JPH06251601A - 照明器具 - Google Patents

照明器具

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Publication number
JPH06251601A
JPH06251601A JP5216636A JP21663693A JPH06251601A JP H06251601 A JPH06251601 A JP H06251601A JP 5216636 A JP5216636 A JP 5216636A JP 21663693 A JP21663693 A JP 21663693A JP H06251601 A JPH06251601 A JP H06251601A
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JP
Japan
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auxiliary
light
light emitting
main
reflection surface
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Application number
JP5216636A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Nakanishi
仁 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配光特性を向上する。照明器具を小形化す
る。 【構成】 線状の発光部19を有するHIDランプ16を内
包する反射体3を、主反射部21と補助反射部31とから構
成する。主反射部21は、それぞれ放物面をなす主反射面
部22a 〜22e を段部23a 〜23e を介して連続して構成す
る。補助反射部31は、回転放物面をなす複数の補助反射
面部32a ,32b を中間反射面部33を介して連続して構成
する。主反射部21の各段部23a 〜23e に向って照射した
光線は、これらの段部23a 〜23e により主反射面部22a
〜22e に向かう方向に反射する。各補助反射部31の段部
33に向かって照射した光線は、この段部33により補助反
射面部32a ,32b に向かう方向に反射する。 【効果】 線状をなす発光部19から照射された光線を効
率よく反射し、配光特性を向上できる。被照射部分の長
手方向の中央部に光線を集中して照度を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、略線状をなす発光部を
有する光源と、この光源を内包する反射体とを備えた照
明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開平2−227901
号公報に記載されているように、略線状をなす発光部を
有する光源と、この光源を内包する反射体とを備えた照
明器具が知られている。そして、この照明器具の反射体
は、角隅部を傾斜縁とした略矩形状の照射開口が正面側
に形成され、この反射体の周面側は背面側に向かって狭
められるような傾斜面に形成されているとともに、この
反射体の背面は回転2次曲面に形成されている。さら
に、光源の発光部に略対向して補助反射板を有した主反
射面部が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では反射体の周面側は背面側に向かって狭めら
れるような傾斜面に形成されているため、配光特性の向
上が困難であるとの問題を有している。
【0004】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、略線状をなす発光部を有する光源と、この光源を
内包する反射体とを備え、配光特性の向上した照明器具
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の照明器具
は、略線状をなす発光部を有する光源と、この光源を内
包し照射開口を有する反射体とを具備した照明器具にお
いて、前記反射体は、前記発光部の長手方向に沿ってこ
の発光部に略対向して設けられ、前記発光部近傍を焦点
とする略放物線を前記発光部の長手方向に沿って略平行
移動してなる放物面をなす主反射面部を有する主反射部
と、この主反射部に隣接して前記発光部の長手方向両端
部近傍に位置して設けられ、前記発光部近傍の所定点を
中心とし照射方向と平行状の回転軸を中心として放物線
を回転してなる回転放物面をなす補助反射面部を有する
補助反射部とを備えたものである。
