場
合圧力は1〜25N/mm2、温度は120〜200℃で
ある。加圧工程の間にアミノプラスト樹脂は熱硬化し、
保護層を形成して紙シート又は織物シートを製作材板と
結合する。被覆された木材製作材及び積層材は、良好な
科学的及び物理的な抵抗性の点で優れている。
材の製造又は板状材料の表面塗装である。この場合、合
成樹脂又は好ましくは木材製作材(木材繊維板又は木片
板)から成る基体上に、模様入りの又は単色の紙シート
又は織物シートを適当なアミノプラスト樹脂に浸漬し、
特定の残留水分量で製作材の板上に圧力を加えて積層す
ることにより、装飾層又は保護層が付着される。その場
合圧力は1〜25N/mm2、温度は120〜200℃で
ある。加圧工程の間にアミノプラスト樹脂は熱硬化し、
保護層を形成して紙シート又は織物シートを製作材板と
結合する。被覆された木材製作材及び積層材は、良好な
科学的及び物理的な抵抗性の点で優れている。
しかし装飾層又は保護層のための紙シート又は織物シー
トをぬらすために従来用いられたアミノプラストは、硬
化の完了した状態では弾性が少なく、そのためこの樹脂
により製造された表面は亀裂を生じやすい。
トをぬらすために従来用いられたアミノプラストは、硬
化の完了した状態では弾性が少なく、そのためこの樹脂
により製造された表面は亀裂を生じやすい。
装飾層の弾性の不足を、含浸樹脂への添加物により防止
し又は軽減しようとする試みもなかつたわけではない。
特にこの種の変性剤としてはε−カプロラクタム、多価
アルコール例えばソルビツト及び糖、ならびに芳香族ス
ルホンアミドが推奨された。しかしこの種の添加物で
は、充分な弾性を必要とするときは、硬化完了樹脂の耐
水性が不満足になる。
し又は軽減しようとする試みもなかつたわけではない。
特にこの種の変性剤としてはε−カプロラクタム、多価
アルコール例えばソルビツト及び糖、ならびに芳香族ス
ルホンアミドが推奨された。しかしこの種の添加物で
は、充分な弾性を必要とするときは、硬化完了樹脂の耐
水性が不満足になる。
本発明方法により製造されるN,N′,N″−トリス
(2−ヒドロキシエチル)メラミンは、場合によりN−
モノ−及びN,N′−ビス(2−ヒドロキシエチル)メ
ラミンとの混合物として、表面被覆に適するアミノプラ
スト樹脂の製造における変性剤として有利に使用しうる
ことが知られた。
(2−ヒドロキシエチル)メラミンは、場合によりN−
モノ−及びN,N′−ビス(2−ヒドロキシエチル)メ
ラミンとの混合物として、表面被覆に適するアミノプラ
スト樹脂の製造における変性剤として有利に使用しうる
ことが知られた。
本発明により用いられる(2−ヒドロキシエチル)メラ
ミン類、特にN,N′,N″−トリス(2−ヒドロキシ
エチル)メラミンは、アミノプラストに、それぞれアミ
ノプラストの固形物含量に対し15重量%以下好ましく
は0.5〜15重量%、特に好ましくは5〜10重量%の
量で添加される。これより少ない量は対応して作用がよ
り少ないだけであり、より多い量は次第にアミノプラス
ト樹脂自体の特性を変えることがある。また比較的量が
多いときは、場合により硬化のためなおホルムアルデヒ
ドを添加せねばならない。
ミン類、特にN,N′,N″−トリス(2−ヒドロキシ
エチル)メラミンは、アミノプラストに、それぞれアミ
ノプラストの固形物含量に対し15重量%以下好ましく
は0.5〜15重量%、特に好ましくは5〜10重量%の
量で添加される。これより少ない量は対応して作用がよ
り少ないだけであり、より多い量は次第にアミノプラス
ト樹脂自体の特性を変えることがある。また比較的量が
多いときは、場合により硬化のためなおホルムアルデヒ
ドを添加せねばならない。
アミノプラスト形成体としては、例えば尿素、チオ尿
素、ジシアンジアミド、グアナミン例えばアセト−又は
ベンゾグアナミン、特にメラミンが用いられ、カルボニ
ル化合物としては、例えばアセトアルデヒド、芳香族ア
ルデヒド、ケトン、特にホルムアルデヒドが用いられ
る。これらアミノプラスト形成体及び/又は前記カルボ
ニル化合物の混合物も、アミノプラストの製造のため使
用することができる。
素、ジシアンジアミド、グアナミン例えばアセト−又は
ベンゾグアナミン、特にメラミンが用いられ、カルボニ
