JP2010146946A - 反射鏡付き照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 放電灯と反射鏡を用いる照明器具において、放電灯から出射する色むらを十分に除去することができ、照射面の色ばらつきを抑制する。
【解決手段】 照明器具1は、反射鏡2に設けられた孔部に挿通させる高輝度放電灯4を備え、前記孔部は、反射鏡2の中心軸を法線とする箇所と、該中心軸と交差する軸を法線とする箇所とに設けられていて、反射鏡2の中心軸が略水平に据付けられる場合には、高輝度放電灯4を、反射鏡2の中心軸と交差する軸を法線とする孔部に挿通させ、高輝度放電灯4の長手方向を略鉛直にした状態で使用することができる。これにより、高輝度放電灯4の沈殿物を電極付近に集めることができ、沈殿物を介して出射される光束も少なくなり、色ばらつきを抑制することができる。また、反射鏡2の中心軸が略鉛直に据付けられる場合には、高輝度放電灯4を、反射鏡2の中心軸を法線とする孔部に挿通させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、放電灯と反射鏡を用いたスポット照明に適した照明器具に関する。
従来の、この種の反射鏡付き照明器具としては、店舗、美術館等でのディスプレイ用のスポットライトがある。また、このスポットライトの光源には、高輝度・高演色性から高輝度放電灯(HIDランプ)が用いられている。このHIDは、発光管内部に封入されたヨウ化物等の揮発状態にないハロゲン化物が発光管の重力方向側の内面に沈殿する。この沈殿物は、通常、黄色みを有していて、ランプからの光は当該沈殿物を介して出射されるため、黄色みを帯びた光が出射されることとなる。そして、この黄色みを帯びた光は反射鏡で反射して、被照射面に到達する。
このように、沈殿物を介して照射された光が被照射面に照射されると、被照射面を部分的に照射するため、被照射面において部分的に黄色みを帯びることで、色むらが生じ、従って、均斉のとれた照明効果を得ることが難しくなる。
この課題に着目した従来技術として、(1)ランプを改善する(例えば特許文献1参照)、(2)別途装置を用いる(例えば特許文献2参照)、(3)反射鏡に凹凸を付ける(例えば特許文献3参照)、といった解決手段がある。
特許文献1に示される技術においては、ランプ発光管内壁にフロスト部を設けることによって、色むらを少なくするようにしているが、色むらを十分に除去できていない。
特許文献2に示される技術においては、ランプを管軸中心に回転させながら点灯することで、発光管内壁の温度が一定となり、沈殿物を蒸発させることにより、色むらを除去している。ところが、この技術では、装置が大型化し、コスト増となる。
特許文献3に示される技術においては、リフレクタに微小な凹凸を設けたことで、この微小な凹凸で反射される光は適宜に散乱されて混じり合うので、反射光は白色に近くなる。ところが、この技術においては、狭角配光で色むらは改善されるが、広角配光では改善されない。
特開平7−142035号公報 特開平5−62501号公報 特開平7−245002号公報
本発明は、上記のような従来技術の問題を解消するものであり、放電灯と反射鏡を用いる照明器具において、放電灯から出射する色むらを十分に除去することができ、照射面の色ばらつきを抑制することができる反射鏡付き照明器具を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、開放縁と、この開放縁の中心に直交する中心軸を回転軸とする反射面とを有する反射鏡と、この反射鏡を収容する筐体と、前記反射鏡に設けられた孔部に挿通させて前記筐体に装着される高輝度放電灯と、を備えた反射鏡付き照明器具であって、前記孔部は、前記中心軸を法線とする箇所と、前記中心軸と交差する軸を法線とする箇所とに設けられているものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の反射鏡付き照明器具において、前記孔部は、前記中心軸を法線とする箇所と、前記中心軸と交差する軸を法線とする箇所とが連続する長孔として設けられているものである。
請求項1の発明によれば、反射鏡の中心軸が略水平に据付けられる場合には、高輝度放電灯を、反射鏡の中心軸と交差する軸を法線とする孔部に挿通させることで、高輝度放電灯の長手方向を略鉛直にした状態で使用することができる。これにより、高輝度放電灯の沈殿物を電極付近に集めることができ、電極付近を通過して照射される光束が少ないことから、沈殿物を介して出射される光束も少なくなり、色ばらつきを抑制することができる。また、反射鏡の中心軸が略鉛直に据付けられる場合には、高輝度放電灯を、反射鏡の中心軸を法線とする孔部に挿通させることで、上記と同等の作用効果が得られる。