【0006】請求項2記載の照明器具は、請求項1記載
の照明器具において、主反射部を複数の主反射面部から
構成するとともに、補助反射部を複数の補助反射面部か
ら構成し、これらの主反射面部間および補助反射面部間
をそれぞれ段部を介して連続させたものである。
【0007】請求項3記載の照明器具は、請求項2記載
の照明器具において、補助反射面部間を連続させる段部
に、光源の発光部から照射された光線を対向する前記補
助反射面部に反射する中間反射面部を設けたものであ
る。
【0008】請求項4記載の照明器具は、請求項1ない
し3いずれか記載の照明器具において、主反射部と補助
反射部との間の少なくとも一部に、光源の発光部から照
射された光線を対向する前記補助反射部に反射する連接
部を設けたものである。
【0009】請求項5記載の照明器具は、請求項2ない
し4いずれか記載の照明器具において、主反射面部間を
連続させる段部のうち、少なくとも1つの段部を、補助
反射面部間を連続させる段部に連続する回転放物面とし
たものである。
【0010】請求項6記載の照明器具は、請求項1ない
し5いずれか記載の照明器具において、反射体の照射開
口に、制光体を備えたものである。
【0011】請求項7記載の照明器具は、請求項6記載
の照明器具において、反射体の照射開口近傍に、この照
射開口とほぼ平行状をなす複数の取付面部を設け、これ
らの取付面部に、固着手段を用いて制光体を取り付けた
ものである。
【0012】
【作用】請求項1記載の照明器具では、光源の略線状を
なす発光部から照射された光線は、発光部の長手方向に
沿ってこの発光部に対向して設けられ、略放物線を発光
部の長手方向に沿って略平行移動してなる放物面をなす
主反射面部を有する主反射部により反射されるととも
に、この主反射部に隣接して発光部の長手方向両端部近
傍に位置して設けられ、発光部近傍の所定点を中心とし
照射方向と平行状の回転軸を中心として放物線を回転し
てなる回転放物面をなす補助反射面部により反射されて
照射開口から照射されるため、配光特性が向上する。
【0013】請求項2記載の照明器具では、請求項1記
載の作用に加え、主反射部を複数の主反射面部から構成
するとともに、補助反射部を複数の補助反射面部から構
成したので、配光特性が向上するとともに、これらの主
反射面部間および補助反射面部間をそれぞれ段部を介し
て連続したため、照明器具が小型化される。
【0014】請求項3記載の照明器具では、請求項2記
載の作用に加え、補助反射面部間を連続させる段部に、
光源の発光部から照射された光線を対向する補助反射面
部に反射する中間反射部を設けたので、反射光率が向上
し、配光特性が向上する。
【0015】請求項4記載の照明器具では、請求項1な
いし3いずれか記載の作用に加え、主反射部と補助反射
部との間の少なくとも一部に、光源の発光部から照射さ
れた光線を対向する補助反射部に反射する連接部を設け
たので、配光特性が向上するとともに照明器具の形成が
容易になる。
【0016】請求項5記載の照明器具では、請求項2な
いし4いずれか記載の作用に加え、主反射面部間を連続
させる段部のうち、少なくとも1つの段部を、補助反射
面部間を連続させる段部に連続する回転放物面としたの
で、放物面を平行移動した放物面による配光と、回転放
物面による配光との中間的な配光特性が得られる。
【0017】請求項6記載の照明器具では、請求項1な
いし5いずれか記載の作用に加え、反射体の照射開口
に、制光体を備えたので、この制光体により照射角など
が調整され、配光特性が向上する。
【0018】請求項7記載の照明器具では、請求項6記
載の作用に加え、反射体の照射開口近傍に、この照射開
口とほぼ平行状をなす複数の取付面部を設け、これらの
取付面部に、固着手段を用いて制光体を取り付けたの
で、1方向からの取り付け作業により、制光体が反射体
に容易かつ安定して取り付けられる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の照明器具の一実施例の構成を
図面を参照して説明する。
【0020】図1および図2において、1は照明器具と
しての投光器で、この投光器1は、正面側である下方に
例えば直径550mmの略円形の照射開口2を形成した、
奥行き寸法300mmの略椀型をなす反射体3を有してい
る。そして、この反射体3は、略コの字状をなす支持ア
ーム5の両端部に軸ボルトにより軸支された取付金具
6,6により仰角方向に回動自在に支持され、固定ボル
トによって締付固定されている。さらに、支持アーム5
には、取付台座7が固定されており、水平方向に所定角
度回動自在な状態で、図示しない直立したポール上に設