ル化合物としては、例えばアセトアルデヒド、芳香族ア
ルデヒド、ケトン、特にホルムアルデヒドが用いられ
る。これらアミノプラスト形成体及び/又は前記カルボ
ニル化合物の混合物も、アミノプラストの製造のため使
用することができる。
メラミン−ホルムアルデヒド縮合生成物及び他のアミノ
プラスト形成体及びホルムアルデヒドとのその混合縮合
物又は混合物、ならびに短鎖アルカノールによるそのエ
ーテル化生成物は、この種の樹脂の製造のため特に優れ
ている。好ましくはアミノプラスト形成体としてのメラ
ミン60〜100モル%、及びカルボニル化合物として
のホルムアルデヒド60〜100モル%を含有するメラ
ミン−ホルムアルデヒド縮合物が用いられる。このこと
は他のアミノプラスト形成体又はカルボニル化合物がそ
れぞれ40モル%まで存在しうることを意味する。
プラスト形成体及びホルムアルデヒドとのその混合縮合
物又は混合物、ならびに短鎖アルカノールによるそのエ
ーテル化生成物は、この種の樹脂の製造のため特に優れ
ている。好ましくはアミノプラスト形成体としてのメラ
ミン60〜100モル%、及びカルボニル化合物として
のホルムアルデヒド60〜100モル%を含有するメラ
ミン−ホルムアルデヒド縮合物が用いられる。このこと
は他のアミノプラスト形成体又はカルボニル化合物がそ
れぞれ40モル%まで存在しうることを意味する。
ホルムアルデヒド及びメラミンの例で示せば、カルボニ
ル化合物対アミノプラスト形成体のモル比は、一般に1.
4:1ないし2.2:1特に1.4:1ないし2:1であ
る。メラミンのほか他のアミノプラスト形成体を使用し
又は併用する場合は、このモル比は既知の規則に従い、
場合によつてもほとんど変らない。
ル化合物対アミノプラスト形成体のモル比は、一般に1.
4:1ないし2.2:1特に1.4:1ないし2:1であ
る。メラミンのほか他のアミノプラスト形成体を使用し
又は併用する場合は、このモル比は既知の規則に従い、
場合によつてもほとんど変らない。
変性アミノプラストは、アミノプラスト形成体をカルボ
ニル化合物及び場合により普通の変性剤と水溶液中で常
法により縮合し、そして縮合の前、途中又は後に、本発
明方法により製造されたN,N′,N″−トリス(2−
ヒドロキシエチル)メラミンを、場合によりモノ−及び
ビス−化合物との混合物として、前記の量で混和するこ
とにより得られる。縮合の間又は前に添加することが優
れている。
ニル化合物及び場合により普通の変性剤と水溶液中で常
法により縮合し、そして縮合の前、途中又は後に、本発
明方法により製造されたN,N′,N″−トリス(2−
ヒドロキシエチル)メラミンを、場合によりモノ−及び
ビス−化合物との混合物として、前記の量で混和するこ
とにより得られる。縮合の間又は前に添加することが優
れている。
アミノプラストには、弱−ないし強カルボン酸、スルホ
ン酸又は鉱酸の加水分解可能な塩、例えばジエタノール
アミン酢酸塩、エタノールアミン塩酸塩、エチレンジア
ミン酢酸塩、ロダン酸アンモニウム、酢酸アンモニウム
又はエチレンジアミン燐酸塩を、被膜の弾性がそれによ
り劣化されることなしに、硬化を促進するために添加す
ることができる。
ン酸又は鉱酸の加水分解可能な塩、例えばジエタノール
アミン酢酸塩、エタノールアミン塩酸塩、エチレンジア
ミン酢酸塩、ロダン酸アンモニウム、酢酸アンモニウム
又はエチレンジアミン燐酸塩を、被膜の弾性がそれによ
り劣化されることなしに、硬化を促進するために添加す
ることができる。
樹脂の製造の際には、なお他の変性剤例えば一価の又は
多価のアルコール、糖、酸アミド、例えばジメチルホル
ムアミド又はε−カプロラクタム、アミドスルホン酸の
塩又は芳香族スルホン酸アミドを添加してもよい。これ
らの剤は互いに補足し又は一部代理することができる。
樹脂の縮合は、通常ある限られた水希釈可能性まで行わ
れる。多くの場合、例えば多量のアミドスルホン酸塩を
添加するときは、得られる樹脂も無制限に水溶性になり
うる。
多価のアルコール、糖、酸アミド、例えばジメチルホル
ムアミド又はε−カプロラクタム、アミドスルホン酸の
塩又は芳香族スルホン酸アミドを添加してもよい。これ
らの剤は互いに補足し又は一部代理することができる。
樹脂の縮合は、通常ある限られた水希釈可能性まで行わ