請求項2の発明によれば、反射鏡の任意の据付角に対しても、高輝度放電灯の長手方向を略鉛直にした状態で使用することができ、色ばらつきを抑制することができる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る反射鏡付き照明器具1について図1乃至図4を参照して説明する。図1は照明器具1の反射鏡2の中心軸が略水平に据付けられる場合を示し、図2はその分解状態を示す。照明器具1は、反射鏡2と、この反射鏡2を収容する筐体3と、筐体3に装着されるHIDランプ等の高輝度放電灯4(以下、放電灯と略記する)と、を備えている。また、筐体3には、アーム部6及びソケット部5を介して安定器7が取り付けられている。
ソケット部5は、筐体3に設けられた孔部34(又は33)、さらには、反射鏡2の孔部24(又は23)を挿通して反射鏡2内に臨み、放電灯4の口金を装着可能としている。なお、本明細書では、このように放電灯4が、筐体3の孔部34(又は33)及び反射鏡2の孔部24(又は23)を挿通させたソケット部5を介して筐体3に装着されることを、放電灯4が反射鏡2の孔部24(又は23)を挿通して筐体3に装着される、と略記している。
反射鏡2は、開放縁21と、この開放縁21の中心に直交する中心軸を回転軸とする断面略放物線形状の反射面22とを有する。反射鏡2には、放電灯4(ソケット部5)が挿通される孔部23,24が設けられている。孔部23は、前記中心軸を法線とする箇所に設けられたものであり、孔部24は、前記中心軸と交差する軸を法線とする箇所に設けられたものである。なお、反射鏡2の反射面22の表面に凹凸形状があることで、散光効果が得られ、照射面の均斉度が上がる。
筐体3は、反射鏡2を固定し、保護するに必要な強度を持つ、樹脂、金属などの加工性が良い材料が好ましい。筐体3には、反射鏡2と同様に、孔部が、中心軸を法線とする箇所(33)と、中心軸と交差する軸を法線とする箇所(34)と、に設けられている。また、図3に示すように、筐体3の側面には、アーム連結用突部31が設けられ、この突部31には穴35が設けられていて、この穴35にアーム部6の端部が結合されるようになっている。アーム部6は、筐体3と安定器7を結合するもので、樹脂・金属などの部材で成り、図3に示した連結構造の場合、アーム部6を押し曲げる必要があるので、伸縮性を持つことが望ましい。
放電灯4は、透光性を有するセラミック製の容器内部に形成されている放電空間に一対の電極部が保持されるとともに、放電空間に希ガス及びハロゲン化物が封入された発光管を備えた、所謂セラミックメタルハライドランプを用いる。安定器7は、交流電源からの電圧・電流を照明光源に適した値に変換するものである。
この種の放電灯4は、発光により発光管内に沈殿物が発生し、照射光に影響を及ぼすことがあることから、鉛直方向に固定して設置して、その影響を少なくすることが望ましい。そこで、図1に示されるように、反射鏡2の中心軸が略水平に据付けられる場合には、放電灯4を反射鏡2の孔部24に挿通させることで、放電灯4の長手方向を略鉛直にした状態で使用することができる。
ここで、図5及び図6を参照して、放電灯4の配光曲線について説明する。図5は放電灯4の構成を示し、図6は放電灯4が鉛直配置状態での縦断面での配光曲線を示す。図5に示されるように、放電灯4は、発光管41と、その周囲の内外二重管42と、口金43を有し、発光管41の上下に電極がある。発光管41の発光部から出射される光のうち、電極付近を通過して外部に照射される光線は、その電極が影となり光束が少なくなる。このため、配光曲線は、図6に示されるように、上方及び下方(Aで示す)の光度が弱い。
従って、本実施形態のように、放電灯4を鉛直方向に設置した状態で使用すれば、沈殿物を電極付近に集めることができ、電極付近を通過して外部に照射される光束が少ないことから、沈殿物を介して外部に出射される黄色みを帯びた光束も少なくなる。その結果、照射面に色むらが発生しなくなる。