けられた基台などに取付けられるようになっている。
【0021】また、反射体3には、相対向する両側一対
の支持部8a,8bが照射開口2に向かって拡開状に形成さ
れ、これら支持部8a,8bの外側が取付金具6,6に取付
けられている。そして、一側の支持部8aには、略円形を
なすランプ挿入口11が形成され、他側の支持部8bには、
ランプ挿入口11よりも径寸法の小さいソケット挿入孔12
が形成されている。
【0022】そして、このソケット挿入孔12に、ランプ
ソケット14が一部を挿通した状態で水密に取付けられ、
このランプソケット14から、一対の口出線15が導出され
ているとともに、このランプソケット14に、光源として
のHIDランプ(高圧放電ランプ)16が着脱可能に装着
されている。このHIDランプ16は、略直管状をなすガ
ラス管17を有し、このガラス管17の一端部にランプソケ
ット14に接続される口金部18が設けられているととも
に、このガラス管17の内部に発光部としての略直管状を
なす発光管19が収容されている。そして、この発光管19
は、照射開口2に対してほぼ平行状に配置されていると
ともに、この発光管19の内部には、発光物質としての水
銀、アルゴンガスなどが封入されており、この発光管19
の両端部には図示しない対をなす電極が装着され、これ
ら電極間に放電を発生させることにより、この発光管19
が略線状に発光するようになっている。
【0023】なお、他側の支持部8bのソケット挿入孔12
は、図示しないカバー体により水密に覆われている。
【0024】また、図1ないし図3に示すように、反射
体3の支持部8a,8b間の中間に位置し、照射開口2にお
いて発光管19の長手方向に直交する方向の一端部から他
端部にかけて、発光管19に対向する主反射部21が帯状を
なして形成されている。この主反射部21は、発光管19の
長手寸法とほぼ等しい例えば200mm程度の幅寸法を有
し、それぞれ発光管19を焦点とする所定の曲率の略放物
線を発光管19の長手方向に沿って略平行移動してなる略
放物面からなる主反射面部22a ,22b ,22c ,22d ,22
e と、略放物面をなす段部23a ,23b ,23c ,23d ,23
e とが交互に連続して形成されている。
【0025】さらに、両端部に位置する主反射面部22a
および段部23e は、水平な欠円状をなす水平部24a ,24
b を介し、垂直円筒状をなすフランジ部25に連続してい
る。
【0026】そして、HIDランプ16の発光管19からほ
ぼ径方向に照射された光線αは、照射開口2から直接照
射されるほか、主反射部21の各主反射面部22a 〜22e に
より1回反射された後に照射開口2に対して略直交する
方向である照射方向に照射される。さらに、各段部23a
〜23e に向かって照射された光線βは、これら段部23a
〜23e によりいずれかの主反射面部22a 〜22e に向かう
方向で、かつ、HIDランプ16の発光管19を避ける方向
に反射された後、各主反射面部22a 〜22e により反射さ
れて照射開口2から照射されるようになっている。な
お、水平部24a 近傍の主反射面部22a は上方への反射を
抑えるため、光線αよりもやや内側方向へ反射するよう
に形成されている。
【0027】また、図1、図2および図4に示すよう
に、反射体3の主反射部21の両側には、それぞれ発光管
19の両端部に対向する補助反射部31,31が形成されてい
る。そして、各補助反射部31には、それぞれ発光管19上
の中間位置の所定点を焦点とする所定の曲率の略放物線
を、発光管19を通る照射開口2の垂線を回転軸として回
転移動してなる略回転放物面からなる補助反射面部32a
,32b が、略放物面をなす段部を構成する中間反射面
部33を介して連続して形成されている。
【0028】さらに、主反射部21と両側の補助反射部3
1,31との間は、それぞれ傾斜状で略放物面をなす連接
部35,35により連続して形成されているとともに、各補
助反射部31,31とこれら補助反射部31,31に設けられた
支持部8a,8bとの間は、それぞれ傾斜状をなす接続面3
6,36により連続して形成されている。これら連接部3
5,35あるいは各段部23a 〜23e は主反射部21と補助反
射部31との面周縁をなるべく近接させるような設計がさ
れており、反射体3をプレスあるいは液圧成形しやす
く、反射体3をアルミ等による一体成形で構成すること
が容易にできる。
【0029】そして、HIDランプ16の発光管19から径
方向に対して傾斜した方向に照射された光線γは、照射
開口2から直接照射されるほか、各補助反射部31の各補
助反射面部32a ,32b により1回反射された後に照射開