れる。多くの場合、例えば多量のアミドスルホン酸塩を
添加するときは、得られる樹脂も無制限に水溶性になり
うる。
装飾的な積層材又は装飾的に被覆された木材製作材板を
製造するための予備生成物は、紙シート又は織物シート
を少なくともその表層にアミノプラスト容液に含浸さ
せ、そして一定の残留水分量に110〜160℃で乾燥
することにより製造される。多層の積層材を製造するた
め、この含浸した紙シート又は織物シートを、基体層と
してのフエノール樹脂で含浸したクラフト紙と一緒に、
高められた圧力及び温度において圧搾して、一つの積層
材にする。圧搾温度は約120〜160℃、圧搾圧力は
8〜12N/mm2である。圧搾時間は、厚さと段階圧搾
機における1段階当り製造される積層材の量によつて、
例えば10〜80分でよい。好ましくは取り出す前に、
約60〜70℃に冷却する。
製造するための予備生成物は、紙シート又は織物シート
を少なくともその表層にアミノプラスト容液に含浸さ
せ、そして一定の残留水分量に110〜160℃で乾燥
することにより製造される。多層の積層材を製造するた
め、この含浸した紙シート又は織物シートを、基体層と
してのフエノール樹脂で含浸したクラフト紙と一緒に、
高められた圧力及び温度において圧搾して、一つの積層
材にする。圧搾温度は約120〜160℃、圧搾圧力は
8〜12N/mm2である。圧搾時間は、厚さと段階圧搾
機における1段階当り製造される積層材の量によつて、
例えば10〜80分でよい。好ましくは取り出す前に、
約60〜70℃に冷却する。
被覆された木材製作材を製造するためには、含浸された
紙シート又は織物シートを、あらかじめ用意した木材製
作材板の上に、多くは1.5〜2.5N/mm2の圧力及び1
20〜200℃の温度の下に押し付ける。
紙シート又は織物シートを、あらかじめ用意した木材製
作材板の上に、多くは1.5〜2.5N/mm2の圧力及び1
20〜200℃の温度の下に押し付ける。
本発明による変性剤を含有するアミノプラストは、積層
材及び被覆された木材製作材を製造するため特に適す
る。すなわち装飾層又は保護層のために用意された紙シ
ート又は織物シートを、本発明の変性されたアミノプラ
ストで含浸し、次いで既知の手段により木材製作材板上
に積層し、又は積層材に加工するときに、積層材及び木
材製作材の表面における亀裂の生起が防止され、あるい
は表面の弾性が本質的に高められる。
材及び被覆された木材製作材を製造するため特に適す
る。すなわち装飾層又は保護層のために用意された紙シ
ート又は織物シートを、本発明の変性されたアミノプラ
ストで含浸し、次いで既知の手段により木材製作材板上
に積層し、又は積層材に加工するときに、積層材及び木
材製作材の表面における亀裂の生起が防止され、あるい
は表面の弾性が本質的に高められる。
さらに前記の(2−ヒドロキシエチル)メラミン類は、
例えばウレタン合成のための価値の高い中間体である。
例えばウレタン合成のための価値の高い中間体である。
A)製造 例1〜5 例1〜5は、エタノールアミンの過剰量を異にするだけ
で同じ反応条件で行われる。
で同じ反応条件で行われる。
例1は米国特許3244713号明細書の例7と同様に
行われた比較例である。触媒として用いる塩酸は、そこ
に記載されているようにメラミン塩酸塩として添加す
る。例2〜5では、触媒として塩化アンモニウムを使用
する。
行われた比較例である。触媒として用いる塩酸は、そこ
に記載されているようにメラミン塩酸塩として添加す
る。例2〜5では、触媒として塩化アンモニウムを使用
する。
例1〜5の操作: 攪拌下に弱い窒素流を通しながら、メラミン、触媒及び
エタノールアミンを、200℃に加熱される油浴中で還
流下に攪拌する。反応は、HPLCによる毎時の試料採取及
び滴定により追跡される。
エタノールアミンを、200℃に加熱される油浴中で還
流下に攪拌する。反応は、HPLCによる毎時の試料採取及
び滴定により追跡される。
成分の使用量とHPLCの評価を下記表に示す。
各例の比較ができるように、(A)では副生物の各濃度
を、トリス置換生成物(トリス−HEM)のほぼ同量にお
いて、約40の表面%で示した。(B)では副生物量を、
できるだけ高いトリス−HEM量で比較した。