図4(a)(b)は、本実施形態の照明器具1において反射鏡2の据付け方向が回転された場合を示す。図4(a)は上述した図1と同じ状態、すなわち、反射鏡2の中心軸が略水平に据付けられる場合であり、図4(b)は反射鏡2の中心軸が略垂直に据付けられる場合を示す。図4(b)では、放電灯4(ソケット部5)を、反射鏡2の孔部23、筐体3の孔部33に挿通させることで、放電灯4の長手方向を略鉛直にしたまま使用することができる。このように、反射鏡2の据付け方向に係わらず、放電灯4の設置方向は鉛直方向とすることができ、コンパーチブルなものとなる。なお、アーム連結用突部31の穴は、図4(a)(b)のいずれでもアーム部6を結合できるように複数位置に設けられていて、適宜にアーム部6の連結位置を変更する。
図7は、本実施形態の照明器具1に使用される補助反射部材8,9を示す。反射鏡2及び筐体3の設置方向によって、放電灯4が挿通されていない孔部が常に存在する。この孔部から光が漏れ出し、グレアとなり、又は器具の動作効率が低下してしまう。補助反射部材8,9は、これらを防ぐためのもので、孔部に収まり孔部を隙間なく塞ぐ反射部材である。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る照明器具1について図8及び図9を参照して説明する。これらの図に示されるように、本実施形態の照明器具1においては、反射鏡2及び筐体3に、これらを回転し得るように、放電灯4(ソケット部5)が挿通される連続した長い孔部37が設けられている。孔部37は、反射鏡2の中心軸を法線とする箇所と、中心軸と直交する軸を法線とする箇所とが連続する長孔として設けられている。さらに、アーム部6は、筐体3が回転自在となるように、片持ちにて筐体3とソケット部5とを連結し、アーム部6の筐体3との結合部には、筐体3を回転自在とする機構を備えている。これらの構成により、反射鏡2及び筐体3が回転自在となる。
本実施形態においては、反射鏡2が回転自在であるため、簡単に光照射方向を変えることができる。また、反射鏡2を任意の角度に回転させても、放電灯4の長手方向を略鉛直にしたまま使用することができる。従って、第1の実施形態と同様に、照射面に色むらが発生しなくなる効果が得られる。
本発明は、上記実施形態の構成に限られず、種々の変更が可能であり、例えば、上記実施形態では、筐体3が反射鏡2の背面の全てを覆い収容する形状のものを示したが、背面の全てを覆うことなく、例えば、反射鏡2の開放縁21の一部周囲に沿う枠のような形状であっても構わない。また、アーム部6は必要に応じて用いればよく、また、安定器7の取り付け位置は任意に選択することができる。
本発明の第1の実施形態に係る照明器具において、反射鏡の中心軸が略水平に据付けられる場合の斜視図。 その分解斜視図。 (a)は同照明器具の筐体にあるアーム連結用突部部分の斜視図、(b)は同部分の破断斜視図。 (a)(b)は本実施形態の照明器具において反射鏡の据付け方向が回転された2つの状態を示す斜視図。 照明器具に用いられる高輝度放電灯の構成を示す側面図。 同高輝度放電灯の配光曲線図。 本実施形態の照明器具に使用される補助反射部材を含む斜視図。 (a)は本発明の第2の実施形態に係る照明器具の前方斜視図、(b)はその後方斜視図。 (a)(b)(c)は同上照明器具において反射鏡を回転した状態を示す側断面図。
符号の説明
1 照明器具
2 反射鏡
21 開放縁
22 反射面
23、24 反射鏡2の孔部
3 筐体
4 高輝度放電灯

Claims (2)

  1. 開放縁と、この開放縁の中心に直交する中心軸を回転軸とする反射面とを有する反射鏡と、この反射鏡を収容する筐体と、前記反射鏡に設けられた孔部に挿通させて前記筐体に装着される高輝度放電灯と、を備えた反射鏡付き照明器具であって、
    前記孔部は、前記中心軸を法線とする箇所と、前記中心軸と交差する軸を法線とする箇所とに設けられていることを特徴とする反射鏡付き照明器具。
  2. 前記孔部は、前記中心軸を法線とする箇所と、前記中心軸と交差する軸を法線とする箇所とが連続する長孔として設けられていることを特徴とする請求項1に記載の反射鏡付き照明器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104456212A (zh) * 2014-12-09 2015-03-25 苏州科利亚照明科技有限公司 一种定向照明灯具
KR20180064109A (ko) * 2016-12-05 2018-06-14 양평섭 스포트라이트 조명등

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