口2から照射方向に照射される。さらに、各補助反射部
31の中間反射面部33に向かって照射された光線δは、こ
の中間反射面部33によりいずれかの補助反射面部32a ,
32b に向かう方向で、かつ、HIDランプ16の発光管19
を避ける方向に反射された後、各補助反射面部32a ,32
b により反射されて照射開口2から照射されるようにな
っている。なお、補助反射面部32a は主反射面部22a と
同様にやや内側方向へ反射するように形成されている。
【0030】そして、本実施例の投光器1によれば、そ
れぞれ放物面をなす複数の主反射面部22a ,22b ,22c
,22d ,22e からなる主反射部21と、それぞれ回転放
物面をなす複数の補助反射面部32a ,32b からなる補助
反射部31とにより、略線状をなす発光管19から照射され
た光線が照射方向から見て反射体3全体が光るように効
率よく反射され、配光特性および反射効率を向上するこ
とができ、特に、主反射部21のみを用いた場合には発光
管19に沿って細長形状となる被照射部分の長手方向の中
央部に光線を集中して照度を向上することができる。
【0031】また、各主反射面部22a ,22b ,22c ,22
d ,22e 間をそれぞれ段部23a ,23b ,23c ,23d ,23
e を介して連続させ、各補助反射面部32a ,32b を中間
反射面部33を介して連続させているとともに、主反射部
21と補助反射部31,31とを連接部35,35を介して連続さ
せているため、所定の配光特性を確保しつつ、照射開口
2の直径寸法を抑え、投光器1を小型化することができ
るとともに、反射体3の成形を容易にすることができ
る。
【0032】さらに、各段部23a 〜23e に向かって照射
された光線βは、これら段部23a 〜23e によりいずれか
の主反射面部22a 〜22e に向かう方向で、かつ、HID
ランプ16の発光管19を避ける方向に反射された後、各主
反射面部22a 〜22e により反射されて照射開口2から照
射され、また、各補助反射部31の中間反射面部33に向か
って照射された光線δは、この中間反射面部33によりい
ずれかの補助反射面部32a ,32b に向かう方向で、か
つ、HIDランプ16の発光管19を避ける方向に反射され
た後、各補助反射面部32a ,32b により反射されて照射
開口2から照射され、さらに、各連接部35に向かって照
射された光線も対向する補助反射面部32a,32b に向か
う方向で、かつ、HIDランプ16の発光管19を避ける方
向に反射された後、各補助反射面部32a ,32b により反
射されて照射開口2から照射されるため、反射光率、配
光特性を向上することができる。
【0033】なお、本実施例の各段部23a 〜23e ,33
は、略放物面に形成したが、例えば平板面など他の形状
に形成することもできる。また、支持部8a,8bの内面を
反射面形状とすることにより、投光器1の反射効率をさ
らに高めることができる。
【0034】次に、図5ないし図7を参照して、本発明
の他の実施例を説明する。なお、上記の図1ないし図4
に示す実施例と同一の部分については同一の符号を付し
て説明を省略する。
【0035】図5および図6において、41は照明器具と
しての投光器で、この投光器41は、正面側である下方に
例えば直径600mmの略円形の照射開口42を形成した略
椀型をなす反射体43を有している。そして、この反射体
43は、アクリル樹脂焼付け塗装をしたアルミなどにて形
成されており、ステンレス製の回転板44,44を介して、
略コの字状をなすステンレス製の支持アーム45の両端部
に仰角方向に回動自在に支持されている。さらに、支持
アーム45には、両側に位置して一対の操作ハンドル45a
,45a が固定されているとともに、中央に位置して取
付台座47が固定されており、この取付台座47が水平方向
に所定角度回動自在な状態で、図示しない基台などに取
付けられるようになっている。
【0036】また、反射体43には、相対向する両側一対
の支持部48a ,48b が照射開口42に向かって拡開状に形
成され、これら支持部48a ,48b の外側に回転板44,44
が取付けられている。そして、一側の支持部48a には、
略円形をなすランプ挿入口51が形成され、通常時はステ
ンレス製の蓋体51a により閉塞されている。また、他側
の支持部48b には、ソケット挿入孔52が形成されてお
り、このソケット挿入孔52に、ランプソケット54が一部
を挿通した状態で水密に取付けられている。さらに、こ
のランプソケット54には、図示しない端子台などを収納
した結線ボックス55が取り付けられている。