を、トリス置換生成物(トリス−HEM)のほぼ同量にお
いて、約40の表面%で示した。(B)では副生物量を、
できるだけ高いトリス−HEM量で比較した。
例6 メラミン1008g(8.0モル)及びエタノールアミン
3910g(64.0モル)からの混合物に、攪拌しなが
ら硫酸160g(1.6モル)を滴加する。次いで不均一
な反応物を攪拌下に還流加熱し、その間弱い窒素流を上
に導通する。25〜28時間の反応時間ののち、無色透
明な溶液は、HPLCにより測定された次のトリアジン組成
を有する。モノ−約11モル%、ビス−49モル%、ト
リス(2−ヒドキシエチル)メラミン40モル%、イソ
メラミン類2%以下(ヒドロキシエチルメラミンに対
し)。
3910g(64.0モル)からの混合物に、攪拌しなが
ら硫酸160g(1.6モル)を滴加する。次いで不均一
な反応物を攪拌下に還流加熱し、その間弱い窒素流を上
に導通する。25〜28時間の反応時間ののち、無色透
明な溶液は、HPLCにより測定された次のトリアジン組成
を有する。モノ−約11モル%、ビス−49モル%、ト
リス(2−ヒドキシエチル)メラミン40モル%、イソ
メラミン類2%以下(ヒドロキシエチルメラミンに対
し)。
仕上げ処理のため100℃で固形水酸化ナトリウム12
8g(3.2モル)を添加して中和し、熱溶液をG4の
板により吸引過する。液を、180℃及び30mバ
ールで蒸留して過剰のエタノールアミンを除去する。蒸
留残留物は冷却時にほとんど無色の樹脂状物に固化し
(1650g)、これはモノ−約11モル%、ビス−4
9モル%及びトリス(2−ヒドロキシエチル)メラミン
40モル%から成り、問題なく粉砕できる。この生成物
はなおエタノールアミン3%、硫酸ナトリウム0.2%及
びイソメラミン最高3%を含有する。
8g(3.2モル)を添加して中和し、熱溶液をG4の
板により吸引過する。液を、180℃及び30mバ
ールで蒸留して過剰のエタノールアミンを除去する。蒸
留残留物は冷却時にほとんど無色の樹脂状物に固化し
(1650g)、これはモノ−約11モル%、ビス−4
9モル%及びトリス(2−ヒドロキシエチル)メラミン
40モル%から成り、問題なく粉砕できる。この生成物
はなおエタノールアミン3%、硫酸ナトリウム0.2%及
びイソメラミン最高3%を含有する。
例7 例6と同様にして、メラミン504g(4モル)、エタ
ノールアミン2440g(40モル)及び塩化アンモニ
ウム214g(4モル)を27時間還流加熱する。次い
で100℃で固形水酸化ナトリウム160g(4モル)
の添加により中和し、そして過剰のエタノールアミンを
150〜190℃及び30mバールで留去する。ほとん
ど無色の残差を加温しながらn−ブタノール1000m
に溶解し、沈殿して塩化ナトリウムを熱時吸引過
し、液に30〜40℃で塩化メチレン300mを混
合する。冷却すると純粋な生成物が結晶析出する。これ
を吸引過して乾燥すると、融点95℃のN,N′,
N″−トリス(2−ヒドロキシエチル)メラミンが84
6g(81%)得られる。
ノールアミン2440g(40モル)及び塩化アンモニ
ウム214g(4モル)を27時間還流加熱する。次い
で100℃で固形水酸化ナトリウム160g(4モル)
の添加により中和し、そして過剰のエタノールアミンを
150〜190℃及び30mバールで留去する。ほとん
ど無色の残差を加温しながらn−ブタノール1000m
に溶解し、沈殿して塩化ナトリウムを熱時吸引過
し、液に30〜40℃で塩化メチレン300mを混
合する。冷却すると純粋な生成物が結晶析出する。これ
を吸引過して乾燥すると、融点95℃のN,N′,
N″−トリス(2−ヒドロキシエチル)メラミンが84
6g(81%)得られる。
B)応用 例8〜10 坪量80g/m2の装飾紙に、メラミン−ホルムアルデヒ
ド樹脂水溶液(固形物含量55重量%)を含浸させ、1
60℃で5分間乾燥する。樹脂塗布量は粗製紙重量に対
し約120重量%で、残留水分は処理紙に対して約6.5
重量%である。
ド樹脂水溶液(固形物含量55重量%)を含浸させ、1
60℃で5分間乾燥する。樹脂塗布量は粗製紙重量に対
し約120重量%で、残留水分は処理紙に対して約6.5
重量%である。
使用したメラミンーホルムアルデヒド樹脂は、1:1.7