【0037】そして、このランプソケット54に、図1に
示すものと同様の、光源としてのHIDランプ(高圧放
電ランプ)16が着脱可能に装着されており、このHID
ランプ16の発行管は、照射方向(光軸)にほぼ直交する
ように支持されている。
【0038】なお、蓋体51a の内側には、コイルバネを
有したランプホルダ51b が設けられ、HIDランプ16の
先端部を弾性的に支持するようになっている。
【0039】また、反射体43の支持部48a ,48b 間の中
間に位置して、HIDランプ16の図示しない発光管に対
向する主反射部61が帯状をなして形成されている。この
主反射部61は、発光管の長手寸法とほぼ等しい幅寸法を
有し、それぞれ発光管を焦点とする所定の曲率の略一次
放物線を発光管の長手方向に沿って略平行移動してなる
略放物面からなる第1ないし第4の主反射面部62a ,62
b ,62c ,62d と、第1の主反射面部62a と第2の主反
射面部62b との間および第3の主反射面部62cと第4の
主反射面部62d との間に形成された、発光管の中心を通
って照射開口42に対して略直交する方向を回転軸とする
略回転放物面をなす段部63とから構成されている。
【0040】さらに、反射体43には、主反射部61の両側
に位置して、それぞれ発光管の両端部に対向する補助反
射部71,71が形成されている。そして、各補助反射部71
には、それぞれ発光管上の中間位置の所定点を焦点とす
る所定の曲率の略放物線を、発光管を通る照射開口42を
直交する方向を回転軸として回転移動してなる略回転放
物面からなる補助反射面部72a ,72b が形成されてい
る。さらに、これらの補助反射面部72a ,72b の間に
は、同じく略回転放物面をなす段部73が形成されてい
る。
【0041】そして、この補助反射面部72a ,72b 間の
段部73と、主反射面部62a ,62b ,62c ,62d 間の段部
63とは、同一の略回転放物面により構成され、滑らかに
連接されている。
【0042】さらに、反射体43の照射開口42近傍には、
照射方向に向かって若干拡開した円筒状をなすルーバ取
付部75が形成されている。また、このルーバ取付部75と
両側の支持部48a ,48b との間には、照射開口42に対し
てほぼ水平な欠円状をなす取付面部76,76が形成されて
いる。
【0043】そして、ルーバ取付部75の内側には、制光
体としてのルーバ77が収納されている。このルーバ77
は、図5ないし図7に示すように、同軸状に配置された
3枚の円筒状の制光板78a ,78b ,78c と、これらの制
光板78a ,78b ,78c を互いに連結する放射状に配置さ
れた連結板79とを有している。また、外周側に位置する
制光板78a は、他の制光板78b ,78c よりも、軸方向の
寸法が若干小さく形成され、ルーバ取付部75の内側にほ
ぼ嵌合するようになっているとともに、この外周側に位
置する制光板78a には、相対向する位置にそれぞれ一対
の取付金具80が固着されている。そして、各取付金具80
は、それぞれ断面略L字状に形成されているとともに、
それぞれ各制光板78a ,78b ,78c の軸方向と平行なね
じ孔80a が形成されている。
【0044】そして、このルーバ77は、反射体43のルー
バ取付部75に形成した図示しない通孔を介して反射体43
の裏面側から装着される固着手段としてのビス82を、各
取付金具80のねじ孔80a に螺合して締め付けることによ
り、反射体43に固定されている。また、このルーバ77を
ルーバ取付部75に取り付けた状態で、内周側の制光板78
b ,78c が反射体43の段部63,73のほぼ直下に位置する
ようになっている。
【0045】さらに、このルーバ77の照射方向側に位置
して、反射体43の照射開口42には、前面ガラス84が装着
されている。
【0046】そして、このようにして構成された投光器
41において、HIDランプ16の発光管からほぼ径方向に
照射された光線は、照射開口42から直接照射されるほ
か、主反射部61の各主反射面部62a 〜62d により1回反
射された後に照射開口42に対して略直交する方向である
照射方向に照射される。さらに、段部63に向かって照射
された光線は、この段部63によりいずれかの主反射面部
62a 〜62d に向かう方向で、かつ、HIDランプ16の発
光管を避ける方向に反射された後、各主反射面部62a 〜
62d により反射されて照射開口42から照射される。
【0047】また、HIDランプ16の発光管から径方向
に対して傾斜した方向に照射された光線は、照射開口42
から直接照射されるほか、各補助反射部71,71の各補助
反射面部72a ,72b により1回反射された後に照射開口
42から照射方向に照射される。さらに、各補助反射部71
の段部73に向かって照射された光線は、この段部73によ
りいずれかの補助反射面部72a ,72b に向かう方向で、
かつ、HIDランプ16の発光管を避ける方向に反射され
た後、各補助反射面部72a ,72b により反射されて照射
開口42から照射されるようになっている。
【0048】そして、本実施例の投光器41によれば、そ
れぞれ放物面を平行移動した放物面をなす複数の主反射
面部62a ,62b ,62c ,62d からなる主反射部61と、そ
れぞれ回転放物面をなす複数の補助反射面部72a ,72b
からなる補助反射部71と、主反射部61および補助反射部
71に設けられた回転放物面をなす段部63,73とにより、
略線状をなす発光管から照射された光線が照射方向から
見て反射体43全体が光るように効率よく反射され、配光
特性および反射効率を向上することができるとともに、
放物面による配光特性と、回転放物面による配光特性と
の中間的な配光特性を実現することができる。
【0049】また、各主反射面部62a ,62b ,62c ,62
d 間と、補助反射面部72a ,72b 間とを、それぞれ段部
63,73を介して連続させたため、、所定の配光特性を確
保しつつ、照射開口42の直径寸法を抑え、投光器41を小
型化することができるとともに、反射体43の成形を容易
にすることができる。
【0050】さらに、反射体43の照射開口42に、ルーバ
77を取り付けたため、このルーバ77により、照射角など
を調整し、配光特性を容易に向上することができる。そ
して、内周側の制光板78b ,78c は、反射体43の段部6
3,73のほぼ直下に位置するため、配光特性の低下を防
止することができる。
【0051】また、反射体43の照射開口42近傍に、照射
方向に向かって若干拡開した円筒状をなすルーバ取付部
75を形成するとともに、このルーバ取付部75と両側の支
持部48a ,48b との間に位置して、照射開口42に対して
ほぼ水平な一対の取付面部76,76を形成し、これらの取
付面部76,76に、ビス82を用いてルーバ77を固定したた
め、ルーバ取付部75にルーバ77を収納した状態で、この
ルーバ77を、反射体43の裏面側からの取り付け作業によ
り、容易かつ安定して取り付けることができ、ルーバ77
取り付けの作業性を向上することができる。
【0052】
【発明の効果】請求項1記載の照明器具によれば、光源
の略線状をなす発光部から照射された光線は、発光部の
長手方向に沿ってこの発光部に対向して設けられ、略放
物線を発光部の長手方向に沿って略平行移動してなる放
物面をなす主反射面部を有する主反射部により反射され
るとともに、この主反射部に隣接して発光部の長手方向
両端部近傍に位置して設けられ、発光部近傍の所定点を
中心とし照射方向と平行状の回転軸を中心として放物線
を回転してなる回転放物面をなす補助反射面部により反
射されて照射開口から照射されるため、配光特性を向上
することができる。
【0053】請求項2記載の照明器具によれば、請求項
1記載の効果に加え、主反射部を複数の主反射面部から
構成するとともに、補助反射部を複数の補助反射面部か
ら構成したので、配光特性が向上するとともに、これら
の主反射面部間および補助反射面部間をそれぞれ段部を
介して連続したため、照明器具を小型化することができ
る。
【0054】請求項3記載の照明器具によれば、請求項
2記載の効果に加え、補助反射面部間を連続させる段部
に、光源の発光部から照射された光線を対向する補助反
射面部に反射する中間反射部を設けたため、反射光率を
向上させ、配光特性を向上することができる。
【0055】請求項4記載の照明器具によれば、請求項
1ないし3いずれか記載の効果に加え、主反射部と補助
反射部との間に、光源の発光部から照射された光線を対
向する補助反射部に反射する連接部を設けたため、配光
特性が向上するとともに照明器具の形成を容易にでき
る。
【0056】請求項5記載の照明器具によれば、請求項
2ないし4いずれか記載の効果に加え、主反射面部間を
連続させる段部のうち、少なくとも1つの段部を、補助
反射面部間を連続させる段部に連続する回転放物面とし
たため、放物面を平行移動した反射面による配光と、回
転放物面による配光との中間的な配光特性を実現し、配
光特性を向上することができる。
【0057】請求項6記載の照明器具によれば、請求項
1ないし5いずれか記載の効果に加え、反射体の照射開
口に、制光体を備えたため、この制光体により照射角な
どを調整し、配光特性を向上することができる。
【0058】請求項7記載の照明器具によれば、請求項