のメラミン対ホルムアルデヒドモル比を有し、そして酸
性硬化剤により100℃での4.5分間の混濁点にされて
いる。
のメラミン対ホルムアルデヒドモル比を有し、そして酸
性硬化剤により100℃での4.5分間の混濁点にされて
いる。
含浸紙を、2N/mm2の圧力で下記の条件により圧搾し
て、厚さ16mmの薄板にする。
て、厚さ16mmの薄板にする。
a)再冷却なしに190℃で50秒 b)再冷却なしに160℃で100秒 c)140℃で360秒、次いで加圧下に50℃に再冷
却 圧搾は補助クツシヨンを用いて行われる。表中の温度は
圧搾機の温度である。試験結果を下記表に一括して示
す。
却 圧搾は補助クツシヨンを用いて行われる。表中の温度は
圧搾機の温度である。試験結果を下記表に一括して示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウオルフラム・ヴアイス ドイツ連邦共和国6704ムツターシユタツ ト・アム・シユペイヤーウエーク40 (72)発明者 ルードウイツヒ・レルゲマン ドイツ連邦共和国6700ルードウイツヒスハ ーフエン・アムステルダーメル・シユトラ ーセ16 (56)参考文献 米国特許3244713(US,A)
Claims (8)
- 【請求項1】N−モノ−、N,N′−ビス−及びN,
N′,N″−トリス(2−ヒドロキシエチル)メラミン
の混合物を、エタノールアミンとメラミンとを酸触媒の
存在下で反応させることにより製造する方法において、
エタノールアミンとメラミンとの反応を120〜250
℃の温度及びエタノールアミンの過剰量で行い、その際
遊離エタノールアミン対遊離の及び反応したメラミンの
合計量のモル比を全反応期間中4:1から低下させない
ことを特徴とする、(2−ヒドロキシエチル)メラミン
の製法。 - 【請求項2】反応を150〜180℃の温度及び大気圧
で行うことを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の
方法。 - 【請求項3】反応を溶剤の不存在下で行うことを特徴と
する、特許請求の範囲第1項記載の方法。 - 【請求項4】メラミン1モルに対しエタノールアミン6
〜15モルを使用することを特徴とする、特許請求の範
囲第1項記載の方法。 - 【請求項5】N,N′,N″−トリス(2−ヒドロキシ
エチル)メラミンを、エタノールアミンとメラミンとを
酸触媒の存在下で反応させることにより製造する方法に
おいて、エタノールアミンとメラミンとの反応を120
〜250℃の温度及びエタノールアミンの過剰量で行
い、その際遊離エタノールアミン対遊離の及び反応した
メラミンの合計量のモル比を全反応期間中4:1から低
下させず、かつ反応を全メラミンが反応するまで継続す
ることを特徴とする、(2−ヒドロキシエチル)メラミ
ンの製法。 - 【請求項6】反応を150〜180℃の温度及び大気圧
で行うことを特徴とする、特許請求の範囲第5項記載の
方法。 - 【請求項7】反応を溶剤の不存在下で行うことを特徴と
する、特許請求の範囲第5項記載の方法。 - 【請求項8】メラミン1モルに対しエタノールアミン6
〜15モルを使用することを特徴とする、特許請求の範
囲第5項記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19843422218 DE3422218A1 (de) | 1984-06-15 | 1984-06-15 | Verfahren zur herstellung von (2-hydroxyethyl)melaminen und ihre verwendung als modifizierungsmittel bei der herstellung von aminoplastharzen |
DE3422218.9 | 1984-06-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6110567A JPS6110567A (ja) | 1986-01-18 |
JPH0625174B2 true JPH0625174B2 (ja) | 1994-04-06 |
Family
ID=6238407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60128383A Expired - Lifetime JPH0625174B2 (ja) | 1984-06-15 | 1985-06-14 | (2―ヒドロキシエチル)メラミンの製法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4668785A (ja) |
EP (1) | EP0166297B1 (ja) |
JP (1) | JPH0625174B2 (ja) |
AT (1) | ATE36850T1 (ja) |
DE (2) | DE3422218A1 (ja) |
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DE3531912A1 (de) * | 1985-09-07 | 1987-03-19 | Basf Ag | Hydroxyoxaalkylmelamine, verfahren zu ihrer herstellung und deren verwendung |
DE3534740A1 (de) * | 1985-09-28 | 1987-04-09 | Basf Ag | Formkoerper aus melaminharzen mit erhoehter festigkeit |
DE3828793A1 (de) * | 1988-08-25 | 1990-03-01 | Basf Ag | Kontinuierliche herstellung von waessrigen melamin-formaldehyd-vorkondensat-loesungen |
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DE4434605A1 (de) | 1994-09-28 | 1996-04-04 | Basf Ag | Mit alkoxylierten Polyamiden modifizierte Tränkharze |
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WO2000017171A1 (fr) * | 1998-09-17 | 2000-03-30 | Nissan Chemical Industries, Ltd. | Procede de preparation d'alkylenebismelamines |
JP4835816B2 (ja) * | 2001-06-26 | 2011-12-14 | 日産化学工業株式会社 | メラミンのメチル化法 |
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DE102008016967A1 (de) * | 2008-03-31 | 2009-10-01 | Ami Agrolinz Melamine International Gmbh | Verfahren zur Herstellung einer Verbindung mit mindestens einer zumindest einfach substituierten Aminogruppe |
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-
1985
- 1985-06-11 DE DE8585107179T patent/DE3564681D1/de not_active Expired
- 1985-06-11 AT AT85107179T patent/ATE36850T1/de not_active IP Right Cessation
- 1985-06-11 EP EP85107179A patent/EP0166297B1/de not_active Expired
- 1985-06-13 US US06/744,203 patent/US4668785A/en not_active Expired - Lifetime
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