6記載の効果に加え、反射体の照射開口近傍に、この照
射開口とほぼ平行状をなす複数の取付面部を設け、これ
らの取付面部に、固着手段を用いて制光体を取り付けた
ため、1方向からの取り付け作業により、制光体を安定
して取り付けることができるとともに、制光体を取り付
ける作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の照明器具の一実施例を示す正面図であ
る。
【図2】同上背面側の斜視図である。
【図3】同上図1のA−A断面図である。
【図4】同上図1のB−B断面図である。
【図5】本発明の照明器具の他の実施例を示す側面図で
ある。
【図6】同上照明器具の正面図である。
【図7】同上制光体の斜視図である。
【符号の説明】
1 照明器具としての投光器 2 照射開口 3 反射体 16 光源としてのHIDランプ 19 発光部としての発光管 21 主反射部 22a ,22b ,22c ,22d ,22e 主反射面部 23a ,23b ,23c ,23d ,23e 段部 31 補助反射部 32a ,32b 補助反射面部 33 段部を構成する中間反射面部 35 連接部 63,73 段部 76 取付面部 77 制光体としてのルーバ 82 固着手段としてのビス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略線状をなす発光部を有する光源と、こ
    の光源を内包し照射開口を有する反射体とを具備した照
    明器具において、 前記反射体は、 前記発光部の長手方向に沿ってこの発光部に略対向して
    設けられ、前記発光部近傍を焦点とする略放物線を前記
    発光部の長手方向に沿って略平行移動してなる放物面を
    なす主反射面部を有する主反射部と、 この主反射部に隣接して前記発光部の長手方向両端部近
    傍に位置して設けられ、前記発光部近傍の所定点を中心
    とし照射方向と平行状の回転軸を中心として放物線を回
    転してなる回転放物面をなす補助反射面部を有する補助
    反射部とを備えたことを特徴とする照明器具。
  2. 【請求項2】 主反射部を複数の主反射面部から構成す
    るとともに、補助反射部を複数の補助反射面部から構成
    し、これらの主反射面部間および補助反射面部間をそれ
    ぞれ段部を介して連続させたことを特徴とする請求項1
    記載の照明器具。
  3. 【請求項3】 補助反射面部間を連続させる段部に、光
    源の発光部から照射された光線を対向する前記補助反射
    面部に反射する中間反射面部を設けたことを特徴とする
    請求項2記載の照明器具。
  4. 【請求項4】 主反射部と補助反射部との間の少なくと
    も一部に、光源の発光部から照射された光線を対向する
    前記補助反射部に反射する連接部を設けたことを特徴と
    する請求項1記載ないし3いずれか記載の照明器具。
  5. 【請求項5】 主反射面部間を連続させる段部のうち、
    少なくとも1つの段部を、補助反射面部間を連続させる
    段部に連続する回転放物面としたことを特徴とする請求
    項2ないし4いずれか記載の照明器具。
  6. 【請求項6】 反射体の照射開口に、制光体を備えたこ
    とを特徴とする請求項1ないし5いずれか記載の照明器
    具。
  7. 【請求項7】 反射体の照射開口近傍に、この照射開口
    とほぼ平行状をなす複数の取付面部を設け、これらの取
    付面部に、固着手段を用いて制光体を取り付けたことを
    特徴とする請求項6記載の照明器具。
JP5216636A 1992-12-28 1993-08-31 照明器具 Pending JPH06251601A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002525816A (ja) * 1998-09-17 2002-08-13 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 照明器具
KR100806328B1 (ko) * 2007-05-14 2008-02-27 에이피엘시스템(주) 중,고광도용 항공장애등
CN102563536A (zh) * 2010-12-28 2012-07-11 岳昰企业有限公司 反射灯罩
JP2018134289A (ja) * 2017-02-23 2018-08-30 株式会社トライテック 点滴筒抱持型滴下検出部および点滴管理システム

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